JP2006101181A - 圧電発振器および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低背化および小型化が可能であり、製造コストを抑えることが可能な圧電発振器および電子機器を提供する。
【解決手段】 圧電発振器10は、励振電極が形成された圧電振動片本体と、この圧電振動片本体を囲む枠部と、この枠部上に形成され前記励振電極に電気的に接続された接続電極とを備えた圧電振動片16と、前記圧電振動片16の一方の面に接合される蓋体34と、表面に外部端子15を有し前記圧電振動片16の他方の面側に接合し前記圧電振動片本体16を気密に封止した基板と、前記圧電振動片16の前記接続電極および前記基板の前記外部端子15のそれぞれに電気的に接続され、前記蓋体34上に配置された前記圧電振動片16を発振させる回路とを備え、前記圧電振動片本体が気密に封止された空間の外部に前記圧電振動片16の前記接続電極を露出させた構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は圧電発振器および電子機器に係り、特に低背化に適した圧電発振器を提供することを目的とする。
圧電発振器は様々な電子機器に搭載され、基準周波数源や基準信号源として利用されている。この圧電発振器として、例えば次のような構成のものがある。すなわち圧電発振器は、パッケージベースの凹陥部底面に圧電振動片を発振させるためのICチップを実装するとともに、凹陥部側面に形成された段差上に圧電振動片を両持ち状に実装して、ICチップと圧電振動片とを上下に配置し、パッケージベースの上面にリッドを接合してパッケージ内部を気密封止した構成のものがある(例えば、特許文献1を参照)。
また圧電発振器は、パッケージベースの凹陥部に圧電振動片を実装するとともに、パッケージベースの上面に圧電振動片を発振させるICチップを実装して、パッケージベースの上面に設けられた電極とICチップに設けられたパッドとにワイヤボンディングを施し、ICチップとワイヤとを樹脂で封止した構成のものがある(特許文献2を参照)。
さらに圧電発振器は、パッケージベース上の一方の片側領域に圧電振動片を実装して蓋体で気密封止するとともに、他方の片側領域に圧電振動片を発振させるICチップを実装して樹脂で封止した構成のものがある(特許文献3を参照)。
特開2001−274653号公報 特開2004−72641号公報 特開2002−335128号公報
上述の従来に係る技術では、圧電振動片と圧電振動片をパッケージに固定するためのマウント用接着剤とが同一空間に気密に封止される構成であるため、蓋体とパッケージとを接合し封止する時に発生する熱や、完成した圧電発振器を電子機器の基板に実装した後に行うリフロー工程時の熱等により、圧電振動片のマウント用接着剤等からガスが発生し、そのガスが圧電振動片に付着するなどして発振周波数がシフトしてしまうという問題があった。また、このガスは、ICチップの表面に付着した汚れ等からも発生し、周波数シフトの問題をより顕著にしていた。
また近年は、圧電発振器が搭載される電子機器が小型化されているので、圧電発振器に低背化および小型化が要求されている。したがって、パッケージベースの凹陥部底面にICチップを実装するとともに、凹陥部の側面に形成された段差の上面に圧電振動片を実装する圧電発振器の構成では、ICチップに施されるワイヤボンディングの高さや、このワイヤと圧電振動片とが接触するのを防ぐための隙間等が必要になるので、圧電発振器の更なる低背化が困難になっている。
また圧電振動片がパッケージベースに片持ち状に実装される場合では、圧電発振器に落下等によって衝撃が加わると、圧電振動片の先端部が上下に振れてパッケージやICチップに接触し、先端部にカケやワレを生じて、圧電発振器の発振周波数がかわる虞がある。また圧電振動片が片持ち状に実装される場合では、圧電振動片がパッケージベースの底面に対して平行に実装されないときがあり、このときは、圧電振動片の先端部がパッケージやICチップにより接触する虞がある。したがって、圧電振動片を片持ち状に実装するときは、圧電振動片の先端部がパッケージやICチップに接触するのを防ぐための間隔が必要になるので、圧電発振器の低背化が困難になっている。
またパッケージ内に圧電振動片とICチップとを実装する圧電発振器の構成や、圧電振動片をICチップで気密封止する圧電発振器の構成では、圧電発振器の製造段階で圧電振動片のみを気密封止できない。このため圧電振動片が動作をチェックした後、良品の圧電振動片のみに対してICチップを実装することができないので、不良の圧電振動片に対してもICチップを実装する虞がある。この場合、圧電発振器の製造コストが高くなる。
また圧電振動片とICチップとを横方向に実装する構成の圧電発振器では、小型化ができず、実装面積が大きくなってしまう。
本発明は、低背化および小型化が可能であり、製造コストを抑えることが可能な圧電発振器および電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る圧電発振器は、励振電極が形成された圧電振動片本体と、この圧電振動片本体を囲む枠部と、この枠部上に形成され前記励振電極に電気的に接続された接続電極とを備えた圧電振動片と、前記圧電振動片の一方の面に接合される蓋体と、表面に外部端子を有し前記圧電振動片の他方の面側に接合し前記圧電振動片本体を気密に封止した基板と、前記圧電振動片の前記接続電極および前記基板の前記外部端子のそれぞれに電気的に接続され、前記蓋体上に配置された前記圧電振動片を発振させる回路とを備え、前記圧電振動片本体が気密に封止された空間の外部に前記圧電振動片の前記接続電極を露出させた、ことを特徴としている。これにより接着剤やICチップ等からガスが発生し圧電発振器の発振周波数がシフトしてしまうことを有効に防止できる。また圧電発振器を低背化することができる。また圧電振動片は、枠付圧電振動片なので、基板の底面に対して平行に実装されることができ、圧電振動片本体がパッケージベースやICチップに接触するのを防止するための間隔を広く取る必要がないので、圧電発振器を低背化することができる。また圧電振動片と回路は上下に配置されているので、圧電発振器の平面サイズを小型化することができ、実装面積を小さくすることができる。
また前記基板はパッケージベースであり、前記パッケージベースの凹陥部内に前記圧電振動片および前記回路を備え、前記圧電振動片と前記蓋体と前記回路とを前記パッケージベースの前記凹陥部の開口端面にリッドを接合したことを特徴としている。これにより圧電発振器の低背化ができる。
また前記圧電振動片および前記回路をモールド材で封止したことを特徴としている。これにより圧電発振器を安価に製造できるとともに、圧電振動片や回路の接合強度を増すことができる。
また前記圧電振動片と前記回路とをワイヤにより接続したことを特徴としている。圧電振動片と回路とが直にワイヤで導通しているので浮遊容量がなくなり、配線パターンを介して導通させる場合に比べて電気的な接続を安定化することができる。
また前記回路は、フリップチップボンディングにより前記パッケージベースに実装されたことを特徴としている。ワイヤボンディングにより回路とパッケージベースとを接続する場合に比べて、ワイヤのループ高さの分だけ圧電発振器の低背化をすることができる。
以下に、本発明に係る圧電発振器および電子機器の最良の実施形態について説明する。まず第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る圧電発振器の説明図であり、図1(a)は正面断面図、同図(b)は側面断面図である。また図2は圧電振動片、蓋体および半導体集積回路チップ部分の分解斜視図である。
第1の実施形態に係る圧電発振器10は、凹陥部12を備えたパッケージベース14を有し、この凹陥部12の側面は階段状に形成されている。このようなパッケージベース14は、例えばセラミック等からなる平面シート上に、枠部の大きさの異なる枠型シートを複数積層して形成すればよい。このパッケージベース14の外部表面には、圧電発振器10の発振出力信号や書き込み等の信号を入出力する外部端子15を備えている。また、このパッケージベース14の底面には圧電振動片16を実装するために枠型に形成されたメタライズ電極18および圧電振動片16の実装用のマウント電極19が、また凹陥部12の段差上には圧電振動片16を発振させる回路と電気的に接続するためのボンディング電極22が設けられている。メタライズ電極18やマウント電極19、ボンディング電極22は、例えばタングステンやモリブデン等をメタライズ印刷した上に、ニッケルと金を電解メッキして形成すればよい。なおニッケルメッキは、メタライズ印刷したパターンに金の付着強度を増すために施されるものなので、この機能を有するものであれば他の金属のメッキであってもよい。また前記ボンディング電極22は、パッケージベース14に設けられたマウント電極19や配線パターン24と電気的に接続されている。
前記圧電振動片16は、圧電振動片本体26とこの圧電振動片本体26を囲む枠部28とを備えた枠付圧電振動片である。前記圧電振動片本体26は、音叉型圧電振動片であり、基部26aとこの基部26aから延設された複数の振動腕26bとを備え、基部26aから振動腕26bが延設された側と反対側において枠部28が接続している。そして前記振動腕26bには、励振電極(不図示)等が設けられ、この励振電極と枠部28の短辺両端に形成された接続電極30とが導通している。なお実施形態によっては、圧電振動片本体26はATカット等の圧電振動片であってもよい。
そして圧電振動片16は、枠部28とメタライズ電極18とが接合材32を用いて機械的に接続されて、パッケージベース14底面上に実装されている。このとき圧電振動片16は、衝撃等が加わって振動腕26bが上下に振れたときにパッケージベース14に接触しない高さで実装されている。前記接合材32は、気密封止が可能な材料を用いればよく、例えば金/錫ロウ材や接着剤等を用いることができる。また圧電振動片16の接続電極30は、マウント電極19上に塗布された導電性接着剤等を介してボンディング電極22と電気的に接続されている。
この圧電振動片16の上側には、蓋体34が接合されている。前記蓋体34は、圧電振動片16の枠部28と接合する大きさであり、蓋体34下面に開口部が設けられた凹部を有している。この凹部は、圧電振動片本体26の振動腕26bが上下に振れたときに蓋体34に接触しない深さを有している。そして蓋体34は、例えばナトリウムやリチウム等のアルカリ金属を含むガラス材料、すなわちソーダガラス等によって形成されていればよい。この蓋体34は、陽極接合や金/錫ロウ材等によって圧電振動片16の枠部28に接合されている。これにより、圧電振動片16の下部はロウ材等によって封止され、上部は蓋体34によって封止されるので、圧電振動片本体26が気密封止される。なお圧電振動片本体26は音叉型圧電振動片なので真空封止されるが、実施の形態によって真空または不活性ガス雰囲気のいずれかの状態で気密封止されればよい。
この蓋体34の上側には、圧電振動片16を発振させる回路が接合されている。この回路は集積化された半導体素子(ICチップ36)により構成され、能動面に複数のパッド38が形成されている。そしてICチップ36は、前記能動面を上側に向けて蓋体34上に実装され、前記パッド38とパッケージベース14上に設けられたボンディング電極22とにワイヤボンディングが施されてボンディング電極22と電気的に接続されている。そしてボンディング電極22は外部端子15と電気的に接続されている。なおICチップ36に電圧制御発振回路を搭載して圧電発振器を電圧制御型圧電発振器としてもよく、温度補償型発振回路を搭載して圧電発振器を温度補償型圧電発振器としてもよい。またこれらの回路を組み合わせて圧電発振器を電圧制御−温度補償型圧電発振器としてもよい。また蓋体34の上側には、ICチップ36と共に抵抗やコンデンサ等を搭載してもよい。なお前記回路は、ICチップ36で形成された構成に限定されることはなく、ディスクリートで形成された構成であってもよい。
そしてパッケージベース14の上側、すなわち凹陥部12の開口端面にリッド40が接合されて、凹陥部12を真空または不活性ガス雰囲気によって気密封止している。なお凹陥部12を真空封止すれば、圧電振動片本体26を封止している箇所にリークが生じたとしても、圧電振動片本体26を真空状態に維持することが可能になる。
次に、圧電発振器10の製造方法について説明する。図3は圧電発振器10の製造フローである。まず圧電結晶のウエハに複数の圧電振動片16が形成される(S100)。この圧電振動片16は、ウエハをエッチングし、圧電振動片本体26と圧電振動片本体26を囲繞する枠部28とを残すことにより得られる。そして圧電振動片16は、全面にスパッタ等の成膜法により電極用の金属膜が成膜され、且つ金属膜をエッチングすることにより振動腕26bの表裏面および各側面に前記励振電極が形成され、枠部28に前記励振電極に接続した接続電極30が形成される。この後、蓋体34は、前記凹部の前記開口部を圧電振動片16に向けて、各圧電振動片16の枠部28に接合される(S110)。このとき蓋体34は、前記ウエハの片側の面に陽極接合または金/錫ロウ材等によって接合される。
この後、前記ウエハに形成された圧電振動片16は個別化されて、個々の圧電振動片16となる(S120)。そして各圧電振動片16は、真空中でパッケージベース14の底面に実装される(S130)。このとき圧電振動片16は、枠部28とメタライズ電極18とが接合材32を用いて機械的に接続され、圧電振動片本体26が真空封止される。なお圧電振動片16が不活性ガス雰囲気中でパッケージベース14上に実装されれば、圧電振動片本体26は不活性ガス雰囲気で気密封止される。また圧電振動片16は、配線パターン24上に塗布された導電性接着剤と接続電極30とが電気的に接続して、ボンディング電極22と導通される(S140)。
この後、圧電振動片16の周波数調整が行われる(S150)。この周波数調整は、パッケージベース14の外部から圧電振動片16を発振させる回路が接続されて圧電振動片16を発振させた後、蓋体34を介してレーザ光を照射して振動腕26b先端を加工することにより行われる。そして圧電振動片16の特性検査が行われる(S160)。この特性検査により圧電振動片16が正常に動作するか否かが検査され、正常に動作する圧電振動片16のみが使用される。次に、ICチップ36が蓋体34の上面に接合される(S170)。このICチップ36の上面には、パッド38が設けられているので、このパッド38とパッケージベース14のボンディング電極22とにワイヤボンディングが施されて、電気的に接続される(S180)。
この後、リッド40をパッケージベース14の上面に接合する(S190)。このリッド40は、金属製であればよく、真空中においてパッケージベース14の上面にシーム溶接等で接合される。このようにして圧電発振器10が製造され、圧電発振器10の完成品検査(S200)が終了した後、出荷される。
このように圧電発振器10は、パッケージベース14底面上に圧電振動片16を実装し、この圧電振動片16の上部に蓋体34を接合し、蓋体34の上部にICチップ36を接合した構成なので、圧電発振器10を低背化することができる。
また圧電振動片16は、圧電振動片本体26の周囲に枠部28が設けられた枠付の圧電振動片16であり、枠部28全体がパッケージベース14の底面と接合されているので、パッケージベース14の底面に対して平行に実装されることができる。したがって圧電振動片16がパッケージベース14やICチップ36に接触するのを防止するための間隔を従来技術に係る圧電発振器のように広く取る必要がないので、圧電発振器10を低背化することができる。さらに圧電振動片16はパッケージベース14に対して平行に実装され、且つ振動腕26bが上下に振れてもパッケージベース14やICチップ36に接触しない間隔が保たれているので、衝撃等が加わって振動腕26bが上下に振れてもワレやカケ等が発生せず、信頼性の高い圧電発振器10を得ることができる。
また圧電振動片16の特性検査をして圧電振動片16が正常に動作するか否かを調べた後、正常に動作する圧電振動片16に対してのみICチップ36が接続されるので、動作不良の圧電振動片16にICチップ36が接続されることによるICチップ36のコストを大幅に削減できる。したがって圧電発振器10の製造コストを低減させることができる。
また圧電振動片16とICチップ36とを上下に配置してパッケージベース14に実装されているので、圧電振動片とICチップとを横方向に並べて配置する構成に比べて、圧電発振器10を小型化することができ、実装面積を小さくすることができる。
またパッケージベース14の凹陥部12を真空封止すれば、圧電振動片本体26を封止している箇所にリークが生じたとしても、圧電振動片本体26を真空状態に維持することができ、圧電発振器10の動作を保証することができる。したがって圧電発振器10の信頼性を向上させることができる。
なお図4に示すように、ICチップ36は、フリップチップボンディングによりパッケージベース14に実装されてもよい。すなわちICチップ36の能動面を下側に向け、ICチップ36に設けられたパッドとボンディング電極とをバンプ接合材42で接合すればよい。これにより圧電発振器を更に低背化することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態に係る圧電発振器の変形例について説明するので、第1の実施形態に係る圧電発振器と同構成の部分には同番号を付し、その説明を省略または簡略する。図5は第2の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。第2の実施形態に係る圧電発振器50は、凹陥部52を備えたパッケージベース54を有し、この凹陥部52の少なくとも1つの側面に階段状が形成されている。この階段部分の上面、すなわち凹陥部52の段差56上には、ボンディング電極22が形成されている。またパッケージベース54の底面には、圧電振動片16を実装するために枠型に形成されたメタライズ電極18が設けられている。なおパッケージベース54は、第1の実施形態で説明したパッケージベースと同様に形成すればよい。
圧電振動片16は、圧電振動片本体とこの圧電振動片本体を囲む枠部とを備え、接合材32を用いて前記枠部とメタライズ電極18とが機械的に接続されて、パッケージベース54上に実装されている。この圧電振動片16の上側には、蓋体34が接合されている。この蓋体34は、下面に凹部が設けられ、蓋体34下面と圧電振動片16の前記枠部とが接合されている。これにより前記圧電振動片本体は、気密封止される。
蓋体34の上面には、ICチップ36が能動面を上側に向けて接合されている。そして前記能動面に形成されたパッド38と圧電振動片16の接続電極(不図示)、およびパッド38とボンディング電極22にワイヤボンディングが施されている。したがってパッド38と前記接続電極、およびパッド38とボンディング電極22とが電気的に接続している。
そしてパッケージベース54の上面にリッド40が接合されて、凹陥部52を気密封止している。
このような圧電発振器50は、ICチップ36と圧電振動片16とがワイヤ58を介して直に導通しているので浮遊容量がなくなり、ワイヤ、ボンディング電極および配線パターンを介してICチップと圧電振動片とを導通させる場合に比べて接続の安定化を図ることができる。また圧電発振器50は、第1の実施形態に係る圧電発振器と同様の効果を奏することができる。
次に、第3の実施形態について説明する。なお第3の実施形態では、第1の実施形態と同構成の部分には同番号を付し、その説明を省略または簡略する。図6は第3の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。第3の実施形態に係る圧電発振器60は、セラミック等からなる基板62を備えている。この基板62の上面には、圧電振動片16を実装するために枠型に形成されたメタライズ電極18と、ICチップ36と導通するためにワイヤボンディングが施されるボンディング電極22とが設けられている。
圧電振動片16は、圧電振動片本体とこの圧電振動片本体を囲む枠部とを備えた枠付の圧電振動片であり、前記枠部とメタライズ電極18とが接合材32を用いて機械的に接続されて基板62上に実装されている。この圧電振動片16の上側には、蓋体34が接合されている。蓋体34は、下面に凹部が設けられた構成であり、蓋体34下面と圧電振動片16の前記枠部とが接合されている。これにより前記圧電振動片本体は、気密封止される。なお前記圧電振動片本体は音叉型圧電振動片なので真空封止されるが、実施の形態によって真空または不活性ガス雰囲気のいずれかの状態で気密封止されればよい。
蓋体34の上面には、ICチップ36が能動面を上側に向けて接合されている。そして前記能動面に形成されたパッド38と圧電振動片16の接続電極(不図示)、およびパッド38とボンディング電極22にワイヤボンディングが施されている。したがってパッド38と前記接続電極、およびパッド38とボンディング電極22とが電気的に接続している。
このような圧電振動片16、蓋体34、ICチップ36およびワイヤ64の周囲は、樹脂等のモールド材66によって封止され、モールドパッケージが形成される。このモールドパッケージは、基板62上に圧電振動片16、蓋体34およびICチップ36を設け、パッド38と電極22,38とにワイヤボンディングを施した後、圧電振動片16等を設けた基板62をモールド成型金型内に納置し、この金型内にモールド材66を射出成形することにより形成される。
このような圧電発振器60は、圧電振動片16やICチップ36等をモールド材66で封止する構成なので、圧電発振器60の製造コストを低くすることができる。
また圧電発振器60は、基板62上に圧電振動片16を実装し、この圧電振動片16の上部に蓋体34を接合し、蓋体34の上部にICチップ36を接合した構成であり、さらにリッドを設けていない構成なので、圧電発振器60を低背化することができる。
また圧電振動片16は、前記圧電振動片本体の周囲に前記枠部が設けられた枠付の圧電振動片であり、前記枠部の全体が基板62と接合されているので、基板62に対して平行に実装されることができる。したがって圧電振動片16が基板62やICチップ36に接触するのを防止するための間隔を従来技術に係る圧電発振器のように広く取る必要がないので、圧電発振器60を低背化することができる。
また圧電発振器60は、平面シートと枠型シートとを積層させてなるパッケージベースを用いていない構成であり、且つ圧電振動片16とICチップ36とを上下に配置して基板62上に設けられた構成なので、小型化することができ、実装面積を小さくすることができる。
また圧電発振器60は、ICチップ36と圧電振動片16とがワイヤ64を介して直に導通しているので浮遊容量がなくなり、接続の安定化を図ることができる。
また圧電振動片16は基板62に対して平行に実装され、且つ振動腕が上下に振れても基板62やICチップ36に接触しない間隔が保たれているので、衝撃等が加わって振動腕が上下に振れてもワレやカケ等が発生せず、信頼性の高い圧電発振器60を得ることができる。
また圧電振動片16の特性検査をして圧電振動片16が正常に動作するか否かを調べた後、正常に動作する圧電振動片16に対してのみICチップ36が接続されるので、動作不良の圧電振動片にICチップ36が接続されることによるICチップ36のコストを大幅に削減できる。したがって圧電発振器60の製造コストを低減させることができる。
また圧電振動片16や蓋体34、ICチップ36がモールド材66で封止されることにより、基板62と圧電振動片16、圧電振動片16と蓋体34、蓋体34とICチップ36におけるそれぞれの接合強度を向上させることができる。またワイヤ64がモールド材66で封止されることにより、電気的な接続を確実に確保できる。したがって、圧電発振器60の信頼性を向上させることができる。
次に、第4の実施形態について説明する。なお第4の実施形態では、第1の実施形態と同構成の部分には同番号を付し、その説明を省略または簡略する。図7は第4の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。第4の実施形態に係る圧電発振器70は、凹陥部72を備えたパッケージベース74を有している。この凹陥部72は側面に段差76が形成されており、上側のキャビティ78が下側のキャビティ80に比べて小さい構成となっている。そして凹陥部72の下側のキャビティ80は下方に開口しているとともに、上側のキャビティ78の一部は上方に開口している。このようなパッケージベース74は、例えば枠幅の異なるセラミック等の枠型シートを複数積層させた上に、一部に穴部を設けた平面シートを重ねて形成すればよい。
この上側のキャビティ78には、圧電振動片16が実装されている。この圧電振動片16は、圧電振動片本体とこの圧電振動片本体を囲む枠部とを備えた枠付圧電振動片であり、前記枠部が上側のキャビティ78の上面と接合されている。なおパッケージベース74の上部に設けられた前記開口のサイズは、例えば前記圧電振動片本体よりも大きく、且つ前記枠部よりも小さくすればよい。このような開口のサイズにすると、圧電振動片16の振動腕が上下に振れた場合でもパッケージベース74に接触することなく、圧電振動片16をパッケージベース74に実装することが可能になる。
この圧電振動片16の下側には、蓋体34が接合されている。この蓋体34の下側には、能動面を下側に向けてICチップ36が接合されている。そして前記能動面に設けられたパッド38と、下側のキャビティ80の上面に設けられたボンディング電極22とにワイヤボンディングが施されて、電気的に接続されている。
そして凹陥部72に配置されたICチップ36およびワイヤ82の周囲に樹脂等のモールド材84が注入されて、ICチップ36およびワイヤ82がモールド材84により封止される。またパッケージベース74の上面には、上部の前記開口を覆うリッド40が接合される。このリッド40の接合は、真空中で行われると前記圧電振動片本体が真空封止される。なおリッド40がガラス製であれば、リッド40をパッケージベース74に接合した後に、リッド40を介してレーザ光を前記振動腕に照射し、前記振動腕の先端を加工することにより周波数調整を行えばよい。
このような圧電発振器70は、圧電振動片16にICチップ36を接続した後においても圧電振動片16の周波数調整ができるので、発振周波数を正確に調整でき、高精度化を図ることができる。
この圧電発振器70において、金属製のリッドを用いた場合は、リッドをパッケージベース74に接合する前にレーザ光を前記振動腕に照射して、前記振動腕の先端を加工することにより周波数調整を行えばよい。なおICチップ36に周波数調整用の容量アレイを搭載している場合は、圧電発振器70を形成した後にデータをICチップ36に書き込んで、周波数調整を行えばよい。これにより圧電発振器70の発振周波数を正確に調整でき、高精度化を図ることができる。
第1〜4の実施形態で説明した圧電発振器は、例えばディジタル式携帯電話や、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯情報端末等の、制御用のクロック信号を必要とする電子機器に搭載される。ここで圧電発振器がディジタル式携帯電話に搭載された場合、圧電発振器は、例えば送受信信号の送信部および受信部を制御する中央演算装置(CPU)に接続される。そして圧電発振器の出力周波数を前記CPUに内蔵された所定の分周回路等により、制御内容に適合したクロック信号として利用するようにされている。また圧電発振器に温度補償回路を搭載して温度補償型圧電発振器とした場合、温度補償型圧電発振器は、例えば前記CPUの出力側に接続されるとともに、前記送信部および前記受信部に接続される。そして前記CPUからの基本クロックが、環境温度が変化した場合に変動しても、温度補償型圧電発振器により修正されて、前記送信部および前記受信部に与えられるようになっている。
第1の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。 圧電振動片、蓋体および半導体集積回路部分の分解斜視図である。 圧電発振器の製造フローである。 第1の実施形態に係る圧電発振器の変形例を示す側面断面図である。 第2の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。 第3の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。 第4の実施形態に係る圧電発振器の説明図である。
符号の説明
10………圧電発振器、12………凹陥部、14………パッケージベース、16………圧電振動片、18………メタライズ電極、22………ボンディング電極、26………圧電振動片本体、28………枠部、30………接続電極、34………蓋体、36………ICチップ、40………リッド。

Claims (6)

  1. 励振電極が形成された圧電振動片本体と、この圧電振動片本体を囲む枠部と、この枠部上に形成され前記励振電極に電気的に接続された接続電極とを備えた圧電振動片と、
    前記圧電振動片の一方の面に接合される蓋体と、
    表面に外部端子を有し前記圧電振動片の他方の面側に接合し前記圧電振動片本体を気密に封止した基板と、
    前記圧電振動片の前記接続電極および前記基板の前記外部端子のそれぞれに電気的に接続され、前記蓋体上に配置された前記圧電振動片を発振させる回路とを備え、
    前記圧電振動片本体が気密に封止された空間の外部に前記圧電振動片の前記接続電極を露出させた、
    ことを特徴とする圧電発振器。
  2. 前記基板はパッケージベースであり、前記パッケージベースの凹陥部内に前記圧電振動片および前記回路を備え、前記圧電振動片と前記蓋体と前記回路とを前記パッケージベースの前記凹陥部の開口端面にリッドを接合したことを特徴とする請求項1に記載の圧電発振器。
  3. 前記圧電振動片および前記回路をモールド材で封止したことを特徴とする請求項1または2に記載の圧電発振器。
  4. 前記圧電振動片と前記回路とをワイヤにより接続したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧電発振器。
  5. 前記回路は、フリップチップボンディングにより前記パッケージベースに実装されたことを特徴とする請求項2に記載の圧電発振器。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の圧電発振器を搭載したことを特徴とする電子機器。
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JP2011049992A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Seiko Instruments Inc 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
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