JP2006102075A - 連続式抽出方法および装置 - Google Patents

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Masaki Masui
正樹 増井
Isamu Masuyama
勇 増山
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Abstract

【解決すべき課題】鰹節を始めとした魚節類、煮干類、昆布、椎茸、さらには茶、生薬、コーヒー等の各種抽出原料から抽出液を連続して抽出できるようになした連続式抽出方法及び抽出装置を提供する。
【課題を解決するための手段】長手方向に無端状となしたフィルター1、このフィルター1を循環移動させるためのフィルター移動手段2、当該移動手段2によって移動するフィルター1上に抽出原料を供給する原料供給手段8、この原料供給手段から投入された抽出原料に温水を撒布するため、原料供給位置9より下流側の上方位置に配設した温水撒布手段10、抽出原料から溶出したエキス分を温水と併せて受ける受槽11を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は鰹節を始めとした魚節類、煮干類、昆布、椎茸、さらには茶、生薬、コーヒー等の各種抽出原料から抽出液を連続して抽出できるようになした連続式抽出方法及び抽出装置に関する。
鰹節を始めとした魚節類、煮干類、昆布、椎茸、さらには茶、生薬、コーヒー等(以下、これらを総称して単に抽出原料という)からそのエキス分を抽出するため、従来は、次に示す特許文献に示されているように、温水との接触面積を大きくした抽出原料を抽出缶内に投入し、温水と一定時間接触させて、抽出原料のエキス分を温水中に溶出させるバッチ式抽出が行なわれている。
特開2003−299457
しかしながら、従来のバッチ式抽出によった場合は、抽出作業が間欠的にならざるを得ず、作業効率がきわめて悪いという問題点がある。
本発明の目的は、従来のバッチ式抽出方法及び抽出装置の問題点を解消し、連続して抽出原料からエキス分を温水中に溶出させることができるようになした連続式抽出方法及び抽出装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は、長手方向に無端状となしたフィルターを移動手段によって循環移動させ、当該循環移動するフィルター上に抽出原料を連続的に供給し、当該抽出原料の供給位置より下流側の上方位置に配設した温水撒布手段によって移動中の抽出原料に温水を撒布して、温水を抽出原料に接触させることにより抽出原料からエキス分を温水中に溶出させ、且つ抽出粕を連続してフィルター外に排出するようになしたことを特徴とする連続式抽出方法であり、これによって、バッチ式抽出方法の問題点を解決することができる。
請求項2に係る発明は、長手方向に無端状となしたフィルターと、このフィルターを循環移動させるためのフィルター移動手段と、当該移動手段によって移動するフィルター上に抽出原料を供給する原料供給手段と、この原料供給手段から投入された抽出原料に温水を撒布するため、原料供給位置より下流側の上方位置に配設した温水撒布手段と、抽出原料から溶出したエキス分を温水と併せて受ける受槽とを有することを特徴とする連続式抽出装置である。
請求項3に係る発明は、フィルター移動手段は、原料供給位置より上流側に付設した入口ローラー、温水撒布手段より下流側の抽出粕排出位置に付設した出口ローラー、前記入口ローラーおよび出口ローラーの間の抽出領域より下方部において無端状フィルターを一定の方向に駆動するドライブローラー、無端状フィルターのテンションを調整するテンション調整装置を少なくとも含む請求項2記載の連続式抽出装置である。
また、請求項4に係る発明は、入口ローラーおよび出口ローラーの間の抽出領域において、フィルターがU字状ないし樋状をなすか、あるいは原料供給位置より下流側においてフィルターの幅方向両端を交互に折り込むようにするためのガイドフレームを受槽の上部に設けてある請求項2または請求項3記載の連続式抽出装置である。
さらに、請求項5に係る発明は、フィルターの循環移動途中にフィルターの洗浄装置を設けた請求項2ないし請求項4記載の連続式抽出装置である。
本発明によれば、抽出原料の投入および温水撒布を循環移動する無端状フィルターの上において連続して行なうことができ、従来のバッチ式抽出方法及び抽出装置に伴う問題点を解決することができる。
以下、図面に基づき本発明に係る連続式抽出方法および抽出装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明連続式抽出方法を実施するための抽出装置の一例を示す概略図、図2は循環移動するフィルターを上方からみた平面図、図3は図2のA−A線拡大断面図、図4は図2のB−B線拡大断面図、図5は図2のC−C線拡大断面図、図6は図2のD−D線拡大断面図である。
図中1は所定の幅寸法を有する長手方向に無端状となしたフィルターを示す。このフィルター1は、例えば醤油もろみの揚槽作業等の際に用いられる濾布が好適に用いられるが、これ以外にも高分子繊維、木綿、麻等によって作成された織布、不織布の他、ステンレス等の金属細線を折り曲げ可能に織り込んだ織成体等を用いることもできる。
なお、本発明の実施に用いるフィルターを無端状となしたのは、当該フィルターを後述するドライブローラー等によって循環移動させるからであり、無端状といっても、点検、交換等の際に取り外せるように、端面同士を面ファスナー等によって係着させて無端状となしたものであってもよいのは勿論である。
次に、図中2は前記したフィルター1を循環移動させるための移動手段を示すもので、当該移動手段2は後述する抽出原料の供給位置より上流側に付設した入口ローラー3、温水の撒布位置より下流側の抽出粕排出位置に付設した出口ローラー4、前記入口ローラー3および出口ローラー4の間の抽出領域より下方部において無端状フィルター1を一定の方向に駆動するドライブローラー5、フィルター1のテンションを調整するテンション調整装置6を含む他、複数のガイドローラー7,7・・・によって構成されている。
すなわち、ドライブローラー5を、図示しない駆動装置によって駆動させると無端状のフィルター1は、入口ローラー3、出口ローラー4および複数のガイドローラー7,7・・・によって案内され、図1に示す矢印方向に循環移動する。フィルター1の弛みが大きいときは、テンション調整装置6を構成するエアシリンダ内に圧縮空気を送入してロッドを伸長させれば、最適なフィルター1のテンションを得ることができる。
8は原料供給手段をなす抽出原料の定量供給装置であり、図示するものはスクリューフィーダーを用いた例を示しているが、通常のベルトコンベヤを用いることもできるし、ローターリーバルブを応用した供給装置等、その他の原料供給装置を用いることもできる。なお、抽出原料のうち、鰹節、宗田節、鯖節などの魚節類は温水との接触面積を大きくするため、粉砕状ないしフレーク状となし、生豆を焙煎処理したコーヒー等については適宜大きさの粒状に粉砕処理する。
9は前記入口ローラー3より下流側に設定した原料供給手段による抽出原料の供給位置を示し、当該供給位置9より下流側の上方位置には多数の温水撒布手段10を配設してある。温水撒布手段10はシャワーノズルであってもよいし、熱水を滴下させる滴下ノズルであってもよく、対象となる抽出原料によって適宜変更することができる。
前記したように入口ローラー3および出口ローラー4の間が抽出原料の抽出領域となるものであるが、当該抽出領域において抽出原料がフィルター1の幅方向端部から溢流するのを防ぐため、受槽の上部に、フィルター1がU字状ないし樋状を形成することができるようにするための各種ガイドフレーム18を設けてある。
すなわち、入口ローラー3側のガイドフレーム18は、図3に示すように抽出領域に入る前の偏平状フィルター1の幅方向両端を徐々に上方向に折り込むため斜行状となっている。また、抽出原料の供給位置9の下流側におけるガイドフレーム18は、図4に示すようにU字状ないし樋状となっていて、フィルター1は当該ガイドフレーム18によってU字状ないし樋状を維持できるようになっている。
なお、ガイドフレーム18,18間においてU字状ないし樋状が維持できなくなるのを防ぐため、フィルター1の下側中央には2本のガイド部材22,22が架設されている。したがって、図5に示すようにガイドフレーム18,18間においてもフィルター1は、U字状ないし樋状を維持することができ、抽出原料が溢流するのを有効に防ぐことができる。
出口ローラー4側のガイドフレーム18は、U字状ないし樋状のフィルター1を元の偏平状態に戻すため入口ローラー3側のガイドフレーム18とは逆に徐々に拡がるように斜行させたガイドフレームとなっている(図6)。なお、ここでU字状ないし樋状としているのは抽出原料の溢流を防止するためであり、溢流が防止できるものであれば、V字状であってもよく、当該V字状形態等も本発明の範囲に含まれるのは云うまでもない。
上記した実施形態においては、入口ローラー3および出口ローラー4の間の抽出領域においてフィルター1は、上面が開口した状態となっているが、場合によっては、抽出原料の供給位置9の下流側においてフィルター1上に投入された抽出原料の上面を包み込むように、フィルター1の両端を交互に折り込むようにしてもよく、このような変更例も本発明の範囲に含まれるのは云うまでもない。
次に、図中11は移動中の抽出原料に温水を撒布して、抽出原料から抽出されるエキス分を温水と共に受ける受槽であり、図1に示すように取り出し口12側が低くなるよう底部に傾斜が設けられている。また、出口ローラー4の下方部には抽出粕排出用のコンベヤ13を設けてあり、エキス分の抽出を終えた粕を受けることができるようになっている。なお、フィルター1に付着残存する抽出粕は、出口ローラー4の下部において粕剥ぎスクレーパ14によってそぎ落とされる。
15はフィルター1の循環移動経路中に設けたフィルターの洗浄装置を示し、洗浄ノズル16から噴出される洗浄水によってフィルター1の表面を洗浄すると共に、脱水パイプ17によってフィルターに含まれる水分を除去する。
その他、図中の19は装置全体を覆う枠体20の一端に設けた排気ダクトである。
本発明連続抽出装置は以上のような構成からなり、移動手段2をなすドライブローラー5が運転を開始すると、フィルター1は図1の矢印方向に循環移動し、入口ローラー3の下流側に設けたガイドローラー18によって両端が徐々に上方に折り曲げられ、U字状ないし樋状となったフィルター1上に定量供給装置8から抽出原料21が連続して投入される。
そして、抽出原料21の供給位置より下流側に設けた温水撒布手段10より抽出原料21に向けて温水を連続して撒布すると、抽出原料21のエキス分が温水によって抽出され、フィルター1を透過して下部の受槽11内に落下する。受槽11内に溜まったエキス分の溶出温水は適時取り出し口12より配管を介して図示しないストレージタンク等に移送する。
抽出を終えた原料は出口ローラー4のところで下方に落下し、抽出粕排出用コンベヤ13によって粕剥ぎスクレーパ14によってそぎ落とされた微細な粕と共に系外に排出される。粕の除去されたフィルター1は洗浄装置15によって洗浄され、テンション調整装置6によって最適のテンションが維持されて、ドライブローラー5によって同じ操作が繰り返される。
このように、本発明装置によれば、抽出原料の抽出作業を間断なく連続して行なうことができ、従来のバッチ式抽出方法の問題点を解消することができる。
本発明連続式抽出方法を実施するための抽出装置の一例を示す概略図である。 循環移動するフィルターを上方からみた平面図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 図2のC−C線拡大断面図である。 図2のD−D線拡大断面図である。
符号の説明
1:フィルター
2:移動手段
3:入口ローラー
4:出口ローラー
5:ドライブローラー
6:テンション調整装置
7:ガイドローラー
8:定量供給装置
9:供給位置
10:温水撒布手段
11:受槽
12:取り出し口
13:抽出粕排出用コンベヤ
14:粕剥ぎスクレーパ
15:フィルター洗浄装置
16:洗浄ノズル
17:脱水パイプ
18:ガイドフレーム
19:排気ダクト
20:枠体
21:抽出原料
22:ガイド部材

Claims (5)

  1. 長手方向に無端状となしたフィルターを移動手段によって循環移動させ、当該循環移動するフィルター上に抽出原料を連続的に供給し、当該抽出原料の供給位置より下流側の上方位置に配設した温水撒布手段によって移動中の抽出原料に温水を撒布して、温水を抽出原料に接触させることにより抽出原料からエキス分を温水中に溶出させ、且つ抽出粕を連続してフィルター外に排出するようになしたことを特徴とする連続式抽出方法。
  2. 長手方向に無端状となしたフィルターと、このフィルターを循環移動させるためのフィルター移動手段と、当該移動手段によって移動するフィルター上に抽出原料を供給する原料供給手段と、この原料供給手段から投入された抽出原料に温水を撒布するため、原料供給位置より下流側の上方位置に配設した温水撒布手段と、抽出原料から溶出したエキス分を温水と併せて受ける受槽とを有することを特徴とする連続式抽出装置。
  3. フィルター移動手段は、原料供給位置より上流側に付設した入口ローラー、温水撒布手段より下流側の抽出粕排出位置に付設した出口ローラー、前記入口ローラーおよび出口ローラーの間の抽出領域より下方部において無端状フィルターを一定の方向に駆動するドライブローラー、無端状フィルターのテンションを調整するテンション調整装置を少なくとも含む請求項2記載の連続式抽出装置。
  4. 入口ローラーおよび出口ローラーの間の抽出領域において、フィルターがU字状ないし樋状をなすか、あるいは原料供給位置より下流側においてフィルターの幅方向両端を交互に折り込むようにするためのガイドフレームを受槽の上部に設けてある請求項2または請求項3記載の連続式抽出装置。
  5. フィルターの循環移動途中にフィルターの洗浄装置を設けた請求項2ないし請求項4記載の連続式抽出装置。
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