JP2006102532A - 遊技機用基板ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】配線ケーブルの脱着時に基板ボックスを開閉しなければならず煩わしかった。
【解決手段】矩形皿形のケース20と当該ケース20の開口面を覆蓋する蓋体30とで形成されるとともに、一側壁に導出口11を形成してフラットケーブル50,50を導出可能としつつ、同導出口11付近にてフラットケーブル50,50の先端に取り付けられた雌形コネクタ51,51を嵌合接続可能な雄形コネクタ41,41を有する遊技機用基板40を封入する遊技機用基板ボックス10において、蓋体30の導出口11側に開閉可能な開閉扉38を形成したため、通常時はコネクタ接続部を保護しつつ、フラットケーブル50,50の脱着時はその作業効率を向上させることが可能な遊技機用基板ボックスを提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機用基板ボックスに関する。
従来、この種の技術として図12に示すものが知られている。
同図において、遊技機用基板ボックス1は矩形薄皿形の上ケース2と下ケース3にて構成され、上ケース2の長手方向の一側壁には幅広の切り欠きを形成してあり、互いの開口面を対面させつつ合体させたときに開口1aが形成される構成としてある。
かかる構成とした遊技機用基板ボックス1内部に装着される遊技機用基板4表面の開口1a側の縁部付近には、雄形コネクタ4a,4aが長手方向に連設されてフラットケーブル5,5の一端に形成された雌形コネクタ5a,5aが嵌合接続されており、同フラットケーブル5,5は開口1aを介して遊技機用基板ボックス1外部に導出されている。
特開平4−231987号公報 特開平5−82980号公報
上述した従来の遊技機用基板ボックスにおいては、次のような課題があった。
メンテナンス等で雄形コネクタ4a,4aに対してフラットケーブル5,5を脱着するときは、遊技機用基板ボックス1を開閉しなければならず煩わしかった。特に、かかる遊技機用基板ボックス1にあっては、側壁部分に上ケース2と下ケース3を跨ぐようにして封印紙が貼着されるなど、不正改造防止のため容易に開閉できないようになっている。従って、遊技機用基板ボックス1の開閉に伴ってこのような封印紙の剥離や貼着等の作業も加わり、さらに手間がかかってしまうことがあった。むろん、配線ケーブルの脱着作業効率を向上させるという意味では、コネクタ接続部を遊技機用基板ボックスから露出させれば良いが、この場合、同コネクタ接続部に物が引っかかるなどして保護することができないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コネクタ接続部を保護しつつケーブル脱着作業の効率を向上させることが可能な遊技機用基板ボックスの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、配線ケーブルの導出口を備え、当該導出口付近にて同配線ケーブルを脱着可能に接続するためのコネクタを有する遊技機用基板を封入する遊技機用基板ボックスにおいて、上記コネクタに対して上方側の遊技機用基板ボックス壁部を開閉可能に形成した構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、上記遊技機用基板ボックスは配線ケーブルを外部に導出するための導出口を備えている。
ここに、遊技機用基板ボックスの構成については特に限定されない。例えば、概略皿形の第一のケースと第二のケースを、互いの開口面を対面させつつ側縁部にて蝶番構造で連結したようなものであってもよいし、第一のケースの開口端に第二のケースの開口端が嵌入されて合体するものであってもよい。むろん、ケースの形状についても種々適用可能であり、限定されることはない。
一方、上記遊技機用基板ボックスに収容される遊技機用基板は、同遊技機用基板ボックス内に配置されたときにちょうど上記導出口付近にて上記配線ケーブルを脱着可能に接続するためのコネクタを有しており、当該コネクタに接続された配線ケーブルは上記導出口を介して上記遊技機用基板ボックス外部に導出される。
ここにおいて、上記コネクタの上方側の遊技機用基板ボックス壁部は開閉可能に形成されており、同壁部を開けた状態で配線ケーブルの脱着作業を行い、かかる脱着作業が終了したところで同壁部を閉じる。すなわち、上記壁部が開くことにより配線ケーブル脱着時の作業空間が広がるため遊技機用基板ボックス自体を閉じたままでも容易に配線ケーブルの脱着作業を行うことができるし、通常時は壁部が閉じているため上記コネクタと配線ケーブルの接続部を保護することができる。
言うまでもなく、この壁部の開閉構造についても種々の開閉構造を適用可能である。例えば、一部が取り外し可能に固定されているものであってもよいし、扉構造を有するものであってもよいし、さらには壁部がスライド移動可能に形成されるものであってもよい。
以上説明したように本発明は、コネクタ上方の壁部を開閉可能として配線ケーブル脱着時の作業空間を確保するようにしたため、通常時はコネクタ接続部を保護しつつ、配線ケーブル脱着時はその作業効率を向上させることが可能な遊技機用基板ボックスを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる遊技機用基板ボックスを分解斜視図により示し、図2は同遊技機用基板ボックスを斜視図により示している。
同図において、遊技機用基板ボックス10は、矩形薄皿形のケース20と当該ケース20の開口面を覆蓋する蓋体30とから構成され、全体として矩形箱形に形成される。なお、遊技機用基板ボックス10は種々の電子部品を装着した遊技機用基板40を収容するため、同電子部品の放熱用に蓋体30の天井面には無数の放熱孔31を形成してある。さらに、ケース20の長手方向の一側壁には幅広の切り欠き21を形成してあり、蓋体30にてケース20の開口端を覆蓋したときに遊技機用基板ボックス10の側壁に導出口11が形成され、後述するように遊技機用基板40に接続されたフラットケーブル50,50を導出可能となっている。
遊技機用基板ボックス10の導出口11が形成された側とは反対側の側壁には係合構造を形成してある。この係合構造は、蓋体30の長手方向側縁部から延設される帯板片の先端を外側に屈曲させて形成した四つの係合爪32,32,32,32と、各係合爪32を挿通可能であってケース20の側壁縁部から外側に延設される四つの板状枠体22,22,22,22とから構成される。なお、板状枠体22における挿通孔は係合爪32よりも幅広に形成してあり、後述するようにして係合爪32,32,32,32を板状枠体22,22,22,22に挿通したときに、その幅の差分だけ蓋体30はケース20に対して長手方向にスライド移動可能である。以下、便宜上、ケース20に対する蓋体30のスライド方向を前方側および後方側とよび、蓋体30を後方側にスライド移動させたときにケース20の短手方向の側壁と蓋体30の短手方向の縁部が面一となるものとする。
蓋体30をケース20に装着するに際しては、まず各係合爪32の先端が対応する板状枠体22の挿通孔に僅かに入り込むようにするとともに、同係合爪32を同板状枠体22に対して前方側に配置しておく。そして、係合爪32,32,32,32の先端を板状枠体22,22,22,22の各挿通孔に引っかけつつ蓋体30を被せていくと、これに伴って係合爪32は徐々に同挿通孔の奥方に入り込んでいって貫通し、ケース20の開口端縁部に蓋体30の内側縁部が突き当たったところで止まる。従って、少なくともかかる係合構造を形成した側のケース20と蓋体30は離反不能になる。
さらに、遊技機用基板ボックス10の短手方向の両側壁には第一のロック構造を形成してある。この第一のロック構造は、帯板状に形成されるロック板23,33と、当該ロック板23,33のそれぞれを挿通可能な板状枠体24,34とから構成される。このうち、ロック板23についてはケース20の前方側の側壁上端の中程から外側に延設されており、板状枠体24については後方側の側壁上端の中程から延設されている。一方、ロック板33は蓋体30の後方側縁部の中程から外側に延設されており、板状枠体34は前方側縁部の中程から延設されている。なお、ロック板23,33の長さは、上述した係合爪32と板状枠体22における挿通孔の幅の差分、すなわち蓋体30のスライド幅よりも短くしてある。
図3および図4は、蓋体30のスライド過程を遊技機用基板ボックス10の長手方向断面図により示している。図3において、上記のような構成とすることにより蓋体30にてケース20を被せたときに、ロック板23は板状枠体34の後方側に位置して互いに突き当たることはないし、ロック板33は板状枠体24の前方側に位置して互いに突き当たることはなく、ケース20の開口端縁部と蓋体30の内側縁部は互いに密接する。その後、図4に示すように蓋体30を後方側にスライドさせて覆蓋すると、ロック板23は板状枠体34を貫通し、他方、ロック板33は板状枠体24を貫通する。これにより、ケース20と蓋体30は完全に離反不能となる。
ケース20の切り欠き21側の側壁には内側に向けて突出する三枚のガイド板21a,21a,21aを形成してある。このガイド板21a,21a,21aはケース20底面との間に遊技機用基板40の縁部を挿入可能なガイド溝を形成する。一方、ケース20底面の上記係合構造側の二隅にはボス25,25が植設されて雄ネジ26,26を螺合可能となっており、遊技機用基板40をケース20に収容するにあたり、同遊技機用基板40の縁部を上記ガイド溝に挿入しつつケース20の底部に載置してから雄ネジ26,26をボス25,25に螺合させることにより、間に挟まれた遊技機用基板40をネジ止め固定する。なお、ボス25,25に対応するように、ケース20底部の切り欠き21側の二隅には板状のスペーサ25a,25aを配置して高さ合わせするようにしてある。従って、遊技機用基板40の切り欠き21側の縁部は上記ガイド溝にて保持され、上記のように遊技機用基板40の二隅にてネジ止め固定しても遊技機用基板40は強固に保持されるし、かかる構成とすることにより遊技機用基板40の四隅をネジ止め固定するものに比べて組み付け作業工程は削減される。
遊技機用基板40は、遊技機用基板ボックス10内に収容可能な矩形状に形成され、導出口11側の縁部表面には、フラットケーブル50,50の一端に形成された雌形コネクタ51,51と嵌合接続可能な雄形コネクタ41,41が連設されている。そして、雄形コネクタ41,41と雌形コネクタ51,51とを接続した後、フラットケーブル50,50を導出口11を介して遊技機用基板ボックス10の外部に導出させて図示しない機器等と接続可能となっている。
遊技機用基板40表面には長手方向に縦断する遮蔽壁42を雄形コネクタ41,41の縁部よりも内側に隣設させて遊技機用基板40上にネジ止め固定してある。この遮蔽壁42はケース20を蓋体30にて覆蓋したときに、上端がちょうど蓋体30の天井面の高さよりも僅かに低くなるように形成してあるとともに、その上端には概略台形に形成される四つのロック板42a,42a,42a,42aを水平方向に延設してあり、後述するロック片35が対応するロック板42aの前方側に入り込めるように各ロック板42aの前方側には適度に隙間を設けてある。このロック板42a,42a,42a,42aと、ロック片35,35,35,35とで第二のロック構造を構成するが、詳細については後述する。遮蔽壁42を境界として雄形コネクタ41,41とは反対側の遊技機用基板40表面には、制御プログラムを記録したROM43や図示しないICチップ等が配置されており、同遮蔽壁42は導出口11に異物を挿入して同ROM43を取り外すなどの不正改造を防止する役割を果たす。
上述したように、蓋体30の天井面には四つのロック片35,35,35,35を長手方向に形成してある。このロック片35,35,35,35は、各々、蓋体30の天井面からL字形に延設され、その先端を後方側に屈曲させて形成されている。そして、ロック片35,35,35,35は上述したようにして蓋体30をケース20に対して前方側に配置させつつ被せたときに、ロック板42a,42a,42a,42aと同一線上に配置されるとともに、各ロック片35は対応するロック板42aの前方側に配置される位置に形成してある。図5及び図6は、蓋体30のスライド過程における第二のロック構造を遊技機用基板ボックス10の長手方向断面図により示しており、図からも明らかなように、蓋体30のスライド過程において、各ロック片35の屈曲部に対応するロック板42aが入り込むことにより遊技機用基板ボックス10の導出口11側も強固に固定される。
遊技機用基板ボックス10の短手方向の一側壁にはネジ止め固定による第三のロック構造を形成してある。この第三のロック構造は、図7に示すようにケース20の短手方向側壁に形成されたネジ固定部27と、蓋体30の短手方向縁部に形成されたネジ保持部36と、いわゆるワンウェイネジ37とから構成される。
ネジ固定部27にはワンウェイネジ37の胴部を螺合可能なネジ固定孔27a,27a,27a,27aをケース20の短手方向に連設してあり、このネジ固定孔27a,27a,27a,27aに対応するようにネジ保持部36にはワンウェイネジ37の胴部を挿通可能なネジ挿通孔36a,36a,36a,36aを同様に連設してある。そして、上述したようにして蓋体30にてケース20を覆蓋させると、ネジ固定孔27aとネジ挿通孔36aは連通し、ワンウェイネジ37をネジ挿通孔36a,36a,36a,36aのいずれか一つに挿入してネジ固定孔27aに螺合させる。すると、周知の通りワンウェイネジ37はネジ固定孔27aから脱離不能となり、もはや遊技機用基板ボックス10を開放することができなくなる。これにより遊技機用基板40やROM43等の不正改造を有効に防止することができる。
しかし、部品交換等のメンテナンスでやむを得ず遊技機用基板ボックス10を開けなければならないこともあり得る。このような場合、図8に示すようにワンウェイネジ37を螺合固定した部位を切り取ってから遊技機用基板ボックス10を開ける。このようにして、一度、ワンウェイネジ37を螺合させた部位を切り取ったとしてもネジ固定孔27a及びネジ挿通孔36aはそれぞれ三個残っているため再びネジ止め固定することも可能である。
以上のように本遊技機用基板ボックス10は、不正改造等の防止のため一旦閉じてしまうと容易に開けられないような構造となっており、特に、かかる遊技機用基板ボックス10にあっては、ケース20と蓋体30を跨ぐようにして封印紙が貼着されることが多く、このような封印紙の剥離、貼着作業も加わって遊技機用基板ボックス10の開閉作業は煩わしい。その一方で、メンテナンスあるいは筐体の移動等で雌形コネクタ51,51の脱着作業は別個に必要となるため、このような雌形コネクタ51,51の脱着作業時に遊技機用基板ボックス10をその都度開閉したり、あるいは導出口11を介して脱着作業を行っていたのでは作業効率が著しく低下してしまう。
そこで、本実施形態においては、蓋体30の導出口11側縁部には同縁部側を開閉可能な矩形状の開閉扉38を形成してある。この開閉扉38は、図9および図10に示すように、両側端から外側に向けて突出する支軸38a,38aを中心として開閉可能であり、同支軸38a,38aは開閉扉38の短手方向端部が対面する側壁に形成されたスライド溝38a1,38a1に支持されて所定範囲内で蓋体30の短手方向にスライド移動可能である。なお、開閉扉38の短手方向の下面側には図示しないストッパ板を延設してあり、当該開閉扉が下方に落ち込まないようにしている。
さらに支軸38a,38aが形成される開閉扉38両側端の導出口11側には突起状のリブ38b,38bを形成してあり、このリブ38b,38bが開閉扉38端部の対面する壁部に形成されたリブ孔38b1,38b1に係合してロックされる。すなわち、当該開閉扉38を開けるにはまず開閉扉38を水平方向に引き出す。すると、リブ38b,38bはリブ孔38b1,38b1から外れてロックが解除されるとともに、支軸38a,38aはスライド溝38a1,38a1内を導出口11側にスライド移動し、この後、開閉扉38を上方に引き上げる。図11は開閉扉38を開けた状態の遊技機用基板ボックス10を斜視図により示しており、同図からも明らかなようにコネクタ接続部の上方に作業空間が確保され、雌形コネクタ51,51の脱着作業が容易になる。そして、かかるコネクタ脱着作業が終了すれば、開閉扉38を開けた順序と逆の順序で閉じる。
次に、本実施形態にかかる遊技機用基板ボックス10への遊技機用基板40の装着作業と遊技機用基板ボックス10の組立作業およびコネクタ脱着作業について説明する。
遊技機用基板40をケース20に装着するときは、ガイド板21a,21a,21aとケース20底面との間に形成されたガイド溝に同遊技機用基板40の縁部を挿入しつつケース20の底面に載置する。そして、ケース20の内部に備えられたボス25,25に雄ネジ26,26を螺合させて遊技機用基板40をケース20の底部に固定する。この後、フラットケーブル50,50の一端に取り付けられた雌形コネクタ51,51を遊技機用基板40上の雄形コネクタ41、41に嵌合接続し、フラットケーブル50,50を切り欠き21を乗り越えるようにしてケース20の外部に導出する。
そして、蓋体30の長手方向の側壁に形成された係合爪32,32,32,32の先端をケース20の長手方向の側壁に形成された板状枠体22,22,22,22の挿通孔に僅かに入り込むようにして引っかける。このとき、ケース20に対して蓋体30を前方側に配置しておき、係合爪32,32,32,32を板状枠体22,22,22,22の挿通孔に引っかけつつ蓋体30を被せていく。すると、係合爪32,32,32,32は板状枠体22,22,22,22の挿通孔に徐々に入り込んでいって貫通し、ケース20の開口端縁部と蓋体30の内面側縁部が接したところで止まり、かかる係合構造を形成した側のケース20と蓋体30は離反不能になる。
この後、蓋体30をケース20に対してスライドさせる。すると、遊技機用基板ボックス10の短手方向に形成されたロック板23,33はそれぞれ板状枠体24,34を貫通するとともに、蓋体30の天井面に形成されたロック片35,35,35,35は、遮蔽板42の上端に形成されたロック板42a,42a,42a,42aに係合してケース20と蓋体30は完全に離反不能になる。
このようにして、ケース20を蓋体30にて完全に覆蓋してから蓋体30の短手方向縁部に形成されたネジ保持部36を介してワンウェイネジ37をネジ固定部27に螺合させて固定する。この状態でケース20から蓋体30を取り外すことはできなくなり、仮に蓋体30を取り外さなければならない場合はワンウェイネジ37を螺合した部位を切り取った後、上述した覆蓋過程と逆の順序で蓋体30を取り外す。
ところで、ケース20を蓋体30にて覆蓋固定した後で雄形コネクタ41,41に対してフラットケーブル50,50の先端に取り付けられた雌形コネクタ51,51を脱着する場合は、蓋体30に形成された開閉扉38を水平方向に引っ張る。すると、開閉扉38の両端に形成されたリブ38b,38bがリブ孔38b1,38b1から外れるとともに、支軸38a,38aはスライド溝38a1,38a1内をスライド移動してロックが解除される。この後、開閉扉38を上方に引き上げれば、コネクタ接続部の上方に作業空間が確保されてコネクタ脱着作業を極めて容易に行うことが可能となる。そして、コネクタ脱着作業が終了すれば、開閉扉38を開けた順序と逆の順序で閉じる。むろん、このように開閉扉38が開閉しても遊技機用基板40上のROM43等の電子部品は遮蔽壁42にて完全に遮蔽されており、導出口11から異物を挿入して遊技機用基板40上のROM43を交換するなどの不正改造はできないようになっている。
このように、矩形皿形のケース20と当該ケース20の開口面を覆蓋する蓋体30とで形成されるとともに、一側壁に導出口11を形成してフラットケーブル50,50を導出可能としつつ、同導出口11付近にてフラットケーブル50,50の先端に取り付けられた雌形コネクタ51,51を嵌合接続可能な雄形コネクタ41,41を有する遊技機用基板40を封入する遊技機用基板ボックス10において、蓋体30の導出口11側に開閉可能な開閉扉38を形成したため、通常時はコネクタ接続部を保護しつつ、フラットケーブル50,50の脱着時はその作業効率を向上させることが可能な遊技機用基板ボックスを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる遊技機用基板ボックスの分解斜視図である。 同遊技機用基板ボックスの斜視図である。 蓋体のスライド前における遊技機用基板ボックスの長手方向断面図である。 同蓋体のスライド後における遊技機用基板ボックスの長手方向断面図である。 同蓋体のスライド前における第二のロック構造の部分拡大図である。 同蓋体のスライド後における第二のロック構造の部分拡大図である。 第三のロック構造の拡大図である。 ワンウェイネジを螺合した部位を切り取った状態の第三のロック構造の拡大図である。 開閉扉を収納した状態の蓋体上面の正面図である。 同開閉扉を引き出した状態の蓋体上面の正面図である。 同開閉扉を開けた状態の遊技機用基板ボックスの斜視図である。 従来例にかかる遊技機用基板ボックスの斜視図である。
符号の説明
10…遊技機用基板ボックス
11…導出口
20…ケース
30…蓋体
38…開閉扉
40…遊技機用基板
41…雄形コネクタ
50…フラットケーブル
51…雌形コネクタ

Claims (1)

  1. 配線ケーブルの導出口を備え、当該導出口付近にて同配線ケーブルを脱着可能に接続するためのコネクタを有する遊技機用基板を封入する遊技機用基板ボックスにおいて、
    上記コネクタに対して上方側の遊技機用基板ボックス壁部を開閉可能に形成したことを特徴とする遊技機用基板ボックス。
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