JP2006097578A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、副燃料噴射を行うことで排気浄化装置を目標昇温に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気浄化装置昇温制御の実行時に排気浄化装置の温度をより精度良く目標温度とする。
【解決手段】 副燃料噴射を行うことによって排気通路に設けられた排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御の実行中において、排気浄化装置の温度を目標温度に調整するために必要なエネルギー量である補正エネルギー量を算出し(S103)、算出された補正エネルギー量を副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで副燃料噴射量の補正量を算出する(S104)。そして、算出された補正量に基づいて排気浄化装置昇温制御の実行中における副燃料噴射量を補正する(S105)。
【選択図】 図2
【解決手段】 副燃料噴射を行うことによって排気通路に設けられた排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御の実行中において、排気浄化装置の温度を目標温度に調整するために必要なエネルギー量である補正エネルギー量を算出し(S103)、算出された補正エネルギー量を副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで副燃料噴射量の補正量を算出する(S104)。そして、算出された補正量に基づいて排気浄化装置昇温制御の実行中における副燃料噴射量を補正する(S105)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関し、特に内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化装置を備えた内燃機関の排気浄化システムに関する。
排気中の粒子状物質(以下、PMと称する)を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)や吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒と称する)のような、内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化装置を備えた内燃機関の排気浄化システムにおいては、排気浄化装置の排気浄化能力を再生するために該排気浄化装置を昇温させる排気浄化装置昇温制御が行われている。
排気浄化装置昇温制御では、気筒内において、1燃焼サイクル(吸気、圧縮、膨張、排気行程が一回りするサイクル)中における主燃料噴射より後の時期であって膨張行程または排気行程で副燃料噴射を行う場合がある。例えば、噴射された燃料が主に気筒内において燃焼するタイミングで副燃料噴射を実行した場合、内燃機関から排出される排気の温度を上昇させることが出来、それによって排気浄化装置を昇温させることが出来る。また、噴射された燃料が主に未燃の状態で内燃機関から排出されるタイミングで副燃料噴射を実行した場合、排気浄化装置より上流側の排気通路に設けられた前段触媒に未燃燃料を供給することが出来、供給された未燃燃料が前段触媒において酸化することで発生する酸化熱によって排気浄化装置を昇温させることが出来る。
また、副燃料噴射を実行することによって排気浄化装置昇温制御を行う場合において、排気浄化装置の温度を目標温度に制御すべく、副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量を排気温度センサの出力信号をフィードバックすることで補正すると共に、その補正量を内燃機関の運転状態に対応する学習値として記憶する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−172185号公報
特開2003−27925号公報
特開2002−227638号公報
内燃機関の排気浄化システムにおいて、副燃料噴射を実行することによって排気浄化装置昇温制御が行われる場合、該排気浄化装置昇温制御の実行中に、1燃焼サイクル毎に副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量(以下、単に副燃料噴射量と称する。)を補正することで排気浄化装置の温度を目標温度に調整する。
本発明は、排気通路に設けられた排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるべく、副燃料噴射を行うことで該排気浄化装置を目標昇温に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気浄化装置昇温制御の実行時に排気浄化装置の温度をより精度良く目標温度とすることが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明では、副燃料噴射を行うことによって排気通路に設けられた排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御の実行中において、排気浄化装置の温度を目標温度に調整するために必要なエネルギー量である補正エネルギー量を算出し、算出された補正エネルギー量を副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで副燃料噴射量の補正量
を算出する。そして、算出された補正量に基づいて排気浄化装置昇温制御の実行中における副燃料噴射量を補正する。
を算出する。そして、算出された補正量に基づいて排気浄化装置昇温制御の実行中における副燃料噴射量を補正する。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、
内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化装置と、
該排気浄化装置の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段と、
前記排気浄化装置に流入する排気流量を検出する排気流量検出手段と、を備え、
該排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるときに、前記内燃機関の気筒内において、圧縮行程上死点近傍で行われる主燃料噴射に加え該主燃料噴射後の膨張行程または排気行程で副燃料噴射を行うことで、前記排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記目標温度と前記排気浄化装置温度検出手段によって検出される前記排気浄化装置の温度との差および前記排気流量検出手段によって検出される排気流量に基づいて、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に前記排気浄化装置の温度を前記目標温度に調整するために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である補正エネルギー量を算出する補正エネルギー量算出手段と、
該補正エネルギー量算出手段によって算出された補正エネルギー量を前記副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に1燃焼サイクル毎に前記副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量である副燃料噴射量の補正量を算出する副燃料噴射補正量算出手段と、
該副燃料噴射補正量算出手段によって算出された補正量に基づいて前記副燃料噴射量を補正する副燃料噴射量補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする。
内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化装置と、
該排気浄化装置の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段と、
前記排気浄化装置に流入する排気流量を検出する排気流量検出手段と、を備え、
該排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるときに、前記内燃機関の気筒内において、圧縮行程上死点近傍で行われる主燃料噴射に加え該主燃料噴射後の膨張行程または排気行程で副燃料噴射を行うことで、前記排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記目標温度と前記排気浄化装置温度検出手段によって検出される前記排気浄化装置の温度との差および前記排気流量検出手段によって検出される排気流量に基づいて、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に前記排気浄化装置の温度を前記目標温度に調整するために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である補正エネルギー量を算出する補正エネルギー量算出手段と、
該補正エネルギー量算出手段によって算出された補正エネルギー量を前記副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に1燃焼サイクル毎に前記副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量である副燃料噴射量の補正量を算出する副燃料噴射補正量算出手段と、
該副燃料噴射補正量算出手段によって算出された補正量に基づいて前記副燃料噴射量を補正する副燃料噴射量補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする。
ここで、目標温度とは、排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるのに好適な温度であって、排気浄化触媒の種類や状態等に応じて異なる値である。
副燃料噴射を行うことによって排気浄化装置を昇温させる場合、副燃料噴射量が同一であっても、排気浄化装置に流入する排気流量(以下、流入排気量と称する)に応じて排気浄化装置の温度は異なった値となる。具体的には、副燃料噴射を行ったときの流入排気量が少ないときは該流入排気量が多いときに比べて排気浄化装置の温度は上昇し易い。
そこで、本発明では、排気浄化装置昇温制御の実行中に検出(または推定)される排気浄化装置の温度と目標温度との差、および、排気浄化装置昇温制御の実行中に検出(または推定)される流入排気量に基づいて、排気浄化装置昇温制御の実行中に排気浄化装置の温度を目標温度に調整するために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である補正エネルギー量が算出される。そして、この補正エネルギー量を副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量に換算することで副燃料噴射量の補正量が算出される。
本発明によれば、排気浄化装置昇温制御の実行中における流入排気量に応じた副燃料噴射量の補正量を算出することが出来る。そのため、この補正量に基づいて副燃料噴射量を補正することで、排気浄化装置昇温制御の実行中において排気浄化装置の温度をより精度良く目標温度とすることが出来る。
本発明においては、排気浄化装置昇温制御の実行中に、排気浄化装置の温度を目標温度に調整すべく流入排気量を補正する排気流量補正手段をさらに備えても良い。このような場合、排気浄化装置昇温制御の実行中においては、排気浄化装置の温度を目標温度に調整すべく、副燃料噴射量が補正されると共に流入排気量が補正される。
そして、排気流量補正手段をさらに備えた場合において、副燃料噴射補正量算出手段に
よって算出された補正量を補正前の副燃料噴射量に加算した値である要求副燃料噴射量が零よりも小さい場合、副燃料噴射量補正手段によって前記副燃料噴射量を零とし、且つ、排気流量補正手段によって流入排気量を増量補正しても良い。
よって算出された補正量を補正前の副燃料噴射量に加算した値である要求副燃料噴射量が零よりも小さい場合、副燃料噴射量補正手段によって前記副燃料噴射量を零とし、且つ、排気流量補正手段によって流入排気量を増量補正しても良い。
排気浄化装置昇温制御の実行中において、排気浄化装置の温度が目標温度よりも高い場合、副燃料噴射補正量算出手段によって算出される副燃料噴射補正量は零より小さい値となる。そして、排気浄化装置の温度が目標温度よりもある程度以上高い場合、要求副燃料噴射量も零より小さい値となる場合がある。このような場合、副燃料噴射量を零としても、即ち、副燃料噴射の実行を停止しても、排気浄化装置の温度が目標温度にまで低下しない虞がある。そこで、このような場合は、副燃料噴射の実行を停止すると共に流入排気量を増量補正する。
これにより、排気浄化装置の温度をさらに低下させることが出来る。そのため、排気浄化装置昇温制御の実行中において、排気浄化装置の温度がより高くなった場合であっても該排気浄化装置の温度を目標温度に調整することが出来る。また、このために、排気浄化装置昇温制御の実行中に排気浄化装置が過昇温するのを抑制することが出来る。
また、本発明において、要求副燃料噴射量が零よりも小さい場合であって流入排気量を増量補正する場合、要求副燃料噴射量をエネルギー量に換算することで、排気浄化装置の温度を目標温度とするために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である要求エネルギー量を算出する要求エネルギー量算出手段をさらに備えても良い。このような場合、要求エネルギー量は、零より小さい値であって、排気浄化装置の温度を目標温度にまで低下させるために必要なエネルギー量となる。
そして、流入排気量を増量補正するときに目標とする目標流入排気量を、目標温度、および、排気流量検出手段によって検出される補正前の排気流量(流入排気量)、要求エネルギー量算出手段によって算出される要求エネルギー量に基づいて算出しても良い。
これによれば、目標流入排気量をより精度良く算出することが出来る。そして、このように算出された目標流入排気量に流入排気量を増量補正することによって、排気浄化装置の温度をより精度良く目標温度とすることが出来る。また、そのために、排気浄化装置の温度を目標温度にまで低下させる場合において、排気浄化装置の過剰な温度低下を抑制することが出来る。
また、本発明において、排気浄化装置昇温制御の実行中に、排気浄化装置の温度を目標温度に調整すべく、内燃機関の吸入空気量を補正することで流入排気量を補正する流入排気量補正手段をさらに備えた場合であって、要求副燃料噴射量が副燃料噴射量の上限値より大きい場合は、副燃料噴射量補正手段によって副燃料噴射量を上限値に補正し、且つ、流入排気量補正手段による流入排気量の補正を禁止しても良い。
ここで、副燃料噴射量の上限値とは、副燃料噴射によって1燃焼サイクル中に噴射可能な最大の燃料噴射量以下の値であって、内燃機関の機関回転数や機関負荷に基づいて定められる値である。
要求副燃料噴射量が副燃料噴射量の上限値より大きい場合、副燃料噴射量を上限値に補正しても排気浄化装置の温度が目標温度にまで上昇しない虞がある。
そのため、このような場合において、副燃料噴射量を上限値に補正すると共に、排気浄化装置の温度を目標温度にまで上昇させるべく、さらに流入排気量補正手段によって流入排気量を補正しようとすると、流入排気を減少させるために吸入空気量を減量補正するこ
とになる。しかしながら、吸入空気量が減少し過ぎると気筒内において失火が発生する虞がある。
とになる。しかしながら、吸入空気量が減少し過ぎると気筒内において失火が発生する虞がある。
そこで、上記によれば、要求副燃料噴射量が副燃料噴射量の上限値より大きい場合は、副燃料噴射量を上限値に補正し、且つ、流入排気量補正手段による流入排気量の補正を禁止する。即ち、吸入空気量の減量補正を禁止する。これにより、気筒内における失火の発生を抑制することが出来る。
本発明に係る内燃機関の排気浄化システムによれば、排気通路に設けられた排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるべく、副燃料噴射を行うことで該排気浄化装置を目標昇温に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気浄化装置昇温制御の実行時に排気浄化装置の温度をより精度良く目標温度とすることが出来る。
以下、本発明に係る内燃機関の排気浄化システムの実施の形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関及びその吸排気系の概略構成>
図1は、本実施例に係る内燃機関及びその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は4つの気筒2を有する車両駆動用のディーゼル機関である。内燃機関1の気筒2内にはピストン3が摺動自在に設けられている。気筒2内上部の燃焼室には、吸気ポート4と排気ポート5とが接続されている。吸気ポート4および排気ポート5の燃焼室への開口部は、それぞれ吸気弁6および排気弁7によって開閉される。吸気ポート4および排気ポート5は、それぞれ吸気通路8および排気通路9に接続されている。また、気筒2には、該気筒2内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁10が設けられている。
図1は、本実施例に係る内燃機関及びその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は4つの気筒2を有する車両駆動用のディーゼル機関である。内燃機関1の気筒2内にはピストン3が摺動自在に設けられている。気筒2内上部の燃焼室には、吸気ポート4と排気ポート5とが接続されている。吸気ポート4および排気ポート5の燃焼室への開口部は、それぞれ吸気弁6および排気弁7によって開閉される。吸気ポート4および排気ポート5は、それぞれ吸気通路8および排気通路9に接続されている。また、気筒2には、該気筒2内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁10が設けられている。
吸気通路8には、吸入空気量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ16、および、吸入空気量を制御するスロットル弁17が設けられている。排気通路9には、排気中のPMを捕集するフィルタ11が設けられており、該フィルタ11にはNOx触媒が担持されている。このフィルタ11が本発明に係る排気浄化装置を構成する。排気通路9におけるフィルタ11より上流側には酸化触媒12が設けられている。フィルタ11より上流側且つ酸化触媒12より下流側の排気通路9には排気の温度に対応じた電気信号を出力する排気温度センサ13が設けられている。尚、酸化触媒12は酸化機能を有していれば良く、例えば、NOx触媒等であっても良い。
以上述べたように構成された内燃機関1には、この内燃機関1を制御するためのECU20が併設されている。ECU20には、エアフローメータ16や、排気温度センサ13、内燃機関1のクランク角に応じた電気信号を出力するクランクポジションセンサ14、アクセル開度に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ15等の各種センサが電気配線を介して接続されており、これらの出力信号がECU20に入力される。また、ECU20には、燃料噴射弁10やスロットル弁17が電気的に接続されており、ECU20によってこれらが制御される。
<フィルタ昇温制御>
次に、本実施例において、フィルタ11に堆積したPMを酸化・除去して該フィルタ11の排気浄化能力を再生させるべく行われるフィルタ昇温制御について説明する。
次に、本実施例において、フィルタ11に堆積したPMを酸化・除去して該フィルタ11の排気浄化能力を再生させるべく行われるフィルタ昇温制御について説明する。
本実施例に係るフィルタ昇温制御においては、圧縮行程上死点近傍の時期に燃料噴射弁10から燃料を噴射することで行われる主燃料噴射に加え、該主燃料噴射後の膨張行程または排気行程で副燃料噴射を行うことで、フィルタ11に流入する流入排気を昇温させ、それによってフィルタ11をも昇温させる。
ここで、副燃料噴射は、噴射された燃料が主に気筒2内で燃焼し、それによって排気温度が上昇するタイミングで燃料噴射弁10から燃料を噴射することで行われるアフター燃料噴射であっても良い。また、酸化触媒12が活性化状態にあるときに、噴射された燃料が主に未燃燃料として内燃機関1から排出されて酸化触媒12に供給されるタイミングで燃料噴射弁10から燃料を噴射することで行われるポスト燃料噴射であっても良い。
そして、副燃料噴射の実行を開始することでフィルタ昇温制御の実行を開始した後、フィルタ昇温制御の実行中においては、1燃焼サイクル毎に副燃料噴射によって噴射する副燃料噴射量を補正することで、フィルタ11の温度を目標温度Ttに調整する。
ここで、目標温度Ttとは、フィルタ11に堆積したPMの酸化・除去が促進される温度であって、且つ、フィルタ11の劣化や溶損が抑制される温度である。この目標温度Ttは、予め定められた値でも良く、また、フィルタ11でのPM堆積量に応じて変更されても良い。
<副燃料噴射補正量算出方法>
ここで、フィルタ昇温制御の実行中において、副燃料噴射量を補正するときの補正量Qc(以下、副燃料噴射補正量Qcと称する)を算出する方法について説明する。本実施例では、下記式(1)によって、フィルタ昇温制御の実行中における副燃料噴射補正量Qcが算出される。
Qc=(Tt−T)×Gn×a×b・・・(1)
ここで、フィルタ昇温制御の実行中において、副燃料噴射量を補正するときの補正量Qc(以下、副燃料噴射補正量Qcと称する)を算出する方法について説明する。本実施例では、下記式(1)によって、フィルタ昇温制御の実行中における副燃料噴射補正量Qcが算出される。
Qc=(Tt−T)×Gn×a×b・・・(1)
式(1)において、Gnは、フィルタ昇温制御の実行中における流入排気量を表している。この流入排気量Gnはエアフローメータ16の検出値に基づいて推定される。また、Tは、フィルタ昇温制御の実行中におけるフィルタ11の温度(以下、フィルタ温度Tと称する)を表している。このフィルタ温度Tは、排気温度センサ13の検出値と流入排気量Gnとに基づいて推定される。また、a、bはそれぞれ後述する係数を表している。
上記式(1)によれば、目標温度Ttからフィルタ温度Tを減算し、この減算値に流入排気量Gnと係数aとを乗算することで、フィルタ温度Tを目標温度Ttに調整するために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である補正エネルギー量Ecを算出する。つまり、係数aは、目標温度Ttからフィルタ温度Tを減算した減算値に流入排気量Gnを乗算した値を、フィルタ昇温制御の実行中における1燃焼サイクル毎のエネルギー量に換算する換算係数である。この換算係数aは予め定められた値である。
そして、この補正エネルギー量Ecに係数bを乗算することで副燃料噴射補正量Qcを算出する。つまり、係数bは、エネルギー量を副燃料噴射による燃料噴射量に換算する換算係数である。この換算係数bも予め定められた値である。
このような算出方法によれば、フィルタ昇温制御の実行中における流入排気量Gnに応じた副燃料噴射補正量Qcを算出することが出来る。そのため、この副燃料噴射補正量Qcに基づいて副燃料噴射量を補正することで、フィルタ昇温制御の実行時にフィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。
<副燃料噴射量補正制御>
以下、本実施例に係る副燃料噴射量の補正制御ルーチンについて図2に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定クランク角回転する毎に実行されるルーチンである。尚、上記式(1)による副燃料噴射補正量Qcの算出は、本ルーチンにおけるS103およびS104によって実現される。
以下、本実施例に係る副燃料噴射量の補正制御ルーチンについて図2に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定クランク角回転する毎に実行されるルーチンである。尚、上記式(1)による副燃料噴射補正量Qcの算出は、本ルーチンにおけるS103およびS104によって実現される。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS101において、フィルタ昇温制御が実行中であるか否かを判別する。このS101において、肯定判定された場合、ECU20はS102に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
次に、ECU20は、S102に進み、現時点での流入排気量Gnおよびフィルタ温度Tを推定する。
次に、ECU20は、S103に進み、上記副燃料噴射補正量算出方法において説明したように、目標温度Ttおよびフィルタ温度T、流入排気量Gnから補正エネルギー量Ecを算出する。
次に、ECU20は、S104に進み、上記副燃料噴射補正量算出方法において説明したように、補正エネルギー量Ecから副燃料噴射補正量Qcを算出する。
次に、ECU20は、S105に進み、S104にて算出された副燃料噴射補正量Qcに基づいて副燃料噴射量の補正を実行し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明した制御ルーチンによれば、流入排気量Gnに応じて算出された副燃料噴射補正量Qcに基づいて副燃料噴射量が補正される。そのため、フィルタ昇温制御の実行時にフィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。
尚、本実施例においては、フィルタ11に堆積したPMを酸化・除去するときのフィルタ昇温制御について説明したが、フィルタ11に担持されているNOx触媒に吸蔵されたSOxを還元するために行われるフィルタ昇温制御も同様に副燃料噴射によって行う場合がある。この場合においても、本実施例に係る副燃料噴射量の補正制御を適用することが出来る。
本実施例に係る内燃機関及びその吸排気系の概略構成は、上述した実施例1と同様であるためその説明を省略する。また、本実施例においても、上述した実施例1と同様のフィルタ昇温制御が行われる。
<流入排気量補正制御>
本実施例では、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度を目標温度Ttに調整するために、実施例1で説明した副燃料噴射量の補正制御に加えて、さらに流入排気量の補正制御を実行する。
本実施例では、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度を目標温度Ttに調整するために、実施例1で説明した副燃料噴射量の補正制御に加えて、さらに流入排気量の補正制御を実行する。
以下、本実施例に係る流入排気量の補正制御について説明する。本実施例においても、実施例1で説明した副燃料噴射補正量算出方法によって、フィルタ昇温制御の実行中に副燃料噴射補正量Qcが算出される。そして、補正前の副燃料噴射量Qsub0にこの副燃料噴射補正量Qcを加算することによって、補正後の副燃料噴射量、即ち、フィルタ11の温度を目標温度Ttとするために必要な副燃料噴射量Qsubt(以下、要求副燃料噴射量Qsubtと称する)を算出する。
ここで、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度が目標温度Ttよりも高い場合、副燃料噴射補正量Qcは零より小さい値となる。そして、フィルタ11の温度が目標温度Ttよりもある程度以上高い場合、要求副燃料噴射量Qsubtも零より小さい値となる場合がある。このような場合、副燃料噴射量を零としても、即ち、副燃料噴射の実行を停止しても、フィルタ11の温度は目標温度Ttまでは低下しない虞がある。そこで、このような場合、本実施例では、副燃料噴射の実行を停止すると共に流入排気量を増量補正する。
これにより、フィルタ11の温度をさらに低下させることが出来る。そのため、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度がより高くなった場合であっても該フィルタ11の温度を目標温度Ttに調整することが出来る。また、このために、フィルタ昇温制御の実行中にフィルタ11が過昇温するのを抑制することが出来る。
尚、本実施例において、流入排気量を補正する場合は、スロットル弁17によって内燃機関1の吸入空気量を制御する。つまり、流入排気量を増量補正する場合は、スロットル弁17の開度を大きくして内燃機関1の吸入空気量を増加させることで流入排気量を増加させる。
<目標流入排気量算出方法>
次に、上記のように、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度を目標温度Ttとすべく流入排気量を増量補正するときに目標とする目標流入排気量Gntを算出する方法について説明する。
次に、上記のように、フィルタ昇温制御の実行中において、フィルタ11の温度を目標温度Ttとすべく流入排気量を増量補正するときに目標とする目標流入排気量Gntを算出する方法について説明する。
要求副燃料噴射量Qsubt、および、目標温度Tt、フィルタ昇温制御の実行中における流入排気量Gn、目標流入排気量Gntの関係は下記式(2)で表すことが出来る。尚、ここでは、要求副燃料噴射量Qsubtは零より小さい値である。
Qsubt=Tt×(Gn−Gnt)×a´×b´・・・(2)
Qsubt=Tt×(Gn−Gnt)×a´×b´・・・(2)
式(2)において、a´は、流入排気量Gnから目標流入排気量Gntを減算した減算値に目標温度Ttを乗算した値を、フィルタ昇温制御の実行中における1燃焼サイクル毎のエネルギー量に換算する換算係数である。つまり、流入排気量Gnから目標流入排気量Gntを減算した減算値に目標温度Ttおよび換算係数aを乗算した値は、フィルタ11の温度が目標温度Ttであるときにおいて流入排気量Gnを目標流入排気量Gntに補正した場合に1燃焼サイクル毎に発生するエネルギー量である。また、b´は、エネルギー量を副燃料噴射量に換算する換算係数である。
上記式(2)から下記式(3)を得ることが出来る。
Qsubt×c=Tt×(Gn−Gnt)×a´・・・(3)
Qsubt×c=Tt×(Gn−Gnt)×a´・・・(3)
式(3)において、cは、前記換算係数b´の逆数であって、要求副燃料噴射量Qsubtをエネルギー量に換算する換算係数である。つまり、要求燃料噴射量Qcに換算係数cを乗算した値が、副燃料噴射を停止したときのフィルタ11の温度をさらに目標温度Ttにまで低下させるために必要な要求エネルギー量Etとなる。
そして、上記式(3)から、下記式(4)を得ることが出来る。
Gnt=Gn−Et/(Tt×a´)・・・(4)
Gnt=Gn−Et/(Tt×a´)・・・(4)
本実施例においては、上記式(4)によって目標流入排気量Gntを算出する。このような式(4)によれば、目標流入排気量Gntをより精度良く算出することが出来る。そのため、このように算出された目標流入排気量Gntに流入排気量を増量補正することに
よって、フィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。
よって、フィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。
<副燃料噴射量および流入排気量補正制御>
以下、本実施例に係る副燃料噴射量および流入排気量の補正制御ルーチンについて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンも、前記と同様、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定クランク角回転する毎に実行されるルーチンである。
以下、本実施例に係る副燃料噴射量および流入排気量の補正制御ルーチンについて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンも、前記と同様、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、クランクシャフトが規定クランク角回転する毎に実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS201において、フィルタ昇温制御が実行中であるか否かを判別する。このS201において、肯定判定された場合、ECU20はS202に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S202において、ECU20は、上述した実施例1と同様の方法で副燃料噴射補正量Qcを算出する。
次に、ECU20は、S203に進み、現時点での副燃料噴射量(即ち、補正前の副燃料噴射量)Qsub0に副燃料噴射補正量Qcを加算して要求副燃料噴射量Qsubtを算出する。
次に、ECU20は、S204に進み、要求副燃料噴射量Qsubtが零より小さい値であるか否かを判別する。このS204において、肯定判定された場合、ECU20はS205に進み、否定判定された場合、ECU20はS208に進む。
S205において、ECU20は、要求副燃料噴射量Qsubtに換算係数cを乗算することで要求エネルギー量Etを算出する。
次に、ECU20は、S206に進み、要求エネルギー量Etおよび現時点での流入排気量Gn、目標温度Ttに基づき上記式(4)によって目標流入排気量Gntを算出する。
次に、ECU20は、S207に進み、副燃料噴射の実行を停止し、且つ、流入排気量を目標流入排気量Gntに補正する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、S208において、ECU20は、要求副燃料噴射量Qsubtが副燃料噴射量の上限値Qsubmaxよりも大きいか否かを判別する。ここで、副燃料噴射量の上限値Qsubmaxとは、副燃料噴射によって1燃焼サイクル中に噴射可能な最大の燃料噴射量以下の値であって、現時点での内燃機関1の機関回転数や機関負荷に基づいて定められる値である。S208において、肯定判定された場合、ECU20はS209に進み、否定判定された場合、ECU20はS210に進む。
S209において、ECU20は、副燃料噴射量を上限値Qsubmaxに補正し、且つ、流入排気量の補正を禁止する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、S210において、ECU20は、副燃料噴射量を要求副燃料噴射量Qsubtに補正して本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明した制御ルーチンによれば、フィルタ昇温制御において、副燃料噴射を停止すると共に流入排気量を補正することで、フィルタ11の温度を目標温度Ttにまで低下さ
せる場合であっても、フィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。また、そのために、フィルタ11の温度を目標温度Ttにまで低下させる場合において、フィルタ11の過剰な温度低下を抑制することが出来る。
せる場合であっても、フィルタ11の温度をより精度良く目標温度Ttとすることが出来る。また、そのために、フィルタ11の温度を目標温度Ttにまで低下させる場合において、フィルタ11の過剰な温度低下を抑制することが出来る。
また、上記制御ルーチンにおいては、要求副燃料噴射量Qsubtが副燃料噴射量の上限値Qsubmaxより大きい場合、副燃料噴射量を上限値Qsubmaxに補正するのみであって流入排気量は補正しない。つまり、フィルタ11の温度を目標温度に上昇させるための流入排気の減量補正は行われない。
これは、本実施例において流入排気を減少させようとした場合は、スロットル弁17によって内燃機関1の吸入空気量を減少させることになるが、吸入空気量が減少し過ぎると気筒2内において失火が発生する虞があるためである。
従って、上記制御ルーチンによれば、フィルタ温度11の温度を目標温度Ttとすべくフィルタ温度11の温度を上昇させる場合であっても、流入排気量の補正は禁止することで、吸入空気量の減量補正が行われないようにする。これにより、気筒2内における失火の発生を抑制することが出来る。
また、上記制御ルーチンによれば、要求副燃料噴射量Qsubtが零以上且つ副燃料噴射量の上限値Qsubmax以下の場合は、副燃料噴射量を要求燃料噴射量Qsubtに補正することで、フィルタ11の温度をより精度良く目標温度11とすることが出来る。
尚、実施例1と同様、フィルタ11に担持されているNOx触媒に吸蔵されたSOxを還元するために行われるフィルタ昇温制御を副燃料噴射によって行う場合においても、本実施例に係る副燃料噴射量および流入排気量の補正制御を適用することが出来る。
1・・・内燃機関
2・・・気筒
9・・・排気通路
10・・燃料噴射弁
11・・パティキュレートフィルタ
12・・酸化触媒
13・・排気温度センサ
16・・エアフローメータ
17・・スロットル弁
20・・ECU
2・・・気筒
9・・・排気通路
10・・燃料噴射弁
11・・パティキュレートフィルタ
12・・酸化触媒
13・・排気温度センサ
16・・エアフローメータ
17・・スロットル弁
20・・ECU
Claims (4)
- 内燃機関の排気通路に設けられ排気を浄化する排気浄化装置と、
該排気浄化装置の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段と、
前記排気浄化装置に流入する排気流量を検出する排気流量検出手段と、を備え、
該排気浄化装置の排気浄化能力を再生させるときに、前記内燃機関の気筒内において、圧縮行程上死点近傍で行われる主燃料噴射に加え該主燃料噴射後の膨張行程または排気行程で副燃料噴射を行うことで、前記排気浄化装置を目標温度に昇温させる排気浄化装置昇温制御を実行する内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記目標温度と前記排気浄化装置温度検出手段によって検出される前記排気浄化装置の温度との差および前記排気流量検出手段によって検出される排気流量に基づいて、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に前記排気浄化装置の温度を前記目標温度に調整するために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である補正エネルギー量を算出する補正エネルギー量算出手段と、
該補正エネルギー量算出手段によって算出された補正エネルギー量を前記副燃料噴射による燃料噴射量に換算することで、前記排気浄化装置昇温制御の実行中に1燃焼サイクル毎に前記副燃料噴射によって噴射される燃料噴射量である副燃料噴射量の補正量を算出する副燃料噴射補正量算出手段と、
該副燃料噴射補正量算出手段によって算出された補正量に基づいて前記副燃料噴射量を補正する副燃料噴射量補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。 - 前記排気浄化装置昇温制御の実行中に、前記排気浄化装置の温度を前記目標温度に調整すべく、前記排気浄化装置に流入する排気流量を補正する排気流量補正手段をさらに備え、
前記副燃料噴射補正量算出手段によって算出された補正量を補正前の前記副燃料噴射量に加算した値である要求副燃料噴射量が零よりも小さい場合、前記副燃料噴射量補正手段によって前記副燃料噴射量を零とし、且つ、前記排気流量補正手段によって、前記排気浄化装置に流入する排気流量を増量補正することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 前記要求副燃料噴射量をエネルギー量に換算することで、前記排気浄化装置の温度を前記目標温度とするために必要な1燃焼サイクル毎のエネルギー量である要求エネルギー量を算出する要求エネルギー量を算出する要求エネルギー量算出手段をさらに備え、
前記要求副燃料噴射量が零よりも小さい場合であって、前記排気浄化装置に流入する排気流量を前記排気流量補正手段によって増量補正するときに目標とする目標流入排気量を、前記目標温度、および、前記排気流量検出手段によって検出される補正前の排気流量、前記要求エネルギー量算出手段によって算出される前記要求エネルギー量に基づいて算出することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 前記排気浄化装置昇温制御の実行中に、前記排気浄化装置の温度を前記目標温度に調整すべく、前記内燃機関の吸入空気量を補正することで前記排気浄化装置に流入する排気流量を補正する流入排気量補正手段をさらに備え、
前記副燃料噴射補正量算出手段によって算出された補正量を補正前の前記副燃料噴射量に加算した値である要求副燃料噴射量が前記副燃料噴射量の上限値より大きい場合、前記副燃料噴射量補正手段によって前記副燃料噴射量を前記上限値に補正し、且つ、前記排気浄化装置に流入する排気流量の前記流入排気量補正手段による補正を禁止することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004284850A JP2006097578A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 内燃機関の排気浄化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004284850A JP2006097578A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 内燃機関の排気浄化システム |
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Family
ID=36237636
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JP2004284850A Withdrawn JP2006097578A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 内燃機関の排気浄化システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006097578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150966A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
CN103133102A (zh) * | 2011-12-01 | 2013-06-05 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于控制排气温度的排气系统和方法 |
-
2004
- 2004-09-29 JP JP2004284850A patent/JP2006097578A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008150966A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP4710815B2 (ja) * | 2006-12-14 | 2011-06-29 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置 |
CN103133102A (zh) * | 2011-12-01 | 2013-06-05 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于控制排气温度的排气系统和方法 |
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