JP2005222690A - ディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスク - Google Patents

ディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスク Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクと外部装置間の電気信号の送信又は/及び受信を可能としてディスク利用分野の拡張性を格段に改善する低コストで簡単な構成のディスクドライブ装置並びにディスクを提供する。
【解決手段】電子回路等に電気的に接続された第1の導電部1Aを有するディスク1の両面を挟持部21、24により挟持することによりディスク1を強固に保持して挟持部とともに回転駆動させてディスク1に対する情報の読み込み又は書き込みを行なう。挟持部21、24のディスク1との接触部の少なくとも一部の、ディスク1の導電部との接触部位に第2の導電部21Aが設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明はディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクに関し、特に、ディスクとドライブ装置間での信号送信又は/及び受信を簡単な構成で行なうディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクに関する。
光ディスクは、主にポリカーボネート等の樹脂のようなきわめて廉価な素材で構成されるにもかからわず記憶できるデータ量が非常に多く、コストパフォーマンス面できわめて有利であるため、将来の記憶媒体として最も有望である。
光ディスクに記憶されている情報を読み出し、又は情報を書き込む(読み出し/書き込み)ためにはディスクドライブ装置が使用される。ディスクドライブ装置は、光ディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプし、スピンドルモータで回転させて、レーザ光を照射し、光ディスク表面からの反射光を受光し、復調することにより記録信号を読み出すように構成している。かかるディスクドライブ装置の代表的構成例が特許文献1乃至3に開示されている。
特開平11−353749(〔0024〕図1) 特開2000−100031(〔0013〕〜〔0015〕図3) 特開2000−100032(〔0012〕〜〔0017〕図1)
ところで、最近、光ディスク上に記憶領域だけでなく、電子回路等の電気的回路をも搭載した形態の光ディスクが提案されている。しかしながら、光ディスクとディスクドライブ装置は、電気的には完全に絶縁された状態で動作することと、光ディスクが高速で回転すること等に起因して、光ディスク上に搭載された電子回路と、ディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送信又は/及び受信は簡単には行なえない。
かかる種類の光ディスクのディスクドライブ装置として提案されているのは、光ディスク側とディスクドライブ装置側での信号の送受信に無線信号を利用するものである。例えば、光ディスク面とディスクドライブ側にそれぞれアンテナを形成しておき、このアンテナを介して無線信号の送受信を行なうものである。
また、光ディスク側とディスクドライブ側にそれぞれ発光/受光回路を形成しておき、この発光/受光回路を介しての光信号の送受信を行なう構成も考えられている。
更には、当該電子回路と、ディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送受信を、ディスクドライブ装置による回転を停止させた状態で行う構成も提案されている(特許文献4参照)。
米国特許第5,119,353号(Fig.2 第4、5欄)
上述のように、従来は、ディスク表面に搭載されている電子回路とディスクドライブ装置の内部回路間の信号の送受信は、ディスク面とディスクドライブ側にそれぞれを形成したアンテナを介しての無線信号の送受信を行なう。しかしながら、かかるアンテナの形成には無線信号の周波数用に適合するような形状パラメータでの形成が必要であり、ディスク面上へのかかるアンテナの形成は高精度なエッチング手法を要するだけでなく、無線周波数への/無線周波数からの周波数変換回路を形成する必要もあり、低コストが大きな有益性をもつ光ディスクにとって大きな問題となる。
また、ディスク側とディスクドライブ装置側に形成した発光/受光回路を介しての光信号の送受信を行なう構成においては、各ディスク毎に光/電気信号の変換回路を形成しなければならず、同様にコストが最大の優位性をもつ特徴である光ディスクにとって問題が大きい。
更には、ディスクドライブ装置による回転を停止させた状態で、電子回路とディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送受信を行なう場合には、ディスク回転中にディスクとディスクドライブ装置側との信号送受信を行なうことはできず、リアルタイムで信号処理は不可能である。
そこで、本発明の目的は、低コスト、簡単な構成でディスク側とディスクドライブ装置側間で信号の送受信を可能とするディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクを提供することにある。
本発明の他の目的は、ディスクと外部装置間の電気信号の送信又は/及び受信を可能としてディスク利用分野の拡張性を格段に改善する低コストで簡単な構成のディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明によるディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された第1の導電部を有するディスクの両面を挟持部により挟持することにより前記ディスクを強固に保持して前記挟持部とともに回転駆動させて前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
前記挟持部の前記ディスクとの接触部の少なくとも一部に、前記ディスクの導電部との接触部位に第2の導電部が設けられているディスクドライブ装置。
(2)所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された第1の導電部を有するディスクの両面を挟持部により挟持することにより前記ディスクを強固に保持して前記挟持部とともに回転駆動させて前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
前記挟持部の前記ディスクとの接触部の少なくとも一部に、前記ディスクの導電部との接触部位に第2の導電部が設けられ、
前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記保持手段の導電部を介して行なうディスク信号処理システム。
(3)所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部が搭載され、両面側がディスクドライブ装置の把持部で把持、保持されて前記把持部とともに一体的に回転されるディスクであって、
前記ディスクの前記把持部により把持、保持される部位の少なくとも一部に導電部が形成されるとともに、前記導電部と電気的に接続され、前記ディスクの前記把持部により把持、保持される部位とは異なる位置に前記電子回路又は電子機能部が設けられているディスク。
本発明によれば、ディスクとディスクドライブ装置間での信号送信又は/及び受信を可能とすることにより、ディスクと外部装置間の電気信号の送信又は/及び受信を可能とし、つまり、ディスクに記憶されている情報の読み出しやディスクへの書き込みは勿論、当該ディスク上に搭載されている電子回路と外部装置間の信号送信又は/及び受信を簡単な構成で可能とすることができる。したがって、それぞれのディスク上に形成された電子回路の機能に基づく固有の動作を規定することができるようになり、ディスクを用いた利用分野の拡張性が格段に改善される。その結果、著しい応用範囲が拡張されるディスクが、通常のディスク表面に薄膜IC等の電子回路と、この電子回路と電気的に接続された薄膜等の導電部を形成するだけでコスト上昇を最小限に抑えることができるディスクが得られる。また、かかるディスクをアクセスするためのディスクドライブも簡単な構成の追加だけで済み、コスト上昇を最小限に抑えたディスクドライブ装置が得られる。このような効果は、きわめて廉価でありながら大きな記憶容量が得られる光ディスクを用いると顕著となる。なお、かかる効果は、ディスクとディスクドライブ装置に限らず、同様に回転部材を接触保持して回転させる回転機構と、回転部材との間でも同様に得られる。他の目的と作用効果は以下の説明から明らかである。
以下、本実施例の具体的構成例について図面を参照しながら説明する。以下では、ディスクとして光ディスクを用いた例を説明するが、ディスクドライブ装置の保持、把持手段によりクランプされ、回転駆動されるディスクであれば他の任意のディスク(例えばCD、DVD、MO、FD等)について適用できる。また、回転材を接触して保持(把持)部材により保持(把持)して回転させる回転機構における回転材と回転機構についても同様に適用可能である。
図1〜図4は本発明の実施例における光ディスク1の構成を模式的に示す平面図である。また、図5〜図7は、本発明によるディスクドライブ装置の実施例の構成を説明するために模式化された要部断面図である。
さて、図1において、光ディスク1の表面の外周部にはイメージ、音楽、画像等のデータが記憶されているRAM領域(情報記憶部)11や、所定のプログラムが格納されているプログラム記憶部としての例えばROM領域12が形成され、また、例えば、ROM領域に格納されているプログラムに基づくような信号処理を実行する電子回路13が任意の部位に形成されている。本例では、ディスクドライブ装置2の保持、把持、クランプ(チャッキング)機構により接触保持される部位に相当する位置である光ディスクの内周部(通常、透明部であるが不透明部とされることもある)15に導電部1Aが形成され、内周部15の外側に電子回路13が設けられ、電子回路13と導電部1Aは接続部1Bを介して電気的に接続されている。
電子回路13は、任意の部位に設けることができるが、ディスクドライブ装置2のクランプ(チャッキング)機構により比較的高い密着力で光ディスクが保持されるので、その圧力による影響を避ける意味で上記クランプされる部位ではない内周部を外れた部位が好ましい。しかし、クランプ圧力の問題がないような構成の場合には、内周部15に形成しても良く、導電部1Aそのものを電子回路13と同一部位に、例えば、電子回路13を導電部1Aを含むように設定しても良いことは勿論である。
例えば、図2に示すように、光ディスク1の内周部15のクランプ部(保持部、把持部:斜線部)10には導電部1Aを、クランプ部10よりも更に内周部の、クランプ(保持、把持)が直接接触せず、クランプ圧力を受けない部位に電子回路13を形成することもできる。
また、図3に示すように、光ディスク1内周部15の内側のクランプ部(保持、把持部:斜線部)10には導電部1Aを、外周部16と内周部15間のクランプ部10以外の部位に電子回路13を形成することもできる。
更には、図4に示すように、光ディスク1の内周部15のクランプ部(保持、把持部:斜線部)10には導電部1Aを、外周部位16の更に外周部の、通常、記憶領域とされない部位に電子回路13を形成することもできる。これら電子回路13と導電部1Aは電気的な接続部1Bにより接続されている。電子回路13は、勿論、記憶領域内に形成しても良い。
電子回路13は、例えば、光ディスク面のROM領域12に記憶されているプログラムに基づく動作処理を実行する回路であり、処理結果は以下に説明するような形態でディスクドライブ装置2側に送信される。また、逆にディスクドライブ装置2側からの信号を受信する。
電子回路13の上記所定の処理は、例えば、記憶部に記憶されている情報が暗号化されている場合に、その暗号化されている情報を読み出して、ROM領域12に格納されているプログラムに基づいて解読するような処理がある。また、暗号化して書き込むときには、同様に、記憶部に記憶されている暗号化プログラムに基づいて暗号化するようにすることもできる。
ここで、暗号化プログラムや解読プログラムを光ディスク毎に規定しておけば、各光ディスク毎にクローズされた信号処理が可能となり、クローズされた固有の処理に基づく処理でない限りは当該ディスクへのアクセスを困難として高いセキュリティを確保することができる。更に、暗号解読のためのキーを個別に外部から設定するようにすれば、より高いセキュリティが確保できる。また、ROM領域12に記憶されているプログラムに従った処理を電子回路で実行したり、外部処理回路で処理された処理結果を記憶部に記憶するようにすることもできる。こうすることにより、処理結果が、外部処理装置に残ることなく、光ディスクの記憶部としてのRAM領域11のみに保存、記憶され、しかも保存、記憶処理するデータを電子回路で暗号化等の処理を施しておけば、第三者は、暗号化データを解読するためのキー情報を含む解読プログラムがない限り解読データを得ることができず、きわめてセキュリティの高いシステムが実現できる。更に、光ディスクに形成されている電子回路等と外部回路との信号送信又は/及び受信により、これまで想定されていなかった利用分野の著しい拡張が図られる。
さて、光ディスク1の内周部には薄膜の導電部1Aが形成されている。この導電部1Aは、電子回路13に接続部1B(同様に光ディスク1表面に薄膜形成されている)を介して電気的に接続されていても良いし、独立に情報を有する部位とすることができる。例えば、この導電部に光ディスクの何らかの情報(ディスク固有情報等)を持たせておけば、ディスクドライブ装置から直接当該情報を取得することができる。電子回路の代わりに何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部とすることができるし、導電部自体が何らかの情報が生成するような電子的機能部や電子回路を含んでいても良い。逆に、電子的機能部や電子回路が導電部を含むようにしても良い。電子的機能部又は電子回路はなくても良い。導電部は、ディスクの記憶領域形成面と同一面に形成しても良いし、反対面に形成しても良い。
光ディスク1は、ディスクドライブ装置2のターンテーブル21上に載置され、クランパ24によりクランプされ、スピンドルモータ22により回転駆動される。通常、光ディスクの情報が記憶されている記憶面は、光ディスク1の内周部を除いた外周部16に形成されており、内周部15は透明部、半透明又は不透明部で、クランプのための部位としてのみ用いられている。本実施例では、この内周部15に導電部1Aが形成されている。
図5を参照して本発明のディスクドライブ装置の実施例を説明すると、ターンテーブル21には、スピンドルモータ22の回転軸23に固定され、中央部に光ディスク1の中央部に開けられた中央開口穴14が嵌め込まれる突出部21Bが形成されている。光ディスク1は、中央開口穴14がターンテーブル21の突出部21Bに嵌め込まれ、光ディスク1の中心位置が決められてターンテーブル21に載置されることになる。この突出部21Aの頂部には、通常、永久磁石25が設置されている。ターンテーブル21の表面の、光ディスク1の導電部1Aと対向する位置に導電部21Aが形成されている。なお、図5は、理解を容易にするため簡略化しており、例えば、導電部1Aや21Aの厚みは光ディスク1を含め他の構成要素と比較して大きく描かれているが、これら導電部1Aや21Aは、薄膜であり、実際には殆ど厚みは意識しなくて良い。
一方、光ディスク1の上方にはクランパ24が配設される。クランパ24は、ターンテーブル21の突出部21Bの頂部に設けられた永久磁石25との対向部に、永久磁石による磁力を受けて吸引される磁性部(図示せず)を有する。光ディスク1をターンテーブル21上に載置した後、クランパ24を近づけると永久磁石25と磁性材との磁力によりクランパ24が光ディスク1を挟んでターンテーブル21に密着される。こうして光ディスク1は、同心度が維持された状態で保持、クランピング(チャッキング)され、スピンドルモータ22の回転軸23の回転とともに回転駆動されることになる。尚、図示では、スピンドルモータ22を独立したモータとしているが、これは模式的に図示したからであり、通常はターンテーブル21に設けた磁石と、その近傍に設けたコイル等の磁気作用により、ターンテーブル21を回転軸23回りに回転させるような、ステータとロー他を含む回転機構であるような薄型のフラットモータ構成を用いることが多い。この場合には、信号伝達経路は、より簡素化される。かかる構成の例については後述する。
このとき、光ディスク1の導電部1Aとディスクドライブ装置2側のターンテーブル21の導電部21Aとは磁力により密着されており、確実な電気的接続が維持される。したがって、光ディスク1側と、この光ディスク1とは独立したディスクドライブ装置2側のターンテーブル21(導電部21A)とは電気的に接続されることになる。もちろん、ディスクドライブ装置2側の光ディスク1の導電部1Aとの接続は、ターンテーブル21に限らず光ディスク1と一体的に回転し、電気的に接触する部位であればどこでも良く、例えば、クランパ24の、光ディスク1の導電部1Aに対向する位置に相当する部位に導電部を形成することもできる。
以上のような構成により、光ディスク1上の電子回路13又は電子機能部と、ディスクドライブ装置2側の内部電気回路との間は、上記2つの導電部1Aと21Aを介して電気的に接続されるようになる。
ディスクドライブ装置2は、光ディスク1をターンテーブル21上に載置してクランパ24によりクランプし、回転駆動させて光ディスクに記憶されている情報を読み込む。逆に、情報を書き込むこともできる。ここで、ディスクドライブ装置においては、上述の如く、光ディスク1の上記導電部1Aに対応する部位(接触する部位)に導電部21Aが設けられているので、これら導電部1A−21A間で信号の送信又は/及び受信が行なわれる。このとき、光ディスク1と、ディスクドライブ装置2側のターンテーブル21やクランパ24とは一体回転しているため両導電部間の信号伝達は電気的に直接行なわれる。
ディスクドライブ装置2側の導電部21Aは、内部の電気回路(信号処理回路)27に接続される。この導電部21Aと内部電気回路27との間の接続は、任意の接続形態が可能である。例えば、ターンテーブル21を光ディスク1とともに回転させるスピンドルモータ22の回転軸23、この回転軸23のような回転体とディスクドライブ装置2の本体のような静止体との間で信号を送信又は/及び受信するための回転体/静止体信号送受信インタフェース26を介して内部電気回路27に接続される。
上記回転軸23のような回転体とディスクドライブ装置2側の静止体の内部電気回路27との信号送信又は/及び受信のための回転体/静止体信号送受信インタフェース26としては、周知又は公知の種々手段を用いることができる。例えば、スリップリングによる信号送受信方式を採用することができる。
本実施例において、光ディスク1側の導電体1A―ディスクドライブ装置2側の導電体21A―回転軸23―回転体/静止体信号送信又は/及び受信インタフェース26のルートの電気接続構成としては、周知の構成を採用できることは容易に理解できる。例えば、導電部21Aをターンテーブル21の絶縁部上に設け、導電部21Aから回転体/静止体信号送受信インタフェース26までのルートは専用の配線形態を形成すれば良いし、他の任意の接続形態を用いることができる(以下の実施例の説明でも同様である)。
また、回転体/静止体信号送受信インタフェース26として、当該ディスクドライブ装置2の回転体(ターンテーブル21)側の導電部21Aと内部電気回路27との信号送信又は/及び受信を無線により、又は光学的に行なわせる手段を備えることにより、信号送信又は/及び受信を可能とすることもできる。この場合、ディスクドライブ装置2側では若干のコスト増となるが、光ディスク個々に信号送受信手段を設ける必要がなく、光ディスクの低コストというメリットを十分に発揮できる。
光学的手段により信号送信又は/及び受信を行なう際には、スピンドルモータ22の軸心に沿って光学路を設け、その軸端から信号光を発し(受け)、この軸端と対向させて信号光を受光(発光)する手段を設ければ、スピンドルモータの回転軸の回転に起因する信号光のブレは少なくて済む。また、無線手段により信号送信又は/及び受信を行なう場合も同様である。
ここで、クランプ時に、光ディスク1の導電部1Aと電気的に接触するディスクドライブ装置2側の導電部21Aは、光ディスク1を挟持するターンテーブル21とクランパ24の両面に形成しておくことができる。こうすることにより、光ディスク1によって導電部の形成面が異なる場合や、光ディスク1の両面に導電部が形成されていても対応できるようになる。これは以下の実施例の説明においても同様である。
上記光ディスク表面に形成される導電部1Aは、単なる導電膜であればよいから蒸着により膜形成することは容易にできる。導電膜を表面に貼り付けることもできるし、蒸着以外の他の任意の方法で形成することもできる。例えば、光ディスクの両面に導電部を形成する構成としては、光ディスク面のクランプ部に貫通して金属等の導電体を埋め込み、各表面から若干突出させるようにすることもできる。
前述の如く、光ディスク1の導体部1Aに接続された電子回路13は、光ディスク上のどこに形成しても良いが、光ディスクのバランスを考えると、光ディスクのできるだけ中心に近い位置が好ましく、導電部1Aそのものを電子回路とすることも可能である。電子回路13は、薄膜化した半導体ICチップとしても良いし、ディスク製造過程で、ディスク内部に形成することもできる。
導電部1Aが形成される光ディスク1の内周部は、通常、クランプのためだけの部位として使われる。この内周部に形成される導電部(電極)1Aは透明電極を用いれば、透明部の機能を維持できる。
図6は、本発明による光ディスクドライブ装置の他実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。
図5に示すディスクドライブ装置2では、ターンテーブル21を回転させるスピンドルモータ22は独立のモータとして表示され、その回転軸23を回転させることによりターンテーブル21を回転させているが、スピンドルモータ22は、要するにターンテーブル21を回転させるための手段を総称しており、ステータとロータを備える構成とすることができ、例えば、ディスク回転用として現在広く用いられているフラット型の回転駆動機構とすることができる。そのような例に基づく実施例が図6に示されている。
図6におけるスピンドルモータとしての回転駆動機構は、ターンテーブル21と回転軸23を介して一体的に回転するディスク状の回転駆動部21Cの下面外周部に周方向に沿って複数の磁極21Dを配設し、一方、筐体底面60側に固定されている基板30の、磁極21Dとの対向面に磁極30Aが設けられ、基板30上に形成されている制御回路により磁極30Aの磁極を変更制御し、磁極21Dと磁極30Aの極性関係に基づいて回転駆動部21Cとターンテーブル21を周方向に回転させる。
図6において、図5と同様に、ターンテーブル21の中央部に光ディスク1の中央開口穴14が嵌め込まれる突出部21Bが形成され、この突出部21Bに光ディスク1の中央開口穴14が嵌め込まれてターンテーブル21上に載置される。突出部21Bの頂部には永久磁石25が設けられている。ターンテーブル21の表面所定部位には、光ディスク1の導電部1Aと対向する導電部21Aが形成されている。光ディスク1の上方には、磁性部24Aを有するクランパ24が配設され、光ディスク1をターンテーブル21上に載置した後、クランパ24を近づけると永久磁石25の磁力によりクランパ24が光ディスク1を挟んでターンテーブル21に密着される。こうして光ディスク1は、同心度が維持されてクランピング(チャッキング)され、スピンドルモータの回転軸23の回転とともに回転駆動され、光ディスク1の導電部1Aとディスクドライブ装置2側のターンテーブル21の導電部21Aとは磁力により密着され、電気的に接続される。
ディスクドライブ装置2側の導電部21Aから図5に示す内部電気回路(信号処理回路)27への電気接続構成は、前述の如く任意の構成とすることができる。本実施例では、ターンテーブル21下方の回転駆動部21Cの下方で基板30を貫通する延出部23Aの回転中心部(回転中心軸)下端に電気的又は光学的な接続部40を設け、一方、基板30下方の筐体底面60の、接続部40の対向位置に同様な電気的又は光学的な接続部50が設けられている。延出部23Aは、基板30内の軸受部30Bを介して自由回転可能とされている。
接続部40と50を電気的に接触するようにすれば電気的接続構成が得られ、光学的に結合するようにすれば光学的接続構成が得られる。電気的接続構成には、直接接触による接続と、電波による信号送信又は/及び受信に基づく接続がある。無線信号送信又は/及び受信を行なう場合には、接続部40と接続部50にそれぞれ無線回路やアンテナを設けておけば良いし、光学的接続構成を得る場合には、接続部40と接続部50に、それぞれ光/電気変換部を設けておけば良く、本実施例のように、これらを対向設置することにより効率的な信号送信又は/及び受信が可能となる。
ディスクドライブ装置2側のターンテーブル21上の導電部21Aから接続部40までの電気配線は、太実線で示す専用配線で行なうことができ、接続部50から内部電気回路27への電気配線が施される。
図6に示す実施例では、ディスクドライブ装置2側の、光ディスク1の導電部1Aと接続される導電部21Aはターンテーブル21側に設けられているが、クランパ24側に設けることもできる。この場合には、光ディスク1の上表面に導電部を設け、この導電部と対向して接触するクランパ24の対応部位に導電部を設けたり、永久磁石25の適宜部位と、この永久磁石25と密着される磁性部24A対応導電部を設けることができる。クランパ24側の導電部は、筐体上面(図示せず)に設けた上述の如き電気的又は光学的な接続部に接続すれば良い。
図7は、本発明による光ディスクドライブ装置の更に他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。
本実施例では、図5や6に示すディスクドライブ装置2におけるクランパ24としてディスク1を把持(保持)するためにクランプピン24Bを用いている。クランプピン24Bがターンテーブル21の突出部21Bの周方向に複数個(例えば、3個)設けられている。クランプピン24Cは、突出部21Bの側面周方向に設けられ、バネ24Cにより外径方向にバイアスがかかっており、このスプリング力に抗して光ディスクをうえから押入れ固定する。すなわち、ディスク1の中央開口穴14を上方向から突出部21Bにクランプピン24Bに抗して押し込んでディスク1をターンテーブル21に固定させる。このような構成を有するディスクドライブ装置2は、図5や図6に比してクランパ24が不要であるため構成が簡素化され、且つ薄型化されるため、低コストで且つ小型化に適し、ノートパソコンのような小型な電子機器に適用されることが多い。図7の他の構成は、図5や図6の構成と同様であるので説明は省略する。
図8は本発明の更に他の実施例を示し、MOディスクやFDディスクに用いられるディスクドライブ装置の例を示す。本実施例では、ターンテーブル21の中央部に凹部21Eが設けられ、この凹部21EにMOディスクやFDディスク10の凸部10Cが嵌め込まれ、更にターンテーブル21側の中心位置に設けられた凸部21FがMOディスクやFDディスク10の凹部10Bに挿入されることにより両者の位置決めが為される。
ターンテーブル21の凹部21Eには永久磁石25が設けられ、一方、MOディスクやFDディスク10の凸部10Cには磁性材10Aが設けられ、両者は磁力により密着固定される。こうしてターンテーブル21上に固定されたMOディスクやFDディスク10が回転駆動される。ここで、ターンテーブル21の凹部21Eの永久磁石25の上層に導電部21Aが、MOディスクやFDディスク10の凸部10Cの磁性材10Aの上層部に導電部1Aがそれぞれ設けられ、両者が密着状態では、導電部1Aと21Aとの電気的接続関係が確立される。ターンテーブル21の回転機構や導電部21Aからの電気的配線部等は前述実施例と同様であるから、図示と説明は省略する。
以上説明したように、従来は、レーザ光照射に応答する反射光を受光して光ディスク側の情報を読み取るだけであるが、本発明では、光ディスク表面に電子回路を構成し、この電子回路と接続され、又は何らかの信号情報を生成するような電子機能部としての導電部を設け、この光ディスク側の導電部と上記ディスクドライブ装置側の導電部を介して電気的情報の送信又は/及び受信が可能となるから、前述の如く著しい利用分野の拡張が容易に行なえる。
なお、ディスクドライブ装置により光ディスクの電子回路から取得した情報を外部のコンピュータ等の処理装置で処理し、また当該処理装置で処理された信号を光ディスクに書き込むように構成することもできる。
本発明によるディスクドライブ装置は、ターンテーブルやクランパを必須要件とするものではなく、要するに、ディスクを把持又は保持(クランプ)してディスクを回転させるディスクドライブ装置であれば何でも良い。
また、導電部間の確実な電気的接触、接続状態を得るため、導電部を複数個離隔配設することもできるし、導電部を凹凸形成したり、導電部の下層に弾性材を配設することもできる。
以上、本発明によるディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクの好適実施例の構成を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。すなわち、本発明は上述実施例で説明したディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスクに限定するものではなく、回転材を接触して保持(把持)部材により保持(把持)して回転させる回転機構における回転材と回転機構についても同様に適用可能である。その具体的な構成と効果は、重複するので省略する。
本発明の一実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の一実施例の構成を説明するための模式化された概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の更に他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。
符号の説明
1 光ディスク
1A、21A 導電部
10 MO又はFD
10A 磁性材
10B 凹部
10C 凸部
11 RAM領域(情報記憶部)
12 ROM領域(プログラム記憶部)
13 電子回路
14 中央開口穴
2 ディスクドライブ装置
21 ターンテーブル
21B 突出部
21C 回転駆動部
21D 磁極
21E 凹部
21F 凸部
22 スピンドルモータ
23 回転軸
23A 延出部
24 クランパ
24A 磁性部
24B クランプピン
24C バネ
25 永久磁石
26 回転体/静止体信号送受信インタフェース
27 内部電気回路
3 外部処理回路
30 基板
30A 磁極
30B 軸受部
40、50 電気的又は光学的接続部
60 筐体底面
100 配線

Claims (3)

  1. 所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された第1の導電部を有するディスクの両面を挟持部により挟持することにより前記ディスクを強固に保持して前記挟持部とともに回転駆動させて前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
    前記挟持部の前記ディスクとの接触部の少なくとも一部に、前記ディスクの導電部との接触部位に第2の導電部が設けられていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された第1の導電部を有するディスクの両面を挟持部により挟持することにより前記ディスクを強固に保持して前記挟持部とともに回転駆動させて前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
    前記挟持部の前記ディスクとの接触部の少なくとも一部に、前記ディスクの導電部との接触部位に第2の導電部が設けられ、
    前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記保持手段の導電部を介して行なうことを特徴とするディスク信号処理システム。
  3. 所定の信号処理を実行する電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部が搭載され、両面側がディスクドライブ装置の把持部で把持、保持されて前記把持部とともに一体的に回転されるディスクであって、
    前記ディスクの前記把持部により把持、保持される部位の少なくとも一部に導電部が形成されるとともに、前記導電部と電気的に接続され、前記ディスクの前記把持部により把持、保持される部位とは異なる位置に前記電子回路又は電子機能部が設けられていることを特徴とするディスク。
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WO2007007567A1 (ja) * 2005-07-07 2007-01-18 Hiro 21 Corporation ディスクドライブ装置
WO2008010493A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Hiro 21 Corporation Dispositif lecteur de disque

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