JP2006091284A - プロセスカートリッジ及びこれを有する画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易にトナーカートリッジの交換作業を行え、かつトナーが漏れるといった問題も回避できるプロセスカートリッジ及びそれを有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置本体に着脱自在に設けられるプロセスカートリッジ40であって、像坦持体38と、現像装置48と、トナーを現像装置48に供給するトナーカートリッジ46aと、像坦持体38及び現像装置48の少なくとも一方を保持するホルダ42とを有し、このホルダ42は、トナーカートリッジ46aが像坦持体38の長手方向とほぼ平行に摺動するガイド部65を有し、トナーカートリッジ46a及び現像装置48はトナーカートリッジ46aの摺動動作に連動して開閉するトナー供給口72及びトナー受口86を有するプロセスカートリッジ40とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機またはファクシミリなどの画像形成装置のプロセスカートリッジ及びこれを有する画像形成装置に関するものである。
従来のトナー補給型タイプのプロセスカートリッジにおいては、トナーカートリッジをプロセスカートリッジの筐体(ホルダ)に挿入後、トナーカートリッジ自体あるいはトナーカートリッジの取っ手部を回転させてロックを行うことが多かった。しかしながら、その場合トナーカートリッジの挿入と回転という2つの動作が必要であり、手間がかかっていた。またこれまでに、トナーカートリッジを像坦持体の長手方向に対して略直角に摺動させて装着し、摺動動作のみでトナーカートリッジをプロセスカートリッジ本体に装着する装置が知られている(特許文献1及び2)。
また、トナーカートリッジを像坦持体の長手方向にほぼ平行に着脱可能にする装着部を有しており、プロセスカートリッジにおいてトナーカートリッジのみを交換する場合に、画像形成装置本体に設けた補給カバーを開き、トナーカートリッジを回転させて、プロセスカートリッジ本体へのセット状態から解除し、また、回転させることによってトナーカートリッジを摺動させて抜き取る際に画像形成手段へトナーを供給する開口部が上を向いた状態となるようにしたプロセスカートリッジも知られている(特許文献3)。
特開平6−222664 特開平8−62965 特開2004−21061
しかしながら、上記摺動動作のみでトナーカートリッジをプロセスカートリッジ本体に装着するプロセスカートリッジにおいては、トナーカートリッジを像坦持体の長手方向に対して略直角に装着しているため、トナー容量が小さくなってしまうという問題があった。また、トナー搬送部材がある場合、現像装置のトナー搬送部材のギアとトナーカートリッジのトナー搬送部材のギアの歯同士が当たってしまい、トナーカートリッジの挿入がしづらいという問題もあった。またプロセスカートリッジ全体を、像坦持体の長手方向に略直角な状態で画像形成装置に対して着脱するプロセスカートリッジの場合、その着脱方向がトナーカートリッジのプロセスカートリッジ本体への装着方向と同じであるため、プロセスカートリッジ全体を画像形成装置本体から取り外す際にトナーカートリッジが外れる方向に力がかかってしまうという問題も有していた。
また、特許文献3で示されるプロセスカートリッジではトナーカートリッジを像坦持体の長手方向にほぼ平行に着脱可能にしており、上記のようなトナー容量が小さくなるといった問題やギアの歯同士が当たるといった問題は回避されるが、トナーカートリッジを回転させてさらにスライドさせて取り出す必要があった。
上記課題を解決するため、本発明の特徴とするところは、画像形成装置本体に着脱自在に設けられるプロセスカートリッジであって、像坦持体と、現像装置と、トナーを現像装置に供給するトナーカートリッジと、前記像坦持体及び現像装置の少なくとも一方を保持するホルダとを有し、このホルダは、前記トナーカートリッジが前記像坦持体の長手方向とほぼ平行に摺動するガイド部を有し、前記トナーカートリッジ及び現像装置はトナーカートリッジの摺動動作に連動して開閉するトナー供給口及びトナー受口を有することを特徴とするプロセスカートリッジにある。このようにすることで、摺動動作の1つの動作のみでもトナーカートリッジがホルダ及び現像装置に対して着脱されかつトナー供給及びトナー供給停止をすることが可能となることから、容易にトナーカートリッジの交換作業を行うことができ、またトナーカートリッジの交換時にトナーが漏れるといった問題も回避できる。
好ましくは、前記トナーカートリッジは、内部にトナーを撹拌搬送するトナー撹拌搬送部材を有し、このトナー撹拌搬送部材の駆動を前記現像装置または像坦持体より得るプロセスカートリッジとする。このようにすることで、トナー撹拌搬送部材の駆動用のギアが干渉してトナーカートリッジが装着しにくいといった問題が回避される。
好ましくは、画像形成装置本体への着脱方向が前記像坦持体の長手方向と略直角であるプロセスカートリッジとする。このようにすることで、プロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱方向と、トナーカートリッジのホルダへの着脱方向が略直角となることから、プロセスカートリッジを画像形成装置本体より取り出す際に、トナーカートリッジがプロセスカートリッジのホルダから外れてしまうといった虞もない。
好ましくは、前記トナーカートリッジの前記ホルダへの装着時の抜け止めが前記トナーカートリッジに設けられた取っ手部の係合爪及び前記ホルダに設けられた係合爪で行われるプロセスカートリッジとする。このようにすることによって、トナーカートリッジをホルダより取り外す際に、片手で取っ手部を握る動作でラッチを解除することができ、そのまま摺動させて引き抜くだけでトナーカートリッジを取り出すことができるため、操作性が極めてよいものとすることができる。
好ましくは、トナーを供給するトナーカートリッジの下部に設けられたトナー供給口を開閉するトナー供給口キャップと、前記トナーカートリッジから供給される現像装置の上部に設けられたトナー受口を開閉するトナー受口キャップとを有し、前記トナー供給口キャップ及び前記トナー受口キャップは、前記現像装置に対して長手方向に着脱される前記トナーカートリッジの着脱に連動して、前記トナーカートリッジの着脱方向に開閉する開閉機構を有するプロセスカートリッジとする。このようにすることで、トナー供給口キャップ及びトナー受口キャップは、トナーカートリッジが現像装置に対して長手方向に着脱されることにより、トナーカートリッジの着脱に連動して着脱方向に開閉するので、トナーカートリッジを取り外す際にトナーが漏れることを防止することができる。
好ましくは、前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップに対し、時間差をもって開閉する開閉機構を有するプロセスカートリッジとする。また、好適には前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップよりも遅れて開き、前記トナー受口キャップは、前記トナー供給口キャップよりも遅れて閉じる開閉機構を有するプロセスカートリッジとする。したがって、トナー受口が閉じられた状態でトナー供給口が開くことを防止することができ、トナーカートリッジからトナーが漏れることを防止することができる。
また、好適には、前記トナーカートリッジに設けられ、前記トナー受口キャップを係合により移送する受口キャップ移送手段と、この受口キャップ移送手段と前記トナー受口キャップとの係合を解除する受口キャップ係合解除手段と、前記現像装置に設けられ、前記トナー供給口キャップを係合により停止させる供給口キャップ停止手段と、この供給口キャップ停止手段と前記トナー供給口キャップとの係合を解除する供給口キャップ係合解除手段とを有する開閉機構を備えるプロセスカートリッジとする。したがって、ばねなどの付勢部材を設けなくても、トナー供給口キャップ及びトナー受口キャップを開閉することができ、開閉機構が大型化することを防止することができる。
本発明は、上述したプロセスカートリッジを有する画像形成装置を含むものである。
本発明によれば、容易にトナーカートリッジの交換作業を行うことができ、かつトナーカートリッジの交換時にトナーが漏れるといった問題も回避できるプロセスカートリッジ及びそれを有する画像形成装置とすることができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙トレイ14が設けられ、画像形成装置本体12の上部に排紙トレイ16が設けられている。また、画像形成装置本体12の前面側(図1において左側)には、回動支点18を軸として開閉する開閉カバー20が設けられている。給紙トレイ14の奥端近傍上部には、給紙トレイ14から用紙を供給するフィードロール22、及び供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードロール24が配置されている。
用紙搬送路26は、フィードロール22から排出ロール28までの用紙通路であり、この用紙搬送路26は、画像形成装置本体12の裏面(図1の右側面)近傍にあって、給紙トレイ14から後述する加熱ロール30及び加圧ロール32まで略垂直に形成されている。この用紙搬送路26の加熱ロール30及び加圧ロール32の上流側に後述する転写ロール34が配置され、転写ロール34の上流側にレジストロール36が配置されている。
したがって、給紙トレイ14からフィードロール22により送り出された用紙はリタードロール24により捌かれて最上部の用紙のみ用紙搬送路26に導かれ、レジストロール36により一時停止され、タイミングをとって後述する像坦持体38と転写ロール34との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が加熱ロール30及び加圧ロール32により定着され、排出ロール28により排出口から排紙トレイ16へ排出される。この排紙トレイ16は、排出口部分(排出ロール28の近傍)が低く、前面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にプロセスカートリッジ40が着脱可能に設けられている。プロセスカートリッジ40は、プロセスカートリッジ本体(ホルダ)42、像坦持体38、この像坦持体38を一様に帯電させる帯電ロール44、トナーを供給するトナーカートリッジ(トナー供給部)46a、46b、像坦持体38に形成された静電潜像をトナーで現像する現像装置48、像坦持体38に残留するトナーを掻き取るクリーニングブレード50及び掻き取ったトナーを回収するトナー回収ボトル52を有する。
プロセスカートリッジ40の前面側には、画像形成装置本体12に設けられたヒンジ54を軸として回動する小カバー56が設けられている。つまり、ユーザーは上述した開閉カバー20及び小カバー56を開くことにより、画像形成装置12の前面側を開放することができ、プロセスカートリッジ40の着脱及び用紙のジャム処理などを行うことができる。
プロセスカートリッジ40の上方には帯電された像坦持体38に対し、レーザー光により潜像を書き込む露光装置58が配置されている。露光装置58には入力される画像データに応じてレーザー光を点滅させるレーザー発光器60と、レーザー発光器60から照射されたレーザー光を像坦持体38の方向に導く折り返しミラー62とが配設されている。
プロセスカートリッジ40の像坦持体38には、用紙搬送路26を挟んで転写ロール34が対峙している。つまり転写ロール34と像坦持体38との間がトナー像の転写位置となっており、転写ロール34は像坦持体38に形成されたトナー像を転写位置で用紙に転写する。
転写位置の上方には加熱ロール30及び加圧ロール32からなる定着手段が配置されている。加熱ロール30及び加圧ロール32は、転写ロール34により用紙に転写されたトナー像を定着させ、排出ロール28に向けて搬送する。
図2はプロセスカートリッジ40の構成を示す断面図である。
プロセスカートリッジ40は、上述したようにプロセスカートリッジ本体(ホルダ)42、トナーカートリッジ46a、46b及び現像装置48を有する。
プロセスカートリッジ本体42には、トナーカートリッジ46a、46bそれぞれに設けられた後述する案内凸部69を案内する4つの案内溝(ガイド部)65が設けられている。
トナーカートリッジ46aは、筒状のトナーカートリッジ本体66を有し、このトナーカートリッジ本体66には、トナーを収容するトナー収容空間68が形成されているとともに、トナーを供給するためのトナーカートリッジ開閉部70が設けられている。
この実施例では、ホルダ42に対して、現像装置48が揺動するように結合され、現像装置48とトナーカートリッジ46aとの結合部に、現像装置48の揺動を許容するように不図示の弾性体が設けられているので、トナーカートリッジ46aの重量は、現像装置48にかからない。すなわち現像装置48の像担持体への押圧がトナー容量によらず一定に保たれ、トナー容量によって現像ロールと像担持体とのギャップが変動して像乱れを起す不具合を解消できる。
またトナーカートリッジ46aはトナーカートリッジ本体66の正面側(図2において左側)及び裏側(図2において右側)それぞれの上部に、トナーカートリッジ本体66の長手方向に延びる案内凸部69,69が設けられており、図3に示すように、案内凸部69,69がプロセスカートリッジ本体42の案内溝65,65に案内されることにより長手方向に摺動してプロセスカートリッジ本体42に着脱されるようになっている。
このとき、トナーカートリッジ46aの案内凸部69を案内する一方の案内溝65(図2では右側の案内溝65)の位置を、できるだけトナーカートリッジ開閉部70に近い位置に設定し、摺動による装着時のトナーカートリッジ46aのぶれを少なくするのが望ましい。
なお、この実施の形態のプロセスカートリッジ40は、プロセスカートリッジ本体42において案内溝65,65を設け、その案内溝65,65に案内凸部69,69が案内される構造となっており、トナーカートリッジ46a1本につきプロセスカートリッジ本体42に2つの案内溝65,65を設けることで、トナーカートリッジ46aをより安定させた状態で摺動させているが、たとえばプロセスカートリッジ本体42に図4(a),(b)に示すような案内突起部(ガイド部)71を設け、トナーカートリッジ46aに案内突起71に案内される案内溝73を設けるといったことも可能である。
この実施形態の場合、2本の1K(1000枚)用のトナーカートリッジ46a,46bをプロセスカートリッジ本体42に取り付ける際には、図4(a)に示すように、2本のトナーカートリッジ46a,46bを長手方向に摺動させてプロセスカートリッジ本体42に装着し、6K(6000枚)用のトナーカートリッジ46cをプロセスカートリッジ本体42に取り付ける際には、図4(b)に示すように、トナーカートリッジ46cに2つの案内溝73を設け、案内突起部71によりトナーカートリッジ46cの案内溝73を案内させてプロセスカートリッジ本体42に装着することも可能である。このようにすることでトナー容量の異なるトナーカートリッジのプロセスカートリッジ本体への取り付けも可能となる。この場合においても、たとえば1本の1K用のトナーカートリッジに対して2つ以上の案内突起部71を設けることで、トナーカートリッジ46aをより安定させた状態で摺動させるといったことももちろん可能である。なお、図4(a),(b)においてはプロセスカートリッジ本体42に対するトナーカートリッジ46a、46b、46cの装着時の様子について説明しているため、像坦持体、現像装置などについては図示を省略している。
またプロセスカートリッジ本体に上記以外の形状の凸部や突起部あるいは溝状のガイド部を設け、トナーカートリッジにプロセスカートリッジ本体のガイド部の形状に合うように溝や凸部あるいは突起部を形成し、トナーカートリッジをプロセスカートリッジ本体に摺動させて装着させることももちろん可能である。
トナーカートリッジ開閉部70は、図2に示すように、トナーカートリッジ本体66の一端側の下部に設けられ、後述するトナー供給口キャップ94が開くことによって開口するトナー供給口72を有する。また、トナー収容空間68内には、第1の撹拌搬送部材74が設けられている。第1の撹拌搬送部材74は、図5に示すように、ギア75が現像装置48のギア77に連結されており、駆動を現像装置48より得ており、トナーカートリッジ46aのプロセスカートリッジ本体42への装着の際には図5の矢印の方向にトナーカートリッジ46aが装着されることから、第1の撹拌搬送部材74の駆動用のギアが干渉してトナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着しにくくなるといった問題も回避される。そして第1の撹拌搬送部材74によりトナー収容空間68内に収容されたトナーを撹拌するとともに、トナー供給口72に向けてトナーを搬送する。
トナーカートリッジ46bはトナーカートリッジ46aと同じように構成されており、予備のトナーカートリッジとしてプロセスカートリッジ本体42に装着されている。
現像装置48は、筒状の現像装置本体76を有し、この現像装置本体76には、トナーカートリッジ46aから供給されるトナーを受け入れて収容するトナー収容部78と、像坦持体38に形成された静電潜像をトナーで現像する現像ロール80とが設けられている。トナー収容部78には、トナーを受け入れるための現像装置開閉部82と、第2の撹拌搬送部材84とが設けられている。
現像装置開閉部82は、現像装置本体76の一端側の上部に設けられ、後述するトナー受口キャップ124が開くことによって開口するトナー受口86を有する。また、トナー受口86は、後述するトナー受口キャップ124が開かれ、後述するトナー供給口キャップ94を開かれたトナーカートリッジ46aまたはトナーカートリッジ46bのトナー供給口72が重ねあわされることにより、トナーカートリッジ46aまたはトナーカートリッジ46bから供給されるトナーを受け入れるようにされている。
第2の撹拌搬送部材84は、反時計回りに回転することにより、トナー収容部78内のトナーを撹拌すると共に、トナーを現像ロール80に向けて搬送する。現像ロール80には、例えば樹脂からなる層厚規制部材88が接触している。層厚規制部材88は、現像ロール80の表面に付着した現像剤の層厚を規制する。
このように、トナーカートリッジ46aは現像装置48に対してトナーを供給し、現像装置48はトナーカートリッジ46aから供給されたトナーを受入れて像坦持体38に形成された静電潜像をトナーで現像する。トナーカートリッジ46bは、トナーカートリッジ46a内のトナーが空になった場合にトナーカートリッジ46aと交換され、現像装置48に対してトナーを供給する。
なお、プロセスカートリッジ40の画像形成装置本体12への着脱は図1より明らかなように、画像形成装置10の正面の開閉カバー20より行われるため、トナーカートリッジ46a、46bの摺動方向と略直角であることから、プロセスカートリッジ40を画像形成装置本体12より取り出す際に、トナーカートリッジ46aあるいは46bがプロセスカートリッジ本体42から外れてしまうといった虞はない。
また、トナーカートリッジ46aのプロセスカートリッジ本体42への装着時の抜け止めは、図6(a)〜(d)に示すようにトナーカートリッジ46aに設けられた取っ手部47に形成された係合爪49及びプロセスカートリッジ本体42に形成されたロック爪(係合爪)51により行われる。トナーカートリッジ46aのプロセスカートリッジ本体42への装着時には、図6(a)に示すようにトナーカートリッジ46aを押し込むことで、プロセスカートリッジ本体42に設けられた可撓性を有し外側が傾斜面で内側が垂直面であるロック爪51に対し、トナーカートリッジ46aの取っ手部47に形成され外側が垂直面で内側が傾斜面である係合爪49を係合させるのであるが、その際に、図6(b)に示すように、係合爪49の傾斜面で一旦プロセスカートリッジ本体42のロック爪51を上に押し上げ、その後係合爪49がトナーカートリッジ46a装着完了位置に到達した時点で元の位置の方向に付勢されていたロック爪51が再び元の位置に戻り、図6(c)に示すように、係合爪49とロック爪51の垂直面同士が当接することでトナーカートリッジ46aがロックされトナーカートリッジ46aの抜け止めが行われる。
またトナーカートリッジ46aをプロセスカートリッジ本体42より取り外す際には、図6(d)に示すようにロック爪51を手で上に持ち上げその後トナーカートリッジ46aを引き抜くことで容易に取り外すことができる。
次にトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82それぞれの構成について詳述する。
図7及び図8において、トナーカートリッジ開閉部70の構成が示されている。トナーカートリッジ開閉部70は、トナーカートリッジ本体66の下部に固定され、下方に突出してトナーカートリッジ本体66の長手方向に延びる突出部90とこの突出部90に嵌合され、トナーカートリッジ本体66とともに移動するクランプ(連結部材)92と、突出部90に対して摺動自在に係合するトナー供給口キャップ94とを有する。
突出部90には、トナー供給口キャップ94を摺動自在に支持し、トナーカートリッジ本体66の長手方向に案内する案内部96が形成されている。また、突出部90の一端側にトナー供給口72が位置するようにされている。突出部90のトナー供給口72近傍には、クランプ92の後述する嵌合爪104a、104bが嵌合する嵌合溝98a、98bが設けられている。突出部90の下面には、トナー供給口キャップ94の摺動範囲を制限するストッパ100が設けられている。ストッパ100は、トナー供給口72側が案内部96に対して略垂直になっており、反トナー供給口72側が傾斜面になっている。また突出部90の下面にはストッパ100とトナー供給口72とを除く部分にシール部材102が貼付されている。シール部材102はトナー供給口72とトナー供給口キャップ94との間でトナーが漏れないようにシールする。
クランプ92は、可撓性を有する例えば樹脂製の部材であり、嵌合爪104a、104b、係合爪108a、108b、第1の内側突起110a、110b及び第2の内側突起112a、112bを有する。
嵌合爪104a、104bは、クランプ92が突出部90に対して図8に示した矢印Aの方向に押圧されることにより、嵌合溝98a、98bにそれぞれ嵌合する。つまり、嵌合爪104a、104bが嵌合溝98a、98bに嵌合することにより、クランプ92は、突出部90に装着され、トナーカートリッジ本体66の移動に応じて移動するようにされている。
係合爪108a、108bは、互いに対向し、係合爪108a、108b間が後述するトナー受口キャップ124の外側突起148a、148bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー受口キャップ124の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー受け口キャップ124の外側突起148a、148bに係合するようにされている。
第1の内側突起110a、110bは、クランプ92の反係合爪108a、108b側の内側に位置し、第1の内側突起110a、110b間がトナー供給口キャップ94の後述する外側突起118a、118bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー供給口キャップ94の外側突起118a、118bに係合するようにされている。
第2の内側突起112a、112bは、係合爪108a、108bと第1の内側突起110a、110bとの間に位置し、第2の内側突起112a、112b間が後述するトナー受口キャップ124の外側突起148a、148bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー受口キャップ124の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー受口キャップ124の外側突起148a、148bに係合するようにされている。
トナー供給口キャップ94は、可撓性を有する例えば樹脂製の部材であり、トナー供給口72を覆うためのカバー面114、摺動溝116a、116b及び外側突起118a、118bを有する。また、トナー供給口キャップ94は、摺動溝116a、116bが突出部90の案内部96にそれぞれ係合することにより、突出部90に沿って摺動し、カバー面114がトナー供給口72の下側を開閉するようにされている。外側突起118a、118bはトナー供給口キャップ94が突出部90に沿って摺動する方向に対して略垂直にトナー供給口キャップ94の両側面の装着方向(図8において矢印Bの方向)後端側からそれぞれ突出している。
なお、トナー供給口キャップ94は、外側突起118a、118bが突出している部分の幅をW1とし、外側突起118a、118bが突出していない部分の幅をW2とする。
またトナー供給口キャップ94は、突出部90に対して、端部から図8に示した矢印Bの方向に押圧されることにより案内部96に沿って摺動し、カバー面114がストッパ100の傾斜面に応じて撓むことにより、トナー供給口72と、ストッパ100との間に取付けることができるようにされている。
図9及び図10において、現像装置開閉部82の構成が示されている。
現像装置開閉部82は、現像装置本体76の上部に固定され、上方に突出して現像装置本体76の長手方向に延びる突出部120と、この突出部120に嵌合され、現像装置本体76と共に移動するクランプ(連結部材)122と、突出部120に対して摺動自在に係合するトナー受口キャップ124とを有する。
突出部120には、トナー受口キャップ124を摺動自在に支持し、現像装置本体76の長手方向に案内する案内部126が形成されている。また、突出部120の一端側にトナー受口86が位置するようにされている。突出部120のトナー受口86近傍には、クランプ122の後述する嵌合爪134a,134bが嵌合する嵌合溝128a,128bが設けられている。突出部120の上面には、トナー受口キャップ124の摺動範囲を制限するストッパ130が設けられている。ストッパ130は、トナー受口86側が案内部126に対して略垂直になっており、反トナー受口86側が傾斜面になっている。
クランプ122は、可撓性を有する例えば樹脂製の部材であり、嵌合爪134a,134b、係合爪138a,138b、第1の内側突起140a,140b及び第2の内側突起142a,142bを有する。
嵌合爪134a,134bは、クランプ122が突出部120に対して図10に示した矢印Cの方向に押圧されることにより、嵌合溝128a,128bにそれぞれ嵌合する。つまり、嵌合爪134a,134bが嵌合溝128a,128bに嵌合することにより、クランプ122は、突出部120に装着され、現像装置本体76の移動に応じて移動するようにされている。
係合爪138a,138bは、互いに対向し、係合爪138a,138b間が上述したトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー供給口キャップ94の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bに係合するようにされている。
第1の内側突起140a,140bは、クランプ122の反係合爪138a,138b側の内側に位置し、第1の内側突起140a,140b間がトナー受口キャップ124の後述する外側突起148a,148bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー受口キャップ124の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー受口キャップ124の外側突起148a,148bに係合するようにされている。
第2の内側突起142a,142bは、係合爪138a,138bと第1の内側突起140a,140bとの間に位置し、第2の内側突起142a,142b間の間隔が上述したトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー供給口キャップ94の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bに係合するようにされている。つまり、第2の内側突起142a,142bは、トナー供給口キャップ94が突出部90から抜けることを防止する。また、第2の内側突起142a,142bは、トナーカートリッジ46a,46bがプロセスカートリッジ本体42に装着された場合に、外側突起118a,118bに当接する位置に設けられてもよい。
トナー受口キャップ124は、可撓性を有する例えば樹脂製の部材であり、トナー受口86を覆うためのカバー面144、摺動溝146a,146b及び外側突起148a,148bを有する。また、トナー受口キャップ124は、摺動溝146a,146bが突出部120の案内部126にそれぞれ係合することにより、突出部120に沿って摺動し、カバー面144がトナー受口86の上側を開閉するようにされている。外側突起148a,148bは、トナー受口キャップ124が突出部120に沿って摺動する方向に対して略垂直にトナー受口キャップ124の両側面略中央からそれぞれ突出している。また、カバー面144の下側面には、シール部材150が貼付されている。シール部材150は、トナー受口86とトナー受口キャップ124との間でトナーが漏れないようにシールする。
なお、トナー受口キャップ124は、外側突起148a,148bが突出している部分の幅をW1とし、外側突起148a,148bが突出していない部分の幅をW2とする。
また、トナー受口キャップ124は、突出部120に対して端部から図10に示した矢印Dの方向に押圧されることにより案内部126に沿って摺動し、カバー面144がストッパ130の傾斜面に応じて撓むことにより、トナー受口86とストッパ130との間に取付けることができるようにされている。
次に、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作について説明する。
トナーカートリッジ46aのトナー収容空間68内に収容されたトナーが略空になった場合、画像形成装置本体12から脱離されたプロセスカートリッジ40のプロセスカートリッジ本体42に対し、トナーカートリッジ46aが長手方向に脱離され、トナーカートリッジ46bがトナーカートリッジ46aの代わりに長手方向に装着される。上述したように、トナーカートリッジ46a,46bは、それぞれ同じ構成になっている。
図11−1乃至図11−5において、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42から脱離される場合のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作が順に示されている。
なお、図11−1乃至図11−5において、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、トナーカートリッジ開閉部70の突出部90は、シール部材102によって位置が示されている。
図11−1は、現像装置48が設けられたプロセスカートリッジ本体42にトナーカートリッジ46aが装着された状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着されると、現像装置48のトナー受口86とトナーカートリッジ46aのトナー供給口72とが重ねられ、トナーカートリッジ46aから現像装置48へトナーを供給することができる。
トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着された状態においては、トナー受口キャップ124はストッパ130に当接し、係合爪108a,108bはトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bよりも装着方向(図11−1において左方向)に移動している。
なお、図11−1において、トナー受口キャップ124は、外側突起148a,148bがクランプ92の第2の内側突起112a,112bによって装着方向に押圧されることによりストッパ130に当接したものであり、トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bは、クランプ122の係合爪138a,138bの装着方向側(図11−1において左側)近傍に位置している。
図11−2は、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bに当接する位置まで、トナーカートリッジ46aが脱離方向(図11−2において右方向)に移動した状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
プロセスカートリッジ本体42に対してトナーカートリッジ46aが脱離方向に移動し、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bに当接すると、トナー供給口72は、トナー供給口キャップ94のカバー面114の上方に向けて移動する。ここで、トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bが突出部120に装着されたクランプ122の係合爪138a,138bに係合するので、トナー供給口キャップ94が停止した状態でトナー供給口72が脱離方向に移動する。また、トナー供給口72は、トナー供給口キャップ94のカバー面114によって、例えば略半分閉じられる位置まで移動するようにされている。
一方、トナー受口86は、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bに当接した状態においては、トナー受口キャップ124が移動していないので全く閉じられていない。
図11−3は、停止しているトナー供給口キャップ94にトナー供給口72が重ねられ、トナー供給口72が閉じられた状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
トナーカートリッジ46aが脱離方向に移動することにより、クランプ122に係合することによって停止しているトナー供給口キャップ94の上方にトナー供給口72が移動し、トナー供給口72は完全に閉じられる。
一方、トナー受口86は、クランプ92の係合爪108a,108bがトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bに係合した状態で脱離方向に移動することにより、トナー受口キャップ124が脱離方向に移送され、トナー受口86は、トナー受口キャップ124のカバー面144により例えば略半分閉じられる。
図11−4は、トナー受口86がトナー受口キャップ124によって閉じられ、クランプ122の係合爪138a,138bとトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bとの係合が解除された状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
なお、図11−4においては、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、クランプ92の位置は記載されていない。
クランプ92が脱離方向に移動することにより、トナー受口キャップ124が脱離方向に移送されてトナー受口86を完全に閉じると、突出部120に装着されたクランプ122の第1の内側突起140a,140bにトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bが当接する。さらに、クランプ92が脱離方向に移動すると、第1の内側突起140a,140bによって移動を制限された外側突起148a,148bにより、クランプ92は、係合爪108a,108b間がトナー受口キャップ124の幅W1まで広がるように撓み、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bを側方から越えて脱離方向側(図11−4において右側)に移動する。つまり、第1の内側突起140a,140bにより、係合爪108a,108bと外側突起148a,148bとの係合が解除される。
また、クランプ92が脱離方向に移動することにより、クランプ92の第1の内側突起110a,110bがトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bに当接して脱離方向に押圧する。さらに、クランプ92が脱離方向に移動すると、第1の内側突起110a,110bに押圧された外側突起118a,118bにより、クランプ122は、係合爪138a,138b間がトナー供給口キャップ94の幅W1まで広がるように撓み、外側突起118a,118bが係合爪138a,138bよりも脱離方向側に移動する。つまり、第1の内側突起110a,110bにより、係合爪138a,138bと外側突起118a,118bとの係合が解除される。
図11−5は、トナー供給口72及びトナー受口86それぞれが閉じられて、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42から脱離する方向に移動した状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
トナー供給口72及びトナー受口86それぞれが閉じられて、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42から脱離する方向に移動すると、トナー供給口キャップ94は、外側突起118a,118bがクランプ92の第1の内側突起110a,110bによって脱離方向に押圧されるので、トナー供給口72を閉じたままトナーカートリッジ本体66と共に脱離方向に移動する。
このように、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42から脱離される動作に連動して、トナー受口86は、トナー供給口72に遅れて閉じるようにされている。
図12−1乃至図12−4において、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着される場合のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作が順に示されている。
なお、図12−1乃至図12−4において、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、トナーカートリッジ開閉部70の突出部90は、シール部材102によって位置が示されている。
図12−1は、現像装置48が設けられたプロセスカートリッジ本体42にトナーカートリッジ46aを装着する過程において、トナー供給口72及びトナー受口86が閉じられている状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着される過程において、クランプ92の係合爪108a,108bがトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bに当接するまで、トナー供給口72はトナー供給口キャップ94により閉じられ、トナー受口86はトナー受口キャップ124により閉じられている。
なお、トナー供給口キャップ94は、現像装置開閉部82から押圧などの外力を受けるまで、トナーカートリッジ本体66と共に装着方向(図12−1において左方向)に移動する。
図12−2は、クランプ92の押圧によりトナー受口キャップ124が移動し、トナー受口86が略半分開かれた状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bがクランプ122の係合爪138a,138bに当接するように、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に対して装着方向に移動すると、クランプ92の係合爪108a,108bがトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bを係合により押圧し、トナー受口86が略半分開かれる。
一方、クランプ122の係合爪138a,138bがトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bに係合することにより、トナー供給口キャップ94がトナーカートリッジ本体66と共に移動しないので、トナー供給口72はトナー供給口キャップ94により閉じられている。
図12−3は、トナー受口86が完全に開かれ、トナー受口キャップ124の外側突起148a,148bに対するクランプ92の係合爪108a,108bの押圧が解除された状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
クランプ92が装着方向に移動することにより、トナー受口キャップ124が装着方向に移動してストッパ130に当接すると、トナー受口86が完全に開かれる。さらに、クランプ92が装着方向に移動すると、ストッパ130によって移動を制限されたトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bにより、クランプ92は、係合爪108a,108b間がトナー受口キャップ124の幅W1まで広がるように撓み、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bを側方から越えて装着方向側(図12−3において左側)に移動する。つまり、ストッパ130により、外側突起148a,148bに対する係合爪108a,108bの係合による押圧が解除される。
一方、クランプ122の係合爪138a,138bがトナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bに係合することにより、トナー供給口キャップ94がトナーカートリッジ本体66と共に移動しないので、トナーカートリッジ本体66が装着方向に移動すると、トナー供給口72は、開かれると共に、トナー受口86に対して例えば略半分が重ねられる。
図12−4は、現像装置48が設けられたプロセスカートリッジ本体42に対し、トナーカートリッジ46aの装着が完了した状態のトナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82を示す斜視図である。
クランプ92が装着方向に移動しても、トナー受口キャップ124は、ストッパ130により移動を制限されているので停止している。クランプ92は、第2の内側突起112a,112bが停止している外側突起148a,148bに当接するまで装着方向に移動するようにされている。また、第2の内側突起112a,112bが外側突起148a,148bに当接すると、トナー供給口72が完全にトナー受口86に重ねられるようになっている。
なお、第2の内側突起112a,112bが外側突起148a,148bに当接する用に、クランプ92が装着方向に移動すると、トナー供給口キャップ94のカバー面114の装着方向後端がストッパ100によって押圧され、クランプ122は、係合爪138a,138b間がトナー供給口キャップ94の幅W1まで広がるように撓み、外側突起118a,118bが係合爪138a,138bよりも装着方向側に移動する。つまり、ストッパ100により、係合爪138a,138bと外側突起118a,118bとの係合が解除される。
このように、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着される動作に連動して、トナー供給口72は、トナー受口86に遅れて開くようにされている。
なお、トナー供給口キャップ94及びトナー受口キャップ124は、それぞれの側面に弾性爪などを設け、所定の押圧がかけられた場合にそれぞれトナーカートリッジ本体66及び現像装置本体76に対して移動するようにしてもよい。
また、係合爪108a,108b及び係合爪138a,138bには、トナー供給口キャップ94及びトナー受口キャップ124が所定の移動をした後に、係合爪108a,108b間及び係合爪138a,138b間が幅W1まで広がるように、係合爪108a,108b及び係合爪138a,138bが撓むことを所定の範囲で制限するガイドを設けてもよい。
以上述べたように、本発明は、容易にトナーカートリッジの交換作業を行え、かつトナーが漏れるといった問題も回避できるプロセスカートリッジ及びそれを有する画像形成装置に利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 プロセスカートリッジの構成を示す側面図である。 トナーカートリッジのプロセスカートリッジ本体への装着時の様子を示す斜視図である。 プロセスカートリッジ本体のガイド部の他の実施の形態を示す斜視図である。 トナーカートリッジの第1の撹拌搬送部材のギアの状態を示す概念図である。 トナーカートリッジのプロセスカートリッジ本体への装着時の抜け止めの様子を示す側面図である。 トナーカートリッジ開閉部の構成を示す斜視図である。 トナーカートリッジ開閉部の構成を示す分解斜視図である。 現像装置開閉部の構成を示す斜視図である。 現像装置開閉部の構成を示す分解斜視図である。 プロセスカートリッジ本体にトナーカートリッジが装着された状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 係合爪が外側突起に当接する位置まで、トナーカートリッジが脱離方向に移動した状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 停止しているトナー供給口キャップにトナー供給口が重ねられ、トナー供給口が閉じられた状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 トナー受口がトナー受口キャップによって閉じられ、クランプの係合爪とトナー供給口キャップの外側突起との係合が解除された状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 トナー供給口及びトナー受口それぞれが閉じられて、トナーカートリッジがプロセスカートリッジ本体から脱離する方向に移動した状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 プロセスカートリッジ本体にトナーカートリッジを装着する過程において、トナー供給口及びトナー受口が閉じられている状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 クランプの押圧によりトナー受口キャップが移動し、トナー受口が略半分開かれた状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 トナー受口が完全に開かれ、トナー受口キャップの外側突起に対するクランプの係合爪の押圧が解除された状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。 プロセスカートリッジ本体に対し、トナーカートリッジの装着が完了した状態のトナーカートリッジ開閉部及び現像装置開閉部を示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
38 像坦持体
40 プロセスカートリッジ
42 プロセスカートリッジ本体(ホルダ)
44 帯電ロール
46a,46b,46c トナーカートリッジ
47 ギア
48 現像装置
49 ギア
50 クリーニングブレード
52 トナー回収ボトル
65 案内溝(ガイド部)
66 トナーカートリッジ本体
68 トナー収容空間
70 トナーカートリッジ開閉部
72 トナー供給口
74 第1の撹拌搬送部材
76 現像装置本体
78 トナー収容部
80 現像ロール
82 現像装置開閉部
84 第2の撹拌搬送部材
86 トナー受口
88 層厚規制部材

Claims (9)

  1. 画像形成装置本体に着脱自在に設けられるプロセスカートリッジであって、像坦持体と、現像装置と、トナーを現像装置に供給するトナーカートリッジと、前記像坦持体及び現像装置の少なくとも一方を保持するホルダとを有し、このホルダは、前記トナーカートリッジが前記像坦持体の長手方向とほぼ平行に摺動するガイド部を有し、前記トナーカートリッジ及び現像装置はトナーカートリッジの摺動動作に連動して開閉するトナー供給口及びトナー受口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記トナーカートリッジは、内部にトナーを撹拌搬送するトナー撹拌搬送部材を有し、このトナー撹拌搬送部材の駆動を前記現像装置または像坦持体より得ることを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 画像形成装置本体への着脱方向が前記像坦持体の長手方向と略直角であることを特徴とする請求項1または2記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記トナーカートリッジの前記ホルダへの装着時の抜け止めが、前記トナーカートリッジに設けられた取っ手部の係合爪及び前記ホルダに設けられた係合爪で行われることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  5. トナーを供給する前記トナーカートリッジの下部に設けられた前記トナー供給口を開閉するトナー供給口キャップと、前記トナーカートリッジから供給される前記現像装置の上部に設けられた前記トナー受口を開閉するトナー受口キャップとを有し、前記トナー供給口キャップ及び前記トナー受口キャップは、前記現像装置に対して長手方向に着脱される前記トナーカートリッジの着脱に連動して、前記トナーカートリッジの着脱方向に開閉する開閉機構を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップに対し、時間差をもって開閉する開閉機構を有することを特徴とする請求項5記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップよりも遅れて開き、前記トナー受口キャップは、前記トナー供給口キャップよりも遅れて閉じる開閉機構を有することを特徴とする請求項5または6記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記トナーカートリッジに設けられ、前記トナー受口キャップを係合により移送する受口キャップ移送手段と、この受口キャップ移送手段と前記トナー受口キャップとの係合を解除する受口キャップ係合解除手段と、前記現像装置に設けられ、前記トナー供給口キャップを係合により停止させる供給口キャップ停止手段と、この供給口キャップ停止手段と前記トナー供給口キャップとの係合を解除する供給口キャップ係合解除手段とを有する開閉機構を備えることを特徴とする請求項5乃至7いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
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