JP2006094266A - 情報処理装置、通信処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び通信処理方法 - Google Patents

情報処理装置、通信処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び通信処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反復してパケットを送信する情報処理装置と、そのパケットを受信するサーバ装置とを備える情報処理システムにおいて、サーバ装置の処理負担を軽減する。
【解決手段】情報処理装置1は、反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部11と、サーバ装置3に到達しない寿命を反復パケットに設定するかどうか判断する寿命判断部12と、寿命判断部12によってサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットの寿命をサーバ装置3に到達しない寿命に設定し、寿命判断部12によってサーバ装置3に到達する寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットの寿命をサーバ装置3に到達する寿命に設定する寿命設定部14と、送信判断部11が反復パケットを送信すると判断すると、寿命設定部14が設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信部15を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、反復してパケットを送信する情報処理装置等に関する。
情報処理装置、通信処理装置、及びサーバ装置を含む情報処理システムにおいて、例えば、家庭用のPC(Personal Computer)や家電機器などの情報処理装置から通信処理装置を介して、所定のパケットをサーバ装置に反復して送信することが行われている(例えば、特許文献1参照)。ここで、通信処理装置は、例えば、NAT(Network Address Translation)機能を有するルータなどである。情報処理装置がパケットを反復してサーバ装置に送信するひとつの目的は、通信処理装置のポートの維持のためであり、他の目的は、サーバ装置における所定の処理のためである。
まず、通信処理装置のポートの維持について説明する。ルータ等のNAT機能を有する通信処理装置では、LAN(Local Area Network)側からWAN(Wide Area Network)側へパケットを送信するときにLAN側のプライベートIPアドレスとポート番号を、WAN側のグローバルIPアドレスとポート番号に変換する。また、WAN側からの反復パケットを受信した場合には、所定の受信フィルタルールによるフィルタ処理を行うと共に、アドレス変換の逆変換を行うことによって、情報処理装置にパケットを渡す。ここで、NATのLAN側からパケットが送信されたポートに対してWAN側からのパケットの受信可能性を判断する受信フィルタルールには、そのポートからパケットを送信したアドレスからのみしかパケットを受信しないAddress Sensitiveフィルタと、そのポートからパケットを送信したポートからのみしかパケットを受信しないPort Sensitiveフィルタと、フィルタが存在しないNoフィルタがある。通信処理装置では、そのようなアドレス変換を行う時間が設定されている。具体的には、WAN側とLAN側との間において、あるアドレス変換が最後になされてから所定の期間経過した後には、WAN側から受け取ったパケットに対するそのアドレス変換は行われなくなる(LAN側から受け取ったパケットに対しては、新たなアドレス変換がなされることになる)。すなわち、そのWAN側からのパケットは情報処理装置で受信されないことになり、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスできないことになる。その所定の期間のことをポート維持時間と呼ぶことにする。したがって、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスすることができるように、通信処理装置のポートを維持する(すなわち、WAN側からのパケットが通信処理装置を経由して情報処理装置に送信されるようにしておく)ために反復してパケットが送信される。
次に、反復して送信されるパケットに対して、サーバにおいてなされる所定の処理について説明する。サーバにおける所定の処理とは、例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化したかどうかを知るためなどの処理である。通信処理装置のWAN側のIPアドレスは、接続プロバイダ等の設定により、所定の期間ごとに変更されることもある。そのような場合に、サーバ装置がそのアドレスの変化を知らなかった場合には、サーバ装置が通信処理装置を介して情報処理装置に情報を送信できないこととなり、その結果、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスできないことになる。したがって、サーバ装置が通信処理装置のアドレスの変化を知るなどの処理ができるように、反復してパケットが送信される。
国際公開第2004/030292号パンフレット(第1頁、第1図等)
しかしながら、反復して頻繁に送信されるパケットをサーバ装置が受け付ける場合には、それだけサーバ装置の処理負担が増大するという問題がある。特に、情報処理装置が接続されているNAT機能を有する通信処理装置のポート維持時間が短い場合には、その問題が顕著となる。さらに、通常、ひとつのサーバ装置には、複数の情報処理装置から反復してパケットが送信されるため、サーバ装置での処理負担は、それだけ増大することになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、反復してパケットを送信する情報処理装置と、そのパケットを受信するサーバ装置とを備える情報処理システムにおいて、サーバ装置の処理負担を軽減することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理装置であって、反復して送信するパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部と、前記反復パケットに、前記サーバ装置に到達しない寿命を設定するかどうか判断する寿命判断部と、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に設定し、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達する寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達する寿命に設定する寿命設定部と、前記送信判断部が反復パケットを送信すると判断した場合に、前記寿命設定部が設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信部と、を備えたものである。
このような構成により、サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合には、反復パケットがサーバ装置に到達しないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置に到達していた場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる。一方、反復パケットをサーバ装置が受信し、そのパケットを用いて所定の処理(例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化したかどうか判断する処理など)をしなければならない頻度は、あまり高くないものと考えられ、情報処理装置からサーバ装置に送信される反復パケットのうち、いくつかの反復パケットがサーバ装置に到達しなかったとしても、大きな影響はないと考えられる。例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化する頻度は、ポート維持時間と比べると、非常に低いと考えられるからである。また、サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合であっても、寿命設定部において、通信処理装置を超えることができる寿命を反復パケットに設定しておくことにより、通信処理装置におけるポートを維持することができ、サーバ装置から通信処理装置に送信されたパケットを、情報処理装置において受信することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記寿命設定部が、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記サーバ装置の1以上手前の中継ノードに前記反復パケットが到達する寿命を設定してもよい。
このような構成により、寿命判断部によってサーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットがサーバ装置に到達しないようにすることができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記寿命設定部が、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、グローバルアドレスから
グローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに前記反復パケットが到達することができるように寿命を設定してもよい。
このような構成により、寿命判断部によってサーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合であっても、通信処理装置のポートの維持を行うことができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記情報処理装置からの中継ノードの数を計数する中継ノード計数部をさらに備え、前記寿命設定部が、前記中継ノード計数部が計数した中継ノードの数に基づいて、前記反復パケットの寿命の設定を行ってもよい。
このような構成により、中継ノード計数部による計数結果に基づいて、反復パケットの寿命の設定を行うことができ、手入力等により、例えば、サーバ装置までの中継ノードの数や、情報処理装置に接続されているNAT機能を有する通信処理装置の段数などを情報処理装置に設定する処理を省略することができる。したがって、情報処理装置の接続状況が変更されたとしても(例えば、情報処理装置の接続されている通信処理装置が変更されたとしても)、再度、中継ノード計数部による計数を行うことによって、その変化にも適切に対応することができ得る。
また、本発明による情報処理装置では、前記寿命判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断してもよい。
このような構成により、所定の割合の反復パケットがサーバ装置に到達しないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に到達する場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記寿命判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断してもよい。
このような構成により、所定の条件を充たす反復パケットがサーバ装置に到達しないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に到達する場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
本発明による通信処理装置は、情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理装置であって、前記反復パケットを受信する受信部と、前記受信部が受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する変更判断部と、前記変更判断部が前記反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、前記受信部が受信した反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に変更する寿命変更部と、反復パケットを送信する送信部と、を備えたものである。
このような構成により、サーバ装置に到達しない寿命に変更すると判断された場合には、反復パケットがサーバ装置に到達しないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置に到達していた場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記変更判断部が、前記受信部が受信した反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットの寿命を変更すると判断してもよい。
このような構成により、所定の割合の反復パケットがサーバ装置に到達しないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に到達する場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記変更判断部が、前記受信部が受信した反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットの寿命を変更すると判断してもよい。
このような構成により、所定の条件を充たす反復パケットがサーバ装置に到達しないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に到達する場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
本発明による情報処理装置等によれば、情報処理装置から反復して送信される反復パケットのうち、いくらかの反復パケットをサーバ装置に到達しないようにすることができ、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置1と、通信処理装置2と、サーバ装置3とを備える。図1では、1個の情報処理装置1が通信処理装置2に接続されている場合について記載しているが、2個以上の情報処理装置が通信処理装置2に接続されていてもよい。情報処理装置1は、例えば、コンピュータ、電子レンジ、電話機、プリンタ、ファクシミリ装置、冷蔵庫、洗濯機、空調装置、テレビ、映像録画装置、セットトップボックス等である。通信処理装置2と、サーバ装置3とは、有線または無線の通信回線100を介して接続されている。通信回線100は、例えば、インターネットやイントラネットなどである。なお、図1では、1個の通信処理装置2が通信回線100に接続されている場合について記載しているが、2個以上の通信処理装置が通信回線100に接続されていてもよい。
情報処理装置1は、送信判断部11と、寿命判断部12と、中継ノード計数部13と、寿命設定部14と、送信部15とを備える。
送信判断部11は、反復パケットを送信するかどうか判断する。ここで、反復パケットとは、情報処理装置1が反復して送信するパケットである。反復して送信するとは、繰り返して何度も送信することであり、その送信の周期は一定(例えば、5分ごとなど)であってもよく、不定(例えば、4分から5分の間で変化するなど)であってもよい。前者の場合には、送信判断部11は、例えば、設定された所定の時間(例えば、5分)ごとに、反復パケットを送信すると判断する。なお、反復パケットを送信する周期は、通常、通信処理装置2のポート維持時間よりも短く設定されているものとする。反復パケットのペイロードには、何らかのデータが含まれていてもよく、何もデータが含まれていなくてもよい。反復パケットは、例えば、UDP(User Datagram Protocol)やTCP(Transmission Control Protocol)のパケットである。
寿命判断部12は、反復パケットに、サーバ装置3に到達しない寿命を設定するかどうか判断する。ここで、寿命とは、通信回線100においてパケットが存在する(通信される)ことができる限度を示すものである。この寿命は、例えば、パケットが通信回線100において存在できる期間の限度(例えば、1分など)を示すものであってもよく、パケットが通信回線100において経由することが可能な中継ノードの個数の限度(例えば、255個など)を示すものであってもよい。後者の例としては、パケットの有するTTL(Time To Live)がある。寿命が到来すると、そのパケットは、それ以上通
信されないことになる。なお、寿命が到来したときに、その旨を、そのパケットの送信元に通知する構成となっていてもよい。寿命判断部12は、例えば、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断してもよく、あるいは、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断してもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
ここで、中継ノードについて説明する。中継ノードとは、パケットをルーティングするルーティング機能を有しているものであり、いわゆる「ルータ」と呼ばれるものである。この中継ノードは、NAT機能を有してもよく、有しなくてもよい。すなわち、中継ノードは、アドレス変換を行わず、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継してもよく、アドレス変換を行い、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継してもよい。「グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する」とは、中継ノードによって受信されたパケット、及び中継ノードから送信されたパケットの両者のヘッダに含まれるアドレス情報(送信元アドレス、及び送信先アドレスを含む情報)が、グローバルアドレスのアドレス情報であることを意味する。一方、「プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継する」とは、中継のために受信したパケット、及び送信したパケットのうち、いずれかのパケットのヘッダに含まれるアドレス情報にプライベートアドレスが含まれ、他方のパケットのヘッダに含まれるアドレス情報がグローバルアドレスのアドレス情報であることを意味する。なお、パケットを中継する場合には、パケットのペイロードに含まれる情報について変更を行ってもよく、行わなくてもよい。また、通信処理装置2も中継ノードに含まれる。
中継ノード計数部13は、情報処理装置1からの中継ノードの数を計数する。中継ノード計数部13は、例えば、サーバ装置3までの中継ノードの数を計数してもよく、サーバ装置3とは異なる他のサーバ装置までの中継ノードの数を計数してもよく、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードまでの中継ノードの数を計数してもよい。中継ノードの数を計数する方法としては、例えば、寿命の設定がパケットのヘッダに含まれるTTLの設定によってなされる場合には、例えば、トレースルートによって行ってもよく、あるいは、TTLを設定したUDPパケットを、そのTTLを1から順番にインクリメントしながら送信することによって行ってもよい。本実施の形態では、トレースルートによって中継ノードの計数を行うものとする。この計数の処理の詳細については、後述する。なお、中継ノード計数部13は、中継ノードの数の計数時にパケットを送信するための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、中継ノード計数部13は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
寿命設定部14は、寿命判断部12によってサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットの寿命を、反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命に設定する。また、寿命設定部14は、寿命判断部12によってサーバ装置3に到達する寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットの寿命を、反復パケットがサーバ装置3に到達する寿命に設定する。ここで、「サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された」、あるいは「サーバ装置3に到達する寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された」とは、それぞれ、サーバ装置3に到達する寿命を設定すると寿命判断部12によって判断されなかった場合、あるいは、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断されなかった場合であってもよい。したがって、寿命判断部12は、「サーバ装置3に到達しない寿命を設定する」、あるいは「サーバ装置3に到達する寿命を設定する」のいずれか一方のみの判断を行うものであってもよい。
また、寿命設定部14は、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された場合に、例えば、(1)サーバ装置3の1以上手前の中継ノードに反復パケットが到達する寿命を設定してもよく、(2)グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに反復パケットが到達することができるように寿命を設定してもよく、上記(1)、(2)を組み合わせて寿命を設定してもよい。一方、サーバ装置3に到達する寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された場合には、寿命設定部14は、例えば、情報処理装置1からサーバ装置3までの中継ノードの数を用いて、反復パケットがサーバ装置3に到達することができる寿命を設定してもよく、または、反復パケットに設定できる最長の寿命、もしくは、反復パケットがサーバ装置3に到達することができると考えられる長い寿命を設定してもよい。
また、寿命設定部14は、中継ノード計数部13が計数した中継ノードの数に基づいて、反復パケットの寿命の設定を行う。すなわち、寿命設定部14は、計数された中継ノードの数を用いることによって、反復パケットの寿命の設定を行う。例えば、サーバ装置3までの中継ノードの数が15個(この15個にサーバ装置3自体は含まれないものとする)と計数されたとすると、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された場合に、TTLを15に設定することによって寿命の設定を行ってもよい。他の例としては、中継ノード計数部13による計数の結果、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードのうち、情報処理装置1に一番近い中継ノードまでの中継ノードの数が2個であったとすると、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された場合に、TTLを2に設定することによって寿命の設定を行ってもよい。
送信部15は、送信判断部11が反復パケットを送信すると判断した場合に、寿命設定部14が設定した寿命を有する反復パケットを送信する。なお、送信部15は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、送信部15と通信回線100との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、送信部15は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、中継ノード計数部13と、送信部15とは、共通の送信デバイスを用いてもよく、それぞれ別々の送信デバイスを用いてもよい。
また、情報処理装置1は、サーバ装置3から送信された情報を受信する機構を有してもよいが、それらの機構については図1において明示していない。すなわち、図1は、本実施の形態による情報処理装置1の特徴的な構成のみを示す図である。
通信処理装置2は、中継ノードのひとつであり、NAT機能を有している。すなわち、通信処理装置2は、アドレス変換を行い、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継するものである。
サーバ装置3は、情報処理装置1から送信された反復パケットを受信し、その反復パケットを用いて、所定の処理を行う。所定の処理とは、例えば、通信処理装置2のWAN側(通信回線100側)のグローバルアドレスが変更されたかどうかの判断処理や、通信処理装置2のWAN側のグローバルアドレスが変更されている場合に、サーバ装置3において登録している通信処理装置2のアドレスを変更する処理等である。
次に、本実施の形態による情報処理装置の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)中継ノード計数部13は、中継ノードの数を計数する。そして、その計数した中継ノードの数を寿命設定部14に渡す。
(ステップS102)送信判断部11は、反復パケットを送信するかどうか判断する。そして、反復パケットを送信する場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、反復パケットを送信すると判断するまで、ステップS102の処理を繰り返す。
(ステップS103)寿命判断部12は、送信する反復パケットに、サーバ装置3に到達する寿命を設定するかどうか判断する。そして、サーバ装置3に到達しない寿命を設定する場合には、その旨を寿命設定部14に伝えてステップS104に進み、サーバ装置3に到達する寿命を設定する場合には、その旨を寿命設定部14に伝えてステップS105に進む。
(ステップS104)寿命設定部14は、反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定する。この寿命の設定は、例えば、所定のメモリに寿命を示す情報を書き込むことによって行われる。
(ステップS105)寿命設定部14は、反復パケットがサーバ装置3に到達する寿命を設定する。この寿命の設定は、例えば、所定のメモリに寿命を示す情報を書き込むことによって行われる。
(ステップS106)送信部15は、ステップS104、あるいはステップS105で寿命設定部14が設定した寿命を有する反復パケットをサーバ装置3に送信する。すなわち、送信部15が送信する反復パケットのヘッダに含まれる送信先アドレスは、サーバ装置3のアドレスである。そして、ステップS102に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、中継ノード計数部13がトレースルートによって中継ノードの数を計数する方法について説明する。トレースルートでは、トレースルートを実行する装置(ここでは、情報処理装置1)から、トレースルートのあて先(ここでは、サーバ装置3)までの経路をトレースすることにより、トレースルートのあて先までの各中継ノードのIPアドレスを知ることができ得る。
図3、図4は、トレースルートについて説明するための図である。図3、図4において、中継ノードは丸の図形で示されている。図3で示されるように、まず、情報処理装置1の中継ノード計数部13は、サーバ装置3に向けてTTL=1のチェックパケットを送信する。ここで、チェックパケットとは、トレースルートにおいて、送信先に向けて送信されるパケットのことである。このチェックパケットには、TTLが設定されている。チェックパケットのTTLは、中継ノードを通過するごとに1だけ減少されるため、TTL=1のチェックパケットは、通信処理装置2に到達したときにTTL=0となり、通信処理装置2からICMP Time Exceededによって情報処理装置1に返される。次に、図4で示されるように、中継ノード計数部13は、サーバ装置3に向けてTTL=2のチェックパケットを送信する。すると、そのチェックパケットは中継ノード101においてTTL=0となり、ICMP Time Exceededによって中継ノード101から情報処理装置1に返される。これによって、中継ノード計数部13は、中継ノード101のIPアドレスを知ることができる。このように、チェックパケットがサーバ装置3に到達するまで、TTLを1ずつインクリメントしながらチェックパケットの送信と、ICMP Time Exceededの受信とを繰り返すことにより、サーバ装置3に到達するまでに経由した各中継ノードのIPアドレスを知ることができる。なお、IC
MP Time Exceededを返さない中継ノードの場合には、送信されたチェックパケットに対する返信が何もないことになる。この場合には、中継ノード計数部13は、タイムアウトとなった後に、次のチェックパケットを送信する。チェックパケットがサーバ装置3に到達すると、ICMP Port Unreachableが返され、トレースルートは終了となる。なお、場合によっては、ICMP Port Unreachableの代わりに、ICMP Echo Replyが返されることもある。中継ノード計数部13は、このトレースルートを行うことにより、サーバ装置3に到達するまでに経由する中継ノードの数と、各中継ノードのIPアドレスとを知ることができる。
なお、ここではトレースルートをサーバ装置3に対して行う場合について説明したが、中継ノード計数部13は、トレースルート以外の方法によって中継ノードの数を計数してもよく、また、チェックパケットの送信先は、サーバ装置3以外のサーバ装置等であってもよい。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、中継ノード計数部13は、トレースルートにより中継ノードの数を計数するものとする。また、寿命設定部14は、反復パケットのTTLを設定することにより、寿命の設定を行うものとする。また、通信処理装置2のポート維持時間は2分30秒であり、送信判断部11は、2分ごとに反復パケットを送信すると判断するものとする。また、寿命判断部12は、10個の反復パケットうち、1個の反復パケットがサーバ装置3に到達するようにする。また、寿命判断部12は、カウンタを有しており、反復パケットが送信されるたびにそのカウンタの値を1だけインクリメントするものとする。そして、そのカウンタの値の1桁目(最下位の桁)が「0」である場合に、サーバ装置3に到達する寿命を設定すると判断し、カウンタの値の1桁目が「0」以外である場合に、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断するものとする。そのカウンタの初期値は「0」であるとする。また、情報処理装置1、通信処理装置2、サーバ装置3のIPアドレスは、以下のとおりであるとする。ここで、通信処理装置2のIPアドレスは、通信処理装置2のWAN側のIPアドレスである。
情報処理装置1:192.168.1.11
通信処理装置2:202.132.10.6
サーバ装置3:155.32.10.10
まず、情報処理装置1の電源が投入され、情報処理装置1が起動されたとする。すると、中継ノード計数部13は、あらかじめ設定されているサーバ装置3のIPアドレス「155.32.10.10」に対してトレースルートを実行する。このトレースルートの実行によって、図5で示される結果が得られたとする。図5において、各行がひとつの中継ノードに対応している(厳密には、最後の行は中継ノードではなくサーバ装置3に対応している)。各行の一番右側の情報が、中継ノードのIPアドレスである。また、このトレースルートでは、ひとつのTTLの値に対して3個のパケットを送信している。その3個のパケットの返信までの時間が、各行に含まれる。各行の一番左側の情報は、情報処理装置1からの中継ノードの個数である。したがって、図5で示されるトレースルートの結果から、サーバ装置3までの中継ノードの数が15個であり、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する直近の中継ノード(ここでは、グローバルアドレスを有する中継ノードであるとする)までの中継ノードの個数が2個であることがわかる。ここで、「直近の」とは、情報処理装置1に一番近いことをいう。
中継ノード計数部13による中継ノードの計数が終了すると、送信判断部11は、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS102)。この場合には、1回目の反復パケットの送信であり、寿命判断部12が有するカウンタの値が「0」であるので、寿命判断部12は、反復パケットがサーバ装置3に到達する寿命を設定すると判
断し(ステップS103)、寿命設定部14は、TTLを、その最大値である255に設定する(ステップS105)。送信部15は、寿命設定部14が設定したTTL=255を有する反復パケットをサーバ装置3のIPアドレス「155.32.10.10」に対して送信する(ステップS106)。なお、この反復パケットのペイロードには、情報処理装置1を識別する情報である装置識別情報が含まれるものとする。この装置識別情報は、例えば、情報処理装置1のMACアドレスである。この装置識別情報によって、サーバ装置3は、情報処理装置1を識別することができる。
情報処理装置1から送信された反復パケットの送信元(ソース)IPアドレスは、通信処理装置2において「202.132.10.6」に変換される。また、通信処理装置2において、アドレスの変換と共に、送信元(ソース)ポートの変換(ポートの割り当て)も行われる。そして、アドレス等の変換後の反復パケットは、通信処理装置2からサーバ装置3に送信され、サーバ装置3において受信される。サーバ装置3における反復パケットに対する処理の説明は省略する。
送信判断部11は、送信部15が反復パケットを送信したタイミングで、タイマをスタートさせる。また、寿命判断部12は、送信部15が反復パケットを送信したため、カウンタを1だけインクリメントさせる。ここでは、1回目の反復パケットの送信であったため、カウンタの値は「1」となる。
送信判断部11は、タイマの値が2分になると、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS102)。この場合には、カウンタの値が「1」であるため、寿命判断部12は、反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断する(ステップS103)。その結果、寿命設定部14は、中継ノード計数部13によるトレースルートの結果を用いて、グローバルアドレス「155.32.10.1」を有する中継ノードに反復パケットが到達するように、TTLを2に設定する(ステップS104)。送信部15は、寿命設定部14が設定したTTL=2を有する反復パケットをサーバ装置3に送信する(ステップS106)。この送信によって、送信判断部11においてタイマがリセットされて、計時が再度、再開される。また、寿命判断部12において、カウンタの値が1だけインクリメントされて「2」となる。
このようにして、カウンタの値が「2」から「9」までの場合には、カウンタの値が「1」の場合と同様に、TTL=2を有する反復パケットを2分おきに送信する。情報処理装置1が起動されてから10番目の反復パケットが送信されると、タイマがリセットされると共に、カウンタが1だけインクリメントされ、「0」になる。ここで、カウンタの値は、10進数の1桁目の値のみを有するものであるとする。したがって、カウンタの値「9」がインクリメントされると、「0」となる。
その後、タイマの値が2分になると、送信判断部11は、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS102)。この場合には、カウンタの値が「0」であるため、寿命判断部12は、反復パケットがサーバ装置3に到達する寿命を設定すると判断する(ステップS103)。その結果、寿命設定部14は、TTLを255に設定する(ステップS105)。そして、送信部15は、TTL=255を有する反復パケットをサーバ装置3に送信する(ステップS106)。このようにして、2分おきに反復パケットの送信が繰り返され、通信処理装置2におけるポートが維持される。
なお、この具体例では、図5で示されるトレースルートの結果を用いることにより、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断されたとすると、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに反復パケットが到達することができる最低の寿命を寿命設定部14が設定する場合について説明し
たが、トレースルートの結果によっては、図6で示されるように、セキュリティーの観点から、中継ノードのIPアドレスを知ることができない場合もある。このような場合には、図6で示されるトレースルートの結果を用いることにより、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断されたとすると、サーバ装置3までの中継ノードの個数(図6の場合には、15個)しか知ることができないため、サーバ装置3の1個手前の中継ノードに反復パケットが到達する寿命、すなわち、TTL=15を寿命設定部14が設定してもよい。あるいは、サーバ装置3の2個手前や、3個手前の中継ノードに反復パケットが到達する寿命を設定するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態による情報処理装置1では、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると寿命判断部12によって判断された場合に、サーバ装置3に到達しない寿命を寿命設定部14によって設定し、その寿命を有する反復パケットを送信することによって、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断された場合には、反復パケットがサーバ装置3に到達しないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置3に到達していた場合に比べて、サーバ装置3における処理負担を軽減させることができる。一方、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断された場合であっても、寿命設定部14において、通信処理装置2を超えることができる寿命を反復パケットに設定しておくことにより、通信処理装置2におけるポートを維持することができ、サーバ装置3から通信処理装置2に送信されたパケットを、情報処理装置1において受信することができる。
なお、本実施の形態では、中継ノード計数部13による計数結果に基づいて、寿命を設定する場合について説明したが、サーバ装置3までの中継ノードの数や、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する直近の中継ノードまでの中継ノードの数、あるいは、NAT機能を有する通信処理装置の段数などが情報処理装置1に設定されており、その設定を用いて、寿命を設定するようにしてもよい。例えば、図1で示されるように、情報処理装置1に接続されているNAT機能を有する通信処理装置2が1段であるとすると、寿命設定部14は、サーバ装置3に到達しない反復パケットを送信すると判断された場合に、その通信処理装置2の段数「1」に「1」を加算した「2」をTTLとして設定することによって反復パケットの寿命の設定を行ってもよい。
または、サーバ装置3に到達しない反復パケットを送信すると判断された場合と、サーバ装置3に到達する反復パケットを送信すると判断された場合とにおいて、それぞれ設定すべき寿命の値があらかじめ寿命設定部14において設定されていてもよい。例えば、前者の場合には、TTL=255とし、後者の場合には、TTL=2にすると設定されていてもよい。
また、本実施の形態では、中継ノード計数部13による中継ノードの数の計数において、トレースルートによって所定の通信先のノード(例えば、サーバ装置3)までの中継ノードの数をすべて計数する場合について説明したが、例えば、サーバ装置3に到達しない寿命を反復パケットに設定するときに、寿命設定部14がグローバルアドレスからグローバルアドレスへのパケットの中継を行う直近の中継ノードに反復パケットが到達できるように寿命を設定するような場合には、中継ノードの数の計数は、NAT機能を有する通信処理装置(通信処理装置が多段である場合には、その多段のすべての通信処理装置)を超える範囲において、中継ノードの数の計数を行ってもよい。例えば、寿命設定部14がグローバルアドレスからグローバルアドレスへのパケットの中継を行う直近の中継ノードに反復パケットが到達できるように寿命を設定するような場合には、中継ノードの数の計数は、グローバルアドレスからグローバルアドレスへのパケットの中継を行う直近の中継ノードにおいて終了してもよい。具体的には、UDPのパケットにTTLを順番にインクリメントしながら設定して送信している場合には、ICMP Time Exceeded
を返してきた中継ノードのIPアドレスがグローバルアドレスを有するようになった時点で、中継ノードの数の計数を終了してもよい。そして、そのグローバルアドレスを返してきた時点のUDPパケットに設定されていたTTLの値を、寿命設定部14が反復パケットの寿命として設定してもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムは、反復パケットを中継する通信処理装置において反復パケットの寿命を変更し得るものである。
図7は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図7において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置4と、通信処理装置5と、サーバ装置3とを備える。図7では、1個の情報処理装置4が通信処理装置5に接続されている場合について記載しているが、2個以上の情報処理装置が通信処理装置5に接続されていてもよい。情報処理装置4は、例えば、コンピュータ、電子レンジ、電話機、プリンタ、ファクシミリ装置、冷蔵庫、洗濯機、空調装置、テレビ、映像録画装置、セットトップボックス等であり、実施の形態1における情報処理装置1と同様に、反復パケットを反復してサーバ装置3に送信するものである。通信処理装置5と、サーバ装置3とは、有線または無線の通信回線100を介して接続されている。なお、図7では、1個の通信処理装置5が通信回線100に接続されている場合について記載しているが、2個以上の通信処理装置が通信回線100に接続されていてもよい。また、反復パケットや、パケットの寿命など、実施の形態1と共通して使用される用語等については、実施の形態1と同様のものであり、その説明を省略することがある。
情報処理装置4は、サーバ装置3に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを送信する。反復パケットの送信については、実施の形態1や従来例と同様であり、その説明を省略する。
通信処理装置5は、情報処理装置4からサーバ装置3に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継するものであり、受信部51と、変更判断部52と、寿命変更部53と、送信部54とを備える。
受信部51は、情報処理装置4から送信された反復パケットを受信する。なお、受信部51は、受信を行うための受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、受信部51と情報処理装置4との間に図示しない受信デバイスが存在することとなる)。また、受信部51は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
変更判断部52は、受信部51が受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する。変更判断部52は、例えば、受信部51が受信した反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットの寿命を変更すると判断してもよく、あるいは、受信部51が受信した反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、その反復パケットの寿命を変更すると判断してもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
寿命変更部53は、変更判断部52が反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、受信部51が受信した反復パケットの寿命を、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命に変更する。一方、変更判断部52が反復パケットの寿命を変更すると判断しなかった場合には、受信部51が受信した反復パケットに対する寿命の変更を行わない。
ここで、例えば、寿命の設定が、通信回線100においてパケットが存在できる期間の設定である場合には、寿命の変更はその期間の変更であり、寿命の設定が、通信回線100においてパケットが経由することが可能な中継ノードの個数である場合には、その個数の変更である。後者の場合に、寿命の設定がTTLの設定として行われている場合には、寿命の変更は、反復パケットに関するTTLの変更である。また、例えば、寿命の設定がTTLの設定によって行われる場合には、通信処理装置5も中継ノードのひとつであるため、通信処理装置5も反復パケットの寿命(TTL)を1だけ減少させる機能を有することになる。しかしながら、この中継ノードのひとつとしての寿命の変更は、寿命変更部53による寿命の変更に含まれないものとする。すなわち、寿命変更部53による寿命の変更は、情報処理装置4から送信された反復パケットを、サーバ装置3に到達させない目的で行われるものであるとする。
送信部54は、反復パケットを送信する。送信部54が送信する反復パケットは、寿命変更部53によって寿命の変更された反復パケット、あるいは、寿命変更部53によって寿命の変更されていない反復パケットである。なお、送信部54は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、送信部54と通信回線100との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、送信部54は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、通信処理装置5は、NAT機能を有しており、情報処理装置4またはサーバ装置3から送信されたパケットに対してアドレス変換を行う。したがって、通信処理装置5は、そのアドレス変換を行う機構や、サーバ装置3から送信されたパケットを受信して、情報処理装置4に送信する機構等を有しているが、それらの機構等については、図7において明示していない。すなわち、図7は、本実施の形態による通信処理装置5の特徴的な構成のみを示す図である。
サーバ装置3は、実施の形態1によるサーバ装置3と同様のものであり、その説明を省略する。
次に、本実施の形態による通信処理装置5の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受信部51は、パケットを受信したかどうか判断する。そして、パケットを受信した場合には、そのパケットにTTLが設定されている場合には、その設定されているTTLを1だけ減少させてステップS202に進み、そうでない場合には、パケットを受信するまで、ステップS201の処理を繰り返す。
(ステップS202)受信部51は、受信したパケットが反復パケットかどうか判断する。そして、反復パケットである場合には、ステップS203に進む。受信したパケットが反復パケットでない場合には、そのパケットを、寿命変更部53を介して送信部54に渡して、ステップS205に進む。
(ステップS203)変更判断部52は、受信された反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する。そして、寿命を変更する場合には、寿命を変更する旨を寿命変更部53に伝えてステップS204に進み、そうでない場合には、寿命を変更しない旨を寿命変更部53に伝えてステップS205に進む。
(ステップS204)寿命変更部53は、受信部51が受信した反復パケットの寿命を変更する。この寿命の変更は、前述のように、反復パケットがサーバ装置3に到達しないようにするために行われるものである。そして、寿命を変更した反復パケットを送信部5
4に渡す。
(ステップS205)送信部54は、受信されたパケットをサーバ装置3に対して送信する。このときに、通信処理装置5は、NAT機能を有するため、送信されるパケットの送信元のIPアドレス、及びポートが、通信処理装置5のWAN側のIPアドレス、及びポートに変換される。なお、送信部54が送信しようとするパケットに設定されているTTLが「0」である場合には、送信部54は、パケットの送信を行わず、ICMP Time Exceededによって、図示しない経路により、パケットを情報処理装置4に返してもよい。
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、情報処理装置4は、通信処理装置5のポート維持時間よりも短い周期で反復パケットを送信するものとする。また、変更判断部52は、反復パケットのTTLを変更することにより、寿命の設定を行うものとする。また、変更判断部52は、10個の反復パケットうち、1個の反復パケットがサーバ装置3に到達するように寿命の変更を行うものとする。また、情報処理装置4、通信処理装置5、サーバ装置3のIPアドレスは、情報処理装置1、通信処理装置2がそれぞれ情報処理装置4、通信処理装置5となった以外、実施の形態1の具体例と同様であるとする。したがって、通信処理装置2のWAN側のIPアドレスは、グローバルアドレスである。また、パケットのヘッダには、反復パケットであるかどうかを示すフラグが含まれており、反復パケットである場合には、フラグに「1」が代入され、反復パケットでない場合には、フラグに「0」が代入されるものとする。受信部51は、そのフラグに代入されている値を参照することにより、受信したパケットが反復パケットかどうかを判断することができる。
まず、情報処理装置4から1個目の反復パケットがサーバ装置3に送信されたとする。すると、その反復パケットは、受信部51において受信される(ステップS201)。その反復パケットのヘッダに含まれるフラグに「1」が代入されていることにより、受信部51は、受信したパケットが反復パケットであると判断する(ステップS202)。また、その反復パケットに設定されているTTL=255が1だけ減少され、TTL=254となる。その反復パケットは、寿命変更部53に渡される。
反復パケットのヘッダには、送信元(情報処理装置4)のIPアドレス「192.168.1.11」と、送信先(サーバ装置3)のIPアドレス「155.32.10.10」とが含まれている。変更判断部52は、その送信元と送信先のIPアドレスを参照し、その送信元から送信先に対して、過去に反復パケットが送信されたかどうか判断する。この場合には、1個目の反復パケットであるため、過去に送信されておらず、その場合には、寿命の変更を行わないと判断する(ステップS203)。その結果、その反復パケットは、送信部54から送信され(ステップS205)、サーバ装置3において受信される。
なお、変更判断部52は、1個目の反復パケットを受信すると、その反復パケットに関する情報を、反復パケットテーブルに登録する。図9は、反復パケットテーブルの一例を示す図である。反復パケットテーブルは、図9で示されるように、反復パケットの送信元のIPアドレスと、反復パケットの送信先のIPアドレスと、その反復パケットに関するカウンタのフィールドがある。ここで、カウンタとは、対応する送信元アドレスから、送信先アドレスに対して送信された反復パケットの個数を示す値の1桁目のみを示す値である。すなわち、カウンタの値「9」の次の値は、「0」となる。図9(a)の1番目のレコードは、情報処理装置4から送信された1個目の反復パケットに関するものである。
次に、情報処理装置4から2個目の反復パケットがサーバ装置3に送信されると、その反復パケットも受信部51で受信される(ステップS201)。そして、反復パケットであると判断され(ステップS202)、寿命の変更が必要かどうか判断される。変更判断部52は、受信された反復パケットのアドレスに対応するレコードが反復パケットテーブルに登録されているかどうか判断する。この場合には、図9(a)の一番目のレコードが対応する。したがって、受信された反復パケットに対応するカウンタの値が「1」であるため、変更判断部52は、寿命を変更すると判断し(ステップS203)、寿命変更部53は、反復パケットに設定されているTTLを「1」に変更する(ステップS204)。その結果、TTLが「1」に変更された反復パケットが送信部54から送信される(ステップS205)。TTLが変更された反復パケットは、通信処理装置5の次の中継ノードにおいて、TTL=0となり、それ以上先には送信されないことになる。また、変更判断部52によって、図9(a)の1番目のレコードにおけるカウンタの値が「2」にインクリメントされる。同様にして、反復パケットに対応するカウンタの値が2〜9の場合にも、情報処理装置4からサーバ装置3に送信された反復パケットの寿命が変更され、その反復パケットは、サーバ装置3に到達しないことになる。
一方、カウントの値がインクリメントされ図9(b)の1番目のレコードで示されるように「0」になったとする。その後、通信処理装置5が情報処理装置4からサーバ装置3に送信された反復パケットを受信すると(ステップS201、S202)、カウントの値が「0」であるため、寿命の変更を行わないと判断され(ステップS203)、TTL=254の反復パケットが送信部54からサーバ装置3に送信され、その反復パケットは、サーバ装置3において受信される。
なお、反復パケットでないパケットが情報処理装置4から送信された場合には、受信部51において、反復パケットでないと判断され、TTLが1だけ減少されて、送信部54から、そのパケットの送信先に対して送信される。
以上のように、本実施の形態による通信処理装置5では、変更判断部52によって、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、反復パケットの寿命を、サーバ装置3に到達しない寿命に寿命変更部53によって変更し、その変更された寿命を有する反復パケットが送信されることにより、サーバ装置3に到達しない寿命に変更すると判断された場合には、反復パケットがサーバ装置3に到達しないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置3に到達していた場合に比べて、サーバ装置3における処理負担を軽減させることができる。一方、サーバ装置3に到達しない寿命に変更すると判断された場合であっても、その寿命を有する反復パケットが送信されることにより、通信処理装置5におけるポートが維持されることになり、サーバ装置3から通信処理装置5に送信されたパケットが、維持されているポートを介して情報処理装置4に送信されることになる(その経路については図示していない)。
なお、本実施の形態では、通信処理装置5のWAN側のIPアドレスがグローバルアドレスであるため、反復パケットの寿命を変更すると判断されると、寿命変更部53が反復パケットの寿命(TTL)を1に変更する場合について説明したが、多段のNATが構成されている場合、すなわち、通信処理装置5のWAN側のIPアドレスがプライベートアドレスであり、通信処理装置5が他のNAT機能を有する通信処理装置のLAN側にある場合には、反復パケットの寿命を変更すると判断されると、寿命変更部53が、反復パケットの寿命を、その多段のNATのすべてを超えることができる寿命に変更してもよい。すなわち、寿命変更部53は、変更判断部52によって反復パケットの寿命を変更すると判断された場合に、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに反復パケットが到達することができるように寿命を設定してもよい。この場合には、実施の形態1と同様に、通信処理装置5が中継ノード計数部を有し、通信処理装置
5からの中継ノードの数を計数し、その計数結果に基づいて、反復パケットの寿命を(1)サーバ装置3の1以上手前の中継ノードに反復パケットが到達するように設定してもよく、(2)グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに反復パケットが到達するように設定してもよく、上記(1)、(2)を組み合わせて寿命を設定してもよい。または、通信処理装置5において、サーバ装置3までの中継ノードの数や、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する直近の中継ノードまでの数、NAT機能を有する通信処理装置の段数などが設定されており、その設定を用いて、寿命を設定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継する通信処理装置において、反復パケットの寿命を変更する場合について説明したが、反復パケットの寿命の変更は、図10で示されるように、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードとしての通信処理装置5において行ってもよい。その場合には、通信処理装置5においてアドレス変換を行わない以外は、本実施の形態と同様の動作を行う。ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードとしての通信処理装置5において反復パケットの寿命を変更する場合には、NAT機能を有する通信処理装置(図10における通信処理装置2)を反復パケットがすでに通過しているため、NAT機能を有する通信処理装置におけるポートの維持は行われていることになる。したがって、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードとしての通信処理装置5においては、変更判断部52によって反復パケットの寿命を変更すると判断された場合に、寿命変更部53があらかじめ決められている寿命を設定してもよい。このあらかじめ決められている寿命とは、例えば、寿命の変更のすぐ後に、寿命が到来する寿命である。具体的には、寿命の設定がパケットへのTTLの設定である場合には、TTLを0、または1に変更することなどである。TTL=0に変更された場合には、その通信処理装置5において寿命が到来していることとなるため、その反復パケットは送信部54から送信されず、その通信処理装置5において消滅することになる。なお、この場合であっても、送信元の情報処理装置4にICMP Time Exceededのパケットを返すようにしてもよい。このように、通信処理装置5には、WANにおけるグローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードも含まれるものとする。
なお、上記各実施の形態において、反復パケットへの寿命の設定が反復パケットの有するTTLの設定として行われる場合について主に説明したが、前述のように、その寿命の設定は、例えば、反復パケットが通信回線100において存在することができる期間の限度の設定であってもよい。この場合には、例えば、反復パケットが情報処理装置から送信される時点の時刻と、寿命を示す期間とを設定してもよい。そして、中継ノードにおいて、その反復パケットの送信された時刻から寿命を示す期間が経過したと判断されると、その反復パケットが廃棄されることになる。この場合であっても、TTLの設定の場合と同様に、ICMP Time Exceededと類似のパケットを反復パケットの送信元の情報処理装置に返すようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、寿命判断部12、変更判断部52が、反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断する場合について主に説明したが、前述のように、寿命判断部12等は、反復パケットのうち、所定の条件を充たすものについて、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断してもよい。例えば、反復パケットがTCPのパケットである場合には、そのパケットのヘッダにTCPシーケンス番号が含まれている。寿命判断部12等は、反復パケットに含まれるTCPシーケンス番号を参照し、その番号が所定の条件(例えば、シーケンス番号を10進数で示した場合に、1桁目の値が0以外であることなど)を充たす場合には、反復パケットがサーバ装置3に到達しない
寿命を設定すると判断してもよい。
また、例えば、実施の形態2において、情報処理装置4から送信される反復パケットに、反復パケットの送信回数を示すカウント値が含まれており、そのカウント値が所定の条件を充たすかどうか(例えば、カウント値の1桁目の値が0以外であるかどうかなど)に応じて、反復パケットの寿命を変更するかどうかを判断してもよい。あるいは、情報処理装置4から送信される反復パケットにサーバ装置3まで到達する必要のあるパケットであるかどうかを示す情報が含まれており、その情報に応じて、反復パケットの寿命を変更するかどうかを判断してもよい。
また、例えば、実施の形態2において、通信処理装置5は、情報処理装置4から送信された反復パケットが「TTLが1である」という条件を充たす場合、すなわち、受信部51においてTTLが減少され、TTL=0となったという条件を充たす場合に、寿命変更部53において、反復パケットのTTLを「1」に変更し、そのTTL=1の反復パケットをサーバ装置3に送信するようにしてもよい。本来であれば、情報処理装置4から送信された反復パケットのTTLが「1」である場合には、通信処理装置5においてTTL=0となり、情報処理装置4にICMP Time Exceededのパケットが返される。しかしながら、通信処理装置が上述の説明のような機能を有することで、そのような通信処理装置(NAT機能を有するものとする)が多段で構成されている場合に、実施の形態1と同様にして、情報処理装置4から、サーバ装置3に到達しないように寿命が設定されて送信されたTTL=1の反復パケットが、NAT機能を有する通信処理装置の間を順々に送信され、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノード(この中継ノードには、上述の説明のような機能はないものとする)にまで到達することになり、情報処理装置4のWAN側の多段のNATのすべてについて、ポートの維持を行うことができるようになる。
なお、「反復パケットのうち、所定の条件を充たすものについて、その反復パケットがサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断する」とは、所定の条件Aを充たす反復パケットについて、サーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断することであってもよく、条件Aを充たさない反復パケットについて、サーバ装置3に到達する寿命を設定すると判断することであってもよく、その両方の判断を行うことであってもよい。
また、上記各実施の形態において、反復パケットがUDPとTCPのパケットである場合について説明したが、反復パケットは、反復して送信されるパケットであれば、それら以外のパケットであってもよい。
また、上記各実施の形態において、反復パケットの送信タイミングを、タイマを用いて計時する場合について説明したが、タイマに代えて、例えば、時計やクロック信号等を用いてもよく、その計時の手段は問わない。
また、上記各実施の形態では、情報処理装置が、通信処理装置を1個だけ介して通信回線100に接続される場合について説明したが、複数の通信処理装置を介して通信回線100に接続されてもよい(すなわち、多段接続の通信処理装置が構成されていてもよい)。
また、上記各実施の形態では、通信処理装置2、5がNATの機能を有するものであると説明したが、通信処理装置2,5は、NATの機能に代えて、あるいはNATの機能と共にパケットフィルタリングのファイアウォール(Firewall)の機能を有するものであってもよい。ここで、パケットフィルタリングとは、例えば、前述の受信フィルタルールに基づいた受信パケットの選択を行うものである。通信処理装置2等が、そのよう
な受信フィルタルールに基づいたファイアウォール機能を有する場合、LAN側(情報処理装置1側)からWAN側(通信回線100側)への反復パケットの送信によって通信処理装置2等に送信履歴を残すことで、サーバ装置3から通信処理装置2等に送信されたパケットを受け付けることができるようになる。
また、上記各実施の形態では、サーバ装置をIPアドレスによって特定する場合について説明したが、サーバ装置をドメイン名(例えば、server.pana.netなど)によって特定してもよい。この場合には、そのドメイン名がDNSサーバを用いて、IPアドレスに変換されることにより、サーバ装置を特定することができる。
また、上記各実施の形態における通信プロトコルは、例えば、IPv4(Internet Protocol version 4)であってもよく、あるいは、IPv6(Internet Protocol version 6)であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態1における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する処理を実行させるためのプログラムであって、反復して送信するパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、前記反復パケットに、前記サーバ装置に到達しない寿命を設定するかどうか判断する寿命判断ステップと、前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に設定し、前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達する寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達する寿命に設定する寿命設定ステップと、前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記寿命設定ステップで設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのものである。
また、このプログラムでは、コンピュータに、中継ノードの数を計数する中継ノード計数ステップをさらに実行させ、前記寿命設定ステップにおいて、前記中継ノード計数ステップで計数した中継ノードの数に基づいて、前記反復パケットの寿命の設定を行ってもよい。
また、上記実施の形態2における通信処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する処理を実行させるためのプログラムであって、前記反復パケットを受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、前記変更判断ステップで前記反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に変更する寿命変更ステップと、反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明による情報処理装置等は、情報処理装置から送信する反復パケットのうち、いくらかの反復パケットをサーバ装置に到達しないようにすることができ、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる情報処理装置等として有用である。
本発明の実施の形態1による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態におけるトレースルートを説明するための図 同実施の形態におけるトレースルートを説明するための図 同実施の形態におけるトレースルートを説明するための図 同実施の形態におけるトレースルートを説明するための図 本発明の実施の形態2による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による通信処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における反復パケットテーブルの一例を示す図 同実施の形態における情報処理システムの他の構成を示すブロック図
符号の説明
1、4 情報処理装置
2、5 通信処理装置
3 サーバ装置
11 送信判断部
12 寿命判断部
13 中継ノード計数部
14 寿命設定部
15、54 送信部
51 受信部
52 変更判断部
53 寿命変更部

Claims (24)

  1. サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理装置であって、
    反復して送信するパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部と、
    前記反復パケットに、前記サーバ装置に到達しない寿命を設定するかどうか判断する寿命判断部と、
    前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に設定し、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達する寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達する寿命に設定する寿命設定部と、
    前記送信判断部が反復パケットを送信すると判断した場合に、前記寿命設定部が設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信部と、を備えた情報処理装置。
  2. 前記寿命設定部は、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記サーバ装置の1以上手前の中継ノードに前記反復パケットが到達する寿命を設定する、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記寿命設定部は、前記寿命判断部によって前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに前記反復パケットが到達することができるように寿命を設定する、請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記寿命の設定は、反復パケットの有するTTL(Time To Live)の設定である、請求項1から3のいずれか記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置からの中継ノードの数を計数する中継ノード計数部をさらに備え、
    前記寿命設定部は、前記中継ノード計数部が計数した中継ノードの数に基づいて、前記反復パケットの寿命の設定を行う、請求項1から4のいずれか記載の情報処理装置。
  6. 前記中継ノード計数部は、トレースルートによって中継ノードの数の計数を行う、請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記寿命判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断する、請求項1から6のいずれか記載の情報処理装置。
  8. 前記寿命判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断する、請求項1から6のいずれか記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理装置であって、
    前記反復パケットを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する変更判断部と、
    前記変更判断部が前記反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、前記受信部が受信した反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に変更する寿命変更部と、
    反復パケットを送信する送信部と、を備えた通信処理装置。
  10. 前記寿命の変更は、反復パケットに関するTTL(Time To Live)の変更である、請求項9記載の通信処理装置。
  11. 前記変更判断部は、前記受信部が受信した反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットの寿命を変更すると判断する、請求項9または10記載の通信処理装置。
  12. 前記変更判断部は、前記受信部が受信した反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットの寿命を変更すると判断する、請求項9または10記載の通信処理装置。
  13. 前記通信処理装置は、NAT機能を有するものである、請求項9から12のいずれか記載の通信処理装置。
  14. 前記寿命変更部は、前記変更判断部によって前記反復パケットの寿命を変更すると判断された場合に、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードに前記反復パケットが到達することができるように寿命を設定する、請求項13記載の通信処理装置。
  15. 前記通信処理装置は、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するルータである、請求項9から12のいずれか記載の通信処理装置。
  16. 前記寿命変更部は、前記変更判断部によって前記反復パケットの寿命を変更すると判断された場合に、あらかじめ決められている寿命を設定する、請求項15記載の通信処理装置。
  17. 請求項1から8のいずれか記載の情報処理装置と、前記1以上の通信処理装置と、前記サーバ装置とを備えた情報処理システム。
  18. 請求項9から16のいずれか記載の通信処理装置と、前記反復パケットを送信する前記情報処理装置と、前記サーバ装置とを備えた情報処理システム。
  19. サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理方法であって、
    反復して送信するパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、
    前記反復パケットに、前記サーバ装置に到達しない寿命を設定するかどうか判断する寿命判断ステップと、
    前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に設定し、前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達する寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達する寿命に設定する寿命設定ステップと、
    前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記寿命設定ステップで設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信ステップと、を備えた情報処理方法。
  20. 中継ノードの数を計数する中継ノード計数ステップをさらに備え、
    前記寿命設定ステップにおいて、前記中継ノード計数ステップで計数した中継ノードの数に基づいて、前記反復パケットの寿命の設定を行う、請求項19記載の情報処理方法。
  21. 情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理方法であって、
    前記反復パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、
    前記変更判断ステップで前記反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に変更する寿命変更ステップと、
    反復パケットを送信する送信ステップと、を備えた通信処理方法。
  22. コンピュータに、
    サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する処理を実行させるためのプログラムであって、
    反復して送信するパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、
    前記反復パケットに、前記サーバ装置に到達しない寿命を設定するかどうか判断する寿命判断ステップと、
    前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達しない寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に設定し、前記寿命判断ステップにおいて前記サーバ装置に到達する寿命を設定すると判断された場合に、前記反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達する寿命に設定する寿命設定ステップと、
    前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記寿命設定ステップで設定した寿命を有する反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
  23. コンピュータに、
    中継ノードの数を計数する中継ノード計数ステップをさらに実行させ、
    前記寿命設定ステップにおいて、前記中継ノード計数ステップで計数した中継ノードの数に基づいて、前記反復パケットの寿命の設定を行う、請求項22記載のプログラム。
  24. コンピュータに、
    情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記反復パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、
    前記変更判断ステップで前記反復パケットの寿命を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの寿命を、当該反復パケットが前記サーバ装置に到達しない寿命に変更する寿命変更ステップと、
    反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
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