JP2006092598A - 相変化型光記録媒体と高速記録時の最適記録パワー予測方法 - Google Patents

相変化型光記録媒体と高速記録時の最適記録パワー予測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 DVD−ROMと同容量(4.7GB)で、再生速度3.49m/sの8倍速以上の走査速度でも記録が行なえる書き換え可能な相変化型光記録媒体に対し、6倍速以下の速度VでのOPC結果から、6倍速よりも高速の記録線速度V0に対応した最適記録パワーを予測する方法の提供。
【解決手段】 21〜42m/sで記録可能な相変化型光記録媒体のリードインゾーンにおいてEFM+変調方式で2T周期ストラテジによりテスト記録を行ない、高速記録線速度での最適記録パワーを予測する方法であって、最短マーク長を0.38〜0.42μmとし、媒体の最内周において1種類の記録線速度Vで記録パワーPpを変化させながらテスト記録及び再生を行なって得られるテストデータと、媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式から、高速記録線速度V0におけるテストデータを予測する高速記録線速度での最適記録パワー予測方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ビームを照射することにより記録層材料に光学的な変化を生じさせて情報の記録、再生を行ない、かつ書き換えが可能で高線速記録に対応し得る相変化型光記録媒体(DVD−ROMと同容量で、かつ再生速度3.49m/sの8倍以上の走査速度でも記録が可能なDVD+RW光ディスク)に対し、該光記録媒体のリードインゾーンの所定領域にテスト記録を行ない、高線速記録時における最適記録パワーを予測するための方法、及び、この方法に適した相変化型光記録媒体に関するものである。
特許文献1には、最適記録パワーを求める方法として広く利用されているγ法について開示されているが、この技術は、記録したい速度での最適記録パワーを決定するためのものであり、高線速記録での最適記録パワーを予測するための方法に関する記述は無い。
特許文献2には、2つ以上の異なる記録線速度でそれぞれ段階的に記録パワーを変化させて記録を行ない、その記録を再生してそれぞれの記録パワーにおける信号振幅を測定し、異なる記録線速度において信号振幅が等しくなる記録パワーについて、線速度に対する記録パワーの一次近似式を求めることにより、テスト記録(試し書き)の時よりも速い記録線速度における最適記録パワーを決定する方法が開示されているが、この発明は、2種類以上の記録線速度から高速記録線速度での最適記録パワーを予測する方法に係るものであって本発明とは異なる。また、テスト記録や読み出しに手間がかかってしまい、ユーザーが光ディスクを利用する際に時間を取られるという難点がある。
特許文献3には、CAV回転方式を用い、記録するデータ量に応じて光ディスクを半径方向に複数の記録領域に分割して記録する際に、各々の記録領域の終端部の記録部分を再生し、その結果に基づき近似式に補正を加えながら次の記録領域の記録パワーを算出して記録することにより、記録動作の中断・再開に拘わらず光ディスク媒体全面に渡って均一な特性の記録が可能となるようにする発明、つまり、半径方向に比例した記録線速度に応じて最適な記録パワーを決定する発明が開示されている。しかし、光記録媒体の最内周の所定領域でのテスト記録のみから高速記録線速度での最適記録パワーを予測する本発明とは手法が異なる。
特許文献4には、光ディスクのPCA領域に所定の基本線速度でテスト記録を行ない、その結果に基づいて基本線速度における最適記録パワーを決定し、基本線速度とは異なる線速度で記録を行なう時、基本線速度における最適記録パワーに対して所定の演算を行なった結果に基づいて記録パワーを決定する方法の発明が開示されており、これにより高速域でも品質の良い記録を行なうことができるとの記述がある。しかし、この発明は情報記録方法に関するものであり、光記録媒体のリードインゾーンに新たに物理フォーマット情報を記載し高速記録線速度での最適記録パワーを予測する方法についての記述は無い。
特許文献5に開示された技術は、γ法を用いた最適記録パワー決定方法を利用するところは本発明に類似しているが、DVD−ROMの8倍速以上の走査速度で繰り返し記録が可能な光記録媒体を対象としておらず、高線速での最適記録パワーを予測する方法に関する記述は無い。
特許第3124721号公報 特開2003−91824号公報 特開2002−208139号公報 特開2004−30919号公報 特開2003−67925号公報
現在、光記録媒体のどの半径位置においても回転数が一定であるCAV回転方式で情報の記録を行なうことのできる光記録装置や、それに用いられる光記録媒体が数多く出回っている。CAV回転方式が広く利用されている理由は、光記録装置の消費電力が抑えられる利点を有しているからである。モーターの回転数をディスクの半径位置毎に変える必要が無いので、回転数変更のための電力が不要であることに加え、光記録装置が光記録媒体に記録されているコンテンツの検索を行なう際にモーター回転数を変更する必要が無い。従って、どの半径位置においても線速度が一定であるCLV回転方式に比べ、タイムラグが無い分、検索動作を短時間で行なうことができる。
このCAV回転方式でディスクの所定領域に記録パワーを振って(変化させて)テスト記録(試し書き)を行ない、その信号を読み出して最適記録パワーを決定するOPC(Optimum Power Control、最適記録パワー制御)が光ディスクドライブで用いられている。最適記録パワーを決定する際に用いられる手法は、テスト記録で得られた信号のアシンメトリを記録パワー決定に用いる方法や、テスト記録で得られた信号の変調度カーブやガンマカーブを記録パワー決定に用いる方法などがある。
本発明は、これらの方法のうち、相変化型光記録媒体での最適記録パワー決定に広く用いられているγ法を利用するものである。γ法は記録マークの変調度カーブから計算されたガンマカーブを記録パワー決定に用いる手法である。この手法のテスト記録は光ディスクのリードインゾーン(ディスクの中心からの半径位置が凡そ23mm)と呼ばれる領域中のPCA(Power Calibration Area、パワー測定領域)で行なわれる。
現在市販されている走査速度1〜4倍速で記録が行なえる書き換え可能なDVD+RW相変化型光記録媒体は、記録したい走査速度に相当する回転数においてOPCが行なわれている。例えば、1倍速での回転数は約1500rpm、4倍速での回転数は約6000rpmであり、スピンドルモーターの許容回転数までには余裕がある。しかし、8倍速以上の走査速度でも記録が行なえるDVD+RW相変化型光記録媒体を開発するに当たり、CAV回転方式でOPCを行なうと、記録したい線速度に対応するスピンドルモーターの回転数が限界に近くなり、それ以上の回転数では光記録媒体を回転させることができない。例えば、最内周での記録線速度を6倍速(約20.9m/s)に設定すると、回転数が約9000rpmとなり、回転数が許容限界に近くなるし、最内周での記録線速度が8倍速(約27.9m/s)になると、回転数が約12000rpmとなってしまい、回転数が10000rpmを大きく超える。つまり、PCAでのテスト記録を行なう際には、DVD−ROMの再生速度の6倍に相当する走査速度までが許容範囲となる。
従って本発明は、DVD−ROMと同容量(4.7GB)で、再生速度3.49m/sの8倍速以上の走査速度でも記録が行なえる書き換え可能な相変化型光記録媒体に対し、6倍速以下の速度VでのOPC結果から、6倍速よりも高速の記録線速度V0(21m/s≦V0≦42m/s)に対応した最適記録パワーPpo(V0)を予測する方法、及び、この方法に適した相変化型光記録媒体の提供を目的とする。
上記課題は次の1)〜14)の発明(以下、本発明1〜14という)によって解決される。
1) 記録可能な線速範囲が21〜42m/sである相変化型光記録媒体のリードインゾーンの所定領域で実際に記録に用いる記録線速よりも遅い線速範囲でテスト記録を行なった結果から、高速記録線速度での最適記録パワーを予測する方法であって、テスト記録においてマークを記録するための変調方式としてEFM+変調方式を採用し、最短マーク長(3T)を0.38〜0.42μmとし、かつ、マークを記録するためのパルス条件として、3Tマークを記録する際には1パルスとし、(3+N)Tマーク(Nは自然数)を記録する際には、Nが2増える毎に1パルス付加する記録ストラテジ(2T周期ストラテジ)を採用し、相変化型光記録媒体の最内周の所定領域において1種類の記録線速度Vで記録パワーPpを変化させながらテスト記録を行ない、記録された情報を再生することによって得られるテストデータに、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式を掛けることを少なくとも含む操作により、高速記録線速度V0におけるテストデータを予測する(但し、V0/2≦V<V0)ことを特徴とする相変化型光記録媒体の高速記録線速度での最適記録パワー予測方法。
2) テストデータが、変調度カーブm(Pp,V)で表されることを特徴とする1)記載の最適記録パワー予測方法。
3) 高速記録線速度V0における変調度カーブm(Pp0,V0)を、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られた変調度カーブm(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式A[Pp]を使って、下記式により予測することを特徴とする請求項2記載の最適記録パワー予測方法。
m(Pp0,V0)=m(Pp×A[Pp],V)
4) 変調度カーブm(Pp0,V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているModulationtargetを使って、Ptarget(V0)を予測することを特徴とする3)記載の最適記録パワー予測方法。
5) Ptarget(V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているρ(V0)を使って、最適記録パワーPpo(V0)を予測することを特徴とする4)記載の最適記録パワー予測方法。
6) テストデータが、変調度カーブm(Pp,V)から下記式により計算されるガンマカーブγ(Pp,V)で表されることを特徴とする1)記載の最適記録パワー予測方法。
γ(Pp,V)=〔dm(Pp,V)/dPp〕×〔Pp/m(Pp,V)〕
7) 高速記録線速度V0におけるガンマカーブγ(Pp0,V0)を、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られたガンマカーブγ(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式B[Pp]を使って、下記式により予測することを特徴とする6)記載の最適記録パワー予測方法。
γ(Pp0,V0)=γ(Pp×B[Pp],V)
8) ガンマカーブγ(Pp0,V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているγtargetを使って、Ptarget(V0)を予測することを特徴とする7)記載の最適記録パワー予測方法。
9) Ptarget(V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているρ(V0)を使って、最適記録パワーPpo(V0)を予測することを特徴とする8)記載の最適記録パワー予測方法。
10) 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、Modulationtarget又はγtarget、ρ(V0)、及び係数演算式がプリフォーマットされていることを特徴とする1)、2)、6)の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
11) 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、Modulationtarget、ρ(V0)、及び係数演算式A[Pp]がプリフォーマットされていることを特徴とする3)〜5)の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
12) 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、γtarget、ρ(V0)、及び係数演算式B[Pp]がプリフォーマットされていることを特徴とする7)〜9)の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
13) 記録層が、少なくともGa、Sb、Snの3元素を含む相変化材料からなり、非晶質を形成させることで情報を記録し、結晶質を形成させることで情報を消去し、非晶質と結晶質とを交互に繰り返すことによって繰り返し記録が可能であることを特徴とする10)〜12)の何れかに記載の相変化型光記録媒体。
14) 透明基板が、トラックピッチ0.74±0.03μm、溝深さ22〜40nm、溝幅0.2〜0.3μmの蛇行溝を有することを特徴とする10)〜13)の何れかに記載の相変化型光記録媒体。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明1によれば、媒体のリードインゾーンの所定領域に1種類の記録線速度Vでテスト記録を行なうことにより、目的のDVD8倍速以上の高速記録線速度における最適記録パワーを予測することが可能となる。テスト記録によって得られたテストデータに、媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式を掛けることにより、高速記録線速度V0でのテストデータが予測できる。その後は前述した従来のγ法で最適記録パワーを決定する方法に従えばよい。1種類の記録線速度Vでのテスト記録で済むので、テスト記録や読み出しの時間を最短にすることができ、ユーザーが光ディスクを利用する際に時間を取られないようにできる。
2T周期ストラテジを採用するのは、記録線速が大幅に速くなったためである。従来のDVD1〜4倍速対応の相変化型光記録媒体に対する記録方法は、媒体の走査線速が遅かったため、加熱照射パルスと冷却照射パルスの1セットを1クロック周期ごとに繰り返す方法であった(1T周期ストラテジ)。この記録方法では、長さnT(n:3以上の自然数)の非晶質マークを記録する際に、(n−1)個の加熱照射パルスと冷却照射パルスを交互に照射する。ところが記録線速の向上に伴い、クロック周期が短くなるため、加熱照射パルスと冷却パルス1セットを従来どおり1T周期で行なった場合、充分な冷却時間が得られなくなる。つまり、ある加熱パルスと冷却パルスの照射が行なわれて非晶質マークができても、次の1T周期後の加熱パルスから生じる余熱により、一度形成された非晶質マークが再結晶化してしまい、特に長いマークが細くなり変調度が取りづらくなるという問題が生じる。このような問題を解消するには、できるだけ長い冷却パルスの照射時間をとることが必須である。従って、4倍速を超える高速記録においては、加熱照射パルスと冷却照射パルスの1セットを2クロック周期ごとに繰り返す記録方法を採用することによって、太くて均一な非晶質マークの形成を行なうことができ、高い変調度を確保することができる。この記録方法では、長さnTの非晶質マークを記録する際に、加熱照射パルス数をm(m:1以上の自然数)とすると、nが奇数の場合はn=2m+1であり、nが偶数のときn=2mである(n:3以上の自然数)。クロック周期と、加熱及び冷却照射パルスの時間幅を考慮すると、2T周期ストラテジの使用可能上限線速は、12倍速(41.9m/s)程度までと言える。
高速記録線速度V0での最適記録パワーPpo(V0)を求めるために、高速記録線速度V0でのPtarget(V0)を予測する必要がある。Ptarget(V0)を予測するには、高速記録線速度V0での変調度カーブm(Pp0,V0)を予測しなければならない。従って、本発明2のように、本発明1におけるテストデータとして変調度カーブm(Pp,V)を用いるのが良い。この変調度カーブから、m(Pp0,V0)を導くことができる。ここで、Ptarget(V0)とは、予めプリフォーマットされているγtargetに対応する高速記録線速度V0での記録パワーである。あくまでPpo(V0)を求めるためのパワー値であり、実際に情報記録に用いられるパワー値ではない。
その方法としては、本発明3のように、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られる変調度カーブm(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているPpの関数である係数演算式A[Pp]を用いて、次の式から求めるのが良い。
m(Pp0,V0)=m(Pp×A[Pp],V)
つまり、記録線速度Vでの変調度カーブm(Pp,V)を、記録パワーPp方向に係数A[Pp]を掛けて移動させることにより、高速記録線速度V0での変調度カーブm(Pp0,V0)を予測する。A[Pp]は、その時に使用される光記録媒体に固有の関数であれば定数関数でも複雑な関数でも良い。これにより、従来のγ法の考え方を利用して、予め決められているModulationtargetの値を使えば、ガンマカーブを計算しなくても変調度のデータから高速記録線速度V0でのPtarget〔=Ptarget(V0)〕を予測することが可能である(本発明4)。そして、予め決められているρ(V0)を用いて、Ppo(V0)=ρ(V0)×Ptarget(V0)の式から、高速記録線速度V0での最適記録パワーPpo(V0)を求めることができる(本発明5)。
また、本発明6のように、高速記録線速度V0でのPtarget(V0)を予測するために、記録線速度Vでのテスト記録から得られる変調度カーブm(Pp,V)から計算されるガンマカーブγ(Pp,V)=〔dm(Pp,V)/dPp〕×〔Pp/m(Pp,V)〕から、高速記録線速度V0でのガンマカーブγ(Pp0,V0)を予測しても良い。
その方法としては、本発明7のように、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られる変調度カーブm(Pp,V)から計算されるγ(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているPpの関数である係数演算式B[Pp]を用いて、次の式から求めるのが良い。
γ(Pp0,V0)=γ(Pp×B[Pp],V)
つまり、記録線速度Vでのガンマカーブを、記録パワーPp方向に係数B[Pp]を掛けて移動させることにより、高速記録線速度V0でのガンマカーブγ(Pp0,V0)を予測する。B[Pp]は、その時に使用される光記録媒体に固有の関数であれば定数関数でも複雑な関数でも良い。これにより、従来のγ法の考え方と同様に、予め決められているγtargetの値を使えば、高速記録線速度V0でのPtarget〔=Ptarget(V0)〕を予測することが可能となる(本発明8)。そして、本発明2〜3の場合と同様に、予め決められているρ(V0)を用いて、Ppo(V0)=ρ(V0)×Ptarget(V0)の式から、高速記録線速度V0での最適記録パワーPpo(V0)を求めることができる(本発明9)。
図1は、従来のある記録線速度での最適記録パワーPpoが求まるまでのフローチャートであり、図2は、本発明の方法により、高速記録線速度V0での最適記録パワーPpo(V0)を予測するまでのフローチャートである。
本発明10〜12は、媒体のリードインゾーンに従来のγ法により最適記録パワーを決定するために必要な物理フォーマット情報、即ち、複数の記録線速度でのPIND、Modulationtarget又はγtarget、ρ(V0)に加えて、本発明1〜9を適用することができるような係数演算式をプリフォーマットしたものである。これにより、本発明1〜9の方法で高速記録線速度での最適記録パワーを求めることが可能な相変化型光記録媒体を提供できる。なお、PINDは記録装置中でPtargetを決めるための見積値であり、PINDの前後のあるパワー範囲で試し書きを行なうための初期値として使う値である。Modulationtarget又はγtarget、ρ(V0)は、メディアメーカーが予め決定しておく値である。変調度カーブ又はガンマカーブをテストデータとして得た後、Modulationtarget又はγtargetに対応するPtargetが一意的に決定される。ρ(V0)は最適記録パワーPpoを求めるために用いられる値であり、ρ(V0)=Ppo/Ptarget(V0)として定義される。
また、本発明3又は本発明7で用いる係数演算式A[Pp]又はB[Pp]を新たにプリフォーマットすることにより、高速記録線速での最適記録パワーPpo(V0)を予測することが可能な相変化型光記録媒体を提供できる。
従来の1〜4倍速DVD+RWでは、記録したい線速でのOPCを行なえば良かったため、A[Pp]、B[Pp]のような物理フォーマット情報は必要なかった。しかし、DVD−ROMの再生速度3.49m/sの8倍速以上の走査速度でも記録が行なえる書き換え可能なDVD+RW光記録媒体を開発するに当っては、高速記録線速度V0でのOPCが困難なため、光記録媒体のリードインゾーンに新たな物理フォーマット情報を加える必要がある。
図2にも示したように、変調度カーブから最適記録パワーPpo(V0)を予測するには、物理フォーマット情報として係数演算式A[Pp]が必要であるし、ガンマカーブから最適記録パワーPpo(V0)を予測するには、物理フォーマット情報として係数演算式B[Pp]が必要である。従って、これらの情報の少なくとも一方を、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットしておく必要がある。
本発明13に記載した相変化材料を用いることにより、DVD−ROMの8倍速以上の走査速度において繰り返し記録が可能な相変化型光記録媒体を提供することができる。
従来の1〜4倍速DVD+RWに用いられているAgInSbTe系の相変化型記録層材料では、材料独自の持つ結晶化速度が遅く高速記録には向いていないため、8倍速以上の記録走査速度ではアモルファスマークを的確に記録することができない。従って8倍速以上の記録走査速度でも記録が可能となる新規の相変化型記録層材料の発見が求められている。これまでのところ、GaSbSnの3元素系、GaSbSnGe、GaSbSnInの4元素系、GaSbSnGeInの5元素系などの記録層材料が発見されてきている。これらの元素の組成比を変化させることによって、高速記録に対応可能な程度の結晶化速度を持たせることができる。また、それぞれの元素の組成比を数パーセントの範囲で突き詰めていくことにより、8倍速以上の記録に対応できる記録層材料を実現させることが可能となる。
相変化型記録層材料の好ましい具体例としては、Ga11.9Sb73.1Sn15.0、GaSb70Sn17Ge、GaSb74Sn10GeInなどが挙げられる。組成比に関しては、これらに限定されることなく、本発明の最適記録パワー予測方法を適用することができる。
本発明14に記載した基板を用いることにより、8倍速以上での記録特性と信号特性が良好なDVD+RW光記録媒体を提供することができる。0.74±0.03μmのトラックピッチを持つDVDディスクでは、トラッキングエラーを検知するのに使われる信号として、主にプッシュプル信号が抽出されている。プッシュプル信号は、DVDで用いられているレーザー波長660nmにおいて、溝の深さが55nmである時に最も大きな信号強度を得ることができる。反射率を低く調整し且つエラー信号の振幅を大きくするためには溝深さは深い方が良いが、記録特性も考慮した場合には、22〜40nmの範囲にあることが好ましい。また、溝幅は記録特性や信号特性を考慮すると、0.2〜0.3μmの範囲にあるのが望ましい。
本発明によれば、DVD−ROMと同容量(4.7GB)で、再生速度3.49m/sの8倍速以上の走査速度でも記録が行なえる書き換え可能な相変化型光記録媒体に対し、6倍速以下でのOPC結果から、6倍速よりも高速の記録線速度V0(21m/s≦V0≦42m/s)に対応した最適記録パワーPpo(V0)を予測する方法、及び、この方法に適した相変化型光記録媒体を提供できる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
トラックピッチ0.74μm、溝深さ27nm、溝幅0.27μmの案内溝を持つ透明基板上に、ZnS−SiOからなる膜厚60nmの下部保護層、SiOからなる膜厚2nmの界面層、GaSb70Sn17Ge(原子%)からなる膜厚16nmの相変化記録層、ZnS−SiOからなる膜厚7nmの上部第一保護層、SiCからなる膜厚4nmの上部第二保護層、Agからなる膜厚140nmの反射層を、スパッタリング法でこの順に積層し相変化型光記録媒体(ディスク)を得た。次いで、相変化ディスク用初期化装置で初期化した。初期化は集光ビーム径が75μmとなる光ヘッドを用い、パワー1500mW(ここでは、LDの消費電力であり、照射パワーとは異なる)、走査速度18.5m/s、送り50μm/回転、の条件で結晶化することで行なった。
上記のようにして得られた相変化型光記録媒体に対し記録実験を行なった。
相変化記録層への情報の記録は、アモルファス状態を形成させて記録マークを作るためのピークパワーPp、急冷効果を与えてアモルファスマークを作り易くするためのボトムパワーPb、結晶質を形成させて情報を消去するためのイレースパワーPeの3レベル(Pp>Pe>Pb)で強度変調された2T周期記録ストラテジを用いて行った。ストラテジのパルス発生装置には日本テクトロニクス社製DTG−5274を用い、設定分解能は、記録走査速度v≦27.9m/sのときは、0.026159×16×v[GHz]であり、記録走査速度v>27.9m/sのときは、0.026159×12×v[GHz]である。記録走査速度が速くなることにより分解能が増加し、DTG−5274の分解能のスペック(3.5GHz)を超えてしまうため、特に、v>27.9m/sではストラテジの分解能を下げる必要があった。使用した評価装置は、パルステック社製のDDU−1000であり、対物レンズのNA=0.65、記録再生に用いられるレーザー波長λ=660nmである。記録パワーのスペックは、Ppで最大40mW、Peで最大18mWである。また、Pbは、急冷効果を与えるには出来るだけ小さなパワーが良いため、0.1mWに固定して記録を行なった。変調度カーブは、1トラックにオーバーライト10回のテスト記録を行なうことによって算出した。
記録線速度V=20.9m/sでテスト記録を行なった結果を図3に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sの変調度カーブは最内周では書くことができないため、予測するためのデータを光ディスクの中周域で取ったものである。
この図3によると、記録線速度V=20.9m/sでの変調度カーブm(Pp,V=20.94)に、係数演算式A[Pp]=1.11を掛けることにより、V0=27.9m/sでの変調度カーブm(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
実施例2
界面層を無くし、記録層材料をGaSb69Sn18Ge(原子%)に変え、上部第一保護層の膜厚を5nmに変えた点以外は、実施例1と同様にして相変化型光記録媒体を作成し、記録実験を行なった。
記録線速度V=20.9m/sでテスト記録を行なった結果を図4に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sの変調度カーブは最内周では書くことができないため、予測するためのデータを光ディスクの中周域で取ったものである。
この図4によると、記録線速度V=20.9m/sでの変調度カーブm(Pp,V=20.9)に、係数演算式A[Pp]=1.1を掛けることにより、V0=27.9m/sでの変調度カーブm(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
実施例3
実施例2と同じ相変化型光記録媒体を用いて記録実験を行なった。
記録線速度V=14m/sでテスト記録を行なった結果を図5に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sの変調度カーブは最内周では書くことができないため、予測するためのデータを光ディスクの中周域で取ったものである。
この図5によると、記録線速度V=14m/sでの変調度カーブm(Pp,V=14)に、係数演算式A[Pp]=0.0003Pp−0.024Pp+1.6159を掛けることにより、V0=27.9m/sでの変調度カーブm(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
この場合、記録線速度Vは高速記録線速度V0の約半分であるため、実施例1及び実施例2の場合に比べて、予測されたカーブと実際の高速記録線速度である27.9m/sでの変調度カーブとのフィッティングが悪くなった。
本実施例の線速条件(27.9m/sのパワー条件を14m/sの条件において予測する)の場合には、それでもまだ良いフィッティングが得られているので、実際のドライブでのパワー予測を行った場合でも記録特性に大きな影響は無いが、14m/sより遅い線速を用いた場合にはその誤差が大きくなっていく。誤差の許容度は媒体自体が最適パワーからマイナス側で15%、ドライブの設定誤差を10%と見積もるのが一般的であるため、パワー予測分の誤差範囲は±5%程度に抑えるべきである。実際の高速記録線速度が27.9m/s程度であれば、14m/s未満でも誤差範囲内に留めることが可能であるが、例えば2T周期記録ストラテジの適用限界と見られる42m/sの高速記録線速条件になると1/2倍未満の線速では、許容範囲である±5%を超えてしまう場合があることが実験により確かめられている。このためテスト記録に用いる記録線速度Vの範囲は、V0/2≦V≦V0を満たすようにする必要がある。
実施例4
相変化記録層の材料をGaSb70Sn17Ge(原子%)に変えた点以外は、実施例2と同様にして相変化型光記録媒体を作成し、記録実験を行なった。
記録線速度V=14m/sでテスト記録を行なった結果を図6に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sの変調度カーブは最内周では書くことができないため、予測するためのデータを光ディスクの中周域で取ったものである。
この図6によると、記録線速度V=14m/sでの変調度カーブm(Pp,V=14)に、係数演算式A[Pp]=0.0003Pp−0.0215Pp+1.5194を掛けることにより、V0=27.9m/sでの変調度カーブm(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
実施例5
実施例2と同じ相変化型光記録媒体を用いて記録実験を行なった。
記録線速度V=20.9m/sでテスト記録を行なって、ガンマカーブを計算した後の結果を図7に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sのガンマカーブは、最内周では書くことができないため、予測するための変調度データを光ディスクの中周域で取り、それをガンマカーブに変換したものである。
この図7によると、記録線速度V=20.9m/sでのガンマカーブγ(Pp,V=20.9)に、係数演算式B[Pp]=1.1を掛けることにより、V0=27.9m/sでのガンマカーブm(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
実施例6
実施例4と同じ相変化型光記録媒体を用いて記録実験を行なった。
記録線速度V=14m/sでテスト記録を行なって、ガンマカーブを計算した後の結果を図8に示す。高速記録線速度V0=27.9m/sのガンマカーブは、最内周では書くことができないため、予測するための変調度データを光ディスクの中周域で取り、それをガンマカーブに変換したものである。
この図8によると、記録線速度V=14m/sでのガンマカーブγ(Pp,V=14)に、係数演算式B[Pp]=1.27を掛けることにより、V0=27.9m/sでのガンマカーブγ(Pp0,V0=27.9)を予測できる。
従来のある記録線速度での最適記録パワーPpoが求まるまでのフローチャート。 本発明の方法により高速記録線速度V0での最適記録パワーPpo(V0)を予測するまでのフローチャート。 実施例1のテスト記録を行なった結果を示す図。 実施例2のテスト記録を行なった結果を示す図。 実施例3のテスト記録を行なった結果を示す図。 実施例4のテスト記録を行なった結果を示す図。 実施例5のテスト記録を行なった結果を示す図。 実施例6のテスト記録を行なった結果を示す図。 γ法で用いられるテストデータと値の関係を表す図。

Claims (14)

  1. 記録可能な線速範囲が21〜42m/sである相変化型光記録媒体のリードインゾーンの所定領域で実際に記録に用いる記録線速よりも遅い線速範囲でテスト記録を行なった結果から、高速記録線速度での最適記録パワーを予測する方法であって、テスト記録においてマークを記録するための変調方式としてEFM+変調方式を採用し、最短マーク長(3T)を0.38〜0.42μmとし、かつ、マークを記録するためのパルス条件として、3Tマークを記録する際には1パルスとし、(3+N)Tマーク(Nは自然数)を記録する際には、Nが2増える毎に1パルス付加する記録ストラテジ(2T周期ストラテジ)を採用し、相変化型光記録媒体の最内周の所定領域において1種類の記録線速度Vで記録パワーPpを変化させながらテスト記録を行ない、記録された情報を再生することによって得られるテストデータに、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式を掛けることを少なくとも含む操作により、高速記録線速度V0におけるテストデータを予測する(但し、V0/2≦V<V0)ことを特徴とする相変化型光記録媒体の高速記録線速度での最適記録パワー予測方法。
  2. テストデータが、変調度カーブm(Pp,V)で表されることを特徴とする請求項1記載の最適記録パワー予測方法。
  3. 高速記録線速度V0における変調度カーブm(Pp0,V0)を、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られた変調度カーブm(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式A[Pp]を使って、下記式により予測することを特徴とする請求項2記載の最適記録パワー予測方法。
    m(Pp0,V0)=m(Pp×A[Pp],V)
  4. 変調度カーブm(Pp0,V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているModulationtargetを使って、Ptarget(V0)を予測することを特徴とする請求項3記載の最適記録パワー予測方法。
  5. target(V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているρ(V0)を使って、最適記録パワーPpo(V0)を予測することを特徴とする請求項4記載の最適記録パワー予測方法。
  6. テストデータが、変調度カーブm(Pp,V)から下記式により計算されるガンマカーブγ(Pp,V)で表されることを特徴とする請求項1記載の最適記録パワー予測方法。
    γ(Pp,V)=〔dm(Pp,V)/dPp〕×〔Pp/m(Pp,V)〕
  7. 高速記録線速度V0におけるガンマカーブγ(Pp0,V0)を、1種類の記録線速度Vでのテスト記録から得られたガンマカーブγ(Pp,V)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされている係数演算式B[Pp]を使って、下記式により予測することを特徴とする請求項6記載の最適記録パワー予測方法。
    γ(Pp0,V0)=γ(Pp×B[Pp],V)
  8. ガンマカーブγ(Pp0,V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているγtargetを使って、Ptarget(V0)を予測することを特徴とする請求項7記載の最適記録パワー予測方法。
  9. target(V0)と、相変化型光記録媒体のリードインゾーンにプリフォーマットされているρ(V0)を使って、最適記録パワーPpo(V0)を予測することを特徴とする請求項8記載の最適記録パワー予測方法。
  10. 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、Modulationtarget又はγtarget、ρ(V0)、及び係数演算式がプリフォーマットされていることを特徴とする請求項1、2、6の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
  11. 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、Modulationtarget、ρ(V0)、及び係数演算式A[Pp]がプリフォーマットされていることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
  12. 少なくとも透明基板と記録層を有し、記録可能な線速範囲が21〜42m/sであり、リードインゾーンに複数の記録線速度におけるPIND、γtarget、ρ(V0)、及び係数演算式B[Pp]がプリフォーマットされていることを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の最適記録パワー予測方法を適用することが可能な相変化型光記録媒体。
  13. 記録層が、少なくともGa、Sb、Snの3元素を含む相変化材料からなり、非晶質を形成させることで情報を記録し、結晶質を形成させることで情報を消去し、非晶質と結晶質とを交互に繰り返すことによって繰り返し記録が可能であることを特徴とする請求項10〜12の何れかに記載の相変化型光記録媒体。
  14. 透明基板が、トラックピッチ0.74±0.03μm、溝深さ22〜40nm、溝幅0.2〜0.3μmの蛇行溝を有することを特徴とする請求項10〜13の何れかに記載の相変化型光記録媒体。
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