JP2006099665A - データ記憶装置及びそのシリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法 - Google Patents
データ記憶装置及びそのシリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】データ記憶装置の消費電力を低減する。
【解決手段】本形態のハード・ディスク・ドライブ(HDD)はシリアル・インターフェース部236を他の回路から選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させる。HDDは、ホスト51からコマンドを受信し、そのコマンド実行シーケンスにおいて、ホスト51との間のシリアル・データ通信によるデータ送受信がない少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。又、コマンド実行完了に応答して、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移させる。
【選択図】図3
【解決手段】本形態のハード・ディスク・ドライブ(HDD)はシリアル・インターフェース部236を他の回路から選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させる。HDDは、ホスト51からコマンドを受信し、そのコマンド実行シーケンスにおいて、ホスト51との間のシリアル・データ通信によるデータ送受信がない少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。又、コマンド実行完了に応答して、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移させる。
【選択図】図3
Description
本発明はシリアル・データ通信を行うデータ記憶装置における、シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モード制御に関する。
情報記録再生装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハード・ディスク・ドライブ(以下、HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のトラックを有しており、各トラックは複数のセクタに区分されている。各セクタにはセクタのアドレス情報と、ユーザ・データが記憶される。ヘッド素子部がセクタのアドレス情報に従って所望のセクタにアクセスすることによって、セクタへのデータ書き込みあるいはセクタからのデータ読み出しを行うことができる。データ読み出し処理において、ヘッド素子部が磁気ディスクから読み出した信号は、信号処理回路によって波形整形や復号処理などの所定の信号処理が施され、ホスト51に送信される。ホスト51からの転送データは、信号処理回路によって同様に所定処理された後に、磁気ディスクに書き込まれる。
ホストとHDDとの間のデータ伝送のためのインターフェースは、SCSIインターフェースやATAインターフェースなどのプロトコルが一般に使用されている。特に、ATAインターフェースは、インターフェース機能の向上と低コストの点から、多くのコンピュータにおいて利用され、また、光ディスク記憶装置などの他のタイプに記憶装置のインターフェースとしても広く利用されている。記憶媒体の記録密度の向上及びパフォーマンス向上への要求から、ATAインターフェースのデータ転送速度に対する要求は、益々厳しいものになっている。
このため、従来のパラレル伝送による伝送方式に代えて、シリアル転送によるATAインターフェースが提案されている。シリアルATA(SATA)の規格は、Serial ATA Working Groupによって策定が進められており、例えばSerial ATA Working Groupによる仕様文書(非特許文献1)に詳しく記載されている。
一方、HDDにおける消費電力を低減するため、様々なパワー・マネージメントの手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。典型的には、HDDは複数のパワー・セーブ・モードを備え、一定時間内におけるホストからのコマンド数に応じて、所定のパワー・セーブ・モードに遷移する。又、SATAにおいては、シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードが提案されている。パワー・セーブ・モードとして、復帰に必要とされる時間によって2つのモードが提案されており、復帰時間の短いPartialと、復帰時間の長いSlumberが提案されている。
"Serial ATA: High Speed Serialized ATA Attachment Revision 1.0a" [平成16年9月23日検索] インターネット<URL: http://www.sata-io.org/specifications.asp>
特開2000−173152号公報
SATAにおいては、上記のように、シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードが規定されているが、その規定内容はパワー・セーブ・モードからの復帰時間を指定するもので、具体的な停止回路あるいはパワー・セーブ・モードへの遷移タイミングなどについては規定していない。このため、シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードを効果的に制御し、より効率的に消費電力を低減することが必要とされる。
本発明は上記のような事情を背景としてなされたものであって、本発明の目的は、HDDや光ディスク・プレーヤなどのデータ記憶装置のシリアル・インターフェース部のパワー・マネージメントを改善することである。
本発明の第1の態様は、シリアル・インターフェース部を選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させるデータ記憶装置における、前記シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法であって、ホストからコマンドを受信し、前記受信したコマンドを実行し、前記コマンドの実行完了に応答して、シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させる。コマンドの実行完了に応答してシリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させることで、スループットへの影響を抑制しつつ、より大きな消費電力を低減することができる。
前記パワー・セーブ・モードへの遷移から次のコマンドを受信することなく基準時間経過した場合、前記パワー・セーブ・モードよりも復帰に時間がかかる第2のパワー・セーブ・モードに前記シリアル・インターフェース部を遷移させることが好ましい。これによって、さらに消費電力を低減することができる。ここで、前記基準時間は予め登録された一定時間であることができる
本発明の第2の態様は、シリアル・インターフェース部を選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させるデータ記憶装置における、前記シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法であって、ホストからコマンドを受信し、前記コマンドの内容を特定し、前記コマンドの内容に従った実行シーケンスにおいてシリアル・データ通信による前記ホストとの間のデータ送受信がない少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておく。コマンド実行シーケンスにおいてシリアル・データ通信がない期間にシリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておくことで、スループットへの影響を抑制しつつ効果的に消費電力を低減することができる。
前記コマンドは、前記ホストとの間においてユーザ・データの送受信が伴わないコマンドであり、前記コマンドの受信に応答して、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させることは、好ましい例の一つである。
前記コマンドは、リード・データを前記データ記憶装置から読み出すリード・コマンドであり、前記リード・コマンドを受信してから前記リード・データを記録する記録媒体のターゲット・アドレスにヘッドを移動するまでの間の少なくとも一部の期間、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておくことは、好ましい例の一つである。さらに、前記リード・コマンドを受信した後に前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させ、前記ヘッドが前記ターゲット・アドレスのトラックに到達した後に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードに遷移させることは、消費電力低減の点から好ましい。
前記コマンドは、ライト・データを前記データ記憶装置の記録媒体に書き込むライト・コマンドであり、前記受信したライト・コマンドに従って、前記ホストからライト・データを受信し、前記ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておくことは、好ましい例の一つである。さらに、前記ライト・データの受信完了後に前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させ、前記記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了後に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードに遷移させることが、消費電力低減の点から好ましい。
前記ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオフである場合に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させる。あるいは、前記ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオンであり、前記ライト・データを一時的に記憶するバッファ、もしくはライト・キャッシュに割り当てたキューの少なくともいずれか一方に空きがない状態である場合に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させる。
本発明の第3の態様は、ホストとの間においてシリアル・データ通信によってデータの送受信を行うデータ記憶装置であって、ホストとの間におけるシリアル・データ通信をインターフェースし、選択的にパワー・セーブ・モードに遷移するシリアル・インターフェース部と、前記ホストから受信したコマンドの内容を特定し、コマンド実行シーケンスを制御する制御部と、を備え、前記シリアル・インターフェース部は、前記コマンドの内容に従った実行シーケンスにおいて、シリアル・データ通信による前記ホストとの間のデータ送受信がない少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされている。コマンドの実行完了に応答してシリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させることで、スループットへの影響を抑制しつつ、より大きな消費電力を低減することができる。
前記シリアル・インターフェース部は、ホストとの間においてユーザ・データの送受信が伴わないコマンドの受信に応答して、前記パワー・セーブ・モードに遷移することは、好ましい一例である。
前記シリアル・インターフェース部は、リード・データを前記データ記憶装置から読み出すリード・コマンドを受信してから、前記リード・データを記録する記録媒体のターゲット・アドレスにヘッドを移動するまでの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされていることは、好ましい一例である。さらに、受信したリード・コマンドに対応するリード・データがキャッシュに記憶されている場合、前記シリアル・インターフェース部はアクティブ・モードに維持され、前記キャッシュから転送されたデータを前記ホストに送信することが好ましい。これによって、スループットの低下を抑えることができる。
データを書き込むライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、前記シリアル・インターフェース部は、ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされていることは好ましい一例である。
ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオフである場合、前記シリアル・インターフェース部は、ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされライト・キャッシュがオンであって、書き込みデータを一時的に記憶するバッファに空きがあり、さらにライト・キャッシュのキューに空きがある場合、前記シリアル・インターフェース部はライト・コマンド実行シーケンスにおいてアクティブ・モードに維持されることが好ましい。これによって、スループットと消費電力低減のバランスを図ることができる。
本発明の第4の態様は、ホストとの間においてシリアル・データ通信によってデータの送受信を行うデータ記憶装置であって、ホストとの間におけるシリアル・データ通信をインターフェースし、他の回路から独立してパワー・セーブ・モードに遷移するシリアル・インターフェース部と、前記ホストから受信したコマンドの内容を特定し、コマンド実行シーケンスを制御する制御部と、を備え、前記シリアル・インターフェース部は、前記コマンドの実行完了に応答して、パワー・セーブ・モードに遷移する。コマンドの実行完了に応答してシリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させることで、スループットへの影響を抑制しつつ、より大きな消費電力を低減することができる。
前記シリアル・インターフェース部は、前記パワー・セーブ・モードへの遷移から次のコマンドを受信することなく基準時間経過した場合、前記パワー・セーブ・モードよりも復帰に時間がかかる第2のパワー・セーブ・モードに遷移することが好ましい。これにより、さらに消費電力を低減することができる。
本発明によれば、データ記憶装置のシリアル・インターフェース部のパワー・マネージメントを改善することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の理解の容易のため、最初に、データ記憶装置の一例であるハード・ディスク・ドライブ(HDD)の全体構成の概略を説明する。図1は、本実施の形態にかかるHDD1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、HDD1は、密閉されたエンクロージャ10内に、記録メディアの一例である磁気ディスク11、ヘッドの一例であるヘッド素子部12、アーム電子回路(アームエレクトロニクス:AE)13、スピンドル・モータ(SPM)14、ボイス・コイル・モータ(VCM)15を備えている。
又、HDD100は、エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20を備えている。回路基板20上には、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)21、モータ・ドライバ・ユニット22、ハードディスク・コントローラ(HDC)/MPU集積回路(以下HDC/MPU)23、及びメモリの一例としてのRAM24などの各ICを備えている。尚、各回路構成は一つのICに集積すること、あるいは、複数のICに分けて実装することができる。
外部ホスト51からの書き込みデータは、HDC/MPU23によって受信され、R/Wチャネル21、AE13を介して、ヘッド素子部12によって磁気ディスク11に書き込まれる。また、磁気ディスク11に記憶されているデータは、ヘッド素子部12によって読み出され、読み出しデータは、AE13、R/Wチャネル21を介して、HDC/MPU23から外部ホスト51に出力される。
次に、HDD100の各構成要素について説明する。まず、図2を参照して、磁気ディスク11及びヘッド素子部12の駆動機構の概略を説明する。磁気ディスク11は、SPM14のハブに固定されている。SPM14は所定の速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータ・ドライバ・ユニット22がSPM14を駆動する。本例の磁気ディスク11は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド素子部12(図2において不図示)が設けられている。
各ヘッド素子部12はスライダ16に固定されている。また、スライダ16は、キャリッジ17に固定されている。キャリッジ17はVCM115に固定され、VCM115が揺動することによって、スライダ16及びヘッド素子部12を移動する。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データに従って、VCM15を駆動する。
磁気ディスク11からのデータの読み取り/書き込みのため、キャリッジ17は回転している磁気ディスク11表面のデータ領域上にスライダ16及ヘッド素子部12を移動する。キャリッジ17が揺動することによって、スライダ16及ヘッド素子部12が磁気ディスク11の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド素子部12が所望の領域にアクセスすることができる。
磁気ディスク11に対向するスライダ16のABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク11との間の空気の粘性による圧力が、キャリッジ17によって磁気ディスク11方向に加えられる力とバランスすることによって、スライダ16及びそれに固定されたヘッド素子部12は、磁気ディスク11上を一定のギャップを置いて浮上する。ヘッド素子部12には、典型的には、磁気ディスク11への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録ヘッド、及び磁気ディスク11からの磁界を電気信号に変換する再生ヘッドが一体的に形成されている。なお、磁気ディスク11は、1枚以上あればよく、記録面は、磁気ディスク11の片面あるいは両面に形成することができる。
続いて、図1に戻って、各回路部の説明を行う。AE13は、複数のヘッド素子部12の中からデータ・アクセスが行われる1つのヘッド素子部12を選択し、選択されたヘッド素子部12により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル21に送る。また、R/Wチャネル21からの記録信号を選択されたヘッド素子部12に送る。
R/Wチャネル21は、ホスト51から転送されたデータについて、ライト処理を実行する。ライト処理において、R/Wチャネル21はHDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号(電流)に変換してAE13に供給する。また、ホスト51にデータを供給する際にはリード処理を行う。リード処理において、R/Wチャネル21はAE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・データは、HDC/MPU23に供給される。
HDC/MPU23は、MPU230とHDCが一つのチップに集積された回路である。MPU230は、RAM24にロードされたマイクロ・コードに従って動作する。HDD1の起動に伴い、RAM24には、MPU230上で動作するマイクロ・コードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク11あるいはROM(不図示)からロードされる。HDC/MPU23は、ヘッド素子部12のポジショニング制御、インターフェース制御、ディフェクト管理などのデータ処理に関する必要な処理の他、HDD1の全体制御を実行する。特に、本形態において、HDC/MPU23は所定のシーケンスに従って、消費電力を低減するパワー・セーブ・モード及び、パワー・セーブ・モードと通常モードとの間の遷移を制御する。この点については後に詳述する。
HDC/MPU23は、ホスト51との間のインターフェース機能を備えており。ホスト51から伝送されたユーザ・データ及びリード・コマンドやライト・コマンドといったコマンドなどを受信する。受信したユーザ・データは、R/Wチャネル21に転送される。また、R/Wチャネル21から取得した磁気ディスクからの読み出しデータを、ホスト51に伝送する。更に、HDC/MPU230123は、ホスト51から取得した、あるいは、磁気ディスク11から読み出したユーザ・データについて、誤り訂正(ECC)のための処理を実行する。本形態のHDD1は、ホスト51との間において、シリアル通信によってデータ(コマンド、ユーザ・データ及び制御データを含む)の送受信を行う。このため、パワー・セーブ・モードの制御において特徴的なシーケンスが実行される。この点については後に詳述する。
R/Wチャネル21によって読み出されるデータは、ユーザ・データの他に、サーボ・データを含んでいる。HDC/MPU23は、サーボ・データを使用したヘッド素子部12の位置決め制御を行う。HDC/MPU23からの制御データはモータ・ドライバ・ユニット22に出力される。モータ・ドライバ・ユニット22は制御信号に応じて駆動電流をVCM15に供給する。また、HDC/MPU23は、サーボ・データを使用して、データのリード/ライト処理の制御を行う。
次に、本形態のHDD1におけるパワー・セーブ・モード制御及びそれに伴うホスト51との間のデータ通信について説明する。本形態のHDD1は、ホスト51との間において、シリアル・データ通信によって、コマンド、ユーザ・データあるいは通信プロトコルにおける制御データなどのデータ送受信を行う。又、本形態のHDD1は、シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードを他の回路から独立的に制御することができ、シリアル・インターフェース部を選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させることができる。
本形態のHDD1は、さらに、シリアル・インターフェース部の回路を停止する異なる2つのパワー・セーブ・モードを備える。シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードは、一部の回路を停止する一部停止モードと、一部停止モードにおいて停止された回路に加えて他の回路が停止する休止モードを含む。本形態の休止モードにおいては、シリアル・インターフェース部の一部の回路はアクティブ状態にある。休止モードは、停止モードよりも多くの消費電力低減が可能であり、又、復帰までにより長い時間が必要とされる。尚、休止モードにおいて、一部停止モードで停止していた回路が停止状態からアクティブ状態に復帰し、他の回路が停止状態に遷移することができる。
本形態のシリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モード制御は、特に、データ記憶装置とホストとの間のデータ転送方法を規定するSerial ATA(SATA)仕様に好適である。SATAを例として説明すれば、Partialはシリアル・インターフェースの一部停止モードの一例であり、Slumberは休止モードの一例である。尚、SATAにおいては、これらのパワー・サーブ・モードについて復帰までの時間を規定し、その停止される回路構成については規定してない。尚、以下においては、必要に応じてSATAに言及して本実施形態が説明されるが、本発明の適用範囲がSATAに限定されるものではない。
図3は、本形態のHDC/MPU23内部の一部回路構成の概略を模式的に示すブロック図である。HDC/MPU23は、MPU230、メモリ(RAM24)との間のデータ転送を制御するメモリ・コントローラ231、オシレータ232、オシレータの信号からシステム・クロックを生成するシステム・クロック・ジェネレータ233、ホスト51との間の通信の制御を行うI/Oコントローラ234、ホスト51からのクロックに拠らない制御信号(本明細書では帯域外制御信号と呼ぶ)を検出する制御信号検出部235、ホスト51との間のシリアル・データ通信をインターフェースするシリアル・インターフェース部236、を備えている。
シリアル・インターフェース部236は、アナログ・フロント・エンド361、シリアライザ/ディシリアライザ362、PLL363を備えている。アナログ・フロント・エンド361は、トランスミッタ364とレシーバ365を含んでいる。シリアライザ/ディシリアライザ362は、パラレル・データをシリアル・データに変換してアナログ・フロント・エンド361に出力するシリアライザ366、アナログ・フロント・エンド361からのシリアル・データをパラレル・データに変換するディシリアライザ367を備えている。
PLL363は、オシレータ232からの信号からシリアル・データ通信のためのクロック信号を生成し、シリアライザ366とディシリアライザ367にそれぞれ供給する。ディシリアライザ367は、受信したシリアル・データに埋め込まれているクロック信号に同期した内部クロック信号に従って、シリアル−パラレル変換を実行する。
シリアル・インターフェース部236の一部停止モードにおいて、シリアライザ/ディシリアライザ362が停止し、PLL363、アナログ・フロント・エンド361は動作状態にある。休止モードにおいては、シリアライザ/ディシリアライザ362に加えてPLL363が停止する。アナログ・フロント・エンド361は動作状態にある。一部停止モードに比較して、休止モードはより消費電力が少ない一方、アクティブ・モードへの復帰により多くの時間が必要とされる。
このように、シリアル・インターフェース部236は2つのパワー・セーブ・モードを備えているが、シリアル・インターフェース部236がパワー・セーブ・モードに遷移すると、クロックに従ったシリアル・データ通信によって、データを送受信することができない。このため、シリアル・インターフェース部236がパワー・セーブ・モードにある場合、ホスト51は、クロックによらない帯域外制御信号を送信することによって、HDD1にパワー・セーブ・モードからの復帰を要求する。帯域外制御信号は、例えば、所定インターバルを備える複数のバースト信号で構成することができる。
制御信号検出部235は、ホスト51からの帯域外制御信号を検出し、それに応答して内部回路を復帰させる処理を行う。本形態においては、HDD1のシリアル・インターフェース部236がパワー・セーブ・モードにある場合、ホスト51のシリアル・インターフェース部もパワー・セーブ・モードに遷移している。このため、HDD1からホスト51に要求を行う場合も、帯域外制御信号を利用する。SATAを例として説明すれば、COMWAKEはパワー・セーブ・モードからの復帰を要求する帯域外制御信号の一例である。
以下に本形態のHDD1における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメントについて説明する。上記のように、HDD1はシリアル・インターフェース部236を他の回路から選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させることができる。本形態のHDD1は、ホスト51からコマンドを受信し、そのコマンド実行シーケンスにおいて、ホスト51との間のシリアル・データ通信によるデータ送受信がない少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モード、好ましくは、一部停止モードにセットしておく。
シリアル・インターフェース部236のパワー・セーブ・モードは、復帰までに多くの時間を要しないため、コマンド実行シーケンス中においてパワー・セーブ・モードに遷移させることが可能であり、これにより、HDD1の消費電力の低減を図ることができる。パワー・セーブ・モードへの遷移タイミング及びパワー・セーブ・モードからアクティブ・モードへの遷移(復帰)のタイミングは、受信したコマンドの内容によって変化させる。
例えば、コマンドの内容(種類)とコマンド実行シーケンスにおけるパワー・セーブ・モードへの遷移タイミング及びアクティブ・モードへの復帰タイミングを、予め、ROMや磁気ディスク11に記憶しておく。MPU230は、この予め登録されたデータに従って、受信したコマンドを特定し、コマンド毎にシリアル・インターフェース部236のパワー・セーブ・モードへの遷移を制御する。
以下においては、ユーザ・データの送受信を伴わないNon-data command、HDD1からデータを読み出すData-in command(リード・コマンド)及びHDD1にデータを書き込むData-out command(ライト・コマンド)のそれぞれについて、具体的に説明を行う。尚、以下において詳細な説明は行わないが、スリープ・モードへの遷移コマンドなど、復帰に相応の時間を必要とするもの、具体的には、休止モードからの復帰以上に時間を必要とするコマンドについては、シリアル・インターフェース部236は、一部停止モードではなく、休止モードに遷移する。
さらに、本形態のHDD1は、コマンド実行完了に応答してシリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移させる。コマンド実行完了後すぐには、基本的にシリアル・データの送受信がないため、このタイミングでシリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移させ、消費電力の低減を図る。
又、最初にシリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移させ、次のコマンドを受信することなく基準時間が経過した場合、シリアル・インターフェース部236を休止モードに遷移させる。これによって、より効果的な消費電力の低減を図ると共に、コマンド実行開始の遅れ(スループットへの影響)を抑制することができる。基準時間は、予め登録された一定時間であること、あるいは、コマンドの内容(種類)、あるいはこれまでの受信コマンド履歴に応じて変化させることができる。
まず、図4のフローチャートを参照して、コマンド実行完了後におけるシリアル・インターフェース部のパワー・マネージメントの基本シーケンスを説明する。尚、このシーケンスにおける詳細工程については、後に説明される。説明の明確化のため、フローチャートに従って各工程が順次実行さるように説明するが、各工程は、必要に応じて、その実行順序が前後すること、あるいは、複数の工程が並行して実行されることが可能である。この点は、他のパワー・マネージメント・シーケンスにおいても同様である。
図4を参照して、コマンド実行が完了すると、HDD1は、ホスト511に、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移することの承認を要求する(S110)。ホスト51から、要求に対する承認を受信すると(S111)、HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移する(S112)。HDD1は、予め定められた一定時間の次のコマンド受信を監視し(S113)、一定時間内に次のコマンドを受信したかを判定する(S114)。次のコマンドを受信した場合、そのコマンド実行を行う(S115)。
次のコマンドを受信しなかった場合、HDD1はシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させ、ホスト51との間のシリアル・データ通信リンクを確立する(S116)。HDD1は、ホスト51に対して、シリアル・インターフェース部236を休止モードに遷移することの承認を要求する(S117)。ホスト51から、要求に対する承認を受信すると(S118)、HDD1は、シリアル・インターフェース部236を休止モードに遷移する(S119)。尚、本例においては予め登録されている一定時間を基準時間として、次のコマンド受信を監視するが、上記のように、コマンド受信履歴などによって変化する基準時間を使用することも可能である。
Non-data command
図5を参照して、Seek、Recal、Verifyなど、ホスト51・HDD1間においてユーザ・データの送受信が行われないNon-data commandが、ホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメント・シーケンスの概略を説明する。詳細については、この概略説明の後に説明する。ここで、Seekは、ヘッド素子部12をコマンドで指定されたLBAセクタが存在するトラックに移動させるコマンド、Recalはヘッド素子部をトラック0へ移動させるコマンド。Verifはヘッド素子部12をコマンドで指定されたLBAセクタへ移動させ、指定されたブロック数をメディアから読み込み、エラーが無いかチェックする(データ転送は伴わない)コマンドである。
図5を参照して、Seek、Recal、Verifyなど、ホスト51・HDD1間においてユーザ・データの送受信が行われないNon-data commandが、ホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメント・シーケンスの概略を説明する。詳細については、この概略説明の後に説明する。ここで、Seekは、ヘッド素子部12をコマンドで指定されたLBAセクタが存在するトラックに移動させるコマンド、Recalはヘッド素子部をトラック0へ移動させるコマンド。Verifはヘッド素子部12をコマンドで指定されたLBAセクタへ移動させ、指定されたブロック数をメディアから読み込み、エラーが無いかチェックする(データ転送は伴わない)コマンドである。
まず、HDD1は、ホスト51からNon-data commandを受信する(S120)。HDD1は受信したコマンドを解釈しNon-data commandであると判断すると(S121)、Non-data commandの実行を開始する(S122)。HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移することの承認をホスト51に要求し、その承認をホスト51から取得する(S123)。承認を取得したことに応答して、HDD1はシリアル・インターフェース部236を一部停止モードにセットする(S124)。又、ホスト51においても、シリアル・インターフェース部がパワー・セーブ・モードに遷移する。
Non-data commandの実行が完了(S125)すると、HDD1は、パワー・セーブ・モードにセットされているシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させる(S126)。さらに、ホスト51に、帯域外制御信号を送信してアクティブ・モードに遷移することを要求し、ホスト51との間においてシリアル・データ通信リンクを確立する(S127)。HDD1はNon-data commandの実行終了をホスト51へ通知し、コマンド実行が完了する(S128)。コマンド実行完了後には、HDD1は、上記のコマンド完了後のパワー・マネージメント・シーケンスを実行する(S129)。
続いてHDD1がNon-data commandを受信した場合における、パワー・マネージメント・シーケンスをより詳細、具体的に説明する。適宜、図5のフローチャートを参照する。ホスト51からNon-data commandをアナログ・フロント・エンド361が受信すると(S120)、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後に、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234が、MPU230にコマンド受信を通知すると、MPU230がコマンド受信通知に応答して、コマンドを解釈しNon-data commandであることを判定する(S121)。
Non-data commandあると判定したMPU230は、一部停止モードへ遷移することの承認要求を生成し、I/Oコントローラ234に出力する。I/Oコントローラ234から転送された要求は、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換された後、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に転送される(S123)。
遷移承認要求生成後、MPU230はNon-data commandの実行を開始する(S124)。ホスト51から要求への承認を受信すると(S123)、I/Oコントローラ234はシリアル・インターフェース部を一部停止モードに遷移させる(S125)。I/Oコントローラ234は、一部停止モードへの遷移が完了すると、MPU230へ遷移完了通知を行う。
MPU230がNon-data commandの実行を完了すると(S125)、MPU230はシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに遷移することの要求を生成し、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移(復帰)させる(S126)。
I/Oコントローラ234は、アナログ・フロント・エンド361を介して、帯域外制御信号をホスト51に出力して、遷移要求を行う。ホスト51のシリアル・インターフェース部がアクティブ・モードに遷移すると、I/Oコントローラ234がホスト5151とのシリアル・データ通信リンクを確立し(S127)、MPU230にアクティブ・モードへの遷移の完了を通知する。この通知に応答して、MPU230はNon-data commandの実行終了通知を生成し、I/Oコントローラ234、シリアライザ366、アナログ・フロント・エンド361を介して、ホスト51へ通知する(S128)。
続いて、Non-data commandコマンド実行完了後におけるパワー・マネージメントのシーケンスを詳細に説明する。適宜、図4のフローチャートを参照する。上記のように、Non-data commandの実行が完了すると、シリアル・インターフェース部の一部停止モードへ遷移することの承認要求を生成する。遷移承認要求はI/Oコントローラ234に転送され、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換された後に、フロントエンドを介してホスト51に送信される(S110)。ホスト51がHDD1に要求への承認応答を行うと(S111)、I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部を一部停止モードに遷移させる(S112)。遷移が完了すると、I/Oコントローラ234からMPU230へ、一部停止モード遷移完了通知が送られる。
MPU230は、次のコマンド受信を監視し(S113)、予め定められた一定時間内に次のコマンドを受信したかを判定する(S114)。受信した場合は、HDD1は、そのコマンドを実行する(S115)。MPU230が、一定時間内に次のコマンドを受信しなかったと判定した場合、MPU230は、シリアル・インターフェース部のアクティブ・モード遷移要求を生成する。アクティブ・モード遷移要求を転送れたI/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部をアクティブ・モードにセットする(S116)。I/Oコントローラ234は、アナログ・フロント・エンド361を介して、ホスト51に帯域外制御信号によってアクティブ・モードへの遷移を要求する。
ホスト51からアクティブ・モードへの遷移承認(あるいは、アクティブ・モードに遷移したことの通知)を受信すると、I/Oコントローラ234はホスト51とシリアル・データ通信リンクを確立し(S116)、MPU230にアクティブ・モード遷移完了通知を行う。
アクティブ・モード遷移完了通知を取得したMPU230は、停止モードへ遷移することの承認を求める要求を生成する。要求はI/Oコントローラ234に転送され、シリアライザ366、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に送信される(S117)。ホスト51が停止モードへの遷移を承認する応答を行うと(S118)、I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部を停止モードに遷移させる(S119)。遷移完了に伴い、I/Oコントローラ234はMPU230へ停止モード遷移完了通知を行う。
Data-in command
図6のフローチャートを使用して、Read、Read multiple、Read DMAなど、HDD1からのデータの読み出しコマンド(リード・コマンド)であるData-in commandがホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメントのシーケンスの概略を説明する。リード・コマンドの実行シーケンスにおいては、リード・コマンドを受信した後、ヘッド素子部12がターゲット・アドレスに到着するまでの間の少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。この間にはホスト51との間のシリアル・データ通信におけるデータ送受信がないため、効果的に消費電力を低減することができる。
図6のフローチャートを使用して、Read、Read multiple、Read DMAなど、HDD1からのデータの読み出しコマンド(リード・コマンド)であるData-in commandがホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメントのシーケンスの概略を説明する。リード・コマンドの実行シーケンスにおいては、リード・コマンドを受信した後、ヘッド素子部12がターゲット・アドレスに到着するまでの間の少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。この間にはホスト51との間のシリアル・データ通信におけるデータ送受信がないため、効果的に消費電力を低減することができる。
消費電力低減のため、好ましくは、ヘッド素子部12がターゲット・アドレスのトラックに到着した後(到着タイミングよりも後のタイミング)に、シリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させる。あるいは、磁気ディスク11から読み出したデータを、ホストに送信する直前のタイミングで、シリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させることで、さらに消費電力を低減することができる。尚、キャッシュ・ヒットの場合は、すぐにリード・データをホスト51に送信することができるため、シリアル・インターフェース部236がパワー・セーブ・モードに遷移することなく、アクティブ・モードに維持される。
図6を参照して、まず、ホスト51からData-in commandを受信すると(S130)、HDD1はコマンドを解釈しData-in commandであること判定する(S131)。HDD1はキャシュ・サーチを実行し、転送するデータがキャッシュ上に存在するか否かを判定する(S132)。転送するデータがキャッシュ上に存在しない場合、Data-in commandの実行を開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S133)。
HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移することの承認をホスト51に要求し、その承認をホスト51から取得(S134)する。その後、HDD1はシリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移させる(S135)。本例においては、シーク動作が完了(ここでのシーク完了とは、ターゲット・トラックへの到着を意味)すると(S136)、HDD1は一部停止モードにセットされていたシリアル・インターフェース部236を、アクティブ・モードに復帰させる(S137)。HDD1は、ホスト51に帯域外制御信号を送信してアクティブ・モードに遷移することを要求し、ホスト51との間においてシリアル・データ通信リンクを確立する(S138)。
ヘッド素子部12が磁気ディスク11のターゲット・セクタに到達すると、HDD1は磁気ディスク11からのデータ読み取り開始するとともに、読み取ったデータをホスト51に送信し、コマンド実行が完了する(S139)。尚、この例では、シーク完了後にシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに遷移させているが、上記のようにデータをホスト51に送信する直前に遷移させてもよい。
S132において、転送するデータがキャッシュ上に存在する場合、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移させずにアクティブ・モードに維持し(S140)、ヒット・データをキャシュからホスト51に転送し、コマンド実行が完了する(S141)。コマンド実行完了後には、HDD1は、データがキャッシュ上に存在する及び存在しない両方の場合において、上記のコマンド完了後のパワー・マネージメント・シーケンスを実行する(S142)。
続いてHDD1がData-in commandを受信した場合における、パワー・マネージメント・シーケンスをより詳細、具体的に説明する。適宜、図6のフローチャートを参照する。ここでは、転送するリード・データがキャッシュ上に存在しなかった場合(Cache No Hit)の場合と、存在した場合(Cache Hit)に分けて説明する。まず、転送するリード・データがキャッシュ上に存在しなかった場合におけるシーケンスの各工程を説明する。
ホスト51からData-in commandをアナログ・フロント・エンド361が受信すると(S130)、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後に、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234が、MPU230にコマンド受信を通知すると、MPU230がコマンド受信通知に応答して、コマンドを解釈しData-in commandであることを判定する(S131)。
MPU230はキャシュ・サーチを実行する。リード・データがキャッシュ上に存在せず、MPU230はCache No Hitと判定する(S132)。MPU230は、一部停止モードへの遷移承認要求を生成し、I/Oコントローラ234に出力する。I/Oコントローラ234から転送された遷移承認要求は、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換された後、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に転送される(S134)。さらに、MPU230は、Data-in commandを実行開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S133)。
ホスト51が一部停止モードへの遷移要求に対して承認の応答を行うと(S134)、I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部を一部停止モードに遷移させる(S135)。遷移が完了すると、I/Oコントローラ234からMPU230へ、一部停止モード遷移完了通知が送られる。
その後、シーク動作が完了すると(S136)、MPU230はシリアル・インターフェース部をアクティブ・モードへの遷移を承認することの要求を生成し、要求はI/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移させる(S137)。I/Oコントローラ234は、アナログ・フロント・エンド361を介して、帯域外制御信号をホスト51に出力して、遷移要求を行う(S138)。ホスト51のシリアル・インターフェース部がアクティブ・モードに遷移すると、I/Oコントローラ234がホスト51とのシリアル・データ通信リンクを確立し(S138)、MPU230にアクティブ・モードへの遷移の完了を通知する。
ヘッド素子部12がターゲット・セクタに到達すると、MPU230がR/Wチャネル21を介して磁気ディスク11からのリード・データ読み取りを開始するとともに、リード・データはI/Oコントローラ234を介して、シリアライザ366に転送され、シリアル・データに変換された後、アナログ・フロント・エンド361によってホスト51に送出される(S139)。ホスト51へのデータ転送が終了すると、MPU230はステータスをホスト51に送出し、Data-in commandの実行が完了する。Data-in command実行完了後のパワー・マネージメント・シーケンスは上記に説明した通りである。
続いて、転送するデータがキャッシュ上に存在する(CACHE HIT)場合について説明する。尚、本例においてはALL HITの場合をCACHE HITとし、HALF HITはCACHE NO HITとして扱う。ホスト51からData-in commandをアナログ・フロント・エンド361が受信すると(S130)、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後に、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234が、MPU230にコマンド受信を通知すると、MPU230がコマンド受信通知に応答して、コマンドを解釈しData-in commandであることを判定する(S131)。
MPU230はキャシュ・サーチを実行し、結果がALL HITである。シリアル・インターフェース部236は、アクティブ・モードに維持される(S140)。I/Oコントローラ234は、キャッシュに記憶されているデータをシリアライザ366に転送する。データは、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換され、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に転送される(S141)。MPU230はステータスをホスト51に送出し、Data-in commandの実行が完了する(S141)。Data-in command実行完了後のパワー・マネージメント・シーケンスは上記に説明した通りである。
Data-out command
図7、8及び9のフローチャートを参照して、Write、Write multiple、Write DMAなど、HDD1へのデータの書き込みコマンド(ライト・コマンド)であるData-out commandがホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメントのシーケンスの概略を説明する。ライト・コマンド(Data-out command)の実行シーケンスにおいては、ライト・データの転送完了後から磁気ディスク11へのライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。これによって、消費電力を低減することができる。
図7、8及び9のフローチャートを参照して、Write、Write multiple、Write DMAなど、HDD1へのデータの書き込みコマンド(ライト・コマンド)であるData-out commandがホスト51からHDD1に送信された場合における、シリアル・インターフェース部236のパワー・マネージメントのシーケンスの概略を説明する。ライト・コマンド(Data-out command)の実行シーケンスにおいては、ライト・データの転送完了後から磁気ディスク11へのライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードにセットしておく。これによって、消費電力を低減することができる。
例えば、シーク動作が完了し、ヘッド素子部12がターゲット・セクタのあるトラックに到着した後のタイミングに、パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードにシリアル・インターフェース部236を復帰させることができる。シーク完了後のタイミングとして、消費電力低減のため、好ましくは、磁気ディスク11へのライト・データの書き込み完了後に、パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードにシリアル・インターフェース部236を復帰させる。この他、シーク完了後、磁気ディスク11へのデータ書き込み前もしくは書き込み中に復帰させることがきる。尚、パワー・セーブ・モードへの遷移は、ライト・キャッシュがオンであって、バッファに次のデータを転送開始するだけの空きがある場合、もしくは、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きがある場合は、スループットへの影響を避けるため、実行されない。尚、バッファ及びキューは、例えば、RAM24に確保することができる。
図7を参照して、まず。ホスト51からData-out commandを受信すると(S150)、HDD1はコマンドを解釈しData-out commandであること判定する(S151)。ここで、Write cache offの場合(S152)におけるシーケンスを図8のフローチャートを参照して説明する。ホスト51からHDD1にライト・データが転送される(S153)。HDD1は、Data-out commandの実行を開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S154)。ホスト51からのデータ転送が終了すると(S155)、HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移することの承認を求める要求をホスト51に行い、その承認を取得する(S156)。その後、HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移させる(S157)。
シーク動作が完了すると、HDD1は転送されてデータを磁気ディスク11に書き込む(S158)。書き込みが完了すると(S159)、HDD1はシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させる(S160)。HDD1は、ホスト51に帯域外制御信号を送信してアクティブ・モードに遷移することを要求し、ホスト51との間においてシリアル・データ通信リンクを確立する(S161)。
HDD1はステータスをホスト51へ通知して、Data-out commandの実行を完了する(S162)。コマンド完了後には、HDD1は、上記のコマンド完了後のパワー・マネージメント・シーケンスを実行する(S163)。尚、シリアル・インターフェース部236のアクティブ・モードへの復帰は、磁気ディスク11への書き込みが完了前に行うこともできる。
続いて、Write cache onの場合(S152)について、図7のフローチャートに戻って説明する。ホスト51から51からHDD1にデータが転送される(S164)。HDD1は、Data-out commandの実行を開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S165)。データ転送が終了すると(S166)、バッファに次のライト・データ転送を開始するだけの空き、または、ライト・キャッシュに割り当てたキューの空きの有無を判定する(S167)。
バッファに次のデータ転送を開始するだけの空きがあった場合、かつ、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きがあった場合は、コマンド実行中にシリアル・インターフェース部236をパワー・セーブ・モードに遷移せずにアクティブ・モードに維持して(S168)、Data-out commandを続行、完了する(S169)。コマンド完了後には、HDD1は、上記のコマンド完了後のパワー・マネージメント・シーケンスを実行する(S170)。
一方、データ転送終了時点で、バッファに次のライト・データ転送を開始するだけの空きが無い場合、または、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きが無い場合(S167)について、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、HDD1は、シリアル・インターフェース部236を一部停止モードに遷移することの承認をホスト51に要求し、その承認をホスト51から取得する(S171)。承認を取得したことに応答して、HDD1はシリアル・インターフェース部236を一部停止モードにセットする(S172)。シーク動作が完了すると、HDD1は磁気ディスク11へのデータ書き込みを開始する(S173)。
磁気ディスク11への書き込みが完了すると(S174)、HDD1はシリアル・インターフェース部236をアクティブ・モードに復帰させる(S175)。HDD1は、ホスト51に帯域外制御信号を送信してアクティブ・モードに遷移することを要求し、ホスト51との間においてシリアル・データ通信リンクを確立する(S176)。次のライト・データ転送を開始するだけの空きがバッファに発生し、また、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きが発生する。
磁気ディスク11への書き込み完了後、HDD1はステータスをホスト51へコマンドの完了を通知し、Data-out commandの実行が完了する(S177)。コマンド実行完了後には、HDD1は、上記のコマンド完了後のパワー・マネージメント・シーケンスを実行する(S178)。
続いてHDD1がData-out commandを受信した場合における、パワー・マネージメント・シーケンスをより詳細、具体的に説明する。ここでは、ライト・キャッシュがオフの場合(Write cache off)の場合と、ライト・キャッシュがオンの場合(Write cache on)に分けて説明する。まず、ライト・キャッシュがオフの場合におけるシーケンスの詳細から説明する。尚、適宜、図7及び8のフローチャートを参照する。
ホスト51からData- out commandをアナログ・フロント・エンド361が受信すると(S150)、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後に、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234が、MPU230にコマンド受信を通知すると、MPU230がコマンド受信通知に応答して、コマンドを解釈しData- out commandであることを判定する(S151)。Data- out commandであることを判定すると、MPU230はData- out commandの実行を開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S154)。
MPU230のコマンド実行と並行して、ホスト51からのライト・データの転送が開始され、アナログ・フロント・エンド361が受信する(S153)。受信されたライト・データは、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後、I/Oコントローラ234を介して、バッファに一時的に記憶される。データ転送が終了すると(S154)、I/Oコントローラ234が転送終了をMPU230に通知する。
転送終了通知に応答して、MPU230は一部停止モードへの遷移承認要求を生成し、I/Oコントローラ234に出力する。I/Oコントローラ234から転送された遷移承認要求は、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換された後、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に転送される(S156)。ホスト51が要求に対して承認の応答を行うと(S156)、I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部を一部停止モードに遷移させる(S157)。遷移が完了すると、I/Oコントローラ234からMPU230へ、一部停止モード遷移完了通知が送られる。
シーク動作が完了し(S158)、ヘッド素子部12がターゲット・セクタに到達すると、MPU230が、ライト・データの磁気ディスク11への書き込みを開始する。バッファに記憶されているライト・データは、R/Wチャネルを介して磁気ディスク11へ書き込まれる(S158)。
書き込み完了すると(S159)、MPU230はシリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移することの要求を生成し、要求はI/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移させる(S160)。I/Oコントローラ234は、アナログ・フロント・エンド361を介して、帯域外制御信号をホスト51に出力して、遷移要求を行う(S161)。ホスト51のシリアル・インターフェース部がアクティブ・モードに遷移すると、I/Oコントローラ234がホスト51とのシリアル・データ通信リンクを確立し(S161)、MPU230にアクティブ・モードへの遷移の完了を通知する。MPU230は、シリアル・データ通信によって、ステータスをホスト51に送出し、Data- out commandの実行が完了する(S162)。コマンド実行完了後のシーケンスは、上記と同様である。
次に、ライト・キャッシュがオン(Write cache on)の場合について説明する。既に説明したように、ライト・データ転送終了後、バッファに次のライト・データ転送を開始するだけの空きがバッファにあった場合、かつ、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きがあった場合は、コマンド実行中にパワー・セーブ・モードには遷移しない。そのため、以下では、データ転送終了時点で、次のライト・データ転送を開始するだけの空きがバッファに無い場合、または、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空き無い場合におけるシーケンスを詳細に説明する。適宜、図7及び9のフローチャートを参照する。
ホスト51からData- out commandをアナログ・フロント・エンド361が受信する(S150)と、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後に、I/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234が、MPU230にコマンド受信を通知すると、MPU230がコマンド受信通知に応答して、コマンドを解釈しData- out commandであることを判定する(S151)。Data- out commandであることを判定すると、MPU230はData- out commandの実行を開始する。具体的には、まず、シーク動作を開始する(S165)。
MPU230のコマンド実行と並行して、ホスト51からのライト・データの転送が開始され、アナログ・フロント・エンド361が受信する(S164)。受信されたライト・データは、ディシリアライザ367によってシリアル−パラレル変換された後、I/Oコントローラ234を介して、バッファに一時的に記憶される。データ転送が完了すると(S166)、I/Oコントローラが転送終了をMPU230に通知する。
MPU230が次のライト・データの転送を開始するだけの空きがバッファに無い、又は、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きが無いと判定する(S167)。MPU230は一部停止モードへの遷移承認要求を生成し、I/Oコントローラ234に出力する。I/Oコントローラ234から転送された遷移承認要求は、シリアライザ366によってパラレル−シリアル変換された後、アナログ・フロント・エンド361を介してホスト51に転送される(S171)。ホスト51が要求に対して承認の応答を行うと(S171)、I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部を一部停止モードに遷移させる(S172)。遷移が完了すると、I/Oコントローラ234からMPU230へ、一部停止モード遷移完了通知が送られる。
シーク動作が完了し、ヘッド素子部12がターゲット・セクタに到達すると、MPU230が、ライト・データの磁気ディスク11への書き込みを開始する。バッファに記憶されているライト・データは、R/Wチャネルを介して磁気ディスク11へ書き込まれる(S173)。書き込みが完了すると(S174)、次のライト・データ転送を開始するだけの空きがバッファに発生し、又、ライト・キャッシュに割り当てたキューに空きが発生する。
その後、MPU230はシリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移することの要求を生成し、要求はI/Oコントローラ234に転送される。I/Oコントローラ234は、シリアル・インターフェース部をアクティブ・モードに遷移させる(S175)。
I/Oコントローラ234は、アナログ・フロント・エンド361を介して、帯域外制御信号をホスト51に出力して、遷移要求を行う(S176)。ホスト51のシリアル・インターフェース部がアクティブ・モードに遷移すると、I/Oコントローラ234がホスト51とのシリアル・データ通信リンクを確立し、MPU230にアクティブ・モードへの遷移の完了を通知する(S176)。MPU230は、シリアル・データ通信によって、ステータスをホスト51に送出し、Data- out commandの実行が完了する(S177)。この後、上記のコマンド実行完了後のシーケンスが実行される(S178)。
以上、実施形態を例として本発明を説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明はSATAプロトコルに限定されるものではない。また、各処理と論理構成との関係は上記例に限定されるものではない。設計者は、効率的な機能及び回路構成によって、データ記憶装置を設計することができる。本実施形態において、ヘッド素子部12は、書き込み及び読み出し処理を行うことができる記録再生ヘッドであるが、例えば、記録媒体を取り外し可能であり、再生のみを行う再生専用装置に本発明を適用することも可能である。尚、本発明は磁気ディスク記憶装置に特に有用であるが、光ディスク記憶装置や半導体の記録媒体使用した記憶装置など、記録媒体を駆動する他の態様のデータ記憶装置に適用することが可能である。
1 HDD、10 エンクロージャ、11 磁気ディスク、12 ヘッド素子部、
16 スライダ、17 キャリッジ、20 回路基板、21 R/Wチャネル、
22 モータ・ドライバ・ユニット、51 ホスト51、231 メモリ・コントローラ、
232 オシレータ、233 システム・クロック・ジェネレータ、
234 I/Oコントローラ234、235 制御信号検出部、
236 シリアル・インターフェース部、361 アナログ・フロント・エンド361、
362 シリアライザ/ディシリアライザ、363 PLL、364 トランスミッタ、
365 レシーバ、366 シリアライザ、367 ディシリアライザ
16 スライダ、17 キャリッジ、20 回路基板、21 R/Wチャネル、
22 モータ・ドライバ・ユニット、51 ホスト51、231 メモリ・コントローラ、
232 オシレータ、233 システム・クロック・ジェネレータ、
234 I/Oコントローラ234、235 制御信号検出部、
236 シリアル・インターフェース部、361 アナログ・フロント・エンド361、
362 シリアライザ/ディシリアライザ、363 PLL、364 トランスミッタ、
365 レシーバ、366 シリアライザ、367 ディシリアライザ
Claims (19)
- シリアル・インターフェース部を選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させるデータ記憶装置における、前記シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法であって、
ホストからコマンドを受信し、
前記受信したコマンドを実行し、
前記コマンドの実行完了に応答して、シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させる、
方法。 - 前記パワー・セーブ・モードへの遷移から次のコマンドを受信することなく基準時間経過した場合、前記パワー・セーブ・モードよりも復帰に時間がかかる第2のパワー・セーブ・モードに前記シリアル・インターフェース部を遷移させる、請求項1に記載の方法。
- 前記基準時間は予め登録された一定時間である、請求項2に記載の方法。
- シリアル・インターフェース部を選択的にパワー・セーブ・モードに遷移させるデータ記憶装置における、前記シリアル・インターフェース部のパワー・セーブ・モードの制御方法であって、
ホストからコマンドを受信し、
前記コマンドの内容を特定し、
前記コマンドの内容に従った実行シーケンスにおいてシリアル・データ通信による前記ホストとの間のデータ送受信がない少なくとも一部の期間、シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておく、
方法。 - 前記コマンドは、前記ホストとの間においてユーザ・データの送受信が伴わないコマンドであり、
前記コマンドの受信に応答して、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードに遷移させる、
請求項4に記載の方法。 - 前記コマンドは、リード・データを前記データ記憶装置から読み出すリード・コマンドであり、
前記リード・コマンドを受信してから前記リード・データを記録する記録媒体のターゲット・アドレスにヘッドを移動するまでの間の少なくとも一部の期間、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておく、
請求項4に記載の方法。 - 前記リード・コマンドを受信した後に前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させ、
前記ヘッドが前記ターゲット・アドレスのトラックに到達した後に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードに遷移させる、
請求項6記載の方法。 - 前記コマンドは、ライト・データを前記データ記憶装置の記録媒体に書き込むライト・コマンドであり、
前記受信したライト・コマンドに従って、前記ホストからライト・データを受信し、
前記ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、前記シリアル・インターフェース部をパワー・セーブ・モードにセットしておく、
請求項4に記載の方法。 - 前記ライト・データの受信完了後に前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードに遷移させ、
前記記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了後に、前記シリアル・インターフェース部を前記パワー・セーブ・モードからアクティブ・モードに遷移させる、
請求項8に記載の方法。 - 前記ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオフである、請求項8に記載の方法。
- 前記ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオンであり、前記ライト・データを一時的に記憶するバッファ、もしくはライト・キャッシュに割り当てたキューの少なくともいずれか一方に空きがない状態である、請求項8に記載の方法。
- ホストとの間においてシリアル・データ通信によってデータの送受信を行うデータ記憶装置であって、
ホストとの間におけるシリアル・データ通信をインターフェースし、選択的にパワー・セーブ・モードに遷移するシリアル・インターフェース部と、
前記ホストから受信したコマンドの内容を特定し、コマンド実行シーケンスを制御する制御部と、を備え、
前記シリアル・インターフェース部は、前記コマンドの内容に従った実行シーケンスにおいて、シリアル・データ通信による前記ホストとの間のデータ送受信がない少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされている、
データ記憶装置。 - 前記シリアル・インターフェース部は、ホストとの間においてユーザ・データの送受信が伴わないコマンドの受信に応答して、前記パワー・セーブ・モードに遷移する、請求項12に記載のデータ記憶装置。
- 前記シリアル・インターフェース部は、リード・データを前記データ記憶装置から読み出すリード・コマンドを受信してから、前記リード・データを記録する記録媒体のターゲット・アドレスにヘッドを移動するまでの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされている、請求項12に記載のデータ記憶装置。
- 受信したリード・コマンドに対応するリード・データがキャッシュに記憶されている場合、前記シリアル・インターフェース部はアクティブ・モードに維持され、前記キャッシュから転送されたデータを前記ホストに送信する、請求項12に記載のデータ記憶装置。
- データを書き込むライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、前記シリアル・インターフェース部は、ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされている、請求項14に記載のデータ記憶装置。
- ライト・コマンドの実行シーケンスにおいて、ライト・キャッシュがオフである場合、前記シリアル・インターフェース部は、ライト・データの受信完了後から記録媒体への前記ライト・データの書き込み完了までの間の少なくとも一部の期間、パワー・セーブ・モードにセットされ
ライト・キャッシュがオンであって、書き込みデータを一時的に記憶するバッファに空きがあり、さらにライト・キャッシュのキューに空きがある場合、前記シリアル・インターフェース部はライト・コマンド実行シーケンスにおいてアクティブ・モードに維持される、
請求項14に記載のデータ記憶装置。 - ホストとの間においてシリアル・データ通信によってデータの送受信を行うデータ記憶装置であって、
ホストとの間におけるシリアル・データ通信をインターフェースし、他の回路から独立してパワー・セーブ・モードに遷移するシリアル・インターフェース部と、
前記ホストから受信したコマンドの内容を特定し、コマンド実行シーケンスを制御する制御部と、を備え、
前記シリアル・インターフェース部は、前記コマンドの実行完了に応答して、パワー・セーブ・モードに遷移する、データ記憶装置。 - 前記シリアル・インターフェース部は、前記パワー・セーブ・モードへの遷移から次のコマンドを受信することなく基準時間経過した場合、前記パワー・セーブ・モードよりも復帰に時間がかかる第2のパワー・セーブ・モードに遷移する、請求項18に記載のデータ記憶装置。
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