JP2006105127A - キャブレータの空気燃料混合気調整装置 - Google Patents

キャブレータの空気燃料混合気調整装置 Download PDF

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Toshimasa Takahashi
トシマサ タカハシ
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Abstract

【課題】燃料流較正設定ニードルの不用意な動き防止する装置を提供する。
【解決手段】回転スロットル弁式キャブレータのボディが、空気燃料混合路と、該空気燃料混合路に通じるスロットル弁チャンバと、燃料流路とを有する。スロットル弁は、該チャンバに回転及び軸方向に可動に収容されて、アイドル位置と拡開位置との間を動いて、該混合路内の空気燃料混合気流を制御する。該キャブレータにねじ挿入保持される挿入弁が、前記燃料流路に通じて、該キャブレータからの燃料の流量を調整する。該挿入弁の工具係合部により、該挿入弁は該ねじに沿って回転し軸方向に動かされ得る。該工具係合部は非円形であって特殊工具だけに対応している。前記挿入弁が、前記スロットル弁に保持され共に動く。前記工具係合部は平坦面を有して略D型である。キャブレータボディは工具係合部が配置されるリセスを有して、該工具係合部への進入を制限する。
【選択図】図14

Description

この発明は、一般的には、エンジンに供給される燃料混合気の空燃比を調整する、キャブレータの空気燃料混合気調整装置に関する。
キャブレータの空気燃料混合気調整用アセンブリは、キャブレータ主ボディ内のボアにねじ込まれたニードル弁体を有している。そのアセンブリ内のボアは、キャブレータ主ボディ内の燃料流路と交叉する。ニードル弁は、先端を有するシャンクと、頭部と、それらの間の外側ねじ部とを有する。そのねじ部はそのボアの相対するねじに係合する。ニードル弁の先端は、燃料流路の環状シート又はオリフィスと軸方向に心が合うように配置される。その先端は、ニードル弁を回転すると、受容ボア内で軸方向に進退して、燃料混合気の空燃比を調整する。シート又はオリフィスに対してその先端が軸方向に進退すると、そのシート又はオリフィスを通る流路の横断面積を増減して、オリフィスを通る燃料量を増減する。ニードル弁体は、キャブレータ主ボディから突出するニードル弁体ねじ頭に係合する、ねじ回し等の工具を使用して回転される。その種のあるアセンブリでは、ニードル弁のそのボア内での意図しない又は不用意な回転を妨げるために、調整防止用キャップがねじ頭に被せられて取りつけられ、又は、付近の構造に止められる。
この形式の燃料混合気調整用アセンブリは、ニードル弁体と対応ボアの各ねじ部の間に、“スロップ”(間隙)がある。それにより、外力が弁体頭部に作用した時等に、又は、エンジン振動の伝達により、その先端がシート又はオリフィス内で軸方向及び/又は径方向に動き得る。その軸方向及び/又は径方向の動きは、その先端回りの有効流路面積の大きさと形状とを変化させ、その流路の変化は最大流路率から20%まで減少でき、それはメーカーにより決められる。燃料流量変化がニードルの"スロップ"により生じて、燃料混合気が過度に濃く又は過度に薄くなり、それにより、排気ガスの規制物質が増し、及び/又は、エンジン性能を悪化する。それ故、ニードルのその間隙を制限することにより、シート又はオリフィスを通る燃料流の不安定さを減らして、排気ガスの規制物質とエンジン性能に良い効果を及ぼす必要がある。
燃料流の不安定さを減らすために、スプリングがニードル弁体とキャブレータの主ボディとの間に組み込まれる。これはニード弁体とその受け孔の嵌合ねじの間に軸方向予荷重を生じて、受け孔内でニードル弁体内における径方向及び/又は軸方向の偏倚量を減少させて、ニードル弁体の意図しない回転を禁止する。
空気燃料混合気調整ニードル弁用安定化システムの他の例が、特許文献1に開示されている。この日本特許出願は、前述のようなキャブレータの空気燃料混合気調整ニードル弁を開示していて、押し板を有し、その押し板は、弾性材料製であり、キャブレータ主ボディの外面に取り付けられる。押し板に孔が設けられ、ニードル弁体のねじ付突出部がその孔を通して組み立てられる。押し板は、ニードル弁体を中央位置に保つことにより、その受け孔内でのニードル弁体の動きを制限する。
特開平9−158783号公報
その日本特許出願に開示されたキャブレータの空気燃料混合気調整用アセンブリは、環状シール部材を有し、そのシール部材は、ニードル弁体のシャンク部と受け孔の間に同軸に設けられて、シャンク部と受け孔の間で圧縮されて、空気が受け孔とニードル弁体の間を通過して燃料流路に流れるのを禁止する。そのシール部材は基本的には、細長いチューブであり、ニードル弁体のシャンク部に押し込んで被せて、受け孔の内側に押し込まれる。その受け孔は組み立てるときに、そのシール部材を挿入可能な形状となっている。キャブレータ内に空気が漏れないようにシールするために、そのシール部材の内外環状面と、ニードル弁体のシャンク部の環状外側面と、そのシール部材を受ける受け孔部の環状内側面との、機械仕上げ精度を厳密にする。
この発明の目的の一つは、燃料流較正設定を使用状態で維持し、不用意な又は意図しないニードル弁体と受け孔との間のニードルの動きを防止する装置を提供することである。
キャブレータの空燃比を調整するための装置が、キャブレータの受け孔に受け入れられるニードル弁体を有し、そのニードル弁体は好ましくは先端付近に介在するシール部材を有し、又、そのニードル弁体は好ましくは頭部付近に介在するリテーナを有する。その受け孔はキャブレータ主ボディ内の燃料流路と交叉する。そのニードル弁体は、その先端と頭部との間に、ねじ部を備えたシャンク部を有する。そのねじは受け孔の対応ねじと係合して、ニードル弁体が回転すると、軸方向に先端をシート又はオリフィスに対して移動して、燃料が通過するそのオリフィスの断面積を増減する。工場でのニードル弁体設定の調整を維持するために、好ましくは、そのニードル弁の頭部が、キャブレータ主ボディのリセスに埋没収容される。又、その頭部は従来とは相違して円形ではなく、ニードル弁体を回転調整するには特別な工具を要する。
好ましくは、略環状のシール部材が、ニードル弁体の先端付近にニードル弁体のシャンクと同心に設けられ、受け孔とシャンクとの間で圧縮されている。好ましくは、略環状のリテーナが、ニードル弁体の頭部付近にニードル弁体のシャンクと同心に設けられ、受け孔とシャンクとの間で圧縮されている。そのリテーナは、ニードル弁体のねじ部を横方向に偏倚させて、受け孔に対応する内側ねじ部と係合させて、ニードル弁体シャンク部と受け孔との心位置を決めて、ニードル弁体がその受け孔内で径方向又は横方向に動くのを禁止する。即ち、そのリテーナは、ニードル弁体の意図しない回転を禁止する。そのリテーナは、ニードル弁体の頭部にかかる外力又はエンジン振動等の要因により、ニードルが軸方向及び径方向に移動するのを止めるので、そのオリフィスによる燃料調量設定が一定に維持される。
本発明の他の様態は、エンジンに供給される燃料混合気の空燃比を調整するための装置を提供する。その装置の主ボディは、リテーナ座と、一対のニードルオリフィスと、該ニードルオリフィスと通じる少なくとも一つの燃料流路と、内部ねじ部を有する一対の受け孔とを具える。各該受け孔は該燃料流路に通じる。一対のニードル弁体が各該受け孔内に収容され、各該ニードル弁体は、先端と外側ねじ部と頭部と、該外側ねじ部と該頭部との間に配置された中間部とを有する。該外側ねじ部は該受け孔の該内側ねじ部と螺合する寸法の主直径を有する。リテーナが一対の開口を有し、各該開口の直径は該中間部の各一つと摩擦ばめされる寸法であり、該先端を該ニードルオリフィスに対して移動を禁止して該ニードル弁体を所定位置に保つ。
本発明の更に他の様態では、回転スロットル弁式キャブレータのボディが、空気燃料混合路と、該空気燃料混合路に通じるスロットル弁チャンバと、該空気燃料混合路を燃料供給源に通じる燃料流路とを有する。スロットル弁が設けられ、該スロットル弁は、該スロットル弁チャンバに回転及び軸方向に可動に収容されて、アイドル位置と拡開位置との間を動いて、該空気燃料混合路内の空気燃料混合気流を制御する。該キャブレータにねじ挿入保持される挿入弁が設けられ、該挿入弁は前記燃料流路に通じて、該スロットル弁の少なくとも一つの位置で、該キャブレータからの燃料の流量を調整し、該弁の工具係合部により、該挿入弁は該ねじに沿って回転し軸方向に動かされ、該工具係合部は非円形であって特殊工具だけに対応している。前記挿入弁が、前記スロットル弁と共に動くように前記スロットル弁に保持されている。前記工具係合部が平坦面を有して略D型である。前記スロットル弁は工具係合部が配置されるリセスを有して、該工具係合部への進入を制限する。
この発明の目的・特徴・優位性は、燃料流較正設定を使用状態で維持し、不用意な又は意図しないニードル弁体と受け孔との間のニードルの動きを防止するアセンブリを提供して、短い、減量した、より安価なニードル弁体の使用を可能にし、ニードル弁体の振動影響を減らし、ニードル弁体の好ましくない調整を禁止し、ニードル弁体と受け孔との間を更にシールして、燃料混合気の適切な空燃比を維持し、ニードル弁体を製作するための必要な機械仕上げの複雑さを減らし、ニードル弁体の製作コストを減らし、ニードル弁体と受け孔の偏心を減らし、そのアセンブリの製作と組み立ての容易性と効率を改善することを含む。
この発明のこれら及び他の目的・特徴・優位性は、以下の好適実施例及び最適様態、請求項の記載、添付図により明らかにされる。
図1、2はこの発明を具現するアセンブリ10を図示し、そのアセンブリはキャブレータ11により燃料混合気の空燃比を調整する。アセンブリ10はキャブレータの主ボディ14に形成された受け孔12と、ニードル弁体18とを有し、そのニードル弁体18の先端22は受け孔12内に同軸に支持されて、作動中に、先端22はオリフィス34に対して軸方向に心が合うように配置されている。先端22は、受け孔12内でニードル弁体18を回転すると、軸方向に進退可能である。オリフィス34に対する先端22の軸方向の動きは、オリフィス34の有効流路面積を変えて、燃料混合気の空燃比を調整する。
キャブレータ11は、ダイヤフラム式キャブレータでも、フロートボール式キャブレータ、又は他の形式のキャブレータでも良く、ニードル弁を使用して、キャブレータにより供給される燃料混合気の空燃比を調整する。主ボディ14は第一燃料流路16と第二燃料流路17とを有し、オリフィス34が第一燃料流路16、第二燃料流路17間の流路となる。受け孔12は第一燃料流路16と交叉して、燃料混合気が、先端22の周りを流れて、オリフィス34を通って第二燃料流路17に流れる。その後、燃料混合気は第二燃料流路17から空気燃料混合通路19に流れる。
主ボディ14はリセス66を設けた延出ボス65を有し、そのリセスはオリフィス34と反対側の端で開いている。リセス66はリテーナ座52に移行し、リテーナ座52は、好ましくは、リセス66からくびれている。受け孔12は内側ねじ部32を有し、その内側ねじ部32は、好ましくは、リテーナ座52からくびれている。シールシート25が内側ねじ部32とオリフィス34との間に形成される。
ニードル弁体18はシャンク24を有し、シャンク24の一体の先端先端22と頭部28の間にねじ部20が設けられ、ねじ部20は、組み付けられると受け孔12の内側ねじ部32と互いに螺合する。中間部26が一体に頭部28とねじ部20との間に設けられる。又、頭部28のフランジ30の近くに肩部56が形成される。
ニードル弁体18の頭部28の少なくとも一部は非円形であり、ここでは略D形である。頭部28は平坦面54を有し、その平坦面54は軸方向に、ニードル弁体18の一端からフランジ30迄延びている。非円形頭部28は特別工具60(通常はキャブレータの最終ユーザーには持たせない)が、図7、8に見られるように、頭部28に嵌合して、ニードル弁体18を受け孔12内で回転調整する。特別工具が必要なので、ニードル弁体18が最終ユーザーにより工場設定から調整されないことを確実にする。その工場設定は、政府規則による環境上の標準と規制を満足し、及び/又は、エンジン運転性能の悪化を避けるようになっている。
図7、8に見られるように、略D形の頭部28に嵌合する特別工具60は、ソケット62を有し、ソケット62の外形リセス66内に嵌る寸法である。ソケット62の収容部64は略D形空洞であり、頭部28に嵌合し、頭部28それより少し大きい寸法である。これによりソケット62が頭部28に被さって嵌合して、頭部28を回転してニードル弁体18を必要な設定に調整する。
頭部28の略D形による防護を超えて、ニードル弁体18が好ましい工場設定から調整されるのを更に妨げるために、組み立て時に、好ましくは、頭部28は主ボディ14のリセス66内に埋没収容される。リセス66の内径と軸方向深さは、容易に入手可能な工具(ニードル頭部用プライヤー)がニードル弁体18の頭部28と嵌合しないようにして、特別工具60を使用しないで、誰かが不用意にニードル弁体18の工場設定を変更しないようにする。このように、ニードル弁体18の工場設定を不用意に変えないようにするために、付加的部材が不要である。ニードル弁体18の設定を不用意に変えることを防いで、EPA又は他の政府機関の排出物基準を満足し、及び/又は、エンジンの適正な運転のために工場設定を確実に維持することを促進する。
環状シール36は、ニードル弁体18のシャンク24上に同心に配置される。環状シール36は、図5、6に明瞭に図示されているように、受け孔12とニードル弁体18のシャンク24との間に圧縮されている。これにより、先端22をオリフィス34に対して安定させ、その周囲の空気がニードル弁体18と受け孔12との間を通って第二燃料流路17に入らないようにする。従って、環状シール36は燃料混合気の必要な空燃比を維持させ、エンジンの運転性能を改善し、排気物質を減らす。
環状シール36は略円錐台形であり、一体に形成された環状拡大・圧縮部38、40を有する。拡大・圧縮部38、40は互いに環状シール36の軸方向に反対端付近に形成されて、ニードル弁体18と受け孔12とに各々係合する形状である。拡大・圧縮部38、40は、ニードル弁体18と受け孔12との間をシールする形状であり、ニードル弁体18、受け孔12、又は環状シール36の係合面の精密な機械的精度を要しない。拡大・圧縮部38、40は、ニードル弁体18のシャンク24と受け孔12との間にあり得る心のずれ又は偏心を補償するように構成されている。このように、ニードル弁体18が受け孔12内で偏心して位置していても、ニードル弁体18と受け孔12と間の有効なシールが拡大・圧縮部38、40により維持される。
図6に明瞭に図示したように、環状シール36の拡大部38は、環状シール36の軸方向内側端に配置される。拡大部38の環状内側接触域42は、ニードル弁体18のシャンク24の周りに装着されると、径方向外側に少し拡大するように構成されている。
圧縮部40は、前述の内側端とは反対に、環状シール36の軸方向外側端に位置している。圧縮部40は、受け孔12内でシールされたときに、径方向内側に圧縮されるように構成された環状外側接触域44を有する。好ましくは、外側接触域44は、拡大部38の環状内側接触域42より大きい。これにより、ニードル弁体18のシャンク24が受け孔12から戻されて抜けたときに、環状シール36がそこに留まる。シャンク24と環状シール36の拡大部38との間の係合量は、較正されて、ニードル弁体18がシャンク24に過度に引かれないようにする。好ましくは、環状シール36はアセタルなどの熱可塑性ポリマーで形成されるが、ゴム又は金属等の他の適切な材料製でも良い。
リテーナ46は、ここではO−リングを使用しているが、中間部26とリテーナ座52との間で、ニードル弁体18の周りに同心に配置される。好ましくは、O−リング46は中間部26の周りに配置され、組み立て時に、リテーナ46と中間部26との間の止まり又は摩擦ばめにより、内側環状接触域48が少し広がるようになっている。組み立てられると、ねじ部20と、頭部28のフランジ30とにより形成される肩部とは、ニードル弁体18の中間部26上にリテーナ46を維持する。
リテーナ46は外側環状接触域50を有し、その接触域は、リテーナ46がリテーナ座52内に座する時に、少し圧縮されるように形成されている。それゆえ、リテーナ46は、ニードル弁体18の中間部26とリテーナ座52との間に径方向に圧縮される。好ましくは、リテーナ座52は、内側ねじ部32よりも大きい直径を有する。リテーナ46は、ニードル弁体18の中間部26と受け孔12のリテーナ座52との間で圧縮されている時は、ニードル弁体18のねじ部20を受け孔12の内側ねじ部32に摩擦係合するように偏倚させる。リテーナ46及びねじ部20、32の摩擦係合は、ニードル弁体18が受け孔12内で心がずれるのを防止して、従って、空燃比と、先端22のまわりを通りオリフィス34を通って流れる燃料混合気の流れを適切に保つ。加えて、リテーナ46とねじ部20、内側ねじ部32との間の摩擦係合は、例えばエンジン振動等の要因による、受け孔12内で、ニードル弁体18の不用意な回転又は調整を禁止する。ある好適実施例では、リテーナ46により、ニードル弁体18の長さを減らすことができて、その重量を減らすことを促進する。又、その図示した実施例では、スプリングを要せずに、ニードル弁体18と受け孔12との間に予荷重を掛けることができる。
更に、付加的なシールを設けて、周囲空気がニードル弁体18のねじ部を通って第二燃料流路17内に漏れて、燃料混合気の好ましい空燃比に悪影響がないようにするために、リテーナ46が、ニードル弁体18の中間部26と受け孔12のリテーナ座52との間で止まり圧縮ばめされる。これを実現するために、内側・外側環状接触域48、50の各々が、中間部26とリテーナ座52の各々と止まり圧縮ばめされる。好ましくは、リテーナ46はアセタルなどの熱可塑性プラスチック製であり、しかし、例えばプラスチックポリマー、エラストマー、熱硬化性ポリマー、ゴム、金属などの他の適切な材料製でも良い。
図9〜13には、本発明の現在好適な別の実施例が図示され、前述の実施例と同様の構成用件には、100を加えた参照符号を使用している。図9は本発明の装置110を図示し、キャブレータ111により供給される燃料混合気の空燃比を調整する。装置110は一対の受け孔112と一対のニードル弁体118を有する。受け孔112はキャブレータ111の主ボディ114に形成されている。ニードル弁体118は受け孔112内に同心に支持された先端122を有して、作動時に、一対のシート又はオリフィス134に対して軸方向に心が合うように配置される。先端122は、受け孔112内でニードル弁体118を回転することにより軸方向に進退可能である。この先端122のオリフィス134に対する軸方向動作は、オリフィス134の有効流路面積を変えて、燃料混合気の空燃比を調節する。好ましくは、要すれば、ニードル弁体118は各々独立に調整可能である。
図11を説明すると、主ボディ114は一対の第一燃料流路116と一対の第二燃料流路117とを有する。燃料流路116、117の間にオリフィス134が形成されている。受け孔112は第一燃料流路116に通じて、燃料混合気が先端122の周りを過ぎオリフィス134を通り第二燃料流路117に流入する。その後、燃料混合気は第二燃料流路117から空気燃料混合通路119に流入する。
好ましくは、主ボディ114はボス165を有し、そのボスは第一肩143まで延設されたリセス166を有する。第一補完ボア147は第一肩143から第二肩167に延設されている。第二補完ボア又はリテーナ座152は、軸内側方向に、第二肩167から受け孔112の方に、延設されている。受け孔112は一対の内側ねじ部132を有し、そのねじ部は好ましくはリテーナ座152から減径又はくびれている。図14に明瞭に図示したように、一対のシール又はブッシュ座125が、内側ねじ部132とオリフィス134との間に形成されている。好ましくは、ブッシュ座125は内側ねじ部132から減径されて、内側ねじ部132とブッシュ座125との間にシート肩133を提供する。
この実施例では、好ましくは、一対のニードル弁体118は構造が互いに略同一であり、従って、特別に記載していない場合は、一つのニードル弁体だけを詳細にここでは説明する。ニードル弁体118は、先端122から略軸方向に延設されたシャンク124と、頭部128と、先端122と頭部128との間にあるねじ部120とを有する。ねじ部120は先端ねじ123を有し、その主直径(A)は受け孔112の内側ねじ部132の一つと螺合する寸法である。
ニードル弁体118は頭部128とねじ部120との間に一体に設けられている。中間部126はねじ部120の主直径(A)より大きい直径を有し、要すれば、主直径(B)と谷径(B’)を有する外側ねじ127を有する。外側ねじ127はねじ部120側の先端ねじ129を有し、要すれば、先端ねじ129は先端ねじ123から一定距離X(図11(A))離れている。
好ましくは、ニードル弁体118の頭部128は主ボディ114のリセス166内に全体が収容され、第一実施例で説明したように構成されているので、ここではこれ以上詳細に言及しない。
一対の環状シール又はブッシュ136が、ニードル弁体118のシャンク124に対面して同心に配置される。好ましくは、ブッシュ136は、ブッシュ座125とニードル弁体118のシャンク124との間で圧縮される。ブッシュ136は、オリフィス134に対して、先端122を適切径方向位置に安定させることに寄与し、又、周囲の空気がニードル弁体118と受け孔112との間を通って、第二燃料流路117への侵入を妨げる。ブッシュ136は又、意図しない燃料がニードル弁体118と受け孔112との間を通過して第二燃料流路117に流入しないようにする。故に、ブッシュ136は、燃料混合気が必要空燃比を維持するのに寄与して、エンジンの運転性能を改善し、排出物質を減らす。
一対のブッシュ136は構造が略同じであり、特別の記載以外はその一つだけを詳細に説明する。図11、13に示すように、好ましくは、ブッシュ136は内側接触域又はボア142と環状外側接触域144とを有する。ボア142は、シャンク124に摩擦嵌合する寸法である。外側接触域144はブッシュ座125と摩擦嵌合する寸法である。故に、内側接触域142は、シャンク124に嵌められる時、少し広がる。一方、外側接触域144は、ブッシュ座125内に係合されるときに、径方向内側に圧縮されるように構成されている。ニードル弁体118のシャンク124が受け孔112から後退した時に、中間部126が残るように、好ましくは、シャンク124とブッシュ136の内側接触域142との間の摩擦力の大きさは、シャンク124とブッシュ136との間の過度の抗力を避けるように決められる。従って、好ましくは、内側接触域142のシャンク124への摩擦嵌合力よりも、外側接触域144のブッシュ座125への摩擦係合力の方が大きい。
ブッシュ136がブッシュ座125内で適切な軸方向位置に配置されるように、図14に明瞭に示したように、ブッシュ136は、好ましくは、外側接触域144から径方向外側に延設されたフランジ145を有して、シート肩133と当接する。従って、ブッシュ136がブッシュ座125内に挿入される程度は、フランジ145とシート肩133との係合により制限される。ブッシュ136は、好ましくは、アセタルのような熱可塑性ポリマーで形成される。しかし、例えば金属等の適切な材料製でも良い。
リテーナ146は、好ましくは、アセタルのような熱可塑性ポリマーで形成される。しかし、プラスチックポリマー、エラストマー、加熱成形ポリマー、ゴム、金属等でも良い。リテーナ146は一対のハウジング155(図12)を有し、各ハウジングは、環状内側域又は開口148を有し、その開口の直径(C)はニードル弁体118の中間部126に摩擦ばめされる寸法である。それ故、中間部126が開口148に螺合する前では、ニードル弁体118の中間部126の主直径(B)は要すれば直径(C)より大きく、好ましくは、谷直径(B’)は直径(C)と等しいか大きい。リテーナ146は一体に形成されて、ハウジング155は中央連結部149により互いに繋がれている。リテーナ146は外側接触面150を有し、好ましくは、外側接触面150はリテーナ座152内に摩擦ばめされる寸法である。外側接触面150は、好ましくは、リテーナ146がリテーナ座152内に座する時に、径方向内側に圧縮される。要すれば、リテーナ146がリテーナ座152内に軸方向に位置決めされるために、リテーナ146はフランジ151を有する。フランジ151は、外側接触面150から径方向外側に延設されて、フランジの面169が第二肩167と当接する。更に、リテーナ146をリテーナ座152内に維持されるように、径方向内側に突出した突起173が、好ましくは、第一肩143内に形成される。その突起は例えば、絞り、かしめ、ピーニングにより形成される。突起173は第一肩材を径方向内側に塑性変形して形成され、リテーナ146のフランジ151と摩擦係合する。
組立てられると、ブッシュ136は、ブッシュ座125内で摩擦ばめで押圧され、フランジ145がシート肩133に当接する。又は、ブッシュ136はニードル弁体118のシャンク124上に配置されて、ニードル弁体118を受け孔112に挿入すると、ブッシュ136が自動的に取付けられるようにしても良い。
リテーナ146はリセス166内に挿入されて、リテーナ座152に押しつけられて、フランジ151の面169が第二肩167と当接する。リテーナ146の外側接触面150とリテーナ146との間の摩擦ばめは、リテーナ146を所定位置に保ち寄与するが、好ましくは、突起173が第一肩143内に絞り等で形成されて、リテーナ146が所定位置に維持される。
リテーナ146はリテーナ座152に組み付けられ、ニードル弁体118が受け孔112に挿入される。ニードル弁体が受け孔112内に挿入される時に、ねじ部120の先端ねじ123が主ボディ114内の内側ねじ部132に係合し、その後、中間部126の先端ねじ129がリテーナ146内の開口148に係合する。これにより、リテーナ146のねじ部120と主ボディ114内の内側ねじ部132を精緻に係合させる複雑性を無くす。逆に、ねじ部120が主ボディ114と係合する前に、外側ねじ127がリテーナ146に係合ようにすると複雑になる。この実施例では、先端ねじ123、129の間に間隔(X)があるので、上記の構成となっている。
中間部126はリテーナ146(図11(A))内の開口148に螺合するので、外側ねじ127は開口148内への自己タップねじ175となる。これは、主直径(B)又は谷直径(B’)が直径(C)より大きいことに依る。
リテーナ146は、ニードル弁体118の中間部126と受け孔112のリテーナ座152との間で圧縮されている間、ニードル弁体118が受け孔112内での心ずれを防止するように作用して、燃料混合気の空燃比と、先端122の周りからオリフィス134を通る流れとを安定させる。リテーナ146と外側ねじ127との間の螺合により生じる摩擦力は、受け孔112内でニードル弁体118の、エンジンの振動等の要因による悪影響のある回転又は調整を禁じる。それ故、リテーナ146は、ニードル弁体118と受け孔112との間の予荷重を与えるスプリングなどの回転禁止機構を不要にする。更に、ブッシュ136により形成されるシールに加えて、リテーナ146は、ニードル弁体118と受け孔112との間で付加シールを提供して、第一実施例で説明したと同様に、周囲の空気がニードル弁体118の外側ねじ127から第二燃料流路117内に漏れるのを防止する。
図14〜18に示す別の実施例では、回転スロットル弁式キャブレータ200が燃料調整アセンブリを有し、その単又は複数燃料調整弁が、通常とは相違する好ましくは非円形の頭部を具える。回転スロットル弁式キャブレータ200はストットル弁チャンバ204を形成するボディ202を有し、そのチャンバ内にストットル弁206が回転可能であり、軸方向に滑動可能であって、スロットル拡開及びアイドル位置の間で動くように収容される。ストットル弁206は流路208を有して、スロットル弁が拡開位置の方に動いた時に、流路208が、ボディ202に形成された燃料空気混合路210と次第に心が合うようになり、即ち、好ましくは、ストットル弁チャンバ204と垂直に交叉するようになる。主空気が燃料空気混合路210を通って供給される。燃料は、ボディ202内の燃料調量チャンバ212から、逆止弁214、燃料流路216、主燃料ノズル218を通って供給される。主燃料ノズル218はオリフィス220を有し、そのオリフィスは、ストットル弁チャンバ204に開いていて、燃料空気混合路210と通じている。オリフィス220から排出された燃料は、燃料空気混合路210を通って流れる空気と混合されて、燃料混合気がエンジンに送給されて、エンジンが運転させる。回転スロットル弁式キャブレータの例が、例えば、米国特許第5,709,822号に開示されており、その開示の全部をここで参考資料として引用する。
ストットル弁206はカム222と連動し、そのカムは、スロットル弁206の回転につれて、そのスロットル弁を軸方向に動かす。図14に示すように、スロットル弁206は、好ましくは、カム222を有し、そのカム面は従動部材224と係合する。従動部材224はストットル弁チャンバ204の下側面に配置されて、ストットル弁206を軸方向に動かすように作用する。ストットル弁206は、好ましくは、ニードル(挿入弁)226を有し、そのニードルはストットル弁206と共に、主燃料ノズル218とそのオリフィス220に関して軸方向に動く。図14に明瞭に示すように、ニードル226の一端228は、好ましくは、主燃料ノズル218の開端に滑動可能に収容される。少なくとも、ストットル弁206がそのアイドル位置にある時に、ニードル226はオリフィス220を通る流体流を制限する。ストットル弁206がそのアイドル位置から離れるように回転されると、ニードル226は、軸方向に動いて、ニードル226が主燃料ノズル218から離れる方向に動いて、オリフィス220を通る流体流の制限を緩和する。
ニードル226は、好ましくは、調整可能にストットル弁206により保持されて、ストットル弁206がそのアイドル位置にある時に、オリフィス220に関して、ニードル226の軸方向位置の調整を可能とする。これにより、ストットル弁206がそのアイドル位置にある時に、少なくとも、スロットル弁がアイドル位置から離れる動きのある範囲で、オリフィス220の制限程度が調整可能となり、ニードル226はオリフィス220を通る流体流を調整し制限する。ニードル226の調整を可能とするために、ニードル226は、好ましくは、ねじ部230を有して、ストットル弁206内の対応するねじ付ボア232に収容される。工具係合部236は、好ましくは、頭部234を有し、その頭部は、少なくとも、最初の組立て時、及び/又は、較正時に、アクセスが可能であり、ニードル226の軸方向位置が調整可能である。頭部234は、好ましくは、従来とは異なる特別な形状の工具係合部236を有して、通常の工具ではニードル226を動かせないようにする。これにより最終ユーザーが、回転スロットル弁式キャブレータ200を使用するエンジンからの排出物の状態に影響があるように、ニードル226を動かすのを防止する。ねじ部230は、頭部234の一部として一体に形成されても良く、又は、図14に示すように、ニードル226に連結された別体部品でも良い。
図14〜16に明瞭に示すように、ある現在好適な実施例では、頭部234の工具係合部236は、非円形であり、ここでは略D型であって、その平坦面238が頭部234の一端から基部240に軸方向に延設されている。平坦面238は、好ましくは、ニードル226の軸242に関して約20°〜180°の角度αに渡っていて、図16では、角度αは約80°である。工具係合部236の残りの部分は、部分円等からなり、対応形の工具を受け入れる。
工場での適切な設定からニードル226を調整するのを更に防ぐために、頭部234は、好ましくは、ストットル弁206のリセス244内に完全に収容される。リセス244の内径と軸方向深さは、容易に入手可能な工具(ニードル頭部プライヤー等)がニードル226の頭部234と係合するのを防ぐように決められる。このように、頭部234は、ストットル弁206により、比較的近接して囲まれていて、ニードル226の適用される特別な工具を持たない者が工場設定を変え難くする。このようにニードル226の設定を変えるのを防止することにより、他の付加的な構造がなくても、変更を阻止できる。ニードル弁の位置の変化を防止することは、キャブレータ200がEPA又は他の政府組織により決められた排出物基準に準拠して、エンジン運転に適切な工場設定を維持する。
ストットル弁206のアイドル位置及びそこから離れる位置での燃料流を調整することに加えて、キャブレータの最大燃料流量を制限する弁を設けて、エンジンの高速運転を調整することが望ましい。燃料流路216を通る、従って、主燃料ノズル218とオリフィス220とを通る最大燃料流を調整するために、燃料流路216に通じる高速燃料調量ニードル弁250がボディ202に設けられる。高速燃料調量ニードル弁250は、好ましくは、ボディ202のねじ付ボア254内に収容されるねじ部252を有して、高速燃料調量ニードル弁250の先端256の軸方向の動きを、燃料流路216に対して、許容する。この具体例では、先端256はそれを囲むオリフィス状の燃料流路216を通る燃料流を制限して、燃料流路216を通る燃料の最大流量を制限する。
高速燃料調量ニードル弁250を回転してボディ202に関してそれを軸方向に動かすのを促進して、高速燃料調量ニードル弁250による燃料流の制限量を調整するために、好ましくは、高速燃料調量ニードル弁250は、工具係合部262を具えた頭部260を有する。頭部及び/又は工具係合部262は、好ましくは、特別な形状であり、通常に入手可能な工具が、高速燃料調量ニードル弁250を動かすことができないようにする。これにより、回転スロットル弁式キャブレータ200が使用されるエンジンの性能とその排出物に影響を与えるように、最終ユーザーが高速燃料調量ニードル弁250を動かすのを禁止する。ねじ部252及び/又は頭部260は、高速燃料調量ニードル弁250と一体に形成されても、別体として取り付けられても良い。
図17に明瞭に示すように、頭部260の工具係合部262は、現在好適な例であり、ここでは、略D型であり、その平坦面264は、高速燃料調量ニードル弁250の一端から基部266に軸方向に延設されている。平坦面264は、好ましくは、ニードルの259に関して約20°〜180°の角度βに渡っていて、図17では、角度βは約80°である。頭部260の工具係合部262の残りの部分は、部分円等からなり、対応形の工具を受け入れる。高速燃料調量ニードル弁250の頭部260は、ニードル226の頭部234と同一又は同様な形状でも良く、同じ工具が位置調整に使用され得る。無論、頭部234、頭部260は、要すれば、各々異なった工具を必要としても良い。
適切な工場での設定から高速燃料調量ニードル弁250を調整するのを更に防ぐために、頭部260は、好ましくは、ボディ202のリセス270内に完全に収容される。リセス270の内径と軸方向深さは、容易に入手可能な工具(ニードル頭部プライヤー等等)が高速燃料調量ニードル弁250の頭部260に係合するのを防ぐように決められる。このように、頭部260は、ボディ202により、比較的近接して囲まれていて、高速燃料調量ニードル弁250に適用される特別な工具を持たない者が、工場での設定を変え難くする。このように高速燃料調量ニードル弁250の設定を変えるのを防止することにより、他の付加的な構造がなくても、変更を阻止できる。ニードル弁の位置変化を防止することは、EPA又は他の政府組織により決められた排出物基準に準拠して、エンジン運転に適切な工場設定を維持する。高速燃料調量ニードル弁250の残りの部分は、最初の実施例のニードル弁と同様な又は異なった構造でも良い。
ここでの説明では、現在好適な実施例を図解していて、これは発明を限定することを意図していない。それ故、限定する術語ではなく説明的な術語を使用している。ここで説明した実施例を変形させることが可能なのは明らかである。例えば、ニードル弁体18、ニードル226、高速燃料調量ニードル弁250の頭部はD形に図示されているが、他の特別な形状にして、個々のユーザーが普通工具でニードル弁体の調整をできないようにしても良いことが判る。他の例として、請求項に記載したこの発明の主旨と範囲から離れずに、異なった寸法・形状・配置のシール部材又はリテーナが使用され得る。この発明を、請求項の記載の範囲内で、説明していないものにも適用可能である。
この発明の現在好適な実施例により構成された燃料混合気調整用アセンブリを含むキャブレータの斜視図である。 図1のキャブレータとそのアセンブリの部分横断側面図である。 図1に示すアセンブリのニードル弁体の側面図である。 図3のニードル弁体の端面図である。 図1におけるニードル弁体のシール部材の端面図である。 図5の線6−6に沿った図5のシール部材の横断側面図である。 そのニードル弁体調整用に使用される特別工具の部分横断側面図である。 図7の矢印8−8に沿った図7の頭部を示す端面図である。 キャブレータの部分横断面図であり、本発明の他の現在好適な実施例に従って構成された燃料混合気調整装置を含む。 図9の矢印10に略沿って見た拡大端面図であり、図9の一対のニードル弁体は取り外してある。 図11(A)は、ニードル弁体の一つの部分横断側面図であり、そのニードル弁体は図9のキャブレータの受け孔に挿入されている。図11(B)は、ニードル弁体の一つの部分拡大横断側面図であり、そのニードル弁体は、図9の燃料混合気調整装置のリテーナに初期係合している。 図9の燃料混合気調整装置のリテーナの拡大部分平面図であり、ニードル弁体が挿入される前の状態である。 図11(A)で円で囲んだ領域の拡大部分横断面図である。 回転スロットル弁式キャブレータの断面図であり、燃料混合気調整装置の他の実施例を含んでいる。 図14のキャブレータの平面図である。 図15で円16で囲んだ領域の拡大部分図である。 図14の矢印17に沿って見た拡大部分図である。 燃料調整ニードル弁体の一例を示す側面図であり、その弁体は非円形の頭部を有する。
符号の説明
10、110 アセンブリ(装置)
11、111 キャブレータ
12、112 受け孔
14、114 主ボディ
16、116 第一燃料流路
17、117 第二燃料流路
18、118 ニードル弁体
19、119 空気燃料混合通路
20、120 ねじ部
22、122 先端
24、124 シャンク
25 シールシート
26、126 中間部
28、128 頭部
30 フランジ
32、132 内側ねじ部
34、134 オリフィス
36 環状シール
38 拡大部
40 圧縮部
42、142 内側接触域(ボア)
44、144 外側接触域
46、146 リテーナ
52、152 リテーナ座
56 肩部
60 特別工具
62 ソケット
64 収容部
65 延出ボス
66、166 リセス
123 先端ねじ
125 ブッシュ座
127 外側ねじ
129 先端ねじ
133 シート肩
136 ブッシュ
143 第一肩
145 フランジ
147 第一補完ボア
148 開口
149 中央連結部
150 外側接触面
151 フランジ
155 ハウジング
165 ボス
167 第二肩
169 面
173 突起
175 タップねじ
200 回転スロットル弁式キャブレータ
202 ボディ
204 ストットル弁チャンバ
206 ストットル弁
208 流路
210 燃料空気混合路
212 燃料調量チャンバ
214 逆止弁
216 燃料流路
218 主燃料ノズル
220 オリフィス
222 カム
224 従動部材
226 ニードル(挿入弁)
228 一端
230 ねじ部
232 ねじ付ボア
234 頭部
236 工具係合部
238 平坦面
240 基部
242 軸
244 リセス
250 高速燃料調量ニードル弁
252 ねじ部
254 ねじ付ボア
256 先端
260 頭部
262 工具係合部
264 平坦面
266 基部
268 軸
270 リセス

Claims (10)

  1. 回転スロットル弁式キャブレータであって、
    ボディを具備し、該ボディは、空気燃料混合路と、該空気燃料混合路に通じるスロットル弁チャンバと、該空気燃料混合路を燃料供給源に通じる燃料流路とを有し、
    スロットル弁を具備し、該スロットル弁は、該スロットル弁チャンバに回転及び軸方向に可動に収容されて、アイドル位置と拡開位置との間を動いて、該空気燃料混合路内の空気燃料流を制御し、
    該キャブレータにねじ挿入保持される挿入弁を具備し、該挿入弁は該燃料流路に通じて、該スロットル弁が少なくともある状態にあるときに、該燃料流路の少なくとも一部を通る燃料を制限して、該キャブレータからの燃料流量を調整し、該挿入弁は工具係合部を有し、該挿入弁はねじに沿って回転し軸方向に動かされ、該工具係合部は非円形であって特殊工具だけに対応しているように構成した、ことを特徴とする上記キャブレータ。
  2. 前記挿入弁が、前記スロットル弁と共に動くように前記スロットル弁に保持された請求項1記載のキャブレータ。
  3. 前記流体流路が燃料ノズルを有し、該燃料ノズルのオリフィスを通って、燃料が該ノズルから前記空気燃料混合路に排出され、前記挿入弁は、前記スロットル弁がそのアイドル位置にある時に、該オリフィスを少なくとも部分的に制限する、請求項2記載のキャブレータ。
  4. 前記挿入弁は、前記キャブレータボディにより保持され、前記燃料流路の少なくとも一部を通る最大燃料流を制限する、請求項1記載のキャブレータ。
  5. 前記工具係合部が平坦面を有して略D型である請求項1記載のキャブレータ。
  6. 前記平坦面は、前記挿入弁の軸に対して20°から180°の角度に渡っている、請求項5記載のキャブレータ。
  7. 前記挿入弁が前記スロットル弁と共に動くように前記スロットル弁に調整可能に保持され、
    前記キャブレータは、第二弁を有し、該第二弁は前記キャブレータボディに調整可能に保持されて、前記燃料流路の少なくともある部分を通る最大燃料流を制限し、前記スロットル弁に保持された前記挿入弁と該第二弁との各々が、非円形の工具係合部を有して、該工具係合部により、前記挿入弁と該第二弁の位置が前記燃料流路に関して調整され得る、請求項1記載のキャブレータ。
  8. 前記スロットル弁に保持された前記挿入弁と前記第二弁の各々の前記工具係合部が、同様の形状であって、同じ工具で両方の弁の調整が可能である、請求項7記載のキャブレータ。
  9. 前記スロットル弁は工具係合部が配置されるリセスを有して、該工具係合部への進入を制限する、請求項2記載のキャブレータ。
  10. 前記キャブレータボディは前記工具係合部が配置されるリセスを有して、該工具係合部への進入を制限する、請求項4記載のキャブレータ。
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