JP2006101719A - 巻き食品の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 春巻きに代表される巻き食品全般について、生産の効率化のため、その製造を自動化する具体的手段を提供する。
【解決手段】 本願発明では、第1案内部1は、複数のローラ10…10を備え、第1案内部1の各ローラ10…10の一部は、移送部の載置部30,30間の夫々に入り込んで配設され、第2案内部2は、複数のローラ20…20を備え、第2案内部の各ローラ20…20は、第1案内部1のローラ10…10よりも後方に配設されると共にその一部が第1案内部1のローラ10,10間の夫々に入り込んで配設される。移送部3の上記載置部30…30上の展開状態の被加工食材が、第1案内部1のローラ10…10の回転にて先端から上方へ向けて載置部30…30からめくり上げられ、第2案内部2のローラ20…20の回転にて後方に巻き返される。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、巻き食品の製造装置に関するものである。
食品の中には、春巻きや生春巻きなどに代表される外皮と外皮に包まれる具とを備えた具内包食品や、菓子などに代表されるロール状食品といった、巻き状食品(以下巻き食品と呼ぶ。)がある。
このような巻き食品の製造に際して、その風味や食感の向上に、種々の研究がなされ、例えば、特許文献1に見られるような提案がなされている。
これは、春巻きについて、一次調理から二次調理までの期間が短い場合及び一次調理から二次調理までの期間が長い場合でも、二次調理を施すことによってパリパリとした食感を得ることができ、二次調理によって得られたパリパリとした食感を比較的長時間に亘って持続させることができるもの、及びその製造方法の提供を図るものである。
即ち、この発明では、皮生地の一部の領域で具材を包み、当該皮生地の残りの領域を前記具材の周りに略一定の方向性をもたせて巻いて春巻を得るにあたって、前記皮生地の残りの領域が、当該残りの領域を具材の周りに巻き始める巻上げ開始端から当該残りの領域を具材の周りに巻き終える巻上げ終了端にかけて延在する第1の層と、巻上げ開始端から巻上げ終了端に向かって延在し、第1の層が具材の周りを最後に1周する道程での周方向中央部以遠で終端する第2の層とを含むように、前記皮生地を折り重ねる。
特開2004−121035号公報
しかし、このような提案は、食感の向上を主目的とするものであるゆえ、製造の自動化による製造効率の向上という面については、十分な検討がされていない。即ち、巻き方の如何を問わず、春巻きを巻く工程を自動化する具体的手段については言及されておらず、巻き食品の大量生産を行うための手段を提供するものではない。
本願発明は、上記の問題点を鑑みて、春巻きに代表される巻き食品全般について、生産の効率化のため、その製造を自動化する具体的手段を提供する。
本願第1の発明は、春巻き等の外皮と外皮に包まれる具とを備えた具内包食品や、具を入れずに巻かれるロール状食品などの、巻き食品を製造する巻き食品の製造装置について、次のものを提供する。
即ち、この装置は、展開状態の被加工食材を乗せて、後方から前方へ移動させるベルトコンベア等の移送部3と、第1案内部1及び第2案内部2の少なくとも2つの案内部とを備える。移送部3は、移送方向と交差する方向に間隔を開けて並列に配置された、複数の載置部30…30を備える。第1案内部1は、移送部3の載置部30…30の上方にて、同心に配設された複数のローラ10…10を備え、第1案内部1の各ローラ10…10の一部は、移送部の載置部30,30間の夫々に入り込んだ状態に配設されている。第2案内部2は、移送部3の載置部30…30の上方にて、同心に配設された複数のローラ20…20を備え、第2案内部の各ローラ20…20は、第1案内部1のローラ10…10よりも後方に配設されると共に第2案内部の各ローラ20…20の一部は、第1案内部1のローラ10,10間の夫々に入り込んだ状態に配設されている。これにて、移送部3の上記載置部30…30に乗せられて移送されてきた展開状態の被加工食材が、第1案内部1のローラ10…10の回転にて先端から上方へ向けて載置部30…30からめくり上げられ、第2案内部2のローラ20…20の回転にて後方に巻き返される。
ここで食品とは、一般的な調理食品は勿論、菓子も含まれる。また、外皮とは、皮として用いられるものに限定するものではなく、例えば通常は具として用いられる(例えば肉やベーコンなどの)食材も含む。また、具とは、通常の具材に限定するものではなく、外皮として用いられる食材に内包可能であれば、どのような食材であってもよい(例えば、巻き寿司では、通常海苔が外皮となるが、中には、寿司飯を外側にして海苔に巻いたものもあり、このようなものも、寿司飯を外皮とし、海苔を具とするものとして、含まれる)。
本願第2の発明は、上記本願第1の発明にあって、次の巻き食品の製造装置を提供する。即ち、上記両案内部1,2は、移送部3の移送区間の途中に配置されたものであり、上記の通り両案内部1,2にて被加工食材を巻き食品に加工した後、両案内部の夫々のローラ10…10,20…20は、載置部30…30の載置面より上方に退き、巻き食品を更に前方へ移動させるものであることを特徴とする。
本願第3の発明は、上記本願第1又は第2の発明にあって、次の巻き食品の製造装置を提供する。即ち、複数の載置部30…30のうち少なくとも移送方向に対して左側に配設された載置部30の載置面は、前方に進むに従って左端側が漸次上方を向き、更に前方に進むに従って当該左端側が漸次右側を向く、区間を備える。また、複数の載置部30…30のうち少なくとも移送方向に対して右側に配設された載置部30の載置面は、前方に進むに従って右端側が漸次上方を向き、更に前方に進むに従って当該右端側が漸次左側を向く、区間を備える。これにて、移送部3にて前方へ移送されるに従い、被加工食材又は上記加工後の巻き食品の左右端が、被加工食材又は巻き食品の中央上部に折り返される。
本願第4の発明は、上記本願第1乃至第3の何れかの発明にあって、次の巻き食品の製造装置を提供する。即ち、移送部3は、夫々少なくとも前後2本の軸に掛けられ且つ並列に配置された複数の環状ベルトを載置部30…30として備えたベルトコンベアである。複数のベルトのうち少なくとも移送方向に対して左側に配設されたベルトの載置面は、前方に進むに従って左端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該左端側が右側を向くよう、捩られた状態に軸に保持されたものである。また、複数のベルトのうち少なくとも移送方向に対して右側に配設されたベルトの載置面は、前方に進むに従って右端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該右端側が左側を向くよう、捩られた状態に軸に保持されたものである。これにて、移送部3にて前方へ移送されるに従い、被加工食材又は上記加工後の巻き食品の左右端が、被加工食材又は巻き食品の中央上部に折り返される。
本願の各発明は、外皮と外皮に包まれる具とを備えた具内包食品や、具を入れずに巻かれるロール状食品などの巻き食品について、製造ライン上、即ち移送部の上に載せられた被加工食材の移送中、被加工食材を巻き加工することが可能な具体的手段を提供し得た。
即ち、移送部の載置部間に、第1案内部の各ローラの一部を入り込んだ状態に配設することにより、送られてくる被加工食材について移送部と第1案内部との間を通過させることなく、その先端から上方に第1案内部の各ローラで確実に掬い上げ、その一部が第1案内部のローラ間に入り込んだ状態に配設された第2案内部の各ローラへ向けて、第1案内部から第2案内部へ確実に被加工食材を受け渡し、当該食材を第2案内部の各ローラにて後方に巻くことができる。
また、本願第2の発明により、両案内部を上方に退避させることにより、移送部の載置部の間にその一部が入り込んでいた第1案内部の各ローラを、載置部から上方に引き離し、移送部の載置部と両案内部のローラの間から、上記にて製造した巻き食品を、移送部にて、更に前進(他へ移送)させることができる。従って、製造ラインを円滑に稼動することができる。
更に、上記第3及び第4の発明によって、巻き加工前の被加工食材又は加工後の巻き食材(食品)にて、移送方向に対してその左右を内側に折り込むことが可能であり、巻いて筒状にされた食材(食品)の両端も閉じることができる。従って、そのような加工を必要する食材(食品)について、より一層の自動化を推進し得たものである。
以下、図面を参照しつつ、本願発明の好ましい実施の形態について、説明する。図1〜図5へ本願発明の一実施の形態を示す。図1は、本願発明の一実施の形態を示す装置の略右側面図である。図2は図1に示す装置の略平面図である。図3及び図4は、図1に示す装置の被加工食材を加工する状態を示す右側面図である。図5は、上記装置について加工後、食品を更に前進させる状態を示す略右側面図である。
各図において、説明の便宜上、Uは上方を、Sは下方を、Fは移送方向の前方を、Bは移送方向の後方を、Rは移送方向に対し右側を、Lは移送方向に対して左側を、夫々示している。
この巻き食品製造装置は、春巻き等の外皮と外皮に包まれる具とを備えた具内包食品や、具を入れずに巻かれるロール状食品などの、巻き食品を製造する巻き食品全般の製造するものであり、図1に示す通り、移送部3と、案内機構5とを備える。
以下、春巻きの製造として実施した場合を例に採って、各部の構成について詳しく説明する。
移送部3は、前方軸31と、移送方向について前方軸31の後方に設けられた前方軸32と、両軸31,32間に掛けられた複数の環状ベルト30…30(載置部30…30)とを備える。前方軸31と後方軸32の少なくとも何れか一方は、電動機などの動力源33を備え、当該動力源からの動力の供給を受けて回転し、環状ベルト30…30を循環させる。
環状ベルト30…30は、被加工食材の載置部(必要に応じて載置部30…30と呼ぶ。)を構成する。環状ベルト30…30は、図2へ示す通り、移送方向X(移送部3の前後方向F,B)に対し、交差する方向(左右)に間隔を開けて、夫々が平行に配列されている。
この実施の形態において、前方軸31と後方軸32の間には、副前方軸34と、当該副後方軸34の前方に位置する副後方軸35とが設けられている。そして、上記の環状ベルト30…30夫々の間に、第2環状ベルト36…36が配列されている。この第2環状ベルト36…36は、環状ベルト30…30間において、上記後方軸32と副前方軸34とに掛けられている。この実施の形態において、後方軸32が動力源33から動力の供給を受けて回転する。従って、第2環状ベルト36…36も、当該後方軸32の回転にて循環する。
また、移送方向Xについて第2環状ベルト36…36の前方において、環状ベルト30…30夫々の間に、第3環状ベルト37…37が配列されている。第3環状ベルト37…37の夫々は、上記の副後方軸35と前方軸31とに掛けられている。
上記の通り、第2環状ベルト36…36及び第3環状ベルト37…37を設けることによって、環状ベルト30…30夫々の間に設けられた間隔が塞がれ、当該間隔から、当該ベルト30…30に乗せられた被加工食材が、脱落したり、下方に沈むのを防ぐ。不要であれば、このような第2環状ベルト36…36や第3環状ベルト37…37は設けずに実施することも可能である。
移送方向Xについて、第2環状ベルト36…36と第3環状ベルト37…37との間、即ち、副前方軸34と副後方軸35との間には、案内機構5(軸支持体50)を配設するのに必要な間隔が開けられている。
次に案内機構5について説明する。
案内機構5は、図1に示す通り、移送部3の移送区間の途中、即ち、移送方向Xについて、上記の副前方軸34と副後方軸35との間に配設されている。
この案内機構5は、支持体50と、昇降装置51と、回転駆動装置52と、第1案内部1と、第2案内部2とを備える。
昇降装置51は、油圧等の流体圧を利用して、或いは機械的に、支持体50を昇降させることが可能である。この実施の形態において、昇降装置51は油圧シリンダとビストンとを備え、油圧によってピストンを上下に移動させるものであり、ピストンに先端(上端)に支持体50が設けられている。
支持体50には、上記の、回転駆動装置52と第1案内部1と第2案内部2とが設けられている。
詳述すると、支持体50は、上記の副前方軸34と、副後方軸35との間に位置し、下方から上方に伸びる主支持体50aと、主支持体50aの上端に設けられ且つ後方B側に伸びる副支持体50bとにて構成されている。主支持体50aに、上記の第1案内部1が設けられ、副支持体50bには、上記の第2案内部2が設けられている。
図2に示す通り、第1案内部1は、第1回転軸11と、第1回転軸11に設けられた円板状の複数のローラ10…10とを備える。
第1回転軸11は、主支持体50aによって、移送部1(環状ベルト30…30)の上方に、その軸方向が移送方向Xと交差するよう、水平に配置されている。
ローラ10…10(以下必要に応じて第1ローラ10…10と呼ぶ。)同士は、間隔を開けて第1回転軸11に設けられている。第1ローラ10…10は、夫々が同心となるように、その中心に上記第1回転軸11が通され、第1回転軸11と一体になるよう固定されている(図面の煩雑を避けるため図2において第1回転軸11と第1ローラ10…10との境界線は省略してある。但し、第1ローラ10…10は、第1回転軸11に対して一体に成形されたものとしても実施可能である)。第1ローラ10…10の上記間隔及び第1ローラ10…10夫々の厚みは、環状ベルト30…30間に、第1ローラ10…10の下部を入り込ませることが可能なものとする。
そして、図1に示す通り、主支持体50aは、上方より、環状ベルト30…30間に、第1ローラ10…10の下部が入り込んだ状態に、第1ローラ10…10の夫々を支持する。
図2へ示す通り、第2案内部1は、第2回転軸21と、第2回転軸21に設けられた円板状の複数のローラ20…20とを備える。
第2回転軸21は、副支持体50bによって、移送部1(環状ベルト30…30)の上方に、その軸方向が移送方向Xと交差するよう、水平に配置されている。副支持体50bは、第2回転軸21を、第1回転軸11に対して、移送方向Xについて、後方B側に間隔を開けて配置される。
ローラ20…20(以下必要に応じて第2ローラ20…20と呼ぶ。)同士は、間隔を開けて第2回転軸21に設けられている。第2ローラ20…20は、夫々が同心となるように、その中心に上記第2回転軸21が通され、第2回転軸21と一体になるよう固定されている(図面の煩雑を避けるため図2において第2回転軸21と第2ローラ20…20との境界線は省略してある。但し、第2ローラ20…20は、第2回転軸21に対して一体に成形されたものとしても実施可能である)。第2ローラ20…20の上記間隔及び第2ローラ20…20夫々の厚みは、第1ローラ10…10間に、第2ローラ20…20の前部を入り込ませることが可能なものとする。
そして、図1に示す通り、副支持体50bは、上方より、第1ローラ10…10間に、第2ローラ20…20が入り込んだ状態に、第2ローラ20…20の夫々を支持する。
但し、第2ローラ20…20の夫々は、第1ローラ10…10と異なり、環状ベルト30…30間には入り込まず、移送部3(環状ベルト30…30)との間に、被加工食材を通すことが可能な間隔が開けられている。
図1に示す通り、支持体50(主支持体50a)に設けられた回転駆動部52は、第1回転軸11及び第2回転軸21を回転させる駆動力を供給する動力源である。回転駆動部52には、電動機を採用することができる。
回転駆動部52は、図1に示す通り、ベルト或いはチェーンを介して両回転軸11,21に動力の伝達を行うものとしても、ギアを介して動力の伝達を行うものとしてもよく、或いは回転軸に直結したものとしても実施可能である(直結する場合は、回転駆動部52を2つ備えるものとし、夫々の回転軸11,21に対して、回転駆動部52を直結させればよい)。
移送方向Xを右から左に向かうものとした場合、回転駆動部52によって、第1回転軸11及び第2回転軸21は、共に、反時計回りに回転する。
次に、この装置によって、被加工食材を巻き食品に製造する方法について説明する。
図3へ示す通り、具m2が乗せられた展開状態の外皮m1即ち被加工食材mを、移送部3の環状ベルト30に乗せて、案内機構5に向けて移動する。
案内機構5の第1案内部1の第1ローラ10…10に到達した被加工食材mの外皮m1は、第1ローラ10…10と当接し、第1ローラ10…10の上記回転によって、環状ベルト30…30の上面より、先端から順次捲り上げられる。
図4へ示すように、第1ローラ10…10にて捲り上げられた被加工食品mの外皮m1は、第2ローラ20…20と当接し、後方へ向けて巻き返される。この第1案内部1及び第2案内部2による外皮m1の巻回動作中も移送部3の環状ベルト30…30は、駆動(環状ベルト30…30の循環)を続けて、第1案内部1への外皮m1の当接状態を維持する。
これによって、外皮m1が具m2を内包するように包み、巻き食品Mとして完成する。
ここでは、外皮m1を一巻きに巻くものとしたが、多重に巻くものとしても実施可能であり、その場合、第1案内部1により、被加工食材mの移送方向への移動を抑えると共に、所定の巻き数被加工食材mを回転させればよい。
実際の、春巻きの製造では、外皮が解けないように、具に対して二重以上に巻かれるものである(そのため、実際の春巻きでは、具に対する外皮の前後幅は、図示したものよりも長い。)が、ここでは、図面の煩雑を避けるため、一巻きとした。
上記にて、巻き食品Mを完成した後、昇降部51が、図5へ示す通り、支持体50を上方に移動させることにより、第1案内部1及び第2案内部2を移送部3より上方へ退避させ、第1案内部1と移送部3との間に、巻き祝品Mが通ることが可能な、間隔を確保し(移送部3の載置部即ち環状ベルト30…30間に入り込んでいた第1案内部1の第1ローラ10…10を、環状ベルト30…30間から上方へ抜き出し)、上記巻き食品Mを更に前進させる。
図6〜図10を用いて他の実施の形態について説明する。
図6は、この実施の形態の装置の略平面図であり、図7は、その背面図である。図8及び図10は、この装置の使用状態を示す略平面図であり、図9は、この装置の使用状態を示す略背面図である。
この実施の形態に係る装置は、上記の案内機構5による巻き加工前に、展開状態の外皮m1の左右端を折り畳むことが可能である。
図示の通り、移送部3の上方において、後方軸32と、案内機構5(第2案内部2)との間には、上方軸38が設けられている。この上方軸38は、その軸方向が、移送方向Xと交差するように、水平に配置されている。39は、当該上方軸を軸止し支持する支持部材を示している。
移送部30は、上記の環状ベルト30…30の左側に、左側環状ベルト30aを備え、環状ベルト30…30の右側に、右側環状ベルト30bを備える。
当該左右の環状ベルト30a,30bは、後方軸32と、上方軸38とに、(左右対称となるよう)捩られた状態に掛けられている。この実施の形態では、左右の環状ベルト30a,30bは、180度(8の字に)捩られている。但しこのような捩り角に限定するものではなく、変更可能である。この実施の形態では、一本の上方軸38に左右の両環状ベルト30a,30bが掛けられているが、180度以外の角度に両ベルト03a,30bを捩る場合は、左右夫々別々の上方軸38,38を設けて、各上方軸38,38を、夫々後方軸32に対して、ねじれの位置関係をとるように配設すればよい。
移送方向Xについて、左右の環状ベルト30a,30bの前方側は、中央に位置する環状ベルト30…30の真上に位置するよう、上方軸38に掛けられている。
このようにして、左側環状ベルト50aの載置面は、移送方向Xの前方に進むに従って左端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該左端側が右側を向くよう、捩られた状態に後方軸32及び上方軸38に掛けられている。
また、右側環状ベルト50aの載置面は、移送方向Xの前方に進むに従って右端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該右端側が左側を向くよう、捩られた状態に後方軸32及び上方軸38に掛けられている。
次に図8〜図10を用いて、被加工食品の左右を折り畳む加工の方法について説明する。
図8に示す通り、移送部3の後方側に載せられた展開状態の外皮m1は、図9に示す通り、前方に進むに従って、その左右が、左右の循環ベルト30a,30bによって持ち上げられ、更に進むことによって、図10へ示す通り、外皮m1の左右は内側へ織り込まれる。このようにして、左右が折られた被加工食品mは、移送部3によって案内機構5に向けて更に前進する。
この図6〜図10に示す実施の形態について、特に言及しなかった構成については、図1〜図5に示す実施の形態と同様である。
上記の実施の形態において、左右の環状ベルト30a,30bは、移送方向について、両案内部1,2よりも後方側に置かれ、両案内部1,2による巻き加工前に、食材左右の折り畳みの加工を行うものとしたが、両案内部1,2よりも前方側に置かれ、両案内部1,2による巻き加工後に、食材(巻き食品)の左右を折り畳むものとしても実施可能である。
また、上記の各実施の形態において、第1案内部1と第2案内部2とは一体に昇降するものとしたが、夫々昇降手段を備え、別々に昇降するものであっても実施可能である。
また、案内部1,2は、移送部の載置部に対して相対的に上方へ移動するものであればよく、案内部1,2に対して、移送部3の載置部が、下方に移動するものであっても、実施可能である。
案内部として、第1及び第2案内部1,2以外に第3或いは第4の案内部(3つ以上の案内部)を備えるものとして実施することも可能である。
また、上記の実施の形態において、左右の環状ベルト30a,30bを有するものとしたが、被加工食材(巻き食品)の左右を折り畳む必要がない場合は、このベルトを設けずに実施することも可能である。
また更に、左右いずれかのみに折り畳み用の環状ベルトを設けるものとしても実施可能である。例えば、巻いて筒状とする食材について、底を有し一端が開放された状態(袋状)の食品を形成するような場合、左側或いは右側のみを折り畳んで底を形成するものとしても実施可能である。
本願発明の一実施の形態を示す装置の略右側面図である。 図1に示す装置の略平面図である。 図1に示す装置の被加工食材を加工する状態を示す右側面図である。 図1に示す装置の被加工食材を加工する状態を示す右側面図である。 上記装置について加工後、食品を更に前進させる状態を示す略右側面図である。 他の実施の形態を示す略右側面図である。 図6に示す装置の略背面図である。 図6及び図7に示す装置の使用状態を示す略平面図である。 図6及び図7に示す装置の使用状態を示す略背面図である。 図6及び図7に示す装置の使用状態を示す略平面図である。
符号の説明
1 第1案内部
2 第2案内部
3 移送部
10 (第1案内部1の)ローラ
20 (第2案内部2の)ローラ
30 載置部

Claims (4)

  1. 春巻き等の外皮と外皮に包まれる具とを備えた具内包食品や、具を入れずに巻かれるロール状食品などの、巻き食品を製造する装置であって、
    展開状態の被加工食材を乗せて、後方から前方へ移動させるベルトコンベア等の移送部と、第1案内部及び第2案内部の少なくとも2つの案内部とを備え、
    移送部は、移送方向と交差する方向に間隔を開けて並列に配置された、複数の載置部を備え、
    第1案内部は、移送部の載置部の上方にて、同心に配設された複数のローラを備え、第1案内部の各ローラの一部は、移送部の載置部間の夫々に入り込んだ状態に配設され、
    第2案内部は、移送部の載置部の上方にて、同心に配設された複数のローラを備え、第2案内部の各ローラは、第1案内部のローラよりも後方に配設されると共に、第2案内部の各ローラの一部は、第1案内部のローラ間の夫々に入り込んだ状態に配設され、
    移送部の上記載置部に乗せられて移送されてきた展開状態の被加工食材が、第1案内部のローラの回転にて先端から上方へ向けて載置部からめくり上げられ、第2案内部のローラの回転にて後方に巻き返されるものであることを特徴とする巻き食品の製造装置。
  2. 上記両案内部は、移送部の移送区間の途中に配置されたものであり、上記の通り両案内部にて被加工食材を巻き食品に加工した後、両案内部の夫々のローラは、載置部の載置面より上方に退き、巻き食品を更に前方へ移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の巻き食品の製造装置。
  3. 複数の載置部のうち少なくとも移送方向に対して左側に配設された載置部の載置面は、前方に進むに従って左端側が漸次上方を向き、更に前方に進むに従って当該左端側が漸次右側を向く、区間を備え、
    複数の載置部のうち少なくとも移送方向に対して右側に配設された載置部の載置面は、前方に進むに従って右端側が漸次上方を向き、更に前方に進むに従って当該右端側が漸次左側を向く、区間を備え、
    移送部にて前方へ移送されるに従い、被加工食材又は上記加工後の巻き食品の左右端が、被加工食材又は巻き食品の中央上部に折り返されることを特徴とする請求項1又は2記載の巻き食品の製造装置。
  4. 移送部は、夫々少なくとも前後2本の軸に掛けられ且つ並列に配置された複数の環状ベルトを載置部として備えたベルトコンベアであり、
    複数のベルトのうち少なくとも移送方向に対して左側に配設されたベルトの載置面は、前方に進むに従って左端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該左端側が右側を向くよう、捩られた状態に軸に保持されたものであり、
    複数のベルトのうち少なくとも移送方向に対して右側に配設されたベルトの載置面は、前方に進むに従って右端側が上方を向き、更に前方に進むに従って当該右端側が左側を向くよう、捩られた状態に軸に保持されたものであり、
    移送部にて前方へ移送されるに従い、被加工食材又は上記加工後の巻き食品の左右端が、被加工食材又は巻き食品の中央上部に折り返されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の巻き食品の製造装置。
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