JP2006091357A - 接合プリズム - Google Patents

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昌紀 伊藤
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Abstract

【課題】 簡単且つ低コストに三角プリズムを組み付ける。
【解決手段】 三角プリズム21〜24の位置決め機構は、円柱状の凸部27と、これに嵌合可能な凹部28とから構成される。図2(b)において、隣り合う三角プリズムの接合面に形成された相互の凹凸部27,28を嵌合し、4個の三角プリズム21〜24を接合する。この位置決め機構の嵌合だけで、各三角プリズム21〜24の頂角の稜線が一致するとともに、2種類のダイクロイック面25,26が互いに直交して4個の三角プリズム21〜24を相対的に位置決めするから、クロスダイクロプリズムの組立工程が簡単になる。また、この場合、専用治具が不要になるため、低コストに組み立てが行える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各々の頂角に対向する面が一致するように接合された2個の三角プリズム、あるいは各々の頂角の稜線が一致するように接合された4個の三角プリズムからなる接合プリズムに関するものである。
光源からの白色光を分解して得られた赤、緑、青の各色の光束に、画像表示素子によって画像情報を付与した後、これら光束を再合成してスクリーン上に表示する液晶プロジェクタが知られている。この液晶プロジェクタは、例えば、2種類のダイクロイック面(ダイクロイック膜が形成された面)が直交するクロスダイクロプリズムを用いて、前記画像表示素子を透過した3色の光束を合成している。
クロスダイクロプリズムは、例えば、下記特許文献1に示すように、同じ屈折率を有する四個の直角二等辺三角柱状のプリズム(以下、三角プリズムという)を、相互に貼り合わせて四角柱状に形成したものである。この三角プリズムの貼り合わせ面には、ダイクロイック面を構成する赤色光反射膜または青色光反射膜が蒸着によって形成されており、入射した光束をその偏光特性及び波長に応じて入射時と異なる方向へ出射させる。このようなクロスダイクロプリズムの組立工程では、まず、第1三角プリズムと第2三角プリズムとの間に接着剤を塗布してこれを治具に保持し、同様に第3三角プリズムと第4三角プリズムとの間に接着剤を塗布する。次に、先に仮に合わせた第1及び第2の三角プリズムと第3及び第4の三角プリズムとの間に接着剤を塗布してそれぞれを治具で固定する。第1〜4の各三角プリズムの頂角の稜線が一致するように位置調節を行った後、所定の波長を有する電磁波(例えば紫外線)を照射して接着剤を硬化すると、クロスダイクロプリズムが完成する。
特開2001−66694号公報
しかしながら、上記クロスダイクロプリズムのような、複数の三角プリズムからなる接合プリズムでは、治具を用いて複数の三角プリズムを互いに組み付けたが、この治具への組み付けは手間がかかるものであった。また、専用治具を使用した分高コストになるといった問題があった。
本発明は、簡単且つ低コストに組み付けを行った三角プリズムから構成される接合プリズムを提供することを目的とする。
本発明の接合プリズムは、各々の頂角に対向する面が一致するように接合された2個の三角プリズム、あるいは各々の頂角の稜線が一致するように接合された4個の三角プリズムからなり、入射した光を各接合面に設けられた光反射膜で分離または合成するものであって、各々の三角プリズムは、それぞれの接合面に形成された凹凸部の嵌合により相互間の位置決めがなされていることを特徴とする。
各々の三角プリズムは、凹凸部を含め同一の形態であることを特徴とする。また、各々の三角プリズムは、プラスチックの一体成型品であることを特徴とする。また、凹凸部は、入射した光の通過域の外側に設けられていることを特徴とする。
三角プリズムを2個接合してなり、入射した偏光を接合面に設けられた偏光分離膜で分離する偏光ビームスプリッタ、あるいは、三角プリズムを4個接合してなり、入射した互いに異なる色光を各接合面に設けられたダイクロイック膜で合成するクロスダイクロプリズムであることを特徴とする。
本発明によれば、各々の三角プリズムは、それぞれの接合面に形成された凹凸部を嵌合することによって相互間で位置決めされるから、三角プリズムの組み付けは容易であると言える。また、専用治具が不要になり、組み付けが低コストに行える。また、各々の三角プリズムをそれぞれの凹凸部も含め同一の形状とすれば、さらに低コストに抑えられる。
図1において、液晶プロジェクタ10には、照明光源11、複数の反射鏡12、ダイクロイックミラー13,14、3枚の透過型の液晶パネル(画像表示素子)15R,15G,15B、本発明を適用したクロスダイクロプリズム16、投映レンズ17が設けられている。照明光源11から放射される白色の高輝度光は、照明光学系(図示なし)を介して照度の均一な光束に変換され、ダイクロイックミラー13に入射する。
ダイクロイックミラー13は、白色光に含まれる青色光(B光)を透過し、赤色光(R光)、緑色光(G光)を反射することによりB光を分離する。分離されたB光は液晶パネル15Bに入射する。ダイクロイックミラー13を反射したR光及びG光は、ダイクロイックミラー14に入射する。ダイクロイックミラー14はR光を透過し、G光を反射してR光とG光を分離する。R光とG光は、それぞれ液晶パネル15Rと液晶パネル15Gに入射する。
液晶パネル15R,15G,15Bでは、それぞれ入射したR光、G光、B光に画像情
報が付与される。液晶パネル15R,15G,15Bを透過した各光束は、クロスダイク
ロプリズム16に入射する。
クロスダイクロプリズム16は、同一の屈折率を有する4個の三角プリズム21〜24を組み合わせて四角柱状に構成される。これら三角プリズム21〜24は、同一の形状を有し、例えば、アクリル等のプラスチック(合成樹脂)から成型されている。以下、三角プリズム21について説明を行い、その他22〜24については説明を省略する。
図2(a)において、三角プリズム21は、例えば、直角二等辺三角柱状のプリズムであり、頂角が90度に形成されている。この頂角を成す二面21a,21bが三角プリズム22と三角プリズム24との接合面になる。一方の接合面21aには、R光を90度反射するR光反射膜(R光用ダイクロイック面)25が形成されている。なお、三角プリズム21の接合面21aと対等な立場にある、三角プリズム22,24の接合面22a,24aには、B光を90度反射するB光反射膜(B光用ダイクロイック面)26が形成されており、三角プリズム23の接合面23aにはR光反射膜が形成されている。
本実施形態では、クロスダイクロプリズム16の組み立てに際して位置決め機構を設けている。位置決め機構は、円柱状の凸部27と、これに嵌合可能な凹部28とから構成されており、これら凹凸部27,28は、接合面21a,21bの対等な位置に設けられている。図2(b)は、クロスダイクロプリズム16の組み立て前の状態を示す。隣り合う三角プリズムの接合面に形成された相互の凹凸部27,28を嵌合すると、各々の三角プリズム21〜24が相互間で位置決めされて固定される。
図1において、液晶パネル15Rを透過したR光は、三角プリズム21の頂角と対向する面21cから入射し、R光反射膜25によって投映レンズ17に向かって直角方向に反射される。液晶パネル15Gを透過したG光は、三角プリズム22の頂角と対向する面22cから入射し、R光反射面25及びB光反射面26を透過して直進し、投映レンズ17に入射する。液晶パネル15Bを透過したB光は、三角プリズム23の頂角と対向する面23cから入射し、B光反射面26によって投映レンズ17に向かって直角方向に反射される。R光反射面25及びB光反射面26を通過した各色の光束は、三角プリズム24の頂角と対向する面(光出射面)24cから合成して出射される。投映レンズ17は、クロスダイクロプリズム16によって合成された各色の光束を拡大投映してスクリーン上に結像させる。
上記実施形態の作用として、クロスダイクロプリズム16を組み立てる方法について説明する。4個の三角プリズム21〜24の接合に使用される接着剤は、その屈折率が三角プリズム21〜24の成型材料と略同一になっている。まず、三角プリズム21と三角プリズム22との間に接着剤を塗布し、相互の凹凸部27,28を接合面21a,22bが密着するまで深く嵌合して2個の三角プリズム21,22を接合する。このとき、接合面21b,22aの間の隙間が接着剤で充填され、接合面21b,22aの間に生じたエアーギャップが解消される。また、同様に、三角プリズム23と三角プリズム24との間に接着剤を塗布し、相互の凹凸部27,28を深く嵌合して2個の三角プリズム23,24を接合する。次に、接合された状態にある2個の三角プリズム体21,22と23,24との間に接着剤を塗布し、相互の凹凸部27,28を、接合面21b,24a、接合面22a,23bが密着するまで深く嵌合して4個の三角プリズム21〜24を接合する。このとき、各三角プリズム21〜24の頂角の稜線が一致するとともに、2種類のダイクロイック面25,26が互いに直交して4個の三角プリズム21〜24が相互間で位置決めされる。この後、位置決めされた三角プリズム21〜24に対して、紫外線を照射して接着剤を硬化する。以上の工程を経てクロスダイクロプリズム16が完成し、この後に液晶プロジェクタ本体に組み付けられる。
上記実施形態によれば、位置決め機構として、円柱状の凸部27及びこれに嵌合可能な凹部28を設けたが、凹凸部の形状はこれに限定されない。例えば、図3に示すように、位置決め機構を、四角柱状の凸部31とこれに嵌合可能な凹部32とから構成しても良い。また、1つの接合面における凹凸部の組の個数は特別に限定されない。
上記実施形態では、各々の三角プリズム21〜24を同一の形状とし、凹凸部27,28が対等な位置に設けられたが、組立時の組み違いを防止するために凹部と凸部の位置を入れ替えても良い。
上記実施形態では、四角柱状のクロスダイクロプリズム16を例にとって説明したが、側面が球面状に形成されたクロスダイクロプリズムにおいて本発明を適用できる。また、三角プリズムを2個接合してなる偏光ビームスプリッタにも適用できる。
図4に示すように、偏光ビームスプリッタ40は、2個の三角プリズム41,42を組み合わせて四角柱状に構成されるものであり、各々の頂角に対向する面41a,42aが、三角プリズム41と三角プリズム42との接合面になる。各々の接合面41a,42aには、位置決め機構として、対等な位置に凹凸部44,45が設けられ、一方の接合面41aには、入射した成分色光の一方の偏光成分(P波)を透過し、他方の偏光成分(S波)を反射する偏光分離膜43が形成されている。偏光ビームスプリッタ40を組み立てるには、三角プリズム相互の凹凸部44,45を、接合面41a、42aが密着するまで深く嵌合して2個の三角プリズム41,42を接合する。このとき、接合面41a、42aは一致している。
液晶プロジェクタの概略構成図である。 三角プリズムの形態、及びクロスダイクロプリズムの構成を示す説明図である。 位置決め機構の他の形態を示す説明図である。 偏光ビームスプリッタの構成を示す説明図である。
符号の説明
10 液晶プロジェクタ
16 クロスダイクロプリズム
21〜24 三角プリズム
25 R光反射面
26 B光反射面
27 凸部
28 凹部

Claims (6)

  1. 各々の頂角に対向する面が一致するように接合された2個の三角プリズム、あるいは各々の頂角の稜線が一致するように接合された4個の三角プリズムからなり、入射した光を各接合面に設けられた光反射膜で分離または合成する接合プリズムにおいて、
    各々の三角プリズムは、それぞれの接合面に形成された凹凸部の嵌合により相互間の位置決めがなされていることを特徴とする接合プリズム。
  2. 前記各々の三角プリズムは、前記凹凸部を含め同一の形態であることを特徴とする請求項1記載の接合プリズム。
  3. 前記各々の三角プリズムは、プラスチックの一体成型品であることを特徴とする請求項1または2記載の接合プリズム。
  4. 前記凹凸部は、入射した光の通過域の外側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の接合プリズム。
  5. 前記三角プリズムを2個接合してなり、入射した偏光を接合面に設けられた偏光分離膜で分離する偏光ビームスプリッタであることを特徴とする請求項1記載の接合プリズム。
  6. 前記三角プリズムを4個接合してなり、入射した互いに異なる色光を各接合面に設けられたダイクロイック膜で合成するクロスダイクロプリズムであることを特徴とする請求項1記載の接合プリズム。
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