JP2006099841A - ディスク及び記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純なシステムで著作権などをハードウェア的に保護することの可能なディスク並びに記憶装置と、ディスクの再生機器とを提供する。
【解決手段】再生機器のデータ検出ポイントに対して相対的に回転させながら再生信号を検出させるディスクであって、円盤状の基板2と、前記基板2の回転中心に対して同心円状に形成された再生可能なデータ記憶エリア3と、前記データ記憶エリア3の内周側の基板2表面上に前記回転中心に対して同心円状に配置された蓄電デバイス4とを具備することを特徴とするディスク1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク、ディスクの再生機器と、記憶装置に関するものである。
近年、インターネットの発達やCD、DVD、MDなどの多くの取り外し可能で大容量なメディアの発達によって著作権の保護が難しくなってきている。特に大容量なメディアはこれらのコピー技術も発達している。現在まではこれらソフトウェアのセキュリティ技術はソフトによる保護で行ってきたが、いずれもハッキング技術の発展に伴い、易々とその防護は破られていき、イタチゴッコとなっている。また、ソフトウェア上の暗号技術のために年々CDプレイヤーなどは互換性が限られてきており、これがユーザーの不満となっている面もある。
これら背景を受けて、ソフトウェアでまかなえない保護技術をハードウェアを利用して実現する試みが続けられている。例えば、主データ記憶エリアのほかに外部送受信アンテナやメモリ、電池などを配置することでセキュリティ情報や、ディスクの使用状況情報などを主記憶データと別にソフトウェア的に管理を行う方法が知られている。これらハードウェアをディスク上に配置する際に必要な重量やそのバランスの問題を解決する方法を開示しているのが特許文献1などである。
しかしながら、これらは非常に複雑なシステムで、用いるハードウェアの数も膨大となり、それらの質量管理、コスト管理などに大きな負担がかかることに問題がある。
著作権保護を考える際には、著作権が守られるべきデータの使用回数制限を設けることが望ましい。現在、たとえばCD、DVDに代表されるコンテンツの販売時には明確な利用制限としての使用回数制限は設けられていない。しかしながら、コンテンツの種類によっては回数制限を持って販売をする必要がある場合がある。例えば近年、ビデオ、CD、DVDはレンタル利用が市場の一角を占めており、また漫画などの媒体に関しても同様な市場が広がることが予想される。しかしながら、現在これらの著作権による収益を著作権者に有効にフィードバックすることは困難である。
著作物の販売方式としては、半永久使用権と定回数使用権が挙げられる。レンタル用途にはその使用回数ごとに課金をする定回数使用権をつけて販売することが望ましい。逆に半永久使用権は現在の販売と同様である。
さてこれらの分類のうち、定回数使用権の設定を可能とするため、特許文献2に挙げられるソフト電池と呼ばれるシステムも考えられている。しかしながら、これはソフト上のセキュリティを確保はできるが、実際にはソフトのコード解析を行われると破られてしまう可能性がある。
特開2000−132945号公報 特許公報第2810033号
本発明は以上のことを鑑みて単純なシステムで著作権などをハードウェア的に保護することの可能なディスク並びに記憶装置と、ディスクの再生機器とを提供することを目的とする。
本発明に係るディスクは、再生機器のデータ検出ポイントに対して相対的に回転させながら再生信号を検出させるディスクであって、
円盤状の基板と、
前記基板の回転中心に対して同心円状に形成された再生可能なデータ記憶エリアと、
前記データ記憶エリアの内周側の基板表面上に前記回転中心に対して同心円状に配置された蓄電デバイスと
を具備することを特徴とするものである。
本発明に係る再生機器は、前記ディスクの再生に使用されるものであって、前記蓄電デバイスと電気的に接続される接点を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る記憶装置は、
再生可能なデータ記憶エリアと、
再生機器に電力を供給するための蓄電デバイスと
を具備することを特徴とするものである。
本発明によれば、単純なシステムで著作権などをハードウェア的に保護することの可能なディスク並びに記憶装置と、ディスクの再生機器とを提供することができる。
本発明では実際にハードとして電池もしくはキャパシタなどの蓄電デバイスをディスクもしくは記憶装置上に搭載することで定回数使用権付のディスク及び記憶装置を実現することができた。ソフトでは破られやすいセキュリティをハードに持たせることで、ソフトのコード解析よりもより高価なハードウェアの製造を行わなければセキュリティを破れなくすることが可能となる。しかも実際に著作権者のもとで大量生産される際には、大量生産によるコスト圧縮効果が期待できるので、コスト要因としても安価になることが予想される。また著作権者が作品購入者に対して半永久的な著作物の使用権を与える場合には蓄電デバイスの代わりに導電体のような接続端子を配置することで半永久的な使用が可能となる。
例えば記憶装置内に蓄電デバイスを配置し、その蓄電デバイスに蓄えられた電力を再生機器に供給して再生機器の動作の一部、もしくは全部に用いるシステムを構築すれば、その蓄電デバイスの電力に応じた回数の再生を保証できるし、電池がなくなれば再生はできなくなる。また、電池の代わりに導電体などの接続端子を用いることで再生機器からの電力供給のみで再生機器が稼動できるシステムを構築すれば再生回数は半永久的に保証される。しかもこの蓄電デバイスは一次電池、二次電池と使用用途によって使い分けることで利用方法を限定することができる。例えば一次電池の場合は完全な使用回数の限定ができるが、二次電池の場合は電池が切れた後、充電サービスを課金システムとすることで著作権者へのフィードバックができるようになる。使用可能な一次電池及び二次電池の種類は、特に限定されず、例えば、非水電解質電池、アルカリ電池等を挙げることができる。
記憶装置の形態は大きく分けて二種類ある。再生機器のデータ検出ポイントに対して相対的に回転させながら再生信号を検出するディスクタイプのCD、DVD、MDに代表されるタイプと、物理的な回転動作はない半導体メモリタイプのCFカードやメモリースティックに代表されるタイプとがある。
第一にディスクタイプに対する実施の形態を説明する。
ディスクタイプに係る実施形態としては、ディスクの回転中心もしくは重心に同心円状に蓄電デバイスを配置することが挙げられる。これにより、ディスクの偏重心量を抑えることができる。さらに蓄電デバイスとして電池を使用する場合、電解質に固体電解質を用いると、液体の電解液を用いた場合に比べ、回転時の安定性が保たれるため、非常に有効である。蓄電デバイスがキャパシタである場合にも固体の誘電体をもちいることが同様の理由から非常に有効である。
蓄電デバイスの通電用の導電体もディスクの重心もしくは回転中心に同心円状に配置することで回転中も通電することが容易となる。また、導電体はプラスとマイナスが必要であることは蓄電デバイスの特徴から見て明らかであるが、これらはディスクの表裏に分けて配置するか、もしくはデータ領域を挟み込む形で配置するのが好ましい。これは本発明をセキュリティとして考えた場合、正極と負極をバイパスすることで半永久使用を可能にする不正利用を防ぐためである。ディスクの表裏に分けて配置する場合には大掛かりなディスクの改造が必要になるし、データ領域を挟み込む形で配置すればバイパスするためにはデータ領域を隠す形でバイパスすることになり、再生不可能となるためである。
導電体の材料には導電ゴムを含むことが望ましい。実際にディスクおよびデータ読み取りポイントが移動するタイプの機器には物理的な位置の安定性が求められるため、導電ゴムを用いれば導電体としての機能はもちろん、位置がずれにくいため安定した回転性能がえられる。
半永久使用権の付与されたディスクの場合は蓄電デバイスの変わりに導電体があることとなる。
以上のディスクを再生する機器の持つべき機能は、ディスク上の電池から供給される電力を用いて作動のすくなくとも一部を賄う事、半永久使用権の付与されたディスク上には導電体があるので再生装置側から通電を行って蓄電デバイスがある場合と同様の作動を起こすことが必要となる。
本発明のディスクに係る実施形態を図1〜図11を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図で、図2は図1のディスクについての模式的な断面図で、図3は図2のディスクの要部拡大断面図である。
ディスク1は、中心孔2aを有する円盤状のディスク基板2と、光学的な作用でデータやり取りのできる再生可能なデータ記憶エリア3とを有する。つまり、光ディスクである。データ記憶エリア3は、基板2上にその回転中心Oと同心円状に形成されている。蓄電デバイスとしての一次電池4は、データ記憶エリア3の内周側の基板2上に配置され、その重心がディスク1の回転中心Oと一致している。
一次電池4は、負極集電体5と、負極層6と、固体電解質層7と、正極層8と、正極集電体9とを備えるものである。これらの部材は、いずれもリング形状を有している。負極集電体5は、基板2の表面に形成されており、その周縁部がデータ記憶エリア3の内周面を伝って表面に引き出されている。負極集電体5の表面には、負極層6、固体電解質層7、正極層8及び正極集電体9がこの順番に積層されている。負極層6、固体電解質層7、正極層8及び正極集電体9の外周面と負極集電体5との間には外側絶縁層10が配置されている。外側絶縁層10は、データ記憶エリア3の表面に引き出された負極集電体5の表面を負極端子となる部分11を除いて被覆している。負極集電体5は、例えば、金属もしくは合金から形成することができる。
内側絶縁層13は、正極層8が形成されているのと反対側の正極集電体9表面から、正極層8、固体電解質層7、負極層6及び負極集電体5の内周面までを被覆している。正極端子としての導電体14は、正極集電体9の表面のうち正極層8が形成されているのと反対側の面に形成され、その先端が内側絶縁層13から突出している。この導電体14は、例えば、導電性ゴムから形成することができる。
この第1の実施形態に係るディスク1では、データ記憶エリア3の内周側に回転中心Oと同心円状に一次電池4が配置されているため、ディスクの偏重心量を少なくすることができる。また、固体電解質を使用すると、ディスク1の回転時の安定性をさらに高くすることができる。
一次電池4の電力が正極端子14及び負極端子11を通して再生機器に供給され、この電力によって再生機器の電源がオンになることで再生機器が駆動し、再生が開始されるため、一次電池4の容量が尽きるとディスク1の再生が行われなくなり、使用回数を制限することができ、定回数使用権付きのディスクを実現することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るディスクを図4及び図5を参照して説明する。図4は本発明の第2の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図で、図5は図4のディスクの要部拡大断面図である。
第2の実施形態に係るディスク17では、負極端子と正極端子の配置が第1の実施形態と異なっている。例えばリング状の導電性ゴムからなる正極端子15は、正極集電体9の表面のうち正極層8が形成されているのと反対側の表面の周縁部に形成されている。正極端子15よりも径が大きなリング状の負極端子16は、負極集電体5の周縁部全体を外側絶縁層10で覆わずに表出させたものである。
この第2の実施形態に係るディスク17によれば、ディスクの偏重心量を抑えつつ、定回数使用権を付与することが可能になる。また、正極端子15と負極端子16は、リング状をしているため、再生機器との接続状態が第1の実施形態に比べて良好なものとなる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るディスクを図6〜図8を参照して説明する。図6は本発明の第3の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図で、図7は図6のディスクについての模式的な断面図で、図8は図6のディスクの要部拡大断面図である。
第3の実施形態に係るディスク18では、負極端子の配置が第2の実施形態と異なっている。負極集電体5は、ディスク表面に引き出さず、基板2の表面のみに配置する。よって、外側絶縁層10は、負極集電体5、負極層6、固体電解質層7、正極層8及び正極集電体9の外周面を被覆する構成とする。正極端子15よりも径が大きなリング状の負極端子19は、データ記憶エリア3の最外周側の基板表面2に形成されている。負極端子19は、例えば、導電性ゴムから形成することができる。なお、負極集電体5と負極端子19は、基板2に埋め込まれた負極リード19aによって電気的に接続されている。
この第3の実施形態に係るディスク18によれば、ディスクの偏重心量を抑えつつ、定回数使用権を付与することが可能になる。また、一次電池4の正極端子15と負極端子19がデータ記憶エリア3を挟み込む形で配置されているため、正極端子15と負極端子19をバイパスすると、データ記憶エリア3を隠す形でバイパスすることになり、再生不可能となる。よって、不正に半永久使用されるのを回避することが可能になる。
さらに、正極端子15と負極端子19の両極端子が導電性ゴムから形成されているため、表面に電極端子を設けたことに起因するディスク回転時の位置ずれを少なくすることができ、ディスクの回転性能を良好なものとすることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るディスクを図9〜図10を参照して説明する。図9は本発明の第4の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図で、図10は図9のディスクについての模式的な断面図である。
第4の実施形態に係るディスク20では、正極端子と負極端子の配置が第1の実施形態と異なっている。例えば導電性ゴムからなる正極端子21は、正極集電体の表面のうち正極層が形成されているのと反対側の表面における周縁部の2箇所に形成されている。この一対の正極端子21は、ディスク20の回転中心Oを挟んで点対称に配置されている。負極端子22は、一次電池4の負極端子と接触し、かつその端面が基板2の表面に表出するように基板2に埋め込まれている。負極端子22は、例えば、導電性ゴムから形成することが可能である。
この第4の実施形態に係るディスク20によれば、ディスクの偏重心量を抑えつつ、定回数使用権を付与することが可能になる。また、一次電池4の正極端子21と負極端子22がディスク20の表裏に分けて配置されているため、正極端子21と負極端子22をバイパスするために大掛かりな改造が必要となり、不正に半永久使用することを難しくしている。
さらに、正極端子21と負極端子22の両極端子が導電性ゴムから形成されているため、ディスクの回転性能を良好なものとすることができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係るディスクを図11を参照して説明する。図11は本発明の第5の実施形態に係るディスクについての模式的な断面図である。
第5の実施形態に係るディスク23では、負極端子の配置が第4の実施形態と異なっている。負極端子24は、データ記憶エリア3の反対側に位置する基板表面2に形成されている。負極端子24は、例えば、導電性ゴムから形成することが可能である。負極端子24は、基板2に埋め込まれた負極リード25によって一次電池4の負極集電体と電気的に接続されている。
この第5の実施形態に係るディスク23によれば、ディスクの偏重心量を抑えつつ、定回数使用権を付与することが可能になる。また、一次電池4の正極端子21と負極端子24がディスク23の表裏に分けて配置されているため、正極端子21と負極端子24をバイパスするために大掛かりな改造が必要となり、不正に半永久使用することを難しくしている。
さらに、正極端子21と負極端子24の両極端子が導電性ゴムから形成されているため、ディスクの回転性能を良好なものとすることができる。
この第5の実施形態では、負極端子24をデータ記憶エリア3側の基板表面2に配置し、正極端子21を反対側の基板表面2に配置しても良い。この例を図12に示す。
正極端子21は、データ記憶エリア3の反対側に位置する基板表面2の中心孔2aの周囲に形成されている。正極端子21は、例えば、導電性ゴムから形成することが可能である。正極端子21は、基板2に埋め込まれた正極リード(図示しない)によって一次電池4の正極集電体と電気的に接続されている。
一方、負極端子24は、データ記憶エリア3の最外周側に位置する基板表面2に形成されている。負極端子24は、例えば、導電性ゴムから形成することが可能である。負極端子24は、基板2に埋め込まれた負極リード25によって一次電池4の負極集電体と電気的に接続されている。
なお、前述した第1〜第5の実施の形態では、正極と負極の配置を逆にすることができる。すなわち、負極集電体5を正極集電体9に、負極層6を正極層8に交換することが可能である。
また、一次電池の代わりに二次電池を使用することも可能で、二次電池の場合には充電サービスを課金システムとすることで著作権者へのフィードバックが可能である。
前述した第1〜第5の実施の形態では、光ディスクに適用した例を説明したが、電気的もしくは磁気的な作用でデータやり取りのできる再生可能なデータ記憶エリアを有するディスク(例えば磁気ディスクなど)にも同様に適用することができる。
前述した第1〜第5の実施の形態では、蓄電デバイスを搭載した例を説明したが、蓄電デバイスの代わりに再生機器との接続端子を設けることができる。これにより、再生機器にディスクがセットされ、再生機器からディスクに搭載された記憶用チップ等に電力が供給されると、再生が開始されるため、半永久的な使用権を有するディスクを実現することができる。
(第6の実施形態)
本発明の実施形態に係るディスクを再生するための再生機器としては、汎用の再生機器にディスクの正負極端子と電気的に接続するための接点を設けたものを使用することができる。例えば、第3の実施形態のディスクを再生するための再生機器の一実施形態を図13に示す。
再生機器の支持台31の中心付近に位置するディスク受け台32には、回転軸33が設けられている。かぎ爪34は、回転軸33の先端に形成されている。データのピックアップ35は、支持台31に配置されている。ディスク18の正極端子15と電気的に接続される正極接点36は、ディスク受け台32に形成されている。一方、ディスク18の負極端子19と電気的に接続される負極接点37は、支持台31上の周縁に形成されている。
このような再生機器の回転軸33にディスク18の中心孔2aを挿入し、データ記憶エリア3面をピックアップ35と対向させ、ディスク18の正極端子15と再生機器の正極接点36を接触させると共に、ディスク18の負極端子19と再生機器の負極接点37を接触させる。これにより、一次電池4の電力が再生機器に供給されて再生機器の電源がオンになるため、再生を開始することができる。
(第7の実施形態)
図14は、本発明の第4の実施形態に係るディスク用の再生機器の一実施形態を示す模式図である。
この第7の実施形態に係る再生機器は、負極接点の位置が第6の実施形態に係る再生機器と異なる。負極接点37は、かぎ爪34の正極接点36と対向する面に形成されている。
このような再生機器の回転軸33にディスク20の中心孔2aを挿入し、データ記憶エリア3面をピックアップ35と対向させ、ディスク20の正極端子21と再生機器の正極接点36を接触させると共に、ディスク20の負極端子22と再生機器の負極接点37を接触させる。これにより、一次電池4の電力が再生機器に供給されて再生機器の電源がオンになるため、再生を開始することができる。
(第8の実施形態)
図15は、本発明の第5の実施形態に係るディスク用の再生機器の一実施形態を示す模式図である。
この第8の実施形態に係る再生機器は、前述した図12に示す構造を有するディスク26の再生に適したものである。正極接点36の位置が第6の実施形態に係る再生機器と異なっており、正極接点36はかぎ爪34の下面に形成されている。
このような再生機器の回転軸33にディスク26の中心孔2aを挿入し、データ記憶エリア3面をピックアップ35と対向させ、ディスク26の正極端子21と再生機器の正極接点36を接触させると共に、ディスク26の負極端子24と再生機器の負極接点37を接触させる。これにより、一次電池4の電力が再生機器に供給されて再生機器の電源がオンになるため、再生を開始することができる。
また、第6〜第8の実施の形態に係る再生機器において、正極接点36及び負極接点37は、導電性ゴムから形成することが望ましい。これにより、ディスク回転時の位置ずれを抑えることができる。中でも、球状の導電性ゴムを使用すると、ディスク回転時の位置ずれをより少なくすることが可能である。
第二に半導体メモリタイプ(再生時に回転などの動作のないタイプ)の実施の形態を説明する。半導体メモリタイプの場合は蓄電デバイスの場所は重心部を避けることが好ましい。重心部はもっとも応力がかかるため、破損の確率が高くなるからである。また、用いる蓄電デバイスには固体電解質を用いた電池、もしくは固体誘電体を用いたキャパシタが望ましい。これは蓄電デバイス破損時に電池内に液状物質があるとショートなどの原因となり、安全上好ましくないためである。導電体はプラスとマイナスが必要であることは蓄電デバイスの特徴から見て明らかであるが、これらは半導体メモリの表裏に分けて配置するか、もしくはデータ領域を挟み込む形で配置するのが好ましい。これは本発明をセキュリティとして考えた場合、正極と負極をバイパスすることで半永久使用を可能にする不正利用を防ぐためである。半導体メモリの表裏に分けて配置する場合には大掛かりな半導体メモリの改造が必要になるし、データ領域を挟み込む形で配置すればバイパスするためにはデータ領域を隠す形でバイパスすることになり、再生不可能となるためである。
半永久使用権の付与された半導体メモリの場合は蓄電デバイスの変わりに導電体があることとなる。
以上の半導体メモリを再生する機器の持つべき機能は、半導体メモリ上の電池から供給される電力を用いて作動のすくなくとも一部を賄う事、半永久使用権の付与された半導体メモリ上には導電体があるので再生装置側から通電を行って蓄電デバイスがある場合と同様の作動を起こすことが必要となる。
(第9の実施形態)
本発明に係る記憶装置の一実施形態を図16に示す。
このメモリーカード41のケース42内には、電気的な作用でデータやり取りのできる再生可能なデータ記憶エリアとして半導体メモリ43が収容されている。半導体メモリ43には接触端子44が形成されている。ケース42内には、蓄電デバイス45として例えば一次電池が収容されている。蓄電デバイス45の正極端子46は、再生機器と接続される端部に引き出されている。また、蓄電デバイス45の負極端子47は、再生機器と接続される端部に正極端子46に対して半導体メモリ43を挟んで反対側に位置するように引き出されている。この蓄電デバイス45は、再生機器のスイッチの電源として機能する。
このようなメモリーカード41によれば、蓄電デバイス45の正極端子46と負極端子47が再生機器の接続端子と電気的に接続されると、再生機器の電源がONされるため、再生を開始することができる。蓄電デバイス45の容量が尽きると再生機器の電源が入らなくなってメモリの再生が行われなくなるため、使用回数を制限することができ、定回数使用権付きのメモリーカードを実現することができる。
また、蓄電デバイス45の正極端子46と負極端子47が半導体メモリ43の接触端子44を挟み込む形で配置されているため、正極端子46と負極端子47をバイパスすると、データ領域を遮蔽する形でバイパスすることとなり、再生不可能となる。よって、不正に半永久的に利用されるのを回避することができる。
(第10の実施形態)
本発明に係る記憶装置の別な実施形態を図17〜図19に示す。図17は本発明の第10の実施形態に係るメモリーカードを示す模式図で、図18は図17のメモリーカードのXVIII-XVIII線に沿う模式的な断面図で、図19は図17のメモリーカードのXIX-XIX線に沿う模式的な断面図である。
この第10の実施形態に係るメモリーカード41は、正極端子と負極端子の配置が第9の実施形態と異なるものである。蓄電デバイス45の正極端子46は、再生機器と接続される端部に引き出されている。また、蓄電デバイス45の負極端子47は、正極端子46が引き出されている面とは反対側の面に配置されている。
このようなメモリーカード41によれば、定回数使用権付きの記憶装置を実現することができる。
また、蓄電デバイス45の正極端子46と負極端子47が半導体メモリ43の表裏に分けて配置されているため、正極端子46と負極端子47をバイパスするためには大掛かりな改造が必要となり、不正に半永久的に利用されるのを難しくしている。
なお、ディスクを含む記憶装置全般について、データ記憶エリアと併せてセキュリティ補助データを備えていることが望ましい。このセキュリティ補助データは、二つに分割し、これら二つのデータでデータ記憶エリアを挟むことが望ましい。また、分割した二つのセキュリティ補助データを、データ読み取り面に対して物理的に表裏の位置に配置することも可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図。 図1のディスクについての模式的な断面図。 図2のディスクの要部拡大断面図。 本発明の第2の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図。 図4のディスクの要部拡大断面図。 本発明の第3の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図。 図6のディスクについての模式的な断面図。 図6のディスクの要部拡大断面図。 本発明の第4の実施形態に係るディスクを模式的に示した斜視図。 図9のディスクについての模式的な断面図。 本発明の第5の実施形態に係るディスクについての模式的な断面図。 本発明の第5の実施形態に係るディスクについての別な例を示す模式的な断面図。 本発明の第3の実施形態に係るディスク用の再生機器の一実施形態を示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係るディスク用の再生機器の一実施形態を示す模式図。 本発明の第5の実施形態に係るディスク用の再生機器の一実施形態を示す模式図。 本発明に係る第9の実施形態に係るメモリーカードを示す模式図。 本発明に係る第10の実施形態に係るメモリーカードを示す模式図。 図17のメモリーカードのXVIII-XVIII線に沿う模式的な断面図 図17のメモリーカードのXIX-XIX線に沿う模式的な断面図
符号の説明
1,17,18,20,23,26…ディスク、2…ディスク基板、2a…中心孔、3…データ記憶エリア、4…一次電池、5…負極集電体、6…負極層、7…固体電解質層、8…正極層、9…正極集電体、10…外側絶縁層、11,16,19,22,24…負極端子、13…内側絶縁層、14,15,21…正極端子、19a,25…負極リード、31…支持台、32…ディスク受け台、33…回転軸、34…かぎ爪、35…ピックアップ、36…正極接点、37…負極接点、41…メモリーカード、42…ケース、43…半導体メモリ、44…接触端子、45…蓄電装置、46…正極端子、47…負極端子。

Claims (5)

  1. 再生機器のデータ検出ポイントに対して相対的に回転させながら再生信号を検出させるディスクであって、
    円盤状の基板と、
    前記基板の回転中心に対して同心円状に形成された再生可能なデータ記憶エリアと、
    前記データ記憶エリアの内周側の基板表面上に前記回転中心に対して同心円状に配置された蓄電デバイスと
    を具備することを特徴とするディスク。
  2. 前記蓄電デバイスの正極端子と負極端子は、一方が前記データ記憶エリアの内周側に、かつ他方が前記データ記憶エリアの外周側に配置されることを特徴とする請求項1記載のディスク。
  3. 前記蓄電デバイスの正極端子と負極端子は、一方が前記データ記憶エリア側の面に、かつ他方が前記データ記憶エリアとは反対側の面に配置されることを特徴とする請求項1記載のディスク。
  4. 前記正極端子及び前記負極端子のうち少なくとも一方の端子が導電性ゴムから形成されていることを特徴とする請求項2または3記載のディスク。
  5. 再生可能なデータ記憶エリアと、
    再生機器に電力を供給するための蓄電デバイスと
    を具備することを特徴とする記憶装置。
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