JP2006102648A - 郵便物読取区分機 - Google Patents

郵便物読取区分機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006102648A
JP2006102648A JP2004293174A JP2004293174A JP2006102648A JP 2006102648 A JP2006102648 A JP 2006102648A JP 2004293174 A JP2004293174 A JP 2004293174A JP 2004293174 A JP2004293174 A JP 2004293174A JP 2006102648 A JP2006102648 A JP 2006102648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
online
reading
mail
ratio
counting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004293174A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Asahi
一隆 朝日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004293174A priority Critical patent/JP2006102648A/ja
Publication of JP2006102648A publication Critical patent/JP2006102648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 VCSを区分機のオンラインで使用する際、所定の遅延時間内に処理できないでタイムアウトになる郵便物を減らすことができる郵便物読取区分機を提供する。
【解決手段】 読取通数T(S1)、及びこの読取通数Tに対する読取ミス通数M(S3)を計数する。さらに、この読取ミス通数Mに対するオンラインによるVCS処理が間に合わなかったオンラインタイムアウトTOの比であるオンラインタイムアウト通数比TORを求める(S5)。このオンラインタイムアウト通数比TORが許容上限値Rmax以上の場合には取出間隔Pを標準取出間隔SPより取出間隔補正値dPだけ大きくする(S7)。また、オンラインタイムアウト通数比TORが許容下限値Rmin以下の場合には取出間隔Pを標準取出間隔SPより取出間隔補正値dPだけ小さくする(S9)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、郵便物読取区分機が郵便物に記載されている配達区分先を認識できなかった場合にオペレータが当該配達区分先を入力するビデオコーディングシステムをオンラインで使用する際、このオンライン処理に間に合わずにオンラインタイムアウトになる郵便物の通数によって郵便物の取出間隔を変更してオンラインタイムアウトになる郵便物の通数を減らす郵便物読取区分機に関する。
郵便物を区分する郵便物読取区分機では、郵便物の郵便番号あるいは住所を読み取り、この読み取った郵便番号あるいは住所からなる配達区分情報に基づき郵便物を区分処理している。
また、この郵便物読取区分機(以下、区分機と称する)において、郵便物の郵便番号あるいは住所が読み取れなかったとき、当該郵便物の読取画像は、ビデオコーディングシステム(以下、VCSと称する)に送信され、このVCSの蓄積分配装置に蓄積される。この蓄積分配装置は、受信した読取画像をビデオコーディング端末(以下、VCDと称する)に分配する。このVCDを操作するオペレータは、VCDに分配された読取画像を目視しながら郵便番号あるいは住所からなる配達区分情報を入力(打鍵)する。上記区分機は、この入力された配達区分情報によって郵便物を区分処理していた(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、上記VCS処理を区分機のオンライン中に処理するために、郵便物を搬送する搬送路の途中に遅延パスを設け、区分機による処理と捜査員によるVCS処理の同期をとる工夫も行われている。しかしながら、このVCS処理はVCDの台数やオペレータの習熟度によって処理量が一定でないために所定の遅延時間以内で処理できずにオンラインタイムアウトになる郵便物が発生していた。従って、オペレータはこれらオンラインタイムアウトになった郵便物を手区分処理していた。
特開2003−164809号公報(第2頁)
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、VCSを区分機のオンラインで使用する際、所定の遅延時間内に処理できないでオンラインタイムアウトになる郵便物の割合によって郵便物の取出間隔を変更することによりオンラインタイムアウトになる郵便物を減らすことができる郵便物読取区分機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の郵便物読取区分機は、供給された郵便物を所定の取出間隔で取り出して搬送し、前記郵便物に記載されている配達区分先を読取部で読み取った読取画像を、認識部で認識して区分する搬送区分機本体を備えた郵便物読取区分機であって、前記読取部で読み取った前記郵便物の読取通数を計数する第1の計数手段と、前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取ミス通数を計数する第2の計数手段と、前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取画像を1通毎に送信する送信手段と、前記送信手段によって送信された読取画像を受信後、記憶するための記憶装置と、この記憶装置に記憶された前記読取画像の分配を受け、この読取画像を元に前記配達区分情報を打鍵入力するビデオコーデング端末と、このビデオコーディング端末からの打鍵入力が所定時間内に処理されなかったオンラインタイムアウト通数を計数する第3の計数手段と、前記オンンラインタイムアウト通数の、前記第2の計数手段の結果得られた読取ミス通数に対する割合であるオンラインタイムアウト通数比を演算する第1の演算手段と、この第1の演算手段の結果得られたオンラインタイムアウト通数比と第1の所定値とを比較する第1の比較手段と、前記オンラインタイムアウト通数比と第2の所定値とを比較する第2の比較手段と、前記第1の比較手段の結果前記オンラインタイムアウト通数比が前記第1の所定値以上の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を大きくし、前記第2の比較手段の結果前記前記オンラインタイムアウト通数比が前記第2の所定値以下の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を小さくする制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、VCSを区分機のオンラインで使用する際、所定の遅延時間内に処理できないでオンラインタイムアウトになる郵便物の割合によって郵便物の取出間隔を変更することができるのでオンラインタイムアウトになる郵便物を減らすことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1による郵便物読取区分機の構成図である。この郵便物読取区分機は、郵便物Pの配達区分情報(文字情報)を認識して区分する読取区分機本体1、この読取区分機本体1にて配達区分先が認識できなかった郵便物Pの配達区分情報をこの郵便物Pの画像に基づいてオペレータが入力するビデオコーディングシステム(コーディング装置、以下、VCSと称する)2から構成されている。
まず、読取区分機本体1について説明する。図1に示すように、読取区分機本体1は、搬送区分機本体1aを有している。この搬送区分機本体1aには、第1面に配達区分情報としての数字や文字などが書き込まれ、或いは印刷された複数の郵便物Pを、この第1面が同一方向を向くように揃えて立位で収容するとともに、これらの郵便物Pを所定の取出位置へ順次供給する供給部10を備えている。この供給部10には、郵便物Pを主搬送路17に沿って所定の間隔で1通ずつ取り出す取出部(図示しない)が配置されている。
上記供給部10に供給される郵便物Pには、その第1面に配達区分情報に対応した文字のみが記載されたもの以外に、機械コードとして大口の配達区分先に予め決められているカスタマコード、郵便物Pの配達区分先に対応して読取区分機本体1内で決められる局内バーコード、又は認識部15(認識手段)にて配達区分情報の認識が不能となった郵便物Pに付与されるIDコードなどが記載されたものがある。なお、これらの各コードは、バーコード化した情報として郵便物Pの第1面に付与されるものである。
上記供給部10に供給されている郵便物Pは、一定間隔で取り出されて、一定速度で搬送する主搬送路17により一定の搬送間隔(ピッチ)で搬送される。主搬送路17上を搬送される郵便物Pは、機械処理が不可能な異物の場合には排除され、機械処理が可能な郵便物Pの場合にのみ搬送される。
主搬送路17上には、スキャナ部(読取手段)11、IDコード読取部12、バーコードプリンタ部13、及び区分部14が設けられている。上記スキャナ部11は、主搬送路17上の郵便物Pの配達区分情報が記載されている面を読み取り、その読み取った画像を画像バッファ(記憶手段)19に送信する。そして、この画像は配達区分情報を認識する認識部(認識手段)15へ送信される。上記IDコード読取部12は、主搬送路17上を搬送される郵便物Pの第1面にIDコードあるいは機械コードが付与されている場合に、そのIDコード、あるいは機械コードを読み取るものである。
上記バーコードプリンタ部13は、必要に応じて郵便物Pの第1面にIDコード、あるいは機械コードを印刷するものである。これは、認識部15によって配達区分情報が認識できた場合に、その配達区分情報をバーコード化して郵便物上に機械コードを印刷する。また、認識部15によって配達区分情報が認識できなかった場合に、IDコードを印刷するものである。
このバーコードプリンタ部13の郵便物の搬送方向下流側には、主搬送路17上を搬送されてきた郵便物Pが配達区分先に応じて区分される区分部14が設けられている。この区分部14は、複数の段、複数の列に区画された複数の区分ポケットから構成されている。各ポケットは、配達区分先ごとに対応して設定されており、配達区分情報あるいは機械コードに基づいて区分された郵便物Pを各ポケットに順次集積する。また、区分部14には、配達区分先が認識できなかった郵便物Pが集積されるVCS排除ポケット(VCSリジェクト区分箱)が設けられている。このVCS排除ポケットに集積された郵便物Pは、オペレータにより配達区分情報がVCS2にて入力された後に、供給部10に再供給されるようになっている。
また、図1に示すように、上記読取区分機本体1の各部は、制御部16によって制御される。この制御部16には、供給部10,スキャナ部11、IDコード読取部12、バーコードプリンタ部13、区分部14、認識部15、及び画像バッファ19などが接続されている。
スキャナ部11は、郵便物の配達区分情報が記載されている第1面を光学的に読み取った画像を画像バッファ19に送信する。
上記認識部15は、制御部16によって制御されて画像バッファ19に順次記憶された上記画像から配達区分情報となる文字を切り出して文字認識を行い、文字辞書及び住所辞書と比較してマッチング法などによって配達区分情報の認識を行う。この認識可否は、制御部16へ返信されるようになっている。さらに、認識部15は、配達区分情報が認識できなかった場合、読取画像に付帯するOCR情報(付帯情報)、すなわち郵便物の大きさ、文字の大きさ、文字の向き、配達区分情報の表記方法、文字種、認識深度、及びVCS処理が必要な箇所を示す情報からなる画像ヘッダを作成する手段を有する。
次に、VCS2について説明する。図1に示すように、VCS2は、蓄積分配装置20及び複数のビデオコーディング端末(以下、VCDと称する)30A、30B・・・30Nから構成される。
上記蓄積分配装置20は、認識部15で認識できなかった郵便物Pの画像ヘッダ及び読取画像をリジェクトデータ制御部18から受信し、当該郵便物Pの読取画像を認識し、郵便番号エリア候補及び住所エリア候補を検出する。
VCD30A、30B・・・30Nは、蓄積分配装置20から分配される郵便物Pの上記郵便番号エリア候補及び住所エリア候補で示されたエリアの読取画像を表示部33に表示することができる。また、この表示された画像に基づいてオペレータが区分先を示す情報を入力することができる。
上記蓄積分配装置20は、メモリ制御部21、大容量記憶装置22、画像メモリ23、ビデオ分配制御部24、タイミング制御部25、入出力制御部27及び専用認識部28から構成される。
上記メモリ制御部21は、読取区分機本体1(読取装置)から送信される認識できなかった郵便物Pの画像ヘッダ及び読取画像からなる処理データを受信し大容量記憶装置(蓄積手段)22に記憶するものである。
上記大容量記憶装置22は、ハードディスクドライブ(HDD)などで構成され、上記メモリ制御部21の制御に基づいて読取区分機本体1から受信した画像ヘッダ及び読取画像からなる処理データを記憶する。この大容量記憶装置22に記憶された処理データは、メモリ制御部21からの送信要求に応じて画像メモリ23上に読み出される。
専用認識部(検出手段)28は、この大容量記憶装置22に記憶された処理データの読取画像を認識することによって、郵便番号エリア候補及び住所エリア候補を検出する。これらの検出されたエリア候補は、画像ヘッダに付加される。
ここで、上記処理データについて説明する。処理データは上述したように画像ヘッダ及び読取画像を有している。画像ヘッダは、郵便物Pの認識できなかった読取画像に付与した画像ID、郵便番号エリア候補の開始位置・サイズ、住所エリア候補の開始位置・サイズ、読取画像を圧縮して用いる場合はその圧縮パラメータなどを有している。読取画像は上述したように送信効率を上げるために圧縮画像が用いられる場合が多いが圧縮の内容が本発明の主旨とするところではないので詳細な説明は省略し、ここでは読取画像の名称を用いている。
上記ビデオ分配制御部24は、メモリ制御部21及びタイミング制御部25と接続されている。このビデオ分配制御部24は、各VCD30A、30B・・・30Nから送信されてくる分配要求に従って作成される分配要求テーブル(図示しない)の内容に基づいて処理データの送信先(分配先)のVCD30A、30B・・・30Nを判断する。すなわち、ビデオ分配制御部24は、分配要求テーブルによりコーディング(区分先の打鍵入力)可能である。また、処理データの入力待ちとなっているVCD30A、30B・・・30Nに処理データを送信する。
また、各VCD30A、30B・・・30Nで入力されたコーディング情報は、入出力制御部27により受信される。入出力制御部27は、各VCD30A、30B・・・30Nから受信したコーディング情報をタイミング制御部25を介して読取区分機本体1の制御部16に送信する。
上記VCD30A、30B・・・30Nは、制御部31、記憶部32、表示部33及び入力部34などを有している。制御部31は、各VCD30A、30B・・・30Nの全体を制御し、また、蓄積分配装置20からの郵便物Pに対する処理データを受信したり、入力部34による入力結果(コーディング情報)を上記入出力制御部27へ送信する機能を有している。
上記記憶部32は、蓄積分配装置20から供給された郵便物Pの処理データを記憶する。この記憶部32では、現在(先に)コーディング処理中の画像や次にコーディング処理する画像などの複数の処理データを記憶できるようになっている。
次に、図1、図2、図4を参照して取出間隔を制御するフローチャートの説明を行う。ここでの動作は、制御部16によって制御される。スキャナ部11で読取られた読取画像は、画像バッファ19を経て認識部15に送信され、読取通数Tとして計数される(S1)。
上記読取画像は認識部15で配達区分情報が認識できなかった場合(S2のNo)、この読み取れなかった郵便物は、読取ミス通数Mとして計数される(S3)。そして、この読取ミス通数Mの画像ヘッダ及び読取画像は、リジェクトデータ制御部18からVCS2の蓄積分配装置20に送信される(送信手段、S14)。
蓄積分配装置20は、リジェクトデータ制御部から読取画像と画像ヘッダを1通毎に受信し大容量記憶装置(記憶手段)22に記憶する。
次に、後述するVCS処理の結果算出されたオンラインタイムアウト通数TOと、上記読取ミス通数Mから下式(2)を用いてオンラインタイムアウト通数比TORを求める(第1の演算手段、S5)。
R=オンラインタイムアウト通数TO/読取ミス通数M・・・・(1)
R:オンラインタイムアウト通数比
次に、上記オンラインタイムアウト通数比TORと、オンラインタイムアウトの上限値(第1の所定値)Rmaxとを比較する(第1の比較手段、S6)。この比較の結果、オンラインタイムアウト通数比TORが許容上限値(第2の所定値)Rmax以上の場合、標準取出間隔(所定の取出間隔)SPより取出間隔補正値dP大きくした取出間隔Pを算出し(S7)、この算出した取出間隔Pで取り出す。
これは、オンラインタイムアウト通数比TORが許容上限値として設定したRmaxを超えており、オンラインVCSが困難な状態になっていることを示す。従ってこの場合は、取出間隔Pを標準取出間隔SPより遅くすることによってオンラインタイムアウト通数TOを減らす必要がある。この間系を下式(2)〜(4)で示す。なお、実施例では許容最大値Rmaxとして30%の値を設定してある。
R≧Rmax・・・・・・・・・・(2)
Rmax=30%・・・・・・・・(3)
P=SP+dP・・・・・・・・・(4)
R :オンラインタイムアウト通数比
Rmax:許容上限値
P :取出間隔
SP :標準取出間隔
dP :取出間隔補正値
次に、オンラインタイムアウト通数比TORと、Rmaxに満たないが許容下限値Rmin(第2の所定値)と比較する(第2の比較手段、S8)。
次に、この比較の結果、オンラインタイムアウト通数比TORが許容か現地Rmin以下の場合、標準取出間隔SPより取出間隔補正値dP小さくした取出間隔Pを算出し(S9)、この算出した取出間隔で取り出す。
これは、オンラインタイムアウト通数比が許容下限値Rmin以下になっており、オンラインVCS処理通数が少なく、処理待ちが発生する可能性がある状態になっていることを示す。従ってこの場合は、取出間隔Pを標準取出間隔SPより速くすることによって処理量を上げ、最適化することが好適である。この関係を下式(5)〜(7)で示す。なお、実施例では許容下限値Rminとして10%の値を設定してある。
TOR≦Rmin・・・・・・・・・(5)
Rmin=10%・・・・・・・(6)
P=SP―dP・・・・・・・・(7)
TOR :オンラインタイムアウト通数値比
Rmin:許容下限値
P :取出間隔
SP :標準取出間隔
dP :取出間隔補正値
このように実施例1によれば、オンラインタイムアウト通数の割合(オンラインタイムアウト通数比)によって取出間隔が制御されるので、例えば、VCSを区分機のオンラインで使用する際、打鍵者の人数が少なかったり、又は習熟度の低い打鍵者が操作した場合に発生するオンラインタイムアウトになる郵便物を減らすことが出来る。
次に、図4を参照してVCS処理のフローチャートを説明する。図2ステップS5、図3のステップS17に示す取出間隔制御部からのオンラインタイムアウト通数TOは、オペレータによる打鍵処理が間に合わない場合に発生する。以下にその説明を行う。
最初に、リジェクトデータ制御部18から1通毎に受信した画像ヘッダ及び読取画像からなる処理データを元に、当該郵便物の郵便番号エリア候補及び住所エリア候補が検出される。この検出された郵便番号エリア候補及び住所エリア候補は画像ヘッダに付加される。このようにして生成された処理データは、VCD30A、・・30Nからの分配要求に基づいて各VCD30A、・・30Nに送信される。VCD30A、・・30Nでは、表示部に表示された郵便番号エリア及び住所エリアを目視確認して打鍵処理を行う(S30)。
打鍵処理の終わった郵便物は区分機によって区分される。さらに、このVCD処理が所定時間内で終了したかが確認される(S31)。この確認の結果VCD処理が必要な郵便物がさらにある場合には(S32のYes)、この郵便物に対するVCD処理が行われる(S30)。
ステップS31において、VCD処理が所定時間内で終了しなかった場合(S31のNo)は、オンラインタイムアウトになる。このオンラインタイムアウトになった通数(オンラインタイムアウト通数TO)を計数する(S33)。このオンラインタイムアウト通数TOは、図2、図3に示す取出間隔制御処理の中で使用され上述したように取出間隔Pが設定される。
次に、VCD処理が所定時間内で終了しなかった郵便物、すなわちオンラインタイムアウトになった郵便物は、例えば、オペレータによって手作業で区分される(S34)。
次に、実施例2を説明する。実施例2は、図3に示す取出間隔制御方法が実施例1と異なる他は同じであるため、図1、図4も参照しながら図3を主に説明する。ここでの動作は、制御部16によって制御される。スキャナ部11で読取られた読取画像は、画像バッファ19を経て認識部15に送信され、読取通数Tとして計数される(S11)。
上記読取画像は認識部15で配達区分情報が認識できなかった場合(S12のNo)、この読み取れなかった郵便物は、読取ミス通数Mとして計数される(S13)。
次に、この読取ミス通数Mの読取通数Tに対する割合である読取ミス通数比MRを下式(8)を用いて算出する(S14)。
MR=M/T・・・・・・・・・・・・・・(8)
MR:読取ミス通数比
M:読取ミス通数
T:読取通数
実施例では、120秒間隔で発生した読取ミス通数Mを算出して読取ミス通数比MRとしている。その理由は、120秒間隔で読取られる読取通数は、処理量が一定であれば読取通数Tはほぼ一定とみなされるため単位となる時間(120秒)内の読取ミス通数が読取ミス通数比MRとなる。
次に、この読取ミス通数Mの画像ヘッダ及び読取画像は、リジェクトデータ制御部18からVCS2の蓄積分配装置20に送信される(送信手段、S15)。
蓄積分配装置20は、リジェクトデータ制御部から読取画像と画像ヘッダを1通毎に受信し大容量記憶装置(記憶手段)22に記憶する。
次に、上記読取ミス通数比MRと、読取ミス通数比の上限値(第3の所定値)Kとを比較する(S16)。この比較の結果、読取ミス通数比MRが上限値Kに満たない場合は、取出間隔Pは標準取出間隔SPのままとする。実施例では、上記読取ミス通数比MRの上限値Kは、100に設定してある。すなわち、上述したように、120秒間隔で発生した読取ミス通数Mがこの上限値K(=100)と比較される。
一方、読取ミス通数比MRが上限値K以上の場合は、実施例1同様オンラインタイムアウト通数比TORの値によって取出間隔Pが以下で示すように設定される。
すなわち、後述するVCS処理の結果算出されたオンラインタイムアウト通数TOと、上記読取ミス通数Mから下式(9)を用いてオンラインタイムアウト通数比TORを求める(第1の演算手段、S17)。
TOR=TO/M・・・・・・・・(9)
TOR:オンラインタイムアウト通数比
TO:オンラインタイムアウト通数
M:読取ミス通数
次に、上記オンラインタイムアウト通数比TORと、オンラインタイムアウトの上限値(第1の所定値)Rmaxとを比較する(第1の比較手段、S18)。この比較の結果、オンラインタイムアウト通数比TORが許容上限値Rmax以上の場合、標準取出間隔(所定の取出間隔)SPより取出間隔補正値dP大きくした取出間隔Pを算出し(S19)、この算出した取出間隔Pで取り出す。
これは、オンラインタイムアウト通数比TORが許容上限値として設定したRmaxを超えており、オンラインVCSが困難な状態になっていることを示す。従ってこの場合は、取出間隔Pを標準取出間隔SPより遅くすることによってオンラインタイムアウト通数TOを減らす必要がある。この間系を下式(10)〜(12)で示す。なお、本実施例では許容最大値Rmaxとして30%の値を設定してある。
TOR≧Rmax・・・・・・・・(10)
Rmax=30%・・・・・・・・(11)
P=SP+dP・・・・・・・・・(12)
TOR :オンラインタイムアウト通数比
Rmax:許容上限値
P :取出間隔
SP :標準取出間隔
dP :取出間隔補正値
次に、オンラインタイムアウト通数比TORと、Rmaxに満たないが許容下限値Rmin(第2の所定値)と比較する(第2の比較手段、S20)。
次に、この比較の結果、オンラインタイムアウト通数比TORが許容値Rmin以下の場合、標準取出間隔SPより取出間隔補正値dP小さくした取出間隔Pを算出し(S21)、この算出した取出間隔で取り出す。
これは、オンラインタイムアウト通数比TORが許容下限値Rmin以下になっており、オンラインVCS処理通数が少なく、処理待ちが発生する可能性がある状態になっていることを示す。従ってこの場合は、取出間隔Pを標準取出間隔SPより速くすることによって処理量を上げ、最適化することが好適である。この関係を下式(13)〜(15)で示す。なお、実施例では許容下限値Rminとして10%の値を設定してある。
TOR≦Rmin・・・・・・・(13)
Rmin=10%・・・・・・・(14)
P=SP―dP・・・・・・・・(15)
TOR :オンラインタイムアウト通数比
Rmin:許容下限値
P :取出間隔
SP :標準取出間隔
dP :取出間隔補正値
このように実施例2によれば、読取ミス通数の割合(読取ミス通数比)が読取ミス通数上限値以内であれば取出間隔制御が行われないため、例えば、郵便物の処理量が少なく読取ミス通数が少ない場合でもオンライン処理を行うために打鍵者を配置する場合など、打鍵者による相応の手区分処理が可能な場合に有効である。なお、読取ミス通数比が読取ミス通数比の上限値以上となった場合には、実施例1同様オンラインタイムアウト通数の割合(オンラインタイムアウト通数比)によって取出間隔が制御されるので、例えば、VCSを区分機のオンラインで使用する際、打鍵者の人数が少なかったり、又は習熟度の低い打鍵者が操作した場合に発生するオンラインタイムアウトになる郵便物を減らすことが出来る。
本発明の実施例による郵便物読取区分機の構成図である。 実施例1の取出間隔制御を説明するフローチャート。 実施例2の取出間隔制御を説明するフローチャート。 VCS処理を説明するフローチャート。
符号の説明
P 郵便物
1a 搬送区分機本体
10 供給部
11 スキャナ部
12 IDコード読取部
13 バーコードプリンタ部
14 区分部
15 認識部
16 制御部
17 主搬送路
18 リジェクトデータ制御部
19 画像バッファ
2 ビデオコーディングシステム
20 蓄積分配装置
21 メモリ制御部
22 大容量記憶装置
23 画像メモリ
28 専用認識部
30A〜30N ビデオコーディング端末
33 表示部
34 入力部

Claims (2)

  1. 供給された郵便物を所定の取出間隔で取り出して搬送し、前記郵便物に記載されている配達区分先を読取部で読み取った読取画像を、認識部で認識して区分する搬送区分機本体を備えた郵便物読取区分機であって、
    前記読取部で読み取った前記郵便物の読取通数を計数する第1の計数手段と、
    前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取ミス通数を計数する第2の計数手段と、
    前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取画像を1通毎に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された読取画像を受信後、記憶するための記憶装置と、
    この記憶装置に記憶された前記読取画像の分配を受け、この読取画像を元に前記配達区分情報を打鍵入力するビデオコーディング端末と、
    このビデオコーディング端末からの打鍵入力が所定時間内に処理されなかったオンラインタイムアウト通数を計数する第3の計数手段と、
    前記オンンラインタイムアウト通数の、前記第2の計数手段の結果得られた読取ミス通数に対する割合であるオンラインタイムアウト通数比を演算する第1の演算手段と、
    この第1の演算手段の結果得られたオンラインタイムアウト通数比と第1の所定値とを比較する第1の比較手段と、
    前記オンラインタイムアウト通数比と第2の所定値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第1の比較手段の結果前記オンラインタイムアウト通数比が前記第1の所定値以上の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を大きくし、前記第2の比較手段の結果前記前記オンラインタイムアウト通数比が前記第2の所定値以下の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を小さくする制御手段と
    を備えたことを特徴とする郵便物読取区分機。
  2. 供給された郵便物を所定の取出間隔で取り出して搬送し、前記郵便物に記載されている配達区分先を読取部で読み取った読取画像を、認識部で認識して区分する搬送区分機本体を備えた郵便物読取区分機であって、
    前記読取部で読み取った前記郵便物の読取通数を計数する第1の計数手段と、
    前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取ミス通数を計数する第2の計数手段と、
    前記認識部で前記配達区分先が認識できなかった前記郵便物の読取画像を1通毎に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された読取画像を受信後、記憶するための記憶装置と、
    この記憶装置に記憶された前記読取画像の分配を受け、この読取画像を元に前記配達区分情報を打鍵入力するビデオコーディング端末と、
    このビデオコーディング端末からの打鍵入力が所定時間内に処理されなかったオンラインタイムアウト通数を計数する第3の計数手段と、
    オンンラインタイムアウト通数の、前記第2の計数手段の結果得られた読取ミス通数に対する割合であるオンラインタイムアウト通数比を演算する第1の演算手段と、
    この第1の演算手段の結果得られたオンラインタイムアウト通数比と第1の所定値とを比較する第1の比較手段と、
    前記オンラインタイムアウト通数比と第2の所定値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第2の計数手段の結果得られた読取ミス通数の、前記第1の計数手段の結果得られた読取通数に対する割合である読取ミス通数比を演算する第2の演算手段と、
    この第2の演算手段の結果得られた読取ミス通数比と第3の所定値とを比較する第3の比較手段と、
    前記第3の比較手段の結果前記読取ミス通数比が前記第3の所定値以上の場合に、前記第1の比較手段の結果前記オンラインタイムアウト通数比が第1の所定値以上の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を大きくし、又は前記第2の比較手段の結果前記オンラインタイムアウト通数比が前記第2の所定値以下の場合に前記郵便物を取り出す取出間隔を小さくする制御手段と
    を備えたことを特徴とする郵便物読取区分機。
JP2004293174A 2004-10-06 2004-10-06 郵便物読取区分機 Pending JP2006102648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293174A JP2006102648A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 郵便物読取区分機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293174A JP2006102648A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 郵便物読取区分機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006102648A true JP2006102648A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36372947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004293174A Pending JP2006102648A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 郵便物読取区分機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006102648A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108254393A (zh) * 2016-12-27 2018-07-06 合肥美亚光电技术股份有限公司 安检危险品检测装置及安检方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108254393A (zh) * 2016-12-27 2018-07-06 合肥美亚光电技术股份有限公司 安检危险品检测装置及安检方法
CN108254393B (zh) * 2016-12-27 2021-04-27 合肥美亚光电技术股份有限公司 安检危险品检测装置及安检方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010031815A (ko) 우편물의 루팅 정보를 인식하기 위한 방법 및 시스템
JP2007222744A (ja) 宛名読取区分機
JP2006102648A (ja) 郵便物読取区分機
JP2007000698A (ja) 宛先読取装置、郵便物処理装置、および宛先読取方法
JP3715459B2 (ja) 郵便物処理装置及び郵便物処理方法
JP3710866B2 (ja) 郵便物区分装置、郵便物処理システム及び郵便物処理方法
JP3709474B2 (ja) 郵便物区分方法および装置
JPH08101890A (ja) ビデオコーディングシステム
JP4653412B2 (ja) バーコード認識処理装置
JP2005284503A (ja) 紙葉類認識装置
JP3774594B2 (ja) 郵便物処理方法
JP2000288477A (ja) コーディングシステムと郵便物区分システムとコーディング方法
JP2002032711A (ja) 帳票認識装置および帳票認識方法
JP2005138007A (ja) 紙葉類の認識システム
JP2005284502A (ja) ビデオコーディングシステム
JPH07171505A (ja) 郵便物宛名コード読取装置
JP2005288345A (ja) 紙葉類読取区分機
JP2005007315A (ja) 区分機と区分方法
JP2005349261A (ja) ビデオコーディングシステム、ビデオコーディングシステムの優先分配処理方法及び入力維持分配処理方法
JP2004105921A (ja) 紙葉類処理装置
JP2015155077A (ja) 紙葉類区分装置
JP3402303B2 (ja) ビデオコーディング方法およびビデオコーディング装置
JP2007083156A (ja) 郵便物読取区分機及び優先ステッカー処理方法
JP3660405B2 (ja) 区分機、宛名認識装置及び宛名認識方法
JP2007075761A (ja) 区分装置および区分処理方法