JP2009118388A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数選択性フェージング環境下において最適な合成シンボルを生成する。
【解決手段】本発明に係る受信装置60は、受信したシンボルに関するサブキャリアのそれぞれに対し、サブキャリアのそれぞれが有する品質に応じた重み付けを行うサブキャリア単位合成部36と、サブキャリアのそれぞれに対してシンボルの品質に基づく共通の重み付けを行うシンボル単位合成部35と、シンボル単位合成部35とサブキャリア単位合成部36の使用を切り替える合成方式切替部と、を有するものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線データの受信装置に関し、特にMB−OFDM方式で変調された信号を受信する受信装置に関する。
近年、無線データ伝送の高速化を実現する技術として、直交周波数分割多重(OFDM)変調方式が注目されている。また、このOFDM変調方式と周波数ホッピングを組み合わせてウルトラワイドバンド(UWB)通信に適用した無線伝送システムの標準規格、すなわちMB−OFDM(マルチバンド直交周波数分割多重方式)がある(非特許文献1)。
OFDM変調方式では、送信すべき一のシンボルに含まれる複数のデータの各々をまず多数のサブキャリアに分散する(マルチキャリア方式)。ここで、一度に伝送されるデータのことをシンボル(またはOFDMシンボル)と呼ぶ。OFDM変調方式では、複数のサブキャリアを逆フーリエ変換によって一の時間領域の信号に変換した後、当該一の時間領域の信号を搬送波で変調した上で送信する。各サブキャリアは周波数軸上で直交性を保ち、等間隔に配列されている。
このOFDM変調方式をウルトラワイドバンド(UWB)通信に適用した通信方法として、MB−OFDM(マルチバンド直交周波数分割多重)方式が知られている。MB−OFDM方式では、528MHzの周波数帯域をバンドと呼び、これを複数(原則3バンド、一部例外的に2バンド)束ねたものをバンドグループと呼んでいる。MB−OFDM方式では、1バンドグループ内において、1つまたは複数のOFDMシンボル毎に、搬送波の中心周波数を変化させて(ホッピングさせて)占有するバンドを変化させながら通信を行う。
具体的には、1バンドグループ内のバンドをそれぞれバンド1、バンド2、バンド3とした場合に、1OFDMシンボル毎に、データを伝送するサブキャリアが占有するバンドを、バンド1→バンド2→バンド3→バンド1・・・と変化させながらデータを伝送する。このように、OFDMシンボル毎にサブキャリアが占有するバンドを変化させながらデータを伝送することを周波数ホッピングと呼んでいる。
図18は、MB−OFDM方式において、搬送波の周波数をホッピングさせながらデータ伝送を行う様子を示すものである。図18に示すように、3つのバンド1、2、3を利用して通信を行うピコネットA、及びピコネットBが近接してあるとする。なおここで、ピコネットは、マスタ(ホスト)とスレーブ(デバイス)によって構成されたネットワークである。ピコネットAは、バンド1→バンド2→バンド3・・・と、紙面右斜め上方向に向かうホッピングパタンで通信を行う一方、ピコネットBは、バンド3→バンド2→バンド1・・・と、右斜め下方向に向かうホッピングパタンで通信を行っているものとする。なお、図18に示すように、受信装置側でダイバシチ効果を得るために、同一内容のデータは2つの共役なシンボルに拡散されて伝送経路に順次送出される。具体的には、1つのシンボルA1は、共役な2つのシンボル(A1−1)及び(A1−2)の計2回連続して伝送される。
ここで、時間T1や時間T2のように、ピコネットAとピコネットBとが同時刻に同一周波数帯域(バンド2)を用いて通信を行うと、2つのシンボル(A1−2)及び(B1−2)同士がフレーム衝突し、シンボル(A1−2)及び(B1−2)は互いに干渉し合う。この結果、ピコネットA、及びピコネットBが近接するネットワーク環境では、受信されるシンボルの品質が低下するという問題がある。ここでいうシンボルの品質とは、例えばシンボルに含まれるノイズの量を意味する。すなわち、シンボル(A1−2)とシンボル(B1−2)が同一のバンドを使用することにより干渉が生じると、シンボル(A1−2)とシンボル(B1−2)に含まれるノイズの量は増加する。このようなピコネット間の干渉は、隣接ピコネット干渉と呼ばれている。
特許文献1には、このような隣接ピコネット干渉によるシンボルの劣化を補完するよう構成された受信装置が開示されている。図19は、特許文献1に記載された受信装置のシンボルを合成するシンボル合成回路を示すブロック図である。SNR測定部101は、時間拡散されたシンボルの信号品質をそれぞれ測定する。重み決定回路102では、第1シンボル(A1−1)の信号品質(SNR1)に応じて第1シンボル(A1−2)に対する重み付け係数W1を設定すると共に、第2シンボル(A1−2)の信号品質(SNR2)に応じて第2シンボル(A1−2)に対する重み付け係数W2を設定する。なお、第1シンボル(A1−1)と第2シンボル(A1−2)は、同一の送信データを含むシンボルである。なお、SNR(Signal to Noise Ratio)とは、信号に含まれるノイズの割合を示す値である。
加算器103は、乗算器104において第1シンボル(A1−1)に重み付け係数W1が乗算された値と、乗算器105において第2シンボル(A1−2)に重み付け係数W2が乗算された値とを足し合わせることで、受信データとなる合成シンボルを生成する。このように、シンボル毎の信号品質に応じて重み付け係数W1、W2を決定することにより、例えば、信号品質の悪いシンボル(A1−2)に小さな重み付け係数W2を設定し、信号品質の良いシンボル(A1−1)に大きな重み付け係数W1を設定することにより、隣接ピコネット干渉等によって生じる信号品質の劣化の影響を低減させることができる。
また、特許文献2には、同一時刻に送られた単一のMB−OFDMシンボルを、2つのアンテナによって受信する空間ダイバシチ方式の受信装置において、サブキャリアの信号品質に応じて、第1アンテナによって受信されたシンボルの重み付け係数を設定すると共に、第2アンテナによって受信されたシンボルの重み付け係数を設定する合成方法が開示されている。
特開2005−269392号公報 特開2005−6116号公報 ISO/IEC 26907 High Rate Ultra Wideband PHY and MAC Standard
しかしながら、OFDM変調方式では、干渉や雑音が各サブキャリアに及ぼす影響は一律ではない。そのため、特許文献1の受信装置のようにシンボル毎に重み付け係数を設定すると、周波数毎に信号品質が変化する周波数選択性フェージング環境下にあっては、最適な合成シンボルを生成することができないという問題点を有する。この問題点について、図20を用いて以下に詳細に説明する。
図20は、各バンド1〜3を占有する複数のサブキャリアの正規化電解強度E(dB)(以下単に電界強度と示す)を示す図である。図20において、実線はバンド1を占有するサブキャリアの電界強度を示し、一点波線はバンド2を占有するサブキャリアの電界強度を示し、点線はバンド3を占有するサブキャリアの電界強度を示している。
ここで、各バンドにおいては、複数のサブキャリアが周波数軸上に等間隔に並べられている。具体的には、サブキャリア間の周波数間隔をmとし、各バンドの中心周波数をfnとすると、・・・fn−2m、fn−1m、fn、fn+1m、fn+2m・・・とサブキャリアが並んでいる。ここで、サブキャリアが有する振幅の減衰量を示す上記電界強度は、バンドごとに異なる。図20は、中心周波数をf1とするバンドを占有するサブキャリアの電界強度と、中心周波数をf2とするバンドを占有するサブキャリアの電界強度と、中心周波数をf3とするバンドを占有するサブキャリアの電界強度とを重ね合わせたものである。具体的には、図20は、各バンド内のサブキャリアのそれぞれが受ける振幅の減衰をそれぞれのバンドの中心周波数を重ねた上で表示している。換言すると、図20の周波数軸の左端から右端までが、1つのバンドの周波数帯域であり、図20は、各バンド1〜3の周波数帯域を中心周波数fnにおいて重ね合わせて示したものである。そのため、例えば、バンド1の周波数f1+mの電界強度、バンド2の周波数f2+mの電界強度、及びバンド3の周波数f3+mの電界強度は、すべて周波数fn+m上の点として示されている。
ここで、時間ダイバシチによる通信方式では、バンド1〜3をホッピングさせながら、同一シンボルが2回伝送される。すなわち、シンボルの有するデータは、図20に示す同じ周波数上であって異なるバンドを占有するサブキャリアによって伝送されることとなる。具体的には、シンボルA1に含まれるデータを示す第1シンボル(A1−1)はバンド1を占有するサブキャリアによって伝送され、シンボルA1に含まれるデータを示す第2シンボル(A1−2)はバンド2を占有するサブキャリアにより伝送される。すなわち、シンボルA1を構成するデータは、周波数f1+mのサブキャリア及び周波数f2+mのサブキャリアに分けて2回伝送されることとなる。
なお、縦軸の電界強度は、搬送されるデータ内容に依存しないため、サブキャリアの電界強度はサブキャリア自身の信号品質として評価することができる。電界強度は、受信装置側で受信される受信パワーであり、電界強度が大きければ信号品質は良く、電界強度が小さければ信号品質が悪いと評価される。
ここで、従来の受信装置(例えば、特許文献1)では、シンボル毎の信号品質に基づいてシンボルの重み付け係数が設定されていた。すなわち、従来の受信装置では、シンボルを搬送するサブキャリア全体の信号品質をシンボル毎に判断し、シンボル毎の信号品質に基づいてシンボルの重み付けを行っていた。例えば、バンド1を占有するサブキャリアの全体の信号品質が「良」、バンド2を占有するサブキャリアの全体の信号品質が「悪」と、判定されたとする。この場合、信号品質が「良」であるバンド1によって搬送された第1シンボルについては重み付け係数を大きく設定し、信号品質が「悪」であるバンド2によって搬送された第2シンボルについては重み付け係数を小さく設定していた。
しかしながら、図20に示すように、受信信号の品質はその振幅情報を見るだけでも明らかなように、受信信号に含まれるサブキャリアが占有するバンド毎に異なる。例えばバンド1に着目してみると、A点では電界強度が極端に低く、バンド1におけるA点の周波数を有するサブキャリアは振幅が大きく減衰することになる。その一方、バンド2のB点に着目してみると、B点の電界強度は高く、バンド2におけるB点の周波数を有するサブキャリアは振幅が減衰しないことになる。すなわち、受信信号の品質は、受信する信号のサブキャリアがどのバンドにあるかによって大きく異なる。従って、周波数毎に電界強度が変化する周波数選択性フェージング環境下では、従来の受信装置のように、シンボル毎に重み付け係数を設定する合成方法では、必ずしも最適な受信データを合成することはできない。
本発明に係る受信装置の一態様は、受信したシンボルに関するサブキャリアのそれぞれに対し、前記サブキャリアのそれぞれが有する品質に応じた重み付けを行うサブキャリア単位合成部と、前記サブキャリアのそれぞれに対して前記シンボルの品質に基づく共通の重み付けを行うシンボル単位合成部と、前記シンボル単位合成部と前記サブキャリア単位合成部の使用を切り替える合成方式切替部と、を有する、ものである。
このようにサブキャリア毎の信号品質に応じて、サブキャリア単位に重み付け係数を決定することにより周波数選択性フェージング環境下において、最適な合成シンボルを生成することができる。
本発明に係る受信装置の一態様によれば、周波数選択性フェージング環境下において、最適な合成シンボルを生成することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る送信装置10の構成の概要である。図1にあるC1は送信すべき一シンボル分のデータである。C1は送信すべきデータとしてS1、S2、S3、S4を含む。このS1ないしS4が、シリアルに直並列変換器11に入力される。ここで、S1ないしS4は、具体的には、例えば2ビットのデータであるとすることができる。直並列変換器11はシリアルに入力されたS1ないしS4を、パラレルにマッピング処理部12に出力する。マッピング処理部12はパラレルに入力されたS1ないしS4のそれぞれをデジタル変調する。ここではその一例として、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を用いるものとする。マッピング処理部12は、図2に示すように、S1ないしS4のそれぞれを直交する周波数成分を有するサブキャリアS11、S21、S31、S41のそれぞれに変調する。
マッピング処理部12はデジタル変調により生成したサブキャリアS11ないし41を逆フーリエ変換(IFFT)器13に出力する。逆フーリエ変換器13は、入力されたサブキャリアS11ないしS41を合成し、一の時間領域の信号であるシンボルt1を生成してD/A変換器14に出力する。D/A変換器14は入力されたシンボルt1をアナログ信号に変換して乗算器15に出力する。そして乗算器15は入力されたアナログ信号と搬送波cosωctとを乗算し、シンボルt1のアナログ信号をアナログ変調(周波数変換・アップコンバージョン処理、以下、アナログ変調と記述する)してアンテナ16に出力する。アンテナ16は変調信号を外部に送信する。なお、サブキャリアS11ないしS41が合成された結果であるシンボルt1を変調する搬送波周波数(以下周波数と記述する)をfc1とする。
ここで、送信装置は、一シンボル分のデータであるC1を搬送波の周波数を変更して再度送信するものとする。すなわち周波数ホッピングによってシンボルC1を時間拡散する。C1を二度目に送信する際のサブキャリアをS12、S22、S32、S42と表すことにする。そして、逆フーリエ変換器13が、これらS12ないしS42を合成して出力する時間領域信号をシンボルt2とする。そしてシンボルt2はD/A変換器14によってアナログ信号となり、乗算器15によってアナログ変調される。シンボルt2のアナログ信号を変調する周波数をfc2とする。一シンボル分データC1が二度送信された後、C2が同様に二度にわたり異なる搬送波周波数で送信され、その後はC3、C4・・・が同様に二度ずつ送信される。図3は係る周波数ホッピングの様子を模式的に示している。それぞれの一シンボル分データは2回にわたり、異なる搬送波の周波数でアナログ変調され、送信されることが分かる。以下では説明の簡略化のため、一シンボル分データC1が2回送信されることを具体例として想定するとともに、サブキャリアはS11ないしS41、S12ないしS42のみを具体例として考える。
ここで、サブキャリアS11ないしS41、S12ないしS42についてさらに説明する。図4は周波数fc1を有する搬送波により変調されたシンボルt1が含むサブキャリアS11ないしS41と、周波数fc2を有する搬送波により変調されたシンボルt2が含むサブキャリアS12ないしS42との周波数軸上での位置関係を示している。図1のマッピング処理部12はデジタル変調としてQPSKを使用し、送信すべき信号をマッピングする。一度目の送信では、S1をS11、S2をS21、S3をS31、S4をS41にマッピングする。二度目の送信では、S1をS12、S2をS22、S3をS32、S4をS42にマッピングする。そして、例えば、各サブキャリアS11ないしS41は、逆フーリエ変換される。その結果、サブキャリアS11ないしS41は直交する周波数成分を有し、周波数軸上で等間隔に配置される。その後、サブキャリアS11ないしS41はアナログ変調される。
ここで、サブキャリアS11ないしS41は、搬送波fc1によって変調されているため、周波数fc1を中心として配置されている。一方、バンド2に位置するサブキャリアS12ないしS42は、時間領域信号の送信時に搬送波fc2を使用しているので、周波数fc2を中心に周波数軸上に配置されている。なお、本実施の形態の説明では、理解を容易とするために、マッピング処理部12は、サブキャリアS11とS12、S21とS22、S31とS32、S41とS42をそれぞれ同一の周波数に変調するものとする。実際にはマッピング処理部12はS11とS12、S21とS22、S31とS32、S41とS42、のそれぞれを異なる周波数に変調することがある。
図5は、サブキャリアS11ないしS41によって占有されるバンド1と、サブキャリアS12ないしS42によって占有されるバンド2を、中心周波数fc1、fc2において重ねて合わせ上下に示したものである。このように、バンド1のサブキャリアS11ないしS41と、バンド2のサブキャリアS12ないしS42のそれぞれは、1対1に対応し、対応するサブキャリアに同一のビットデータが搬送される。
図6は本実施の形態に係る受信装置60を示す。送信装置10が送信した信号は、アンテナ61によって受信され、BPF62に出力される。BPF62は受信信号から希望する帯域の信号のみを処理すべく帯域制限を行うフィルタである。BPF62は抽出した信号をLNA63に出力する。受信される信号は、微弱であるため、LNA63によって処理しやすいよう受信信号を増幅する。LNA63によって増幅された信号は、ダイレクトコンバージョン方式によってベースバンド帯域に変換された後にLPF64に入力される。なお、中心周波数は、ホッピングにより随時変化しているので、マルチバンド制御部79からの制御に従って、中心周波数を変化させる。係るベースバンド信号はVGA65の調整処理を経た後にA/D変換器66に入力される。なお、受信信号のパワーを計測し、VGA65を調整(AGC処理)することで、A/Dのダイナミックレンジを有効活用することができる。A/D変換器66は、受信信号をデジタル信号に変換してキャリアセンス処理等を施すAcquisition AFC部67に出力する。
Acquisition AFC部67は、送受信機間の周波数誤差の補正やキャリアセンス処理を実施する。また、Acquisition AFC部67は、キャリアセンスで確定したタイミングでホッピング処理を行うように、マルチバンド制御部79に指示する。Acquisition AFC部67は処理信号をフーリエ変換器68に出力し、フーリエ変換器68は、時間域信号である入力信号を周波数域信号に変換する。すなわち入力信号に含まれるサブキャリア毎に変換する。フーリエ変換器68はサブキャリア毎の信号をEQ部69に出力する。EQ部69は、受信した各サブキャリアの伝送路特性を補正した後、Tracking部70に出力する。Tracking部70は、残留周波数誤差や位相歪などによる影響を補正する。Tracking部70は処理した信号を復調軟判定部71に出力する。
復調軟判定部71は、軟判定型のデマッピング処理を行う。De−Interleave72は、受信された信号を送信器側で送信した信号の順に並び替える。Viterbi復号73は、ビタビ復号器による誤り訂正処理を実施し、受信特性の向上を図る。De−Scrambler74は、デスクランブル処理を行う。誤り訂正75は、リードソロモン符号復号による誤り訂正処理を行う。エラー検出HCS76は、CRC(cyclic redundancy check)多項式などによる、HCS(Header check Sequence)を行い、エラーを検出する。エラー検出HCS76によってエラーが検出されたフレームは、廃棄される。エラー検出HCS76は、エラーを検出すると、フレーム解析パラメータ抽出77に対してエラーが検出されたフレームを廃棄するよう廃棄指示信号Iを出力する。
フレーム解析パラメータ抽出77は、復調軟判定部71に対し、Headerフレームの解析結果からPayloadの復調方式(QPSK、16QAMなど)を指示する(I)。また、フレーム解析パラメータ抽出77は、De−interleave72に対し、Headerフレームの解析結果からPayloadのInterleaveパラメータ(深さなど)を指示する(I)。また、フレーム解析パラメータ抽出77は、Viterbi復号73に対し、Headerフレームの解析結果から畳み込み符号パラメータ(符号化率や拘束長など)を指示する(I)。これにより、フレーム解析パラメータ抽出77から復号された受信データが出力される。
図7は、本実施の形態に係る受信装置60の一部を示したものである。具体的には、FFT21は図6のフーリエ変換器68に対応し、FEQ23は図6のEQ部69に対応する。そして図7のFEQ23以降の装置(デインターリーバを除く)は、図6の復調軟判定部71に対応する。本実施の形態に係る受信装置は、受信したシンボルに関するサブキャリアのそれぞれに対し、サブキャリアのそれぞれが有する品質に応じた重み付けを行うサブキャリア単位合成部36と、サブキャリアのそれぞれに対してシンボルの品質に基づく共通の重み付けを行うシンボル単位合成部35と、シンボル単位合成部35とサブキャリア単位合成部36の使用を切り替える合成方式切替部37と、を備えている。シンボル単位合成部35は、拡散された第1および第2シンボルを受信するとともに、前記第1および第2シンボルのそれぞれの品質を算出する。合成方式決定部は、第1および第2シンボルの品質の差に基づいてシンボル単位合成部35とサブキャリア単位合成部36の使用の切り替えを制御する。
また、合成方式切替部37は、シンボルの品質に基づきシンボル単位合成部35とサブキャリア単位合成部36の使用の切り替えを制御する合成方式決定部31を備えている。合成方式決定部31は、例えば、受信された第1シンボルおよび第2シンボルのSNRに基づいて、シンボル単位合成部35とサブキャリア単位合成部36の使用の切り替える。
以下、図7に係る装置の各構成部と動作について説明する。具体的な説明のため、まずシンボルt1がFFT21に入力された場合を考える。FFT21はシンボルt1をフーリエ変換して周波数領域の信号に変換する。すなわち、FFT21はシンボルt1をサブキャリアS11ないしS41に変換する。FFT21はサブキャリアS11ないしS41を並列に出力する。各サブキャリアはFEQ23およびトラッキング部22で上述の処理を施され、その後、FEQ23から並列に出力される。
次に、第1シンボルバッファ26は、入力されたサブキャリアS11ないしS41を保持する。この様子を図8に示す。一方、図8に記載されている通り、第2シンボルバッファ27は、入力されたシンボルt2が含むサブキャリアS12ないしS42を保持するためのものである。第1および第2シンボルバッファは、保持したサブキャリアを並列に出力する。
一方、シンボル品質推定保持部24もシンボルt1が含むサブキャリアS11ないしS41が入力される。この様子を図9(a)に示す。シンボル品質推定保持部24は受信した各サブキャリアS11ないしS41のそれぞれに含まれるSNRを算出する。図9(b)はシンボル品質推定保持部24が行う処理を示す図である。図9(b)に示されているように、シンボル品質推定保持部24は、基準となる送信信号成分と受信信号成分のそれぞれからの変化から各サブキャリアが有するノイズ成分を求め、SNRを算出する。その後、各サブキャリアのSNRを平均してシンボルt1に関するSNRに変換して出力する。図7に示すように、シンボル品質推定保持部24はシンボルt1に関するSNRをそれぞれシンボル重み付け決定部25と合成方式決定部31に出力する。シンボル品質推定保持部24は同様に、シンボルt2を受信した場合にも同様にシンボルt2に関するSNRを出力する。ここで、本実施の形態では、シンボル品質推定保持部24が算出して出力する信号をシンボルごとの信号品質と定義する。
シンボル重み付け決定部25には、シンボルt1に関するSNRが入力される。なお、シンボル重み付け決定部25には、後にシンボルt2に関するSNRも入力される。その様子を図10に示す。シンボルt1に関するSNRおよびシンボルt2に関するSNRが入力されたシンボル重み付け決定部25は、シンボルt1およびシンボルt2に対する重み付け係数を決定する。例えば、シンボル重み付け決定部25がシンボルt1に関するSNRにより、シンボルt1には大量のノイズが混入し、一方でシンボルt2にはノイズがほとんど混入していないと判断した場合、係るノイズ量に応じた小さい係数Aをシンボルt1に対して決定するとともに、シンボルt2に対しては大きな係数Bを設定する。例えば最も簡単な例としては、シンボルt1に対する係数Aを0とし、シンボルt2に対する係数を1とすることが考えられる。この場合、ノイズが大量に混入してSNRが悪化しているシンボルt1は、他のシンボルと干渉を起こしたことが考えられる。干渉の一例としては、前述した隣接ピコネット干渉がある。ここで、係数Aと係数Bは、和が1となる関係であればよい。
乗算器41は、第1シンボルバッファ26が出力したサブキャリアS11ないしS41が入力されるとともに、シンボル重み付け決定部25が出力した係数Aが入力され、乗算処理を行う。具体的には乗算器41はS11ないしS41のそれぞれに対して同一の係数Aを乗算して出力する。すなわち、シンボル重み付け決定部25が決定するシンボルt1に関する係数Aは、シンボルt1が含む各サブキャリアS11ないしS41に関して共通な重み付け係数である。一方乗算器42は、第2シンボルバッファ27が出力したサブキャリアS12ないしS42が入力されるとともに、シンボル重み付け係数Bが入力され、乗算処理を行う。具体的には乗算器42は、S12ないしS42のそれぞれに対して同一の係数Bを乗算して出力する。すなわちシンボル重み付け係数Bはシンボルt2が含むサブキャリアS12ないしS42に共通な重み付け係数である。
図11は、加算器43の動作を示す。加算器43は、上述した乗算器41および乗算器42のそれぞれが出力した信号、すなわち重み付けがされた各サブキャリアの加算処理を行う。具体的には、加算器43は、シンボルt1とシンボルt2に含まれる各サブキャリアの内、対応するサブキャリアであって重み付け係数が乗算されたもの同士を加算して並列に出力する。図11は係る加算処理の様子を示している。
図12(a)はサブキャリア品質推定保持部28およびサブキャリアカウンタ29への入力信号および出力信号を示し、図12(b)は係るサブキャリア品質推定保持部28が行う動作を示す図である。サブキャリア品質推定保持部28も同様に、サブキャリアS11ないしS41が並列に入力される。そして、サブキャリア品質推定保持部28はサブキャリアS11ないしS41のそれぞれのSNRを計算する。具体的には図12(b)に示されているように、基準となる送信信号成分と受信信号成分のそれぞれからの変化から、各サブキャリアのノイズ量を計算し、SNRを算出する。サブキャリアS11ないしS41のSNRの算出を完了した後、サブキャリア品質推定保持部28はまず、例えばS11のSNRであるSNR11を出力するとともに、SNR11出力済信号をサブキャリアカウンタに出力する。係るSNR11出力済信号が入力されたサブキャリアカウンタ29は、カウンタの値を初期値からカウントアップし、係るカウントアップ後の値を示す信号を出力指示信号としてサブキャリア品質推定保持部28に出力する。
出力指示信号を入力したサブキャリア品質推定保持部は、例えばS21のSNRであるSNR21を出力するとともに、SNR21出力済信号をサブキャリアカウンタに出力する。以降は同様にサブキャリア品質推定保持部とサブキャリアカウンタとの間で信号をやり取りし、サブキャリア品質推定保持部はサブキャリアS11ないしS41のSNRであるSNR11ないしSNR41を出力する。SNR11ないしSNR41はサブキャリア重み付け決定部に出力される。以上の例はシンボルt1に関するサブキャリアS11ないしS41に関するものであるが、サブキャリア品質推定保持部にシンボルt2に関するサブキャリアS12ないしS42が入力される場合も同様である。
ここで、サブキャリアは、前述したように、送信装置側でどのような周波数にマッピングされたかにより受信特性が異なる。本実施の形態に関する説明においてはシンボルt1とシンボルt2に含まれるサブキャリアの内、S11とS12、S21とS22、S31とS32、S41とS42は同一の周波数成分を有するようにデジタル変調を施されているが、シンボルt1とシンボルt2は搬送波の周波数がそれぞれfc1とfc2であって異なる。そのため、図20に示されているように、S11とS12、S21とS22、S31とS32、S41とS42は、いずれも受信特性が異なる。この点に着目し、本実施の形態では、サブキャリア品質推定保持部はシンボルt1およびシンボルt2に含まれるサブキャリアのそれぞれに関するSNRを算出し、これを各サブキャリアの品質と定義することにした。なお、サブキャリアごとの品質に、サブキャリアごとの電力、演算量軽減のために間引いたサブキャリアのそれぞれから求めたSNRや電力を用いる方法も考えられる。数本のサブキャリア単位で信号品質の推定、サブキャリアのそれぞれの重み付けを行うことも可能である。
図13は、サブキャリア重み付け決定部30が各サブキャリアに重み付け係数を決定するとともに、乗算器44と乗算器45とが、各サブキャリアの重み付け係数を各サブキャリアに乗算する処理を示している。サブキャリア重み付け決定部30には、シンボルt1に関するサブキャリアのそれぞれに対応するSNRが入力される。そして、サブキャリア重み付け決定部30は、各SNRに基づく重み付け係数を決定する。具体的にはサブキャリア重み付け決定部30は、S11に関するSNRであるSNR11が入力されるとともに、S11に対する重み付け係数Sを決定する。また、サブキャリア重み付け決定部30には、S21に関するSNRであるSNR21が入力され、S21に関する重み付け係数であるTを決定する。
同様に、サブキャリア重み付け決定部30は、S31に関する重み付け係数U、S41に関する重み付け係数Vを決定する。また、サブキャリア重み付け決定部30は、シンボルt2に関するサブキャリアのそれぞれのSNR、すなわちSNR12ないしSNR42も入力される。そしてサブキャリア重み付け決定部30は、同様に、S12に関する重み付け係数W、S22に関する重み付け係数であるX、S32に関する重み付け係数であるY、S42に関する重み付け係数Zを決定する。そしてサブキャリア重み付け決定部30は、決定した重み付け係数S、T、U、Vを乗算器44に出力するとともに、重み付け係数W、X、Y、Zを乗算器45に出力する。
一方で、第1シンボルバッファ26はシンボルt1に関するサブキャリアS11ないしS41を保持した後に乗算器44に出力する。同様に、第2シンボルバッファ27はシンボルt2に関するサブキャリアS12ないしS42を保持した後に乗算器45に出力する。サブキャリアS11ないしS41と、重み付け係数S、T、U、Vが入力された乗算器44は、サブキャリアS11に対しては係数Sを乗算し、S21に対しては係数Tを乗算し、S31に対しては係数Uを乗算し、S41に対しては係数Vを乗算する。そして乗算器44は、それぞれの乗算結果を、例えば並列に出力する。サブキャリアS12ないし42と、重み付け係数W、X、Y、Zを受信した乗算器45は、サブキャリアS12に対して係数Wを乗算し、サブキャリアS22に対しては係数Xを乗算し、サブキャリアS32に対しては係数Yを乗算し、サブキャリアS42に対しては係数Zを乗算する。そして乗算器45はそれぞれの乗算結果を例えば並列に出力することができる。なお、係数SとW、TとX、UとY、VとZはそれぞれ和が1となる関係にある。
サブキャリア重み付け決定部30は、各サブキャリアに対して別個に重み付け係数を設定し、乗算器44と乗算器45のそれぞれは、別個の重み付け係数をそれぞれ対応するサブキャリアに乗算する。これらの点がシンボル重み付け係数決定部25とその出力を受信する乗算器41、42のそれぞれが行う処理とは異なる点である。すなわち、本実施の形態では、シンボル毎に重み付け係数を設定するだけではなく、さらに、サブキャリアごとの品質に基づいて、サブキャリアのそれぞれに対して重み付け係数を設定していることになる。
図14は加算器46の動作を示している。加算器46は乗算器44および乗算器45のそれぞれの出力が入力される。そして、加算器46は、に加算処理を行う。加算器46は、加算結果を並列に出力する。係る加算器46の出力結果は、シンボルt1とシンボルt2が送信した一シンボル分データC1を、シンボルt1およびシンボルt2のそれぞれに含まれるサブキャリアのそれぞれのSNRの値、すなわち一般的には品質に基づき重み付けして合成した信号となる。
図15(a)と図15(b)は合成方式決定部31の動作を説明している。まず合成方式決定部31には、図15(a)に示されているように、シンボル品質推定保持部24が出力したシンボルt1に関するSNRおよびシンボルt2に関するSNRが入力される。さらに、シンボル品質推定保持部24には、閾値Pが入力される。閾値Pは、外部のレジスタから入力されるようにしてもよいし、合成方式決定部31が受け取ったシンボルt1に関するSNRとシンボルt2に関するSNRとに基づき設定してもよい。次に合成方式決定部31は、図15(b)に示されているように、シンボルt1に関するSNRとシンボルt2に関するSNRとの差分の絶対値を求め、係る差分の絶対値が所定の一の閾値より大きいか、一の閾値以下であるかを判断する。
当該差分が閾値より大きい場合、シンボルt1またはシンボルt2のどちらかに大量のノイズが混入したことを示しており、係る場合はシンボルt1またはシンボルt2のいずれかが他のシンボルと干渉を起こした可能性が高い。したがって合成方式決定部31は、シンボル重み付け係数決定部25が決定した重み付け係数によって重み付けされたシンボルを出力するようにセレクタ32にセレクト信号を送信する。一方、シンボルt1に関するSNRとシンボルt2のSNRの差分の絶対値が小さい場合には、合成方式決定部31はサブキャリア重み付け決定部30が決定した重み付け係数によって重み付けされたシンボルを出力すべく、セレクタ32に対してセレクト信号を出力する。
図16は、本発明の実施の形態に係る受信装置の動作のシーケンス図である。アンテナによって受信された信号をFFT16によって離散フーリエ変換する(S1)。これにより、受信された信号は、サブキャリア毎の振幅、位相の情報を有するデータに変換される。同一データが拡散されたシンボルの信号処理が完了するまでは、受信したシンボルを随時、シンボル品質推定保持部24、及びサブキャリア品質推定保持部28に出力する(S3、S4)。受信したシンボルが奇数シンボルであるか偶数シンボルであるかを判定し(S5)、奇数シンボルであれば第1シンボルバッファ26に格納し(S6)、偶数シンボルであれば第2シンボルバッファ27に格納する(S7)。上述した受信装置の各構成容姿の具体的説明の例に照らせば、奇数シンボルはシンボルt1を意味し、偶数シンボルはシンボルt2を意味する。
そして、ステップS2において、偶数シンボルの信号品質の推定及び格納が完了すると、シンボル品質推定保持部24によって判定されたシンボルの信号品質が読み出される(S8)。そして、同一データが拡散された第1シンボル(例えばシンボルt1)と第2シンボル(例えばシンボルt2)との信号品質の差が閾値を超えているか否か判定する(S9)。そして、第1シンボルと第2シンボルとの信号品質の差が閾値以上であれば、受信されたシンボルが干渉の影響を受けていると判断し、シンボル毎の合成処理を開始する(S10)。シンボル単位も合成処理では、シンボル品質推定保持部24によって推定・保持されたシンボル毎の信号品質(例えば、SNR)を読み出す(S11)。そして、シンボル品質推定保持部24から読み出された推定結果からシンボル毎の重み付け係数を設定し、重み付けを行う(S12)。これにより、シンボル単位で合成された合成シンボルが生成される。
一方、ステップS9において、第1シンボルと第2シンボルとの信号品質の差が閾値以下の場合では、受信されたシンボルが干渉の影響を受けていないと判断し、サブキャリア毎の合成処理を開始する(S13)。サブキャリア単位の合成処理では、サブキャリア品質推定保持部28によって推定・保持されたサブキャリア毎の信号品質(例えば、SNR)を読み出す(S14)。そして、この信号品質に応じてサブキャリア毎に重み付け係数を設定し、シンボルの重み付けをサブキャリア単位で行う(S15)。そして、全てのサブキャリアの重み付けが完了するまで、サブキャリアカウンタ29を順次インクリメントしながら、サブキャリア毎に重み付けを行う(S17)。そして、全てのサブキャリアの重み付けが完了するまで繰り返し(S16)、サブキャリア単位で合成した合成シンボルを生成する。
図17は、本実施形態に係る受信装置と従来の受信装置における、CNR(Carrier to Noise Ratio)とFER(Frame Error Rate)との関係を示す図である。図17に示すように同一のCNR条件化において従来例に比べて本実施形態の方が低いエラーレートを確保している。すなわち、本実施形態に関わる受信装置では、周波数選択性フェージング環境下において、ノイズの影響を低減していることがわかる。
このように、本実施形態に係る受信装置は、受信シンボルに含まれるサブキャリアのそれぞれに対して重み付けを行うことで、同じシンボル内であっても信号品質が良好なサブキャリアに対して大きな重み付け係数を設定し、信号品質が悪いサブキャリアに対して小さな重み付け係数を設定することにより、周波数選択性フェージング環境下における受信特性を改善することができる。
また、本実施形態に係る受信装置は、受信信号の干渉の有無を判断し、受信された信号に干渉の影響が有る場合は、シンボル毎に重み付けを行い、干渉のない場合では、サブキャリア毎に重み付けを行うよう切り替えることにより、周波数選択性フェージング環境下などにおいても、常に最適な合成方法で合成シンボルを生成することができる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る送信装置10の構成の概要である。 マッピング処理部12におけるサブキャリア変調を示す図である。 周波数ホッピングの様子を模式的に示した図である。 サブキャリアS11ないしS41と、サブキャリアS12ないしS42との周波数軸上での位置関係を示した図である。 バンド1とバンド2を中心周波数において重ねて合わせ上下に示した図である。 本実施の形態に係る受信装置60を示す図である。 本実施の形態に係る受信装置60の一部を示したものである。 第1シンボルバッファ26及び第2シンボルバッファ27の処理を示す図である。 シンボル品質推定保持部24の処理を示す図である。 シンボル重み付け決定部25の処理を示す図である。 加算器43の処理を示す図である。 サブキャリア品質推定保持部28及び乗算器41、42の処理を示す図である。 サブキャリア重み付け決定部30及び乗算器44、45の処理を示す図である。 加算器46の処理を示す図である。 合成方式決定部31の処理を示す図である。 受信装置60のシーケンスを示すフローチャートである。 本実施形態に係る受信装置60と従来の受信装置における、CNRとFERの関係を示す図である。 MB−OFDM方式において、周波数ホッピングさせながらデータ伝送を行う様子を示すものである。 特許文献1に記載された受信装置のシンボルを合成するシンボル合成回路を示すブロック図である。 周波数fnと電界強度dBとの関係を示す図である。
符号の説明
10 送信装置
11 直並列変換器
12 マッピング処理部
13 逆フーリエ変換器
14 D/A変換器
15 乗算器
16 アンテナ
22 トラッキング部
24 シンボル品質推定保持部
25 決定部
25 係数決定部
25 決定部
26 シンボルバッファ
27 シンボルバッファ
28 サブキャリア品質推定保持部
29 サブキャリアカウンタ
30 サブキャリア重み付け決定部
31 合成方式決定部
32 セレクタ
33 デインターリーバ
35 サブキャリア単位合成部
41、42、44、45 乗算器
43、46 加算器
60 受信装置
61 アンテナ
62 BPF
63 LNA
64 LPF
65 VGA
66 A/D変換器
67 Acquisition AFC部
68 FFT
69 EQ部
70 Tracking部
71 復調軟定部
101 測定部
101 フーリエ変換機
102 決定回路
103 加算器
103 決定回路
104 乗算器
105 乗算器

Claims (8)

  1. 受信したシンボルに関するサブキャリアのそれぞれに対し、前記サブキャリアのそれぞれが有する品質に応じた重み付けを行うサブキャリア単位合成部と、
    前記サブキャリアのそれぞれに対して前記シンボルの品質に基づく共通の重み付けを行うシンボル単位合成部と、
    前記シンボル単位合成部と前記サブキャリア単位合成部の使用を切り替える合成方式切替部と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記合成方式切替部は、前記シンボルの品質に基づき前記シンボル単位合成部と前記サブキャリア単位合成部の使用の切り替えを制御する合成方式決定部を含むことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記シンボル単位合成部は第1および第2シンボルを受信するとともに前記第1および第2シンボルのそれぞれの品質を算出し、
    前記合成方式決定部は前記第1および第2シンボルの品質の差に基づいて前記シンボル単位合成部と前記サブキャリア単位合成部の使用の切り替えを制御することを決定することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記合成方式切替部は、前記第1および第2シンボルの品質の差が所定の閾値以下である場合、前記サブキャリア単位合成部の使用を決定することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記シンボルの品質は、前記シンボルに関する前記サブキャリアのそれぞれに関する信号対雑音比の平均であることを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記サブキャリアのそれぞれの品質は、前記サブキャリアのそれぞれに関する信号対雑音比であることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 受信したシンボルに関するサブキャリアのそれぞれに対し、前記サブキャリアのそれぞれが有する品質に応じた重み付けを行うサブキャリア単位合成部を有することを特徴とする受信装置。
  8. 前記サブキャリアのそれぞれの品質は、前記サブキャリアのそれぞれに関する信号対雑音比であることを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
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