JP2006092447A - 外国仕向送金取引処理サーバ、外国仕向送金取引処理システム、及びプログラム - Google Patents

外国仕向送金取引処理サーバ、外国仕向送金取引処理システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減する外国仕向送金取引処理サーバを得る。
【解決手段】 外為処理用サーバは事前設定された振替条件及び振替元口座の残高等の口座情報を参照し、振替処理要求を生成し(106)、勘定系処理用サーバは要求された振替金額を振替元口座から特定口座へ振り替える(112)。次に、事前設定された送金条件及び特定口座の残高等の口座情報を参照し、仕向送金データを生成する(116)。顧客は希望レートを入力して為替予約依頼内容を設定し(122)、リーブオーダー開始後、外国為替相場が希望レートになると為替予約が締結される(129)。そして、被仕向金融機関への発信電文を作成後、勘定系処理用サーバに特定口座の残高更新を依頼し(130)、作成した電文を被仕向金融機関に発信する(134)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、外国仕向送金取引処理サーバ、外国仕向送金取引処理システム、及びプログラムに係り、特に、顧客からの依頼に基づいて実行が予約された外国仕向送金取引を処理するための外国仕向送金取引処理サーバ及び外国仕向送金取引処理システム、並びに、コンピュータを前記外国仕向送金取引処理サーバとして機能させるためのプログラムに関する。
金融機関で行われている多種多様な業務の一つに、顧客からの依頼に従って海外への送金(外国仕向送金)を行う外国仕向送金取引業務がある。この外国仕向送金取引業務の省力化を目的として、外国仕向送金等の業務の一部を自動化することは従来より行われており、例えば特許文献1には、特定当事者間の定期的且つ定額の外国仕向送金において、1回目の外国仕向送金で入力した送金ルートを登録しておき、2回目以降の送金においては、登録されている送金ルートに従って送金を行い、さらに外国通貨に対する適用相場の自動決定を可能にしたことにより、外国仕向送金業務の省力化を実現する仕向送金業務自動処理装置が開示されている。
特許第2797969号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、特定当事者間の定期的且つ定額で依頼される仕向送金を実行する際の負荷を若干は軽減できるものの、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の口座から2以上の口座へ外国仕向送金するようなフレキシブルな取引を依頼する場合には、仕向送金業務自動処理装置が対応できないため仕向送金実行事務の負担を軽減することはできない、という問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減する外国仕向送金取引処理サーバを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために第1の発明に係る外国仕向送金取引処理サーバは、2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された登録手段と、前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段と、前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段と、前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に前記登録手段に予約する外国仕向送金予約手段と、前記登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段と、前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段と、から構成されている。
第1の発明では、2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む振替取引に関する振替条件、振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び2以上の口座毎の振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録手段に登録される。
次に、振替処理要求手段は、振替条件に基づいて、振替金額を含む振替取引の内容を2以上の振替元口座毎に決定し、決定した振替取引の内容に基づいて予約された振替取引の実行を2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する。そして、外国仕向送金用資金振分手段が、要求による振替取引の実行終了情報を勘定系処理用サーバから受信したときに、特定口座に振り替えられた資金及び外国仕向送金用資金振分条件に基づいて2以上の口座に前記資金を振り分ける。
そして、外国仕向送金予約手段が、外国仕向送金条件に基づいて特定口座からの外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を2以上の口座毎に登録手段に予約する。
次に、外国仕向送金処理手段が、登録手段に予約された2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する。そして、残高更新要求手段が、外国仕向送金処理手段により処理された外国仕向送金取引の内容に基づいて、特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する。
このように、外国仕向送金取引を行う前に、振替条件に基づいて外国仕向送金取引の資金を2以上の振替元口座から仕向送金用の特定口座に振り替えることで資金を集中し、その資金の金額と外国仕向送金用資金振分条件に基づいて自動的に仕向送金する資金を2以上の口座に振り分けることにより、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の振替元口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減することができる。
本発明の外国仕向送金用資金振分条件には、2以上の口座に振り分ける資金の割合を定めることができる。また、外国仕向送金用資金振分条件には、前記2以上の口座毎に優先順位と振分金額とを定めることができる。これにより、2以上の口座へ送金する場合の資金を顧客の外国仕向送金の目的に応じて自動的に決定することができるため、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減することができる。
また、本発明の振替条件は、振替元口座の残高に関する条件を含み、本発明の外国仕向送金取引処理サーバは、振替元口座の残高に関する条件を満たさない場合に、顧客に対し融資可能か否かを判断する融資判断手段と、融資判断手段により融資可能であると判断された場合に振替元口座の残高に関する条件を満たすように融資するために、振替元口座へ入金するように勘定系処理用サーバに要求する融資処理手段を更に備えることができる。
これにより、顧客が外国仕向送金取引を必ず実行しなければならない場合に、仕向送金取引処理サーバは、振替元口座の残高が不足していても、自動融資を行い、予約された仕向送金取引を行うことができる。
また、本発明の外国仕向送金取引処理サーバは、外国仕向送金取引のための資金と取引通貨とを交換するための予約相場が2以上の口座毎に予め登録された予約相場登録手段と、
外国仕向送金実行日前に外国為替相場が予約相場登録手段に登録された予約相場になった場合には、予約相場に従って外国仕向送金金額分だけ特定口座に振り替えられた通貨と取引通貨とを交換し、外国仕向送金実行日前に外国為替相場が予約相場にならなかった場合には、外国仕向送金実行日の外国為替相場に従って外国仕向送金金額分だけ特定口座に振り替えられた通貨と取引通貨とを交換する外国為替取引処理手段とを更に備え、外国仕向送金処理手段は、登録手段に予約された外国仕向送金取引に関する情報に従って、外国為替取引処理手段によって取引通貨に交換された資金の外国仕向送金取引を処理することができる。
これにより、外国仕向送金取引を行う前に、顧客は希望の外国為替相場を予約することができ、希望の外国為替相場で取引通貨に交換して外国仕向送金することが可能となる。
本発明の登録手段には、顧客のメールアドレスが登録されており、本発明の外国仕向送金取引処理サーバは、振替処理の実行終了情報を勘定系処理用サーバから受信したときに、振替取引の明細を登録手段に登録された顧客のメールアドレス先へメール通知する振替通知手段をさらに備えることができる。
これにより、振替取引の内容を顧客が知ることができ、振替元口座が残高不足で振替処理取引ができなかった場合には、残高不足であることを知ることができる。
また、外国仕向送金取引処理サーバは、外国仕向送金処理手段によって特定口座からの外国仕向送金処理が実行された場合に、外国仕向送金取引の明細を登録手段に登録された顧客のメールアドレス先へメール通知する外国仕向送金通知手段をさらに備えることができる。
また、本発明の振替条件は、振替金額に関する条件を含むことができる。
第2の発明に係る外国仕向送金取引処理システムは、2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された第1の登録手段、前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて、前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段、前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段、及び前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に予約する情報を送信する外国仕向送金予約手段、を備えたアプリケーション・サーバと、前記アプリケーション・サーバからの前記予約する情報に基づいて、前記特定口座からの前記資金の外国仕向送金実行予約が登録される第2の登録手段、前記第2の登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段、及び前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段、を備えた外為処理用サーバと、で構成されている。
第2の発明では、上記第1の登録手段、振替処理要求手段、外国仕向送金用資金振分手段及び外国仕向送金予約手段といった外国仕向送金取引の内容を決定するまでの処理をアプリケーション・サーバで実行し、第2の登録手段、外国仕向送金処理手段、及び残高更新要求手段といった外国仕向送金取引の内容決定後の処理を外為処理用サーバで実行するように仕向送金取引処理システムを構成することができる。
本発明のプログラムは、2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された登録手段を備えたコンピュータを、前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段、前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段、前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に前記登録手段に予約する外国仕向送金予約手段、前記登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段、及び前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段として機能させることを特徴としている。
本発明のプログラムは、上記の登録手段が接続されたコンピュータを、振替処理要求手段、外国仕向送金用資金振分手段、外国仕向送金予約手段、外国仕向送金処理手段、及び残高更新要求手段として機能させるためのプログラムであるので、コンピュータが本発明のプログラムを実行することにより、コンピュータが第1の発明の外国仕向送金取引処理サーバとして機能することになり、外国仕向送金取引を行う前に、振替条件に基づいて外国仕向送金取引の資金を2以上の振替元口座から仕向送金用の特定口座に振り替えることで資金を集中し、その資金の金額と外国仕向送金用資金振分条件に基づいて自動的に仕向送金する資金を2以上の口座に振り分けることができ、その結果、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の振替元口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減することができる。
以上説明したように、本発明の仕向送金取引処理サーバによれば、外国仕向送金取引を行う前に、振替条件に基づいて外国仕向送金取引の資金を2以上の振替元口座から仕向送金用の特定口座に振り替えることで資金を集中し、その資金の金額と外国仕向送金用資金振分条件に基づいて自動的に仕向送金する資金を2以上の口座に振り分けることにより、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の振替元口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態は、外為処理用サーバに第1の発明を適用したものである。図1には本実施形態に係るコンピュータ・システム10が示されている。コンピュータ・システム10は、特定金融機関に設置されオンライン金融取引用ウェブサイトを運営するアプリケーション・サーバ14と、金融取引サービスをする契約を特定金融機関と結んでいる各顧客(個人顧客でも法人顧客でもよい)が各々所持しており通信網16(例えばインターネット)を介してアプリケーション・サーバ14と通信可能なパーソナル・コンピュータ(クライアントPC)52と、顧客の円預金口座の管理を含む勘定系の処理を行う勘定系処理用サーバ18と、外国為替取引に係る事務を処理する外為処理用サーバ20と、特定金融機関内に構築されたコンピュータ・ネットワーク50を含んで構成されている。アプリケーション・サーバ14、勘定系処理用サーバ18、及び外為処理用サーバ20は通信回線50を介して互いに接続されている。
アプリケーション・サーバ14は、例えば汎用の大型コンピュータから成り、オンライン金融取引用ウェブサイトを運営するためのアプリケーション・プログラム(金融取引プログラム)がHDD(図示省略)に予めインストールされている。
また、アプリケーション・サーバ14はコンピュータ・ネットワーク24の通信回線50に接続されている。コンピュータ・ネットワーク24は多数台のコンピュータ(PC、ワークステーション、大型コンピュータの何れでもよい)40が通信回線50を介して互いに接続されて構成されている。また、多数台のコンピュータ40のうちの特定のコンピュータ(外為処理用サーバ)20は例えば汎用の大型コンピュータから成り、CPU20A、ROM20B、RAM20C、入出力ポート20Dを備え、これらはアドレスバス、データバス、制御バス等のバス20Eを介して互いに接続されている。入出力ポート20Dには、各種の入出力機器として、金融機関内コンピュータネットワーク24に接続された通信制御装置(例えばルータ)26、ディスプレイ28、マウス30、キーボード32、HDD34、CD−ROM38からの情報の読み出しを行うCD−ROMドライブ36が各々接続されている。HDD34の記憶領域には振替取引及び仕向送金取引に関する各種の情報を記憶するためのデータベース(DB)、すなわち振替送金予約DB、振替履歴DB、リーブオーダーDB、予約為替レートDB、為替レートDB、送金予約DB、及び送信履歴DB、及び融資先管理DBが各々記憶されている。HDD34は本発明に係る登録手段に対応している。
リーブオーダーDBは、顧客から入力された希望レートを登録するためのデータベースであり、顧客により希望レートが入力される毎に、リーブオーダーに関する情報として、「リーブオーダー開始日」「希望レート」「金額」「通貨」及び希望レートを入力した顧客を特定するための顧客識別情報が外為処理用サーバ20を介して登録される。
予約為替レートDBは、顧客との間で締結した為替予約に関する情報を登録するためのデータベースであり、リーブオーダーDBに登録された希望レートが取得され、新たな為替予約が締結される毎に、締結された新たな為替予約に関する情報として、「予約締結日」「予約実行可能期間(開始日/期日)」「通貨」「予約番号」「予約締結金額」「予約レート」、売り/買いを識別するための種別情報及び為替予約を締結した顧客を特定するための顧客識別情報が外為処理用サーバ20を介して登録される。そして、予約為替レートDBに登録されている情報を更新すべき事象が生ずる毎に、予約為替レートDBに登録されている情報が外為処理用サーバ20を介して更新される。
また、為替レートDBは為替レートを各通貨毎に登録するためのデータベースであり、登録されている為替レートは実際の外国為替相場における為替レートの変動と連動して適宜更新される。
融資先管理DBは、顧客である融資先の融資状況に関する情報を登録するためのデータベースであり、例えば、予め金融機関の担当者が顧客を査定し、「融資限度額」を登録しておく。また、顧客に対して、新たな融資が行われる毎に、実行された新たな融資に関する情報として、「現在融資金額」「融資可能残高」および融資を実行した顧客を特定するための顧客識別情報が外為処理用サーバ20を介して融資先管理DB登録されると共に、融資先管理DBに登録されている情報を更新すべき事象が生ずる毎に、融資先管理DBに登録されている情報が外為処理用サーバ20を介して更新される。
なお、外為処理用サーバ20は、金融機関の間でメッセージを交換するための専用ネットワーク(例えばS.W.I.F.T等)44が接続されており、この専用ネットワーク44を介して海外の他の金融機関(例えば海外支店、姉妹関係にある海外の金融機関、コルレス金融機関等)のコンピュータ・システム46とメッセージを交換することも可能とされている。
また、外為処理用サーバ20は、請求項13に記載のプログラムに対応する仕向送金取引プログラムがHDD34に予めインストールされている。
仕向送金取引プログラムを外為処理用サーバ20にインストール(移入)するには幾つかの方法があるが、例えば仕向送金取引プログラムをセットアッププログラムと共にCD−ROM38に記憶しておき、CD−ROM38を外為処理用サーバ20のCD−ROMドライブ36にセットし、CPU20Aに対して前記セットアッププログラムの実行を指示すれば、CD−ROM38から仕向送金取引プログラムが順に読み出され、読み出された仕向送金取引プログラムがHDD34に順に書き込まれることで、仕向送金取引処理プログラムのインストールが行われる。なお、仕向送金取引プログラムのインストールに際し、CD−ROM38に代えて磁気テープ(MT)等の他の記憶媒体を用いてもよい。例えば磁気テープを用いる場合には、CD−ROMドライブ42に代えて磁気テープ装置を設ければよい。
次に第1の実施の形態の作用として、顧客(送金依頼人)からの依頼に応じて、本発明に係る仕向送金取引(本実施形態に係る外為処理用サーバ20が設置された金融機関を仕向金融機関とする仕向送金取引)を実行する際の処理について説明する。
仕向送金取引は、送金依頼人が海外の送金受取人へ送金するために、仕向金融機関に所要資金を払い込み、仕向金融機関に対し、被仕向金融機関を通じて、払い込んだ資金を受取人に支払うことを委託する取引である。
アプリケーション・サーバ14が運営するオンライン金融取引ウェブサイトは、予め利用契約を締結した顧客に対してのみ金融取引サービスを提供するウェブサイトであり、利用契約を締結した個々の顧客には利用者番号とパスワードが各々付与される。個々の顧客の利用者番号とパスワードは、アプリケーション・サーバ14のHDDに記憶される。金融取引サービスを利用する場合、顧客はクライアントPC52を介してオンライン金融取引ウェブサイトをアクセスする。これにより、アプリケーション・サーバ14は、利用者番号を入力するログイン画面(図示省略)のデータをHDDから読み出し、アクセス元のクライアントPC52へ送信することで、クライアントPC52のディスプレイ(図示省略)にログイン画面を表示させる。
ログイン画面が表示されると、顧客は利用者番号の入力欄に所定の利用者番号を入力すると共に、パスワードの入力欄に所定のパスワードを入力した後に、送信を指示する。これにより、クライアントPC52からアプリケーション・サーバ14へ利用者番号及びパスワードが送信され、アプリケーション・サーバ14で利用者番号に基づく顧客の特定及びパスワードに基づく顧客の認証が行われる。顧客の特定及び認証が完了すると、アプリケーション・サーバ14は、金融取引サービスとして提供している各種サービスの名称が一覧表示されたメニュー画面(図示省略)のデータをHDDから読み出してクライアントPC52へ送信する。このメニュー画面がクライアントPC52のディスプレイに表示されることで、オンライン金融取引ウェブサイトのおいて金融取引サービスとして提供している各種サービスを顧客が利用可能な状態となる。
上記各種サービスの中には、顧客が国内所有口座から仕向送金する際の口座残高管理事務、仕向送金管理事務及び為替のポジション管理事務の負担を軽減するために、国内所有口座に一定額の残高があった場合にそれを特定口座に振り替え、その振り替えた資金の為替予約を締結し、その特定口座を引き落として自動的に仕向送金するサービス(あるとき自動仕向送金サービス)が含まれている。アプリケーション・サーバ14が運営しているオンライン金融取引ウェブサイトにおいて、このあるとき自動仕向送金サービスの利用を選択すると、外為処理用サーバ20のHDD34にインストールされている仕向送金取引プログラムを起動し、HDD34からデータを読み出してアプリケーション・サーバ14へ送信し、アプリケーション・サーバ14がそのデータをクライアントPC52へ送信する。これによりあるとき自動仕向送金サービスを顧客が利用可能となる。
このあるとき自動仕向送金サービスは予め利用契約を締結した顧客のみが利用可能なサービスであり、あるとき自動仕向送金サービスの利用を所望している顧客は、あるとき自動仕向送金サービスの利用を申し込むための所定の様式の利用申込書を特定金融機関から入手し、入手した利用申込書に必要事項を記入する。なお、利用申込書には、例えば、顧客の名称、振替元口座、特定口座及び送金先口座を特定するための情報、送金通貨、パスワード並びに顧客側の管理者を特定するための情報等の顧客情報を記入するための記入欄が各々設けられており、顧客は上記各情報を利用申込書の対応する記入欄に各々記入する。なお、振替元口座と送金先口座は複数記入することが可能である。
利用申込書の記入が完了すると、顧客は、記入した利用申込書を特定金融機関へ提出することで、あるとき自動仕向送金サービスの利用を申し込む。顧客から提出された利用申込書は特定金融機関の管理センタへ送られ、管理センタの事務担当者によって記載内容のチェックが行われる。記載内容に問題が無ければ顧客との間であるとき自動仕向送金サービスの利用契約が締結され、事務担当者は、利用申込書に記入されている事項を端末装置(図示省略)のキーボードを介して顧客の属性情報として入力する。
続いて、外為処理用サーバ20のCPU20Aで仕向送金取引処理プログラムが実行されることで行われる自動仕向送金処理(あるとき自動仕向送金サービスを実現する処理)について図2のシーケンス図を参照して説明する。
このあるとき自動仕向送金サービスは上記の利用申込み完了後、振替条件及び仕向送金条件を事前に設定可能とされており、ステップ100で、まずあるとき自動仕向送金サービスの振替条件及び仕向送金条件を顧客が事前設定する。あるとき自動仕向送金サービスの振替条件及び仕向送金条件を事前に設定する場合、クライアントPC52のディスプレイには、例として図3に示すような事前設定画面がアプリケーション・サーバ14によって表示される。
本実施形態に係るあるとき自動仕向送金サービスでは、振替取引及び仕向送金取引の結果をメール連絡するか否かを選択可能とされており、事前設定画面には、このメール連絡の「通知先メールアドレス」を設定するための設定欄(1の「通知先メールアドレス」の設定欄)が設けられている。この設定欄に何も入力されなかった場合には、振替取引及び仕向送金取引の結果はメール連絡されない。
更に事前設定画面には、振替条件として振替日を設定するための設定欄(2の「振替条件設定」の「毎月振替日」の設定欄)が設けられている。また、振替元口座毎に振替方式として、一定の残高を口座に残して残りの金額を全て特定口座に振り替える「残高指定方式」、一定額を特定口座に振り替える「定額振替方式」、及び口座にある残高を全額特定口座に振り替える「全額振替方式」、の何れか一つを選択するための選択欄(2の「振替条件設定」の「振替方式」の選択欄)と選択された振替方式で必要となる振替金額又は残高を設定するための設定欄(2の「振替条件設定」の「金額」の設定欄)とが設けられている。なお、振替方式として「全額振替方式」を選択した場合には、振替金額を設定するための設定欄は設けられていない。振替方式として「定額振替方式」を選択した場合には、自動融資機能を利用するか否かを選択可能とされており、この「自動融資機能」を選択するための選択欄(2の「振替条件設定」の「自動融資機能」の選択欄)が設けられている。
また、事前設定画面には、送金条件として、特定口座に溜まった金額を各送金先に何%ずつの割合で振り分けるかを決めて送金金額を確定する割合設定方式にするか、各送金先に優先順位をつけてそれぞれに送金希望金額を設定しておく金額指定方式にするか選択するための選択欄(3の「送金条件設定」の「送金金額決定方式」の選択欄)が設けられている。上記選択欄で「割合設定方式」を選択した場合には、各送金先に何%の割合で振り分けるかを設定するための設定欄(3の「送金条件設定」の「割合」の設定欄)が送金先口座毎に設けられている。また、「金額指定方式」を選択した場合には、各送金先に優先順位と送金希望金額を設定するための設定欄(3の「送金条件設定」の「口座優先」及び「金額」の設定欄)とが送金先口座毎に設けられている。
また仕向送金には、対価区分として、送金先地の通貨(例えば「US$」やその他の外貨)建てで送金依頼人から指定された送金金額を送金すると共に、送金依頼人との間の決済を、送金実行日の外国為替相場に従い送金元地の通貨(本実施形態では「円」とする、以下同様)建てで行う「スポット」(spot)、送金先地の通貨(以下、単に外貨という)建てで送金依頼人から指定された送金金額を送金すると共に送金依頼人との間の決済も送金通貨と同一の外貨建てで行うか、或いは円建てで送金依頼人から指定された送金金額を円建てでそのまま送金すると共に送金依頼人との間の決済も円建てで行う「ノーエックス」(no-ex)、外貨建てで送金依頼人から指定された送金金額を送金すると共に、送金依頼人との間の決済を、送金実行日前に送金依頼人との間で予め取り決められた外国為替相場(為替予約相場)に従い円建てで行う「コント」(cont)の3種類がある。
本実施形態に係るあるとき自動仕向送金サービスでは、送金通貨への転換において、新たな為替予約を締結して使用するオプション機能を選択することが可能とされており(対価区分として「コント」を選択する場合)、事前設定画面には、この「為替予約自動締結機能」の利用を選択するための選択欄(3の「送金条件」の「為替予約自動締結機能」の選択欄)が設けられている。この選択欄で「利用する」を選択した場合には、各送金先口座毎にリーブオーダー開始日を設定するための設定欄(3の「送金条件設定」の「リーブオーダー開始日」の設定欄)が設けられている。また、送金条件として毎月送金実行日を設定するための設定欄(3の「送金条件設定」の「毎月送金実行日」の設定欄)が送金先口座毎に設けられている。
上記の事前設定画面がクライアントPC52のディスプレイに表示されている状態で、顧客がマウスやキーボード(図示省略)を操作し事前設定画面に対して選択・入力操作を行うことであるとき自動仕向送金サービスの振替条件、送金条件及び通知先メールアドレスが事前に設定され、設定された振替条件、仕向送金条件及び通知先メールアドレスは振替送金データとして振替送金予約DBに登録される(ステップ104)。このように、HDD34は本発明に係る登録手段に対応している。単一のあるとき自動仕向送金サービスの取引について振替送金予約DBに登録される情報の一例を以下の表1に示す。
Figure 2006092447
なお、表1において振替元口座と送金先口座に関する情報については、口座毎に情報が登録される。
ステップ106ではHDD34に登録されているあるとき自動仕向送金サービスの振替条件(事前設定画面で設定された処理条件)及び勘定系処理用サーバ18に記憶されている残高等の口座情報をアプリケーション・サーバ14が参照し、振替元口座毎に振替処理要求を生成する。ここで、「振替方式」として「定額振替方式」が指定されている場合に、振替元口座の残高が振替金額に満たなくて、且つ「自動融資機能」が「有」に設定されていると、所定の融資金額を特定口座に入金するよう勘定系処理用サーバ18に依頼する(ステップ108)。そして、勘定系処理サーバ18では、この融資金額を特定口座へ入金する(ステップ110)。
次にステップ106で作成した振替処理要求を勘定系処理用サーバ18に送信し、勘定系処理用サーバ18は振替金額を振替元口座から特定口座へ振り替える(ステップ112)。なお、ステップ106は本発明に係る振替処理要求手段に対応している。また、ステップ108は本発明に係る融資処理手段に対応している。
上記の振替処理が単一のあるとき自動仕向送金サービスの取引における全ての振替元口座について終了すると、この振替取引の履歴をHDD34の振替履歴DBに登録する。そして、外為処理用サーバ20はHDD34に登録されている振替送金データを参照し、「通知先メールアドレス」が設定されていれば、ステップ114において、HDD34に登録されている振替履歴DBを参照して、このメールアドレスに対して振替結果通知メールを作成し、クライアントPCへメール送信する。ステップ114は本発明に係る振替通知手段に対応している。
次に、ステップ116でHDD34に登録されているあるとき自動仕向送金サービスの送金条件及び勘定系処理用サーバ18に記憶されている特定口座の口座情報を参照し、送金先口座毎に仕向送金データを生成する。生成された仕向送金データは送金予約DBに登録される(ステップ120)。ステップ116及びステップ120は本発明における仕向送金予約手段に対応している。
単一のあるとき自動仕向送金サービスについて送金予約DBに登録される情報の一例を以下の表2に示す。
Figure 2006092447
なお、表2において送金先口座に関する情報については、口座毎に情報が登録される。
顧客は、「為替予約自動締結機能」を「利用する」ことを選択した場合、HDD34の振替送金予約DBに登録されている「リーブオーダー開始日」までに、クライアントPC52を介して、アプリケーション・サーバ14が運営しているオンライン金融取引ウェブサイトにログインして、クライアントPC52のディスプレイに、例として図4に示すような希望レート入力画面をアプリケーション・サーバ14によって表示させる。希望レート入力画面では、送金先口座毎に希望レートを設定するための設定欄(「希望レート」の設定欄)が設けられている。
ステップ122では、顧客が希望レート入力画面に対して入力操作を行うことで、あるとき自動仕向送金サービスの為替予約依頼内容が設定され、設定された為替予約依頼内容はリーブオーダーDBとしてHDD34に登録される(ステップ126)。
リーブオーダーDBに登録されている「リーブオーダー開始日」になると、リーブオーダーが実施される(ステップ128)。そして、外国為替相場が希望レートになると為替予約が締結され、予約為替レートDBとしてHDD34に登録されると共に、為替予約自動締結結果が送金予約DBに登録される(ステップ129)。
HDD34の送金予約DBに登録されている「送金実行日」になると、外為処理用サーバ20は、送金予約DBを参照して、仕向送金処理要求として、被仕向金融機関に支払いを指図するための発信電文を作成し、特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバ18に依頼する(ステップ130)。
そして、勘定系処理用サーバ18では特定口座の決済を行うために、特定口座の残高を更新する処理を実行し(ステップ132)、外為処理用サーバ20は、ステップ130で作成した電文を被仕向金融機関に発信する(ステップ134)。
最後に、外為処理用サーバ20はHDD34に登録されている振替送金データを参照し、「通知先メールアドレス」が設定されていれば、ステップ136において、HDD34に登録されている送金履歴DBを参照して、このメールアドレスに対して送金結果通知メールを作成し、クライアントPC52へメール送信する。
なお、ステップ129は本発明に係る外国為替取引処理手段に対応し、ステップ130が本発明に係る仕向送金処理手段に対応する。また、ステップ136が本発明に係る仕向送金通知手段に対応する。
続いて、外為処理用サーバ20のCPU20Aで仕向送金取引処理プログラムが実行されることで行われる自動振替処理(上記のステップ106からステップ112を実現する処理)について図5のフローチャート図を参照して説明する。なお、仕向送金取引処理プログラムは、毎営業日の前日の通常業務終了時刻以降の一定時刻(例えば18:00)よりCPU20Aによって実行が開始されるようにタスク・スケジューラに登録されている。
ステップ200ではHDD34に登録されている振替送金予約DBを参照し、「振替日」として翌営業日の日付が設定されている振替取引を検索する。ステップ202では、ステップ200の検索によって該当する振替取引が抽出されたか否か判定する。判定が否定された場合には自動振替処理を終了するが、判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、処理対象の振替取引としての単一の振替取引の情報を、ステップ200で抽出された振替取引の中から取り出す。
次のステップ206では、ステップ204で取り出した処理対象の振替取引の情報のうち、「振替方式」を参照し、どの振替方式が選択されているか判定する。「振替方式」として「定額振替方式」が選択されている場合にはステップ208へ移行し、処理対象の振替取引の情報のうち、振替金額である「金額」を参照し、また、勘定系処理サーバ18に登録されている振替元口座の残高を参照し、「金額」より振替元口座の残高が多いか否かを判定する。判定が肯定されると、ステップ220へ移行するが、判定が否定された場合にはステップ210へ移行し、処理対象の振替取引の情報のうち、「自動融資機能」が「有」になっているか否かを判定する。判定が否定されると、処理対象の振替処理は終了し、ステップ228へ移行するが、判定が肯定された場合には、ステップ212へ移行する。ステップ212では、振替元口座を所有している顧客に振替金額の不足分を融資可能か否かを判定する。具体的には、HDD34に登録されている融資先管理DBを参照して、振替元口座を所有している顧客の融資状況に関する情報を抽出し、「融資可能残高」が振替金額の不足分より大きいかを判定する。判定が否定されると、処理対象の振替処理は終了しステップ228へ移行するが、判定が肯定された場合には、ステップ214へ移行し自動融資を実行する。このステップ214では、HDD34に登録されている融資先管理DBを更新し、勘定系処理用サーバ18が融資金額の特定口座への入金処理を実行し、ステップ220へ移行する。
ステップ206で「振替方式」として「残高指定方式」が選択されていると判定されると、ステップ216へ移行する。ステップ216では、処理対象の振替取引の情報のうち、残高指定金額である「金額」を参照し、また、勘定系処理サーバ18に登録されている振替元口座の残高を参照し、「金額」より振替元口座の残高が多いか否かを判定する。判定が否定されると、処理対象の振替処理は終了しステップ228へ移行するが、判定が肯定されると、ステップ220へ移行する。
また、ステップ206で「全額振替方式」が選択されていると判定された場合には、ステップ218へ移行する。ステップ218では、勘定系処理サーバ18に登録されている振替元口座の残高を参照し、残高があるか否かを判定する。判定が否定されると、処理対象の振替処理は終了しステップ228へ移行するが、判定が肯定されると、ステップ220へ移行する。
ステップ220では、先のステップ208、ステップ216、又はステップ218の判定の結果に基づいて、顧客との間の決済の金額(対顧決済金額という)を演算する。「定額振替方式」の場合には、指定金額か、指定金額から自動融資機能により融資された融資金額を引いた差額が対顧決済金額となる。また、「残高指定方式」の場合には、振替元口座の残高から指定金額を引いた差額が対顧決済金額となり、「全額振替方式」の場合には、振替元口座の残高が対顧決済金額となる。なお、対顧決済金額は振替金額に金融機関の手数料等を加えた金額となるため、振替金額は、対顧決済金額から手数料等を引いた金額となる。
顧客の振替元口座と特定口座とは勘定系処理用サーバ18によって管理されている。このため、ステップ222では振替元口座の残高更新を行うためのデータ編集を行い、ステップ224では特定口座の残高更新を行うためのデータ編集を行う。そして次のステップ226では、ステップ222及び224で編集したデータを勘定系処理用サーバ18へ転送し、振替元口座及び特定口座の残高更新を依頼する。これにより、処理対象の振替取引についての決済が完了する。
ステップ228では、HDD34に登録されている振替送金予約DBを参照し、他に「振替日」として翌営業日の日付が設定されている振替取引を検索し、該当する振替取引が抽出されたか否か判定する。判定が否定された場合には自動振替処理を終了するが、判定が肯定された場合にはステップ204へ戻り、繰り返し自動振替処理を行う。「振替日」として翌営業日の日付が設定されている全ての振替取引の振替処理が終了すると、ステップ228における判定が否定され、自動振替処理を終了する。
続いて、外為処理用サーバ20のCPU20Aで仕向送金取引処理プログラムが実行されることで行われる仕向送金データ作成処理(図2のステップ116からステップ120を実現する処理)について図6のフローチャート図を参照して説明する。
ステップ230ではHDD34に登録されている振替送金予約DBから処理対象の送金取引の情報のうち、「送金金額決定方式」を参照し、どの送金金額決定方式が選択されているか判定する。「送金金額決定方式」として「割合設定方式」が選択されている場合にはステップ232へ移行し、勘定系処理用サーバ18が管理している特定口座の残高を参照し、また、HDD34に登録されている振替送金予約DBから送金先口座毎に「割合」を参照し、この割合に基づいて特定口座の残高を各送金先口座へ割り振る。その割り振られた金額を送金金額として送金データを作成し、ステップ252へ移行する。
また、「送金金額決定方式」として「金額指定方式」が選択されている場合にはステップ234へ移行し、勘定系処理用サーバ18が管理している特定口座の残高を参照し、また、HDD34に登録されている振替送金予約DBから「口座優先」が「1」に設定されている送金先口座の「送金金額」を参照し、特定口座の残高がこの「送金金額」より多いか否かを判定する。判定が否定されると、特定口座の残高全額を送金金額として送金データを作成し、ステップ252へ移行する。判定が肯定されると、「口座優先」が「1」に設定されている送金先口座の「送金金額」を送金金額として送金データを作成し、ステップ242へ移行する。ステップ242では、振替送金予約DBから「口座優先」が「2」に設定されている送金先口座の「送金金額」を参照し、「*」(残高全額)が設定されているか否かを判定する。判定が肯定されると、ステップ246へ移行する。判定が否定されると、ステップ244へ移行し、勘定系処理用サーバ18が管理している特定口座の残高を参照し、その残高から「口座優先」が「1」に設定されている送金先口座の「送金金額」を引いた差額が、「口座優先」が「2」に設定されている送金先口座の「送金金額」より多いか否かを判定する。判定が否定されると、ステップ246へ移行する。
ステップ246では、特定口座の残高から「口座優先」が「1」である送金先口座の「送金金額」を引いた差額を「口座優先」が「2」である送金先口座の送金金額として送金データを作成し、ステップ252へ移行する。
ステップ244で判定が肯定されると、ステップ248へ移行し、「口座優先」が「2」に設定されている送金先口座の「送金金額」を送金金額として送金データを作成し、ステップ242へ戻り、繰り返し他の送金先口座について「口座優先」が高い順に送金先口座の送金金額を決定し、送金データを作成する。
ステップ252では、上記で作成した送金データを送金予約DBに格納し、仕向送金データ作成処理を終了する。
続いて、外為処理用サーバ20で行われる自動為替予約締結処理(図2のステップ128を実現する処理)について図7のフローチャート図を参照して説明する。
ステップ260では、「為替予約自動締結機能」が「利用する」に設定されているか否かを判定する。判定が肯定されると、自動為替予約締結処理を終了するが、判定が否定されると、ステップ262へ移行し、HDD34に登録されているリーブオーダーDBから処理対象の為替予約依頼情報のうち、「通貨」を参照し、特定口座に預金されている通貨である「円」に設定されているか否かを判定する。判定が否定されると、自動為替予約締結処理を終了するが、判定が肯定されると、ステップ264へ移行する。
ステップ264では、リーブオーダーDBから処理対象の為替予約依頼情報のうち、「リーブオーダー開始日」を参照し、リーブオーダー開始日が到来したか否かを判定する。判定が肯定されるまでステップ264を繰り返す。判定が肯定されると、ステップ266へ移行し、リーブオーダーDBから処理対象の為替予約依頼情報のうち、「希望レート」を参照し、希望レートが設定されているか否かを判定する。判定が肯定されると、ステップ268へ移行するが、判定が否定されると、自動為替予約締結処理を終了する。
ステップ268では、リーブオーダーDBから処理対象の為替予約依頼情報のうち、「希望レート」を参照し、また、為替レートDBで現在の為替レートを参照し、現在の為替レートが「希望レート」になったか否かを判定する。判定が否定されると、ステップ270へ移行し、リーブオーダーDBから処理対象の為替予約依頼情報のうち、「送金実行日」を参照し、送金実行日が到来したか否かを判定する。判定が否定されると、ステップ268へ戻るが、判定が肯定されると、自動為替予約締結処理を終了する。ステップ268で肯定されると、ステップ272へ移行し、希望レートで為替予約が自動締結される。そして、次のステップ274では自動締結した為替レート等を予約為替レートDBに登録し、ステップ276で為替予約の予約番号を送金予約DBに登録し、自動為替予約締結処理を終了する。
続いて、外為処理用サーバ20で行われる仕向送金取引処理(図2のステップ130からステップ134を実現する処理)について図8のフローチャート図を参照して説明する。
ステップ278では本日の外為相場が通知されたか否か判定し、判定が肯定される迄待機する。本実施形態では、その日の外為相場が確定すると、確定した外為相場がコンピュータ・ネットワーク24に接続された図示しない他のコンピュータを介して入力され、入力された相場が通信回線50を経由して外為処理用サーバ20に通知される。これにより、ステップ278の判定が肯定されてステップ280へ移行する。
ステップ280では、HDD34に登録されている送金予約DBを参照し、「送金実行日」として本日の日付が設定されている仕向送金取引を検索する。ステップ282では、ステップ280の検索によって該当する仕向送金取引が抽出されたか否か判定する。判定が否定された場合には、仕向送金取引処理を終了するが、判定が肯定された場合にはステップ283へ移行し、処理対象の仕向送金取引としての単一の仕向送金取引の情報を、ステップ280で抽出された仕向送金取引の中から取り出す。
次のステップ284では、HDD34に登録されている送金予約DBを参照し、送金実行日の外為相場を使用する仕向送金取引、すなわち為替予約が締結されず「予約番号」が設定されていないか判定する。判定が肯定されると、ステップ292へ移行し、処理対象の仕向送金取引の情報のうち「送金金額」と、通知された本日の外為相場に基づいて、処理対象の仕向送金取引における顧客(送金依頼人)との間の決済の金額(対顧決済金額という)を演算する。対顧決済金額は送金金額に金融機関の手数料等を加えた金額である。ステップ284で判定が否定されると、ステップ286へ移行する。
次のステップ286では、ステップ283で取り出した処理対象の仕向送金取引の情報のうち、「送金通貨」を参照し、送金通貨が円であるか否かを判定する。判定が肯定されると、ステップ288へ移行し、「送金金額」を参照し、処理対象の仕向送金取引における対顧決済金額を演算する。
ステップ286で判定が否定されると、ステップ290へ移行し、処理対象の仕向送金取引の情報のうち、「送金金額」及び「予約番号」に対応する為替予約の「予約レート」を参照し、対顧決済金額を演算する。
本実施形態において、顧客の特定口座は勘定系処理用サーバ18によって管理されている。このため、次のステップ298では特定口座の残高更新を行うためのデータを編集する。なお、特定口座の残高更新を行うためのデータは先のステップ288、ステップ290又はステップ292の演算結果に基づいて編集される。そして次のステップ300では、ステップ298で編集したデータを勘定系処理用サーバ18へ転送し、特定口座の残高更新を依頼する。これにより、処理対象の仕向送金取引についての送金依頼人との間の決済が完了する。
次のステップ302では、HDD34に登録されている送金予約DBを参照し、「送金実行日」として本日の日付が設定されいる仕向送金取引が他にもあるか否かを判定する。判定が肯定されると、ステップ283へ移行し、繰り返し仕向送金取引処理を実行する。判定が否定されると仕向送金取引処理を終了する。
なお、全ての仕向送金取引の処理を仕向送金実行日に実行する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、「送金通貨」として「円」が設定されているか、又は為替予約が締結され「為替レート」が設定されている仕向送金取引の処理は、送金実行日の外為相場を使用しないため、毎営業日の外為相場通知時刻前に開始されてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、外国仕向送金取引を行う前に、振替条件に基づいて外国仕向送金取引の資金を複数の振替元口座から仕向送金用の特定口座に振り替えることで資金を集中し、その資金の金額と外国仕向送金用資金振分条件に基づいて自動的に仕向送金する資金を2以上の口座に振り分けることにより、顧客は一回の事前設定を行うだけでよいので、外国仕向送金取引をするたびに異なる金額を2以上の振替元口座から2以上の口座へ外国仕向送金する場合の事務負担を軽減することができる。
また、自動融資機能を設けることにより、顧客が外国仕向送金取引を必ず実行しなければならない場合に、振替元口座の残高が不足していても、自動融資を行い、予約された仕向送金取引を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、アプリケーション・サーバ及び外為処理用サーバに第2の発明を適用したものである。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と個々の処理において類似しており、以下では異なる部分を主に説明する。
第2の実施の形態では、あるとき自動仕向送金サービスにおける一連の処理を、アプリケーション・サーバ400と外為処理用サーバ404に分散したものである。図10に示すように、アプリケーション・サーバ400はHDD402を備えており、HDD402の記憶領域には振替取引に関する各種の情報を記憶するためのデータベース(DB)、すなわち振替送金予約DB、振替履歴DB、及び融資先管理DBが各々記憶されている。HDD402は第3の発明に係る第1の登録手段に対応している。
また、外為処理用サーバ404は大容量のHDD406を備えており、HDD406の記憶領域には外国為替取引に関する各種の情報を記憶するための複数種のデータベース、すなわちリーブオーダーDB、予約為替レートDB、為替レートDB、送金予約DB、及び送信履歴DBが各々記憶されている。HDD406は第3の発明に係る第2の登録手段に対応している。
第2の実施の形態の作用を、図11を参照して説明する。アプリケーション・サーバ400では、クライアントPC408から送信された振替条件及び仕向送金条件などの情報を振替送金予約DBに登録する処理(ステップ420)から、振替処理要求生成処理(ステップ422)、融資要求生成処理(ステップ424)、振替実行通知メールの作成処理(ステップ426)、仕向送金データ生成処理(ステップ428)、及び仕向送金データを外為処理用サーバ404へ転送する処理(ステップ430)という仕向送金送金金額を決定するまでの処理を実行する。
そして、外為処理用サーバ404では、アプリケーション・サーバ400から転送された仕向送金データを送金予約DBに登録する処理(ステップ432)から、為替予約依頼をリーブオーダーDBに登録する処理(ステップ434)、リーブオーダー処理(ステップ436)、発信電文を作成する処理(ステップ438)、承認された電文を発信する処理(ステップ440)、及び送金結果通知メールの作成処理(ステップ442)という仕向送金取引処理を終了するまでの処理を実行する。
このように、あるとき自動仕向送金サービスにおける一連の処理を、アプリケーション・サーバ400と外為処理用サーバ404とに分散することにより、各サーバの負担を分散することができる。
なお、上記では本発明に係る振替元口座として、顧客(仕向送金依頼人)が所有する口座を例に紹介したが、これに限定されるものではなく、複数の振替元口座を別人物が所有する口座としてもよい。これにより、複数人が同一の条件で送金受取人宛ての送金を行う場合(寄付金送金など)に利用することができ、個々の顧客による送金手続きの簡素化を図ることができる。
第1の実施の形態に係るコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るあるとき自動仕向送金サービスを実現する処理の内容を示すシーケンス図である。 あるとき自動仕向送金サービスの事前設定画面の一例を示すイメージ図である。 希望レート入力画面の一例を示すイメージ図である。 自動振替処理の内容を示すフローチャートである。 仕向送金データ作成処理の内容を示すフローチャートである。 自動為替予約締結処理の内容を示すフローチャートである。 仕向送金取引処理の内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るあるとき自動仕向送金サービスを実現する処理の内容を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 コンピュータ・システム
14、400 アプリケーション・サーバ
18 勘定系処理用サーバ
20、404 外為処理用サーバ
34 HDD
402 HDD
406 HDD
52、408 クライアントPC

Claims (10)

  1. 2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された登録手段と、
    前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段と、
    前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段と、
    前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に前記登録手段に予約する外国仕向送金予約手段と、
    前記登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段と、
    前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段と、
    を備えた外国仕向送金取引処理サーバ。
  2. 前記外国仕向送金用資金振分条件には、前記2以上の口座に振り分ける資金の割合が定められている請求項1に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  3. 前記外国仕向送金用資金振分条件には、前記2以上の口座毎に優先順位と振分金額とが定められている請求項1に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  4. 前記振替条件は、前記振替元口座の残高に関する条件を含み、
    前記振替元口座の残高に関する条件を満たさない場合に、前記顧客に対し融資可能か否かを判断する融資判断手段と、
    前記融資判断手段により融資可能であると判断された場合に前記振替元口座の残高に関する条件を満たすように融資するために、前記振替元口座へ入金するように前記勘定系処理用サーバに要求する融資処理手段を更に備えた請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  5. 前記外国仕向送金取引のための資金と前記取引通貨とを交換するための予約相場が前記2以上の口座毎に予め登録された予約相場登録手段と、
    前記外国仕向送金実行日前に外国為替相場が前記予約相場登録手段に登録された予約相場になった場合には、前記予約相場に従って前記外国仕向送金金額分だけ前記特定口座に振り替えられた通貨と前記取引通貨とを交換し、前記外国仕向送金実行日前に外国為替相場が前記予約相場にならなかった場合には、前記外国仕向送金実行日の外国為替相場に従って前記外国仕向送金金額分だけ前記特定口座に振り替えられた通貨と前記取引通貨とを交換する外国為替取引処理手段とを更に備え、
    前記外国仕向送金処理手段は、前記登録手段に予約された外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記外国為替取引処理手段によって前記取引通貨に交換された資金の外国仕向送金取引を処理する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  6. 前記登録手段には、前記顧客のメールアドレスが登録されており、
    前記振替処理の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、振替取引の明細を前記登録手段に登録された前記顧客のメールアドレス先へメール通知する振替通知手段をさらに備えた請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  7. 前記登録手段には、前記顧客のメールアドレスが登録されており、
    前記外国仕向送金処理手段によって前記特定口座からの外国仕向送金処理が実行された場合に、外国仕向送金取引の明細を前記登録手段に登録された前記顧客のメールアドレス先へメール通知する外国仕向送金通知手段をさらに備えた請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  8. 前記振替条件は、振替金額に関する条件を含む請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の外国仕向送金取引処理サーバ。
  9. 2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された第1の登録手段、
    前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて、前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段、
    前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段、及び
    前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に予約する情報を送信する外国仕向送金予約手段、を備えたアプリケーション・サーバと、
    前記アプリケーション・サーバからの前記予約する情報に基づいて、前記特定口座からの前記資金の外国仕向送金実行予約が登録される第2の登録手段、
    前記第2の登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段、及び
    前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段、を備えた外為処理用サーバと、
    を備えた外国仕向送金取引処理システム。
  10. 2以上の振替元口座から外国仕向送金用の特定口座への振替取引の実行が予約されると共に、前記2以上の振替元口座毎の振替実行日を含む前記振替取引に関する振替条件、前記振替取引により振り替えられた外国仕向送金用の資金を予め設定された2以上の口座に外国仕向送金する外国仕向送金取引に関する前記2以上の口座に振り分ける外国仕向送金用資金振分条件、及び前記2以上の口座毎の前記振替実行日後の外国仕向送金実行日と外国仕向送金取引の取引通貨とを含む外国仕向送金条件が登録された登録手段を備えたコンピュータを、
    前記振替条件に基づいて、振替金額を含む前記振替取引の内容を前記2以上の振替元口座毎に決定し、前記決定した振替取引の内容に基づいて前記予約された振替取引の実行を前記2以上の振替元口座毎に勘定系処理用サーバに要求する振替処理要求手段、
    前記要求による前記振替取引の実行終了情報を前記勘定系処理用サーバから受信したときに、前記特定口座に振り替えられた資金及び前記外国仕向送金用資金振分条件に基づいて前記2以上の口座に前記資金を振り分ける外国仕向送金用資金振分手段、
    前記外国仕向送金条件に基づいて前記特定口座からの前記外国仕向送金用資金振分手段によって振り分けられた資金の外国仕向送金実行を前記2以上の口座毎に前記登録手段に予約する外国仕向送金予約手段、
    前記登録手段に予約された前記2以上の口座毎の外国仕向送金取引に関する情報に従って、前記2以上の口座毎に外国仕向送金取引を処理する外国仕向送金処理手段、及び
    前記外国仕向送金処理手段により処理された前記外国仕向送金取引の内容に基づいて、前記特定口座の残高の更新を勘定系処理用サーバに要求する残高更新要求手段
    として機能させるためのプログラム。
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