JP2006096279A - 荷受台昇降装置の電源供給装置 - Google Patents

荷受台昇降装置の電源供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来品を流用可能とし、コスト低減を図ることができる荷受台昇降装置の電源供給装置を提供する。
【解決手段】荷受台4を昇降する荷受台昇降装置5を備えた車両に設けられる荷受台昇降装置の電源供給装置20において、車両に搭載した例えば電圧12V対応の電装品21等に電力供給する電圧12Vの第1バッテリ22と、荷受台昇降装置5を駆動制御する例えば電圧24V対応の駆動制御部10と、この駆動制御部10に対する第1バッテリ22の電力不足分を補う電圧12Vの第2バッテリ23と、操作者が荷受台昇降装置5の電源切換えを指示する電源スイッチ24と、この電源スイッチ24の操作に応じて、第1バッテリ22と第2バッテリ23を直列接続に切換えて駆動制御部10に電力供給するための電源スイッチ回路39、直列接続切換回路40、及び直列接続用ライン32,34とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、荷受台を昇降する荷受台昇降装置を備えた車両に設けられる荷受台昇降装置の電源供給装置に関する。
荷受台昇降装置は、車両の荷台に対する荷物積込み・積卸し作業を支援するものであり、従来より種々の技術が提唱されている。この荷受台昇降装置の一例として、リンク機構を介し車両の荷台と地面との間を昇降する荷受台と、この荷受台を荷台の後面に沿って起立する閉塞状態又は略水平に倒伏する開放状態まで回動する開閉機構と、リンク機構及び開閉機構を駆動制御する駆動制御部(制御回路装置)とを備えた荷受台昇降装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような構成の荷受台昇降装置は、出力の大きさ等の理由から例えば車両重量2t以上の車両に設けることが多い。車両重量2t以上の車両には、通常、エンジン(原動機)を起動するスタータ、エンジン駆動によって発電するオルタネータ(発電機)、ライト、及びラジオ等の電装品に対応し電圧24Vのバッテリ(電源)が搭載されている。そのため、荷受台昇降装置の駆動制御部は、この電圧24Vに準じて設計・構成されたものがある。
特開2001−63443号公報
近年、排ガス規制に伴い、CNG(圧縮天然ガス)やLPG(液化石油ガス)を燃料としてエンジン駆動する車両が提唱されており、このような車両においては車両重量が2t以上でも、上記電装品に対応し電圧12Vのバッテリを搭載したものがある。そして、電圧12Vのバッテリを搭載した車両においても、上述の荷受台昇降装置を設けたいというニーズがある。ところが、もともと電圧24Vに準じた荷受台昇降装置の駆動制御部を、出力維持しながら電圧12Vに対応しようとすれば、電流値が2倍となるため電線や駆動モータの大型化、基板交換等の変更が余儀なくされ、コスト高となる。
本発明の目的は、従来品を流用可能とし、コスト低減を図ることができる荷受台昇降装置の電源供給装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、荷受台を昇降する荷受台昇降装置を備えた車両に設けられる荷受台昇降装置の電源供給装置において、前記車両に搭載した電装品に電力供給する第1電源と、前記荷受台昇降装置を駆動制御する駆動制御部と、前記駆動制御部に対する前記第1電源の電力不足分を補う第2電源と、操作者が前記荷受台昇降装置の電源切換えを指示する電源スイッチと、前記電源スイッチの操作に応じて、前記第1電源と前記第2電源を直列接続に切換えて前記駆動制御部に電力供給する第1の接続切換手段とを備える。
本発明においては、例えば電圧12V対応の電装品に電力供給する電圧12Vの第1電源と、例えば電圧24V対応の荷受台昇降装置の駆動制御部に対する電力不足分を補う電圧12Vの第2電源とを車両に搭載する。そして、電源スイッチの操作に応じて、第1の接続切換手段で第1電源と第2電源を直列接続に切換えて駆動制御部に電圧24Vを印加する。したがって、荷受台昇降装置の駆動制御部は、従来の電圧24V対応品を流用可能とし、コスト低減を図ることができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記電源スイッチがOFF位置であるときに、前記第1電源と前記第2電源を並列接続に切換え可能な第2の接続切換手段を備える。
このように電源スイッチがOFF位置であるときに、駆動制御部との接続を遮断しつつ、第1電源と第2電源を並列接続に切換えることにより、第1電源と第2電源の消費量を均一にすることができる。また、並列接続した第1電源と第2電源を例えば発電機に接続して効率よく充電することができる。したがって、バッテリ寿命を長くすることができる。
(3)上記(2)において、好ましくは、エンジンの駆動によって発電する発電機を備え、前記第2の接続切換手段は、前記エンジン及び車両電源の切換えを指示するキースイッチの操作に応じて、前記第1電源と前記第2電源を並列接続に切換えて前記発電機に接続する。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記電源スイッチ及び前記キースイッチがOFF位置であるときに、前記第1電源、前記第2電源、及び前記駆動制御部の接続を遮断状態とする。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記第1電源、前記第2電源、及び前記駆動制御部の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから、前記第1の接続切換手段又は前記第2の接続切換手段による接続切換えを行う切換制御手段を備える。
第1電源と第2電源を並列接続から直列接続、または直列接続から並列接続に瞬間的に切換える場合、ショートする可能性がある。そこで本発明においては、切換制御手段は、第1電源、第2電源、及び駆動制御部の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから第1の接続切換手段又は第2の接続切換手段による接続切換えを行う。これにより、ショートの発生を防止し、安全性を高めることができる。
本発明によれば、荷受台昇降装置の駆動制御部は、従来の例えば電圧24V対応品を流用可能とし、コスト低減を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による荷受台昇降装置の電源供給装置が適用された車両の全体構造を表す側面図である。なお、以降、車両が図1に示す状態にて運転者が運転室に搭乗した場合における運転者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
図1において、この車両は、車体1の前方に設けられた運転室2と、車体1上に設けられた荷台3と、車体1の後部に設けられ、荷受台4を昇降する荷受台昇降装置5とを備えている。荷受台昇降装置5は、車幅方向を軸芯として荷受台4を回動するようになっており、例えば走行運転時は荷受台4が略鉛直となる閉塞状態(図1中実線で示す状態)に配置され、また例えば荷物積込み・積卸し作業時は荷受台4が略水平となる開放状態(図1中二点鎖線で示す状態)に配置されて、荷受台4を荷台3の床部高さと地面高さとの間で昇降するようになっている。
図2は、上記荷受台昇降装置5の詳細構造を表す斜視図であり、荷受台4が略水平となる開放状態である。
この図2において、荷受台昇降装置5は、大別して、車体1の後部に固定された支持部6と、荷物を積載する上記荷受台(プラットフォーム)4と、この荷受台4を支持部6に対し昇降する昇降機構部7と、荷受台4を上述の閉塞状態又は開放状態へ回動する開閉機構部8と、荷受台昇降装置5を操作する操作部9と、この操作部9の操作に応じて荷受台昇降装置5を駆動制御する駆動制御部(パワーユニット)10とを備えている。
支持部6は、車幅方向(図2中左下・右上方向)に延設された支持部材11と、この支持部材11の中央部後側(図2中右下側)に設けられたセンタバンパ12と、支持部材6におけるセンタバンパ12の外側(図2中左下・右上側)にそれぞれ設けられた左・右のブラケット部13と、支持部材6におけるブラケット部13の外側にそれぞれ設けた左・右のサイドバンパ14とで構成されている。
昇降機構部7は、上端部がブラケット部13に回動可能に連結された第1アーム(チルトアーム)15と、前端部が第1アーム15に回動可能に連結され後端部が後述のリンク部材と共に荷受台4に回動可能に連結された第2アーム(リフトアーム)16と、前端部がブラケット部13に回動可能に連結され後端部が上記リンク部材を介し荷受台4に回動可能に連結された第3アーム(コンプレッションアーム)17と、ロッド側(図2中左上側)が第1アーム15の下端部に軸着されボトム側(図2中右下側)が第2アーム16に軸着されたリフトシリンダ18とで構成され、これら第1アーム15、第2アーム16、第3アーム17、及びリフトシリンダ18はそれぞれ左右一対で設けられている。そして、第2アーム16及び第3アーム17が平行リンクを形成し、この平行リンクがリフトシリンダ22の伸縮駆動により上下方向に回動し、これによって荷受台5が昇降するようになっている。
開閉機構部8は、荷受台4に内蔵されたチルトシリンダ19を有し、このチルトシリンダ19のロッド側が上記リンク部材に軸着され、ボトム側が荷受台4の下面に軸着されている。リンク部材は、詳細は図示しないが、第2アーム16の後端部と荷受台4との間に枢軸された第1回動ピンに軸支されている。そして、チルトシリンダ19の伸縮駆動によって、第1回動ピンを中心として荷受台4が回動するようになっている。なお、チルトシリンダ19は、左右のいずれか一方(図2では左側)に設けるか、あるいは左右両方ともに設けてもよい。
操作部9は、車体1の側方に配置されるようにブラケット部13の端部に設けられ、操作者は、この操作部9に設けた操作スイッチ(図示せず)を操作することによって、リフトシリンダ18及びチルトシリンダ19の伸縮操作を行うようになっている。なお、操作部9は固定式のものとするか、あるいは操作スイッチを備えたペンダント操作方式のものとしてよい。
駆動制御部10は、ブラケット部13の端部に設けられており、詳細は図示しないが、電動モータ等の原動機と、この原動機によって駆動されリフトシリンダ18及びチルトシリンダ19に圧油を供給する油圧ポンプと、この油圧ポンプからリフトシリンダ18及びチルトシリンダ19への圧油の流れをそれぞれ制御する制御弁(コントロールバルブ)と、操作部9の操作に応じて制御弁に指令信号を出力する制御装置とを備えている。また、本実施形態における駆動制御部10は、電圧24Vに準じて設計・構成されている。
図3は、本実施形態による荷受台昇降装置の電源供給装置の概略構成を表す電気回路図である。
この図3において、電源供給装置20は、車両に搭載された例えば電圧12V対応の電装品(図3では、その一部として電装品21を図示)に電力供給する電圧12Vの第1バッテリ(第1電源)22と、上記リフトシリンダ18及び上記チルトシリンダ19を駆動制御する電圧24V対応の上記駆動制御部10と、この駆動制御部10に対する第1バッテリ22の電力不足分を補う電圧12Vの第2バッテリ(第2電源)23と、例えば上記運転室2内に設けられ、操作者が荷受台昇降装置5の電源切換えを指示する電源スイッチ24と、車両に搭載されたエンジン(図示せず)の駆動によって発電するオルタネータ(発電機)25とを備えている。また、電源供給装置20には、リレー(継電器)のコイルRACC,RA,RB1,RB2,RC1,RC2と、リレーコイルRACC,RB1,RB2,RC1,RC2が励磁されると閉じ状態となるリレー接点RACC’,RB1’,RB2’,RC1’,RC2’と、リレーコイルRAが励磁されると閉じ状態となるリレー接点RA’及び連動して開き状態となるリレー接点RA”と、オンディレータイマのコイルT1,T2と、オンディレータイマコイルT1,T2が励磁されて所定時間(例えば1〜2秒程度)が経過すると閉じ状態となるオンディレータイマ接点T1’,T2’とが、図示のように接続されている。
第1バッテリ22の負極側はアースに接続され、第1バッテリ22の正極側は、電装品21及びオルタネータ25を有する電装品回路26と、第2バッテリ23及び駆動制御部10を有する駆動制御部回路27と、この駆動制御部回路27におけるリレー接点RB1’,RB2’,RC1’,RC2’を開閉する接続切換回路28とがそれぞれ接続されている。
電装品回路26は、第1バッテリ22の正極側に接続されたオルタネータ25及びキースイッチ29が設けられている。キースイッチ29は、その一方側(図3中左側)のB端子に第1バッテリ22が接続され、他方側(図3中右側)のACC端子にヒューズ30、リレーコイルRACC、及び電装品21が直列接続され、図示しないON端子にエンジン制御用の電装品等が接続され、図示しないSTART端子にエンジン起動用のスタータが接続されており、例えば操作者が所持する操作キー等をキーシリンダ等に挿入して回転操作されるようになっている。これにより、キースイッチ29が例えばOFF位置に操作されると、車両電源をOFF状態にするとともにエンジンが駆動停止し、例えばACC位置に操作されると、B端子とACC端子が接続されて電装品21に電圧12Vが印加され、例えばON位置に操作されると、B端子とACC端子、B端子とON端子がそれぞれ接続されて電装品21及びエンジン制御用電装品等に電圧12Vが印加され、例えばSTART位置に操作されると、B端子とSTART端子が接続されてスタータに電圧12Vが印加されるようになっている。
駆動制御部回路27は、第1バッテリ22の正極側からヒューズ31及びリレー接点RB1’を介し第2バッテリ23の負極側に接続された直列接続用ライン32と、第2バッテリ23の正極側からヒューズ33及びリレー接点RB2’を介し荷受台昇降装置5の駆動制御部10に接続された直列接続用ライン34と、第1バッテリ22の正極側と第2バッテリ23の正極側とが接続されるように、直列接続用ライン32におけるヒューズ31とリレー接点RB1’の間から分岐され、リレー接点RC1’を介し直列接続用ライン34におけるヒューズ33とリレー接点RB2’との間に合流接続された並列接続用ライン35と、第2バッテリ23の負極側からヒューズ36及びリレー接点RC2’を介しアースに接続された並列接続用ライン37とで構成されている。
接続切換回路28は、直列接続用ライン32におけるヒューズ31とリレー接点RB1’の間から分岐して接続されており、さらにヒューズ38を介し、電源スイッチ24を有する電源スイッチ回路39と、第1バッテリ22と第2バッテリ23を直列接続へ切換えるための直列接続切換回路40と、第1バッテリ22と第2バッテリ23を並列接続へ切換えるための並列接続切換回路41とが分岐して接続されている。電源スイッチ回路39は、電源スイッチ24及びリレーコイルRAが直列接続され、電源スイッチ24のON操作(接点閉じ状態)に応じてリレーコイルRAが通電されるようになっている。直列接続切換回路40は、リレー接点RA’及びオンディレータイマコイルT1が直列接続され、オンディレータイマ接点T1’及びリレーコイルRB1が直列接続され、この直列接続したオンディレータイマ接点T1’及びリレーコイルRB1がオンディレータイマコイルT1に対し並列接続され、リレーコイルRB1に対しリレーコイルRB2が並列接続されている。並列接続切換回路41は、リレー接点RA”,RACC’及びオンディレータイマコイルT2が直列接続され、オンディレータイマ接点T2’及びリレーコイルRC1が直列接続され、この直列接続したオンディレータイマ接点T2’及びリレーコイルRC1がオンディレータイマコイルT2に対し並列接続され、リレーコイルRC1に対しリレーコイルRC2が並列接続されている。
なお、上記において、電源スイッチ回路39、直列接続切換回路40、及び直列接続用ライン32,34は、特許請求の範囲記載の電源スイッチの操作に応じて、第1電源と第2電源を直列接続に切換えて駆動制御部に電力供給する第1の接続切換手段を構成し、直列接続切換回路40におけるオンディレータイマコイルT1及びオンディレータイマ接点T1’は、第1電源と第2電源の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから、第1の接続切換手段による接続切換えを行う切換制御手段を構成する。
また、電源スイッチ回路39、並列接続切換回路41、並列接続用ライン35,37は、電源スイッチがOFF位置であるときに、第1電源と第2電源を並列接続に切換え可能な第2の接続切換手段を構成し、並列接続切換回路41におけるオンディレータイマコイルT2及びオンディレータイマ接点T2’は、第1電源と第2電源の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから、第2の接続切換手段による接続切換えを行う切換制御手段を構成する。
次に、本実施形態による電源供給装置20の動作を図4、図5、及び前述の図3により説明する。
(1)荷受台昇降装置5の駆動(図4参照)
例えば車両の荷台3に対する荷物積込み・積卸し作業を行う場合、まず操作者がキースイッチ29をOFF位置に操作すると、エンジンが停止しオルタネータ25の発電が停止するとともに、キースイッチ29を介した電装品21等への電力供給を遮断する。そして、操作者が荷受台昇降装置5の電源スイッチ24をON操作すると、図4中破線矢印で示すように、リレーコイルRAが通電されて励磁しリレー接点RA’が閉じ状態、連動するリレー接点RA”が開き状態となる。そして、リレー接点RA’を介しオンディレータイマコイルT1が通電され励磁して所定時間が経過すると、オンディレータイマ接点T1’が閉じ状態となり、このオンディレータイマ接点T1’を介しリレーコイルRB1,RB2が通電され励磁する。これにより、リレー接点RB1’,RB2が閉じ状態となり、直列接続用ライン32を介し第1バッテリ22と第2バッテリ23を直列接続し、直列接続用ライン34を介し第2バッテリ23と駆動制御部10を直列接続して、駆動制御部10に電圧24Vを印加する。その後、操作者が操作部9の操作スイッチを操作すると、これに応じて駆動制御部10がリフトシリンダ18及びチルトシリンダ19を駆動制御し、荷受台4の開閉動作及び昇降動作を行うことができる。
(2)荷受台昇降装置5の停止(前述の図3参照)
例えば荷物積込み・積卸し作業を中断又は中止する場合、操作者がキースイッチ29をOFF位置としたまま、荷受台昇降装置5の電源スイッチ24をOFF操作(接点開き状態に)すると、リレーコイルRAの通電が停止され消磁してリレー接点RA’が開き状態、連動するリレー接点RA”が閉じ状態となる。これにより、リレーコイルRB1,RB2の通電が停止され消磁して、リレー接点RB1’,RB2’が開き状態となる。また、キースイッチ29はOFF位置であるから、リレーコイルRACCが消磁してリレー接点RACC’が開き状態である。これにより、リレーコイルRC1,RC2が消磁して、リレー接点RC1’,RC2’が開き状態である。したがって、第1バッテリ22、第2バッテリ23、及び駆動制御部10は互いに接続状態が遮断され、駆動制御部10への電力供給を遮断する。
(3)車両走行時(図5参照)
例えば車両を走行させることを意図して、操作者が荷受台昇降装置5の電源スイッチ24をOFF位置としたまま、キースイッチ29をSTRAT位置に操作すると、エンジンが駆動し、その後、キースイッチ29がON位置に保持される。そして、キースイッチ29を介しリレーコイルRACCが通電され励磁してリレー接点RACC’が閉じ状態となる。このとき、電源スイッチ24はOFF位置であるから、リレーコイルRAが消磁してリレー接点RA’が開き状態、連動するリレー接点RA”が閉じ状態である。そして、図5中破線矢印で示すように、リレー接点RA”,RACC’を介しオンディレータイマコイルT2が通電され励磁して所定時間が経過すると、オンディレータイマ接点T2’が閉じ状態となり、このオンディレータイマ接点T2’を介しリレーコイルRC1,RC2が通電され励磁する。これにより、リレー接点RC1’,RC2’が閉じ状態となり、第1バッテリ22と第2バッテリ23の正極側が並列接続用ライン35等を介し接続され、第2バッテリ23の負極側が並列接続用ライン37を介しアースに接続されて、第1バッテリ22と第2バッテリ23を並列接続に切換える。そして、並列接続した第1のバッテリ22及び第2のバッテリ23は、電装品21等に電力供給するとともに、エンジン駆動によって発電するオルタネータ25から充電される。
以上のように本実施形態においては、電圧12V対応の電装品21等に電力供給する電圧12Vの第1バッテリ22と、電圧24V対応の駆動制御部10に対する第1バッテリ22の電力不足分を補う電圧12Vの第2バッテリ23とを車両に搭載する。そして、電源スイッチ24のON操作に応じて、第1バッテリ22と第2バッテリ23を直列接続に切換えて駆動制御部10に電圧24Vを印加する。したがって、荷受台昇降装置5の駆動制御部10は、従来の電圧24V対応品を流用可能とし、コスト低減を図ることができる。
また、電源スイッチ24がOFF位置であり、かつキースイッチ29がON位置又はACC位置であるときに、駆動制御部10との接続を遮断しつつ、第1バッテリ22と第2バッテリ23を並列接続に切換える。これにより、第1バッテリ22と第2バッテリ23の消費量を均一にすることができる。また、並列接続した第1バッテリ22と第2バッテリ23をエンジン駆動によって発電するオルタネータ25に接続して、効率よく充電することができる。したがって、バッテリ寿命を長くすることができる。また、第1バッテリ22と第2バッテリ23における並列接続から直列接続、または直列接続から並列接続への切換えは、いったん第1バッテリ22と第2バッテリ23の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから行うので、ショートの発生を防止し、安全性を高めることができる。
なお、以上においては、平行リンクを介し荷受台4を昇降する昇降駆動部7と、車両の車幅方向を軸芯として荷受台4を略水平となる開放状態又は略鉛直となる閉塞状態まで回動する開閉駆動部8とを備えた荷受台昇降装置5を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば荷台3の下側に格納な格納式荷受台昇降装置などに適用してもよいことは言うまでもない。
本発明の荷受台昇降装置の電源供給装置の一実施形態が適用される車両の全体構造を表す側面図である。 本発明の荷受台昇降装置の電源供給装置の一実施形態が適用される荷受台昇降装置の詳細構造を表す斜視図である。 本発明の荷受台昇降装置の電源供給装置の一実施形態の概略構成を表す電気回路図である。 本発明の荷受台昇降装置の電源供給装置の一実施形態の概略構成を表す電気回路図であり、第1電源と第2電源が直列接続された状態を表す。 本発明の荷受台昇降装置の電源供給装置の一実施形態の概略構成を表す電気回路図であり、第1電源と第2電源が並列接続された状態を表す。
符号の説明
4 荷受台
5 荷受台昇降装置
10 駆動制御部
20 電源供給装置
21 電装品
22 第1バッテリ(第1電源)
23 第2バッテリ(第2電源)
24 電源スイッチ
25 オルタネータ(発電機)
29 キースイッチ
32 直列接続用ライン(第1の接続切換手段)
34 直列接続用ライン(第1の接続切換手段)
35 並列接続用ライン(第2の接続切換手段)
37 並列接続用ライン(第2の接続切換手段)
39 電源スイッチ回路(第1の接続切換手段、第2の接続切換手段)
40 直列接続切換回路(第1の接続切換手段)
41 並列接続切換回路(第2の接続切換手段)
T1 オンディレータイマコイル(切換制御手段)
T1’ オンディレータイマ接点(切換制御手段)
T2 オンディレータイマコイル(切換制御手段)
T2’ オンディレータイマ接点(切換制御手段)

Claims (5)

  1. 荷受台を昇降する荷受台昇降装置を備えた車両に設けられる荷受台昇降装置の電源供給装置において、
    前記車両に搭載した電装品に電力供給する第1電源と、
    前記荷受台昇降装置を駆動制御する駆動制御部と、
    前記駆動制御部に対する前記第1電源の電力不足分を補う第2電源と、
    操作者が前記荷受台昇降装置の電源切換えを指示する電源スイッチと、
    前記電源スイッチの操作に応じて、前記第1電源と前記第2電源を直列接続に切換えて前記駆動制御部に電力供給する第1の接続切換手段とを備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の電源供給装置。
  2. 請求項1記載の荷受台昇降装置の電源供給装置において、前記電源スイッチがOFF位置であるときに、前記第1電源と前記第2電源を並列接続に切換え可能な第2の接続切換手段を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の電源供給装置。
  3. 請求項2記載の荷受台昇降装置の電源供給装置において、エンジンの駆動によって発電する発電機を備え、前記第2の接続切換手段は、前記エンジン及び車両電源の切換えを指示するキースイッチの操作に応じて、前記第1電源と前記第2電源を並列接続に切換えて前記発電機に接続することを特徴とする荷受台昇降装置の電源供給装置。
  4. 請求項3記載の荷受台昇降装置の電源供給装置において、前記電源スイッチ及び前記キースイッチがOFF位置であるときに、前記第1電源、前記第2電源、及び前記駆動制御部の接続を遮断状態とすることを特徴とする荷受台昇降装置の電源供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の荷受台昇降装置の電源供給装置において、前記第1電源、前記第2電源、及び前記駆動制御部の接続を遮断状態とし、この遮断状態が所定時間経過してから、前記第1の接続切換手段又は前記第2の接続切換手段による接続切換えを行う切換制御手段を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の電源供給装置。
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