JP2006103860A - スプリングバランサー - Google Patents

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    • B25H1/00Work benches; Portable stands or supports for positioning portable tools or work to be operated on thereby
    • B25H1/0021Stands, supports or guiding devices for positioning portable tools or for securing them to the work
    • B25H1/0028Tool balancers

Abstract

【課題】工具の操作時に上方向及び横方向に工具の重量より強い力で引っ張られることがない張力可変型のスプリングバランサーを得ること。
【解決手段】本発明のスプリングバランサー1Aは、バランサーケース10Aと、そのバランサーケースAに内蔵され、かつ工具吊り下げワイヤロープ40が巻き付けられる、直径が大きい第1部分円錐形ドラム31Aと直径が小さい第2部分円錐形ドラム32Aとからなり、両者間に平面段部33が形成されている回転自在な円錐体形のドラム30Aと、そのドラム30Aの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープ40と、ドラム30Aをワイヤロープ40の巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばね20とを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品組立ラインなどにおいて、作業用機器や工具(以下、単に「工具」と記す)を吊り下げるために使用されるスプリングバランサーに関するものである。
スプリングバランサーは、周知のように、電動ドライバーなどの工具を吊り下げたワイヤロープを巻回したドラムに、渦巻きばねでバランス用回転力を与え、前記工具の操作性を良くして作業者の負担を少なくし、作業能率を向上させるために用いられているものである。そのスプリングバランサーの従来技術の一例を図5及び図6を用いて説明する。
図5は従来技術のスプリングバランサーを示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、そして図6は図5に示したスプリングバランサーの一動作を説明するための概念図である。
図5において、符号100は従来技術のスプリングバランサーを指す。このようなスプリングバランサー100は下記の[特許文献1]に開示されている。
このスプリングバランサー100は、バランサーケース10A1と、このバランサーケース10A1の内部に収納されている渦巻きばね102と、この渦巻きばね102に接続され、工具Tを吊り下げるワイヤロープ104と、このワイヤロープ104を巻取る円錐体の一部をなすドラム103とを備えて構成されている。
ドラム103は、一円錐面で形成されており、その円錐面の表面にはワイヤロープ104が巻装される溝103aが螺旋状に形成され、ワイヤロープ104が繰り出されるにしたがって、溝103aのドラム103中心からの距離が大きくなるように形成されている。これによって、渦巻きばね102の張力変化を相殺して吊り下げられた工具Tの重量と渦巻きばね102の張力とのバランスを保っている。従って、ワイヤロープ104が繰り出される長さに関係なく、一定の吊り上げ力が作用する。
なお、渦巻きばね102の張力はドラム103の回転で回転する回転軸105に装著されたウォームギア106に歯合するウォーム107を回転することによって調整可能に構成されている。
ワイヤロープ104の先端には掛止部材108が装着されて、工具Tの上端部を吊り下げるフック109が連結されている。
作業者が工具Tで作業を行おうとする場合は、使用者がその工具Tを掴んで引き出すことができ、その工具Tが一杯に引き出された場合は、ワイヤロープ104はドラム103の溝103aから解かれてドラム103の拡径部で支持されていることになる。この時には、渦巻きばね102はドラム103の回転とともに回転して、渦巻きばね102のばねの張力を吊り下げられた重量との釣合をとって重量バランスをとることとなる。
また、吊った工具Tを使用しない作業時には、吊ってある工具Tが邪魔になるため、スプリングバランサー100の吊り上げ力を工具Tの重量より大きく設定し、作業者が手を離せば、スプリングバランサー100がワイヤロープ104に付けられたストッパーの位置まで巻き上げるようになる。吊った工具Tを使用する時は、作業者が工具Tを下側に手で引っ張るが、工具Tの重量より大きい張力のため、常に上側に工具Tが引っ張られる力が作用する。
特開2002−80191号(第7〜8頁、図14、図15)
しかし、スプリングバランサー100が横方向に自由に移動できない状態では、図6に示したように、工具Tを斜め下方に引っ張る場合があり、横方向にも工具Tが引っ張られる力が作用してしまう。その作用により、工具Tの位置を真っ直ぐにする力が必要で、作業性が非常に悪い。また、工具Tが電動ドライバーの場合は、電動ドライバーが斜めの姿勢のままであると、ビスを斜めに締めてしまうことになり、作業不良を発生させる原因になるなどという課題がある。
本発明は、これらの課題を解決しようとするものであって、工具の操作時に上方向及び横方向に工具の重量より強い力で引っ張られることがない張力可変型のスプリングバランサーを得ることを目的とする。
それ故、請求項1に記載の本発明のスプリングバランサーは、表面が複数の異なる円錐面で形成されている回転自在な円錐体形のドラムと、そのドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、前記部分円錐体形ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねとを備えて構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明のスプリングバランサーは、バランサーケースと、そのバランサーケースに内蔵され、かつ工具吊り下げワイヤロープが巻き付けられる、直径が大きい第1部分円錐形ドラムと直径が小さい第2部分円錐形ドラムとからなり、両者間に段差が形成されている回転自在な円錐体形のドラムと、そのドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、前記ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねとを備えて構成されていることを特徴とする。
そしてまた、請求項3に記載の本発明のスプリングバランサー、バランサーケースと、そのバランサーケースに内蔵され、かつ工具吊り下げワイヤロープが巻き付けられる、円錐角が小さいが円錐面の直径が大きい第1部分円錐体形ドラムと該第1部分円錐形ドラムの円錐角よりも大きい円錐角の直径が小さい第2部分円錐体形ドラムとからなり、第1部分円錐形ドラムと第2部分円錐体形ドラムとの円錐面が連続して合体、形成されている円錐体形のドラムと、そのドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、前記ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねとを備えて構成されていることを特徴とする。
前記ドラムの前記円錐面に、前記工具吊り下げワイヤロープが案内される1本の螺旋状の溝が形成されていることが好ましく、また、前記ドラムの前記円錐面に前記工具吊り下げワイヤロープが案内される1本の螺旋状の溝が形成されていて、前記バランサーケースの表面ケース内面と前記ドラムの表面との間隔が前記工具吊り下げワイヤロープの直径より狭い間隔で前記バランサーケースの表面ケース内面が前記部分円錐体形ドラムの表面に沿って覆っていることが望ましい。
従って、請求項1に記載の本発明のスプリングバランサーによれば、前記ドラムの表面を同一の円錐面でなく異なった複数の円錐面で形成したことにより、工具吊り下げワイヤロープの繰り出される長さによリスプリングバランサーの張力を変化させることができる。
また、請求項2に記載の本発明のスプリングバランサーによれば、前記の張力の変化が得られる他、前記ドラムの前記円錐面の径が不連続であっても、工具吊り下げワイヤロープを繰り出す力を内蔵の渦巻きばねの力以上にすれば、前記ドラムが回転しながら前記工具吊り下げワイヤロープを円滑に繰り出すことができる。前記工具吊り下げワイヤロープを繰り出す力を内蔵の渦巻きばねの力未満にすれば、前記ドラムを回転させながら工具吊り下げワイヤロープを円滑に巻き取り、元の巻き取り状態に収納することができる。
更に、請求項3に記載の本発明のスプリングバランサーによれば、前記張力の変化が得られる他、工具吊り下げワイヤロープをバランサーケース内の前記ドラムからより一層円滑に繰り出すことができ、また、逆に工具吊り下げワイヤロープをバランサーケース内の前記ドラムにより一層円滑に巻き取り、収納することができる。
それ故、本発明のスプリングバランサーによれば、
1.電動ドライバーなどの工具の操作時に上方向及び横方向に工具の重量より強い力で引 っ張られることがなくなり、作業性の向上になる
2.工具の操作時に上方向及び横方向に工具の重量より強い力で引っ張られることがなく なり、工具の斜めによる作業不良を防止することができる
など、数々の優れた効果が得られる。
本発明のスプリングバランサーは、ワイヤロープを巻装する部分円錐体形ドラムの円錐面を同一面ではなく、異なった円錐面で構成し、ワイヤロープの繰り出される長さによリスプリングバランサーの張力を変化させる構造で構成されている。
スプリングバランサーをこのように構成することにより、部分円錐体形ドラムの前記円錐面の径が不連続な部分があっても、工具吊り下げワイヤロープ(以下、単に「ワイヤロープ」と記す)を繰り出す力を内蔵の渦巻きばねの力以上にすれば、部分円錐体形ドラムが回転しながら前記ワイヤロープが円滑に繰り出される。前記ワイヤロープを繰り出す力を内蔵の渦巻きばねの力未満にすれば、前記部分円錐体形ドラムが回転しながら前記ワイヤロープを円滑に収納し、元の巻き取り状態に戻すことができる。
以下、図を用いて、本発明のスプリングバランサーを説明する。
図1は本発明の一実施例のスプリングバランサーを示していて、同図Aはその不使用状態における正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、図2は図1に示したスプリングバランサーのバランサーケースとドラムとの構造を示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、同図Cは同図AのB−B線上における断面図、図3は本発明のスプリングバランサーの動作説明図、そして図4は本発明の第2実施例のスプリングバランサーのドラムを示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、同図Cは同図AのB−B線上における断面図である。
先ず、図1乃至図3を用いて、本発明の第1実施例のスプリングバランサーを説明する。
図1において、符号1は本発明のスプリングバランサーを指す。このスプリングバランサー1Aは張力可変型のもので、その構成、構造は、バランサーケース10A、渦巻きばね20、ドラム30A、ワイヤロープ40、回転軸50、回転止め60、ストッパ70、掛止部材80固定部材90などから構成されている。このスプリングバランサー1Aは固定部材90によリスプリングバランサー1A全体を吊るす構造となっている。
バランサーケース10Aは後記のドラム30Aの表面形状に沿った表面ケース11Aと平面板の裏板12とからなる。両者は結合部13でビス止めされる。そして表面ケース11Aには、符号14で示した扇形の開口部が形成されており、ワイヤロープ40がドラム30Aの中央部から引き出されていても、またドラム30Aの外周部から引き出されていても、そのワイヤロープ40がバランサーケース10に触れることがないようになされている。
このバランサーケース10Aの内部には、渦巻きばね20とドラム30Aとこのドラム30Aに巻き付けられているワイヤロープ40とが収納されている。
ドラム30Aの構造は、図2にも示したように、大径の第1部分円錐体形ドラム31Aとこの第1部分円錐体形ドラム31Aの円錐面とは異なる円錐面で形成された小径の第2部分円錐体形ドラム32Aとが同心円的にあたかも積み重ねられたような一体構造で形成されているもので、それらの間には平面段部33が形成されている。
そして第1部分円錐形ドラム31の円錐面の表面にワイヤロープ40をガイドする螺旋状の溝30aが、第2部分円錐形ドラム32の円錐面の表面には前記螺旋状の溝30aの直径と同一のワイヤロープ40をガイドする螺旋状の溝30bが形成されていて、ワイヤロープ40は平面段部33を跨ぐようにして前記溝30aと前記溝30bにわたって収納される。
また、ドラム30Aの裏面の中央部には渦巻きばね20を収容できる円形凹部34が形成されている。
これら溝30a及び溝30bの直径は第2部分円錐体形ドラム32Aから第1部分円錐体形ドラム31Aに移行するにしたがって大きくなり、それらのドラムの中心からの距離が大きくなるように形成されていることから、このドラム30Aの円錐面に巻装されているワイヤロープ40は第2部分円錐体形ドラム32Aから第1部分円錐体形ドラム31Aへ繰り出されるにしたがって、渦巻きばね20の張力変化を相殺して吊り下げられた重量と渦巻きばね20の張力とを保つことになるが、第2部分円錐体形ドラム32Aの円錐面から第1部分円錐体形ドラム31Aの円錐面へワイヤロープ40が一定長さ繰り出されたとき、溝30bから溝30aへのドラム中心からの距離の変化が大きくなり、以後の繰り出し時の張力が弱くなる。
渦巻きばね20は前記のようにドラム30Aの円形凹部34内に収納されていて、ドラム30Aと回転軸50にそれぞれ両端が固定され、常時、ワイヤロープ40をドラム30Aに巻き取る方向にばね力が働くように組み込まれていて、使用時にワイヤロープ40を引き出す場合は、そのばね力に逆らって引き出すことによりドラム30を回転させ、張力が発生するようになされている。ワイヤロープ40にはストッパ70が付けられ、ワイヤロープ40を繰り出されたままの状態でも静止位置に留めおくことができる。
回転軸50の端面外周部には複数の係合凹部51が形成されており、その回転軸50は回転止め60が係合凹部51に係合することにより回転が止められる。
ワイヤロープ40の先端には掛止部材80が装着され、ここに工具Tを吊す。
次に、図3を用いて、本発明のスプリングバランサー1Aの動作を説明する。
図3は工具Tとして電動ドライバーを本発明のスプリングバランサー1Aで吊って使用する場合の状態を示す。
工具Tを使用しない時は、図3Aに示したように、スプリングバランサー1Aの張力により工具Tは最上端にある。ワイヤロープ40は第2部分円錐体形ドラム32Aと第1部分円錐体形ドラム31Aとに形成されている溝30aを全て埋めるように渦巻きばね102により巻き取られている。スプリングバランサー1Aの張力、即ち、渦巻きばね102のばね力は、工具Tの重量より強い力になっている。
工具Tを使用する時は、同図Aの状態において、作業者が手で工具Tを持って下方向に下げて使用する。同図Bに示したように、工具Tが被加工物Wに到達する前の寸法Aだけワイヤロープ40が繰り出された時、即ち、ワイヤロープ40が第2部分円錐体形ドラム32Aから第1部分円錐体形ドラム31Aに移動する時、スプリングバランサー1Aの張力が変化し、工具Tの重量と同じ、または工具Tの重量より弱くなる。
これにより、スプリングバランサー1Aの張力によりワイヤロープ40が上方向に工具Tの重量より強い力で引っ張られることがなくなり、従って、作業性が向上し、そして工具Tの傾斜による作業不良を防止することができる(同図C)。
同図Dに示したワイヤロープ40の状態は、スプリングバランサー1Aから最大限に引き出されている(その最大長さB)状態であって、この長さBは同図Cに示した、引き出されたワイヤロープ40の長さよりも長い。従って、前記のように同図Cに示した作業状態ではワイヤロープ40の長さにゆとりができており、容易に作業ができることになる。
次に、図4を用いて、本発明の第2実施例のスプリングバランサーを説明する。図4において符号1Bは本発明の第2実施例のスプリングバランサーを指すが、この図においては、スプリングバランサー1Bにおけるバランサーケース10Bとドラム30Bのみを示した。しかし、その他のスプリングバランサーの構成としては実施例1のスプリングバランサー1Aの構成と同一であることを付言しておく。
バランサーケース10Bは後記のドラム30Bの表面形状に沿った表面ケース11Bと平面板の裏板12とからなる。両者は結合部13でビス止めされる。そして表面ケース11Bには、符号14で示した扇形の開口部が形成されており、ワイヤロープ40がドラム30Bの中央部から引き出されていても、またドラム30Bの外周部から引き出されていても、そのワイヤロープ40がバランサーケース10に触れることがないようになされている。
前記の第1実施例のドラム30Aにおいては、第1部分円錐体形ドラム31Aと第2部分円錐体形ドラム32Aとの間に平面段部33を形成したが、第2実施例のスプリングバランサー1Bにおいては、この平面段部33を無くし、円錐角が小さいが円錐面の直径が大きい第1部分円錐体形ドラム31Bと、この第1部分円錐形ドラム31Bの円錐角よりも大きい円錐角の直径が小さい第2部分円錐体形ドラム32Bとからなり、第1部分円錐形ドラム31Bと第2部分円錐体形ドラム32Bとの円錐面が連続して形成された構造のドラム30Bを備え、そしてそのドラム30Bの表面にワイヤロープ40をガイドし、納める1本の螺旋状の溝30cが形成されている。
このようにドラム30Bを形成することにより、第1実施例のスプリングバランサー1Aの表面ケース11Aと比較して、このドラム30Bの表面を覆うバランサーケース10Bの表面ケース11Bをドラム30Bの表面に沿った形状で形成することができるので、その製作が比較的容易に行え、そしてそのドラム30Bの表面と表面ケース11Bの内面との間隔をワイヤロープ40の直径よりも狭くして覆った場合、この表面ケース11Bはドラム30Bの溝30cからワイヤロープ40が脱落しないようにでき、第1実施例のスプリングバランサー1Aよりも、ワイヤロープ40をドラム30Bからより円滑に引き出すことができ、またワイヤロープ40をドラム30Bにより一層円滑に収納することができる。
以上のようにスプリングバランサー1Bを構成することにより、このスプリングバランサー1Bの最初の繰り出し時の張力変化は一定でなく、繰り出す距離に比例して弱くなり、ワイヤロープ40の繰り出しが大径円錐面の第1部分円錐形ドラム31から繰り出されるようになった時、一定の張力になる。
本発明のスプリングバランサー1A、1Bは、電気メーカ、自動車メーカ、機械メーカなどの製造ラインなどで広く用いることができる。
本発明の第1実施例のスプリングバランサーを示していて、同図Aはその不使用状態における正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図である。 図1に示したスプリングバランサーのバランサーケースとドラムとの構造を示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、同図Cは同図AのB−B線上における断面図である。 本発明のスプリングバランサーの動作説明図である。 本発明の第2実施例のスプリングバランサーのドラムを示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図、同図Cは同図AのB−B線上における断面図である。 従来技術のスプリングバランサーを示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図である。 図5に示したスプリングバランサーの一動作を説明するための概念図である。
符号の説明
1A…本発明の第1実施例のスプリングバランサー、1B…本発明の第2実施例のスプリングバランサー、10A,10B…バランサーケース、11A,11B…表面ケース、12…裏板、14…扇形開口部、20…渦巻きばね、30A,30B…ドラム、30a,30b,30c…螺旋状の溝、31A,31B…第1部分円錐体形ドラム、32A,32B…第2部分円錐体形ドラム、33…平面段部、40…工具吊り下げワイヤロープ(ワイヤロープ)、50…回転軸、51…係合凹部、60…回転止め、70…ストッパ、80…掛止部材、90…固定部材、T…工具、W…被加工物

Claims (5)

  1. 表面が複数の異なる円錐面で形成されている回転自在な円錐体形のドラムと、
    該ドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、
    前記部分円錐体形ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねと
    を備えて構成されていることを特徴とするスプリングバランサー。
  2. バランサーケースと、
    該バランサーケースに内蔵され、かつ工具吊り下げワイヤロープが巻き付けられる、直径が大きい第1部分円錐形ドラムと直径が小さい第2部分円錐形ドラムとからなり、両者間に段差が形成されている回転自在な円錐体形のドラムと、
    該ドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、
    前記ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねと
    を備えて構成されていることを特徴とするスプリングバランサー。
  3. バランサーケースと、
    該バランサーケースに内蔵され、かつ工具吊り下げワイヤロープが巻き付けられる、円錐角が小さいが円錐面の直径が大きい第1部分円錐体形ドラムと該第1部分円錐形ドラムの円錐角よりも大きい円錐角の直径が小さい第2部分円錐体形ドラムとからなり、第1部分円錐形ドラムと第2部分円錐体形ドラムとの円錐面が連続して合体、形成されている円錐体形のドラムと、
    該ドラムの前記円錐面の表面に螺旋状に巻き付けられた工具吊り下げワイヤロープと、
    前記ドラムをワイヤロープの巻き戻し方向に弾発不勢する渦巻きばねと
    を備えて構成されていることを特徴とするスプリングバランサー。
  4. 前記ドラムの前記円錐面には、前記工具吊り下げワイヤロープが案内される1本の螺旋状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のスプリングバランサー。
  5. 前記ドラムの前記円錐面に前記工具吊り下げワイヤロープが案内される1本の螺旋状の溝が形成されていて、前記バランサーケースの表面ケース内面と前記ドラムの表面との間隔が前記工具吊り下げワイヤロープの直径より狭い間隔で前記バランサーケースの表面ケース内面が前記部分円錐体形ドラムの表面に沿って覆っていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のスプリングバランサー。
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