JP2006096623A - 加熱脱硫器一体型一次改質器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 炭化水素を含む原料から水素を製造するシステムにおいて用いられる、硫化カルボニルなどの硫黄化合物を除去することができ、熱損失の少ない装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 反応容器30内に、加熱脱硫剤を充填した加熱脱硫部31と、一次改質触媒を充填した一次改質部32とを備え、該加熱脱硫部と、該一次改質部とが、熱交換ができることを特徴とする加熱脱硫器一体型一次改質器3、及び、常温吸着脱硫器2と前記加熱脱硫器一体型一次改質器3と水素分離型リフォーマ4とを備える水素製造システム1。
【選択図】 図1
【解決手段】 反応容器30内に、加熱脱硫剤を充填した加熱脱硫部31と、一次改質触媒を充填した一次改質部32とを備え、該加熱脱硫部と、該一次改質部とが、熱交換ができることを特徴とする加熱脱硫器一体型一次改質器3、及び、常温吸着脱硫器2と前記加熱脱硫器一体型一次改質器3と水素分離型リフォーマ4とを備える水素製造システム1。
【選択図】 図1
Description
本発明は、加熱脱硫剤と一次改質器とが一体になった加熱脱硫器一体型一次改質器、及びこれを備える水素製造システムに関する。本発明は、特には、硫化カルボニルなどの硫黄化合物を除去することができ、熱損失の少ない、加熱脱硫器一体型一次改質器及びこれを備える水素製造システムに関する。
都市ガスやLPGなどの燃料ガスを水素原料とする燃料電池発電システムは、電気化学反応によって燃料の持つ化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するため、エネルギー変換に伴って発生する損失が少なく、高い発電効率が得ることができる。
しかし、都市ガスやLPGには、石油由来の硫黄化合物や付臭剤として機能する硫黄化合物が含まれており、これが燃料電池発電システム内で使用されている各種触媒にダメージを与える被毒物質となってしまうという問題がある。ここで各種触媒とは、燃料ガスから水素を生成する改質触媒や、水素と酸素とから電力を得るための触媒のことである。燃料電池発電システムにおいて、改質触媒の耐久性を確保するためには、原料の炭化水素中に含まれる硫黄化合物を0.1ppm以下、好ましくは0.01ppm以下に低減する必要がある。
このような炭化水素中の硫黄化合物を除去する方法として、常温または加熱下で吸着脱硫する種々の方法が提案されている。常温下で硫黄化合物を除去できるゼオライト系の担体に銀、銅などの活性金属を担持させた常温吸着脱硫剤(特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)は、運転、システム面から好ましいが、LPG等に含まれる硫化カルボニル(COS)は除去しにくいという欠点がある。一方、加熱脱硫剤は、COSを含む硫黄化合物を除去することが可能であるが、脱硫器の加熱が必要であるという欠点がある。
炭化水素を含む原料から水素を製造するシステムにおいて用いられる、硫化カルボニルなどの硫黄化合物を除去することができ、熱損失の少ない装置を提供することを目的とする。
本発明は、一実施形態によれば、加熱脱硫器一体型一次改質器であって、反応容器内に、加熱脱硫剤を充填した加熱脱硫部と、一次改質触媒を充填した一次改質部とを備え、該加熱脱硫部と該一次改質部とのあいだで、熱交換ができるようにしたことを特徴とする。
前記反応容器内で、前記加熱脱硫部と、前記一次改質部とが隣接して、それぞれ別個に原料ガスの入口と出口とを備え、前記加熱脱硫部が、前記一次改質部の周囲に設けられていることが好ましい。
前記反応容器が、原料ガスの入口につながる内管と、該内管の外側に設けられる外管とから構成される複数の二重管を備え、前記加熱脱硫部は内管に設けられ、前記一次改質部は内管と外管との間に設けられ、前記外管の外側に、燃焼排ガス流通部をさらに備えることが好ましい。
前記反応容器が、原料ガスの入口と出口とを備え、該原料ガスの入口側に加熱脱硫剤が充填され、該原料ガスの出口側に一次改質触媒が充填されていることが好ましい。
また、本発明は別の局面によれば水素製造システムであって、常温吸着脱硫器と、上述の加熱脱硫器一体型一次改質器と、水素分離型リフォーマとを備える。
本発明の加熱脱硫器一体型一次改質器によれば、加熱脱硫反応と一次改質反応を一つの装置で行うことができ、これらのあいだでかつ熱を効率に利用することができる。そして、かかる加熱脱硫器一体型一次改質器は、比較的高温で加熱脱硫反を促進することができるため、原料の炭化水素中の硫黄化合物を0.1ppm以下、好ましくは0.01ppm以下にまで低減することができ、一次改質触媒や、後段の水素分離型リフォーマの改質触媒の被毒を防ぐことができる。
以下に、本発明を、図面を参照して詳細に説明する。添付の図面において、同じ符号は同じ部材を指称するものとする。
図1は、原料が炭素数2以上の炭化水素を含むガスである場合に特に好適に用いられる本発明の一実施形態である水素製造システムの構成を示すブロック図である。図示する水素製造システム1は、常温吸着脱硫器2と、加熱脱硫器一体型一次改質器3と、水素分離型リフォーマ4とを含んでなる。
常温吸着脱硫器2は、炭化水素を主成分とする原料中に含まれる硫黄分を常温で吸着除去するものである。このような常温吸着脱硫器2は既知のものを用いることができ、硫化カルボニルを除く硫黄分を、0.1〜0.01ppm程度にまで除くことができるものであればよい。通常、天然ガス、ナフサに含まれている、5〜100ppmの硫黄分を除去する必要があるからである。
加熱脱硫器一体型一次改質器3は、加熱脱硫部31と一次改質部32とから構成される。加熱脱硫器一体型一次改質器3は、常温吸着脱硫器2で常温脱硫された原料を高温でさらに脱硫して、COS等を除去したのち、原料中の炭化水素のうち、炭素数2以上の炭化水素を改質し、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン及び未反応の炭化水素を含んでなる混合ガスを製造する装置である。加熱脱硫器一体型一次改質器3では特に、一次改質部32の熱を加熱脱硫部31で利用することができるような構造となっており、コンパクトであるのに加え、ヒートロスをなくすことができる。
加熱脱硫器一体型一次改質器3の加熱脱硫部31では、約100℃から300℃の温度条件下で、加熱脱硫剤を用いて、原料中の硫黄分、特にはCOSを加熱吸着除去する。加熱脱硫部31を経た原料ガス中の硫黄分は、約0.1ppm以下、好ましくは約0.01ppm以下にまで低減される。加熱脱硫器一体型一次改質器3の一次改質部32では、約300℃から500℃の温度条件下で、一次改質触媒を用いて、炭素数2以上の炭化水素を改質する。一次改質部32では、充填されている改質触媒の性能等にもよるが、原料に含まれる炭素数2以上の成分を10ppm以下になるまで分解することができる。
水素分離型リフォーマ4は、加熱脱硫器一体型一次改質器3を経てきた水素、一酸化炭素、二酸化炭素及び未反応の炭化水素を含む混合ガスを、改質触媒によりさらに改質して、水素を生成させ、生成した水素のみを選択的に取り出す装置である。この改質器では、水素を直接製造できるため、水素を発生させる改質器の後段にCO変成器やPSAによる水素精製が不要になる。ここで使用しうる水素分離型リフォーマ4は既知であり、例えば、三菱重工技報第33巻第5号第346〜349頁に記載されているメンブレンリアクタ型水素発生装置や、特許第3202440号に記載されている水素製造装置を用いることができるが、これらには限定されない。炭化水素を改質し、水素を選択的に取り出すことができる装置であればよい。
水素分離型リフォーマ4は、水素を生成させ、選択的に分離するとともに、未反応ガスや反応により生じた他の成分を含む高温のガスを排出する。これらを、水素分離型リフォーマ4に備えられた燃焼器で燃焼させることにより、原料ガスに熱を提供するための熱源を得る。この燃焼器で燃焼させたガスを燃焼排ガスと呼ぶ。ここで、本発明にかかる水素分離型リフォーマ4は、改質触媒を備えるが、この改質触媒量は、一次改質器3を設けない水素製造装置における場合と比較して、5〜30%少なくすることができる。一次改質器3で原料ガスが部分的に改質されるためである。
図1に示す水素製造システム1によれば、常温吸着脱硫器2と水素分離型リフォーマ4とのあいだに、加熱脱硫器一体型一次改質器3を設けることで、常温吸着脱硫器2では、通常、除去しきれないCOSを、約0.1ppm以下、好ましくは約0.01ppm以下にまで低減し、かつ一次改質部で原料ガスの改質を部分的に進行させ、水素分離型リフォーマ4の触媒にかかる負荷を低くするとともに、水素分離型リフォーマ4の触媒量自体を低減させることができる。また、加熱脱硫反応と一次改質反応とはともに高温下で行う反応であり、これらの反応を実施する装置を一体化することで、両者が別体となっている場合には単に放散される熱を熱交換して利用し、ヒートロスをなくすことができる。
次に、本発明の加熱脱硫器一体型一次改質器3を、その実施形態を挙げてさらに詳細に説明する。
図2は、加熱脱硫器一体型一次改質器の一実施形態を示す概念図である。図示する加熱脱硫器一体型一次改質器3aは、高圧容器30に設けられた加熱脱硫部31aと、一次改質部32aとを備え、加熱脱硫部31aと、一次改質部32aとは隣接して、それぞれ別個に原料ガスの入口と出口とを備え、前記加熱脱硫部は、前記一次改質部の周囲に設けられている。
高圧容器30は、1.0MPaG程度に耐え得る容器である。一次改質部32aは、反応容器の内部を頂部から底部に貫くように設けられている。加熱脱硫部31aは、一次改質部32aと反応容器の外壁との間に設けられている。そして、加熱脱硫部31aと一次改質部32aとは管板等により仕切られ、高圧容器30内部では、加熱脱硫部31aと一次改質部32aとのあいだで、それぞれを流れるガスが混合できないようになっている。しかし、加熱脱硫部31aと一次改質部32aとは、それらの間を仕切る管板を介して、熱交換することができる。
加熱脱硫部31aは、高圧容器30の下部側面に位置する加熱脱硫部入口311と、高圧容器30の上部側面に位置する加熱脱硫部出口312とを備える。そして、加熱脱硫部31aの内部には、加熱脱硫剤310が充填されている。加熱脱硫剤310は、100〜300℃でCOSを除去することができるものであればよく、例えば、酸化亜鉛系触媒、銅系触媒、結晶性シリケート担体に触媒活性金属を担持させた触媒を用いることができるが、これらには限定されない。
具体的には、酸化亜鉛系触媒としては、ZnOを90%程度含んだもの等が挙げられる。また、銅系触媒としては、Al2O3担体にCuOを30〜70%含んだもの等が挙げられる。
結晶性シリケート担体に触媒活性金属を担持させた触媒としては、4〜12族の元素から選択される少なくとも一種の触媒活性金属を、ゼオライト系担体に担持した脱硫剤を用いることができる。このようなゼオライト系担体は、特には、結晶性シリケートである。該結晶性シリケートが、(1±0.8)R2O・[aM2O3・bLO・cAl2O3]・ySiO2の化学式で表され、該化学式中、Rがアルカリ金属およびHからなるグループから選択される少なくとも1種の元素であり、Mが8族元素、希土類元素、Ti、V、Cr、Nb、SbおよびGaからなるグループから選択される少なくとも一種の元素であり、LがMg、Ca、SrおよびBaからなるグループから選択される少なくとも一種の元素であり、モル比a、b、cおよびyが0≦a、0≦b≦20、a+b=1および11≦y≦3000である。かかる結晶性シリケートはまた、CuKα線を用いる粉末X線回折で格子面間隔3.65±0.1Å、3.75±0.1Å、3.85±0.1Å、10.0±0.3Åおよび11.2±0.3Åに最強ピークから第5位までのピークが現れるものである。このような結晶性シリケート触媒については、本出願人による特開2003−064386号公報に詳述されている。
一次改質部32aは、高圧容器30の頂部に位置する一次改質部入口321と、高圧容器30の底部に位置する一次改質部出口322とを備える。そして、一次改質部32aの内部には、粒状の一次改質触媒320を容易に脱着可能な様式で充填しうる構造が設けられる。一次改質触媒320の上流には、分散板(図示せず)を設置することができる。分散板は、触媒層に均一に原料ガスを流すために設置するものであり、触媒層上部にアルミナボールなどの充填材などを設置してもよい。また、一次改質触媒320は一次改質部32aの底部の多孔板上に設置することができる。
一次改質触媒320としては、例えば、Ni系やRu系の公知の改質触媒を用いることができるが、コスト面からはNi系を用いることが好ましい。一次改質では、低温での活性が高い必要があり、Ni系触媒にCaOやK2Oなどを添加したものを使用することができ、粒径が3.0〜10.0mmの球状、ペレット状、リング状ものを充填することが好ましいが、これらには限定されない。後述の式(1)〜(3)で示される一次改質反応を進行させることができる触媒であれば用いることができる。
粒状の一次改質触媒320は、高圧容器30の一次改質部32aに固定床方式で充填されていてよい。例えば、上部フランジ部分を取り外し、劣化した触媒を抜いた後、フレッシュな改質触媒を充填することができる。粒状の一次改質触媒320を容易に取り替え可能な構造とすることで、一次改質触媒320を定期的に取り替えることができる。これは、後段のある水素分離型リフォーマ4内の改質触媒を交換するよりも作業時間が短縮できるため、システム全体として有利である。
かかる加熱脱硫器一体型一次改質器3aにおいて、常温吸着脱硫器を経て、熱交換器(図示せず)で約100℃まで昇温された原料ガスは、加熱脱硫部入口311から加熱脱硫部31aに導入される。加熱脱硫部31aで加熱脱硫剤により、硫黄分が0.1ppm以下に低減された原料ガスは、加熱脱硫部出口312から排出される。加熱脱硫反応は吸熱反応であるが、管板を介して隣接する一次改質部32aから熱を供給されるため、加熱脱硫部出口312における原料ガス温度は、200〜300℃となる。次に、加熱脱硫器一体型一次改質器3aの外部で、原料ガスにスチームが添加され、熱交換器14でさらに400〜500℃にまで昇温されて一次改質部入口321から一次改質部32aに導入され、一次改質部32aで一次改質触媒により改質されて、一次改質部出口322から排出される。このように、加熱脱硫部31aを流れる原料ガスと、一次改質部32aを流れる原料ガスとが向流となることが好ましい。
かかる第一実施形態による加熱脱硫器一体型一次改質器3aによれば、断熱反応型の反応容器内部で、一次改質反応を行う一次改質部32aの熱を利用して加熱脱硫反応をさせることができ、常温脱硫では除去しきれない原料ガス中の硫黄分を0.1ppm、好ましくは、0.01ppmにまで低減することができる。このような構成の装置では、従来であれば別個の二つの装置を一つにすることでコンパクトにすることができるのに加え、ヒートロスをなくし、装置全体の熱効率を向上させることができる。特に、容器本体30内の一次改質部32aの外側に加熱脱硫部31aを配置した構造とすることで、より高温での反応が必要とされる一次改質反応と、一次改質反応と比較して低温でも反応させることができる加熱脱硫とを行うのに適した装置とすることができる。
図3は、加熱脱硫器一体型一次改質器の別の実施形態を示す概念図である。図示する加熱脱硫器一体型一次改質器3bは、高圧容器30に設けられた加熱脱硫部31bと、一次改質部32bと、燃焼排ガス流通部33とを備える。かかる加熱脱硫器一体型一次改質器3bは、後段の水素分離型リフォーマ4から排気された燃焼排ガスを熱源とした対流伝熱式の構造を有する。
タンク型の高圧容器30は、複数の管を備える多管式構造である。そして、各管は二重管である。なお、図3では、説明を簡単にするため、二重管が一本だけ備えられた態様を示しているが、実用的には、二重管が10〜100本設けられた構造とすることができる。高圧容器30の底部には、加熱脱硫部入口311が設けられる。高圧容器30の内部には、該高圧容器30の底部の加熱脱硫部入口311につながり、高圧容器30の頂部の方向に延びる内管35が設けられる。内管35の内部は、加熱脱硫剤310が充填された加熱脱硫部31bとなっている。内管35の外側には、内管35と同一の中心軸を有するように外管36が設けられる。内管35と外管36とが形成する環状部分は、一次改質触媒320が充填された一次改質部32bとなっている。外管36は、高圧容器30の下部側の一次改質部出口322につながっている。なお、本実施形態による加熱脱硫器一体型一次改質器3bにおいては、高圧容器30内に加熱脱硫部31bと一次改質部32bとが連続的に設けられるため、高圧容器30へのガスの入口、出口は、それぞれ一つづつである。したがって、図3における加熱脱硫部入口311、一次改質部出口322はそれぞれ、原料ガス入口、原料ガス出口と呼ぶこともある。
第一実施形態による加熱脱硫器一体型一次改質器3aとは異なり、加熱脱硫部31bと一次改質部32bとは高圧容器30内で完全に仕切られてはいない。原料ガスの流路に沿って、加熱脱硫部31bの下流に、連続的に一次改質部32bが位置するようになっている。そして、加熱脱硫部31bを流れる原料ガスと、一次改質部32bを流れる原料ガスとは、内管35の管壁を介して熱交換することができるようになっている。また、加熱脱硫剤310、一次改質触媒320は第一実施形態で説明したものを同様に用いることができる。
外管36の外側は、燃焼排ガス流通部33となっている。燃焼排ガス流通部33は、加熱脱硫部31b、一次改質部32bから完全に仕切られている。したがって、燃焼排ガスと、原料ガスとは混合できないようになっている。いっぽう、燃焼排ガスと、原料ガスとは、外管36の管壁を介して熱交換することができるようになっている。
次に、加熱脱硫器一体型一次改質器3a内での反応を、原料ガスの流れにしたがって説明する。加熱脱硫部入口311から高圧容器30内に導入された原料ガスは、加熱脱硫部31bである内管35を流れて脱硫されながら高圧容器30の頂部に達する。加熱脱硫部入口311における原料ガス温度は約100〜300℃であり、内管35を流れながら一次改質部32bの原料ガスと熱交換して、高圧容器30の頂部における原料ガス温度は約200〜400℃となる。
高圧容器30の頂部では原料ガスにスチームが添加され、スチームが添加された原料ガスは、内管35と外管36とが形成する環状部分である一次改質部32bを高圧容器の底部に向かって流れる。その間に、原料ガスは一次改質されて一次改質ガスとなり、高圧容器30の下方側面の一次改質部出口322から排出される。外管36の外側の燃焼排ガス流通部33には、水素分離型リフォーマ4から排気された燃焼排ガスが、高圧容器30の下方側面にある燃料ガス入口331から導入される。この燃焼排ガスの温度は、約550℃である。燃焼排ガスは、燃焼排ガス流通部33を流れながら、外管36の管壁を介して一次改質部32bを流れる原料ガスと熱交換し、高圧容器30の上方側面にある燃焼排ガス出口332から排出される。
図3に示す加熱脱硫器一体型一次改質器3bによれば、高圧容器30内で、原料ガスが水素分離型リフォーマ4から排気された高温の燃焼排ガスと熱交換することができ、高温条件下で一次改質反応を促進することができる。そして、一次改質部32bを流れる高温の原料ガスが、加熱脱硫部31bを流れる原料ガスとさらに熱交換することができ、加熱脱硫反応を促進することができる。また、対流伝熱式の構造としたことで、燃焼排ガス流通部33に直接燃焼排ガスを供給することができるため、熱効率が大きく、一次改質反応における炭化水素の分解反応に有利である。
図4は、加熱脱硫器一体型一次改質器のまた別の実施形態を示す概念図である。図示する加熱脱硫器一体型一次改質器3cは、断熱反応型の構造であり、高圧容器30の加熱脱硫部入口311側に設けられた加熱脱硫部31cと、一次改質部出口322側に設けられた一次改質部32cとを備える。
加熱脱硫器一体型一次改質器3cは、タンク型の高圧容器30の頂部に設けられた加熱脱硫部入口311と、高圧容器30の底部に設けられた一次改質部出口322とを備える。高圧容器30の内部には、管や仕切りは設けられず、原料ガス入口311付近に、加熱脱硫剤310を充填した加熱脱硫部31cが、一次改質ガス出口322付近に、一次改質触媒320を充填した一次改質部32cが設けられる。このように、本実施形態による加熱脱硫器一体型一次改質器3cにおいては、高圧容器30内に加熱脱硫部31cと一次改質部32cとのあいだに仕切り等がなく、連続的に設けられるため、高圧容器30へのガスの入口、出口は、それぞれ一つづつである。したがって、図4における加熱脱硫部入口311、一次改質部出口322はそれぞれ、原料ガス入口、原料ガス出口と呼ぶこともある。なお、加熱脱硫剤310、一次改質触媒320は第一実施形態で説明したものを同様に用いることができる。
かかる実施形態において、原料ガスには高圧容器30に導入される前に、水素、スチームを添加され、水素分離型リフォーマ4から排気された燃焼排ガスの熱を利用した熱交換器14で、予め約200℃にまで昇温される。高圧容器30に導入された原料ガスは、高圧容器30を頂部から底部に向かって流れながら、加熱脱硫部31cでCOS等を除去され、一次改質部32cで一次改質される。
図4に示す加熱脱硫器一体型一次改質器3cは、単純な構造で、熱の損失を防ぎ、加熱脱硫と一次改質を実施することができる点で特に有利である。さらに、後段の水素分離型リフォーマで製造された水素を加熱脱硫器一体型一次改質器3cに供給する前の原料ガスに添加することで、脱硫剤の酸化を防止することができる。
次に、図1について説明した水素製造システムの一実施の形態を、図5を参照して、水素の製造方法とともにさらに詳細に説明する。図5は、水素製造システム1を模式的に示すシステム図である。水素製造システム1は、常温吸着脱硫器2と、加熱脱硫器一体型一次改質器3と、水素分離型リフォーマ4と、ボイラ6と、複数の熱交換器とを備える。なお、ここで、加熱脱硫器一体型一次改質器3は、後述するように、例えば図4について説明した加熱脱硫器一体型一次改質器3cを用いることができる。
本実施形態では、炭素数2以上の炭化水素を主成分とする原料を用いる。具体的には、プロパン、ブタンなどを主成分として含んでなる原料である。さらに具体的には、LPGやナフサであってよい。また、このガスは通常、硫黄分を100ppm程度含む。
原料は、常温吸着脱硫器2において原料中に含まれる硫化カルボニルを除く硫黄分を0.1〜0.01ppm程度にまで除去された後、水素分離型リフォーマ4の燃焼器43へ供給する原料と加熱脱硫器一体型一次改質器3へ供給する原料とに分割される。このときの加熱脱硫器一体型一次改質器3へ供給する原料の温度は、約35℃である。したがって、原料がガスの場合と液体の場合がある。その後、加熱脱硫器一体型一次改質器3へ供給する原料は、予熱器15において、燃焼排ガスと熱交換して約200℃に加熱される。この時点で、液体の原料は完全にガスになる場合と飽和状態になる場合とがある。
加熱された原料ガスには、ボイラ6によりスチームを供給される。供給されるスチームの温度は、190〜220℃であり、供給されるスチームの圧力は、0.8MPaG〜0.95MPaGであり、供給されるスチームの量(モル量をSとする)は、原料ガスの炭素数のモル量(C)に対して、S/C=3.0程度である。なお、ボイラ6から供給されるスチームは、純水製造装置7から供給される水を加温して製造することができる。次に、原料ガスは、予熱器14において、500〜700℃の燃焼排ガスと熱交換して、300〜550℃、好ましくは400〜500℃まで昇温され、加熱脱硫器一体型一次改質器3に供給される。
原料ガスは、初めに加熱脱硫器一体型一次改質器3の加熱脱硫部31に供給され、加熱脱硫剤310でCOSを除去されながら、加熱脱硫部31の出口に流れる。加熱脱硫部31の出口における原料ガス温度は、約400℃である。これは、加熱脱硫部31を流れる原料ガスが、一次改質部32を流れる昇温された原料ガスと熱交換されるためである。
加熱脱硫部31で、COS等が除去され、硫黄分が0.1ppm以下、好ましくは0.01ppm以下にまで低減された原料ガスは、さらにスチームを添加され、燃焼排ガスにより約500℃にまで昇温された後、加熱脱硫器一体型一次改質器3の一次改質部32に供給される。一次改質部32では、一次改質触媒320の存在下で反応式(1)〜(3)の反応が進行し、水素、一酸化炭素、二酸化炭素及び未反応の原料ガスが生成する。以下の説明においてこれを混合ガスと呼ぶ。
CnHm + nH2O ⇔ nCO + (n+m/2)H2 ・・(1)
CnHm + 2nH2O ⇔ nCO2 + (2n+m/2)H2 ・・(2)
CnHm + nCO2 ⇔ 2nCO + m/2H2 ・・(3)
CnHm + 2nH2O ⇔ nCO2 + (2n+m/2)H2 ・・(2)
CnHm + nCO2 ⇔ 2nCO + m/2H2 ・・(3)
一次改質部32の温度は、400〜500℃であり、圧力は、0.8〜1.0MPaGである。また、一次改質部32に充填される一次改質触媒320は、粒径が3.0〜10.0mmの触媒を用いることができる。加熱脱硫器一体型一次改質器3を出た混合ガスには、未反応の炭化水素、二酸化炭素、一酸化炭素、水素などが含まれる。加熱脱硫器一体型一次改質器3を出た混合ガスは、400〜550℃、好ましくは500℃以上で水素分離型リフォーマ4に供給する。
なお、図5に示す実施形態では、加熱脱硫器一体型一次改質器3に供給される前に、原料ガスにスチームが添加され、熱交換器で原料ガスが一次改質に必要な程度にまで高温に加熱される態様について説明している。これは、例えば、図4に示す加熱脱硫器一体型一次改質器3cを用いる場合に好適な態様である。しかし、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、図2に示す加熱脱硫器一体型一次改質器3aを用いる場合には、図5の熱交換器15の後段に加熱脱硫器一体型一次改質器3aを設け、加熱脱硫器一体型一次改質器3aの加熱脱硫部31と一次改質部32とを接続するラインに、図5のボイラ6からのスチームを供給し、かつ、図5の熱交換器16を設置する態様とすることができる。
また、図3に示す加熱脱硫器一体型一次改質器3bを用いる場合には、図5の熱交換器14を設けなくてもよい。そして、図5のボイラ6からのスチームは、加熱脱硫器一体型一次改質器3b内に直接添加する態様とすることができる。このような態様は、熱効率がよく、加熱脱硫器一体型一次改質器3bにおける炭化水素の分解が促進されるため、後段の水素分離型リフォーマ4に供給される原料ガス中の炭素数が2以上の炭化水素の量を大きく低減することができる。
水素分離型リフォーマ4は、改質触媒層41と、水素分離膜42と、透過部44と、燃焼部43と、燃焼側45とを備える。改質触媒層41は、水素分離型リフォーマ4に導入された原料ガスに式(1)〜(3)の反応を生じさせるための触媒が設けられた部分であり、触媒成分としては、Ni系やRu系の触媒が用いられる。水素分離膜42は、生成した水素のみを選択的に透過させる膜で、パラジウム−銀合金やその他のパラジウム合金、あるいはバナジウム合金などからなるものが用いられる。透過部44は、水素分離膜42を介して改質触媒層41と反対の側に設けられ、水素分離膜42を透過して分離された水素が導入される部分である。燃焼部43は、原料ガスや未反応ガスを燃焼して、水素製造システム1全体の熱源を供給する。いっぽう、燃焼側45は、改質触媒層41の近傍に設けられ、燃焼部43から排出される高温の燃焼排ガスが導入され、改質触媒層41に熱を与える。
水素分離型リフォーマ4では、導入された混合ガスが、反応式(1)〜(3)の反応によりさらに分解される。このときの反応温度は、500〜550℃であり、反応が生じる触媒層41の圧力は、0.8〜1.0MPaGである。この反応により生成されたガス中の水素だけが、水素分離膜42を通して水素分離型リフォーマの透過部44に分離され、熱交換器16において空気に熱を供給し、次に、熱交換器17で冷却水によって冷却される。
一方、式(1)〜(3)の反応により生じた主に二酸化炭素からなる未反応ガスは、改質触媒層41から、水素分離型リフォーマ4の外へ排出され、熱交換器11、12において、それぞれ空気、冷却水によって冷却された後、低温未反応ガスとなり、脱硫器2の後段で燃料用に分割された原料ガスと混合され、ストリームとして水素分離型リフォーマ4の燃焼器43に導入され、燃焼用の燃料とされる。ここで、低温未反応ガスは、燃焼器43に導入されるのに先立って、気液分離器13に導入し、未反応ガス中の凝縮した水分を排水として分離し、燃焼器43での燃焼性を安定させることができる。さらに、水素分離型リフォーマ4の燃焼器43には、熱交換器11で昇温された空気が一次空気として添加される。
水素分離型リフォーマの燃焼器43からの燃焼排ガスは、燃焼側45を通過し水素分離型リフォーマの改質触媒層41へ反応熱を供給後、燃焼排ガスとして水素分離型リフォーマ4から排出される。燃焼排ガスは混合ガス予熱器14、15で熱交換した後、ストリームとなりベントから排出される。
水素分離型リフォーマの透過部44には、不活性ガスが熱交換器で加熱され、高温不活性ガスとして供給されてもよい。水素分離型リフォーマ4で発生する水素は不活性ガスによって払い出される。この分離された水素ガスと不活性ガスとの混合ガスは前記の如く、熱交換器16、17において空気、水に熱を供給し、水素圧縮機18で圧縮されて、水素ガスと不活性ガスの混合ガスとして取り出される。なお、水素ガスの一部を加熱脱硫器一体型一次改質器3に供給する前の原料ガスに添加することもできる。加熱脱硫器一体型一次改質器3における脱硫剤の酸化を防止することができるためである。また、不活性ガスとして、スチームを利用することで、熱交換器の後段に気液分離器(図示せず)を設けて水素と水に容易に分離できるという利点もある。また、透過部44を、真空ポンプなどを用いて減圧にすることで、不活性ガスを使用しなくても水素を取り出すことができる。
本実施形態にかかる水素製造システム1によれば、加熱脱硫器一体型一次改質器3で、COSを含む硫黄分を0.01ppm以下にまで低減し、炭素数が2以上の炭化水素を、水素、一酸化炭素、二酸化炭素及びメタンなどに少なくとも部分的に分解しておくことで、水素分離型リフォーマ4内の改質触媒層41の負荷を軽減し、水素分離型リフォーマ4内の改質触媒層41の触媒充填量を、5〜30%低減できる。また、水素分離型リフォーマ41内で原料ガスが縮重合し、触媒を被毒して触媒性能を低下することを抑制できる。
本発明の活用例として、燃料電池の燃料として用いる水素を製造するシステムに組み込むことが挙げられる。
1 水素製造システム
2 常温吸着脱硫器
3 加熱脱硫器一体型一次改質器
4 水素分離型リフォーマ
5 水素循環ライン
6 ボイラ
7 純水製造装置
8 水素昇圧器
11 熱交換器
12 熱交換器
13 気液分離器
14 予熱器
15 予熱器
16 熱交換器
17 ボイラ用空気予熱器
18 水素圧縮機
30 高圧容器
31 加熱脱硫部
310 加熱脱硫剤
311 加熱脱硫部入口
312 加熱脱硫部出口
32 一次改質部
320 一次改質触媒
321 一次改質部入口
322 一次改質部出口
33 燃焼排ガス流通部
331 燃焼排ガス入口
332 燃焼排ガス出口
35 内管
36 外管
41 改質触媒層
42 水素透過膜
43 燃焼器
44 透過部
45 燃焼側
2 常温吸着脱硫器
3 加熱脱硫器一体型一次改質器
4 水素分離型リフォーマ
5 水素循環ライン
6 ボイラ
7 純水製造装置
8 水素昇圧器
11 熱交換器
12 熱交換器
13 気液分離器
14 予熱器
15 予熱器
16 熱交換器
17 ボイラ用空気予熱器
18 水素圧縮機
30 高圧容器
31 加熱脱硫部
310 加熱脱硫剤
311 加熱脱硫部入口
312 加熱脱硫部出口
32 一次改質部
320 一次改質触媒
321 一次改質部入口
322 一次改質部出口
33 燃焼排ガス流通部
331 燃焼排ガス入口
332 燃焼排ガス出口
35 内管
36 外管
41 改質触媒層
42 水素透過膜
43 燃焼器
44 透過部
45 燃焼側
Claims (5)
- 反応容器内に、加熱脱硫剤を充填した加熱脱硫部と、一次改質触媒を充填した一次改質部とを備え、該加熱脱硫部と該一次改質部とのあいだで、熱交換ができるようにしたことを特徴とする加熱脱硫器一体型一次改質器。
- 前記反応容器内で、前記加熱脱硫部と、前記一次改質部とが隣接して、それぞれ別個に原料ガスの入口と出口とを備え、
前記加熱脱硫部が、前記一次改質部の周囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱脱硫器一体型一次改質器。 - 前記反応容器が、原料ガスの入口につながる内管と、該内管の外側に設けられる外管とから構成される複数の二重管を備え、
前記加熱脱硫部は内管に設けられ、前記一次改質部は内管と外管との間に設けられ、
前記外管の外側に、燃焼排ガス流通部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の加熱脱硫器一体型一次改質器。 - 前記反応容器が、原料ガスの入口と出口とを備え、
該原料ガスの入口側に加熱脱硫剤が充填され、該原料ガスの出口側に一次改質触媒が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱脱硫器一体型一次改質器。 - 常温吸着脱硫器と、
請求項1〜4のいずれかに記載の加熱脱硫器一体型一次改質器と、
水素分離型リフォーマと
を備える水素製造システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004285568A JP2006096623A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | 加熱脱硫器一体型一次改質器 |
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JP2004285568A Withdrawn JP2006096623A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | 加熱脱硫器一体型一次改質器 |
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JP (1) | JP2006096623A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274919A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Univ Of Yamanashi | 外熱式水素製造装置及びこれを用いた燃料電池発電システム |
JP2010184836A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Nissan Motor Co Ltd | 水素生成装置 |
JP2015151312A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システム |
JP2016153368A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-25 | 新日鐵住金株式会社 | 炭化水素の改質による水素の製造方法、水素の製造装置、燃料電池の運転方法、及び燃料電池の運転装置 |
-
2004
- 2004-09-30 JP JP2004285568A patent/JP2006096623A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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