JP2004105921A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学式文字読取装置等による宛先情報の誤読による紙葉類の誤区分を低減することのできる紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部12、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部14、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部13、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部17、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部15を備えた紙葉類区分処理装置11と、
前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示部22及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力部23を備えたビデオコーディング装置21を備え、
前記ビデオコーディング装置2は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果に規定数以上一致する場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部12、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部14、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部13、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部17、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部15を備えた紙葉類区分処理装置11と、
前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示部22及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力部23を備えたビデオコーディング装置21を備え、
前記ビデオコーディング装置2は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果に規定数以上一致する場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類処理装置に係り、特に郵便物あるいは荷物に貼付した荷札等の紙葉類に記載した宛先情報を読み取り、読み取った情報をもとに前記紙葉類を区分処理する紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便物等の紙葉類を扱う従来の紙葉類処理装置は、例えば、郵便物上に記載された宛先情報を光学式文字読取装置により読み取り、読み取った宛先情報及び前記宛先情報に対応して予め設定した区分情報をもとに前記郵便物を郵便番号毎あるいは配達区域毎等に区分する。
【0003】
宛先情報を読取ることのできなかった郵便物については、その全体画像をビデオコーディングシステムの表示部に表示し、オペレータがその表示画面を目視しながら宛先情報を打鍵して入力する(ビデオコーディング処理)。この打鍵入力した宛先情報及び前記区分情報をもとに郵便物を区分処理することにより、光学的文字読取装置による宛先情報読取の限界を補うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の紙葉類処理装置においては、光学的に読み取った宛先情報の読取結果が正読であるか、誤読であるかを機械的に判別することはできない。このため前記光学的読み取り結果に基づいて区分処理した後の、例えば人手による道順組立区分等の作業の際に誤区分(誤読)があることが判明することがある。このような場合には再区分等の処理が必要となり、処理が煩雑となる。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、誤読に基づく誤区分を低減することのできる紙葉類処理装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【0007】
宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部を備えた紙葉類区分処理装置と、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示装置及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力装置を備えたビデオコーディング装置を備え、前記ビデオコーディング装置は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果に規定数以上一致する場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる紙葉類処理装置を説明する図である。図において、11は郵便物等の紙葉類を例えば宛先毎に区分処理する紙葉類区分処理装置、21はビデオコーディング装置(VCS)であり、オペレータはVCS21に表示した紙葉類の宛先情報を目視して、読み取った宛先情報を打鍵入力する(ビデオコーディング処理)ことができる。
【0009】
12は紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送り出す供給部12、13は紙葉類表面に印刷または記載した宛先情報、あるいは紙葉類表面に印刷したバーコード等の情報を読み取る読取部、14は紙葉類を一意に識別するための識別情報を印字する印字部であり、前記識別情報は前記供給部12が紙葉類を1枚ずつ搬送路に送り出す際に後述する制御部18が生成する。15は区分部であり、読み取り部13による宛先情報の読み取り結果、あるいはVCS21におけるビデオコーディング処理により得た打鍵結果をもとに前記紙葉類を区分して所定の区分箱に収納する。16はビデオコーディングの対象となった紙葉類から読み取った識別情報、画像情報等を蓄積するための蓄積部、17は判別部であり、ビデオコーディングの対象となった紙葉類の読み取り結果とオペレータの打鍵結果とを比較し、不一致となった場合に前記読み取り結果(誤読結果)とその発生件数を誤読結果の統計情報として蓄積する。18は前述の各部を制御するための制御部である。また、制御部18は前記識別情報を生成すると共にオペレータが打鍵入力した打鍵結果を記録する。
【0010】
22は表示部であり、蓄積部16に蓄積したビデオコーディングの対象となる紙葉類の識別情報、画像情報等を表示する。なお、読み取り部13が郵便番号を読み取った場合は前記表示部22に郵便番号を表示してもよい。23は打鍵部であり、オペレータは前記表示部22に表示した画像情報から宛先情報を読み取り、読み取った宛先情報を打鍵入力する。24は制御部であり、VCS21の各部位を制御する。
【0011】
図2は、紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理前)を説明する図である。まず、紙葉類区分処理装置11は、供給部12に配置された複数枚の紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送出する。このとき、制御部18は前記送出する紙葉類を一意に識別するための識別情報を生成する(ステップ101)。読取部13は、搬送される紙葉類表面を走査して画像情報を生成し、該画像情報をもとに前記紙葉類に印刷または記載された宛先情報を光学式文字読取装置等により読み取る。なお、ここで読取不能となった場合、あるいは予め再入力が設定されている場合は、前記画像情報を光学式文字読取装置等に再入力して宛先情報を再読み取りする(ステップ102)。次いで、ステップ102にて光学式文字読取装置等により宛先情報の読取結果を得ることができたか否かを判別し、読み取り結果を得ることができた場合は、読取結果を制御部18へ送信する(ステップ103)。次いで、過去において紙葉類を区分処理した際に得られた光学式文字読取装置等による読取結果と、そのときのビデオコーディング処理により得られた打鍵結果を比較し、その比較結果が不一致となった読取結果(誤読結果の統計情報)が判別部に蓄積されているか否かを判別し、蓄積されている場合はステップ105に進む(ステップ104)。次いで、ステップ102において得た読み取り結果と前記統計情報を比較し、一致する読み取り結果が存在する場合はステップ106に進む。なお、前記比較処理は、例えば、両情報が完全一致する、先頭からN桁までが一致する、もしくは当該情報を郵便番号部、丁目、番地、号などの階層に分割した場合に先頭からN階層まで一致する等、あらかじめ設定された方法で行う(ステップ105)。次いで、一致する統計情報の件数、すなわち前記統計情報として蓄積した誤読の件数が規定数以上であるか否かを判別し、規定数未満の場合はステップ107に進み区分処理開始する(ステップ106)。
【0012】
ステップ104においてオペレータの判断等により判別部17の蓄積情報が消去されて誤読の統計情報が蓄積されていない場合、あるいはステップ105においてステップ102で得た読取結果と判別部17に蓄積した誤読の統計情報とが不一致と判断した場合は、前記読取結果が誤読であるか否かをサンプリングチェックするためのビデオコーディング処理をするか否かの判断を行う。この判断は、例えば、紙葉類の処理通数が予め設定した処理通数に達したか否か等の方法により行う。なお、前記サンプリングチェックは日常的に行う必要はなく、例えば紙葉類処理装置の据え付け稼働直後あるいはその後定期的に行えばよい(ステップ108)。ここで、ビデオコーディング処理の対象でないと判断した場合は、ステップ102で得た読取結果に従い、区分部15で紙葉類を所定の区分箱に区分する(ステップ107)。
【0013】
ステップ103において紙葉類に印刷または記載されている宛先情報を光学式文字読取装置等で読み取ることができなかったと判断した場合、ステップ106において当該読取結果による蓄積した誤読の件数があらかじめ設定された件数以上であると判断した場合、あるいは、ステップ108においてVCS処理対象(サンプリングチェックの対象)であると判断した場合は、紙葉類をビデオコーディング処理する。すなわち、供給部11において紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に供給する際に生成した前記識別情報をバーコード等の情報に変換して紙葉類表面に印字する(ステップ109)。次いで前記紙葉類の識別情報及び紙葉類の画像情報を蓄積部16へ送信し、これらの情報を蓄積部16に蓄積する(ステップ110)。次いで区分部15において前記紙葉類をVCS処理対象となったことを意味する所定の区分箱へ区分(リジェクト処理)する(ステップ111)。
【0014】
図3は、ビデオコーディング処理を説明する図である。まず、ビデオコーディング処理を開始する場合、オペレータは打鍵部22を操作して制御部24に対して画像要求を発行する。制御部24は、画像要求を受信した場合、蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されているか否かを確認する。蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されていない場合は、画像情報等が存在しない旨を打鍵部23および対応する表示部22に通知し、ビデオコーディング処理を終了するか否かをオペレータ判断に委ねる。ここで、オペレータが打鍵部を操作してビデオコーディング終了操作行った場合は、制御部18は打鍵部23からの終了通知を受け取り、対応する表示部22への識別情報および画像情報の配信処理を中止する。一方、オペレータがビデオコーディング終了操作を行わない場合は、制御部24は、蓄積部16に識別情報および画像情報が蓄積されたか否かの監視を続ける(ステップ301)。
【0015】
ステップ301において蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されていると判断した場合、これらの情報を画像要求のあった表示部22へ送信し(ステップ302)、更に、表示部22へ送信した識別情報、画像情報等を蓄積部16から削除する(ステップ303)。
【0016】
オペレータは、前記表示部22に表示した画像情報を目視しながら、正しい宛先情報を打鍵入力し(ステップ304)、打鍵入力処理後、該打鍵結果および識別情報を制御部24へ送信する(ステップ305)。制御部25は、受信した前記打鍵結果および識別情報を紙葉類区分処理装置11の制御部18へ送信する(ステップ306)。
【0017】
図4は、紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理後)を説明する図である。まず、図3に示すビデオコーディング処理の終了後、図4に示す処理の過程においてビデオコーディング処理の対象となった紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送り出す(ステップ401)。読取部13は、搬送された紙葉類表面を走査して画像情報を生成し、生成した画像情報をもとに前記紙葉類に印字されたバーコード等の識別情報を読み取る(ステップ402)。ステップ402において識別情報を読み取ることができた場合(ステップ403)は、読取結果である識別情報及び識別情報に対応する打鍵結果が制御部18に蓄積されているか否かを確認する(ステップ404)。
【0018】
識別結果(識別情報)に対応する打鍵結果が存在する場合は(ステップ405)、更に対応する読取結果、つまり図2の処理において紙葉類上に印刷または記載された宛先情報の光学式文字読取装置等による読取結果が存在するか否かを確認する(ステップ406)。前記ステップ406において読取結果が存在すると判断した場合は、前記読取結果と打鍵結果の比較処理を行う。比較処理は、例えば、両情報が完全一致する、先頭からN桁までが一致する、もしくは当該情報を郵便番号部、丁目、番地、号などの階層に分割し、先頭からN階層までが一致する等、あらかじめ設定された方法で行う(ステップ407)。
【0019】
前記ステップ407の比較処理で読取結果と打鍵結果が不一致と判断した場合は、光学式文字読取装置等により宛先情報を誤読したものとして前記読取結果を判別部17へ送信する(ステップ408)。また、前記紙葉類は区分部15において打鍵結果に従って所定の区分箱に区分する(ステップ409)。
【0020】
前記ステップ406において読み取った識別情報に対応する読取結果が制御部18に存在しない、もしくはステップ407において読取結果と打鍵結果の比較処理で一致した場合は、区分部15において当該紙葉類を打鍵結果にしたがって所定の区分箱へ区分する(ステップ409)。
【0021】
また、前記ステップ403において紙葉類上に印字された識別情報を読み取ることができない、もしくはステップ405において読み取った識別情報に対応する打鍵結果が制御部18に存在しない場合は、区分部15において前記紙葉類を区分不能として所定の区分箱に区分(リジェクト処理)する(ステップ410)。
【0022】
以上説明したように、本実施形態によれば、光学式文字読取装置等による宛先情報の誤読による紙葉類の誤区分を防ぐと共に、ビデオコーディング処理にて得られた打鍵結果を用いて紙葉類を区分することのできる紙葉類処理装置を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、誤読に基づく誤区分を低減することのできる紙葉類処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる紙葉類処理装置を説明する図である。
【図2】紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理前)を説明する図である。
【図3】VCS処理を説明する図である。
【図4】紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理後)を説明する図である。
【符号の説明】
11 紙葉類区分処理装置
12 供給部
13 読取部
14 印字部
15 区分部
16 蓄積部
17 判別部
18 制御部
21 ビデオコーディングシステム
22 表示部
23 打鍵部
24 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類処理装置に係り、特に郵便物あるいは荷物に貼付した荷札等の紙葉類に記載した宛先情報を読み取り、読み取った情報をもとに前記紙葉類を区分処理する紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便物等の紙葉類を扱う従来の紙葉類処理装置は、例えば、郵便物上に記載された宛先情報を光学式文字読取装置により読み取り、読み取った宛先情報及び前記宛先情報に対応して予め設定した区分情報をもとに前記郵便物を郵便番号毎あるいは配達区域毎等に区分する。
【0003】
宛先情報を読取ることのできなかった郵便物については、その全体画像をビデオコーディングシステムの表示部に表示し、オペレータがその表示画面を目視しながら宛先情報を打鍵して入力する(ビデオコーディング処理)。この打鍵入力した宛先情報及び前記区分情報をもとに郵便物を区分処理することにより、光学的文字読取装置による宛先情報読取の限界を補うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の紙葉類処理装置においては、光学的に読み取った宛先情報の読取結果が正読であるか、誤読であるかを機械的に判別することはできない。このため前記光学的読み取り結果に基づいて区分処理した後の、例えば人手による道順組立区分等の作業の際に誤区分(誤読)があることが判明することがある。このような場合には再区分等の処理が必要となり、処理が煩雑となる。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、誤読に基づく誤区分を低減することのできる紙葉類処理装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【0007】
宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部を備えた紙葉類区分処理装置と、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示装置及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力装置を備えたビデオコーディング装置を備え、前記ビデオコーディング装置は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果に規定数以上一致する場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる紙葉類処理装置を説明する図である。図において、11は郵便物等の紙葉類を例えば宛先毎に区分処理する紙葉類区分処理装置、21はビデオコーディング装置(VCS)であり、オペレータはVCS21に表示した紙葉類の宛先情報を目視して、読み取った宛先情報を打鍵入力する(ビデオコーディング処理)ことができる。
【0009】
12は紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送り出す供給部12、13は紙葉類表面に印刷または記載した宛先情報、あるいは紙葉類表面に印刷したバーコード等の情報を読み取る読取部、14は紙葉類を一意に識別するための識別情報を印字する印字部であり、前記識別情報は前記供給部12が紙葉類を1枚ずつ搬送路に送り出す際に後述する制御部18が生成する。15は区分部であり、読み取り部13による宛先情報の読み取り結果、あるいはVCS21におけるビデオコーディング処理により得た打鍵結果をもとに前記紙葉類を区分して所定の区分箱に収納する。16はビデオコーディングの対象となった紙葉類から読み取った識別情報、画像情報等を蓄積するための蓄積部、17は判別部であり、ビデオコーディングの対象となった紙葉類の読み取り結果とオペレータの打鍵結果とを比較し、不一致となった場合に前記読み取り結果(誤読結果)とその発生件数を誤読結果の統計情報として蓄積する。18は前述の各部を制御するための制御部である。また、制御部18は前記識別情報を生成すると共にオペレータが打鍵入力した打鍵結果を記録する。
【0010】
22は表示部であり、蓄積部16に蓄積したビデオコーディングの対象となる紙葉類の識別情報、画像情報等を表示する。なお、読み取り部13が郵便番号を読み取った場合は前記表示部22に郵便番号を表示してもよい。23は打鍵部であり、オペレータは前記表示部22に表示した画像情報から宛先情報を読み取り、読み取った宛先情報を打鍵入力する。24は制御部であり、VCS21の各部位を制御する。
【0011】
図2は、紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理前)を説明する図である。まず、紙葉類区分処理装置11は、供給部12に配置された複数枚の紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送出する。このとき、制御部18は前記送出する紙葉類を一意に識別するための識別情報を生成する(ステップ101)。読取部13は、搬送される紙葉類表面を走査して画像情報を生成し、該画像情報をもとに前記紙葉類に印刷または記載された宛先情報を光学式文字読取装置等により読み取る。なお、ここで読取不能となった場合、あるいは予め再入力が設定されている場合は、前記画像情報を光学式文字読取装置等に再入力して宛先情報を再読み取りする(ステップ102)。次いで、ステップ102にて光学式文字読取装置等により宛先情報の読取結果を得ることができたか否かを判別し、読み取り結果を得ることができた場合は、読取結果を制御部18へ送信する(ステップ103)。次いで、過去において紙葉類を区分処理した際に得られた光学式文字読取装置等による読取結果と、そのときのビデオコーディング処理により得られた打鍵結果を比較し、その比較結果が不一致となった読取結果(誤読結果の統計情報)が判別部に蓄積されているか否かを判別し、蓄積されている場合はステップ105に進む(ステップ104)。次いで、ステップ102において得た読み取り結果と前記統計情報を比較し、一致する読み取り結果が存在する場合はステップ106に進む。なお、前記比較処理は、例えば、両情報が完全一致する、先頭からN桁までが一致する、もしくは当該情報を郵便番号部、丁目、番地、号などの階層に分割した場合に先頭からN階層まで一致する等、あらかじめ設定された方法で行う(ステップ105)。次いで、一致する統計情報の件数、すなわち前記統計情報として蓄積した誤読の件数が規定数以上であるか否かを判別し、規定数未満の場合はステップ107に進み区分処理開始する(ステップ106)。
【0012】
ステップ104においてオペレータの判断等により判別部17の蓄積情報が消去されて誤読の統計情報が蓄積されていない場合、あるいはステップ105においてステップ102で得た読取結果と判別部17に蓄積した誤読の統計情報とが不一致と判断した場合は、前記読取結果が誤読であるか否かをサンプリングチェックするためのビデオコーディング処理をするか否かの判断を行う。この判断は、例えば、紙葉類の処理通数が予め設定した処理通数に達したか否か等の方法により行う。なお、前記サンプリングチェックは日常的に行う必要はなく、例えば紙葉類処理装置の据え付け稼働直後あるいはその後定期的に行えばよい(ステップ108)。ここで、ビデオコーディング処理の対象でないと判断した場合は、ステップ102で得た読取結果に従い、区分部15で紙葉類を所定の区分箱に区分する(ステップ107)。
【0013】
ステップ103において紙葉類に印刷または記載されている宛先情報を光学式文字読取装置等で読み取ることができなかったと判断した場合、ステップ106において当該読取結果による蓄積した誤読の件数があらかじめ設定された件数以上であると判断した場合、あるいは、ステップ108においてVCS処理対象(サンプリングチェックの対象)であると判断した場合は、紙葉類をビデオコーディング処理する。すなわち、供給部11において紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に供給する際に生成した前記識別情報をバーコード等の情報に変換して紙葉類表面に印字する(ステップ109)。次いで前記紙葉類の識別情報及び紙葉類の画像情報を蓄積部16へ送信し、これらの情報を蓄積部16に蓄積する(ステップ110)。次いで区分部15において前記紙葉類をVCS処理対象となったことを意味する所定の区分箱へ区分(リジェクト処理)する(ステップ111)。
【0014】
図3は、ビデオコーディング処理を説明する図である。まず、ビデオコーディング処理を開始する場合、オペレータは打鍵部22を操作して制御部24に対して画像要求を発行する。制御部24は、画像要求を受信した場合、蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されているか否かを確認する。蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されていない場合は、画像情報等が存在しない旨を打鍵部23および対応する表示部22に通知し、ビデオコーディング処理を終了するか否かをオペレータ判断に委ねる。ここで、オペレータが打鍵部を操作してビデオコーディング終了操作行った場合は、制御部18は打鍵部23からの終了通知を受け取り、対応する表示部22への識別情報および画像情報の配信処理を中止する。一方、オペレータがビデオコーディング終了操作を行わない場合は、制御部24は、蓄積部16に識別情報および画像情報が蓄積されたか否かの監視を続ける(ステップ301)。
【0015】
ステップ301において蓄積部16に識別情報、画像情報等が蓄積されていると判断した場合、これらの情報を画像要求のあった表示部22へ送信し(ステップ302)、更に、表示部22へ送信した識別情報、画像情報等を蓄積部16から削除する(ステップ303)。
【0016】
オペレータは、前記表示部22に表示した画像情報を目視しながら、正しい宛先情報を打鍵入力し(ステップ304)、打鍵入力処理後、該打鍵結果および識別情報を制御部24へ送信する(ステップ305)。制御部25は、受信した前記打鍵結果および識別情報を紙葉類区分処理装置11の制御部18へ送信する(ステップ306)。
【0017】
図4は、紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理後)を説明する図である。まず、図3に示すビデオコーディング処理の終了後、図4に示す処理の過程においてビデオコーディング処理の対象となった紙葉類を1枚ずつ分離して搬送路に送り出す(ステップ401)。読取部13は、搬送された紙葉類表面を走査して画像情報を生成し、生成した画像情報をもとに前記紙葉類に印字されたバーコード等の識別情報を読み取る(ステップ402)。ステップ402において識別情報を読み取ることができた場合(ステップ403)は、読取結果である識別情報及び識別情報に対応する打鍵結果が制御部18に蓄積されているか否かを確認する(ステップ404)。
【0018】
識別結果(識別情報)に対応する打鍵結果が存在する場合は(ステップ405)、更に対応する読取結果、つまり図2の処理において紙葉類上に印刷または記載された宛先情報の光学式文字読取装置等による読取結果が存在するか否かを確認する(ステップ406)。前記ステップ406において読取結果が存在すると判断した場合は、前記読取結果と打鍵結果の比較処理を行う。比較処理は、例えば、両情報が完全一致する、先頭からN桁までが一致する、もしくは当該情報を郵便番号部、丁目、番地、号などの階層に分割し、先頭からN階層までが一致する等、あらかじめ設定された方法で行う(ステップ407)。
【0019】
前記ステップ407の比較処理で読取結果と打鍵結果が不一致と判断した場合は、光学式文字読取装置等により宛先情報を誤読したものとして前記読取結果を判別部17へ送信する(ステップ408)。また、前記紙葉類は区分部15において打鍵結果に従って所定の区分箱に区分する(ステップ409)。
【0020】
前記ステップ406において読み取った識別情報に対応する読取結果が制御部18に存在しない、もしくはステップ407において読取結果と打鍵結果の比較処理で一致した場合は、区分部15において当該紙葉類を打鍵結果にしたがって所定の区分箱へ区分する(ステップ409)。
【0021】
また、前記ステップ403において紙葉類上に印字された識別情報を読み取ることができない、もしくはステップ405において読み取った識別情報に対応する打鍵結果が制御部18に存在しない場合は、区分部15において前記紙葉類を区分不能として所定の区分箱に区分(リジェクト処理)する(ステップ410)。
【0022】
以上説明したように、本実施形態によれば、光学式文字読取装置等による宛先情報の誤読による紙葉類の誤区分を防ぐと共に、ビデオコーディング処理にて得られた打鍵結果を用いて紙葉類を区分することのできる紙葉類処理装置を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、誤読に基づく誤区分を低減することのできる紙葉類処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる紙葉類処理装置を説明する図である。
【図2】紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理前)を説明する図である。
【図3】VCS処理を説明する図である。
【図4】紙葉類区分処理装置の処理(ビデオコーディング処理後)を説明する図である。
【符号の説明】
11 紙葉類区分処理装置
12 供給部
13 読取部
14 印字部
15 区分部
16 蓄積部
17 判別部
18 制御部
21 ビデオコーディングシステム
22 表示部
23 打鍵部
24 制御部
Claims (3)
- 宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部を備えた紙葉類区分処理装置と、
前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示装置及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力装置を備えたビデオコーディング装置を備え、
前記ビデオコーディング装置は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果に規定数以上一致する場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示することを特徴とする紙葉類処理装置。 - 宛先情報を記入した紙葉類を一枚ずつ搬送路に供給する供給部、供給された紙葉類に識別情報を印字する印字部、前記識別情報及び宛先情報を読み取る読み取り部、前記宛先情報の読み取り結果とオペレータの打鍵結果を比較し、不一致の場合は前記読み取り結果を誤読と判断し、この誤読結果を蓄積する判別部、並びに前記宛先情報の読み取り結果あるいはオペレータの打鍵結果をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けする区分部を備えた紙葉類区分処理装置と、
前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を表示する表示装置及びオペレータの打鍵結果を宛先情報として入力する入力装置を備えたビデオコーディング装置を備え、
前記紙葉類区分処理装置は、紙葉類の前記読み取り結果が前記蓄積した誤読結果の規定数に満たない場合、前記読み取り部が読み取った宛先情報をもとに前記紙葉類を宛先毎に区分けすることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 請求項1ないし請求項2の何れか1の記載において、
前記ビデオコーディング装置は、紙葉類区分処理装置が処理する紙葉を所定枚数毎に抽出して前記読み取り部が読み取った宛先情報を含む画像情報を前記表示装置に表示することを特徴とする紙葉類処理装置。
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- 2002-09-20 JP JP2002275379A patent/JP2004105921A/ja active Pending
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