JP2005222588A - ディスクドライブ装置、ディスクドライブシステム並びにディスク - Google Patents

ディスクドライブ装置、ディスクドライブシステム並びにディスク Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクと外部装置間の複数の電気信号の送受信を可能としてディスク利用分野の拡張性を格段に改善する低コストで簡単な構成のディスクドライブ装置、ディスクドライブシステム並びにディスクを提供する。
【解決手段】複数の電子回路10、11が搭載されたディスク100の、ディスクドライブ装置200側の保持手段210、260により接触、保持される部位に電子回路10、11に電気的に接続された導電部20、21が形成され、保持時にディスク100の導電部20、21と電気的に接続される導電部211、212が保持手段210、260の接触部に形成されて、ディスク100側とディスクドライブ装置200側間の信号送受信を行なう。ディスク100の情報記憶領域部の接触、保持部以外の領域に電子回路10、11が形成される。
【選択図】 図14

Description

本発明はディスクドライブ装置、ディスクドライブシステム並びにディスクに関し、特に、ディスクとドライブ装置間での信号の送受信を簡単な構成で行なうディスクドライブ装置、ドライブシステム並びにディスクに関する。
光ディスクは、主にポリカーボネート等の樹脂のようなきわめて廉価な素材で構成されるにもかかわらず記憶できるデータ量が非常に多く、コストパフォーマンス面できわめて有利であるため、将来の記憶媒体として最も有望である。
光ディスクに記憶されている情報を読み出し、又は情報を書き込む(読み出し/書き込み)ためにはディスクドライブ装置が使用される。ディスクドライブ装置は、光ディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプし、スピンドルモータで回転させて、レーザ光を照射し、光ディスク表面からの反射光を受光し、復調することにより記録信号を読み出すように構成している。かかるディスクドライブ装置の代表的構成例が特許文献1乃至3に開示されている。
特開平11−353749(〔0024〕図1) 特開2000−100031(〔0013〕〜〔0015〕図3) 特開2000−100032(〔0012〕〜〔0017〕図1)
ところで、最近、光ディスク上に記憶領域だけでなく、電子回路等の電気的回路をも搭載した形態の光ディスクが提案されている。しかしながら、光ディスクとディスクドライブ装置は、電気的には完全に絶縁された状態で動作することと、光ディスクが高速で回転すること等に起因して、光ディスク上に搭載された電子回路と、ディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送受信は簡単には行なえない。
かかる種類の光ディスクのディスクドライブ装置として提案されているのは、光ディスク側とディスクドライブ装置側での信号の送受信に無線信号を利用するものである。例えば、光ディスク面とディスクドライブ側にそれぞれアンテナを形成しておき、このアンテナを介して無線信号の送受信を行なうものである。
また、光ディスク側とディスクドライブ側にそれぞれ発光/受光回路を形成しておき、この発光/受光回路を介しての光信号の送受信を行なう構成も考えられている。
更には、当該電子回路と、ディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送受信を、ディスクドライブ装置による回転を停止させた状態で行う構成も提案されている(特許文献4参照)。
米国特許第5,119,353号(Fig.2 第4、5欄)
上述のように、従来は、ディスク表面に搭載されている電子回路とディスクドライブ装置の内部回路間の信号の送受信は、ディスク面とディスクドライブ側にそれぞれを形成したアンテナを介しての無線信号の送受信を行なう。しかしながら、かかるアンテナの形成には無線信号の周波数用に適合するような形状パラメータでの形成が必要であり、ディスク面上へのかかるアンテナの形成は高精度なエッチング手法を要するだけでなく、無線周波数への/無線周波数からの周波数変換回路を形成する必要もあり、低コストが大きな有益性をもつ光ディスクにとって大きな問題となる。
また、ディスク側とディスクドライブ装置側に形成した発光/受光回路を介しての光信号の送受信を行なう構成においては、各ディスク毎に光/電気信号の変換回路を形成しなければならず、同様にコストが最大の優位性をもつ特徴である光ディスクにとって問題が大きい。
更には、ディスクドライブ装置による回転を停止させた状態で、電子回路とディスクドライブ装置側の内部回路との間の信号送受信を行なう場合には、ディスク回転中にディスクとディスクドライブ装置側との信号送受信を行なうことはできず、リアルタイムでの信号処理は不可能である。
ところで、ディスク上に搭載される電子回路は一つに限らず、複数個搭載する場合が想定される。また、当該電子回路に外部から電源を供給する場合も想定されるが、従来技術では、かかる想定におけるディスクとディスクドライブ装置側との信号の送受信に対応することができない。
そこで、本発明の目的は、低コスト、簡単な構成でディスク側とディスクドライブ装置側間で信号の送受信を可能とするディスクドライブ装置、ドライブシステム並びにディスクを提供することにある。
本発明の他の目的は、ディスクと外部装置間の電気信号の送受信を可能としてディスク利用分野の拡張性を格段に改善する低コストで簡単な構成のディスクドライブ装置、ドライブシステム並びにディスクを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、低コスト、簡単な構成でディスク側とディスクドライブ装置側間で複数信号の送受信を可能とするディスクドライブ装置、ドライブシステム並びにディスクを提供することにある。
なお、“送受信”とは、“送信”、“受信”、“送信及び受信”等のすべての電気的情報、信号、電力等のやりとりの態様を含み、また、“又は”は必ずしも2者択一を意味するものではなく、技術的には両者が並存する“及び”の意味をも含むものであり、特許請求の範囲を含め本明細書では、そのような意味で使用されている。
前述の課題を解決するため、本発明によるディスクドライブ装置、ディスクドライブシステム並びにディスクは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
前記クランパの、前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ対応する部位に複数の導電部が設けられているディスクドライブ装置。
(2)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
前記ターンテーブルの、前記ディスクの複数の導電部にそれぞれ対応する部位に複数の導電部が設けられているディスクドライブ装置。
(3)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
前記クランパの、前記ディスクの複数の導電部にそれぞれ対応する部位に導電部、及び前記ターンテーブルの、前記ディスクの導電部に対応する部位に複数の導電部が設けられているディスクドライブ装置。
(4)前記クランパ又は前記ターンテーブルの一つの導電部は離隔された複数個の導電部で形成されている(1)乃至(3)のいずれかのディスクドライブ装置。
(5)前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部のそれぞれは、内部の電気回路側に電気的に接続されている(1)乃至(3)のいずれかのディスクドライブ装置。
(6)前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部は、内部の電気回路側に電磁波的に接続されている(1)乃至(3)のいずれかのディスクドライブ装置。
(7)前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部は、内部の電気回路側に光学的に接続されている(1)乃至(3)のいずれかのディスクドライブ装置。
(8)前記クランパ又は前記ターンテーブルの前記導電部の表面は、凹凸状に形成されている(1)乃至(7)のいずれかのディスクドライブ装置。
(9)前記クランパ又は前記ターンテーブルの前記導電部の表面は、弾性材を有する(1)乃至(8)のいずれかのディスクドライブ装置。
(10)ディスクドライブ側の保持手段により接触保持され、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記保持手段の接触保持部位に形成されたディスクが、前記保持手段とともに一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
前記保持手段による前記ディスクの保持時に、前記ディスクの前記複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記保持手段に設けられ、
前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうディスクドライブ装置。
(11)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は/及び電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
前記クランプ時に前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記ターンテーブルに形成され、
前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうディスクドライブ装置。
(12)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
前記クランプ時に、前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記クランパに形成され、
前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうディスクドライブ装置。
(13)前記ディスクドライブ側の導電部と内部の電気回路との送受信は、各導電部に接続されている電気信号から光学信号への又は光学信号から電気信号への変換を行なう光学/電気変換手段により行なう(10)乃至(12)のいずれかのディスクドライブ装置。
(14)前記ディスクドライブ側の導電部と内部の電気回路との送受信は、各導電部に接続されている電波送信/受信手段により行なう(10)乃至(12)のいずれかのディスクドライブ装置。
(15)前記光学/電気変換手段又は前記の電波送信/受信手段は、離隔対向位置に設けられている(13)又は(14)のディスクドライブ装置。
(16)前記光学/電気変換手段又は前記電波送信/受信手段は、前記ディスクの回転軸の略中心位置に対向配設されている(13)又は(14)のディスクドライブ装置。
(17)前記一つの導電部は離隔された複数個の導電部で形成されている(10)乃至(16)のいずれかのディスクドライブ装置。
(18)前記ディスクは、情報を記憶する情報記憶部と、前記電子回路の動作を規定するプログラムが記憶されているプログラム記憶部とを有する(10)乃至(17)のいずれかのディスクドライブ装置。
(19)前記ディスクは光ディスクである(10)乃至(18)のいずれかのディスクドライブ装置。
(20)情報記憶領域が形成されている面と反対面に電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、
前記接触保持時に、前記反対面に形成されている電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に導電部が形成されているディスクドライブ装置。
(21)それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをディスクドライブ装置側の保持手段により接触保持し、
前記接触保持時に、前記ディスクドライブ装置側の前記ディスクとの接触面に、前記ディスクの前記複数の導電部のそれぞれに対応して電気的に接触する複数の導電部を形成し、
前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記複数の導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(22)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをディスクドライブ装置側の保持手段により接触保持し、前記接触保持時に、前記ディスクドライブ装置側の前記接触面に、前記ディスクの前記複数の導電部のそれぞれに対応して電気的に接触する複数の導電部を形成し、
前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(23)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられているクランパによりクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(24)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ターンテーブル上に前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられ、クランパにより前記ディスクをクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(25)所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ターンテーブル上に前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられ、前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられているクランパにより前記ディスクをクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間で信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(26)ディスクドライブ側の保持手段により接触保持されるディスクに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は複数の電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は複数の電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部が前記ディスクの前記保持手段の接触保持部位に形成され、
前記ディスクドライブ側の保持手段には、前記ディスクの保持時に、前記ディスクの前記複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が設けられ、
前記保持手段によりディスクが保持され、一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(27)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記ターンテーブルには前記クランプ時に前記ディスクの導電部と電気的に接続される複数の導電部が形成され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(28)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記クランパには前記クランプ時に、前記ディスクの複数の導電部と電気的に接続される複数の導電部が形成され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(29)情報記憶領域が形成されている面と反対面に複数の電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、前記接触保持時に、前記反対面に形成されている前記複数の電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に前記複数の電子回路又は電子的機能部との信号送受信のための導電部が形成され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうディスクドライブシステム。
(30)前記ディスク及びディスクドライブ装置側に形成される導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離された状態で形成されている(21)乃至(29)のいずれかのディスクドライブシステム。
(31)前記円環状の導電部は、周方向の一部が不存在である(30)のディスクドライブシステム。
(32)前記ディスクに形成されている複数の導電部は、前記ディスクに搭載されている電子回路又は/及びバッテリに接続されている(21)乃至(31)のいずれかのディスクドライブシステム。
(33)前記ディスク回転の停止時に前記ディスクとディスクドライブ装置の導電部が接触保持される(21)乃至(32)のいずれかのディスクドライブシステム。
(34)前記ディスクに形成されている一つの導電部は、前記バッテリに接続されている(32)のディスクドライブシステム。
(35)前記ディスク及びディスクドライブ装置に形成する導電部のそれぞれは、対応する導電部間のみが接触するような寸法、形状に設定されている(21)乃至(34)のいずれかのディスクドライブシステム。
(36)前記ディスクの径方向に離隔形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の上部に絶縁配設されている(30)又は(31)のディスクドライブシステム。
(37)前記ディスクに形成されている径方向に形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の導電部一部径方向不存在部に配設されている(30)又は(31)のディスクドライブシステム。
(38)前記一つの導電部の電気的接続部の上部は絶縁膜で被覆されている(36)又は(37)のディスクドライブシステム。
(39)前記ディスクの導電部は、前記情報記憶領域面と反対面に形成されている(21)乃至(38)のいずれかのディスクドライブシステム。
(40)情報記憶領域が形成されている面と反対面に電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、
前記接触保持時に、前記反対面に形成されている電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に導電部が形成されているディスクドライブシステム。
(41)情報記憶領域を有するディスクドライブ側の保持手段により接触保持され、一体的に回転されるディスクであって、
所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されるとともに、前記複数の電子回路にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路の複数の導電部が前記保持手段の接触保持部に形成されているディスク。
(42)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
前記クランプされる部位に、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成るディスク。
(43)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
前記ターンテーブルと接触する部位に、前記複数の電子回路にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成るディスク。
(44)ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
前記クランプされている部位及び前記ターンテーブルと接触する部位に、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成るディスク。
(45)前記複数の導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離された状態で形成されている(41)乃至(44)のいずれかのディスク。
(46)前記複数の導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離され、周方向の一部不存在部として形成されている(41)乃至(44)のいずれかのディスク。
(47)前記ディスクに形成されている複数の導電部の一つは、電子回路又はバッテリに接続されている(41)乃至(46)のいずれかのディスク。
(48)前記ディスクに形成されている一つの導電部は、前記バッテリに接続されている(47)のディスク。
(49)前記ディスクの径方向に離隔形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の上部に絶縁配設されている(45)又は(46)のディスクドライブシステム。
(50)前記ディスクに形成されている径方向に形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の導電部一部径方向不存在部に配設されている(45)又は(46)のディスクドライブシステム。
(51)前記一つの導電部の電気的接続部の上部は絶縁膜で被覆されている(45)又は(46)のディスクドライブシステム。
(52)前記接触保持部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されている(41)乃至(51)のいずれかのディスク。
(53)前記情報記憶領域部の内側領域で前記保持接触部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されている(41)乃至(52)のいずれかのディスク。
(54)前記情報記憶領域部の外側領域で前記情報記憶領域部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されている(41)乃至(53)のいずれかのディスク。
(55)前記ディスクは、前記電子回路又は電子的機能部の動作を規定するプログラムが記憶されているプログラム記憶部を有する(41)乃至(54)のいずれかのディスクドライブ装置。
(56)前記導電部の表面は凹凸状に形成されている(41)乃至(55)のいずれかのディスク。
(57)前記導電部は弾性材を含む(41)乃至(56)のいずれかのディスク。
(58)前記一つの導電部は離隔された複数個の導電部で形成されている(41)乃至(57)のいずれかのディスク。
(59)前記導電部は、前記情報記憶領域面と同一の面に形成されている(41)乃至(58)のいずれかのディスク。
(60)前記導電部は、前記情報記憶領域面と反対面に形成されている(41)乃至(59)のいずれかのディスク。
(61)前記導電部は、前記ディスク表面に薄膜形成されている(41)乃至(60)のいずれかのディスク。
(62)前記導電部は、透明材で形成されている(41)乃至(61)のいずれかのディスク。
(63)前記ディスクは光ディスクである(41)乃至(62)のいずれかのディスク。
本発明によれば、ディスクとディスクドライブ装置間での確実な信号送受信を可能とすることにより、ディスクと外部装置間の電気信号の確実な送受信を可能とし、つまり、ディスクに記憶されている情報の読み出しやディスクへの書き込みは勿論、当該ディスク上に搭載されている複数の電子回路と外部装置間の信号送受信を簡単な構成で可能とすることができる。また、ディスクに搭載したバッテリへの電源の供給も確実に行うことができる。したがって、それぞれのディスク上に形成された複数の電子回路の機能に基づく固有の動作を規定することができるようになり、ディスクを用いた利用分野の拡張性が格段に改善される。その結果、著しい応用範囲が拡張されるディスクが、通常のディスク表面に薄膜IC等の電子回路と、この電子回路と電気的に接続された薄膜等の導電部を形成するだけでコスト上昇を最小限に抑えて得られる。また、かかるディスクをアクセスするためのディスクドライブも簡単な構成の追加だけで済み、コスト上昇を最小限に抑えたディスクドライブ装置が得られる。このような効果は、きわめて廉価でありながら大きな記憶容量が得られる光ディスクを用いると顕著となる。なお、かかる効果は、ディスクとディスクドライブ装置に限らず、同様に回転部材を接触保持して回転させる回転機構と、回転部材との間でも得られる。
以下、本実施例の具体的構成例について図面を参照しながら説明する。以下では、ディスクとして光ディスクを用いた例を説明するが、ディスクドライブ装置の保持、把持手段によりクランプされ、回転駆動されるディスクであれば光学的、磁気的等、記録/書き込みの方法を問わず他の任意のディスク(例えばCD、DVD、MO、FD等)について適用できる。また、更に広い概念で、ディスクとディスクドライブ装置に限らず、回転体を接触して保持(把持)部材により保持(把持)して回転させる回転駆動部における回転体と回転駆動部についても同様に適用可能であるが、以下の説明ではディスク及びディスクドライブ装置に限定する。
図1〜図4は本発明の実施例における光ディスク1の構成を模式的に示す平面図である。また、図5〜図8は、本発明によるディスクドライブ装置の実施例の構成を説明するために模式化された要部断面図である。
さて、図1において、光ディスク100の表面の外周部にはイメージ、音楽、画像等のデータが記憶されているRAM領域(情報記憶部)や、所定のプログラムが格納されているプログラム記憶部としての例えばROM領域等の情報記憶領域が形成され、また、例えば、ROM領域に格納されているプログラムに基づくような信号処理を実行する電子回路10が任意の部位に形成されている。本例では、ディスクドライブ装置の保持、把持、クランプ(チャッキング)機構により接触保持される部位に相当する位置である光ディスクの内周部(通常、透明部であるが半透明部、また不透明部とされることもある)INに導電部20が形成され、内周部OUTの外側に電子回路10が設けられ、電子回路10と導電部20は接続部30を介して電気的に接続されている。
電子回路10は、任意の部位に設けることができるが、ディスクドライブ装置200のクランプ(チャッキング)機構により比較的高い密着力で光ディスクが保持されるので、その圧力による影響を避ける意味で上記クランプされる部位ではない内周部を外れた部位が好ましい。しかし、クランプ圧力の問題がないような構成の場合(例えば、電子回路等をディスク内に埋め込ませたりする場合)には、内周部INに形成しても良く、導電部20そのものを電子回路10と同一部位に、例えば、電子回路10が導電部20を含むように設定しても良いことは勿論である。
例えば、図2に示すように、光ディスク100の内周部INのクランプ部(保持部、把持部:斜線部)CLAMPには導電部20を、クランプ部CLAMPよりも更に内周部の、クランパ(保持、把持)が直接接触せず、クランプ圧力を受けない部位に電子回路10を形成することもできる。
また、図3に示すように、光ディスク100の内周部INの内側のクランプ部(保持、把持部:斜線部)CLAMPには導電部20を、外周部OUTと内周部IN間のクランプ部(CLAMP)以外の部位に電子回路10を形成することもできる。
更には、図4に示すように、光ディスク100の内周部INのクランプ部(保持、把持部:斜線部)CLAMPには導電部20を、外周部OUTの更に外周部の、通常、記憶領域とされない部位に電子回路10を形成することもできる。これら電子回路10と導電部20は電気的な接続部30により接続されている。電子回路10は、勿論、記憶領域内に形成しても良い。
電子回路10は、例えば、光ディスク面のROM領域に記憶されているプログラムに基づく動作処理を実行する回路であり、処理結果は以下に説明するような形態でディスクドライブ装置200側に送信される。また、逆にディスクドライブ装置200側からの信号を受信する。
電子回路10の上記所定の処理は、例えば、記憶部に記憶されている情報が暗号化されている場合に、その暗号化されている情報を読み出して、ROM領域に格納されているプログラムに基づいて解読するような処理がある。また、暗号化して書き込むときには、同様に、記憶部に記憶されている暗号化プログラムに基づいて暗号化するようにすることもできる。
ここで、暗号化プログラムや解読プログラムを光ディスク毎に規定しておけば、各光ディスク毎にクローズされた信号処理が可能となり、クローズされた固有の処理に基づく処理でない限りは当該ディスクへのアクセスを困難として高いセキュリティを確保することができる。更に、暗号解読のためのキーを個別に外部から設定するようにすれば、より高いセキュリティが確保できる。また、ROM領域に記憶されているプログラムに従った処理を電子回路で実行したり、外部処理回路で処理された処理結果を記憶部に記憶するようにすることもできる。こうすることにより、処理結果が、外部処理装置に残ることなく、光ディスクの記憶部としてのRAM領域のみに保存、記憶され、しかも保存、記憶処理するデータを電子回路で暗号化等の処理を施しておけば、第三者は、暗号化データを解読するためのキー情報を含む解読プログラムがない限り解読データを得ることができず、きわめてセキュリティの高いシステムが実現できる。更に、光ディスクに形成されている電子回路等と外部回路との信号送受信により、これまで想定されていなかった利用分野の著しい拡張が図られる。
さて、光ディスク100の内周部には薄膜の導電部20が形成されている。この導電部20は、電子回路10に接続部30(同様に光ディスク100表面に薄膜形成されている)を介して電気的に接続されていても良いし、独立に情報を有する部位とすることができる。例えば、この導電部20に光ディスクの何らかの情報(ディスク固有情報等)を持たせておけば、ディスクドライブ装置から直接当該情報を取得することができる。電子回路の代わりに何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する電子的機能部とすることができるし、導電部自体が何らかの情報が生成するような電子的機能部や電子回路を含んでいても良い。逆に、電子的機能部や電子回路が導電部を含むようにしても良い。電子的機能部又は電子回路はなくても良い。導電部は、ディスクの記憶領域形成面と同一面に形成しても良いし、反対面に形成しても良い。反対面に形成する場合には、記憶領域に対する配慮が不要であるため有利である。また、上記電子回路や電子的機能部は併設しても良いことは勿論である。
光ディスク100は、ディスクドライブ装置200のターンテーブル210上に載置され、クランパ260によりクランプされ、スピンドルモータ60により回転駆動される。通常、光ディスクの情報が記憶されている記憶面は、光ディスク100の内周部を除いた外周部OUTに形成されており、内周部INは透明部、半透明又は不透明部で、クランプのための部位としてのみ用いられている。本実施例では、この内周部INに導電部20が形成されている。
図5を参照して本発明のディスクドライブ装置200の実施例を説明すると、ターンテーブル210には、スピンドルモータ60の回転軸230に固定され、中央部に光ディスク100の中央部に開けられた中央開口穴40が嵌め込まれる突出部240が形成されている。光ディスク100は、中央開口穴40がターンテーブル210の突出部240に嵌め込まれ、光ディスク100の中心位置が決められてターンテーブル210に載置されることになる。この突出部240の頂部には、通常、永久磁石250が設置されている。ターンテーブル210の表面の、光ディスク100の導電部20と対向する位置に導電部211が形成されている。なお、図5は、理解を容易にするため簡略化しており、例えば、導電部20や211の厚みは光ディスク100を含め他の構成要素と比較して大きく描かれているが、これら導電部20や211は、薄膜であり、実際には殆ど厚みは意識しなくて良い。
一方、光ディスク100の上方にはクランパ260が配設される。クランパ260は、ターンテーブル210の突出部240の頂部に設けられた永久磁石250との対向部に、永久磁石250による磁力を受けて吸引される磁性部(図示せず)を有する。光ディスク100をターンテーブル210上に載置した後、クランパ260を近づけると永久磁石250と磁性材との磁力によりクランパ260が光ディスク100を挟んでターンテーブル210に密着される。こうして光ディスク100は、同心度が維持された状態で保持、クランピング(チャッキング)され、スピンドルモータ60の回転軸230の回転とともに回転駆動されることになる。ここで、本実施例では、クランパ260がターンテーブル210と一体的に回転する例を示しているが、クランパ260内に空隙を設け、この空隙内で永久磁石250と磁力密着され一体的に自由回転するような磁性部材を設けるようにすることもできる。クランピングとは要するに回転体としてのディスクを回転させるために接触保持するためのすべての手段を意味する。
尚、図示では、スピンドルモータ60を独立したモータとしているが、これは模式的に図示したからであり、通常はターンテーブル210に設けた磁石と、その近傍に設けたコイル等の磁気作用により、ターンテーブル210を回転軸230回りに回転させるような、ステータとロータを含む回転機構のような薄型のフラットモータ構成を用いることが多い。この場合には、信号伝達経路は、より簡素化される。かかる構成の具体例については後述する。
このとき、光ディスク100の導電部20とディスクドライブ装置200側のターンテーブル210の導電部211とは磁力により密着されており、確実な電気的接続が維持される。したがって、光ディスク100側と、この光ディスク100とは独立したディスクドライブ装置200側のターンテーブル210(導電部211)とは電気的に接続されることになる。もちろん、ディスクドライブ装置200側の光ディスク100の導電部20との接続は、ターンテーブル210に限らず光ディスク100と一体的に回転し、電気的に接触する部位であればどこでも良く、例えば、クランパ260の、光ディスク100の導電部20に対向する位置に相当する部位に導電部を形成することもできる。
以上のような構成により、光ディスク100上の電子回路10又は電子機能部と、ディスクドライブ装置200側の内部電気回路との間は、上記2つの導電部20と211を介して電気的に接続されるようになる。
ディスクドライブ装置200は、光ディスク100をターンテーブル210上に載置してクランパ260によりクランプし、回転駆動させて光ディスクに記憶されている情報を読み込む。逆に、情報を書き込むこともできる。ここで、ディスクドライブ装置においては、上述の如く、光ディスク100の上記導電部20に対応する部位(接触する部位)に導電部211が設けられているので、これら導電部20−211間で信号の送受信が行なわれる。このとき、光ディスク100と、ディスクドライブ装置200側のターンテーブル210やクランパ260とは一体回転しているため両導電部間の信号伝達は電気的に直接行なわれる。
ディスクドライブ装置200側の導電部211は、内部の電気回路(信号処理回路)80に接続される。この導電部211と内部電気回路80との間の接続は、任意の接続形態が可能である。例えば、ターンテーブル210を光ディスク100とともに回転させるスピンドルモータ60の回転軸230、この回転軸230のような回転体とディスクドライブ装置200の本体のような静止体との間で信号を送受信するための回転体/静止体信号送受信インタフェース70を介して内部電気回路80に接続される。
上記回転軸230のような回転体とディスクドライブ装置200側の静止体の内部電気回路80との信号送受信のための回転体/静止体信号送受信インタフェース70としては、周知又は公知の種々手段を用いることができる。例えば、スリップリングによる信号送受信方式を採用することができる。
本実施例において、光ディスク100側の導電部20―ディスクドライブ装置200側の導電部211―回転軸230―回転体/静止体信号送受信インタフェース70のルートの電気接続構成としては、周知の構成を採用できることは容易に理解できる。例えば、導電部211をターンテーブル210の絶縁部上に設け、導電部211から回転体/静止体信号送受信インタフェース70までのルートは専用の配線形態を形成すれば良いし、他の任意の接続形態を用いることができる(以下の実施例の説明でも同様である)。
また、回転体/静止体信号送受信インタフェース70として、当該ディスクドライブ装置200の回転体(ターンテーブル210)側の導電部211と内部電気回路80との信号送受信を無線により、又は光学的に行なわせる手段を備えることにより、信号送受信を可能とすることもできる。この場合、ディスクドライブ装置2側では若干のコスト増となるが、光ディスク個々に信号送受信手段を設ける必要がなく、光ディスクの低コストというメリットを十分に維持できる。
光学的手段により信号送受信の際には、スピンドルモータ60の軸心に沿って光学路を設け、その軸端から信号光を発し(受け)、この軸端と対向させて信号光を受光(発光)する手段を設ければ、スピンドルモータの回転軸の回転に起因する信号光のブレは少なくて済む。また、無線手段により信号送受信を行なう場合も同様である。
ここで、クランプ時に、光ディスク100の導電部20と電気的に接触するディスクドライブ装置200側の導電部211は、光ディスク100を挟持するターンテーブル210とクランパ260両面に形成しておくことができる。こうすることにより、光ディスク100によって導電部の形成面が異なる場合や、光ディスク100の両面に導電部が形成されていても対応できるようになる。これは以下の実施例の説明においても同様である。
上記光ディスク表面に形成される導電部20は、単なる導電膜であればよいから蒸着により膜形成することは容易にできる。導電膜を表面に貼り付けることもできるし、蒸着以外の他の任意の方法で形成することもできる。例えば、光ディスクの両面に導電部を形成する構成としては、光ディスク面のクランプ部に貫通して金属等の導電体を埋め込み、各表面から若干突出させるようにすることもできる。
前述の如く、光ディスク100の導体部20に接続された電子回路10は、光ディスク上のどこに形成しても良いが、光ディスクのバランスを考えると、光ディスクのできるだけ中心に近い位置が好ましく、導電部20そのものを電子回路とすることも可能である。電子回路10は、薄膜化した半導体ICチップとしても良いし、ディスク製造過程で、ディスク内部に形成することもできる。
導電部20が形成される光ディスク100の内周部は、通常、クランプのためだけの部位として使われる。この内周部に形成される導電部(電極)20は透明電極を用いれば、透明部の機能を維持できる。
図6は、本発明による光ディスクドライブ装置の他実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。
図5に示すディスクドライブ装置200では、ターンテーブル210を回転させるスピンドルモータ60は独立のモータとして表示され、その回転軸230を回転させることによりターンテーブル210を回転させているが、スピンドルモータ260は、要するにターンテーブル210を回転させるための手段を総称しており、ステータとロータを備える構成とすることができ、例えば、ディスク回転用として現在広く用いられているフラット型の回転駆動機構とすることができる。そのような例に基づく実施例が図6である。
図6におけるスピンドルモータとしての回転駆動機構は、ターンテーブル210と回転軸230を介して一体的に回転するディスク状の回転駆動部220の下面外周部に周方向に沿って複数の磁極221を配設し、一方、筐体底面400側に固定されている基板300の、磁極221との対向面に磁極311が設けられ、基板300上に形成されている制御回路により磁極311の磁極を変更制御し、磁極221と磁極311の極性関係に基づいて回転駆動部220とターンテーブル210を周方向に回転させる。
図6において、図5と同様に、ターンテーブル210の中央部に光ディスク100の中央開口穴40が嵌め込まれる突出部240が形成され、この突出部240に光ディスク100の中央開口穴40が嵌め込まれてターンテーブル210上に載置される。突出部240の頂部には永久磁石250が設けられている。ターンテーブル210の表面所定部位には、光ディスク100の導電部20と対向する導電部211が形成されている。光ディスク100の上方には、磁性部270を有するクランパ260が配設され、光ディスク100をターンテーブル210上に載置した後、クランパ260を近づけると永久磁石250の磁力によりクランパ260が光ディスク100を挟んでターンテーブル210に密着される。こうして光ディスク100は、同心度が維持されてクランピング(チャッキング)され、スピンドルモータの回転軸230の回転とともに回転駆動され、光ディスク100の導電部20とディスクドライブ装置200側のターンテーブル210の導電部211とは磁力により密着され、電気的に接続される。
ディスクドライブ装置200側の導電部211から図5に示す内部電気回路(信号処理回路)80への電気接続構成は、前述の如く任意の構成とすることができる。本実施例では、ターンテーブル210下方の回転駆動部220の下方に設けられ、基板300を貫通する回転軸(延出部)230の回転中心部(回転中心軸)下端に電気的又は光学的な接続部330を設け、一方、基板300下方の筐体底面400の、電気的又は光学的接続部330の対向位置に同様な電気的又は光学的な接続部410が設けられている。回転軸230は、基板300内の軸受部320を介して自由回転可能とされている。
電気的又は光学的接続部330と410を電気的に接触するようにすれば電気的接続構成が得られ、光学的に結合するようにすれば光学的接続構成が得られる。電気的接続構成には、直接接触による接続と、電波による信号送受信に基づく接続がある。無線信号送受信を行なう場合には、電気的又は光学的接続部330と接続部410にそれぞれ無線回路やアンテナを設けておけば良いし、光学的接続構成を得る場合には、電気的又は光学的接続部330と電気的又は光学的接続部410に、それぞれ光/電気変換部を設けておけば良く、本実施例のように、これらを対向設置することにより効率的な信号送受信が可能となる。
ディスクドライブ装置200側のターンテーブル210上の導電部211から電気的又は光学的接続部330までの電気配線は、太実線で示す専用配線2で行なうことができ、電気的又は光学的接続部410から内部電気回路80への電気配線が施される。
図6に示す実施例では、ディスクドライブ装置200側の、光ディスク100の導電部20と接続される導電部211はターンテーブル210側に設けられているが、クランパ260側に設けることもできる。この場合には、光ディスク100の上表面に電子回路10と電気的に接続された導電部を設け、この導電部と対向して接触するクランパ260の対応部位に導電部を設けたり、永久磁石250の適宜部位と、この永久磁石250と密着される磁性部270に対応導電部を設けることができる。クランパ260側の導電部は、筐体上面(図示せず)に設けた前述の如き電気的又は光学的な接続部が設けられる。
図7は、本発明による光ディスクドライブ装置の更に他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。
本実施例では、図5や図6に示すディスクドライブ装置200におけるクランパ260として、ディスク100を把持(保持)するためのクランプピン280を用いている。クランプピン280がターンテーブル210の突出部240の周方向に複数(例えば、3個)設けられている。クランプピン280は、突出部240の側面周方向に設けられ、バネ280Aにより外径方向にバイアスがかかっており、このスプリング力に抗して光ディスクを上から押入れ固定する。すなわち、ディスク100の中央開口穴40を上方向から突出部240にクランプピン280に抗して押し込んでディスク100をターンテーブル210に固定させる。このような構成を有するディスクドライブ装置200は、図5や図6に比してクランパ260が不要であるため構成が簡素化され、且つ薄型化されるため、低コストで且つ小型化に適し、ノートパソコンのような小型な電子機器に適用されることが多い。図7の他の構成は、図5や図6の構成と同様であるので説明は省略する。本実施例におけるターンテーブル210の導電部211と基板300側との信号の送受信(授受)は、電気的又は光学的接続部330と410と同様な接続部290と340を介して行うことができる。
図8は本発明の更に他の実施例を示し、MOディスクやFDディスクに用いられるディスクドライブ装置の例を示す。本実施例では、ターンテーブル21の中央部に凹部212が設けられ、この凹部212にMOディスクやFDディスク100Aの凸部101Cが嵌め込まれ、更にターンテーブル210側の中心位置に設けられた凸部214がMOディスクやFDディスク100Aの中央の凹部101Bに挿入されることにより両者の位置決めが為される。
ターンテーブル210の凹部212には永久磁石250が設けられ、一方、MOディスクやFDディスク100Aの凸部101Cには磁性材101Aが設けられ、両者は磁力により密着固定される。こうしてターンテーブル210上に固定されたMOディスクやFDディスク100Aが回転駆動されるようになる。ここで、ターンテーブル210の凹部212の永久磁石250の上層に導電部211が、MOディスクやFDディスク100Aの凸部101Cの磁性材101Aの上層部に導電部20がそれぞれ設けられ、両者の密着状態では、導電部20と211との電気的接続関係が確立される。ターンテーブル210の回転機構や導電部211からの電気的配線部等の他の構成は前述実施例と同様であるから、図示と説明は省略する。
ところで、前述のように、ディスク上に搭載される電子回路は一つに限らず、複数個搭載する場合がある。また、当該電子回路に外部から電源を供給する場合もある。このような場合には、対応して外部(ディスクドライブ装置側)との信号(電力等すべて)の伝送路を形成しなければならない。
本実施例では、かかる要望を満足させるため、ディスク上に電気的に分離された複数の導電部を形成しておき、ディスクの接触保持時に、ディスクドライブ装置側の上記クランパ、ターンテーブル等の上記複数の導電部のそれぞれに対応した部位に同様に電気的に分離された導電部を形成して、これら導電部を介してディスクとディスクドライブ装置側を電気的に接続する。
ディスク上に形成する導電部は、図1〜図5に示すように、任意の寸法、形状で良いが、ディスクドライブ装置側のディスク側との接触部との位置合わせを考慮して、確実な電気的接触をえるため以下に説明するような構成が望ましい。
ディスク上に形成する導電部としては、周方向に、同心状で円環状または円弧状とした複数の導電部を径方向に電気的に分離した状態で形成することが好ましい。そして、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)には、対応する位置に周方向に、同心状で円環状または円弧状とした導電部を径方向に電気的に分離した状態で形成することが望ましい。こうすることにより、径方向位置だけを対応付けすれば確実な電気的な接触が得られることになる。
すなわち、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)の導電部は、ディスクの導電部と容易に且つ確実に接触させるため円環状または円弧状とすることが望ましい。また、その円環状導電部の幅や周方向長さを、ディスクの導電部の幅や周方向長さよりも広くすることも好ましい。逆に、ディスクドライブ装置側の導電部を図1〜図4に示すような周方向に限られた長さとし、ディスク側の対応する部位に形成する導電部を円環状または円弧状としても良い。
図9は、ディスク上に形成する導電部の例を示し、2個の電子回路10、11が搭載されている場合を示す。各電子回路10、11とそれぞれ電気的な接続線部30、31を介して接続されている導電部20、21が径方向に異なる位置に形成されている。このとき、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)に形成する導電部が、ディスク上の径方向に異なる部位に形成されている導電部と接触しないように(2つ以上のディスク上の導電部と接触しないように)、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)に形成する導電部の径方向位置と幅を設定しておく。クランプ領域は、図1乃至図4と同様であるため、特に図示しない。
図10は、電子回路10を動作させるのに必要な電源を導電部21と接続線部31を介して電子回路10に供給するための構成例を示している。本構成例では、ディスク回転動作中であっても導電部21と接続線部31を介してディスク上の電子回路10には常時電源が供給される。電源はノイズ影響を問題にしないで済むことから、ディスクドライブ装置側または外部からの電源は、回転部分との接触があっても問題なく、電源供給は比較的簡単に行える。
図11に示す例は、ディスク上に形成する複数(本実施例では2個)の導電部20、21を所定幅の円環状または円弧状とし、それぞれを径方向に離隔して配設したものである。この場合、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)に形成する導電部の幅と位置を、ディスク側の対応する導電部のみと接触するように構成する。本実施例の場合、内周側の導電部21は、外周側の導電部20をまたいで対応する電子回路11との接続用の接続部31の配線が必要である。図11に示す例では、またがれる(外周部の)導電部20の上に絶縁膜50を形成し、その絶縁膜50の上を通って当該配線(接続線部)31を形成し、その上に更に絶縁膜51を形成することができる。
また、円環状の導電部は必ずしも全円周方向に接続されている必要はない。そこで、外周部の導電部の途中を切り欠いた状態(導電部が存在しない状態)とし、この部分に内周部の導電部からの接続部を配設すれば、上記絶縁膜を形成しておく必要はなくなる。図12はかかる実施例を示し、ディスク100上に3個の電子回路10〜12が搭載され、内側から外側に向かって対応する3つの円環状の導電部20〜22が形成され、最外側の導電部20には導電部が存在しない切り欠き部XとYが形成され、真ん中の導電部21には切り欠き部Zが形成されている。導電部20は、接続線部30を介して電子回路10と接続されている。
導電部202ら延びている接続線部32は切り欠き部ZとYを通って電子回路12に接続され、導電部21から延びている接続線部31は切り欠き部Xを通って電子回路11に接続される。ディスク100の上部のクランパの対応する導電部以外が接触することを防止するために、接続線部31と32の上部には絶縁膜52と53が形成されている。
上述説明及び後述の説明でも同様であるが、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)に形成する導電部の幅と位置は、ディスクの径方向に形成した対応する円環状の導電部以外の導電部と接触しないように構成される。そのため、ディスクドライブ装置側のディスクとの3個の接触部は、それぞれα、β、γの径方向範囲で位置決めされる。
図13は、円環状の下導電部20を幅広とし、この下導電部20の表面の内周側に絶縁膜(図示せず)を形成し、この絶縁膜上に上導電部21を形成し、上導電部21からの接続線部31は、その下部に形成した絶縁膜54上に形成して電子回路1と接続する例を示す。ここでも接続線路31の上部には絶縁膜55が形成されている。電子回路10と導電部20とは接続部30を介して行われる。
ターンテーブルの回転の停止時にディスクの導電部とディスクドライブ装置側の導電部を接触保持させるようにしても良く、この場合、回転停止時にディスクに形成したバッテリを充電させることができるし、電子回路との信号の送受信(授受)も可能である。すなわち、図5に示すような離隔配設された回転体/静止体信号送受信インタフェース70(後述の実施例では電気的又は光学的接続部330、410)による電源、電力の供給ではなく、バッタリの充電時には、ディスクは回転させず、外部からの電源をディスクドライブ装置の導電部に電気的に直接供給させたり、電子回路との信号送受信可能とするように構成することができる。
以上のディスクドライブ装置の実施例では、ディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)の導電部は、ディスクの導電部と容易に且つ確実に接触させるため円環状とすることが望ましい。また、その円環状導電部の幅や周方向長さを、ディスクの導電部の幅や周方向長さよりも広くすることも好ましい。
さて、上述の如く、ディスク上に複数個の電子回路等が搭載される場合には、各電子回路とそれぞれ電気的に接続するためのディスクドライブ装置側のディスクとの接触部(クランパやターンテーブル等)導電部は、それぞれに対応して複数個形成される。例えば、図6〜10に示す実施例に対応する具体的実施例を以下説明する。
図14は、説明を簡単にするため図5の実施例をベースにしたディスクドライブ装置のターンテーブルとクランパ近傍の簡略化した概観断面図を示す。勿論、図6〜図8の構成についても同様に適用できる。
図14は、図9に示す実施例(ディスク上に2個の電子回路10、11が搭載されている場合)において、ディスクの径方向で異なる位置に形成されている導電部20、21との対向位置に、ディスクドライブ装置200側のディスク100との接触部となるターンテーブル210上の径方向に異なる部位に導電部211、212が形成される。このとき、導電部212は導電部21とのみ接触し、他の導電部20とは接触しないような構成とされる。導電部212から内部電気回路80への信号伝達経路は、図5や図6と同様である。すなわち、導電部212からの配線3を経て電気的又は光学的接続部330と同様な電気的又は光学的接続部330A(図示せず)、更にはこの電気的又は光学的接続部330Aと対向する電気的又は光学的接続部410と同様な電気的又は光学的接続部410A(図示せず)の経路で内部電気回路80と接続される。
図10に示すような電子回路に電源を供給する場合も、図14のような構成を採用でき、ディスクドライブ装置側の導電部212とディスクの導電部21を経て供給される電源が電子回路10に供給される。また、ディスクに充電可能なバッテリが設けられている場合には、導電部212と導電部21を経て当該バッテリに電源を供給するようにすることもできる。かかる構成によりディスク回転動作中であっても常時電源が供給される。また、ディスクが回転しておらず停止している場合でも、強制的に両導電部を接触させるように構成すれば、電源供給は可能である。こうすることにより、ディスク回転中止時にバッテリ充電が可能となる。
また、ディスク上に形成する導電部を所定幅の円環状とし、それぞれを径方向に離隔して配設した図9〜図13示す実施例に対応するディスクドライブ装置では、ディスクドライブ装置のターンテーブル210上に、ディスク側の対応するそれぞれの導電部のみと接触するように、幅、位置、形状等を定めた複数の導電部を形成すれば良い。
上述の実施例において、接続部はディスクドライブ側の各導電部に対応して設けられているが、接続部は1つとし、複数の導電部に対して流れる信号を多重化して1つの接続部を介して送受信(授受)を行うようにして構成を簡素化することができる。
以上説明したように、従来は、レーザ光照射に応答する反射光を受光して光ディスク側の情報を読み取るだけであるが、本発明では、光ディスク表面に電子回路を構成し、この電子回路と接続され、又は何らかの信号情報を生成するような電子機能部としての導電部を設け、この光ディスク側の導電部と上記ディスクドライブ装置側の導電部を介して電気的情報の送受信が可能となるから、前述の如く著しい利用分野の拡張が容易に行なえる。
なお、ディスクドライブ装置により光ディスクの電子回路から取得した情報を外部のコンピュータ等の処理装置で処理し、また当該処理装置で処理された信号を光ディスクに書き込むように構成することもできる。
本発明によるディスクドライブ装置は、ターンテーブルやクランパを必須要件とするものではなく、要するに、ディスクを把持又は保持(クランプ)してディスクを回転させるディスクドライブ装置であれば何でも良い。
また、導電部間の確実な電気的接触、接続状態を得るため、導電部を複数個離隔配設することもできるし、導電部を凹凸形成したり、導電部そのものを弾性材で形成したり、導電部の下層に弾性材を配設することもできる。
ディスク側とディスクドライブ装置側の導電部は、ディスクの接触保持時に互いに確実に接触することができるような位置、形状、大きさ等を定まれば良く、そのためには、上述実施例に限定されない任意の構成を用いることができることは明らかである。
以上、本発明によるディスクドライブ装置並びにディスクの好適実施例の構成を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。すなわち、本発明は上述実施例で説明したディスクドライブ装置とディスクに限定するものではなく、回転材を接触して保持(把持)部材により保持(把持)して回転させる回転機構における回転材と回転機構についても同様に適用可能である。その具体的な構成と効果は、重複するので省略するが、以下のような基本的構成を有する。また、ディスクと、該ディスクと一体的に回転するディスクドライブ側の保持側に離隔通信手段(光学的又は電波的手段)を設ければ、それぞれは高速回転していても、相対的速度差はゼロであるから両者の通信は容易に可能となる。
(1)被回転体に、電子回路または電子機能部が搭載され、前記電子回路または電子機能部と電気的に接続された導電部が形成され、
前記被回転体を接触保持して回転駆動する回転駆動部における、前記被回転体の接触保持部には前記被回転体に形成された導電部と接触する導電部が形成され、
互いに接触する前記被回転体と前記回転駆動部の導電部を介して前記被回転体と前記回転駆動部間の信号の送受信を行う回転体との信号送受信装置。
(2)被回転体に、複数の電子回路または電子機能部が搭載され、前記複数の電子回路または電子機能部のそれぞれと電気的に接続された導電部が形成され、
前記被回転体を接触保持して回転駆動する回転駆動部における、前記被回転体の接触保持部には前記被回転体に形成された複数の導電部とそれぞれ接触する導電部が形成され、
互いに接触する前記被回転体と前記回転駆動部の導電部を介して前記被回転体と前記回転駆動部間の信号の送受信を行う回転体との信号送受信装置。
本発明の一実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の一実施例の構成を説明するための模式化された概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の更に他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の他の実施例の構成を説明するための模式化された要部の概略断面図である。 本発明の更に他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施例における光ディスクの構成を模式的に示す平面図である。 本発明による光ディスクドライブ装置の更に他の実施例の構成を説明するためのターンテーブルとクランパ近傍の模式化された要部の概略断面図である。
符号の説明
100 光ディスク
100A MO又はFD
2、3 配線
10、11、12 電子回路
20、21、22、211、212 導電部
30、31、32 電気的接続部
40 中央開口穴
50〜55 絶縁膜
60 スピンドルモータ
70 回転体/静止体信号送受信インタフェース
80 内部電気回路
90 外部処理回路
101A 磁性材
101B 凹部
101C 凸部
200 ディスクドライブ装置
210 ターンテーブル
240 突出部
220 回転駆動部
221 磁極
212 凹部
214 凸部
230 回転軸
250 永久磁石
260 クランパ
270 磁性部
280 クランプピン
280A バネ
290、330、340、410 電気的又は光学的接続部
300 基板
311 磁極
320 軸受部
400 筐体底面

Claims (63)

  1. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
    前記クランパの、前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ対応する部位に複数の導電部が設けられていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
    前記ターンテーブルの、前記ディスクの複数の導電部にそれぞれ対応する部位に複数の導電部が設けられていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  3. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及び前記電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部を有するディスクをターンテーブル上に載置し、クランパによりクランプして回転駆動させることにより前記ディスクに対する情報の読み込み又は書き込みを行なうように構成され、
    前記クランパの、前記ディスクの複数の導電部にそれぞれ対応する部位に導電部、及び前記ターンテーブルの、前記ディスクの導電部に対応する部位に複数の導電部が設けられていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  4. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの一つの導電部は離隔された複数個の導電部で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  5. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部のそれぞれは、内部の電気回路側に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  6. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部は、内部の電気回路側に電磁波的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  7. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの複数の導電部は、内部の電気回路側に光学的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  8. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの前記導電部の表面は、凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  9. 前記クランパ又は前記ターンテーブルの前記導電部の表面は、弾性材を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  10. ディスクドライブ側の保持手段により接触保持され、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記保持手段の接触保持部位に形成されたディスクが、前記保持手段とともに一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
    前記保持手段による前記ディスクの保持時に、前記ディスクの前記複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記保持手段に設けられ、
    前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうことを特徴とするディスクドライブ装置。
  11. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は/及び電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
    前記クランプ時に前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記ターンテーブルに形成され、
    前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうことを特徴とするディスクドライブ装置。
  12. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の複数の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスクに対してデータの読み出し又は書き込みを行なうディスクドライブ装置であって、
    前記クランプ時に、前記ディスクの複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が前記クランパに形成され、
    前記ディスク側の前記電子回路又は電子的機能部と前記ディスクドライブ側間の信号の送受信を前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部を介して行なうことを特徴とするディスクドライブ装置。
  13. 前記ディスクドライブ側の導電部と内部の電気回路との送受信は、各導電部に接続されている電気信号から光学信号への又は光学信号から電気信号への変換を行なう光学/電気変換手段により行なうことを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  14. 前記ディスクドライブ側の導電部と内部の電気回路との送受信は、各導電部に接続されている電波送信/受信手段により行なうことを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  15. 前記光学/電気変換手段又は前記の電波送信/受信手段は、離隔対向位置に設けられていることを特徴とする請求項13又は14に記載のディスクドライブ装置。
  16. 前記光学/電気変換手段又は前記電波送信/受信手段は、前記ディスクの回転軸の略中心位置に対向配設されていることを特徴とする請求項13又は14に記載のディスクドライブ装置。
  17. 前記一つの導電部は、離隔された複数個の導電部で形成されていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  18. 前記ディスクは、情報を記憶する情報記憶部と、前記電子回路の動作を規定するプログラムが記憶されているプログラム記憶部とを有することを特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  19. 前記ディスクは光ディスクであることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  20. 情報記憶領域が形成されている面と反対面に複数の電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、
    前記接触保持時に、前記反対面に形成されている前記複数の電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に前記複数の電子回路又は電子的機能部との信号送受信のための導電部が形成されていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  21. それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをディスクドライブ装置側の保持手段により接触保持し、
    前記接触保持時に、前記ディスクドライブ装置側の前記ディスクとの接触面に、前記ディスクの前記複数の導電部のそれぞれに対応して電気的に接触する複数の導電部を形成し、
    前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記複数の導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  22. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをディスクドライブ装置側の保持手段により接触保持し、前記接触保持時に、前記ディスクドライブ装置側の前記接触面に、前記ディスクの前記複数の導電部のそれぞれに対応して電気的に接触する複数の導電部を形成し、
    前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  23. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられているクランパによりクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  24. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ターンテーブル上に前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられ、クランパにより前記ディスクをクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間での信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  25. 所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部、及びこの電子回路又は電子的機能部に電気的に接続され、それぞれが電気的に分離された複数の導電部が形成されたディスクをターンテーブル上に載置し、前記ターンテーブル上に前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられ、前記ディスクの複数の導電部と対応する部位に複数の導電部が設けられているクランパにより前記ディスクをクランプして回転駆動させ、前記ディスクドライブ装置側と前記ディスクの前記導電部間のそれぞれを介して前記ディスクドライブ装置側と前記ディスク間で信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  26. ディスクドライブ側の保持手段により接触保持されるディスクに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記複数の電子回路又は複数の電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は複数の電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部が前記ディスクの前記保持手段の接触保持部位に形成され、
    前記ディスクドライブ側の保持手段には、前記ディスクの保持時に、前記ディスクの前記複数の導電部とそれぞれ電気的に接続される複数の導電部が設けられ、
    前記保持手段によりディスクが保持され、一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  27. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記ターンテーブルには前記クランプ時に前記ディスクの導電部と電気的に接続される複数の導電部が形成され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  28. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされ、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載され、前記クランパには前記クランプ時に、前記ディスクの複数の導電部と電気的に接続される複数の導電部が形成され、前記複数の電子回路又は電子的機能部に電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路又は電子的機能部の導電部が前記ディスクの前記クランプ部位に形成されたディスクが一体的に回転され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  29. 情報記憶領域が形成されている面と反対面に複数の電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、前記接触保持時に、前記反対面に形成されている前記複数の電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に前記複数の電子回路又は電子的機能部との信号送受信のための導電部が形成され、前記ディスク側と前記ディスクドライブ側の導電部間で信号の送受信を行なうことを特徴とするディスクドライブシステム。
  30. 前記ディスク及びディスクドライブ装置側に形成される導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離された状態で形成されていることを特徴とする請求項21乃至29のいずれかに記載のディスクドライブシステム。
  31. 前記円環状の導電部は、周方向の一部が不存在であることを特徴とする請求項30に記載のディスクドライブシステム。
  32. 前記ディスクに形成されている複数の導電部は、前記ディスクに搭載されている電子回路又は/及びバッテリに接続されていることを特徴とする請求項21乃至31のいずれかに記載のディスクドライブシステム。
  33. 前記ディスク回転の停止時に前記ディスクとディスクドライブ装置の導電部が接触保持されることを特徴とする請求項21乃至32のいずれかに記載のディスクドライブシステム。
  34. 前記ディスクに形成されている一つの導電部は、前記バッテリに接続されていることを特徴とする請求項32に記載のディスクドライブシステム。
  35. 前記ディスク及びディスクドライブ装置に形成する導電部のそれぞれは、対応する導電部間のみが接触するような寸法、形状に設定されていることを特徴とする請求項21乃至34のいずれかに記載のディスクドライブシステム。
  36. 前記ディスクの径方向に離隔形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の上部に絶縁配設されていることを特徴とする請求項30又は31に記載のディスクドライブシステム。
  37. 前記ディスクに形成されている径方向に形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の導電部一部径方向不存在部に配設されていることを特徴とする請求項30又は31に記載のディスクドライブシステム。
  38. 前記一つの導電部の電気的接続部の上部は絶縁膜で被覆されていることを特徴とする請求項36又は37に記載のディスクドライブシステム。
  39. 前記ディスクの導電部は、前記情報記憶領域面と反対面に形成されていることを特徴とする請求項21乃至38のいずれかに記載のディスクドライブシステム。
  40. 情報記憶領域が形成されている面と反対面に電子回路又は電子的機能部が搭載されているディスクを接触保持して回転させ、
    前記接触保持時に、前記反対面に形成されている電子回路又は電子的機能部に接続されている導電部に接触する部位に導電部が形成されていることを特徴とするディスクドライブシステム。
  41. 情報記憶領域を有するディスクドライブ側の保持手段により接触保持され、一体的に回転されるディスクであって、
    所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されるとともに、前記複数の電子回路にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部、又は前記複数の電子回路の複数の導電部が前記保持手段の接触保持部に形成されていることを特徴とするディスク。
  42. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
    前記クランプされる部位に、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成ることを特徴とするディスク。
  43. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
    前記ターンテーブルと接触する部位に、前記複数の電子回路にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成ることを特徴とするディスク。
  44. ディスクドライブ側のターンテーブル上に載置されクランパによりクランプされて一体的に回転されるとともに、所定の信号処理を実行する複数の電子回路又は何らかの電子的情報の生成、書き込み又は保存機能を有する複数の電子的機能部が搭載されたディスクであって、
    前記クランプされている部位及び前記ターンテーブルと接触する部位に、前記複数の電子回路又は電子的機能部にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が形成されて成ることを特徴とするディスク。
  45. 前記複数の導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離された状態で形成されていることを特徴とする請求項41乃至44のいずれかに記載のディスク。
  46. 前記複数の導電部は、略同心状且つ円環状に径方向に電気的に分離され、周方向の一部不存在部として形成されていることを特徴とする請求項41乃至44のいずれかに記載のディスク。
  47. 前記ディスクに形成されている複数の導電部の一つは、電子回路又はバッテリに接続されていることを特徴とする請求項41乃至456いずれかに記載のディスク。
  48. 前記ディスクに形成されている一つの導電部は、前記バッテリに接続されていることを特徴とする請求項47のいずれかに記載のディスク。
  49. 前記ディスクの径方向に離隔形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の上部に絶縁配設されていることを特徴とする請求項45又は46に記載のディスクドライブシステム。
  50. 前記ディスクに形成されている径方向に形成されている複数の導電部のうち、一つの導電部の電気的接続部は、他の導電部の導電部一部径方向不存在部に配設されていることを特徴とする請求項45又は46に記載のディスクドライブシステム。
  51. 前記一つの導電部の電気的接続部の上部は絶縁膜で被覆されていることを特徴とする請求項45又は46に記載のディスクドライブシステム。
  52. 前記接触保持部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されていることを特徴とする請求項41乃至51のいずれかに記載のディスク。
  53. 前記情報記憶領域部の内側領域で前記保持接触部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されていることを特徴とする請求項41乃至52のいずれかに記載のディスク。
  54. 前記情報記憶領域部の外側領域で前記情報記憶領域部以外の領域に前記電子回路又は電子的機能部が形成されていることを特徴とする請求項41乃至53のいずれかに記載のディスク。
  55. 前記ディスクは、前記電子回路又は電子的機能部の動作を規定するプログラムが記憶されているプログラム記憶部を有することを特徴とする請求項41乃至54のいずれかに記載のディスクドライブ装置。
  56. 前記導電部の表面は凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項41乃至55のいずれかに記載のディスク。
  57. 前記導電部は弾性材を含むことを特徴とする請求項41乃至56のいずれかに記載のディスク。
  58. 前記一つの導電部は離隔された複数個の導電部で形成されていることを特徴とする請求項41乃至57のいずれかに記載のディスク。
  59. 前記導電部は、前記情報記憶領域面と同一の面に形成されていることを特徴とする請求項41乃至58のいずれかに記載のディスク。
  60. 前記導電部は、前記情報記憶領域面と反対面に形成されていることを特徴とする請求項41乃至59のいずれかに記載のディスク。
  61. 前記導電部は、前記ディスク表面に薄膜形成されていることを特徴とする請求項41乃至60のいずれかに記載のディスク。
  62. 前記導電部は、透明材で形成されていることを特徴とする請求項41乃至61のいずれかに記載のディスク。
  63. 前記ディスクは光ディスクであることを特徴とする請求項41乃至62のいずれかに記載のディスク。
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