JP2006097658A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、内燃機関の排気通路に設けられたフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタ再生制御実行時にフィルタが過昇温するのを抑制する。
【解決手段】 フィルタの温度を目標温度に上昇させることで該フィルタに堆積した粒子状物質を酸化・除去するフィルタ再生制御の実行が開始され、フィルタの温度が上昇しているときに、内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となったと仮定し、その場合のフィルタの到達温度を予測する(S105)。そして、予測されるフィルタの到達温度が許容範囲内となるように、フィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を制御する(S106)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関し、特に、内燃機関の排気通路に設けられ排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気通路に、排気中の粒子状物質(以下、PMと称する)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)が備えられている場合において、フィルタ再生制御実行中のフィルタの温度上昇率が規定値以上となったときに、フィルタに流入する排気の流量(以下、単に排気流量と称する)を増加させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−68804号公報 特開2002−38930号公報 特公平6−21552号公報
内燃機関の排気通路に設けられたフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいては、フィルタに堆積したPMの量(以下、PM堆積量と称する)が規定PM堆積量以上となったときに、フィルタを目標温度にまで昇温させることで、該フィルタに堆積したPMを酸化・除去するフィルタ再生制御が行われる。
このようなフィルタ再生制御の実行中に、内燃機関の機関回転数が低下すると、排気流量が減少することでフィルタからの持ち去り熱量が減少し、そのために、フィルタの温度が急激に上昇する場合がある。その結果、フィルタの溶損や過度な劣化が生じる温度にまでフィルタの温度が上昇する、即ち、フィルタが過昇温する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、内燃機関の排気通路に設けられたフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタ再生制御実行時にフィルタが過昇温するのを抑制することが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明は、フィルタ再生制御が実行されてフィルタの温度が上昇しているときに、内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となったと仮定し、その場合のフィルタの到達温度を予測する。そして、予測されるフィルタの到達温度が許容範囲内となるように、フィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を制御する。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、
内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
該パティキュレートフィルタの温度を目標温度に上昇させることで前記パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化・除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段と、
前記パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質の量を検出するPM堆積量検出手段と、
前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を検出する温度上昇率検出手段と、
前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときに、前記PM堆積量検出手段によって検出される粒子状物質の量および前記温度上昇率検出手段によって検出される温度上昇率に基づいて、前記内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となった場合の前記パティキュレートフィルタの到達温度を予測する到達温度予測手段と、
前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を、前記到達温度予測手段によって予測される前記パティキュレートフィルタの到達温度が許容上限温度以下となるように制御する温度上昇率制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明では、フィルタの温度を目標温度に上昇させることでフィルタ再生制御が実行される。ここで、目標温度とは、フィルタに堆積したPMを酸化・除去することが可能な温度であり且つフィルタの溶損や過度な劣化を抑制することが可能な温度である。
フィルタ再生制御の実行が開始された場合、フィルタの温度が上昇し始める。本発明では、このときのフィルタの温度上昇率が温度上昇率検出手段によって検出される。尚、温度上昇率とは、単位時間当たりの温度上昇量のことである。以下、このときのフィルタの温度上昇率を単にフィルタ温度上昇率と称する。
フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときに、内燃機関の機関回転数が低下すると、排気流量の減少によりフィルタからの持ち去り熱量が減少するため、フィルタの温度上昇が急速に進行する場合がある。そのため、このときに、内燃機関の機関回転数が過剰に低下すると、フィルタの温度が目標温度を超えて上昇し、ついにはフィルタが過昇温する虞がある。
このとき、フィルタの温度上昇が急速に進行することで到達するフィルタの到達温度は、内燃機関の機関回転数が低下する時点でのPM堆積量が多いほど高くなり、また、内燃機関の機関回転数が低下する時点でのフィルタ温度上昇率が高いほど高くなる。これは、PM堆積量が多いほど、また、フィルタ温度上昇率が高いほど、内燃機関の機関回転数が低下した場合にPMの酸化がより促進され易いためである。
そこで、本発明では、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときに、内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となった場合のフィルタの到達温度を、その時点でのPM堆積量およびフィルタ温度上昇率に基づいて予測する。つまり、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときに、内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となったと仮定し、その場合のフィルタの到達温度を予測する。以下、この場合のフィルタの到達温度を単にフィルタ到達温度と称する。
ここで、規定機関回転数を、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときに内燃機関の機関回転数が該規定機関回転数以下となった場合、フィルタが過昇温する虞があると判断出来る機関回転数の閾値としても良い。また、内燃機関の運転状態がアイドル運転となったと判断できる機関回転数の閾値としても良い。
そして、予測されるフィルタ到達温度が許容上限温度以下となるように、フィルタの温度が上昇しているときのフィルタ温度上昇率を制御する。ここで、許容上限温度とは、実験等によって予め定められた許容可能な温度の上限値であって、フィルタ再生制御における目標温度以上、且つ、フィルタの溶損や過度な劣化を抑制することが可能な温度の上限値以下の温度である。
本発明によれば、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときに内燃機関の機関回転数が低下した場合であっても、フィルタの温度を許容上限温度以下に抑えることが出来る。従って、フィルタ再生制御実行時にフィルタが過昇温するのを抑制することが出来る。
本発明においては、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときであって、且つ、フィルタの温度が規定温度以上のときにのみ、フィルタの温度上昇率を制御するとしても良い。
フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇しているときであっても、フィルタの温度がある程度の温度にまで達していない場合は、内燃機関1の機関回転数が規定機関回転数以下に低下したとしてフィルタが過昇温しない場合がある。
そこで、フィルタ再生制御が実行されフィルタの温度が上昇中のときに内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下に低下したとしても、フィルタが過昇温する可能性が低いと判断出来るフィルタの温度を規定温度とする。この規定温度は目標温度より低い温度である。
上記のような制御によれば、フィルタ再生制御の実行が開始された場合であっても、フィルタの温度が規定温度より低い間はフィルタの温度上昇率が制限されない。その結果、フィルタ再生制御の実行開始後、フィルタの過昇温を抑制しつつ、より早い時期にフィルタの温度を目標温度にまで上昇させることが出来る。以って、フィルタ再生制御の実行時間を可及的に短縮することが出来る。
本発明においては、フィルタ温度上昇率を制御する場合、到達温度予測手段によって予測されるフィルタ到達温度が許容上限温度以下となる範囲内で、フィルタ上昇率を上限値に制御しても良い。
このような制御によれば、フィルタ再生制御の実行開始後、フィルタの過昇温を抑制しつつ、より早い時期にフィルタの温度を目標温度にまで上昇させることが出来る。以って、フィルタ再生制御の実行時間を可及的に短縮することが出来る。
本発明に係る内燃機関の排気浄化システムによれば、内燃機関の排気通路に設けられたフィルタを備えた内燃機関の排気浄化システムにおいて、フィルタ再生制御実行時にフィルタが過昇温するのを抑制することが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの具体的な実施の形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関とその吸排気系の概略構成>
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼル機関に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼル機関である。この内燃機関1には、吸気通路4と排気通路2が接続されている。吸気通路4には、スロットル弁8が設けられている。一方、排気通路2には、排気中のPMを捕集するパティキュレートフィルタ3(以下、単にフィルタ3と称する)が設けられている。さらに、このフィルタ3より上流側の排気通路2
には酸化触媒6が設けられている。尚、フィルタ3より上流側の排気通路2に酸化触媒6を設けずに、フィルタ3に酸化触媒を担持させた構成として良い。
また、排気通路2には、フィルタ3の前後における排気の差圧(以下、フィルタ前後差圧と称する)に対応した電気信号を出力する排気差圧センサ9が設けられている。フィルタ3より下流側の排気通路2には、該排気通路2を流通する排気の温度に対応した電気信号を出力する排気温度センサ7が設けられている。また、フィルタ3より上流側の排気通路2には排気中に燃料を添加する燃料添加弁5が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU)10が併設されている。このECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU10は、排気差圧センサ9や排気温度センサ7、内燃機関1のクランク角に対応した電気信号を出力するクランクポジションセンサ11等と電気的に接続されており、これらの出力信号がECU10に入力される。そして、ECU10は、排気差圧センサ9の出力値からフィルタ3におけるPM堆積量を推定し、排気温度センサ7の出力値からフィルタ3の温度を推定する。また、ECU10は、スロットル弁8および燃料添加弁5と電気的に接続されており、ECU10によってこれらが制御される。
<フィルタ再生制御>
本実施例においては、フィルタ3に規定PM堆積量以上のPMが堆積した場合、ECU10は、スロットル弁8の開度を小さくすると共に燃料添加弁5から排気中に燃料を添加することで、フィルタ3の温度を目標温度Ttに上昇させて、該フィルタ3に堆積したPMを酸化・除去するフィルタ再生制御を実行する。
ここで、目標温度Ttとは、フィルタ3に堆積したPMを酸化・除去することが可能な温度であり且つフィルタ3の溶損や過度な劣化を抑制することが可能な温度である。この目標温度Ttは実験等によって予め定められている。
燃料添加弁5から添加された燃料が酸化触媒6において酸化され、このときに発生する酸化熱によってフィルタ3に流入する排気の温度が上昇する。そして、この排気の温度の上昇に伴ってフィルタ3の温度が上昇する。また、スロットル弁8の開度を小さくすることで排気の流量を減少させることが出来、その結果、フィルタ3に流入する排気の温度を上昇させ易くすることが出来る。そのため、本実施例では、燃料添加弁5からの燃料添加量およびスロットル弁8の開度を制御することによってフィルタ3の温度を目標温度に調整する。
フィルタ再生制御の実行が開始されると、フィルタ3の温度が徐々に上昇し始める。このときに、内燃機関1の運転状態がアイドル運転に移行すると、排気流量の減少によりフィルタ3からの持ち去り熱量が減少するため、フィルタ3の温度上昇が急速に進行する場合がある。そのため、フィルタ3の温度が目標温度Ttを超えて上昇し、ついにはフィルタ3が過昇温する虞がある。
このときに、フィルタ3の温度が急上昇することで到達するフィルタ到達温度Taは、内燃機関1の運転状態がアイドル運転に移行する時点でのPM堆積量が多いほど高くなり、また、内燃機関1の運転状態がアイドル運転に移行する時点でのフィルタ温度上昇率が高いほど高くなる。
<フィルタ温度上昇率制御>
そこで、本実施例では、フィルタ3の過昇温を抑制すべく、フィルタ再生制御が実行さ
れフィルタ3の温度が上昇しているときのフィルタ温度上昇率Rupを制御するフィルタ温度上昇率制御を行う。
ここで、本実施例に係るフィルタ温度上昇率制御の制御ルーチンについて図2に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU10に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定角度回転する毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、ECU10は、先ずS101において、フィルタ再生制御が実行中であるか否かを判別する。このS101において、肯定判定された場合、ECU10はS102に進み、否定判定された場合、ECU10は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S102において、ECU10は、フィルタ3の温度が目標温度Ttより低いか否かを判別する。S102において、肯定判定された場合、フィルタ3の温度が上昇中であると判断出来るため、ECU10はS103に進む。一方、S103において、否定判定された場合、フィルタ3の温度が目標温度Ttに達している、即ち、フィルタ3の温度が上昇している最中ではないと判断出来るため、ECU10は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S103において、ECU10は、現時点のPM堆積量Qpmを検出する。
次に、ECU10は、S104に進み、現時点のフィルタ温度上昇率Rupを検出する。
次に、ECU10は、S105に進み、PM堆積量Qpmおよびフィルタ温度上昇率Rupに基づいて、現時点で内燃機関1の運転状態がアイドル運転となった場合のフィルタ到達温度Taを算出する。ここでは、PM堆積量Qpmおよびフィルタ温度上昇率Rupと、フィルタ到達温度Taとの関係を予め実験等によって求め、マップとしてECU10に記憶させておいても良い。
尚、現時点ではフィルタ3の温度が目標温度Ttに達していないため、フィルタ再生制御の実行が開始されてから現時点までの間では、PMの酸化・除去はほとんど行われない。そのため、現時点でのPM堆積量Qpmを、フィルタ再生制御実行開始の閾値となる規定PM堆積量として、フィルタ到達温度Taを算出しても良い。
次に、ECU10は、S106に進み、フィルタ到達温度Taが許容上限温度Tlimit以下となるようにフィルタ温度上昇率Rupを制御する。ここで、許容上限温度Tlimitとは、実験等によって予め定められた許容可能な温度の上限値であって、目標温度Tt以上、且つ、フィルタ3の溶損や度な劣化を抑制することが可能な温度の上限値以下の温度ある。
フィルタ温度上昇率Rupを制御する方法としては、燃料添加弁5からの燃料添加量を調整する方法や、スロットル弁8の開度を調整することによって排気流量を調整する方法を例示することが出来る。S106において、フィルタ温度上昇率Rupを制御した後、ECU10は本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明した制御ルーチンによれば、フィルタ再生制御が実行されフィルタ3の温度が上昇しているときに内燃機関1の運転状態がアイドル運転となった場合であっても、フィルタ3の温度を許容上限温度Tlimit以下に抑えることが出来る。そのため、フィルタ再生制御実行時にフィルタ3が過昇温するのを抑制することが出来る。以って、フィル
タ再生制御の実行時間を可及的に短縮することが出来る。
尚、上記制御ルーチンにおいて、フィルタ温度上昇率Rupを制御する場合、フィルタ到達温度Taが許容上限温度Tlimit以下となる範囲内でフィルタ温度上昇率Rupを上限値に制御するのが好ましい。
このような制御によれば、フィルタ再生制御の実行開始後、フィルタ3の過昇温を抑制しつつ、より早い時期にフィルタ3の温度を目標温度Ttにまで上昇させることが出来る。
本実施例では、フィルタ到達温度Taを、フィルタ再生制御が実行されフィルタ3の温度が上昇しているときに内燃機関1の運転状態がアイドル運転となった場合のフィルタ到達温度としたが、このフィルタ到達温度Taを、内燃機関1の機関回転数が、予め定められた規定機関回転数以下となった場合のフィルタ到達温度としても良い。この場合、規定機関回転数は、アイドル回転数に限られず、フィルタ3が過昇温する虞があると判断出来る機関回転数の閾値であっても良い。
フィルタ到達温度Taをこのような値とすることで、フィルタ再生制御が実行されフィルタ3の温度が上昇しているときに、内燃機関1の運転状態がアイドル運転となった場合のみならず、内燃機関1の機関回転数が規定機関回転数以下となった場合であっても、フィルタ3の温度を許容上限温度Tlimit以下に抑えることが出来る。
また、車両が走行する地点の高度が高くなるほど、大気中の空気の密度が低下するために内燃機関1の機関回転数が低下したときの持ち去り熱量が減少する。そのため、内燃機関1の機関回転数が低下する時点でのフィルタ温度上昇率Rupが同様であっても、内燃機関1の機関回転数が低下したときのフィルタ到達温度は車両走行地点の高度が高いほど高くなる。そのため、上記制御ルーチンにおいてフィルタ温度上昇率Rupを制御するときの目標値を車両走行地点の高度に応じて調整しても良い。
本実施例に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成は実施例1と同様であるためその説明を省略する。また、本実施例においても、実施例1と同様の方法でフィルタ再生制御を実行する。
<フィルタ温度上昇率制御>
ここで、本実施例に係るフィルタ温度上昇率制御の制御ルーチンについて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU10に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定角度回転する毎に実行されるルーチンである。尚、本ルーチンは、実施例1に係るフィルタ温度上昇率制御の制御ルーチンと、S102をS202に代えた点のみが異なり、その他のステップは同様である。そのため、S202についてのみ説明する。
本ルーチンでは、S202において、ECU10は、フィルタ3の温度が規定温度T0以上であって、且つ、目標温度Ttより低いか否かを判別する。そして、S202において、肯定判定された場合、ECU10はS103に進み、否定判定された場合、ECU10は本ルーチンの実行を終了する。
ここで、規定温度T0とは、目標温度Ttより低い温度であって、フィルタ再生制御が実行されフィルタ3の温度が上昇中であってもフィルタ3の温度が該規定温度T0以下ならば、内燃機関1の運転状態がアイドル運転となったとしてもフィルタ3が過昇温する可
能性が低いと判断出来る温度である。
本実施例によれば、フィルタ再生制御の実行が開始されフィルタ3の温度が上昇している場合であっても、フィルタ3の温度が規定温度T0より低い間はフィルタ温度上昇率Rupが制限されない。その結果、フィルタ再生制御の実行開始後、フィルタ3の過昇温を抑制しつつ、より早い時期にフィルタ3の温度を目標温度Ttにまで上昇させることが出来る。以って、フィルタ再生制御の実行時間を可及的に短縮することが出来る。
本発明の実施例に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図。 本発明の実施例1に係るフィルタ温度上昇率制御の制御ルーチンを示すフローチャート。 本発明の実施例2に係るフィルタ温度上昇率制御の制御ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・排気通路
3・・・パティキュレートフィルタ
5・・・燃料添加弁
6・・・酸化触媒
8・・・スロットル弁
9・・・排気差圧センサ
10・・ECU
11・・クランクポジションセンサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の粒子状物質を捕集するパティキュレートフィルタと、
    該パティキュレートフィルタの温度を目標温度に上昇させることで前記パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質を酸化・除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段と、
    前記パティキュレートフィルタに堆積した粒子状物質の量を検出するPM堆積量検出手段と、
    前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を検出する温度上昇率検出手段と、
    前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときに、前記PM堆積量検出手段によって検出される粒子状物質の量および前記温度上昇率検出手段によって検出される温度上昇率に基づいて、前記内燃機関の機関回転数が規定機関回転数以下となった場合の前記パティキュレートフィルタの到達温度を予測する到達温度予測手段と、
    前記フィルタ再生制御実行手段によってフィルタ再生制御が実行され前記パティキュレートフィルタの温度が上昇しているときの温度上昇率を、前記到達温度予測手段によって予測される前記パティキュレートフィルタの到達温度が許容上限温度以下となるように制御する温度上昇率制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記パティキュレートフィルタの温度が、前記目標温度より低い規定温度以上のときにのみ、前記温度上昇率制御手段によって前記パティキュレートフィルタの温度上昇率を制御することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記温度上昇率制御手段が、前記到達温度予測手段によって予測される前記パティキュレートフィルタの到達温度が前記許容上限温度以下となる範囲内で、前記パティキュレートフィルタの温度上昇率を上限値に制御することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の排気浄化システム。
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