JP2006089221A - 自動給送装置、該自動給送装置を備えた記録装置 - Google Patents

自動給送装置、該自動給送装置を備えた記録装置 Download PDF

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泰康 奥田
Yoshihiro Kobayashi
欣弘 小林
Kazuto Hori
堀  和人
Naohiro Kamiyama
直浩 上山
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Abstract

【課題】 給送ローラ軸の両端部の支持位置を固定したまま、給送ローラの外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力を適正な押圧力に調整することが可能な自動給送装置を提供する。
【解決手段】 第1の押圧支持部材31は、給紙ローラ21の近傍に配設されている。第2の押圧支持部材32は、給紙ローラ軸211の軸方向の中間位置を挟んで、給紙ローラ21の反対側に配設されている。第1の押圧支持部材31及び第2の押圧支持部材32は、メインフレーム11にそれぞれ固定支持される。第1の押圧支持部材31と第2の押圧支持部材32とで給紙ローラ軸211を撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持することによって、給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面に適正な押圧力で押圧(符号H)される如く撓み変形した状態で回転可能に支持される
【選択図】図17

Description

本発明は、給送ローラを給送方向へ回転させることによって、被記録材積重手段に積重されている被記録材が最上位側から1つずつ自動給送される自動給送装置に関する。
いわゆるインクジェットプリンタ等の記録装置には、被記録材積重手段に積重されている被記録材を最上位側から1つずつ記録装置の記録実行手段へ自動給送する自動給送装置が設けられているのが一般的である。この自動給送装置は、複数の被記録材を積重可能な被記録材積重手段と、被記録材の給送方向へ回転可能に両端部を支持された給送ローラ軸と、給送ローラ軸と同心かつ一体に配設された給送ローラとを有し、モータ等の回転駆動力源で給送ローラ軸を給送方向へ回転させることによって、給送ローラが給送方向へ回転し、被記録材積重手段に積重されている被記録材が最上位側から1つずつ自動給送される構成を有しているのが一般的である。また、一般的な自動給送装置は、給送ローラの外周面に当接している被記録材が給送ローラの給送方向への回転によって給送される際に、給送される被記録材に引きずられて給送経路へ進入しようとする他の被記録材を給送される被記録材から分離する被記録材分離手段を有している。
被記録材分離手段は、例えば、所定の摩擦抵抗を有する部材からなる分離パッド等の摩擦抵抗面(分離面)が給送ローラの外周面に適正な押圧力で当接して配置されて複数の被記録材が重なった状態で給送されることを防止するものである。給送ローラの外周面と被記録材分離手段の分離パッド等の摩擦抵抗面(分離面)とが相対的に適正な押圧力で当接している状態において、分離パッド等の摩擦抵抗面と被記録材との間の摩擦抵抗は、給送ローラの外周面と被記録材との間の摩擦抵抗より小さく、かつ重なった状態の被記録材同士の摩擦抵抗より大きくなるように設定される。それによって、分離パッド等の摩擦抵抗面(分離面)において、給送される被記録材に引きずられて給送経路へ進入しようとする他の被記録材を給送される被記録材から分離することができる(例えば、特許文献1を参照)。
一般的な自動給送装置においては、給送ローラ軸の両端の支持位置は固定され、被記録材分離手段の分離面を給送ローラの外周面に対して変位可能に配設し、給送ローラの外周面に被記録材分離手段の分離面をばね等の付勢手段にて押圧することで、給送ローラの外周面と被記録材分離手段の分離面とが相対的に適正な押圧力で当接する構成となっている。これは、給送ローラ軸の両端の支持位置を変位調節可能な構成とすると、機構が複雑になるとともに自動給送装置が大型化してしまい、ひいては自動給送装置の大幅なコスト増になってしまう虞があるためである。一方、給送した被記録材の先端が記録実行手段における被記録材の搬送手段に到達し、当該搬送手段により被記録材の搬送がされている間は、その被記録材へいわゆるバックテンションが作用することを防止するために、給送ローラの外周面と被記録材分離手段の分離面とを離間させる必要がある。例えば、軸心からの距離が一部異なる外周面を有する略D形の断面形状の給送ローラを採用した自動給送装置が公知である(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−072962号公報
このような自動給送装置において、給送ローラの外周面に対して押圧される被記録材分離手段の分離面は、その押圧方向に所定の変位限界位置が設定された状態で変位可能に配設される。つまり、例えば、軸心から外周面までの距離が一部異なる外周面を有する略D形の断面形状の給送ローラを有する自動給送装置において、給送ローラの回転位置は、搬送手段により被記録材が搬送される間、軸心から外周面までの距離が短く設定された外周面(D形断面の直線部分の外周面)が被記録材分離手段の分離面と対向する回転位置となる。この給送ローラの回転位置においては、給送ローラの外周面と被記録材分離手段の分離面とが離間し、かつ被記録材分離手段の分離面が給送経路の被記録材の案内面にわずかに突出する程度に被記録材分離手段の分離面の押圧方向への変位限界位置が設定される。それによって、搬送中の被記録材へ作用するバックテンションが最小限に抑えられる。
一方、給送ローラの外周面に被記録材が当接して給送ローラの回転によって被記録材が給送される間は、給送ローラの外周面(D形断面の曲線部分の外周面)が被記録材分離手段の分離面に適正な押圧力で当接している状態となる。その給送ローラの回転位置においては、被記録材分離手段の分離面と給送経路の被記録材の案内面とに段差があると、その段差によって給送される被記録材の記録面に傷やくぼみ等が生じてしまう。そのため、被記録材分離手段の分離面が給送経路の被記録材の案内面と略面一となる位置へ変位するように給送ローラの外周面(D形断面の曲線部分の外周面)の外径が設定される。
したがって、給送ローラの外周面から離間している状態と、適正な押圧力で当接している状態とで異なる位置へ変位する被記録材分離手段の分離面の変位量は、極めて小さい変位量に設定される必要があることになる。そのため、自動給送装置の製造誤差の範囲内において、給送経路の湾曲変形等によって給送ローラ軸と被記録材分離手段との位置関係にずれが生じると、給送ローラの外周面が被記録材分離手段の分離面に当接した状態の押圧力が適正な押圧力とならずに、所定の被記録材の分離性能が得られない虞があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、給送ローラ軸の両端部の支持位置を固定したまま、給送ローラの外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力を適正な押圧力に調整することが可能な自動給送装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、複数の被記録材を積重可能な被記録材積重手段と、被記録材の給送方向へ回転可能に両端部を支持された給送ローラ軸と、該給送ローラ軸と同心かつ一体に配設された給送ローラと、給送される被記録材に引きずられて給送経路へ進入しようとする他の被記録材を給送される被記録材から分離する分離面が前記給送ローラの外周面に適正な押圧力で当接して配置され、前記給送ローラの外周面に当接している被記録材が前記給送ローラの給送方向への回転によって給送される際に、複数の被記録材が重なった状態で給送されることを防止する被記録材分離手段とを備え、前記給送ローラ軸を給送方向へ回転させることによって、前記被記録材積重手段に積重されている被記録材が最上位側から1つずつ自動給送される自動給送装置であって、前記給送ローラ軸を前記被記録材分離手段へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する押圧支持部材と、前記給送ローラの外周面が前記被記録材分離手段の前記分離面へ適正な押圧力で当接する如く、前記押圧支持部材による前記給送ローラ軸の押圧支持位置を調節可能な押圧支持位置調節手段とを備えている、ことを特徴とした自動給送装置である。
このように、給送ローラ軸を被記録材分離手段へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する押圧支持部材を設け、さらに、その押圧支持部材による給送ローラ軸の押圧支持位置を調節可能な押圧支持位置調節手段を設ける。そして、給送ローラの外周面が被記録材分離手段の分離面へ適正な押圧力で当接する如く、押圧支持部材による押圧支持位置を調節することによって、給送ローラ軸の両端部の支持位置を固定したまま、給送ローラの外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力を適正な押圧力に調整することができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記給送ローラの外周面は、前記給送ローラ軸の軸心からの距離が一定に形成された第1の外周面と、前記給送ローラ軸の軸心からの距離が前記第1の外周面より短く設定された第2の外周面とを有し、前記被記録材分離手段は、分離面が前記給送ローラの外周面へ変位可能に押圧付勢されており、前記第1の外周面が前記被記録材分離手段の分離面に適正な押圧力で当接され、前記第2の外周面が前記被記録材分離手段の分離面から離間する如く、前記被記録材分離手段の分離面の押圧方向への変位限界位置が設定されている、ことを特徴とした自動給送装置である。
給送ローラの第1の外周面に被記録材が当接して給送ローラの回転によって被記録材が給送される間は、給送ローラの第1の外周面が被記録材分離手段の分離面に適正な押圧力で当接している状態となる。その給送ローラの第1の外周面が被記録材分離手段の分離面に適正な押圧力で当接されている状態においては、被記録材分離手段の分離面と給送経路の被記録材の案内面とに段差があると、その段差によって給送される被記録材の記録面に傷やくぼみ等が生じてしまう。そのため、被記録材分離手段の分離面が給送経路の被記録材の案内面と略面一となる位置へ変位するように第1の外周面の外径が設定される。
一方、給送された被記録材が搬送手段により搬送される間は、給送ローラの第2の外周面が被記録材分離手段の分離面から離間した状態となる。給送ローラの第2の外周面と被記録材分離手段の分離面との隙間を被記録材が搬送方向へ進行する際に、被記録材の給送経路に位置している部分が被記録材分離手段の分離面に摺接することによって被記録材へバックテンションが作用する。そのため、そのバックテンションが最小限になるように、被記録材分離手段の分離面が給送経路の被記録材の案内面より給送ローラ側へわずかに突出する程度に被記録材分離手段の分離面の押圧方向への変位限界位置が設定される。
つまり、このような構成の被記録材分離手段を備えた自動給送装置においては、給送ローラの第2の外周面と被記録材分離手段の分離面とが離間している状態と、適正な押圧力で当接している状態とで異なる位置へ変位する。そして、その被記録材分離手段の分離面の変位量は、極めて小さい変位量に設定されることになる。そのため、自動給送装置の製造誤差の範囲内において、給紙ローラ軸や給送経路の寸法誤差や湾曲変形等によって給送ローラ軸と被記録材分離手段との位置関係にずれが生じると、給送ローラの第1の外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力が適正な押圧力とならずに、所定の被記録材の分離性能が得られない虞がある。
本発明の第2の態様に記載の自動給送装置によれば、給送ローラの第1の外周面が被記録材分離手段の分離面へ適正な押圧力で当接する如く、押圧支持部材による押圧支持位置を調節することができる。したがって、自動給送装置の製造誤差の範囲内において、給紙ローラ軸や給送経路の寸法誤差や湾曲変形等によって給送ローラ軸と被記録材分離手段との位置関係にずれが生じてしまっていても、給送ローラの第1の外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力を適正な押圧力に設定して所定の被記録材の分離性能を得ることができる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様において、前記給送ローラ軸は、軸方向の被記録材基準端近傍に前記給送ローラが配置されており、前記被記録材基準端に一端側が位置決めされて給送される被記録材の他端側近傍に当接して、給送される被記録材の給送姿勢を規制する給送補助ローラが配設されており、前記押圧支持部材は、前記給送ローラの近傍と、前記給送ローラ軸の軸方向の中間位置を挟んで前記被記録材基準端の反対側とにそれぞれ配設されている、ことを特徴とした自動給送装置である。
一般的な記録装置に搭載される自動給送装置は、名刺やポストカードのように小さな被記録材からA4或いはA3サイズの比較的大きな被記録材まで、様々なサイズの被記録材を自動給送可能な構成を有している。このような自動給送装置は、一般的に給送ローラ軸の軸方向における被記録材基準端近傍、つまり被記録材基準端側(一端側)に偏倚した位置に給送ローラが配設される。被記録材のサイズによって変位する被記録材の他端側は、その位置に応じて移動可能に配設されているエッジガイド部材等によって位置決め支持される。つまり、給送ローラの外周面が当接して給送ローラの回転力が伝達される位置は、給送ローラ軸の軸方向における被記録材基準端側(一端側)に常に偏倚した位置となり、その偏倚の度合いは、被記録材のサイズが大きいほど顕著になる。
そのため、比較的大きな被記録材を給送する際には、給送される被記録材の他端側が給送案内面(給送される被記録材が面接触して被記録材の給送姿勢を略平行に規定しつつ所定の給送経路に被記録材を案内する面)に対してやや浮き上がった状態となり、被記録材のスキュー(給送方向に対する被記録材の傾き)等が発生する一因となってしまう。そこで、給送時における被記録材の他端側の浮き上がりを防止し、給送案内面に対して給送される被記録材の姿勢を平行に規制して被記録材を均等に面接触させるべく、給送ローラ軸の軸方向における被記録材の他端側近傍に対応する位置に給送補助ローラを設ける。それによって、給送される被記録材のスキューを大幅に低減させることができる。
そして、このような給送補助ローラを有する自動給送装置においては、前述した押圧支持部材を給送ローラの近傍と、給送ローラ軸の軸方向の中間位置を挟んで被記録材基準端の反対側とにそれぞれ配設する。つまり、2つの押圧支持部材で給送ローラ軸を押圧支持することによって、給送ローラ軸を給送案内面に対して略平行となるように撓み変形させた状態で支持することができる。したがって、給送ローラ軸の撓み変形による給送ローラの軸心と給送補助ローラの軸心とのずれを最小限にすることができるので、給送補助ローラによる被記録材の姿勢規制効果を損なうことなく、給送ローラ軸の両端部の支持位置を固定したまま、給送ローラの外周面に対する被記録材分離手段の分離面の押圧力を適正な押圧力に調整することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第3の態様において、前記給送ローラ軸は、複数の前記給送補助ローラを有し、各給送補助ローラは、給送可能な複数の異なる大きさの定型の被記録材に対応する位置にそれぞれ配設されている、ことを特徴とした自動給送装置である。給送可能な複数の異なる大きさの定型の被記録材に対して、給送時におけるスキューをそれぞれの被記録材サイズに対応して防止することができる。
本発明の第5の態様は、前述した第1の態様〜第4の態様のいずれかにおいて、前記給送ローラ軸は、前記給送ローラ軸と同心かつ一体に形成された円形断面形状を有する摺接支持部を有し、前記押圧支持部材は、前記摺接支持部の外周面に摺接しつつ、前記給送ローラ軸を前記被記録材分離手段へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する軸受け部を有している、ことを特徴とした自動給送装置である。
このように、給送ローラ軸に同心かつ一体に形成された円形断面形状を有する摺接支持部を設け、その摺接支持部の外周面に摺接する軸受け部を押圧支持部材に設けることによって、例えば給送ローラ軸自体の外周面にリブ等の凹凸があるような場合にも安定的に給送ローラ軸を撓み変形させた状態で滑らかに回転可能に押圧支持することができる。
本発明の第6の態様は、前述した第1の態様〜第5の態様のいずれかにおいて、前記押圧支持部材は、前記押圧支持位置調節手段を介して前記記録装置の本体フレームに固定支持される、ことを特徴とした自動給送装置である。このように、押圧支持部材を記録装置の本体フレームに固定支持することによって、給送ローラ軸をより安定的に押圧支持することができる。
本発明の第7の態様は、前述した第1の態様〜第6の態様のいずれかにおいて、前記被記録材分離手段は、外周面が高摩擦抵抗を有する回転体が給送方向へ略一定の従動回転抵抗を有して回転可能に軸支されたリタードローラを有し、前記給送ローラの外周面が前記リタードローラの外周面に適正な押圧力で当接され、複数の被記録材が重なった状態で前記給送ローラと前記リタードローラとの間に狭持されている状態において、前記リタードローラの従動回転抵抗は、前記給送ローラの外周面及び前記リタードローラの外周面と被記録材との間の摩擦抵抗より小さく、かつ重なった状態の被記録材同士の摩擦抵抗より大きくなる如く設定されている、ことを特徴とした自動給送装置である。
本発明の第7の態様に記載の自動給送装置によれば、外周面が高摩擦抵抗を有する回転体が給送方向へ略一定の従動回転抵抗を有して回転可能に軸支されたリタードローラを有して構成される被記録材分離手段を備えた自動給送装置において、給送ローラの外周面をリタードローラの外周面(分離面)に適正な押圧力で当接させて、安定した被記録材の分離性能を得ることができる。
本発明の第8の態様は、前述した第1の態様〜第7の態様のいずれかに記載の自動給送装置を備えた記録装置である。
本発明の第8の態様に記載の記録装置によれば、自動給送装置を搭載した記録装置において、前述した第1の態様〜第7の態様に記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の外観斜視図である。図2は、本発明に係るインクジェット式記録装置の本体カバーを取り外した状態の概略斜視図である。図3は、本発明に係るインクジェット式記録装置の内部構造の要部斜視図である。図4は、本発明に係るインクジェット式記録装置の内部構造の要部側断面図である。
インクジェット式記録装置100は、図1に示した如く本体カバー1で覆われており、本体カバー1の上面には、上方向へ開閉可能な上面カバー2が配設されている。上面カバー2を開くことによって、インクジェット式記録装置100の内部へユーザがアクセスすることが可能となり、インクカートリッジの交換等を行うことが可能になる。本体カバー1の前面には、電源スイッチ等のスイッチ類5が配設されているほか、排紙スタッカ3並びにディスクトレイカバー4が前方へ開閉可能に配設されている。排紙スタッカ3は、記録実行時には前方に開いた状態で使用され、記録実行後の「被記録材」及び「被搬送体」としての記録紙Pが開いた状態の排紙スタッカ3の上に排出されて積重されるようになっている。ディスクトレイカバー4は、前方に開いた状態でディスクトレイを前方からユーザが手差し挿入するためのディスクトレイ挿入口へのアクセスが可能になる。ディスクトレイは、光記録ディスクのラベル面への記録を実行する際に使用され、光記録ディスクを装着した状態のディスクトレイをディスクトレイ挿入口の所定の挿入位置まで手差し挿入して記録を実行することによって、光記録ディスクのラベル面への記録を実行することができる。
インクジェット式記録装置100の後部には、図示の如く自動給紙装置20が配設されており、自動給紙装置20の上部には、上方向へ開閉可能な給紙トレイカバー6が配設されている。給紙トレイカバー6は、記録実行時には開いた状態で使用され、開いた状態の給紙トレイカバー6と一体となって記録紙Pの支持面を形成する給紙トレイ22に記録実行前の記録紙Pが積重されるようになっている。給紙トレイ22に積重された記録紙Pは、給紙時に所定のタイミングで給紙ローラ21側へ揺動するホッパ23により給紙ローラ21の外周面に押圧される。給紙ローラ21の外周面に押圧された記録紙Pは、給紙ローラ軸211を回転軸として回転可能に配設されている給紙ローラ21の駆動回転によって、搬送駆動ローラ41の外周面と搬送従動ローラ42の外周面との当接面へ向けて1枚ずつ自動給紙される。
インクジェット式記録装置100の筐体は、メインフレーム11、左サイドフレーム12、右サイドフレーム13、右サイド外フレーム13a及びリアフレーム19で主たる骨格が形成されている。左サイドフレーム12(部材191を介して)、右サイドフレーム13、及び右サイド外フレーム13aは、インクジェット式記録装置100の前面側においてリアフレーム19で連結されている。搬送駆動ローラ41の両端は、記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)に回転可能な如く左サイドフレーム12と右サイドフレーム13とにそれぞれ支持されている。搬送駆動ローラ41の左端は、回転ブッシュ17を介して左サイドフレーム12に回転可能に支持され、搬送駆動ローラ41の右端は、回転ブッシュ18を介して右サイドフレーム13に回転可能に支持されている。また、搬送駆動ローラ41の中央近傍に形成されている支持部は、中支え部材15によって回転可能に支持されている。中支え部材15は、サブフレーム14に回動可能に配設されている調整部材16の回動位置によって、搬送駆動ローラ41の中央近傍の支持位置を上下動させることができるようになっている。搬送駆動ローラ41の外周面のうち記録紙Pが押圧されて密着される部分には、中支え部材15によって回転可能に支持される部分を除いて高摩擦抵抗被膜が形成されている。
各搬送従動ローラホルダ43には、2つの搬送従動ローラ42が記録紙Pの搬送方向へ従動回転可能に支持されており、搬送従動ローラホルダ43は、搬送駆動ローラ41と平行に複数並べて配置され、それぞれメインフレーム11に揺動可能に支持されている。各搬送従動ローラホルダ43は、ばね431によって搬送駆動ローラ41へ押圧付勢されており、それによって、各搬送従動ローラ42は、略一定の押圧力で搬送駆動ローラ41の外周面に押圧されている。また、各搬送従動ローラホルダ43の副走査方向Y下流側には、補助ローラホルダ43Sがそれぞれ配設されており、補助ローラホルダ43Sには、補助ローラ42Sが記録紙Pの搬送方向へ従動回転可能に支持されている。自動給紙装置20から給紙される記録紙Pは、紙案内前部材44により搬送駆動ローラ41の外周面へ向けて案内され、搬送駆動ローラ41の外周面と搬送従動ローラ42との当接面に狭持されて搬送駆動ローラ41の高摩擦抵抗被膜面に押圧されて密着し、搬送駆動ローラ41が副走査方向Yへ回転することによって、搬送駆動ローラ41の回転量に応じた搬送量で副走査方向Yへ搬送される。
搬送駆動ローラ41は、搬送歯車54が回転伝達可能に一体に取り付けられており、搬送用モータ51の駆動プーリ52の駆動回転が無端ベルト53を介して搬送歯車54へ伝達されて回転する(図3)。搬送駆動ローラ41の回転によって副走査方向Yへ搬送される記録紙Pは、紙案内後部材45と一体に形成されているプラテン46に裏面が摺接しながら面姿勢が規制されつつ搬送される。尚、搬送駆動ローラ41の左端側には、搬送駆動ローラ41の回転量を検出する「回転量検出手段」として公知のロータリエンコーダが設けられている。ロータリエンコーダは、搬送駆動ローラ41の回転に連動して回転するロータリスケール50(図2)と、ロータリスケール50の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ501(図2)とを有している。
インクジェット式記録装置100は、記録紙Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド63を記録紙Pに対して主走査方向Xに走査させるためのキャリッジ62を備えている。キャリッジ62は、主走査方向Xに往復動可能にキャリッジガイド軸61に軸支されており、図示していないキャリッジ用モータの回転駆動力が図示していないベルト伝達機構によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。キャリッジガイド軸61は、左サイドフレーム12と右サイド外フレーム13aとで両端を支持されて配設されている。キャリッジ62には、各色のインクが充填されたインクカートリッジ(図示せず)が着脱可能に搭載され、インクカートリッジから記録ヘッド63へ各色のインクが供給される。記録ヘッド63のヘッド面は、プラテン46と対向する位置で主走査方向Xへ往復動し、ヘッド面に多数配置されているノズルからプラテン46上を搬送される記録紙Pへインクが噴射されて記録が実行される。記録ヘッド63のヘッド面と記録紙Pの記録面との間隔は、プラテン46によって規定される。また、インクジェット式記録装置100には、キャリッジ62の移動位置を検出するための公知のリニアエンコーダが配設されている。リニアエンコーダは、キャリッジガイド軸61と平行に配設されたリニアスケール64(図2)と、キャリッジ62に搭載され、リニアスケール64に等間隔に形成されているスリットを検出するリニアスケールセンサ(図示せず)とを有している。
一方、プラテン46より副走査方向Yの下流側には、記録実行後の記録紙Pを排紙する手段として、副走査方向Yへ回転可能に紙案内後部材45に支持された第1の排紙駆動ローラ軸47及び第2の排紙駆動ローラ軸48が配設されている。第1の排紙駆動ローラ軸47には、図示の如く複数の第1の排紙駆動ローラ471が略等間隔に設けられており、第2の排紙駆動ローラ軸48にも同様に複数の第2の排紙駆動ローラ481が略等間隔に設けられている。第2の排紙駆動ローラ481は、搬送歯車54、中間歯車55及び排紙歯車56を介して搬送用モータ51の回転駆動力が第2の排紙駆動ローラ軸48へ伝達されて排出方向(副走査方向Y)に回転する。第1の排紙駆動ローラ471は、第2の排紙駆動ローラ軸48に回転伝達可能に取り付けられている歯車57及び図示していない中間歯車を介して、第1の排紙駆動ローラ軸47に回転伝達可能に取り付けられている歯車58へ搬送用モータ51の回転駆動力が伝達されて排出方向(副走査方向Y)に回転する。
第1の排紙駆動ローラ軸47及び第2の排紙駆動ローラ軸48の上側には、主走査方向Xに長尺な排紙フレーム49(図4)が設けられている。排紙フレーム49には、第1の排紙駆動ローラ471に対応する位置に複数の第1の排紙従動ローラ472が従動回転可能に支持されており、第2の排紙駆動ローラ481に対応する位置に複数の第2の排紙従動ローラ482が従動回転可能に支持されている。第1の排紙従動ローラ472及び第2の排紙従動ローラ482は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラになっており、それぞれ第1の排紙駆動ローラ471及び第2の排紙駆動ローラ481に弱い付勢力で付勢されている。記録実行後の記録紙Pは、第1の排紙駆動ローラ471と第1の排紙従動ローラ472との間に狭持されて、第1の排紙駆動ローラ471の排出方向への回転によって搬送され、さらに、第2の排紙駆動ローラ481と第2の排紙従動ローラ482との間に狭持されて、第2の排紙駆動ローラ481の排出方向への回転によって、開いた状態の排紙スタッカ3へと排出される。
このような構成を有するインクジェット式記録装置100は、まず、記録前の白紙の記録紙Pが自動給紙装置20によって自動給紙される。つづいて、自動給紙された記録前の白紙の記録紙Pは、搬送駆動ローラ41の回転によって記録ヘッド63のヘッド面と対向するプラテン46に摺接しながら副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送される動作と、プラテン46の上で主走査方向Xへ往復動する記録ヘッド63からインクが噴射される動作とが交互に繰り返し実行されて記録面への記録が実行される。そして、記録実行後の記録紙Pは、第1の排紙駆動ローラ471及び第2の排紙駆動ローラ472の排出方向への回転によって排紙スタッカ3へ排出される。これらの一連の記録実行動作は、図示していない記録制御装置によって、自動給紙装置20の駆動力源としての自動給紙用モータ(図示せず)、搬送用モータ51並びにキャリッジ駆動用モータ(図示せず)が制御されて実行される。
つづいて、本発明に係る「自動給送装置」としての自動給紙装置20の概略構成について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、自動給紙装置20の要部斜視図である。図6は、自動給紙装置20の要部正面図である。図7は、自動給紙装置20の要部側面図である。
記録実行前の記録紙Pが積重される「被記録材積重手段」としての給紙トレイ22には、積重された記録紙Pの先端が突き当たった状態で給紙トレイ22に積重された記録紙Pを支持する支持面221が形成されている。給紙トレイ22には、給紙時に所定のタイミングで給紙ローラ21側へ揺動するホッパ23が軸233を揺動軸として揺動可能に配設されている。ホッパ23は、ホッパ23に積重されている記録紙Pを最下位側から給紙ローラ21の外周面へ最上位の記録紙P1を押圧する方向へ図示していない付勢手段によって付勢されている。ホッパ23の給紙ローラ21の外周面が当接する部分には、記録紙Pの滑り止め部材231が配設されている。ホッパ23は、給紙ローラ軸211の両端近傍に一体にそれぞれ形成されたホッパカム213とカム係合し、給紙ローラ軸211の回転位置に応じて揺動する如くホッパカム231によって揺動位置が規定されるようになっている。
ホッパ23には、給紙トレイ22に積重される記録紙Pの主走査方向Xの一端側を主走査方向Xの「被記録材基準端」としての基準端に規定する基準端ガイド24と、給紙トレイ22に積重される記録紙Pの主走査方向Xの他端側をガイドするエッジガイド部材25とが配設されている。エッジガイド部材25は、腕部252でホッパ23の上端に掛着されるとともに、ホッパ23に形成されている主走査方向Xに長尺な長孔232と係合して、記録紙Pのサイズに応じて符号Sで示した方向へスライド可能に配設されている。基準端ガイド24には、給紙トレイ22から給紙された記録紙Pが浮き上がることを防止するための浮き上がり防止ガイド241が図示の如く形成されている。同様に、エッジガイド部材25にも給紙された記録紙Pが浮き上がることを防止するための浮き上がり防止ガイド251が図示の如く形成されている。
給紙ローラ21は、記録紙Pの給送方向へ回転可能に両端部を支持され、自動給紙用モータ27(図6)の回転駆動力が伝達されて回転する「給送ローラ軸」としての給紙ローラ軸211に同心かつ一体に配設されており、給紙ローラ軸211の軸方向における記録紙Pの基準端側に偏倚した位置に配設されている。給紙ローラ21は、給紙ローラ軸211の軸心からの距離が一定となる「第1の外周面」としての外周面21aと、給紙ローラ軸211の軸心からの距離が「第1の外周面」より短く設定された「第2の外周面」としての平坦な外周面21bとを有する略D形の断面形状を有している(図7)。給紙ローラ21の外周面21a及び外周面21bには、ゴム材等の高摩擦部材が一様に配設されている。また、給紙ローラ軸211には、基準端ガイド24によって記録紙Pの主走査方向Xの一端側が位置決めされて給送される記録紙Pの他端側近傍に当接して、給紙される記録紙Pの給紙姿勢を規制する「給送補助ローラ」としての第1の給紙補助ローラ214、第2の給紙補助ローラ215及び第3の給紙補助ローラ216が同心かつ一体に形成されている。
第1の給紙補助ローラ214、第2の給紙補助ローラ215及び第3の給紙補助ローラ216は、給紙ローラ21と略同じD形の断面形状を有する薄板形状の回転体であり、外周面に高摩擦部材は配設されていない。給紙ローラ21と同位相に形成され、外径が約1〜2mm程度給紙ローラ21より小さく設定されている。第1の給紙補助ローラ214、第2の給紙補助ローラ215及び第3の給紙補助ローラ216は、主走査方向Xの一端側近傍に配設された給紙ローラ21の回転によって記録紙Pが給紙される際に、主走査方向Xの他端側の記録面(上面)にそれぞれの外周面が当接して回転する。それによって、主走査方向Xの他端側における記録紙Pの浮き上がりが防止され、給紙される記録紙Pの給紙姿勢が略平行に規定されつつ搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42との当接面に向けて記録紙Pの先端が案内される。給紙トレイ22に形成された給送案内面222並びに給送案内部材44に形成された給送案内面444に対して記録紙Pが均等に面接触した状態で給紙されることとなり、給紙時の記録紙Pのスキュー等が防止される。
第1の給紙補助ローラ214は、A3サイズの記録紙Pを給紙トレイ22に積重した場合における記録紙Pの主走査方向Xの他端側近傍に対応する位置に形成されている。第2の給紙補助ローラ215は、A4サイズの記録紙Pを給紙トレイ22に積重した場合における記録紙Pの主走査方向Xの他端側近傍に対応する位置に形成されている。第3の給紙補助ローラ216は、A4サイズの記録紙Pより小さいサイズの記録紙Pに対応する位置に形成されている。さらに、給紙ローラ軸211には、給紙ローラ21より基準端側の端部近傍に第4の給紙補助ローラ212が形成されており、主走査方向Xの一端側近傍における記録紙Pの浮き上がりが防止され、特に名刺サイズ等の小さな記録紙Pにおいて大きな効果を発揮する。
給紙ローラ21の外周面21a及び外周面21bと対向する位置には、給紙ローラ21の外周面21aに当接している記録紙P1が給紙ローラ21の給紙方向への回転によって給紙される際に、給紙される記録紙P1に引きずられて給送経路へ進入しようとする他の記録紙Pを給紙される記録紙P1から分離する「被記録材分離手段」としてのリタードローラ26及びリタードローラホルダ261が配設されている。リタードローラ26は、外周面にゴム材等の高摩擦部材が配設された回転体であり、給紙方向へ略一定の従動回転抵抗を有して回転可能にリタードローラホルダ261に軸支されて配設されている。リタードローラホルダ261は、軸262を揺動軸として揺動可能に給紙トレイ22に軸支されるとともに、給紙トレイ22の一部に一端側が係止されたばね263の他端側が接続されて、リタードローラ26の外周面が給紙ローラ21の外周面21aへ所定の押圧力で押圧される如く付勢されて配設されている。
リタードローラホルダ261は、リタードローラ26の外周面が給送案内面222からわずかに突出した状態となる揺動位置が押圧方向への変位限界位置として設定されている。そのため、リタードローラ26の外周面は、給紙ローラ21の外周面21aと対向している状態(給紙動作中)では、外周面21aには適正な押圧力で当接し、給紙ローラ21の外周面21bと対向している状態(給紙された記録紙Pの先端が搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とで狭持された後)では、外周面21bから離間する。それによって、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とで狭持されて副走査方向Yへ搬送される記録紙Pに対して、リタードローラ26によるバックテンションが作用することが防止される。
給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面に適正な押圧力で当接され、複数の記録紙Pが重なった状態で給紙ローラ21の外周面21aとリタードローラ26との間に狭持されている状態において、リタードローラ26の従動回転抵抗は、給紙ローラ21の外周面21a及びリタードローラ26の外周面と記録紙Pとの間の摩擦抵抗より小さく、かつ重なった状態の記録紙P同士の摩擦抵抗より大きくなる如く設定されている。それによって、給紙ローラ21の外周面21aに当接している給紙されるべき記録紙P1のみが給紙ローラ21の回転によって給紙される。給紙されるべき記録紙P1の下側に重なった状態の他の記録紙Pは、リタードローラ26の従動回転抵抗によって給紙されるべき記録紙P1から分離されて、給紙ローラ21の外周面21aとリタードローラ26の外周面との当接面より先への進入が防止されるので、複数の記録紙Pが重なった状態で給紙されることが防止される。
リタードローラ26の従動回転抵抗によって給紙されるべき記録紙P1から分離された他の記録紙Pは、その先端がリタードローラ26の近傍に滞在してしまう場合がある。そのため、自動給紙装置20には、その分離された記録紙Pの先端を給紙トレイ22の所定の位置(積重された記録紙Pの先端が支持面221に突き当たった状態)へ押し戻すための紙戻しレバー28(図7)が配設されている。紙戻しレバー28は、軸281を揺動軸として揺動可能に軸支され、給紙ローラ21の回転位置に応じて紙戻し面282が給送案内面222に進退するように揺動する如く配設されている。先端がリタードローラ26の近傍まで進入した記録紙Pは、その先端が給送案内面222に進出する紙戻しレバー28の紙戻し面282で給紙トレイ22側へ押し戻されることによって、給紙トレイ22の所定の位置へ押し戻される。
つづいて、自動給紙装置20の動作の概略について、図8〜図11を参照しながら説明する。
図8〜図11は、自動給紙装置20の要部側面図であり、図8は、図7に示した状態(給紙待機状態)から給紙動作が開始された直後の状態を示したものであり、図9は、給紙動作中、図10は、給紙動作終了直前、図11は、給紙動作終了後の状態をそれぞれ示したものである。
給紙ローラ21が符号Aで示した回転方向へ回転し始めると、ホッパ23が符号Bで示した揺動方向へ揺動する。それによって、給紙トレイ22に積重されている記録紙Pの最上位の記録紙P1が給紙ローラ21の外周面21aに押しつけられて当接する。また、紙戻しレバー28は、符号Cで示した揺動方向へ揺動して、給送経路を塞ぐように給送案内面222より給送経路側へ進出していた紙戻し面282が給送経路から退避する(図8)。
給紙ローラ21が符号Aで示した回転方向へさらに回転すると、給紙ローラ21の外周面21aに当接している給紙されるべき記録紙P1が給紙方向へ給紙されていく。前述したように、給紙されるべき記録紙P1の下側に重なった状態の他の記録紙Pは、リタードローラ26の従動回転抵抗によって給紙されるべき記録紙P1から分離されて、給紙ローラ21の外周面21aとリタードローラ26の外周面との当接面より先への進入が防止される(図9)。
給紙ローラ21が符号Aで示した回転方向へさらに回転すると、給紙されるべき記録紙P1の先端が給送案内面222に面接触した状態で案内部材44の給送案内面444へ向けて案内されながら給紙されていく。また、その間、給紙ローラ21が所定の回転位置まで回転した時点でホッパ23が符号Dで示した揺動方向へ揺動する。このとき、ほとんどの記録紙Pは、給紙トレイ22の所定の位置へ戻るが、リタードローラ26の従動回転抵抗によって給紙されるべき記録紙P1から分離された記録紙Pの一部は、その先端がリタードローラ26の近傍に滞在したままの状態となっている場合がある(図10)。
給紙ローラ21が符号Aで示した回転方向へさらに回転すると、紙戻しレバー28が符号Eで示した揺動方向へ揺動して紙戻し面282が給送案内面222に進出する。先端がリタードローラ26の近傍に滞在したままの状態となっている記録紙Pは、紙戻しレバー28の紙戻し面282で給紙トレイ22の所定の位置へ向けて押し戻される。一方、給紙されるべき記録紙P1は、その先端が案内部材44の給送案内面444に面接触して案内されつつ、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42との間に到達し、符号Fで示した回転方向に回転する搬送駆動ローラ41の外周面に接触して引き込まれて狭持された状態(いわゆるニップした状態)となる。給紙ローラ21は、外周面21bがリタードローラ26の外周面に対向する回転位置まで回転し、給紙ローラ21とリタードローラ26とによる給紙されるべき記録紙P1の狭持状態が解除されて一連の給紙動作が終了する。給紙された記録紙P1に対する記録実行制御が開始され、記録紙P1は、搬送駆動ローラ41の符号Fで示した回転方向の回転によって副走査方向Yへ搬送されていく(図11)。
このようにして、給紙トレイ22に積重された複数の記録紙Pは、搬送駆動ローラ41の外周面と搬送従動ローラ42の外周面との当接面へ向けて1枚ずつ自動給紙される。
つづいて、自動給紙装置20の構成について図12〜図17を参照しながら、さらに説明する。
図12は、メインフレーム11に取り付けられた状態の自動給紙装置20の要部斜視図である。
第1の給紙補助ローラ214の近傍には、給紙補助ローラ214に姿勢を規制されて給送案内面222に面接触した状態で給紙される記録紙Pに作用する摩擦抵抗(給紙補助ローラ214の外周面と記録紙Pとの間の摩擦抵抗)を低減させるために、第1の給紙補助従動ローラ291及び第2の給紙補助従動ローラ292が従動回転可能に支持されている。第1の給紙補助従動ローラ291及び第2の給紙補助従動ローラ292は、第1の給紙補助ローラ214の近傍で記録紙Pの記録面(上面)に接した状態で、記録紙Pの給紙方向への移動を補助する如く従動して回転する。同様に、第2の給紙補助ローラ215の近傍には、第3の給紙補助従動ローラ293が、第3の給紙補助ローラ216の近傍には、第4の給紙補助従動ローラ294及び第5の給紙補助従動ローラ295が、それぞれ配設されている。
両端部近傍において回転可能に支持されている給紙ローラ軸211は、さらに「押圧支持部材」としての第1の押圧支持部材31と第2の押圧支持部材32によって、リタードローラ26へ向けて撓み変形した状態で回転可能に押圧支持されている。第1の押圧支持部材31は、給紙ローラ21の近傍に配設されている。第2の押圧支持部材32は、給紙ローラ軸211の軸方向の中間位置を挟んで、給紙ローラ21の反対側(記録紙Pの基準端の反対側)に、具体的には、図示の如く第1の給紙補助ローラ214と第2の給紙補助ローラ215との間に配設されている。第1の押圧支持部材31は、給紙ローラ軸211に同心かつ一体に形成された円形断面形状を有する「摺接支持部」としての円板217の外周面に摺接した状態で、給紙ローラ軸211を回転可能に押圧支持する。同様に、第2の押圧支持部材32は、同じく「摺接支持部」としての円板218の外周面に摺接した状態で、給紙ローラ軸211を回転可能に押圧支持する。第1の押圧支持部材31及び第2の押圧支持部材32は、メインフレーム11にそれぞれ固定支持される。
図13及び図14は、第1の押圧支持部材31の近傍を拡大して示した斜視図である。図15は、第1の押圧支持部材31のメインフレーム11への取付部分を拡大して示した斜視図である。図16は、第1の押圧支持部材31による給紙ローラ軸211の押圧支持部分を拡大して示した要部正面図である。図17は、第1の押圧支持部材31による給紙ローラ軸211の押圧支持部分を拡大して示した要部正面図であり、第1の押圧支持部材31によって給紙ローラ軸211が撓み変形している状態を示したものである。
第1の押圧支持部材31は、円板217の外周面に摺接しつつ、給紙ローラ軸211をリタードローラ26へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する軸受け部311を有している(図13、図14)。また、給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面へ適正な押圧力で当接する如く、第1の押圧支持部材31による給紙ローラ軸211の押圧支持位置を調節可能な「押圧支持位置調節手段」として、第1の押圧支持部材31には、ネジ孔313、凸部314、凸部315が取付面312に形成されており、メインフレーム11には、長孔317及び長孔318が形成されている(図15)。
円柱体形状の凸部314は、給紙ローラ軸211の回転軸と略直交する方向に長尺に形成されている長孔317に挿入される。長方体形状の凸部315は、同じく給紙ローラ軸211の回転軸と略直交する方向に長尺に形成されている長孔318に挿入される。第1の押圧支持部材31は、取付面312がメインフレーム11に面接触した状態でメインフレーム11にネジ316によってネジ止め固定される(図15)。第1の押圧支持部材31は、ネジ316の締め付けを緩めた状態で、給紙ローラ軸211の押圧支持位置を上下動調節(符号Gで示した方向)することができる(図16)。そして、給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面に適正な押圧力で押圧される状態で、ネジ316を締め付けて第1の押圧支持部材31を固定する。それによって、給紙ローラ軸211は、給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面に適正な押圧力で押圧(符号H)される如く撓み変形した状態で回転可能に支持される(図17)。
尚、図17に示した給紙ローラ軸211の撓み変形は、説明を分かりやすくするために極端に大きな撓み変形状態で示してあり、実際は極めて小さな撓み変形であって、目視ではほとんど分からない程度のわずかな撓み変形である。
また、第2の押圧支持部材32については、第1の押圧支持部材31と同様なので説明は省略する。
このように、給紙ローラ21の外周面21aがリタードローラ26の外周面に適正な押圧力で押圧される如く、第1の押圧支持部材31と第2の押圧支持部材32とで給紙ローラ軸211を撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する。それによって、給紙ローラ軸211を給送案内面222に対して略平行となるように撓み変形させた状態で回転可能に支持することができる。したがって、理想的には給送案内面222に対して平行に一致すべき給紙ローラ21、第1の給紙補助ローラ214、第2の給紙補助ローラ215及び第3の給紙補助ローラ216の各軸心のずれを最小限にすることができる。それによって、第1の給紙補助ローラ214、第2の給紙補助ローラ215及び第3の給紙補助ローラ216による記録紙Pの姿勢規制効果を損なうことなく、給紙ローラ軸211の両端部の支持位置を固定したまま、給紙ローラ21の外周面21aに対するリタードローラ26の外周面の押圧力を適正な押圧力に調整することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
インクジェット式記録装置の外観斜視図である。 インクジェット式記録装置の本体カバーを取り外した概略斜視図である。 インクジェット式記録装置の内部構造の要部斜視図である。 インクジェット式記録装置の内部構造の要部側断面図である。 本発明に係る自動給紙装置の要部斜視図である。 本発明に係る自動給紙装置の要部正面図である。 本発明に係る自動給紙装置の要部側面図である。 給紙動作の開始直後の状態を示した自動給紙装置の要部側面図である。 給紙動作中を示した自動給紙装置の要部側面図である。 給紙動作終了直前の状態を示した自動給紙装置の要部側面図である。 給紙動作終了後の状態を示した自動給紙装置の要部側面図である。 メインフレームに取り付けられた自動給紙装置の要部斜視図である。 第1の押圧支持部材の近傍を拡大して示した斜視図である。 第1の押圧支持部材の近傍を拡大して示した斜視図である。 第1の押圧支持部材の取付部分を拡大して示した斜視図である。 給紙ローラ軸の押圧支持部分を示した要部正面図である。 給紙ローラ軸が撓み変形している状態を示した要部正面図である。
符号の説明
1 本体カバー、2 上面カバー、3 排紙スタッカ、4 ディスクトレイカバー、5 スイッチ類、6 給紙トレイカバー、11 メインフレーム、20 自動給紙装置、21 給紙ローラ、22 給紙トレイ、23 ホッパ、24 基準端ガイド、25 エッジガイド部材、26 リタードローラ、27 自動給紙用モータ、28 紙戻しレバー、31 第1の押圧支持部材、32 第2の押圧支持部材、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 搬送従動ローラホルダ、44 紙案内前部材、45 紙案内後部材、46 プラテン、47 第1の排紙駆動ローラ軸、48 第2の排紙駆動ローラ軸、51 搬送用モータ、61 キャリッジガイド軸、62 キャリッジ、63 記録ヘッド、100 インクジェット式記録装置、211 給紙ローラ軸、214 第1の給紙補助ローラ、215 第2の給紙補助ローラ、216 第3の給紙補助ローラ、222 給送案内面、261 リタードローラホルダ

Claims (8)

  1. 複数の被記録材を積重可能な被記録材積重手段と、
    被記録材の給送方向へ回転可能に両端部を支持された給送ローラ軸と、
    該給送ローラ軸と同心かつ一体に配設された給送ローラと、
    給送される被記録材に引きずられて給送経路へ進入しようとする他の被記録材を給送される被記録材から分離する分離面が前記給送ローラの外周面に適正な押圧力で当接して配置され、前記給送ローラの外周面に当接している被記録材が前記給送ローラの給送方向への回転によって給送される際に、複数の被記録材が重なった状態で給送されることを防止する被記録材分離手段とを備え、
    前記給送ローラ軸を給送方向へ回転させることによって、前記被記録材積重手段に積重されている被記録材が最上位側から1つずつ自動給送される自動給送装置であって、
    前記給送ローラ軸を前記被記録材分離手段へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する押圧支持部材と、
    前記給送ローラの外周面が前記被記録材分離手段の前記分離面へ適正な押圧力で当接する如く、前記押圧支持部材による前記給送ローラ軸の押圧支持位置を調節可能な押圧支持位置調節手段とを備えている、ことを特徴とした自動給送装置。
  2. 請求項1において、前記給送ローラの外周面は、前記給送ローラ軸の軸心からの距離が一定に形成された第1の外周面と、前記給送ローラ軸の軸心からの距離が前記第1の外周面より短く設定された第2の外周面とを有し、
    前記被記録材分離手段は、分離面が前記給送ローラの外周面へ変位可能に押圧付勢されており、
    前記第1の外周面が前記被記録材分離手段の分離面に適正な押圧力で当接され、前記第2の外周面が前記被記録材分離手段の分離面から離間する如く、前記被記録材分離手段の分離面の押圧方向への変位限界位置が設定されている、ことを特徴とした自動給送装置。
  3. 請求項1又は2において、前記給送ローラ軸は、軸方向の被記録材基準端近傍に前記給送ローラが配置されており、前記被記録材基準端に一端側が位置決めされて給送される被記録材の他端側近傍に当接して給送される被記録材の給送姿勢を規制する給送補助ローラが配設されており、
    前記押圧支持部材は、前記給送ローラの近傍と、前記給送ローラ軸の軸方向の中間位置を挟んで前記被記録材基準端の反対側とにそれぞれ配設されている、ことを特徴とした自動給送装置。
  4. 請求項3において、前記給送ローラ軸は、複数の前記給送補助ローラを有し、各給送補助ローラは、給送可能な複数の異なる大きさの定型の被記録材に対応する位置にそれぞれ配設されている、ことを特徴とした自動給送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記給送ローラ軸は、前記給送ローラ軸と同心かつ一体に形成された円形断面形状を有する摺接支持部を有し、前記押圧支持部材は、前記摺接支持部の外周面に摺接しつつ、前記給送ローラ軸を前記被記録材分離手段へ向けて撓み変形させた状態で回転可能に押圧支持する軸受け部を有している、ことを特徴とした自動給送装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記押圧支持部材は、前記押圧支持位置調節手段を介して前記記録装置の本体フレームに固定支持される、ことを特徴とした自動給送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、前記被記録材分離手段は、外周面が高摩擦抵抗を有する回転体が給送方向へ略一定の従動回転抵抗を有して回転可能に軸支されたリタードローラを有し、前記給送ローラの外周面が前記リタードローラの外周面に適正な押圧力で当接され、複数の被記録材が重なった状態で前記給送ローラと前記リタードローラとの間に狭持されている状態において、前記リタードローラの従動回転抵抗は、前記給送ローラの外周面及び前記リタードローラの外周面と被記録材との間の摩擦抵抗より小さく、かつ重なった状態の被記録材同士の摩擦抵抗より大きくなる如く設定されている、ことを特徴とした自動給送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動給送装置を備えた記録装置。
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