JP2006095662A - バニシング穴あけ工具 - Google Patents
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Abstract
【効果】特定のバニシング穴あけ工具において、撓み易い加工物に穴あけ加工をする際、加工時の弾性歪を避けて穴あけ精度を高めることができる。
【選択図】図1
Description
シャンク1から連続する軸本体2(シャフト)の外周に一対のドリル溝3が軸本体2の頭頂部7(先端面)から中心軸線Lの方向(軸線方向)へ延設されている。この両ドリル溝3間で軸本体2の外周に二つのリーマ溝4が軸本体2の頭頂部7から中心軸線Lの方向へ延設されている。軸本体2の回転方向で互いに隣接する両ドリル溝3のうち、軸本体2の切削回転向きX側になる一方のドリル溝3と一方のリーマ溝4との間にわたり軸本体2の外周には軸本体2の頭頂部7に連続する荒刃段差部14が形成されている。軸本体2の切削回転向きXに対し反対向き側になる他方のドリル溝3と他方のリーマ溝4との間、一方のリーマ溝4と他方のリーマ溝4との間にわたり、それぞれ、軸本体2の外周には軸本体2の頭頂部7に連続する仕上刃段差部15が形成されている。この荒刃段差部14は、軸本体2の外周面との境界縁から中心軸線L側へ延びる天井面と、軸本体2の頭頂部7との境界縁から中心軸線Lの方向へこの天井面まで延びる外周面とを有している。この両仕上刃段差部15は、軸本体2の外周面との境界縁から中心軸線L側へ延びるすくい面16と、軸本体2の頭頂部7との境界縁から中心軸線Lの方向へこのすくい面16まで延びる外周面とを有している。
請求項1の発明にかかるバニシング穴あけ工具(1)は下記のように構成されている。
シャンク(3)から連続するシャフト(2)の外周に複数のドリル溝(4)をシャフト(2)の先端面(5)から軸線方向(X)へ延設している。この各ドリル溝(4)間でシャフト(2)の外周に少なくとも一つのリーマ溝(6,7)をシャフト(2)の先端面(5)から軸線方向(X)へ延設している。シャフト(2)の回転方向(P)で互いに隣接する両ドリル溝(4)のうち、シャフト(2)の切削回転向き(PF)側になる一方のドリル溝(4)とリーマ溝(6)との間にわたりシャフト(2)の外周(この一方のドリル溝4とリーマ溝6との間の荒刃突条部8の外周)にはシャフト(2)の先端面(5)に連続する荒刃段差部(12)を形成している。ちなみに、このシャフト(2)の先端面(5)にはこの一方のドリル溝(4)との境界縁で切刃(16)を形成している。シャフト(2)の切削回転向き(PF)に対し反対向き(PB)側になる他方のドリル溝(4)とリーマ溝(6)との間にわたりシャフト(2)の外周(このリーマ溝6と他方のドリル溝4との間の仕上刃突条部9,10の外周)にはシャフト(2)の先端面(5)に連続する仕上刃段差部(17,18)を形成している。この荒刃段差部(12)と仕上刃段差部(17,18)とは、いずれも、シャフト(2)の外周面(13,19)との境界縁(14a,20a)から回転中心線(2a)側へ延びる天井面(14,20)と、シャフト(2)の先端面(5)との境界縁(15a,21a)から軸線方向(X)へこの天井面(14,20)まで延びる外周面(15,21)とを有している。ちなみに、この仕上刃段差部(17,18)において、天井面(20)は、すくい面であって、シャフト(2)の外周面(19)との境界縁(20a)で切刃(23)を有している。特に、シャフト(2)の外周面(13)の半径(R13)と荒刃段差部(12)の外周面(15)の半径(R15)との寸法差(W12)を、シャフト(2)の外周面(19)の半径(R19)と仕上刃段差部(17,18)の外周面(21)の半径(R21)との寸法差(W17,W18)よりも小さく設定するとともに、0.1mm以上0.15mm以下に設定している。
図1(a)に示すバニシングドリル1においては、後述する一対の刃部11を有するシャフト2がシャンク3から一体に連続するように形成されている。図1(b)及び図2(a)(b)に示すように、このシャフト2の外周には一対のドリル溝4がシャフト2の先端面5から軸線方向Xへ延設され、この両ドリル溝4により区画される両円周域でそれぞれシャフト2の外周に第一のリーマ溝6と第二のリーマ溝7とがシャフト2の先端面5から軸線方向Xへ延設されている。このシャフト2の先端面5は、シャフト2の回転中心線2a上にある頂部5a(回転中心部)からシャフト2の外周へ錐状に延びるように形成されているが、平坦状に形成してもよい。シャフト2の回転方向Pで互いに隣接する両ドリル溝4のうちシャフト2の切削回転向きPF側になる一方のドリル溝4と第一のリーマ溝6との間でシャフト2の外周に荒刃突条部8がシャフト2の軸線方向Xへ延設されている。第一のリーマ溝6と第二のリーマ溝7との間でシャフト2の外周に第一の仕上刃突条部9が軸線方向Xへ延設されているとともに、第二のリーマ溝7と他方のドリル溝4との間でシャフト2の外周に第二の仕上刃突条部10が軸線方向Xへ延設されている。すなわち、ドリル溝4と荒刃突条部8と第一のリーマ溝6と第一の仕上刃突条部9と第二のリーマ溝7と第二の仕上刃突条部10とが切削回転向きPFに対する反対向き(反切削回転向きPB)へ順次並設された一組の刃部11が一対形成され、これらはシャフト2の回転中心線2aを中心とした180度の点対称位置で互いに配設されている。この刃部11については、三組以上のものを点対称状に配設してもよいし、第一のリーマ溝6及び第一の仕上刃突条部9を省略して一つのリーマ溝7及び仕上刃突条部10のみを設けてもよい。
*シャフト2の外周面13,19の半径R13,R19が1mm以上10mm以下、すなわちそれらの直径D13,D19が2mm以上20mm以下に設定されている。
の半径R15とシャフト2の外周面13の半径R13との寸法差W12は、仕上刃段差部17,18の外周面21の半径R21とシャフト2の外周面19の半径R19(=R13)との寸法差W17,W18(W17=W18)よりも小さく設定されているとともに、0.1mm以上0.15mm以下に設定されている。すなわち、それらの直径D13,D15間の差は0.2mm以上0.3mm以下に設定されている。
* 上記寸法差W17,W18と上記寸法差W12との半径差Gは0.15mm以上0.4mm以下に設定されている。
さて、加工時の弾性歪を防止する特別な穴あけ手段を採用することなく、バニシングドリル1により、例えば図1(a)に示すワーク24のフランジ24aに対し穴をあける場合には下記の手順で行う。
Claims (5)
- シャンクから連続するシャフトの外周に複数のドリル溝をシャフトの先端面から軸線方向へ延設するとともに、この各ドリル溝間でシャフトの外周に少なくとも一つのリーマ溝をシャフトの先端面から軸線方向へ延設し、シャフトの回転方向で互いに隣接する両ドリル溝のうち、シャフトの切削回転向き側になる一方のドリル溝とリーマ溝との間にわたりシャフトの外周にはシャフトの先端面に連続する荒刃段差部を形成するとともに、シャフトの切削回転向きに対し反対向き側になる他方のドリル溝とリーマ溝との間にわたりシャフトの外周にはシャフトの先端面に連続する仕上刃段差部を形成し、この荒刃段差部と仕上刃段差部とは、いずれも、シャフトの外周面との境界縁から回転中心線側へ延びる天井面と、シャフトの先端面との境界縁から軸線方向へこの天井面まで延びる外周面とを有し、
シャフトの外周面の半径と荒刃段差部の外周面の半径との寸法差を、シャフトの外周面の半径と仕上刃段差部の外周面の半径との寸法差よりも小さく設定するとともに、0.1mm以上0.15mm以下に設定した
ことを特徴とするバニシング穴あけ工具。 - シャフトの外周面の半径と仕上刃段差部の外周面の半径との寸法差を、0.3mm以上0.5mm以下に設定したことを特徴とする請求項1に記載のバニシング穴あけ工具。
- シャフトの外周面の半径と仕上刃段差部の外周面の半径との寸法差と、シャフトの外周面の半径と荒刃段差部の外周面の半径との寸法差との半径差を、0.15mm以上0.4mm以下に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバニシング穴あけ工具。
- 荒刃段差部の外周面においてシャフトの先端面との境界縁から天井面までの軸線方向長さを、仕上刃段差部の外周面においてシャフトの先端面との境界縁から天井面までの軸線方向長さよりも大きく設定するとともに、3.0mm以上6.0mm以下に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載のバニシング穴あけ工具。
- 仕上刃段差部の外周面においてシャフトの先端面との境界縁から天井面までの軸線方向長さを、荒刃段差部の外周面においてシャフトの先端面との境界縁から天井面までの軸線方向長さよりも小さく設定するとともに、0.4mm以上1.0mm以下に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載のバニシング穴あけ工具。
Priority Applications (1)
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JP2004287623A JP2006095662A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | バニシング穴あけ工具 |
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JP2006095662A true JP2006095662A (ja) | 2006-04-13 |
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JP2004287623A Pending JP2006095662A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | バニシング穴あけ工具 |
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JP (1) | JP2006095662A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100990171B1 (ko) | 2008-01-28 | 2010-10-29 | 박광훈 | 난삭재의 고속가공용 트위스트 드릴 리머 |
CN103418845A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-12-04 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种铰挤刀 |
CN104128643A (zh) * | 2013-05-02 | 2014-11-05 | 上海工程技术大学 | 一种加工铝合金的钻铣刀 |
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2004
- 2004-09-30 JP JP2004287623A patent/JP2006095662A/ja active Pending
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