JP2006094575A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006094575A
JP2006094575A JP2004273100A JP2004273100A JP2006094575A JP 2006094575 A JP2006094575 A JP 2006094575A JP 2004273100 A JP2004273100 A JP 2004273100A JP 2004273100 A JP2004273100 A JP 2004273100A JP 2006094575 A JP2006094575 A JP 2006094575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
current
value
correction
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004273100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4354374B2 (ja
Inventor
Hideo Okamoto
英男 岡本
Hirotoshi Oota
弘逸 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2004273100A priority Critical patent/JP4354374B2/ja
Priority to CNB2005101048047A priority patent/CN100504172C/zh
Priority to KR1020050087817A priority patent/KR100731771B1/ko
Publication of JP2006094575A publication Critical patent/JP2006094575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4354374B2 publication Critical patent/JP4354374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23LSUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
    • F23L5/00Blast-producing apparatus before the fire
    • F23L5/02Arrangements of fans or blowers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】作業者による調整作業を軽減してファンモータの個体差に応じた精度の高い風量補正を行うことができる燃焼装置を提供する。
【解決手段】バーナ2に燃焼用空気を供給するファン4を制御するファン制御手段32を設ける。ファン制御手段32は、ファン4の電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性に対応して予め定められたファン回転数−ファン電流特性を基準とし、検出電流値と基準電流値との差からファン電流修正値を算出する第1演算手段33と、検出電流値とファン電流修正値との差であるファン電流認識値を算出する第2演算手段33と、ファン電流認識値に基づいてファン補正値を算出する第3演算手段33と、基準電流値、ファン電流修正値、ファン電流認識値、及びファン補正値をそれぞれ記憶する記憶手段34と、ファン補正値に基づいてファンの風量を補正する補正手段35とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーナを含む通気系に設けられて該バーナに燃焼用空気を供給するファンの回転数が該バーナの燃焼量に応じた目標回転数に一致するようにファン電流が制御される燃焼装置に関する。
この種の燃焼装置において、バーナの燃焼用空気を供給するファンは、その回転数がバーナを良好に燃焼させる目標回転数に一致するようにファンモータの電流が制御される。しかし、ファンが設けられた通気系に閉塞が生じた場合、ファンの回転数が目標回転数に一致するようにファン電流が制御されてもバーナに供給される燃焼用空気が不足し、バーナの燃焼が不良となる。そのため、通気系の閉塞度の増大を表すファン回転数−ファン電流特性の変動に基づき、通気系の閉塞に伴い減少したバーナへの燃焼用空気を補償すべくファンの目標回転数が増大補正される。具体的には、通気系の閉塞度が増大するとファンの負荷が減少し、ファン回転数が一定に維持されているがファン電流が低減するという性質を利用し、ファン電流の低減に応じてファンの目標回転数が増大補正される。
ところが、ファンには個体差があるため、通気系に閉塞がない状態であるときにファン回転数が同一であってもファンモータのファン電流が相違するといった、ファン回転数−ファン電流特性を表すラインにばらつきが生じる。そして、ファン電流を補正するための補正値にもファンの個体差が影響し、補正値に基づいて目標回転数に制御しても、それによって得られる燃焼用空気が通気系の閉塞度に応じたものにならず、バーナの燃焼が不良となるおそれが高くなる。
そこで、従来、ファンの個体差に対応してファン電流に対する複数の補正データを予め記憶させておき、その記憶されている補正データのなかから、使用されているファンの特性に対応する補正データを選択して採用するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、補正データの選択作業は作業者の手作業によるため、作業が煩わしいだけでなく人為的選択ミスが生じるおそれがある。更に、ファン電流の補正精度を向上させるためにはより多くの補正データをメモリ等の記憶手段に記憶させておかなければならず大きな記憶容量を確保するためにコストが増加する不都合がある。
また、それ以外には、ファン電流を一定時間毎に検出してその一定時間における特定の値又は最大値を基準電流値とし、検出された電流値と基準電流値とを比較して電流値が一定の割合を越えて減少したときファンの回転数を増加させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、これによると、使用する中で基準電流値が特定の値とされるので、例えば、経年劣化(埃詰まり)によって通気系が徐々に狭くなり、風量が徐々に低下していく状況では基準電流値も低下してしまい、所望の風量が正確に得られない不都合がある。
特開2003−207127号公報 特開平6−300246号公報
かかる不都合を解消して、本発明は、作業者による調整作業を軽減してファンモータの個体差に応じた精度の高い風量補正を行うことができる燃焼装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、バーナを含む通気系に設けられ該バーナに燃焼用空気を供給するファンと、該ファンを回転駆動するファンモータと、該ファンモータの電流を検出する電流測定手段と、前記ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、前記ファンの回転数が該バーナの燃焼量に応じた目標回転数に一致するように、ファンモータのファン電流を制御するファン制御手段とを備えた燃焼装置において、前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性に対応して予め定められたファン回転数−ファン電流特性を基準とし、前記電流測定手段により検出された検出電流値と基準となるファン回転数−ファン電流特性に基づく基準電流値との差からファン電流修正値を算出する第1演算手段と、前記電流測定手段によって検出された検出電流値と該第1演算手段によって算出されたファン電流修正値との差であるファン電流認識値を算出する第2演算手段と、該第2演算手段によって算出されたファン電流認識値に基づいてファン補正値を算出する第3演算手段と、前記基準電流値、前記ファン電流修正値、前記ファン電流認識値、及び前記ファン補正値をそれぞれ記憶する記憶手段と、該記憶手段のファン補正値に基づいてファンの風量を補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記ファン制御手段によりファンモータのファン電流を制御するとき、先ず、第1演算手段によって算出した前記ファン電流修正値を前記記憶手段に記憶する。次いで、第2演算手段によって算出した前記ファン電流認識値を前記記憶手段に記憶する。続いて、第3演算手段によって算出した前記ファン補正値を前記記憶手段に記憶する。そして、前記補正手段により、前記ファン補正値に基づくファンの風量補正が行われる。このように、各演算手段によって算出された値に基づいてファンの風量が補正されるので、ファンの特性に個体差によるばらつきがあってもそのファンの特性に応じた風量補正が自動的に行なわれ、作業者による調整作業を軽減して精度の高い風量補正を行うことができる。更に、前記ファン電流修正値及び前記ファン補正値を算出する際に用いられる前記基準電流値が、ファンのばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性に対応して定められたものであるので、ファンが下限品(ファン回転数−ファン電流特性のばらつきの下限となる製品)のときには僅かな風量の低下であっても、確実に風量の補正を行うことができる。また、ファンが上限品(ファン回転数−ファン電流特性のばらつきの下限となる製品)のときであっても、前記ファン電流修正値により当該ファンが下限品と認識され、僅かな風量の低下であっても、確実に風量の補正を行うことができる。
本発明において更に具体的には、前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性を基準とすることが挙げられる。これにより、わずかな風量の変化を検出してファンの風量を確実に補正することができる。
また、それ以外に、前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性より下側における所定の誤差に基づいて定められたファン回転数−ファン電流特性を基準とすることが挙げられる。これによれば、例えばファン以外の通気系に伴う誤差を排除することができ、一層精度の高い風量の補正を行うことができる。
また、本発明において、前記ファン制御手段は、前記基準電流値に対する前記ファン電流認識値の大小を判定し、前記ファン電流認識値が前記基準電流値より大であることが判定されたとき、第1演算手段を介してファン電流修正値を求めると共に前記記憶手段のファン電流修正値を更新することを特徴とする。
ファン電流認識値が前記基準電流値より大であるときには、何らかの原因により極めて不正確なファン電流修正値となっていることが考えられる。そこで、新たにファン電流修正値を求めて前記記憶手段のファン電流修正値を更新することで不正確なファン電流修正値を訂正することができ、風量補正の精度を保つことができる。
更に、前記ファン制御手段は、前記ファン電流認識値が前記基準電流値より大であることを判定したとき、前記ファン電流認識値が所定の上限値を越えない場合に、前記記憶手段のファン電流修正値を更新することが好ましい。例えば、給湯器等に本発明の燃焼装置を採用したとき、給湯器等の点検作業中に給湯器のハウジングの前板が取り外された状態で運転が行われたときには通気系が開放されてファン電流認識値が極度に大きくなることがある。そこで、点検作業等における通気系の開放に伴うファン電流認識値の上限値を設定し、この上限値を越えない場合に、前記記憶手段のファン電流修正値を更新することによって、点検作業等の影響を排除することができる。
また、本発明において前記ファン制御手段は、所定時間燃焼運転後に、前記記憶手段の前記ファン電流修正値、前記ファン電流認識値、及び前記ファン補正値を算出することが好ましい。これにより、ファンモータの電流が安定した後に当該電流を検出することができ、前記ファン電流修正値、前記ファン電流認識値、及び前記ファン補正値を正確に算出して風量補正の精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の燃焼装置の概略構成を示す説明図、図2は本実施形態の燃焼装置の機能を説明する線図、図3は本実施形態の燃焼装置におけるファン制御手段の作動を示すフローチャート、図4は本実施形態の燃焼装置におけるファン制御手段の作動の他の例を示すフローチャートである。
図1に示す燃焼装置1は給湯器であり、バーナ2と、バーナ2を含む通気系3と、通気系3に設けられバーナ2に燃焼用空気を強制的に供給するファン4と、通水路5と、リモコン6の給湯温度の設定等に基づいて給湯運転を制御する制御ユニット7とを備えている。
バーナ2はガス通路8を介して供給されるガスに、点火電極9を介してイグナイタ10により点火されることで燃焼し、その燃焼炎の状態はフレームロッド11により検知される。ガス通路8には上流から下流に向かって順に、元電磁弁12と、ガバナ比例電磁弁13とが設けられている。ガバナ比例電磁弁13は、制御ユニット7により通電制御されて通電量に応じた開度を呈し、ガス通路8を流れるガス量を連続的に調節する。
バーナ2を収納する燃焼室14の下部には、バーナ2へ燃焼用空気を送る吸気口15が設けられ、燃焼室14の上部には、バーナ2からの燃焼排気を排出する排気口16が設けられている。そして、吸気口15から排気口16までの空気経路により通気系3が構成されている。
また、ファン4はファンモータ17を備えており、制御ユニット7に備える回転数検出手段18及び電流測定手段19によりファン4の回転数及び電流が測定される。
通水路5は上流で上水道(図示略)に接続された給水路20と、上流で給水路20に連続する熱交換通水路5aと、上流で熱交換通水路5aに連続し下流で蛇口21に接続された給湯路22と、給水路20から分岐して給湯路22に合流するバイパス路23とより構成されている。給水路20とバイパス路23との分岐位置上流には電動水量制御装置24が設けられている。電動水量制御装置24は、制御ユニット7により通電制御され、熱交換通水路5aの流水量とバイパス路23の流水量とを制御する。
給水路20には上流から下流に向かって順に水量センサ25と、給水サーミスタ26とが設けられている。水量センサ25は流水量に応じた信号を出力し、給水サーミスタ26は給水温度に応じた信号を出力する。熱交換通水路5aでは、燃焼室14内においてバーナ2の上方に設けられた熱交換器27のフィン28を介してバーナ2の燃焼排気により水が加熱されて温水となる。熱交換通水路5aにおいて熱交換器27の下流には出湯温に応じた信号を出力する出湯温サーミスタ29が設けられている。給湯路22にはバイパス路23との合流位置より下流に給湯温に応じた信号を出力する給湯温サーミスタ30が設けられている。
制御ユニット7は、バーナ2の燃焼量を制御する燃焼制御手段31と、ファン4によるバーナ2への燃焼用空気の供給を制御するファン制御手段32とを備えている。
燃焼制御手段31は、リモコン6において設定される給湯温度に基づいてバーナ2の目標燃焼量を設定し、当該目標燃焼量に一致するようにバーナ2の燃焼量を制御する。
ファン制御手段32は、目標燃焼量に応じてファン4の目標回転数を設定し、回転数検出手段18により測定されるファン4の回転数が目標回転数に一致するようにファンモータ17のファン電流を制御する。更に詳しく説明すれば、ファン制御手段32は、演算処理部33(第1演算手段、第2演算手段、第3演算手段)と、記憶部34(記憶手段)と、補正部35(補正手段)とを備えている。演算処理部33は、後述するが、ファン電流修正定数(ファン電流修正値)、ファン電流認識値、及びファン補正係数(ファン補正値)を算出する機能を有している。
記憶部34は、ファン電流修正定数、ファン電流認識値、及びファン補正係数を記憶する。更に、記憶部34には、図2に示すように、予めファン回転数−ファン電流特性の基準ラインL(実線)が記憶されている。基準ラインLは、ファンのばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性に対応して予め定められる。本実施形態においては、ファンのばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性ラインLs(一点鎖線)の下側近傍に沿って基準ラインLが設定されており、これにより、基準ラインLはファン電流以外のばらつき(例えば、通気系3等のばらつき)による誤差を排除している。なお、通気系3等に十分な精度が得られれば、その誤差による影響が極めて小さくなるので、基準ラインLは、ファンのばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性ラインLsと一致させることもできる。補正部35は、記憶部34に記憶されているファン電流補正定数に基づいてファン4の目標回転数を補正する。
次に、前記構成の燃焼装置の機能について説明する。まず、蛇口21が開かれることで通水路5に水が流れ、流水量センサ25により測定される流水量が所定量以上になったとき、バーナ2が燃焼を開始する。このとき、リモコン6において設定された給湯温度の温水を供給するため、バーナ2の目標燃焼量が燃焼制御手段31により設定される。また、ファン制御手段32がバーナ2の目標燃焼量に応じてファン4の目標回転数を設定した上で、ファン回転数を目標回転数に一致するように制御する。さらに、燃焼制御手段31が、ファン制御手段32により制御されるファン回転数に応じ、ガバナ比例電磁弁13の通電量を制御することでガス通路8からバーナ2へのガス供給量を制御する。こうして先ずファン4により燃焼用空気が供給され、次いでイグナイタ10により点火電極9が作動され、バーナ2にガスが供給されてバーナ2が燃焼を開始する。そして、バーナ2の燃焼排気により熱交換通水路5aを流れる水が熱交換器27を介して加熱されて温水となり、給湯路22を介して外部に供給される。このとき、燃焼制御手段31は給湯サーミスタ30により測定される給湯温度が設定値に一致するようにバーナ2の目標燃焼量を適宜変更する。
ここで、ファン制御手段32の作動を図3のフローチャートに基づいて詳しく説明する。図3に示すように、先ず、STEP1によりファン電流修正定数がクリアされているとき、STEP2のようにファン電流修正定数が0とされる。ファン電流修正定数のクリアは、図示しないクリアスイッチを作業者が操作することにより行われ、ファンモータ17の修理や交換、又は、熱交換器27の掃除等が行われた際にファン電流修正定数がクリアされる。次いで、STEP3において点火信号がONとされ、点火電極9を介してイグナイタ10によりバーナ2に点火される。一方、STEP1によりファン電流修正定数がクリアされていない場合には、STEP4で記憶部34に記憶されてるファン電流修正定数が採用される。
続いて、STEP5では、補正部35によって記憶部34に予め記憶されてるファン補正係数を用いてファン回転数が補正され、バーナ2の燃焼運転が行われる。なお、このときの補正回転数は、設定回転数とファン補正係数とから算出(設定回転数×ファン補正係数)する。そして、STEP5によるバーナ2の燃焼運転はSTEP6により10分間継続され、10分経過するとSTEP7に進む。このように、バーナ2の燃焼開始後所定時間(本実施形態では10分)を経ることで、ファンモータ17の熱が上昇しファン電流が比較的安定する。
STEP7においては、前記演算処理部33により新たにファン補正係数(更新ファン補正係数)が算出され、補正部35により更新ファン補正係数を用いてファン回転数が補正されてバーナ2の燃焼運転が行われる。なお、演算処理部33は、先ず、前記電流測定手段19により測定されたファン電流実測値とファン電流修正電流との差からファン電流認識値を算出(ファン電流実測値−ファン電流修正電流)し、次いで、図2に示す基準電流値とファン電流認識値とによって更新ファン補正係数を算出(基準電流値/ファン電流認識値)する。そして、ここで算出されたファン電流認識値は前記記憶部34に記憶される。STEP7においては、STEP6によりバーナ2の燃焼開始から10分間経過した後に更新ファン補正係数の算出を行うのでファンモータ17の電流が比較的安定し、更新ファン補正係数を高精度に算出される。更に、更新ファン補正係数の算出に採用される基準電流値が、図2に示すように、ファン4のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性ラインLs(一点鎖線)の下側近傍に沿った基準ラインL(実線)によって設定されているので、使用されているファン4の電流が下限品のときには通気系3に埃が付着して僅かに風量が低下しても確実に風量の補正を行うことができ、使用されているファン4の電流が上限品のときであってもファン電流認識値により下限品として認識されて僅かな風量の低下であっても確実に風量の補正を行うことができる。
続いて、STEP8においてバーナ2の燃焼停止信号がON(燃焼運転の終了時)となったときSTEP9へ進む。STEP9においては、前記記憶部34のファン電流認識値が所定の上限値より小であるときSTEP10へ進み、ファン電流認識値が所定の上限値より大であるときSTEP11へ進む。ファン電流認識値が所定の上限値より大であるときは、例えば、図示しないが、点検作業中に給湯器のハウジングの前板が取り外された状態で運転が行われていることが考えられる。そこで、STEP11に進んで記憶部34においては前回のファン補正係数を記憶し、更にSTEP14に進んで燃焼が停止する。
STEP10においては、前記記憶部34のファン電流認識値が基準電流値より大であるときSTEP12へ進み、ファン電流認識値が基準電流値より小であるときSTEP13へ進む。即ち、STEP10においてファン電流認識値が基準電流値より小であるときは何らかの原因により極めて不正確なファン電流認識値が算出されたことが考えられる。そこで、STEP13に進んで記憶部34のファン電流修正定数は更新せず、同時に、STEP7において算出された更新ファン補正係数により記憶部34のファン補正係数を更新する。STEP10において前記記憶部34のファン電流認識値が基準電流値より大であるときには、例えば、ファン電流修正定数が異常な数値である場合が考えられる。このため、STEP12において演算処理部33がファン電流実測値と基準電流値とから新たなファン電流修正定数を算出(ファン電流実測値−基準電流値)して記憶部34のファン電流修正定数を更新し、ファン補正係数をリセットする(ファン補正係数=1とする)。これにより、ファン電流修正定数を正常な数値とされて補正の精度が保たれる。そして、STEP12又はSTEP13を経た後にSTEP14によりバーナ2の燃焼が停止される。
次に、ファン制御手段32の作動について図4のフローチャートに基づいて他の例を説明する。図4においてSTEP1〜STEP6は、図3におけるSTEP1〜STEP6と同様であるのでその説明を省略する。図4において、STEP6を経て、STEP7においてバーナ2の燃焼停止信号がON(燃焼運転の終了時)となったとき、STEP8へ進んでバーナ2の燃焼が停止される。次いで、STEP9にてアフターパージが開始される。
このアフターパージ中に、先ず、STEP10へ進み、前記記憶部34のファン電流認識値が所定の上限値より小であるときSTEP11へ進み、ファン電流認識値が所定の上限値より大であるときSTEP12へ進む。STEP12においては前回のファン補正係数を記憶し、STEP14に進んでアフターパージが完了する。
STEP11においては、前記記憶部34のファン電流認識値が基準電流値より大であるときSTEP13へ進み、ファン電流認識値が基準電流値より小であるときSTEP14へ進む。STEP14においては、前記演算処理部33によりファン電流認識値と新たにファン補正係数(更新ファン補正係数)とが算出され、この更新ファン補正係数が記憶部34に記憶される。アフターパージ中にファン補正係数を算出することによって、燃焼中のようにファン回転数が過剰に低い場合に比べて誤差の影響が少なく、ファン補正係数を正確に算出することが可能となる。また、STEP13においては、演算処理部33がファン電流実測値と基準電流値とから新たなファン電流修正定数を算出(ファン電流実測値−基準電流値)して記憶部34のファン電流修正定数を更新し、ファン補正係数をリセットする(ファン補正係数=1とする)。そして、STEP13又はSTEP14を経た後にSTEP15によりアフターパージが完了する。
本発明の実施形態の燃焼装置の概略構成を示す説明図。 本実施形態の燃焼装置の機能を説明する線図。 本実施形態の燃焼装置におけるファン制御手段の作動を示すフローチャート。 本実施形態の燃焼装置におけるファン制御手段の作動の他の例を示すフローチャート。
符号の説明
1…燃焼装置、2…バーナ、3…通気系、4…ファン、17…ファンモータ、18…回転数検出手段、19…電流測定手段、32…ファン制御手段、33…演算処理部(第1演算手段、第2演算手段、第3演算手段)、34…記憶部(記憶手段)、35…補正部(補正手段)。

Claims (6)

  1. バーナを含む通気系に設けられ該バーナに燃焼用空気を強制的に供給するファンと、該ファンを回転駆動するファンモータと、該ファンモータの電流を検出する電流測定手段と、前記ファンの回転数を検出する回転数検出手段と、前記ファンの回転数が該バーナの燃焼量に応じた目標回転数に一致するように、ファンモータのファン電流を制御するファン制御手段とを備えた燃焼装置において、
    前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性に対応して予め定められたファン回転数−ファン電流特性を基準とし、前記電流測定手段により検出された検出電流値と基準となるファン回転数−ファン電流特性に基づく基準電流値との差からファン電流修正値を算出する第1演算手段と、前記電流測定手段によって検出された検出電流値と該第1演算手段によって算出されたファン電流修正値との差であるファン電流認識値を算出する第2演算手段と、該第2演算手段によって算出されたファン電流認識値に基づいてファン補正値を算出する第3演算手段と、前記基準電流値、前記ファン電流修正値、前記ファン電流認識値、及び前記ファン補正値をそれぞれ記憶する記憶手段と、該記憶手段のファン補正値に基づいてファンの風量を補正する補正手段とを備えることを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性を基準とすることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記ファン制御手段は、ファン電流のばらつきの下限を示すファン回転数−ファン電流特性より下側における所定の誤差に基づいて定められたファン回転数−ファン電流特性を基準とすることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  4. 前記ファン制御手段は、前記基準電流値に対する前記ファン電流認識値の大小を判定し、前記ファン電流認識値が前記基準電流値より大であることが判定されたとき、第1演算手段を介してファン電流修正値を求めると共に前記記憶手段のファン電流修正値を更新することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の燃焼装置。
  5. 前記ファン制御手段は、前記ファン電流認識値が前記基準電流値より大であることを判定したとき、前記ファン電流認識値が所定の上限値を越えない場合に、前記記憶手段のファン電流修正値を更新することを特徴とする請求項4記載の燃焼装置。
  6. 前記ファン制御手段は、所定時間燃焼運転後に、前記記憶手段の前記ファン電流修正値、前記ファン電流認識値、及び前記ファン補正値を算出することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の燃焼装置。
JP2004273100A 2004-09-21 2004-09-21 燃焼装置 Active JP4354374B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273100A JP4354374B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 燃焼装置
CNB2005101048047A CN100504172C (zh) 2004-09-21 2005-09-21 燃烧装置
KR1020050087817A KR100731771B1 (ko) 2004-09-21 2005-09-21 연소장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273100A JP4354374B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006094575A true JP2006094575A (ja) 2006-04-06
JP4354374B2 JP4354374B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=36234998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004273100A Active JP4354374B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 燃焼装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4354374B2 (ja)
KR (1) KR100731771B1 (ja)
CN (1) CN100504172C (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069067A1 (ja) * 2006-12-07 2008-06-12 Takata Corporation シートベルト巻き取り制御装置、シートベルト巻き取り装置、シートベルト装置、シートベルト巻き取り制御方法、及びプログラム
JP2010203704A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Rinnai Corp 燃焼装置
EP3309473A4 (en) * 2016-08-31 2018-04-18 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and security control system and method therefor
EP3312523A4 (en) * 2016-08-31 2018-04-25 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and safety control system and method therefor
EP3318813A4 (en) * 2016-08-31 2018-05-09 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and security control system and method therefor

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102080878B (zh) * 2009-11-27 2013-05-08 海尔集团公司 燃气设备的风机控制方法及装置
CN103375916B (zh) * 2012-04-13 2015-11-25 海尔集团公司 燃气热水器燃气控制方法
CN105757998B (zh) * 2016-03-25 2019-02-22 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃气热水器及其排气控制方法
CN108019955A (zh) * 2017-12-21 2018-05-11 樱花卫厨(中国)股份有限公司 燃气热水器风机恒定电流输出的控制系统
US11678767B2 (en) * 2018-03-19 2023-06-20 Traeger Pellet Grills Llc Grill with component feedback and remote monitoring
CN113048657B (zh) * 2021-04-29 2022-10-18 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃气热水器抗风控制方法及燃气热水器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2771944B2 (ja) * 1993-12-27 1998-07-02 リンナイ株式会社 燃焼装置
JP2828909B2 (ja) * 1994-08-23 1998-11-25 リンナイ株式会社 燃焼装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069067A1 (ja) * 2006-12-07 2008-06-12 Takata Corporation シートベルト巻き取り制御装置、シートベルト巻き取り装置、シートベルト装置、シートベルト巻き取り制御方法、及びプログラム
JP2010203704A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Rinnai Corp 燃焼装置
EP3309473A4 (en) * 2016-08-31 2018-04-18 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and security control system and method therefor
EP3312523A4 (en) * 2016-08-31 2018-04-25 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and safety control system and method therefor
EP3318813A4 (en) * 2016-08-31 2018-05-09 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co, Ltd. Gas water heater and security control system and method therefor
US10775078B2 (en) 2016-08-31 2020-09-15 Wuhu Midea Kitchen And Bath Appliances Mfg. Co., Ltd. Gas water heater and safety control method and system therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP4354374B2 (ja) 2009-10-28
KR100731771B1 (ko) 2007-06-22
CN100504172C (zh) 2009-06-24
CN1752523A (zh) 2006-03-29
KR20060051499A (ko) 2006-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100731771B1 (ko) 연소장치
JP2017003196A (ja) 燃焼装置の制御方法
JP6085965B2 (ja) 給湯装置
JP2857321B2 (ja) 燃焼装置
JP3153438B2 (ja) 温風暖房機
JP3476594B2 (ja) 給湯器
JP2669771B2 (ja) 燃焼装置
JP2647584B2 (ja) 燃焼制御装置
JP3289515B2 (ja) 給湯器の燃焼状態判定方法
JP2010203704A (ja) 燃焼装置
JP3182101B2 (ja) 燃焼機器のファン制御装置
JP2006250498A (ja) 燃焼装置
JP3795855B2 (ja) 燃焼機器の調整方法
JP3655206B2 (ja) 燃焼装置の調整システム
JP2771944B2 (ja) 燃焼装置
JP2000161780A (ja) 給湯装置
JP2710541B2 (ja) 燃焼制御装置
JPH0436508A (ja) 燃焼機
JP2003207127A (ja) 燃焼装置
JPH0658530A (ja) 給湯器の燃焼制御装置
JP2000240937A (ja) 燃焼装置
JP2857326B2 (ja) 送風装置
JP6550832B2 (ja) 燃焼装置
JP3884873B2 (ja) 燃焼機器の不完全燃焼検出装置
JP3331140B2 (ja) 燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4354374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250