JP2006100887A - ダイバーシチ方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一内容のシンボルを時間をずらせながら受信する場合に、ダイバーシチ利得を向上させる。
【解決手段】 導出部24は、繰り返されたふたつの同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応するSNRを導出する。さらに、導出部24は、導出したSNRから、重み係数を導出するための制御信号を生成し、これを合成制御信号202として出力する。FFT26は、遅延シンボル合成部20において合成した信号に対して、FFTを実行する。等化部28は、FFT26から入力するサブキャリアの信号に対して、等化処理を実行する。合成部30は、ふたつの重み係数と同一内容のOFDMシンボルを対応させつつ、重み係数によって同一内容のOFDMシンボルを重み付けしてから、等化データ204のうち、同一内容のOFDMシンボルを合成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ダイバーシチ技術に関し、特にふたつの受信信号を合成するダイバーシチ方法および装置に関する。
高速なデータ伝送を可能にしつつ、マルチパス環境下に強い通信方式として、マルチキャリア方式のひとつであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式がある。このOFDM変調方式は、無線LANの標準化規格であるIEEE802.11a,gやHIPERLAN/2に適用されている。このような無線LANにおいて受信する信号は、一般的に時間と共に変動する伝送路環境を介しており、かつ周波数選択性フェージングの影響を受けている。そのため、受信装置は伝送路推定を動的に実行すべきである。受信装置が伝送路推定を実行するために、2種類の既知信号が設けられている。ひとつは、バースト信号の先頭部分において、すべてのキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるプリアンブルやトレーニング信号といわれるものである。もうひとつは、バースト信号のデータ区間中に一部のキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるパイロット信号と言われるものである(例えば、非特許文献1参照。)。
Sinem Coleri,Mustafa Ergen,Anuj Puri, and Ahmad Bahai,"Channel Estimation Techniques Based on Pilot Arrangement in OFDM Systems",IEEE Transactions on broadcasting,vol.48,No.3,pp.223−229,Sept.2002.
無線通信の分野において、従来からスペクトラム拡散通信方式(SS)の検討がなされている。スペクトラム拡散通信方式は、直接拡散方式(DS)と周波数ホッピング方式(FH)を含む。FH方式は、搬送波の周波数を符号系列にもとづいて次々とホッピングさせてスペクトル拡散通信を行う。そのため、FH方式でのスペクトル分布は、長時間観測すると広帯域を占有しているが、ひとつのビットあるいはシンボル単位で観測すると特定の周波数帯域のみを占有した信号であって、DS方式よりも狭帯域な信号である。そのため、干渉回避型のSSであるといえるので、複数のユーザが同一のタイミングに同一周波数で通信する確率が小さくなるという利点を有する。
このようなFH方式と前述のOFDM変調方式とを組み合わせたMB−OFDM方式が提案され、これは、WPAN(Wireless Personal Area Network)に適用されている。WPANとは、無線LANよりも狭い範囲の無線ネットワークであり、PDAや周辺機器間の近距離無線ネットワークである。また、このようなMB−OFDM変調方式を使用したUWB(Ultra Wideband)において、3.1GHzから10.6GHzの帯域の使用が予定されている。
WPANに適用されるMB−OFDM変調方式は、複数種類のデータ伝送速度をサポートする。このような状況下において、データ伝送速度が低い場合には、同一のシンボルが連続して送信される。連続して送信されるシンボルのそれぞれに対する信号強度や信号対雑音比が異なる場合もある。そのような場合に、それらのシンボルをそのまま合成すると、信号強度や信号対雑音比の低い方のシンボルが影響を及ぼすために、合成利得が低下してしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一のシンボルが送信され、それらのシンボルの品質が異なる場合に、シンボルの合成利得の低下を抑制するダイバーシチ方法及び装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のダイバーシチ装置は、同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力する入力部と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出する導出部と、所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する合成部と、を備える。
この態様によると、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する重み係数が、同一内容のシンボルのそれぞれに対する信号強度を反映しているので、同一内容のシンボルの一方における品質が低い場合であっても、シンボルの合成利得の低下を抑制できる。
導出部は、シンボル単位の信号強度を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新してもよい。この場合、無線伝送路の変動に追従した重み係数を導出できる。
入力部に入力される信号は、周波数ホッピングされており、導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。この場合、周波数ホッピングに対応した重み係数を導出できる。
入力部に入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であり、導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。この場合、バースト信号の一部の期間において重み係数を導出すればよいので、処理の期間を短くできる。
本発明の別の態様もまた、ダイバーシチ装置である。この装置は、同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力する入力部と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出する導出部と、所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する合成部とを備える。入力部に入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、有送信区間と無送信区間によって形成されており、導出部は、ひとつのシンボルにおける有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出する。
「有送信区間」とは、送信装置が何らかの信号を送信している区間を示す、「無送信区間」とは、送信装置が信号を送信していない区間を示す。これらの区間の特定は、送信装置においてなされればよいので、受信装置が「有送信区間」に信号を受信していなくてもよく、あるいは「無送信区間」に信号を受信していてもよい。
この態様によると、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する重み係数が、同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比を反映するので、同一内容のシンボルの一方における品質が低い場合であっても、シンボルの合成利得の低下を抑制できる。
入力部に入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、複数のキャリアを使用しており、合成部は、複数のキャリアのそれぞれを単位にして、同一内容のシンボルを合成してもよい。この場合、マルチキャリア信号にも対応できる。
本発明のさらに別の態様は、ダイバーシチ方法である。この方法は、同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力し、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、同一内容のシンボルにそれぞれ対応した重み係数を導出し、同一内容のシンボルを重み係数によってそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する。
本発明のさらに別の態様もまた、ダイバーシチ方法である。この方法は、同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号であって、かつ有送信区間と無送信区間によって形成されたシンボルを含んだ信号を入力し、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比であって、かつひとつのシンボルにおける有送信区間と無送信区間での信号強度から計算された信号対雑音比を反映させながら、同一内容のシンボルにそれぞれ対応した重み係数を導出し、同一内容のシンボルを重み係数によってそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する。
本発明のさらに別の態様もまた、ダイバーシチ方法である。同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力するステップと、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出するステップと、所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成するステップと、を備える
導出するステップは、シンボル単位の信号強度を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新してもよい。入力するステップに入力される信号は、周波数ホッピングされており、導出するステップは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。入力するステップに入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であり、導出するステップは、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。
本発明のさらに別の態様もまた、ダイバーシチ方法である。同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力するステップと、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出するステップと、所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成するステップとを備える。入力するステップに入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、有送信区間と無送信区間によって形成されており、導出するステップは、ひとつのシンボルにおける有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出する。
導出するステップは、シンボル単位の信号対雑音比を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新してもよい。入力するステップに入力される信号は、周波数ホッピングされており、導出するステップは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号対雑音比を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。入力するステップに入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であり、導出するステップは、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。入力するステップに入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、複数のキャリアを使用しており、合成するステップは、複数のキャリアのそれぞれを単位にして、同一内容のシンボルを合成してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、同一のシンボルが送信され、それらのシンボルの品質が異なる場合に、シンボルの合成利得の低下を抑制できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、シンボル単位で周波数ホッピングがなされる通信システムでの受信装置に関する。周波数ホッピングされるシンボルには、OFDM変調方式が適用されており、実施例に係る通信システムは、MB−OFDM変調方式を適用したUWBを対象とする。本実施例に係る通信システムでは、連続したふたつのシンボルにおいて、同一内容のシンボルが伝送される。そのため、同一内容のシンボルが、異なった時間において、かつ異なった周波数において伝送される。受信装置は、受信した信号を復調する際に、同一内容のシンボルを合成することによって、ダイバーシチの効果を得る。その際、同一内容であるふたつのシンボルにそれぞれに対応した信号対雑音比(以下、「SNR(Signal to Noise Ratio)」という)を導出し、さらにSNRから重み係数をそれぞれ導出する。受信装置は、同一内容のシンボルにそれぞれに対応した重み係数によって重み付けを行ってから、同一内容のシンボルを合成する。
図1は、本発明の実施例に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、無線部12、ベースバンド処理部14、制御部16を含む。
アンテナ10は、無線区間を介して、図示しない送信装置から信号を受信する。受信する信号には、OFDM変調方式とFH方式が適用されている。それぞれのサブキャリアは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)によって位相変調されている。さらに、OFDM変調方式におけるひとつの単位であるOFDMシンボルは、所定のホッピングパターンによって周波数ホッピングされている。ここで、OFDMシンボルについては、後述する。なお、受信する信号は、所定の無線周波数を有している。
無線部12は、アンテナ10において受信した無線周波数の信号をベースバンド信号に周波数変換する。無線部12には、所定のホッピングパターンによって周波数ホッピングを実行するために符号発生器が備えられており、符号発生器から発生される擬似ランダム符号信号が、受信した無線周波数の信号でのホッピングパターンに同期している。符号発生器は、所定の方法によって、受信した無線周波数の信号でのホッピングパターンとの同期を実行する。なお、ベースバンド信号は、同相成分と直交成分を含んでいるので、一般的にふたつの信号線によって示されるべきであるが、ここでは、説明の明瞭化のためにひとつの信号線によって示すものとする。以下も同様である。
ベースバンド処理部14は、無線部12から入力したベースバンド信号を復調する。ベースバンド信号には、OFDM変調方式が適用されているので、ベースバンド処理部14は、ベースバンド信号をFFT(Fast Fourier Transform)する。さらに、詳細は後述するが、連続したふたつのOFDMシンボルは、同一の内容を有しているので、ベースバンド処理部14は、これらの信号に対して、ダイバーシチ処理を行う。さらに、ベースバンド処理部14は、QPSKに対応したデマッピング処理を施した後、デインターリーブ処理を施して、復号する。これに対応して、図示しない送信装置において、インターリーブと符号化がなされている。
制御部16は、受信装置100が所定の処理を実行できるように、受信装置100全体を制御する。特に、制御部16は、受信装置100におけるタイミングを制御する。
図2は、受信装置100において受信される信号のホッピング周波数を示す。ここでは、説明の簡略化のために、図示のごとく、「バンド1」と「バンド2」のふたつの周波数を使用する。「バンド1」における信号が、さらにOFDM変調されている。本実施例における通信システムは、周波数ホッピングを使用しているので、所定のタイミングで「バンド1」と「バンド2」を切り替えて使用する。ここでは、説明の簡略化のために、「バンド1」と「バンド2」を交互に切り替えて使用する。すなわち、「バンド1」、「バンド2」、「バンド1」、「バンド2」というようなホッピングパターンが使用される。
図3(a)−(c)は、受信装置100において受信される信号のシンボルの構成を示す。図3(a)は、送信装置において、IFFTがなされた信号(以下、「IFFT信号」という)を示す。送信装置において、周波数領域の信号は、IFFTされて時間領域の信号に変換される。ここで、送信装置のIFFTおよび受信装置のFFTは、ともに128のデータをひとつの単位にして、すなわちFFTウインドウとして実行される(以下、128のデータのうちのひとつに対応したタイミングを「FFTポイント」という)。図3(a)は、128FFTポイントのデータを前から順に「D1」、「D2」、「D3」、「D4」として示す。
図3(b)は、図3(a)に示したIFFT信号にガードインターバル(GI)をそれぞれ付加した信号を示す。図示のごとく、128FFTポイントのデータである「D1」、「D2」、「D3」、「D4」のそれぞれの後方に、「GI」が付加されている。ここで、「GI」は、何も信号を送信しない部分、すなわち無送信区間に対応するものとする。さらに、128FFTポイントのデータと「GI」の組み合わせを前述の「OFDMシンボル」という。例えば、「D1」と「GI」がひとつのOFDMシンボルに相当する。「D2」、「D3」、「D4」についても同様である。
なお、前述のごとく、ひとつのOFDMシンボル単位にホッピング周波数が交互に切り替えられながら、周波数ホッピングが実行されているので、図示のごとく、最初の「D1」と「GI」が「バンド1」によって送信され、次の「D2」と「GI」が「バンド2」によって送信される。さらに、次の「D3」と「GI」が「バンド1」によって送信され、さらに「D4」と「GI」が「バンド2」によって送信される。以下、「OFDMシンボル」は、図示のような時間領域の信号だけでなく、周波数領域の信号に対しても使用する。周波数領域の信号に対して「OFDMシンボル」を使用する場合、「GI」を除外してもよい。
図3(c)は、図3(b)と同様にIFFT信号にGIをそれぞれ付加した信号を示す。しかしながら、図3(c)は、UWBにおいて規定される複数のデータ伝送速度のうち、図3(b)のデータ伝送速度よりも低いデータ伝送速度の場合に対応する。図中の「D1」と「D1’」が同一内容であり、「D2」と「D2’」が同一内容であるので、同一内容のOFDMシンボルが、連続したふたつのOFDMシンボルにおいて送信されている。このように、同一内容のOFDMシンボルをふたつ続けて送信するので、データ伝送速度は1/2になるが、時間ダイバーシチの効果が得られる。さらに、ふたつ続けて送信されるOFDMシンボルのホッピング周波数は異なっているので、周波数ダイバーシチの効果も得られる。例えば、「D1」と「GI」が「バンド1」によって送信され、「D1’」と「GI」が「バンド2」によって送信される。なお、図1の受信装置100は、図3(c)の形式を有した信号を処理の対象にする。
図4(a)−(b)は、受信装置100において受信される信号の波形を示す。図4(a)は、図3(b)あるいは図3(c)に対応した信号の波形を示す。図示のごとく、OFDMシンボルは、IFFT信号に対応した有送信の区間と、GIに対応した無送信の区間の繰り返しによって形成される。図4(b)は、無線伝送路を介して、図4(a)の信号をアンテナ10によって受信する際の信号の波形を示す。無線伝送路において遅延波が生じるので、アンテナ10は、GIの区間においても所定の信号を受信する。しかしながら、GIの区間の信号強度は、IFFT信号の区間よりも小さい。
図5は、受信装置100において受信される信号のバーストフォーマットを示す。バースト信号には、先頭から「プリアンブル」、「ヘッダ」、「データ」が配置されている。「プリアンブル」、「ヘッダ」、「データ」は、それぞれ所定数のOFDMシンボルあるいはIFFT信号によって形成されている。なお、これらにおいて、OFDMシンボルあるいはIFFT信号に対して、所定の変形が加えられてもよい。「プリアンブル」は、受信装置100がタイミング同期や伝送路推定を実行する際に、受信装置100によって使用される既知信号である。「ヘッダ」は、制御信号であり、「データ」は、図示しない送信装置から伝送すべき情報である。
図6は、ベースバンド処理部14の構成を示す。ベースバンド処理部14は、遅延シンボル合成部20、シンボルタイミング同期部22、導出部24、FFT26、等化部28、合成部30、デマッピング部32、デインタリーブ部34、復号部36を含む。また信号として、受信信号200、合成制御信号202、等化データ204、合成データ206を含む。
ベースバンド処理部14には、図3(c)あるいは図4(b)のごとく、同一内容のOFDMシンボルが所定の回数繰り返された信号が入力される。ここで、所定の回数は2回である。また、入力される信号のうち、ひとつのOFDMシンボルは、有送信区間と無送信区間によって形成されている。有信号区間はIFFT信号に相当し、無送信区間はGIに相当する。入力される信号は、OFDMシンボルを単位にして周波数ホッピングされており、入力される信号のうち、ひとつのOFDMシンボルは、複数のキャリアを使用している。なお、ベースバンド処理部14に入力される信号を受信信号200とする。
シンボルタイミング同期部22は、入力した受信信号200でのプリアンブルの期間において、受信信号200に含まれたOFDMシンボルのタイミングを検出する。OFDMシンボルのタイミングの検出は、例えば相関処理によってなされる。すなわち、シンボルタイミング同期部22は、内部にマッチトフィルタを備えており、マッチトフィルタのタップ係数にプリアンブルに対応した既知信号の系列が記憶されている。
このような構成において、マッチトフィルタに入力された受信信号200のプリアンブルの値が、タップ係数にそれぞれ近くなったタイミングにおいて、マッチトフィルタから出力される相関値が大きくなる。シンボルタイミング同期部22は、相関値のピークを検出することによって、OFDMシンボルのタイミングを検出する。さらに、シンボルタイミング同期部22は、ひとつのOFDMシンボルの中において、IFFT信号の区間とGIの区間、すなわち有送信区間と無送信区間を分離する。これは、ピーク位置からのシンボル数を数えることによって実行される。例えば、ピークからIFFT信号の区間に相当する信号は、IFFT信号とされる。
導出部24は、受信信号200を入力し、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報を入力する。また、受信信号200では、前述のごとく、ふたつの同一内容のOFDMシンボルが繰り返されている。導出部24は、OFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報を反映させながら、繰り返されたふたつの同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応するSNRを導出する。
ここで、導出部24は、ひとつのシンボルにおけるIFFT信号の区間とGIの区間から、SNRを導出する。SNRの導出方法は、後述する。また、導出部24は、OFDMシンボル単位にSNRを導出するので、これは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応するSNRを導出することに相当する。さらに、導出部24は、導出したSNRから、重み係数を導出するための制御信号を生成し、これを合成制御信号202として出力する。ここで、合成制御信号202は、合成すべきふたつのOFDMシンボルにおけるSNRの比を示す。
遅延シンボル合成部20は、受信信号200を入力し、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングと、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報を入力する。遅延シンボル合成部20は、IFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報にもとづいて、受信信号200のうちのOFDMシンボルをIFFT信号の区間とGIの区間とに分離する。さらに、遅延シンボル合成部20は、GI区間に受信された遅延波成分と、IFFT信号とを合成する。
FFT26は、遅延シンボル合成部20において合成した信号に対して、FFTを実行する。その結果、時間領域の信号は周波数領域の信号に変換され、周波数領域の信号のそれぞれは、サブキャリアの信号に相当する。以下、OFDMシンボルは、周波数領域の信号に対応する。ここで、FFTのポイント数は、IFFTと同様に「128」とする。
等化部28は、FFT26から入力するサブキャリアの信号に対して、等化処理を実行する。すなわち、サブキャリアの信号は、無線伝送路におけるマルチパス遅延により、振幅ひずみと位相ひずみを含んでいるので、これを補正する。等化処理の実行には、一般的に無線伝送路の推定が必要とされるが、等化部28は、ブリアンブルの区間において、例えばLMS(Least Mean Square)アルゴリズムなどを使用して、無線伝送路を推定する。なお、無線伝送路の推定は、サブキャリア単位に実行するものとする。ここで、等化部28は、等化処理を実行したサブキャリアの信号を等化データ204として出力する。
合成部30は、導出部24から合成制御信号202を入力し、等化部28から等化データ204を入力する。合成部30は、合成制御信号202を反映させながら、同一内容のOFDMシンボル数が繰り返される回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出する。ここでは、同一内容のOFDMシンボルは、2回繰り返されるので、ふたつの重み係数が導出される。また、導出部24は、重み係数をシンボル単位で更新するので、これは、ホッピング周波数単位の重み係数がそれぞれ導出されることに相当する。合成部30は、ふたつの重み係数と同一内容のOFDMシンボルを対応させつつ、重み係数によって同一内容のOFDMシンボルを重み付けしてから、等化データ204のうち、同一内容のOFDMシンボルを合成する。ここで、合成部30は、複数のキャリアのそれぞれを単位にして、ふたつの同一内容のOFDMシンボルを合成する。合成部30は、合成した信号を合成データ206として出力する。
デマッピング部32は、合成データ206をQPSKの信号点にデマッピングする。なお、合成データ206は、位相変調されており、ここでは、位相変調方式をQPSKとする。デマッピング部32は、QPSKの4つの信号点のうち、最も近接した信号点に合成データ206の信号点を対応させる。
デインタリーブ部34は、図示しない送信装置においてなされたインタリーブの規則に対応した規則によって、デマッピング部32からの信号をデインターリーブする。復号部36は、デインタリーブ部34からの信号を復号する。図示しない送信装置においてなされている符号化が畳み込み符号化であれば、復号部36は、ビタビ復号を実行する。なお、復号部36は、ビタビ復号を硬判定の信号にもとづいて実行してもよいし、軟判定の信号にもとづいて実行してもよい。その際、デマッピング部32からの信号のビット数が異なる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、導出部24の構成を示す。導出部24は、電力積算部40、平均化部42、SNR演算部44、SNR比較部46を含む。
電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおけるIFFT信号の区間の電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によって、入力されるIFFT信号の区間の電力を積算する。また、電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおけるGIの区間の電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によって、入力されるGIの区間の電力を積算する。なお、OFDMシンボルにおけるIFFT信号の区間とGIの区間の分離は、シンボルタイミング同期部22から入力されるIFFT信号の区間とGIの区間との境界に関する情報にもとづいてなされる。
平均化部42は、IFFT信号の区間でのサンプル数に応じて、電力積算部40において積算したIFFT信号の区間の電力を平均する。また、平均化部42は、GIの区間でも同様の処理を実行する。すなわち、IFFT信号の区間とGIの区間は長さが異なるので、積算したIFFT信号の区間の電力と、積算したGIの区間の電力とを直接処理の対象とすることは困難である。そのため、平均化部42は、これらの間で処理を実行できるように、平均処理を実行する。
SNR演算部44は、平均化部42から平均したIFFT信号の区間の電力と、平均したGIの区間の電力を入力する。SNR演算部44は、平均したGIの区間の電力によって、平均したIFFT信号の区間の電力を除算して、SNRを導出する。ここで、GIの区間では、遅延波も受信されるので、平均したGIの区間の電力は、完全な雑音レベルとは異なるが、平均したIFFT信号の区間の電力よりも一般的に低いので、雑音レベルとみなす。なお、平均したGIの区間の電力として、GIの区間の中でも、後方の部分における電力を平均してもよい。これによって、遅延波の影響を小さくできる。
SNR比較部46は、SNR演算部44から、OFDMシンボル単位のSNRを入力する。さらに、SNR比較部46は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルに対するSNRを比較し、その大きさの比を示す信号を生成する。例えば、SNR比較部46は、ふたつのOFDMシンボルに対して、比較結果を「1:2」のように示した信号を生成する。SNR比較部46は、生成した信号を合成制御信号202として出力する。
図8は、合成部30の構成を示す。合成部30は、乗算部50、バッファ52、加算部54、スケーリング部56、重み係数テーブル58、タイミング出力部60を含む。また、信号としてタイミング信号208を含む。
タイミング出力部60は、導出部24から合成制御信号202を入力し、制御部16からタイミング信号208を入力する。タイミング信号208は、例えば、OFDMシンボルのタイミングを示す信号である。タイミング出力部60は、タイミング信号208にもとづいた所定のタイミングにおいて、入力した合成制御信号202を重み係数テーブル58に出力する。さらに、タイミング出力部60は、バッファ52、スケーリング部56を制御するためのタイミング信号を出力する。
重み係数テーブル58は、SNRの比とふたつの重み係数の値を対応させたテーブルをあらかじめ記憶しておき、当該テーブルにもとづいて、合成制御信号202に含まれたSNRの比から、ふたつの同一内容のOFDMシンボルに対するふたつの重み係数に変換する。ここで、ふたつの同一内容のOFDMシンボルは、時系列的に連続して配置されるので、重み係数テーブル58は、それらに合わせたタイミングで重み係数をそれぞれ出力する。
図9は、重み係数テーブル58におけるデータの構造を示す。「合成制御信号」の欄は、合成制御信号202に含まれたSNRの比に相当する。すなわち、図示のごとく、「10:1」というように規定されている。「前シンボル係数」は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのうち、前方のOFDMシンボルに対する重み係数を示し、「後シンボル係数」は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのうち、後方のOFDMシンボルに対する重み係数を示す。ここで、「A1」等は任意の値を示す。以上の処理により、ここでは、SNRの比を反映させるように、複数の重み係数を導出する。
図8に戻る。乗算部50は、等化データ204に対して、重み係数テーブル58からの重み係数を乗算する。等化データ204は、OFDMシンボルを含み、さらにOFDMシンボルは、複数のサブキャリアの信号を含む。乗算部50は、ひとつのOFDMシンボルに含まれた複数のサブキャリアの信号に対して、同一の重み係数を乗算する。さらに、乗算部50は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのうち、前方のOFDMシンボルに対して、「前シンボル係数」を乗算し、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのうち、後方のOFDMシンボルに対して、「後シンボル係数」を乗算する。
バッファ52は、ひとつのOFDMシンボルの期間、前シンボル係数を乗算したOFDMシンボルを遅延させる。加算部54は、バッファ52において遅延されたOFDMシンボルと、乗算部50からのOFDMシンボルを加算する。前者は、「前シンボル係数」を乗算したOFDMシンボルに相当し、後者は、「後シンボル係数」を乗算したOFDMシンボルに相当する。なお、ひとつのOFDMシンボルは、複数のサブキャリアの信号によって構成されているので、加算部54は、サブキャリアを単位にして加算を実行する。ここでの加算が、合成に相当する。スケーリング部56は、加算部54において加算された信号の出力ビット数の調節を施す。スケーリング部56は、出力ビット数を調節した信号を合成データ206として出力する。
以上の構成による受信装置100の動作を説明する。無線部12は、OFDMシンボル単位で周波数ホッピングされた信号に対して、その周波数を無線周波数からベースバンド周波数に変換し、受信信号200として出力する。シンボルタイミング同期部22は、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングを抽出する。導出部24は、シンボルタイミング同期部22からOFDMシンボルのタイミングを入力し、受信信号200におけるOFDMシンボルあたりのSNRを計算し、ふたつの同一内容のOFDMシンボルに対するSNRの比を導出し、その結果を合成制御信号202として出力する。遅延シンボル合成部20は、受信信号200のOFDMシンボルのうち、IFFT信号の区間の信号とGIの区間の信号とを合成する。
FFT26は、遅延シンボル合成部20において合成した信号をFFTする。等化部28は、プリアンブルから無線伝送路の特性を推定し、推定した無線伝送路の特性にもとづいて、FFT26においてFFTした信号を等化し、等化データ204として出力する。合成部30は、合成制御信号202を反映させながら、ふたつの同一内容のOFDMシンボルに対する重み係数をそれぞれ導出する。合成部30は、等化データ204のうち、ふたつの同一内容のOFDMシンボルを重み係数によって重み付けをしてから合成し、合成データ206として導出する。デマッピング部32は、合成データ206をデマッピングする。デインタリーブ部34は、デマッピング部32においてデマッピングされた信号をデインターリーブする。復号部36は、デインタリーブ部34においてデインターリーブされた信号を復号する。
ここで、本実施例の別の態様を説明する。ここまで、導出部24は、重み係数を導出するために、受信信号200からSNRを計算していた。本実施例の別の態様において、導出部24は、受信信号200から信号強度を導出する。そのため、本実施例の別の態様では、GIの区間において信号が送信されている場合であっても、重み係数を導出できる。
図10は、導出部24の別の構成を示す。導出部24は、電力積算部40、平均化部42、比較部70を含む。
電力積算部40は、ひとつのOFDMシンボルにおける電力を積算する。ここでは、ベースバンド処理部14が動作するサンプリング間隔によってOFDMシンボルの区間の電力を積算する。平均化部42は、OFDMシンボルの区間でのサンプル数に応じて、電力積算部40において積算したOFDMシンボルの区間の電力を平均する。
比較部70は、平均化部42から平均化された電力を入力する。さらに、比較部70は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルに対する信号強度として電力を比較し、その大きさの比を示す信号を生成する。比較部70は、生成した信号を合成制御信号202として出力する。
このような本実施例の別の態様において、ベースバンド処理部14には、同一内容のOFDMシンボルが所定の回数繰り返された受信信号200が入力される。ここで、所定の回数は、前述の実施例と同様に「2」とする。ここで、OFDMシンボル信号は、IFFT信号とGIによって形成されているが、GIは、無送信区間であってもよく、IFFT信号の一部の区間が送信されていてもよい。後者の場合には、GIがIFFT信号の前段に配置されていてもよい。
導出部24は、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、ふたつの重み係数をそれぞれ導出する。導出部24は、OFDMシンボル単位の信号強度を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新するので、これは、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出することに相当する。合成部30は、ふたつの重み係数と同一内容のOFDMシンボルを対応させつつ、ふたつの重み係数によって同一内容のOFDMシンボルをそれぞれ重み付けしながら、ふたつの同一内容のOFDMシンボルを合成する。
本発明の実施例によれば、所定の回数繰り返された同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応する重み係数が、同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対する信号対雑音比を反映しているので、同一内容のOFDMシンボルの一方における品質が低い場合であっても、OFDMシンボルの合成利得の低下を抑制できる。また、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応するSNRを反映させながら、重み係数を導出し、導出した重み係数によって重み付けしてから、ふたつの同一内容のOFDMシンボルを合成するので、同一内容のOFDMシンボルの一方における品質が低い場合であっても、OFDMシンボルの合成利得の低下を抑制できる。また、OFDMシンボルの中の有送信区間と無送信区間のそれぞれに対する電力からSNRを導出するので、無線伝送路の特性に応じたSNRを測定できる。また、SNRを簡易に測定できる。また、SNRに応じた重み係数を使用するので、合成利得を向上できる。また、通信品質を向上できる。また、OFDシンボル単位に重み係数を導出するので、無線伝送路の変動に追従した重み係数を導出できる。また、無線伝送路が変動している場合であっても、OFDMシンボルの合成利得の低下を抑制できる。
また、重み係数をホッピング周波数単位に導出するので、周波数ホッピングに対応した重み係数を導出できる。また、時間ダイバーシチの効果と周波数ダイバーシチの効果が得られる。また、サブキャリア単位に信号を合成するので、マルチキャリア信号にも対応できる。また、所定の回数繰り返された同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応する重み係数が、同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対する信号強度を反映しているので、同一内容のOFDMシンボルの一方における品質が低い場合であっても、OFDMシンボルの合成利得の低下を抑制できる。また、ふたつの同一内容のOFDMシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、重み係数を導出し、導出した重み係数によって重み付けしてから、ふたつの同一内容のOFDMシンボルを合成するので、同一内容のOFDMシンボルの一方における品質が低い場合であっても、OFDMシンボルの合成利得の低下を抑制できる。また、信号強度を反映させながら重み係数を導出するので、OFDMシンボルの中に無送信区間が存在しない場合であっても、適用できる。また、SNRを計算しないので、処理を簡易にできる。また、様々な通信システムに適用できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、受信装置100は、マルチキャリア信号を受信している。しかしながらこれに限らず例えば、マルチキャリア信号でなくてもよい。その場合、実施例における「OFDMシンボル」が、単に「シンボル」となる。また、サブキャリアを単位にした処理が、ひとつのキャリアに対する処理になる。本変形例によれば、シングルキャリアに対応した通信システムにも本発明を適用できる。つまり、所定の単位に、同一のシンボルが繰り返されるように信号が形成されていればよい。
本発明の実施例において、受信装置100は、同一内容のシンボルを連続して受信している。しかしながらこれに限らず例えば、同一内容のシンボルが連続していなくてもよい。その場合、受信装置100は、同一内容のシンボルが受信されるタイミングにおいて、実施例と同様の処理を実行する。本変形例によれば、同一内容のシンボルが送信されるが、それらは連続していないような信号フォーマットにも本発明を適用できる。つまり、受信装置100が、同一内容のシンボルが繰り返される規則性を把握していればよい。また、同一内容のシンボルが、時間的に異なったタイミングで受信されればよい。
本発明の実施例において、受信装置100は、周波数ホッピングされた信号を受信している。しかしながらこれに限らず例えば、受信装置100は、周波数ホッピングされていない信号を受信していなくてもよい。本変形例によれば、さまざまな通信システムに本発明を適用できる。また、時間ダイバーシチの効果も得られる。つまり、所定の単位に、同一のシンボルが繰り返されるように信号が形成されていればよい。
本発明の実施例において、合成部30は、重み係数テーブル58に記憶した値を重み係数として使用している。しかしながらこれに限らず例えば、合成部30は、導出部24において導出されたSNRや信号強度をそのまま重み係数に使用してもよい。本変形例によれば、重み係数テーブル58を不要にできる。つまり、無線伝送路の特性に応じた重み係数が導出されればよい。
本発明の実施例において、導出部24と合成部30は、シンボル単位に重み係数を導出している。しかしながらこれに限らず例えば、受信装置100に入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であって、導出部24と合成部30は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出してもよい。ここで、「一部の期間」とは、例えば、プリアンブルに設定される。本変形例によれば、バースト信号の一部の期間において重み係数を導出すればよいので、処理の期間を短くできる。また、消費電力の増加も抑制できる。つまり、無線伝送路の特性に応じた重み係数が導出されればよい。
本発明の実施例に係る受信装置の構成を示す図である。 図1の受信装置において受信される信号のホッピング周波数を示す図である。 図3(a)−(c)は、図1の受信装置において受信される信号のシンボルの構成を示す図である。 図4(a)−(b)は、図1の受信装置において受信される信号の波形を示す図である。 図1の受信装置において受信される信号のバーストフォーマットを示す図である。 図1のベースバンド処理部の構成を示す図である。 図6の導出部の構成を示す図である。 図6の合成部の構成を示す図である。 図8の重み係数テーブルにおけるデータの構造を示す図である。 図6の導出部の別の構成を示す図である。
符号の説明
20 遅延シンボル合成部、 22 シンボルタイミング同期部、 24 導出部、 26 FFT、 28 等化部、 30 合成部、 32 デマッピング部、 34 デインタリーブ部、 36 復号部、 40 電力積算部、 42 平均化部、 44 SNR演算部、 46 SNR比較部、 50 乗算部、 52 バッファ、 54 加算部、 56 スケーリング部、 58 重み係数テーブル、 60 タイミング出力部、 100 受信装置。

Claims (11)

  1. 同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力する入力部と、
    所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出する導出部と、
    所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する合成部と、
    を備えることを特徴とするダイバーシチ装置。
  2. 前記導出部は、シンボル単位の信号強度を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新することを特徴とする請求項1に記載のダイバーシチ装置。
  3. 前記入力部に入力される信号は、周波数ホッピングされており、
    前記導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出することを特徴とする請求項1に記載のダイバーシチ装置。
  4. 前記入力部に入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であり、
    前記導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出することを特徴とする請求項3に記載のダイバーシチ装置。
  5. 同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力する入力部と、
    所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比を反映させながら、所定の回数に応じた数の重み係数をそれぞれ導出する導出部と、
    所定の回数に応じた数の重み係数と、所定の回数繰り返された同一内容のシンボルとを対応させつつ、所定の回数に応じた数の重み係数によって同一内容のシンボルをそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成する合成部とを備え、
    前記入力部に入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、有送信区間と無送信区間によって形成されており、
    前記導出部は、ひとつのシンボルにおける有送信区間と無送信区間での信号強度から、信号対雑音比を導出することを特徴とするダイバーシチ装置。
  6. 前記導出部は、シンボル単位の信号対雑音比を反映させながら、重み係数をシンボル単位で更新することを特徴とする請求項5に記載のダイバーシチ装置。
  7. 前記入力部に入力される信号は、周波数ホッピングされており、
    前記導出部は、周波数ホッピングにおいて規定された複数のホッピング周波数のそれぞれに対応する信号対雑音比を反映させながら、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出することを特徴とする請求項5に記載のダイバーシチ装置。
  8. 前記入力部に入力される信号は、複数のシンボルを含んだバースト信号であり、
    前記導出部は、バースト信号の一部の期間において、ホッピング周波数単位の重み係数をそれぞれ導出することを特徴とする請求項7に記載のダイバーシチ装置。
  9. 前記入力部に入力される信号のうち、ひとつのシンボルは、複数のキャリアを使用しており、
    前記合成部は、複数のキャリアのそれぞれを単位にして、同一内容のシンボルを合成することを特徴とする請求項1から8のそれぞれに記載のダイバーシチ装置。
  10. 同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号を入力し、
    所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号強度を反映させながら、同一内容のシンボルにそれぞれ対応した重み係数を導出し、
    同一内容のシンボルを重み係数によってそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成することを特徴とするダイバーシチ方法。
  11. 同一内容のシンボルが所定の回数繰り返された信号であって、かつ有送信区間と無送信区間によって形成されたシンボルを含んだ信号を入力し、
    所定の回数繰り返された同一内容のシンボルのそれぞれに対応する信号対雑音比であって、かつひとつのシンボルにおける有送信区間と無送信区間での信号強度から計算された信号対雑音比を反映させながら、同一内容のシンボルにそれぞれ対応した重み係数を導出し、
    同一内容のシンボルを重み係数によってそれぞれ重み付けしてから、同一内容のシンボルを合成することを特徴とするダイバーシチ方法。
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