JP2006091284A - プロセスカートリッジ及びこれを有する画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像形成装置本体に着脱自在に設けられるプロセスカートリッジ40であって、像坦持体38と、現像装置48と、トナーを現像装置48に供給するトナーカートリッジ46aと、像坦持体38及び現像装置48の少なくとも一方を保持するホルダ42とを有し、このホルダ42は、トナーカートリッジ46aが像坦持体38の長手方向とほぼ平行に摺動するガイド部65を有し、トナーカートリッジ46a及び現像装置48はトナーカートリッジ46aの摺動動作に連動して開閉するトナー供給口72及びトナー受口86を有するプロセスカートリッジ40とする。
【選択図】 図2
Description
また、トナーカートリッジを像坦持体の長手方向にほぼ平行に着脱可能にする装着部を有しており、プロセスカートリッジにおいてトナーカートリッジのみを交換する場合に、画像形成装置本体に設けた補給カバーを開き、トナーカートリッジを回転させて、プロセスカートリッジ本体へのセット状態から解除し、また、回転させることによってトナーカートリッジを摺動させて抜き取る際に画像形成手段へトナーを供給する開口部が上を向いた状態となるようにしたプロセスカートリッジも知られている(特許文献3)。
また、特許文献3で示されるプロセスカートリッジではトナーカートリッジを像坦持体の長手方向にほぼ平行に着脱可能にしており、上記のようなトナー容量が小さくなるといった問題やギアの歯同士が当たるといった問題は回避されるが、トナーカートリッジを回転させてさらにスライドさせて取り出す必要があった。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙トレイ14が設けられ、画像形成装置本体12の上部に排紙トレイ16が設けられている。また、画像形成装置本体12の前面側(図1において左側)には、回動支点18を軸として開閉する開閉カバー20が設けられている。給紙トレイ14の奥端近傍上部には、給紙トレイ14から用紙を供給するフィードロール22、及び供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードロール24が配置されている。
プロセスカートリッジ40の像坦持体38には、用紙搬送路26を挟んで転写ロール34が対峙している。つまり転写ロール34と像坦持体38との間がトナー像の転写位置となっており、転写ロール34は像坦持体38に形成されたトナー像を転写位置で用紙に転写する。
プロセスカートリッジ40は、上述したようにプロセスカートリッジ本体(ホルダ)42、トナーカートリッジ46a、46b及び現像装置48を有する。
プロセスカートリッジ本体42には、トナーカートリッジ46a、46bそれぞれに設けられた後述する案内凸部69を案内する4つの案内溝(ガイド部)65が設けられている。
トナーカートリッジ46aは、筒状のトナーカートリッジ本体66を有し、このトナーカートリッジ本体66には、トナーを収容するトナー収容空間68が形成されているとともに、トナーを供給するためのトナーカートリッジ開閉部70が設けられている。
この実施例では、ホルダ42に対して、現像装置48が揺動するように結合され、現像装置48とトナーカートリッジ46aとの結合部に、現像装置48の揺動を許容するように不図示の弾性体が設けられているので、トナーカートリッジ46aの重量は、現像装置48にかからない。すなわち現像装置48の像担持体への押圧がトナー容量によらず一定に保たれ、トナー容量によって現像ロールと像担持体とのギャップが変動して像乱れを起す不具合を解消できる。
このとき、トナーカートリッジ46aの案内凸部69を案内する一方の案内溝65(図2では右側の案内溝65)の位置を、できるだけトナーカートリッジ開閉部70に近い位置に設定し、摺動による装着時のトナーカートリッジ46aのぶれを少なくするのが望ましい。
またトナーカートリッジ46aをプロセスカートリッジ本体42より取り外す際には、図6(d)に示すようにロック爪51を手で上に持ち上げその後トナーカートリッジ46aを引き抜くことで容易に取り外すことができる。
図7及び図8において、トナーカートリッジ開閉部70の構成が示されている。トナーカートリッジ開閉部70は、トナーカートリッジ本体66の下部に固定され、下方に突出してトナーカートリッジ本体66の長手方向に延びる突出部90とこの突出部90に嵌合され、トナーカートリッジ本体66とともに移動するクランプ(連結部材)92と、突出部90に対して摺動自在に係合するトナー供給口キャップ94とを有する。
嵌合爪104a、104bは、クランプ92が突出部90に対して図8に示した矢印Aの方向に押圧されることにより、嵌合溝98a、98bにそれぞれ嵌合する。つまり、嵌合爪104a、104bが嵌合溝98a、98bに嵌合することにより、クランプ92は、突出部90に装着され、トナーカートリッジ本体66の移動に応じて移動するようにされている。
係合爪108a、108bは、互いに対向し、係合爪108a、108b間が後述するトナー受口キャップ124の外側突起148a、148bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー受口キャップ124の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー受け口キャップ124の外側突起148a、148bに係合するようにされている。
第2の内側突起112a、112bは、係合爪108a、108bと第1の内側突起110a、110bとの間に位置し、第2の内側突起112a、112b間が後述するトナー受口キャップ124の外側突起148a、148bが設けられた部分の幅W1よりも狭く、トナー受口キャップ124の幅W2よりも広くなるように設けられ、トナー受口キャップ124の外側突起148a、148bに係合するようにされている。
なお、トナー供給口キャップ94は、外側突起118a、118bが突出している部分の幅をW1とし、外側突起118a、118bが突出していない部分の幅をW2とする。
現像装置開閉部82は、現像装置本体76の上部に固定され、上方に突出して現像装置本体76の長手方向に延びる突出部120と、この突出部120に嵌合され、現像装置本体76と共に移動するクランプ(連結部材)122と、突出部120に対して摺動自在に係合するトナー受口キャップ124とを有する。
突出部120には、トナー受口キャップ124を摺動自在に支持し、現像装置本体76の長手方向に案内する案内部126が形成されている。また、突出部120の一端側にトナー受口86が位置するようにされている。突出部120のトナー受口86近傍には、クランプ122の後述する嵌合爪134a,134bが嵌合する嵌合溝128a,128bが設けられている。突出部120の上面には、トナー受口キャップ124の摺動範囲を制限するストッパ130が設けられている。ストッパ130は、トナー受口86側が案内部126に対して略垂直になっており、反トナー受口86側が傾斜面になっている。
嵌合爪134a,134bは、クランプ122が突出部120に対して図10に示した矢印Cの方向に押圧されることにより、嵌合溝128a,128bにそれぞれ嵌合する。つまり、嵌合爪134a,134bが嵌合溝128a,128bに嵌合することにより、クランプ122は、突出部120に装着され、現像装置本体76の移動に応じて移動するようにされている。
なお、トナー受口キャップ124は、外側突起148a,148bが突出している部分の幅をW1とし、外側突起148a,148bが突出していない部分の幅をW2とする。
トナーカートリッジ46aのトナー収容空間68内に収容されたトナーが略空になった場合、画像形成装置本体12から脱離されたプロセスカートリッジ40のプロセスカートリッジ本体42に対し、トナーカートリッジ46aが長手方向に脱離され、トナーカートリッジ46bがトナーカートリッジ46aの代わりに長手方向に装着される。上述したように、トナーカートリッジ46a,46bは、それぞれ同じ構成になっている。
なお、図11−1乃至図11−5において、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、トナーカートリッジ開閉部70の突出部90は、シール部材102によって位置が示されている。
トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着されると、現像装置48のトナー受口86とトナーカートリッジ46aのトナー供給口72とが重ねられ、トナーカートリッジ46aから現像装置48へトナーを供給することができる。
プロセスカートリッジ本体42に対してトナーカートリッジ46aが脱離方向に移動し、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bに当接すると、トナー供給口72は、トナー供給口キャップ94のカバー面114の上方に向けて移動する。ここで、トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bが突出部120に装着されたクランプ122の係合爪138a,138bに係合するので、トナー供給口キャップ94が停止した状態でトナー供給口72が脱離方向に移動する。また、トナー供給口72は、トナー供給口キャップ94のカバー面114によって、例えば略半分閉じられる位置まで移動するようにされている。
トナーカートリッジ46aが脱離方向に移動することにより、クランプ122に係合することによって停止しているトナー供給口キャップ94の上方にトナー供給口72が移動し、トナー供給口72は完全に閉じられる。
なお、図11−4においては、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、クランプ92の位置は記載されていない。
トナー供給口72及びトナー受口86それぞれが閉じられて、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42から脱離する方向に移動すると、トナー供給口キャップ94は、外側突起118a,118bがクランプ92の第1の内側突起110a,110bによって脱離方向に押圧されるので、トナー供給口72を閉じたままトナーカートリッジ本体66と共に脱離方向に移動する。
なお、図12−1乃至図12−4において、トナーカートリッジ開閉部70及び現像装置開閉部82の動作を示しやすくするために、トナーカートリッジ開閉部70の突出部90は、シール部材102によって位置が示されている。
トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に装着される過程において、クランプ92の係合爪108a,108bがトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bに当接するまで、トナー供給口72はトナー供給口キャップ94により閉じられ、トナー受口86はトナー受口キャップ124により閉じられている。
なお、トナー供給口キャップ94は、現像装置開閉部82から押圧などの外力を受けるまで、トナーカートリッジ本体66と共に装着方向(図12−1において左方向)に移動する。
トナー供給口キャップ94の外側突起118a,118bがクランプ122の係合爪138a,138bに当接するように、トナーカートリッジ46aがプロセスカートリッジ本体42に対して装着方向に移動すると、クランプ92の係合爪108a,108bがトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bを係合により押圧し、トナー受口86が略半分開かれる。
クランプ92が装着方向に移動することにより、トナー受口キャップ124が装着方向に移動してストッパ130に当接すると、トナー受口86が完全に開かれる。さらに、クランプ92が装着方向に移動すると、ストッパ130によって移動を制限されたトナー受口キャップ124の外側突起148a,148bにより、クランプ92は、係合爪108a,108b間がトナー受口キャップ124の幅W1まで広がるように撓み、係合爪108a,108bが外側突起148a,148bを側方から越えて装着方向側(図12−3において左側)に移動する。つまり、ストッパ130により、外側突起148a,148bに対する係合爪108a,108bの係合による押圧が解除される。
クランプ92が装着方向に移動しても、トナー受口キャップ124は、ストッパ130により移動を制限されているので停止している。クランプ92は、第2の内側突起112a,112bが停止している外側突起148a,148bに当接するまで装着方向に移動するようにされている。また、第2の内側突起112a,112bが外側突起148a,148bに当接すると、トナー供給口72が完全にトナー受口86に重ねられるようになっている。
また、係合爪108a,108b及び係合爪138a,138bには、トナー供給口キャップ94及びトナー受口キャップ124が所定の移動をした後に、係合爪108a,108b間及び係合爪138a,138b間が幅W1まで広がるように、係合爪108a,108b及び係合爪138a,138bが撓むことを所定の範囲で制限するガイドを設けてもよい。
38 像坦持体
40 プロセスカートリッジ
42 プロセスカートリッジ本体(ホルダ)
44 帯電ロール
46a,46b,46c トナーカートリッジ
47 ギア
48 現像装置
49 ギア
50 クリーニングブレード
52 トナー回収ボトル
65 案内溝(ガイド部)
66 トナーカートリッジ本体
68 トナー収容空間
70 トナーカートリッジ開閉部
72 トナー供給口
74 第1の撹拌搬送部材
76 現像装置本体
78 トナー収容部
80 現像ロール
82 現像装置開閉部
84 第2の撹拌搬送部材
86 トナー受口
88 層厚規制部材
Claims (9)
- 画像形成装置本体に着脱自在に設けられるプロセスカートリッジであって、像坦持体と、現像装置と、トナーを現像装置に供給するトナーカートリッジと、前記像坦持体及び現像装置の少なくとも一方を保持するホルダとを有し、このホルダは、前記トナーカートリッジが前記像坦持体の長手方向とほぼ平行に摺動するガイド部を有し、前記トナーカートリッジ及び現像装置はトナーカートリッジの摺動動作に連動して開閉するトナー供給口及びトナー受口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 前記トナーカートリッジは、内部にトナーを撹拌搬送するトナー撹拌搬送部材を有し、このトナー撹拌搬送部材の駆動を前記現像装置または像坦持体より得ることを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
- 画像形成装置本体への着脱方向が前記像坦持体の長手方向と略直角であることを特徴とする請求項1または2記載のプロセスカートリッジ。
- 前記トナーカートリッジの前記ホルダへの装着時の抜け止めが、前記トナーカートリッジに設けられた取っ手部の係合爪及び前記ホルダに設けられた係合爪で行われることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- トナーを供給する前記トナーカートリッジの下部に設けられた前記トナー供給口を開閉するトナー供給口キャップと、前記トナーカートリッジから供給される前記現像装置の上部に設けられた前記トナー受口を開閉するトナー受口キャップとを有し、前記トナー供給口キャップ及び前記トナー受口キャップは、前記現像装置に対して長手方向に着脱される前記トナーカートリッジの着脱に連動して、前記トナーカートリッジの着脱方向に開閉する開閉機構を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップに対し、時間差をもって開閉する開閉機構を有することを特徴とする請求項5記載のプロセスカートリッジ。
- 前記トナー供給口キャップは、前記トナー受口キャップよりも遅れて開き、前記トナー受口キャップは、前記トナー供給口キャップよりも遅れて閉じる開閉機構を有することを特徴とする請求項5または6記載のプロセスカートリッジ。
- 前記トナーカートリッジに設けられ、前記トナー受口キャップを係合により移送する受口キャップ移送手段と、この受口キャップ移送手段と前記トナー受口キャップとの係合を解除する受口キャップ係合解除手段と、前記現像装置に設けられ、前記トナー供給口キャップを係合により停止させる供給口キャップ停止手段と、この供給口キャップ停止手段と前記トナー供給口キャップとの係合を解除する供給口キャップ係合解除手段とを有する開閉機構を備えることを特徴とする請求項5乃至7いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至8いずれかに記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
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