JP2006094433A - 放送受信装置及び放送受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、地上波放送の受信環境に対応して放送受信動作を制限可能とし、無用な受信動作が実行されることを防止し得るようにした放送受信装置及び放送受信方法を提供することを目的としている。
【解決手段】受信した複数種類の放送のうち切り換え要求された放送への切り換えの可否を判別する。そして、切り換え要求された放送への切り換えが可であるとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生し、切り換え要求された放送への切り換えが不可であるとき、該放送に対する切り換え要求を無効とする。
【選択図】 図2
【解決手段】受信した複数種類の放送のうち切り換え要求された放送への切り換えの可否を判別する。そして、切り換え要求された放送への切り換えが可であるとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生し、切り換え要求された放送への切り換えが不可であるとき、該放送に対する切り換え要求を無効とする。
【選択図】 図2
Description
この発明は、特に地上波テレビジョン放送を受信する放送受信装置及び放送受信方法の改良に関する。
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されている。例えば、日本国内においては、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送及び110度CS(Communication Satellite)デジタル放送等の衛星デジタル放送だけでなく、地上デジタル放送も開始されている。
すなわち、現状では、地上アナログ放送、衛星デジタル放送及び地上デジタル放送のように、放送形態の異なる複数種類の放送が混在した運用形態となっている。このため、現在のテレビジョン放送受信装置にあっては、各放送を選択的に切り換えて受信可能とする機能を備えたものが普及している。
ところで、地上デジタル放送では、既に放送が開始されている地域と、まだ放送が開始されていない地域とが混在している。このことに対して、上記の機能を有するテレビジョン放送受信装置では、特に対策が施されておらず、地上デジタル放送が開始されていない地域において、ユーザが地上デジタル放送への切り換え操作を行なうと、地上デジタル放送の受信動作が実行されて無信号画面の表示状態や無音声状態になっている。
特許文献1には、アナログ地上波テレビジョン放送信号から分離した映像信号の搬送波周波数にロックしたことを示す信号に基づいて、アナログ地上波テレビジョン放送信号かデジタル地上波テレビジョン放送信号かを自動的に判別する技術が開示されている。
また、特許文献2には、受信可能なチャンネルを設定する制御と、受信可能チャンネルの状態を監視し少なくとも1つのチャンネルを受信不可能と判定したときチャンネルを再設定する制御とを行なう技術が開示されている。
特開2003−219311号公報
特開2001−148810号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、地上波放送の受信環境に対応して放送受信動作を制限可能とし、無用な受信動作が実行されることを防止し得るようにした放送受信装置及び放送受信方法を提供することを目的とする。
この発明に係る放送受信装置は、放送形態の異なる複数種類の放送を受信可能な受信手段と、受信手段で受信した複数種類の放送のうち所定の放送への切り換え要求を検出する検出手段と、検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えの可否を判別する判別手段と、判別手段により、検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが可であると判断されたとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生する処理手段と、判別手段により、検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが不可であると判断されたとき、該放送に対する切り換え要求を無効とする制御手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る放送受信方法は、放送形態の異なる複数種類の放送のうち所定の放送への切り換え要求を検出する第1の工程と、第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えの可否を判別する第2の工程と、第2の工程により、第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが可であると判断されたとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生する第3の工程と、第2の工程により、第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが不可であると判断されたとき、該放送に対する切り換え要求を無効とする第4の工程とを備えるようにしたものである。
上記した発明によれば、切り換え要求された放送への切り換えの可否を判別し、切り換えが不可であると判断されたとき、該放送に対する切り換え要求を無効とするようにしたので、地上波放送の受信環境に対応して放送受信動作を制限可能とし、無用な受信動作が実行されることを防止することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するデジタルテレビジョン放送受信装置11の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、キャビネット12には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のLAN(Local Area Network)端子21、第2のLAN端子22、USB(Universal Serial Bus)端子23及びi.Link端子24を備えている。
このうち、第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(Personal Computer)28、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ29等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路30を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等のネットワーク32に接続し、そのネットワーク32を介してPC33や携帯電話34等と情報伝送を行なうために使用される。
また、上記USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.Link端子24は、例えばAV−HDD41、D(Digital)−VHS(Video Home System)42等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(Phase Shift Keying)復調器46に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上デジタル放送用のチューナ50に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ50で選局された放送信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部47に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上アナログ放送用のチューナ52に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ52で選局された放送信号は、アナログ復調器53に供給されてアナログの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部47に出力される。
ここで、上記信号処理部47は、PSK復調器46及びOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力している。
また、上記信号処理部47には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子56a,56b,56c,56dが接続されている。これら入力端子56a〜56dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
そして、この信号処理部47は、上記アナログ復調器53及び各入力端子56a〜56dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、そのデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力している。
このうち、グラフィック処理部54は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部57で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部54は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部57の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
そして、グラフィック処理部54から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部58に供給される。この映像処理部58は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子59を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部55は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子60を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部61によって統括的に制御されている。この制御部61は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を前記受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部61は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)62と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)63と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ64とを利用している。
また、この制御部61は、カードI/F(Interface)65を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ66に接続されている。これによって、制御部61は、カードホルダ66に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F65を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部61は、カードI/F67を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ68に接続されている。これにより、制御部61は、カードホルダ68に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F67を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部61は、通信I/F69を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部61は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F69を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部61は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部61は、通信I/F70を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部61は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F70を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部61は、USB I/F71を介して前記USB端子23に接続されている。これにより、制御部61は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F71を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部61は、i.Link I/F72を介してi.Link端子24に接続されている。これにより、制御部61は、i.Link端子24に接続された各機器(図1参照)と、i.Link I/F72を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記リモートコントローラ17の外観を示している。このリモートコントローラ17には、主として、電源キー17a、入力切換キー17b、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー17c、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー17d、クイックキー17e、カーソルキー17f、決定キー17g、番組表キー17h、ページ切換キー17i、faceネット(ナビゲーション)キー17j、戻るキー17k、終了キー17l、青,赤,緑,黄のカラーキー17m、チャンネルアップダウンキー17n、音量調整キー17o、メニューキー17p、BSデジタル放送と110度CSデジタル放送との切換キー17q、地上デジタル放送と地上アナログ放送との切換キー17r等が設けられている。
図4は、このデジタルテレビジョン放送受信装置11に対して、ユーザが地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えを不可とする状態に設定する動作の一例を説明するためのフローチャートを示している。
地上アナログ放送への切り換えを不可状態に設定する理由は、既に地上デジタル放送が開始されている地域の場合、地上デジタル放送における放送内容が地上アナログ放送と重複するため、積極的に地上アナログ放送への切り換えを不可状態にした方が、将来的に地上アナログ放送が廃止されることも含めて、ユーザにとって有利となるからである。
この動作は、ユーザによりリモートコントローラ17のメニューキー17pが操作されたことで開始(ステップS4a)される。すると、制御部61は、ステップS4bで、設定メニューを映像表示器14に表示させる。この設定メニューは、複数種類の設定事項について、それぞれを選択的に設定可能とするために階層構造を有している。
その後、制御部61は、ステップS4cで、ユーザによって設定メニューの階層の中から選択された地上波切換設定の画面を表示させる。この地上波切換設定の画面では、図5に示すように、「地上A(Analog)」、「地上D(Digital)」、「設定しない」の3つの項目が選択可能に一覧表示されている。なお、選択された項目は、画面上では他の項目と色を変えて表示されるが、図5では、「設定しない」が選択された状態をハッチングにより示している。
この地上波切換設定画面が表示されると、制御部61は、ステップS4dで、ユーザによっていずれの項目が選択されたかを判別する。項目の選択は、ユーザが、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを操作して所望の項目を選択し、決定キー17gを操作することによって完了される。
そして、「設定しない」の項目が選択されたと判断された場合、制御部61は、ステップS4eで、地上アナログ放送と地上デジタル放送とのいずれにも切り換えを可能とする状態に設定して、処理を終了(ステップS4h)する。この設定は、例えば、地上デジタル放送及び地上アナログ放送への切り換えが可であることを示す情報を、前記不揮発性メモリ64に登録することによって行なわれる。
また、上記ステップS4dで「地上D」の項目が選択されたと判断された場合、制御部61は、ステップS4fで、地上デジタル放送への切り換えを不可とする状態に設定して、処理を終了(ステップS4h)する。この設定は、例えば、地上デジタル放送への切り換えが不可であることを示す情報を、前記不揮発性メモリ64に登録することによって行なわれる。
さらに、上記ステップS4dで「地上A」の項目が選択されたと判断された場合、制御部61は、ステップS4gで、地上アナログ放送への切り換えを不可とする状態に設定して、処理を終了(ステップS4h)する。この設定も、地上アナログ放送への切り換えが不可であることを示す情報を、前記不揮発性メモリ64に登録することによって行なわれる。
この動作によれば、ユーザの設定により、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えを選択的に不可状態に設定することができる。
図6は、デジタルテレビジョン放送受信装置11に対して、地上デジタル放送への切り換えを不可とする状態に設定する動作の他の例を説明するためのフローチャートを示している。
この動作は、地上デジタル放送の物理チャンネルをスキャンして受信可能なチャンネルを自動検索する、いわゆる初期設定が要求されたことで開始(ステップS6a)される。すると、制御部61は、ステップS6bで、地上デジタル放送の物理チャンネルスキャンを実行し、ステップS6cで、地上デジタル放送の受信の可否を判別する。
そして、地上デジタル放送の受信が可であると判断された場合(YES)、制御部61は、ステップS6dで、地上アナログ放送と地上デジタル放送とのいずれにも切り換えを可能とする状態に設定して、処理を終了(ステップS6f)する。
また、地上デジタル放送の受信が不可であると判断された場合(NO)、制御部61は、ステップS6eで、地上デジタル放送への切り換えを不可とする状態に設定して、処理を終了(ステップS6f)する。
この動作によれば、初期設定時に、自動的に地上デジタル放送への切り換えが不可状態に設定されることになる。
図7は、デジタルテレビジョン放送受信装置11に対して、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えを不可とする状態に設定する動作のさらに他の例を説明するためのフローチャートを示している。
この動作も、地上デジタル放送の物理チャンネルをスキャンして受信可能なチャンネルを自動検索する、いわゆる初期設定が要求されたことで開始(ステップS7a)される。すると、制御部61は、ステップS7bで、地上デジタル放送の物理チャンネルスキャンを実行し、ステップS7cで、地上デジタル放送の受信の可否を判別する。
そして、地上デジタル放送の受信が可であると判断された場合(YES)、制御部61は、ステップS7dで、地上アナログ放送への切り換えを不可とする状態に設定して、処理を終了(ステップS7f)する。
また、地上デジタル放送の受信が不可であると判断された場合(NO)、制御部61は、ステップS7eで、地上デジタル放送への切り換えを不可とする状態に設定して、処理を終了(ステップS7f)する。
この動作によれば、初期設定時に、自動的に地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが選択的に不可状態に設定されることになる。
図8は、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが要求された場合の動作の一例を説明するためのフローチャートを示している。すなわち、動作が開始(ステップS8a)され、制御部61は、ステップS8bで、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換え要求を検出すると、ステップS8cで、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されているか否かを判別する。この判別は、前記不揮発性メモリ64に登録された情報を参照することによって行なわれる。
そして、切り換えが不可に設定されていると判断された場合(YES)、制御部61は、ステップS8dで、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換え要求を無効とし、地上デジタル放送または地上アナログ放送の受信動作を実行せずに処理を終了(ステップS8f)する。
また、切り換えが不可に設定されていないと判断された場合(NO)、制御部61は、ステップS8eで、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換え要求を許可し、地上デジタル放送または地上アナログ放送の受信動作を実行して処理を終了(ステップS8f)する。
この動作によれば、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されている場合、地上デジタル放送または地上アナログ放送へのあらゆる切り換え要求が無効とされ、地上デジタル放送または地上アナログ放送の無用な受信動作が実行されることが防止されるようになる。
ここで、地上アナログ放送への切り換え要求としては、例えば、リモートコントローラ17の切換キー17rで地上アナログ放送に切り換えたとき、デジタルテレビジョン放送受信装置11のキャビネット12に設けられた操作部16含まれる放送切換キー(詳細は後述)で地上アナログ放送に切り換えたとき、番組予約で地上アナログ放送を設定し、その予約番組の受信動作が開始されたとき、等々に発生される。
地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されている場合、地上アナログ放送への上記したあらゆる切り換え要求が無効とされ、地上アナログ放送の受信動作が実行されないように制御される。
また、地上デジタル放送への切り換え要求としては、例えば、リモートコントローラ17の切換キー17rで地上デジタル放送に切り換えたとき、デジタルテレビジョン放送受信装置11のキャビネット12に設けられた操作部16含まれる放送切換キー(詳細は後述)で地上デジタル放送に切り換えたとき、番組予約で地上デジタル放送を設定し、その予約番組の受信動作が開始されたとき、BS放送,データ放送またはブックマークにより地上デジタル放送への切り換えコマンドが発生されたとき、等々に発生される。
地上デジタル放送への切り換えが不可状態に設定されている場合、地上デジタル放送への上記したあらゆる切り換え要求が無効とされ、地上デジタル放送の受信動作が実行されないように制御される。
そして、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されている場合、リモートコントローラ17や操作部16の操作で地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが要求された場合には、その操作が無効とされて、現状の受信状態が維持されることになる。
また、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されているとき、番組予約によって地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが要求された場合には、その番組予約自体を破棄させるか、または、図9に示すように、予約番組の受信時に「予約番組を受信できません」のようなメッセージを表示させて警告する。
さらに、地上デジタル放送または地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されているとき、地上デジタル放送への切り換えコマンドによって地上デジタル放送への切り換えが要求された場合には、図10に示すように、「設定により地上デジタル放送に切り換えられません」のようなメッセージを表示させて警告する。
次に、デジタルテレビジョン放送受信装置11の本体であるキャビネット12に設けられた操作部16含まれる放送切換キーについて説明する。図11(a),(b)は、デジタルテレビジョン放送受信装置11を上面及び正面から見た状態を示している。
このデジタルテレビジョン放送受信装置11のキャビネット12の上面には、操作部16が設置されている。この操作部16には、主電源キー16a、上記した放送切換キー16b、入力切換キー16c、音量調整キー16d、チャンネルアップダウンキー16e等が配置されている。
そして、放送切換キー16bを操作すると、操作する毎に、地上アナログ放送→地上デジタル放送→BSデジタル放送→110度CSデジタル放送→地上アナログ放送の順序で循環的に放送が切り換えられるようになっている。
ここで、例えば地上デジタル放送への切り換えが不可状態に設定されている場合、放送切換キー16bを操作すると、操作する毎に、地上アナログ放送→BSデジタル放送→110度CSデジタル放送→地上アナログ放送の順序で循環的に放送が切り換えられるようになる。つまり、切り換えが不可状態に設定されている地上デジタル放送は、放送切換キー16bによって選択可能な項目から外され(スキップされ)るようになる。
また、地上アナログ放送への切り換えが不可状態に設定されている場合には、放送切換キー16bを操作する毎に、地上デジタル放送→BSデジタル放送→110度CSデジタル放送→地上デジタル放送の順序で、つまり、地上アナログ放送がスキップされて循環的に放送が切り換えられるようになる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…i.Link端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、39…HDD、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…信号処理部、48…アンテナ、49…入力端子、50…チューナ、51…OFDM復調器、52…チューナ、53…アナログ復調器、54…グラフィック処理部、55…音声処理部、56a〜56d…入力端子、57…OSD信号生成部、58…映像処理部、59…出力端子、60…出力端子、61…制御部、62…ROM、63…RAM、64…不揮発性メモリ、65…カードI/F、66…カードホルダ、67…カードI/F、68…カードホルダ、69…通信I/F、70…通信I/F、71…USB I/F、72…i.Link I/F。
Claims (11)
- 放送形態の異なる複数種類の放送を受信可能な受信手段と、
前記受信手段で受信した複数種類の放送のうち所定の放送への切り換え要求を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えの可否を判別する判別手段と、
前記判別手段により、前記検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが可であると判断されたとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生する処理手段と、
前記判別手段により、前記検出手段で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが不可であると判断されたとき、該放送に対する前記切り換え要求を無効とする制御手段とを具備することを特徴とする放送受信装置。 - 前記判別手段は、前記切り換え要求に対応した放送に対して予め登録されている切り換えの不可を示す情報を参照することによって判別を行なうことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
- 前記検出手段は、リモートコントローラのキー操作により所定の放送への切り換えが行なわれたとき、装置本体のキー操作により所定の放送への切り換えが行なわれたとき、番組予約に基づいて所定の放送への切り換えが行なわれたとき、外部から所定の放送への切り換えコマンドが発生されたとき、のいずれかを所定の放送への切り換え要求として検出することを特徴とする請求項1または2記載の放送受信装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段が、リモートコントローラのキー操作または装置本体のキー操作により所定の放送への切り換えが行なわれたことを検出したとき、それらのキー操作を無効とすることを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段が、番組予約に基づいて所定の放送への切り換えが行なわれたことを検出したとき、その番組予約を破棄することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段が、番組予約に基づいて所定の放送への切り換えが行なわれたこと、外部から所定の放送への切り換えコマンドが発生されたこと、のいずれかを検出したとき、前記切り換え要求された放送に切り換えられないことを警告することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
- 前記複数種類の放送を一定の順序で循環的に選択可能とする操作子を具備し、
前記制御手段は、切り換えが不可であると判断された放送を、前記操作子よって選択可能な項目から外すことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記操作子は装置本体に設置されることを特徴とする請求項7記載の放送受信装置。
- 前記複数種類の放送は、地上デジタル放送及び地上アナログ放送を含むことを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の放送受信装置。
- 放送形態の異なる複数種類の放送のうち所定の放送への切り換え要求を検出する第1の工程と、
前記第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えの可否を判別する第2の工程と、
前記第2の工程により、前記第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが可であると判断されたとき、該放送を選択して番組に対応した信号を再生する第3の工程と、
前記第2の工程により、前記第1の工程で検出された切り換え要求に対応する放送への切り換えが不可であると判断されたとき、該放送に対する前記切り換え要求を無効とする第4の工程とを具備することを特徴とする放送受信方法。 - 前記第4の工程は、操作子によって前記複数種類の放送を一定の順序で循環的に選択可能とする場合、切り換えが不可であると判断された放送を、前記操作子よって選択可能な項目から外すことを特徴とする請求項10記載の放送受信方法。
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JP2004280692A JP2006094433A (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | 放送受信装置及び放送受信方法 |
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2004
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