JP2006101637A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷回路の状態に適した帰還方法により駆動電圧を生成することができる電源装置の提供する。
【解決手段】 電源装置100は、昇圧回路10、PWM制御回路20、電流制御回路16、利得制御回路50を含む。昇圧回路10は、一般的なスイッチングレギュレータであって、入力端子102に入力される入力電圧Vinを昇圧して出力端子104に出力する。電源装置100には第1負荷回路のLED80と、第2負荷回路82が接続され、切り替えて使用される。LED80を定電流駆動するため電流制御回路16は第1帰還回路30と第2帰還回路40とを含む。第1帰還回路30は、LED80のみ駆動する場合に使用され、第2帰還回路40は、第2負荷回路82を駆動する場合に使用される。これらの帰還回路の切り替えは、選択端子108から入力される選択信号Vselによって行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置に関し、特に負荷回路を定電流駆動する電源装置に関する。
近年の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、等の小型情報端末においては、例えば液晶のバックライトに用いられるLED(Light Emitting Diode)などのように電池の出力電圧よりも高い電圧を必要とするデバイスが存在する。これらの小型情報端末では、Liイオン電池が多く用いられ、その出力電圧は通常3.5V程度であり、満充電時においても4.2V程度であるが、LEDはその駆動電圧として電池電圧よりも高い電圧を必要とする。このように、電池電圧よりも高い電圧が必要とされる場合には、スイッチングレギュレータやスイッチドキャパシタ方式等の電源装置を用いて電池電圧を昇圧し、LEDなどの負荷回路を駆動するために必要な電圧を得ている。
このような電源装置により、LEDを負荷回路として駆動するためには、LEDのカソード端子に検出抵抗を接続し、その検出抵抗での降下電圧を一定に保つように帰還を行い、LEDを駆動する方法がある(特許文献1参照)。例えば、しきい値電圧がVfで与えられるLEDをn段直列に接続して駆動する場合には、前記検出抵抗の抵抗値をR、LEDに流れる電流をIcとすると、電源装置の出力電圧をVout=Vf×n+R×Icとすればよい。この技術によれば、検出抵抗の抵抗値Rを小さくすることにより検出抵抗での消費電力を低減でき、回路全体としての効率を高くすることができる。
また、検出抵抗Rに変えて、LEDに電流Icを流す定電流源を接続して定電流駆動を行う方法もある(特許文献2参照)。この定電流源とLEDの接続点の電位をVxとすれば、電源装置の出力電圧は、Vout=Vf×n+Vxとなる。定電流源は、Vxの値によらずに一定の電流を流すことができるので、LEDに定電流Icを流しつつ、定電流源が正常に動作する範囲において出力電圧Voutを所望の値に設定することができる。
特開2003−152224号公報 特開2004−22929号公報
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。いま、負荷回路として、LEDと、LEDよりも高い駆動電圧を必要とする第2のデバイスを切り替えて駆動する場合について考える。第2のデバイスを駆動するために必要な出力電圧がVout2であるとき、特許文献1に記載の技術によれば、検出抵抗の抵抗値は、R2=(Vout2−Vf×n)/Icとして設定すればよい。しかしながら、この技術によると、LEDのみを駆動する際にも、負荷回路に対してVout2が印加されることになるため、検出抵抗での電力損失は、出力電圧がVoutのときと比べてIc×(Vout’−Vout)だけ大きくなり、LED駆動時の回路全体の効率が低下する。さらに、昇圧回路の昇圧倍率が高くなるため、昇圧回路への入力電流が増加して昇圧回路での効率も悪化する。
また、特許文献2に記載の技術では、定電流源とLEDの接続点の電位をVxは、定電流回路に使用されるトランジスタが飽和しないように、所定のしきい値電圧Vthより高く設定する必要がある。従って、LEDのみを駆動する場合にも、Vxの値をVth以下に下げることができず、定電流回路の消費電力はIc×Vth以下には低減できないため、LED駆動時の効率が悪化してしまう。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は負荷回路の状態に適した帰還方法により駆動電圧を生成することができる電源装置の提供にある。
本発明のある態様は電源装置に関する。この電源装置は、所定の定電流で駆動すべき負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、検出抵抗での降下電圧に対応する負荷回路との接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、負荷回路と直列に、かつ検出抵抗と並列に接続された所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と負荷回路の接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、を備える。駆動電圧生成部は、第1または第2帰還回路のうち選択された一方から帰還される電圧に基づいて駆動電圧を生成する。
第1帰還回路は、負荷回路に流れる電流を検出抵抗により電圧に変換して帰還制御を行うことにより定電流駆動を行う。第2帰還回路は、負荷回路に定電流回路を接続することにより定電流駆動を行う。
この態様によれば、駆動電流のみが問題となる負荷回路に対しては第1帰還回路によって駆動電圧を生成し、駆動電流に加えて駆動電圧も問題となる負荷回路や、駆動電圧を変化させたい負荷回路に対しては、第2帰還回路を使用することにより様々な負荷回路に適した駆動電圧を生成することができる。
駆動電圧生成部は、第1帰還回路が選択されたとき、第1帰還回路から帰還される電圧が、所定の定電流と検出抵抗の積で与えられる目標値に近づくように駆動電圧を生成し、第2帰還回路が選択されたとき、第2帰還回路から帰還される電圧が、定電流回路が正常に動作するように決められた目標値に近づくように駆動電圧を生成してもよい。
第1帰還回路は、検出抵抗での降下電圧を一定に保つことで、負荷回路に流れる電流を所定の定電流に安定化することができる。一方、第2帰還回路は、定電流回路と負荷回路との接続点の電圧の制御目標値を、定電流回路が正常動作するために必要な所定のしきい値電圧より高く設定することにより、負荷回路に流れる電流を所定の定電流に安定化することができる。
電源装置は、第1および第2帰還回路から前記駆動電圧生成部への電圧帰還経路上に設けられた可変利得増幅器をさらに備えてもよい。可変利得増幅器は、駆動電圧生成部に帰還される電圧の信号レベルが、第1または第2帰還回路いずれが選択されたときにも略同一となるように、第1または第2帰還回路のいずれが選択されたかに応じてその利得を切り替えてもよい。
第1帰還回路と第2帰還回路により帰還される電圧はそれぞれ信号のレベルが異なっている場合がある。このような場合に、可変利得増幅器により駆動電圧生成部に帰還される電圧レベルをそろえることにより、駆動電圧生成部の構成を簡略化することができる。
負荷回路は発光ダイオードを含み、検出抵抗および定電流回路は、発光ダイオードのカソード端子と接地端子間に並列に接続されてもよい。
電源装置は、第1帰還回路または第2帰還回路を選択するための選択信号を入力する選択端子をさらに備えてもよい。
電源装置が搭載された電子機器等において、負荷回路の状態を統合的に制御する回路から出力される選択信号によって電源装置の帰還回路を切り替えることにより負荷回路に応じた適切な駆動電圧の生成を行うことができる。
検出抵抗の抵抗値は、第1帰還電圧が第2帰還電圧よりも低くなるように決定されてもよい。第1帰還電圧を低くすることにより、検出抵抗における消費電力を低減することができ、第1帰還回路を選択した場合に高効率とすることができる。
本発明の別の態様もまた、電源装置に関する。この電源装置は、第1の負荷回路および第1の負荷回路よりも高い電圧で駆動すべき第2の負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、第1の負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、検出抵抗での降下電圧に対応する前記負荷回路との接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、第1の負荷回路と直列に、かつ検出抵抗と並列に接続された所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と負荷回路の接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、を備える。駆動電圧生成部は、第1の負荷回路が単独で駆動される第1モードにおいては、第1帰還回路から帰還される電圧に基づいて駆動電圧を生成し、第1および第2の負荷回路の両方が同時に駆動される第2モードにおいては、第2帰還回路から帰還される電圧に基づいて駆動電圧を生成する。
この態様によれば、第1の負荷回路のみ駆動する場合には、駆動電流のみをモニタし、第2の負荷回路が第1の負荷回路と同時に駆動される場合には、第1の負荷回路の駆動電流と、第2の負荷回路の駆動電圧の両方をモニタすることにより、各負荷回路に応じた適切な駆動電圧の生成を行うことができる。
本発明の別の態様もまた、電源装置に関する。この電源装置は、所定の定電流で駆動すべき第1の負荷回路および第1の負荷回路よりも高い電圧で駆動すべき第2の負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、第1の負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、検出抵抗での降下電圧に対応する負荷回路との接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、第1の負荷回路と直列に、かつ検出抵抗と並列に接続された所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と負荷回路の接続点の電圧を駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、駆動電圧生成部により生成された駆動電圧を駆動電圧生成部に帰還する第3帰還回路と、を備える。駆動電圧生成部は、第1の負荷回路が単独で駆動される第1モードにおいては、第1帰還回路から帰還される電圧に基づいて駆動電圧を生成し、第1および第2の負荷回路の両方が同時に駆動される第2モードにおいては、第2帰還回路または第3帰還回路から帰還される電圧に基づいて駆動電圧を生成する。
この態様によれば、定電流駆動すべき第1の負荷回路のみ駆動する場合には、駆動電流のみをモニタし、定電圧駆動すべき第2の負荷回路が第1の負荷回路と同時に駆動される場合には、第1の負荷回路の駆動電流と、第2の負荷回路の駆動電圧の両方をモニタすることにより、各負荷回路に応じた適切な駆動電圧の生成を行うことができる。
この電源装置は、第1および第2帰還回路から前記駆動電圧生成部への電圧帰還経路上
に設けられ、第1または第2帰還回路から駆動電圧生成部に帰還される電圧を、第1または第2モードで利得を切り替えて増幅することにより、いずれのモードにおいても信号レベルが略同一とされた第1帰還電圧として出力する第1増幅器と、第3帰還回路と駆動電圧生成部との間に設けられ、第3帰還回路から駆動電圧生成部に帰還される電圧を、第1増幅器から出力される第1帰還電圧の信号レベルと略同一となるように増幅して第2帰還電圧として出力する第2増幅器と、第1帰還電圧と第2帰還電圧のうち、低い方を選択して出力する最小値回路と、をさらに備えてもよい。駆動電圧生成部は、最小値回路の出力に基づいて駆動電圧を生成してもよい。
第1増幅器および第2増幅器により第1および第2帰還電圧を略同一のレベルの信号とし、低い方を基準に駆動電圧を生成することにより、第1、第2帰還電圧の低い方の一方は目標値に近づくように制御され、他方はその目標値よりも高い電圧に安定化されるため、いずれの帰還電圧もそれぞれの目標値より低くなることはないため、負荷回路を安定に動作させることができる。
第1の負荷回路は発光ダイオードであり、検出抵抗および定電流回路は、発光ダイオードのカソード端子と接地端子間に並列に接続されてもよい。
本発明の別の態様もまた、電源装置に関する。この電源装置は、負荷回路の一端に所定の駆動電圧を出力する駆動電圧生成部と、負荷回路の他端と基準電圧との間に接続された帰還回路と、負荷回路と帰還回路との接続点の電圧を電源電圧生成回路に帰還して出力電圧の値を制御するための出力制御回路と、を備える。帰還回路は、定電流回路または抵抗回路の一方が選択可能に形成されている。
この態様によれば、帰還回路において、駆動電流のみが問題となる負荷回路に対しては抵抗回路を選択し、駆動電流に加えて駆動電圧も問題となる負荷回路や、駆動電圧を変化させたい負荷回路に対しては、定電流回路を選択することにより様々な負荷回路に適した駆動電圧を生成することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る電源装置により、負荷回路の状態に応じた駆動電圧の生成を行うことができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電源装置100を示す回路図である。この電源装置100は入力電圧を昇圧して出力する昇圧型コンバータである。
この電源装置100には、第1負荷回路であるLED80と、第2負荷回路82が接続されており、負荷回路の状態に応じて2つの動作モードが切り替えて使用される。以下、LED80のみが駆動される状態を第1モードといい、LED80と第2負荷回路82が駆動される状態を第2モードという。
電源装置100は、端子として、入力端子102、出力端子104、LED端子106、選択端子108を備える。それぞれの端子に印加され、または現れる電圧を入力電圧Vin、出力電圧Vout、カソード電圧Vled、選択信号Vselという。
第1負荷回路であるLED80は、順方向電圧VfのLEDが4段直列に接続されている。つまり、各端子の電圧間には、Vout=Vf×4+Vledの関係が成り立つ。Vf=3.2Vとすれば、電源装置100はVout1=12.8+Vledを出力することになる。ただし、LED80のみ駆動される状態では、LED80に定電流Irefが流れていればよく、出力電圧Vout1は特に問題とはならない。
第2負荷回路は、LED80よりも高い駆動電圧が要求されるデバイスであり、駆動電圧としてVout2=15V以上が必要とされるものとする。
本実施の形態に係る電源装置100は、これらの2つの負荷回路に適した駆動電圧の生成を行う。
この電源装置100は、昇圧回路10、PWM制御回路20、電流制御回路16、利得制御回路50を含む。
昇圧回路10は、一般的なスイッチングレギュレータであって、入力端子102に入力される入力電圧Vinを昇圧して出力端子104に出力する。この昇圧回路10の入出力端子はそのまま電源装置100の入出力端子に対応する。昇圧回路10は、スイッチングトランジスタSW1、整流用ダイオード12、インダクタL1、出力コンデンサCoを含み、スイッチングトランジスタSW1をオンオフさせることによりインダクタL1と出力コンデンサCoによりエネルギ変換を行うことで入力電圧Vinを昇圧して出力する。
電源装置100には、第1の負荷回路としてLED80が接続される。LED80のアノード端子は出力端子104に、カソード端子はLED端子106にそれぞれ接続されている。
電流制御回路16は、LED80に流れる電流を制御するための回路であって、LED80のカソード端子に接続され、LED80の輝度を調節する機能を有する。電流制御回路16は、第1帰還回路30、第2帰還回路40、インバータ18を含む。この電流制御回路16には、選択端子108から選択信号Vselが入力されている。第2帰還回路40と選択端子108の間にはインバータ18が設けられており、選択信号Vselのハイレベルとローレベルを反転する。選択信号Vselがハイレベルの時には第1帰還回路30が動作し、ローレベルのときには第2帰還回路40が動作する。
第1帰還回路30は、検出抵抗R1とスイッチSW2を含む。選択信号Vselがハイレベルのとき、スイッチSW2はオンし、検出抵抗R1がLED端子106に接続される。第1負荷回路であるLED80に流れる電流をIcとすると、検出抵抗R1での降下電圧は、R1×Icで与えられ、スイッチSW2での電圧降下を無視すれば、LED80のカソード端子の電圧Vledは、Vled=R1×Icとなる。検出抵抗R1で消費される電力は損失となるため、その抵抗値は極力小さく設定する。
第1帰還回路30においては、LED80に流すべき定電流をIrefとすると、カソード端子の電圧Vledを目標値Vref1=Iref×R1に近づくように制御すれば、Ic=Irefとなるように帰還がかかり、LED80に所望の定電流Irefにが流れることになる。検出抵抗R1の抵抗値は、関係式R1=Vref1/Iref1により決定する。例えば、目標値Vref1は0.1Vに設定する。
第2帰還回路40は、第1帰還回路30と並列に設けられており、定電流Irefを生成する定電流回路42を含む。この定電流回路42は、LED端子106を介してLED80のカソード端子に接続され、第2帰還回路40が動作する期間、LED80には所定の定電流Irefが流れる。
図2(a)〜(b)は、定電流回路42の回路構成例を示す。
図2(a)の定電流回路42は、誤差増幅器202、トランジスタM2、抵抗R10を含む。トランジスタM2はP型のMOSFETでありソース端子がLED端子106に接続され、ドレイン端子は抵抗R10に接続されている。抵抗R10とトランジスタM2の接続点は、誤差増幅器202の非反転入力端子に接続されている。また、誤差増幅器202の反転入力端子には基準電圧Vref4が入力される。誤差増幅器202は、反転入力端子と非反転入力端子の電位差が0に近づくようにその出力であるトランジスタM2のゲート電圧を制御するため、抵抗R10とトランジスタM2の接続点の電圧は、基準電圧Vref4に近づくことになる。その結果、抵抗R10には、Iref=Vref4/R10の電流が流れ、この定電流IrefがLED80に流れることになる。
図2(b)の定電流回路42は、定電流源204、トランジスタM4、トランジスタM6を含む。トランジスタM4およびM6はカレントミラー回路を構成しており、定電流源204に流れる定電流Irefが、LED端子106を介してLED80に流れることになる。
図2(a)、(b)いずれの定電流回路42においても、LED端子106と接地電位の間には、トランジスタM2またはM6が設けられている。これらの定電流回路42は、トランジスタM2、M6が飽和領域、すなわちトランジスタのドレインソース電圧Vdsが一定電圧以上で動作するとき、定電流IrefをLED80に流すことができる。逆に、トランジスタM2、M6が非飽和領域(三極管領域)で動作するときには、定電流回路42は正常に動作しなくなる。このため、LED端子106のカソード電圧Vledは、半導体製造プロセスなどに依存するが、概ね0.7V程度をしきい値電圧Vthとし、このしきい値電圧Vthよりも下がらないように制御することにより、LED80に定電流Irefを流すことができる。
なお、トランジスタM2、M6がバイポーラトランジスタの場合には、常に活性領域で動作するようにしきい値電圧Vthを決定すればよい。
第2負荷回路82を駆動する際のカソード電圧Vledは、関係式Vout2=Vf×n+VledにVf=3.2V、Vout2=15Vを代入して求めることができ、Vref2=15−3.2×4=2.2Vを目標値として帰還を行えばよい。この目標値Vref2=2.2Vは定電流回路42が正常に動作するしきい値電圧Vth=0.7Vよりも高く、定電流回路42は正常に動作する。LEDの順方向電圧Vfのばらつきを考慮する場合には、上記のVledの目標値2.2Vにマージンを加えた値を目標値として駆動電圧を生成することにより、確実に駆動電圧としてVout2=15V以上を得ることができる。
図1に戻る。上述のように、電流制御回路16は、第1帰還回路30の動作時には、LED端子106のカソード電圧VledをVref1=Iref×R1を目標値として帰還を行う。また、第2帰還回路40の動作時には、Vref2=Vout2−Vf×nを目標値として帰還を行う。本実施の形態では、Vref1=0.1Vであり、Vref2=2.2Vである。
利得制御回路50は、帰還されたカソード電圧Vledを増幅する。利得制御回路50は第1増幅器52を含み、利得制御回路50に入力された選択信号Vselによって、その利得が切り替えられる。第1モードのときの利得をg1、第2モードのときの利得をg2とすれば、g1×Vref1=g2×Vref2が成り立つようにそれぞれの利得を設定する。利得g1およびg2は、1以下として信号を減衰させてもよい。Vref1=0.1V、Vref2=2.2Vの場合、第1モードと第2モードでの利得の比はg1:g2=2.2:0.1に設定する。この利得制御回路50により、PWM制御回路20に帰還される帰還電圧Vfbは、第1または第2帰還回路いずれが選択されたときにも略同一となる。
PWM制御回路20は、PWM信号Vpwm(Pulse Width Modulation)によってスイッチングトランジスタSW1のオンオフを制御して、出力電圧Voutを調節する。PWM制御回路20は、電圧比較器22、誤差増幅器24、のこぎり波発振器26、基準電圧源28を含む。
基準電圧源28は、基準電圧Vrefを生成する。この基準電圧Vrefは、Vref=g1×Vref1=g2×Vref2となるように設定する。
誤差増幅器24には、基準電圧Vrefと帰還電圧Vfbが入力されており、2つの電圧が等しくなるように誤差信号Verrを出力する。誤差信号Verrは、電圧比較器22に入力され、のこぎり波状の電圧Vsawと比較され、Verr>Vsawのときハイレベルが出力され、Verr<Vsawのときローレベルが出力される。このPWM信号Vpwmによって、昇圧回路10のスイッチングトランジスタSW1のオンオフ期間が制御されて、Vfb=Vrefとなるような出力電圧Voutが生成される。
第1モードにおいては、Vfb=g1×Vledであり、PWM制御回路20における基準電圧Vrefは、Vref=g1×Vref1となるように設定しているため、VrefがVfbが近づくことにより、Vled=Vref1が成り立つように帰還がかかることになる。同様に第2モードにおいては、Vfb=g2×VledおよびVref=g2×Vref2が成り立つからVled=Vref2となるように帰還がかけられる。
電源装置100の出力電圧Voutは、Vout=3.2×4+Vledであるため、第1モードにおいてはVout1=12.9V、第2モードにおいてはVout2=15Vとなるように安定化されることになる。
以上のように構成された電源装置100の動作について説明する。
図3は、本実施の形態に係る電源装置100の各電圧波形を示す。横軸および縦軸は、いずれも見やすさのため、実際のスケールとは異なって示されている。時刻T0〜T1は、LED80のみが駆動される第1モード、時刻T1〜T2がLED80と第2負荷回路が同時に駆動される第2モードの動作状態を示している。
時刻T0〜T1では、選択信号Vselによって第1帰還回路30が選択され、また利得制御回路50の利得がg1に設定される。
第1モードにおいては、Vfb=Vled×g1となり、このVfbがVrefに近づくように出力電圧Voutが生成される。その結果、上述のようにVled=Vref1=0.1Vとなる。このときの出力電圧Vout1は、カソード電圧Vledに、LED80での電圧降下を加え、Vout1=Vf×n+Vled=12.8+0.1=1.29Vとなる。
第2モードにおいては、選択信号Vselによって第2帰還回路40が選択され、また利得制御回路50の利得がg2に設定される。第2モードにおいては、帰還電圧Vfb=Vled×g2となり、このVfbがVrefに近づくため、Vled=Vref2=2.2Vに安定化される。このときの出力電圧Vout2は、Vout2=12.8+2.2=15Vとなる。
以上のように、本実施の形態に係る電源装置100は、第1モードにおいては検出抵抗R1を含む第1帰還回路30を動作させることにより、LED80のカソード電圧Vledの制御目標値を小さな値に設定して高効率動作を行い、第2モードにおいては、定電流回路42を含む第2帰還回路40に切り替えて、第2負荷回路82を駆動するために必要とされる出力電圧Vout2が得られるようにカソード電圧Vledを調節する。
もし、電源装置が第1帰還回路30を備えていなかったとすると、第1モードにおいても定電流回路42でLED80を駆動することになる。この場合、カソード電圧Vledは、しきい値電圧Vth以下には下げられないため、出力電圧は、Vout’=12.8+0.7=13.5Vを出力することになる。出力電圧Voutを高くするには、昇圧回路10の昇圧倍率を高くする必要があるため、入力電流Ioutが増加し、昇圧回路10での効率が悪化することにもなる。
本実施の形態に係る電源装置100では、2つの帰還回路を切り替えることにより、LED80のみを駆動する際の回路全体の効率を、定電流回路のみにより駆動する場合に比べて向上することができる。
本実施の形態に係る電源装置100では、第1モードにおいて、利得制御回路50の利得g1を変化させることにより、LED80に流す電流、すなわちLED80の輝度を変化させることも可能となる。
また、第2モードにおいて、利得制御回路50の利得g2を変化させることによりカソード電圧Vledを調節することができるため、出力電圧Voutを変化させることも可能となる。これは、例えば、第2負荷回路として、搭載される電子機器の状態に応じて必要な電源電圧が異なるようなデバイスが接続された場合や、必要とする電源電圧の異なる複数の負荷回路が接続された場合に、利得g2を変化させることで様々な負荷回路を駆動することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第2モードにおいて、出力電圧を帰還せずに、カソード電圧Vledのみを帰還することにより第2負荷回路に必要な出力電圧Vout2を生成していた。第2の実施の形態に係る電源装置200は、カソード電圧Vledに加えて、出力電圧Voutを帰還することにより、第2負荷回路をより安定に駆動する手段を提供するものである。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る電源装置200の構成を示す。図4において、図1と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
電源装置200は、昇圧回路10、PWM制御回路20、電流制御回路16、利得制御回路50に加えて、第3帰還経路90、最小値回路60を含む。電源装置200は、第1モードでの動作は、第1の実施の形態に係る電源装置100と同様であり、第2モードにおける帰還方法が第1の実施の形態と異なっている。電源装置200は、出力電圧Voutを帰還するための第3帰還経路90を有している。
利得制御回路50には、カソード電圧Vledに加えて、出力電圧Voutが入力されている。出力電圧Voutは、第2増幅器54によって利得g3倍されて第2帰還電圧Vfb2として出力される。すなわち、Vfb2=g3×Voutとなる。
第2モードにおける出力電圧の目標値はVout2であるから、この第2増幅器54の利得g3は、PWM制御回路20での基準電圧Vrefとの間に、Vref=g1×Vref1=g2×Vref2=g3×Vout2が成り立つように決定すればよい。
第1の実施の形態では、第2帰還回路40により帰還されるカソード電圧Vledの目標値Vref2は、出力電圧Vout2が得られるように決められていた。本実施の形態に係る電源装置200では、第2モードにおいて、第2負荷回路82を駆動するための出力電圧Vout2を生成するために、第3帰還経路90から出力電圧Voutを直接帰還する。従って、第2帰還回路40により帰還されるカソード電圧Vledの目標値Vref2は、定電流回路42を正常動作させるためのしきい値電圧Vthに設定しておく。
すなわち、本実施の形態に係る電源装置200において、第1モードでは、第1帰還回路により帰還されるカソード電圧Vledが目標値Vref1=0.1Vに近づくように制御される。また、第2モードでは、第3帰還経路90により帰還される出力電圧Voutが目標値Vout2=15Vに近づくように制御され、第2帰還回路40により帰還されるカソード電圧Vledは定電流回路42が正常動作するしきい値電圧Vthに近づくように制御される。
最小値回路60には、第1帰還電圧Vfb1および第2帰還電圧Vfb2が入力されている。この最小値回路60は、第1帰還電圧Vfb1および第2帰還電圧Vfb2の内、電圧の低い方を選択して出力する、いわゆる最小値回路を構成する。
図5は、最小値回路60の構成例を示す。最小値回路60は、定電流源68、第1トランジスタM60、第2トランジスタM62、第1誤差増幅器64、第2誤差増幅器66を含む。第1トランジスタM60のゲート端子は第1誤差増幅器64の出力と接続され、ドレイン端子は第1誤差増幅器64の反転入力端子に接続される。また、第1誤差増幅器64の非反転入力端子には帰還電圧Vfbが入力される。従って、第1トランジスタM60のドレイン端子には第1帰還電圧Vfb1が現れる。第2トランジスタM62と第2誤差増幅器66も同様に接続され、第2トランジスタM62のドレイン端子には第2帰還電圧Vfb2が現れる。いま、第1トランジスタM60および第2トランジスタM62に流れる電流の和は、定電流源68によって定められる電流値に等しく制御され、その結果、最小値回路60は、第1帰還電圧Vfb1および第2帰還電圧Vfb2のうち、低い方の電圧を選択して電圧Vfb’としてPWM制御回路20に出力する最小値回路として機能する。
PWM制御回路20には、第1帰還電圧Vfb1または第2帰還電圧Vfb2のうち、低い方が帰還電圧Vfb’として帰還入力され、このVfb’が基準電圧Vrefに近づくようにPWM信号が生成され、昇圧回路10のスイッチングが制御されて出力電圧Voutが生成される。
以上のように構成された電源装置200の動作について説明する。
第1モードでは、選択信号Vselによって第1帰還回路30が選択されて、利得制御回路50における第1増幅器52の利得がg1に設定される。第1モードでは、出力電圧Voutは帰還制御しないため、第2増幅器54の利得を高くしたり、最小値回路60の第2誤差増幅器66をオフするなどし、常に最小値回路60の出力Vfb’を第1帰還回路30からの帰還電圧としておく。この結果、第1モードにおいては、カソード電圧VledがVref1=0.1Vに近づくように帰還制御されるため、高効率動作を行うことができる。
第2モードでは、選択信号Vselによって第2帰還回路40が選択され、利得制御回路50における第1増幅器52の利得がg2に設定される。利得制御回路50において、カソード電圧Vledは、第1増幅器52によりg2倍され、第1帰還電圧がVfb1=Vled×g2として出力される。一方、出力電圧Voutは第2増幅器54によりg3倍されて、第2帰還電圧がVfb2=Vout×g3として出力される。
最小値回路60において、カソード電圧Vledに基づいた第1帰還電圧Vfb1が低い場合には、PWM制御回路20において、この第1帰還電圧Vfb1=Vled×g2がVref=Vref2×g2に近づくように制御されるため、カソード電圧Vledは目標値Vref2=Vthに近づくことになり、電流制御回路16は正常に動作する。このとき第2帰還電圧はVfb2=Vout×g3>Vfb1=Vrefが必ず成り立っているので、出力電圧Voutは、所望の値Vout2よりも高い値が得られることが保証される。
逆に出力電圧Voutに基づいた第2帰還電圧Vfb2の方が低い場合には、最小値回路60によりVfb’=Vfb2が出力され、PWM制御回路20においてVfb2=Vout×g3がVrefに近づくように制御されるため、出力電圧Vout=Vout2となる。このときのカソード電圧Vledは、目標値Vref2=Vthよりも高いことが保証されるため、電流制御回路16は正常に動作する。
以上のように、本実施の形態に係る電源装置200によれば、複数の負荷回路が接続されており、その負荷が切り替えて使用される場合においても、それぞれの負荷回路を安定に動作させることができる。特に、本実施の形態に係る電源装置200では、LED80の順方向電圧Vfがばらついた場合においても、第2モードにおける出力電圧Voutが所定の値より低くなることがないため、より安定に負荷回路を駆動することができる。これは、第1の実施の形態のようにカソード電圧Vledに基づいて出力電圧Voutを生成する場合のマージン電圧を考慮する必要がなくなることを意味し、不要に高い電圧を出力することがなくなるため、回路全体を高効率化することにもなる。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1モードにおいて、第1増幅器52の利得g1を変化させることにより、LED80に流す電流、すなわちLED80の輝度を変化させることが可能となる。また、第2モードにおいて、第2増幅器54の利得g3を変化させることにより出力電圧Voutを変化させることも可能となる。これは、例えば、第2負荷回路として、搭載される電子機器の状態に応じて必要な電源電圧が異なるようなデバイスが接続された場合や、必要とする電源電圧の異なる複数の負荷回路が接続された場合に、利得g3を変化させることで様々な負荷回路を駆動することができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態では、昇圧回路10としてスイッチングレギュレータを用いたが、これには限定されず、スイッチドキャパシタ方式など他の方式による昇圧回路にも適用することができる。
本実施の形態では、第1の負荷回路としてLEDを例に説明したが、昇圧された電圧により駆動される回路であれば他のデバイスであってもよい。また、帰還入力される電圧としてカソード電圧を制御する例について説明したが、これも駆動するデバイスに応じて適宜変更することができる。
実施の形態では、利得制御回路50によって帰還されるカソード電圧Vledや出力電圧Voutをレベルシフトして、電圧レベルを略同一に設定することによって、同一の目標値Vrefに近づくように帰還制御を行ったがこれには限定されない。例えば、各モードに応じて基準電圧Vrefの値を切り替えることによって帰還制御を行ってもよい。
実施の形態では、第1モードとしてLEDのみを駆動し、第2モードとしてLEDおよび第2負荷両方を駆動する場合について説明したがこれには限定されず、第2負荷回路のみを駆動し、または、より複数の負荷回路を駆動してもよく、それぞれの負荷回路の状態に応じて帰還回路の選択と帰還利得を制御を行うことにより、それぞれの負荷回路を好適に駆動することができる。
本実施の形態においては、使用するトランジスタはFETとしたがバイポーラトランジスタ等の別のタイプのトランジスタを用いてもよく、これらの選択は、電源装置に要求される設計仕様、使用する半導体製造プロセスなどによって決めればよい。
本実施の形態において、電源装置100、200を構成する素子はすべて一体集積化されていてもよく、その一部がディスクリート部品で構成されていてもよい。どの部分を集積化するかは、コストや占有面積などによって決めればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図2(a)〜(b)は、定電流回路の構成を示す回路図である。 図1の電源装置の各電圧波形を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図4の最小値回路の構成を示す図である。
符号の説明
10 昇圧回路、 16 電流制御回路、 18 インバータ、 20 PWM制御回路、 30 第1帰還回路、 40 第2帰還回路、 42 定電流回路、 50 利得制御回路、 52 第1増幅器、 54 第2増幅器、 60 最小値回路、 80 LED、 82 第2負荷回路、 90 第3帰還経路、 100 電源装置、 102 入力端子、 104 出力端子、 106 LED端子、 108 選択端子、 200 電源装置、 Vin 入力電圧、 Vout 出力電圧、 Vsel 選択信号、 Vled カソード電圧。

Claims (8)

  1. 所定の定電流で駆動すべき負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、
    前記負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、前記検出抵抗での降下電圧に対応する前記負荷回路との接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、
    前記負荷回路と直列に、かつ前記検出抵抗と並列に接続された前記所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と前記負荷回路の接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、
    を備え、前記駆動電圧生成部は、前記第1または第2帰還回路のうち選択された一方から帰還される電圧に基づいて前記駆動電圧を生成することを特徴とする電源装置。
  2. 前記駆動電圧生成部は、
    前記第1帰還回路が選択されたとき、前記第1帰還回路から帰還される電圧が、前記所定の定電流と前記検出抵抗の積で与えられる目標値に近づくように駆動電圧を生成し、
    前記第2帰還回路が選択されたとき、前記第2帰還回路から帰還される電圧が、前記定電流回路が正常に動作するように決められた目標値に近づくように駆動電圧を生成することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1および第2帰還回路から前記駆動電圧生成部への電圧帰還経路上に設けられた可変利得増幅器をさらに備え、該可変利得増幅器は、前記駆動電圧生成部に帰還される電圧の信号レベルが、前記第1または第2帰還回路いずれが選択されたときにも略同一となるように、前記第1または第2帰還回路のいずれが選択されたかに応じてその利得を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記負荷回路は発光ダイオードを含み、前記検出抵抗および前記定電流回路は、前記発光ダイオードのカソード端子と接地端子間に並列に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  5. 第1の負荷回路および前記第1の負荷回路よりも高い電圧で駆動すべき第2の負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、
    前記第1の負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、前記検出抵抗での降下電圧に対応する前記負荷回路との接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、
    前記第1の負荷回路と直列に、かつ前記検出抵抗と並列に接続された前記所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と前記負荷回路の接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、
    を備え、前記駆動電圧生成部は、前記第1の負荷回路が単独で駆動される第1モードにおいては、前記第1帰還回路から帰還される電圧に基づいて前記駆動電圧を生成し、前記第1および第2の負荷回路の両方が同時に駆動される第2モードにおいては、前記第2帰還回路から帰還される電圧に基づいて前記駆動電圧を生成することを特徴とする電源装置。
  6. 所定の定電流で駆動すべき第1の負荷回路および前記第1の負荷回路よりも高い電圧で駆動すべき第2の負荷回路を駆動するための駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、
    前記第1の負荷回路と直列に接続された検出抵抗を含み、前記検出抵抗での降下電圧に対応する前記負荷回路との接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第1帰還回路と、
    前記第1の負荷回路と直列に、かつ前記検出抵抗と並列に接続された前記所定の定電流を生成する定電流回路を含み、該定電流回路と前記負荷回路の接続点の電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第2帰還回路と、
    前記駆動電圧生成部により生成された駆動電圧を前記駆動電圧生成部に帰還する第3帰還回路と、
    を備え、前記駆動電圧生成部は、前記第1の負荷回路が単独で駆動される第1モードにおいては、前記第1帰還回路から帰還される電圧に基づいて前記駆動電圧を生成し、前記第1および第2の負荷回路の両方が同時に駆動される第2モードにおいては、前記第2帰還回路または第3帰還回路から帰還される電圧に基づいて前記駆動電圧を生成することを特徴とする電源装置。
  7. 前記第1および第2帰還回路から前記駆動電圧生成部への電圧帰還経路上に設けられ、前記第1または第2帰還回路から前記駆動電圧生成部に帰還される電圧を、前記第1または第2モードで利得を切り替えて増幅することにより、いずれのモードにおいても信号レベルが略同一とされた第1帰還電圧として出力する第1増幅器と、
    前記第3帰還回路と前記駆動電圧生成部との間に設けられ、前記第3帰還回路から前記駆動電圧生成部に帰還される電圧を、前記第1増幅器から出力される第1帰還電圧の信号レベルと略同一となるように増幅して第2帰還電圧として出力する第2増幅器と、
    前記第1帰還電圧と第2帰還電圧のうち、低い方を選択して出力する最小値回路と、
    をさらに備え、前記駆動電圧生成部は、前記最小値回路の出力に基づいて前記駆動電圧を生成することを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 負荷回路の一端に所定の駆動電圧を出力する駆動電圧生成部と、
    前記負荷回路の他端と基準電圧との間に接続された帰還回路と、
    前記負荷回路と前記帰還回路との接続点の電圧を前記電源電圧生成回路に帰還して前記出力電圧の値を制御するための出力制御回路と、
    を備え、前記帰還回路は、定電流回路または抵抗回路の一方が選択可能に形成されていることを特徴とする電源装置。
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