JP2006087039A - モバイルip通信端末装置およびモバイルip通信方法 - Google Patents

モバイルip通信端末装置およびモバイルip通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モバイルIP通信端末装置を利用しパケット通信を行う際、モバイルIP通信端末装置のIPが利用できないネットワークに接続した場合においても、シームレスな通信の実現を図ること。
【解決手段】移動先のネットワーク接続したモバイルIP通信端末装置は、当該IP(IPv4)による位置登録が可能か否かの判断を行う(ステップS211)。可能な場合は、通常の位置登録処理を行う(ステップS212)。不可能な場合は、独自にCoA(気付けアドレス)を生成し(ステップS213)、位置登録信号の編集を行い(ステップS214)、接続ネットワークのIP(IPv6)によるヘッダと、指定IP(UDP)により位置登録信号をモバイルIP通信端末装置の位置登録機能を持つネットワーク中継機器へ送信する(ステップS215)。
【選択図】 図2−1

Description

この発明は、複数のインターネット・プロトコル(以下、「IP」という)が存在するネットワーク下で通信を行うモバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法に関する。
従来、インターネットを利用したパケット通信には、ネットワーク層のプロトコルとしてIPバージョン4(以下、「IPv4」という)が利用されている。パケット通信を行う各IP通信端末装置には、IPv4のIPアドレスが割り当てられている。IPアドレスは、各通信端末装置の識別子に加え、そのIP通信端末装置がどこから接続しているかを表す位置指示子としての意味も併せ持つため、IP通信端末装置間で通信を行うには、お互いのIPアドレスを知っている必要がある。
従って、いつも同じルータ(ネットワーク中継機器)を経由してネットワークに接続する固定型の通信端末装置の場合は問題ないが、通信を行う度に異なるルータからネットワークへ接続するようなモバイル型の通信端末装置の場合、ユーザが移動先でネットワークへ接続するごとにIPアドレスが異なってしまい、通信相手からのパケットの受信が不可能となる。
そこで、モバイル型のIP通信端末装置は以下のような方法でパケット通信を行う。図7は、IPv4ネットワークでモバイル通信端末装置を利用するためのシステム構成を示す図である。IPv4ネットワーク700には、IPv4ホームエージェント701と、接続位置の移動可能なIPv4モバイル通信端末装置702が接続地点から最も近いルータ704a〜704dのいずれかを経由して接続されている。
IPv4モバイル通信端末装置702は、移動先からIPv4ネットワーク700へ接続すると、接続したローカルネットワークから接続位置情報である一時的なIPアドレスとして気付けアドレス(Care of Adress:以下、「CoA」という)を取得する。つぎにCoAを登録するための登録情報信号を編集し、IPv4ホームエージェント701へ送信する。IPv4モバイル通信端末装置702は、IPv4ホームエージェント701内にホームアドレス(Home Adress:以下、「HoA」という)を固定のIPアドレスとして設け、受信用のアドレスとしてIPv4通信端末装置703などの通信相手へ報知しておく。IPv4通信端末装置703から送信されたHoA宛のパケットは一律にIPv4ホームエージェント701に受信される。受信されたパケットは、IPv4ホームエージェント701から登録されたCoAへ転送され、IPv4モバイル通信端末装置702への送信作業が完了する。
図8−1は、IPv4ネットワークでモバイル通信端末装置へ送信する場合のパケットのカプセル化を説明する図、図8−2は、IPv4ネットワークでモバイル通信を行う場合のパケットを説明する図、図8−3は、IPv4ネットワークでモバイル通信を行う場合のカプセル化されたパケットを説明する図である。
図8−1に示すように、パケットの転送は、IPv4ホームエージェント701内のHoA⇔CoA対応表800を基に行われる。IPv4通信端末装置703〜IPv4ホームエージェント701間の経路R801を通るパケットは、図8−2のパケットモデル820に示すように着アドレス(送信先アドレス)と、発アドレス(送信元アドレス)からなるヘッダ821と、ユーザデータ部であるペイロード822により構成されている。IPv4ホームエージェント701〜IPv4モバイル通信端末装置702間の経路R802のパケットは、図8−3に示すように、転送先のCoAを着アドレス、HAv4のアドレスを発アドレスとしたヘッダ831を有するパケットモデル830にパケットモデル820が包括された状態となる。このようなパケットの処理をカプセル化という。パケットモデル830がIPv4モバイル通信端末装置702へ到着するとデカプセル化、つまりカプセルの解除が行われ、パケットモデル820の受信が完了する。
以上の様なモバイルIP通信方法は、IPv4により実現されているが、近年のIPアドレス不足の懸念から32ビットでアドレスを管理している現在のIPv4に替わり、128ビットでアドレスを管理する新しいIP(IPバージョン6:以下、「IPv6」という)が開発された。
すべてのIP環境を一度にIPv6へと移行させることは物理的にも、各ユーザの状況においても不可能であることから、複数のIPが混在するなかで、通信中に異なるIPネットワークの接続替えを行ってもシームレスな通信を継続できることが課題となる。現在開示されている技術としては、IPv4のネットワーク内にIPv6のモバイル型のIP通信端末装置を接続させた場合のアドレス変換方法などがある(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2003−18185号公報
しかしながら、今後IPv6が普及していった場合、IPv6のみが使えるネットワーク、もしくはIPv4/IPv6の両方が利用できるが、モバイル通信端末装置のCoA用のIPv4アドレスを取得できない、あるいはIPv4で外部のネットワークとパケット通信が不可能なネットワークでは、IPv4モバイル通信端末装置を利用することができないという事態が想定される。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ユーザがモバイルIP通信端末装置を利用する際、自装置が有するIPのバージョンと異なるIPのバージョンで構成されたネットワークへ接続した場合でもシームレスな通信を継続することができるモバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法を提供することを目的とする。
この発明は、自装置の有するネットワーク層のプロトコルであるIP(インターネット・プロトコル)によるネットワークと、前記IPと異なるIPのネットワークとに対してそれぞれ接続でき、異なるIPのネットワークに対してはトランスレータを介して接続を行い、パケット転送機能を持つ第一の中継機器に接続位置登録を行ってパケット通信を行うモバイルIP通信端末装置において、前記ネットワークへの接続時に、自装置が有するIPを利用できるネットワークであるか否かの判断を行うIP判断手段と、前記IP判断手段により自装置が有するIPが利用不可能であった場合、自装置固有のアドレスを生成する固有アドレス生成手段と、自装置から最も近い第二の中継機器に報知されているトランスレータ位置情報からトランスレータを経由して自装置のIPのネットワークへ接続させるためのアドレスを生成するトランスレータ経由アドレス生成手段と、前記トランスレータ経由アドレス生成手段により生成された前記アドレスと前記第一の中継機器のアドレスを送信先アドレスに、自装置の接続ネットワークから取得した前記接続ネットワークのIPによる接続位置アドレスを送信元アドレスにそれぞれ設定した登録信号を、接続位置登録を行うために前記第一の中継機器へ送信する第一の位置登録信号送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、モバイルIP通信端末装置の有するIPが接続先のネットワークで利用不可能であった場合、独自のアドレスを生成し、接続ネットワークのIPに対応した接続位置アドレスを生成することで、既存のネットワーク装置(ルータ、ホームエージェント等)と、一般的なIPトランスレータの有する機能を利用することで、複数のIPを経由してパケット通信を行う際のアドレスの変換を容易に行うことができる。
本発明にかかるモバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法によれば、自装置のIPによるアドレスが利用できないネットワークに接続した場合でも、ユーザは自装置と異なるIPネットワークであることを意識することなく、前記モバイルIP通信端末装置のIPが利用できるネットワークに接続した場合と同じようにパケット通信を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるモバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、IPv4とIPv6が混在するネットワークでIPv4モバイル通信端末装置を利用するためのシステム構成を示す図である。図1を用いて、本発明にかかるモバイルIP通信を実施するためのネットワーク構成を説明する。
IPv4を利用したIPv4ネットワーク101には、従来技術で説明したようにモバイル通信を行うためのIPv4ホームエージェント102(第一の中継機器)と、IPv4モバイル通信端末装置103と、IPv4ネットワーク101を介してデータの送受信を行うIPv4通信端末装置(Webサーバ)104とが、それぞれがIPv4ネットワーク101から接続位置から最も近いルータ105a〜105c、105d(第二の中継機器)のいずれかを経由して接続されている。図1に示すように、ルータ105a〜ルータ105cは、IPv4ネットワーク101に、ルータ105dは、IPv6ネットワーク106に備えられているものとする。IPv6のIPによって構成されているIPv6ネットワーク106と、IPv4ネットワーク101とは、IPv4/IPv6トランスレータ107(トランスレータ)により接続され、相互にパケット通信が可能となる。
IPv4ホームエージェント102は、従来技術で述べた図7のIPv4ホームエージェント701と同様の機能を持ち、IPv4/IPv6トランスレータ107は、プリフィクス機能とアドレス機能を持つことを前提とする。プリフィクス機能とアドレス機能は、一般的なIPv4/IPv6トランスレータに共通に装備されている一般的な機能である。
プリフィクス機能とは、トランスレータに設定されている当該トランスレータ固有のIPアドレスの接頭コードであるトランスレータ・プリフィクス(以下、「tp」という)をIPv6ネットワーク106側のルータ105dに報知する(ルータ広告)機能と、IPv4ネットワーク101側からIPv4のアドレスを持つパケットがIPv4/IPv6トランスレータ107を通過する際は、IPv4パケットのヘッダの送信元アドレスにtpを添加し、IPv6に対応したアドレスにする機能と、IPv6ネットワーク106側からIPv4/IPv6トランスレータ107を通過する際は、IPv6パケットのヘッダの送信先アドレスからtpを削除し、IPv4に対応したアドレスにする機能である。
アドレス機能とは、IPv4/IPv6トランスレータ107がIPv6ネットワーク106側からIPv6のパケットを受け取ると、IPv6の送信元アドレスに対応するIPv4アドレスをIPv4アドレス蓄積表から割り当て、この対応をIPアドレス変換対応表300(図3−1参照)に保存する機能である。IPv4パケットを受け取ると、送信先アドレスに対応するIPv6アドレスをIPアドレス変換対応表300から検索し、設定する。このIPアドレス変換対応表300への保存期間は、設定した時間、もしくは保存解除信号が送られるまで継続する。
(IPv4モバイル通信端末装置の位置登録について)
図2−1は、2つのIPが混在する場合のIPv4モバイル通信端末装置の位置登録処理内容を示すフローチャート、図2−2は、IPv4モバイル通信端末装置の機能ブロック図である。図2−1および図2−2を用いて本実施の形態にかかるIPv4モバイル通信端末装置の位置登録処理の説明を行う。
図2−2に示すように、IPv4モバイル通信端末装置103は、IP判断部221と、第二の位置登録信号送信部(位置登録信号送信部)222と、固有アドレス生成部223aと、トランスレータ経由アドレス生成部223bと、第一の位置登録信号送信部(トランスレータ経由位置登録信号送信部)224から構成されている。
図2−1に示すように、ユーザは、IPv4モバイル通信端末装置103により移動先のネットワークへ接続し、ルータ105へ接続することでネットワークに対してCoA取得の要求信号(DHCPクエリ:D1)を送る(ステップS211)。この要求信号の送信によりIPv4の位置登録が可能であるかの判断をIP判断部221で行う。ルータ105から返送された信号(D2)がIPv4のCoAであれば、接続したのはIPv4もしくはIPv4利用可能なネットワークであるので、取得したCoAを送信元アドレスとしたデータ(D3)により位置登録が可能となる(ステップS211:Yes)。
つぎに、位置登録信号送信部222においてCoAの取得(ステップS212a)、位置登録信号の編集(ステップS212b)、IPv4ヘッダ+UDPのプロトコルによるペイロードからなるパケット(D4)の送信(ステップS212c)を行い、それぞれ位置登録動作は終了する。以上述べたステップS212a〜ステップS212cの処理は、従来技術によるモバイルIP通信端末装置で行われる通常の位置登録処理と同様のものである。また、ステップS212cにおけるUDPとは、位置登録信号に相当する。
図3−1は、IPv4モバイル通信端末装置がIPv6のみを使えるネットワークに接続した場合の位置登録処理を説明する図である。また、図3−2〜図3−5は、位置登録処理におけるパケット内容を示す図表である。図2−1のステップS211のIPv4における位置登録が不可能であった場合(ステップS211:No)、IPv6のみを使えるネットワークに接続したことを確認し、IPv4が利用できない場合の位置登録処理が開始される。フローチャートの各ステップにおいてパケットがどのような処理をなされているかを図3−1および図3−2〜図3−5を用いて詳細に説明する。
図3−1に示すようにここでは、各アドレスを以下の例のように定める。
・IPv4ホームエージェント102[164.71.2.1]
・IPv4/IPv6トランスレータ107のtp[2001:258::/64]
・IPv4プールアドレス[164.71.0.0/24]
・IPv4モバイル通信端末装置103のHoA[164.71.3.1]
上記のIPv4プールアドレスとは、IPv4/IPv6トランスレータ107においてアドレス割り当てに用いる蓄積アドレスである。アドレス末尾の0/24は、164.71.0のネットマスクが24ビットであることを示している。
図2−1のステップS211のCoA取得要求信号(D1)に対してルータ広告を受けてIPv6アドレス(D2)を生成する。IPv4モバイル通信端末装置103は、IP判断部221において、接続したのがIPv6のみ利用可能なネットワークであると判断する。IPv4モバイル通信端末装置103は、IPv6に対応したパケット生成のための信号(D5)を送信する。IPv4モバイル通信端末装置103は、図2−2の固有アドレス生成部223aにおいて自ら発生させた乱数の値もしくは予め設定した値からIPv4のCoAを生成する(ステップS213)。
つぎに、設定された各アドレスを用いてIPv4ホームエージェント102へ位置登録を行うための位置登録信号の編集を行い(ステップS214)、図2−2のトランスレータ経由アドレス生成部223bにおいて、IPv4モバイル通信端末装置103から送信するIPv6パケットのヘッダの送信先アドレスにtp+IPv4ホームエージェント102のアドレス[2001:258::164.71.2.1]を設定する。以上のようにして定めたCoAとIPv6パケットのヘッダ情報(D6)をトランスレータ経由位置登録信号送信部224へ送り、位置登録信号(reg.req)のパケット(UDP)を生成し、このIPv6のパケット(D7)をルータ105d経由でIPv6ネットワーク106へ送信する(ステップS215)。
図3−1のIPv4モバイル通信端末装置103〜IPv4/IPv6トランスレータ107間の経路R311のパケットは、図3−2に示すパケット320のような構成となる。図中srcは、送信元のアドレス、dstは、送信先のアドレスを表す。また、ペイロードには、UDPのプロトコルを用いる。IPv4モバイル通信端末装置103における位置登録動作のための送信は以上で終了するが、IPv4ネットワーク101へ接続した場合と異なり、IPv4/IPv6トランスレータ107を経由して位置登録を行う場合は、さらに以下に述べるような処理が行われる。
引き続き、図3−1を用いてIPv4モバイル通信端末装置103から送信された後のパケットの扱いおよび各装置における動作を説明する。送信先アドレスdstのアドレスによりIPv4/IPv6トランスレータ107へ送られたパケット320は、IPv6による送信元アドレスsrc[2001:258:3::1]に対応するIPv4アドレスを、IPv4プールアドレスのなかから新たに一つ[164.71.0.1:500]割り当てられ、IPv4ヘッダの送信元アドレスsrcに設定する。この対応付けは、IPアドレス変換対応表300に保存する。割り当てられたプールアドレス[164.71.0.1:500]の末尾の500は、ポート番号であり、実際のアドレス部は164.71.0.1までである。
IPv4/IPv6トランスレータ107は、受け取ったパケット320のヘッダの送信先アドレスdstからtpを取り除いた部分を新たにIPv4の送信先アドレスとして設定する。以上のような処理によりパケット320は、IPv4に変換され、送信先アドレスdst[164.71.2.1]に設定されているIPv4ホームエージェント102へ送信される。IPv4/IPv6トランスレータ107〜IPv4ホームエージェント102間の経路R312のパケットは、図3−3に示すパケット330のような構成となる。
図4−1〜図4−3は、NAT機能を説明する図である。ここで、IPv4ホームエージェント102で行われる処理について述べる前にNAT機能について説明する。NATとは、インターネットに接続された企業や学校内において、一つのグローバルなIPアドレスを複数の通信端末装置で共有して利用させるための機能である。NAT機能は、企業や学校内で用いるローカルアドレスとインターネット上で用いるグローバルアドレスを透過的に相互変換することで実現している。
図4−1は、通常のIPv4モバイル通信端末装置のパケットを説明する図、図4−2は、NAT機能がある場合のIPv4モバイル通信端末装置のパケット(NAT通過前)を説明する図、図4−3は、NAT機能がある場合のIPv4モバイル通信端末装置のパケット(NAT通過後)を説明する図である。
一つのグローバルアドレスを1台の通信端末装置で占有する場合は、図4−1のパケットモデル410に示すような、ヘッダ411とペイロード400(送信元からのヘッダ401、ペイロード402からなる)によるカプセル構造になっている。しかし、NAT機能を用いてローカルネットワーク内で一つのグローバルアドレスを複数の通信端末装置で使用するような場合は、ローカルネットワーク内では、図4−2のパケットモデル420に示すようなヘッダ421を有するカプセル構造をとり、グローバルネットワークへパケットが移動する際に、ローカルネットワークとグローバルネットワークの中継地点(ルータ等)に備えられたNAT機能により図4−3のパケットモデル430に示すようにヘッダ431の送信元アドレスsrcがグローバルアドレスに変換される。先に述べたようにNAT機能を使用する際はペイロード400のパケットは、UDPのプロトコルを使用する。
図3−1に戻りIPv4ホームエージェント102における処理について説明する。パケット330を受信したIPv4ホームエージェント102は、送信元アドレスsrc(トランスレータが割り当てたIPv4アドレス[164.71.0.1])と位置登録信号(reg.req)のなかに設定されたCoA[192.168.0.1]が異なることからNAT機能部を経由してきたと判断し(実際は、IPv4/IPv6トランスレータ107を経由)、CoAと送信元アドレスをHoAと関連付けて記憶する(NATトラバーサル機能)。IPv4ホームエージェント102では、位置登録確認信号(reg.rep)が編集され、パケット330の送信元アドレスsrc[164.71.0.1]に向けて送信される。IPv4ホームエージェント102〜IPv4/IPv6トランスレータ107間の経路R313のパケットは、図3−4に示すパケット340のような構成となる。
IPv4/IPv6トランスレータ107は、パケット340を受け取ると、送信先アドレスdstをIPアドレス変換対応表300から検索し、パケット340のヘッダ部分の送信先アドレスdstに設定する。また、送信元アドレスsrcをtp+IPv4ホームエージェント102のアドレス[2001:258::164.71.2.1]に変換してIPv6の送信元アドレスsrcに設定したパケット340をIPv4モバイル通信端末装置103へ送信する。IPv4/IPv6トランスレータ107〜IPv4モバイル通信端末装置103間の経路R314のパケットは、図3−5に示すパケット350のような構成となる。IPv4モバイル通信端末装置103が位置登録確認信号(reg.rep)を受信したことで位置登録処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態にかかるモバイルIP通信端末装置は、当該モバイルIP通信端末装置のIPによるアドレスが利用できないと判断を行い、独自のCoAを生成するだけで、ユーザは、既存のネットワーク装置(ルータ、ホームエージェント等)と、一般的なIPトランスレータを利用して、従来と変わらぬ方法で位置登録が行える。
(IPv4モバイル通信端末装置を用いた送受信について)
位置登録処理により、IPv4ホームエージェント102のNATトラバーサル機能が発動したことで、位置登録より後にIPv4ホームエージェント102に送信されてきた送信先アドレスdstがHoA[164.71.3.1]に設定されたパケットは、自動的にヘッダを含んだパケット全体をUDPのプロトコルでカプセル化される。カプセル化されたパケットは、NAT機能部と判断されたIPv4/IPv6トランスレータ107のプールアドレス[164.71.0.1]へ送信される。本実施の形態によるIPv4モバイル通信端末装置103は、この動作を利用して送受信を行う。
位置登録完了後、IPv4モバイル通信端末装置103内の図示しない送信部において、送信用のペイロードをカプセル化し、自装置が接続したIPv6によるヘッダアドレスを設定してIPv4/IPv6トランスレータ107へ送信し、同一のIPを有するIP通信端末装置に対してパケットの送信を行う。
また、同様に位置登録完了後、IPv4モバイル通信端末装置103内の図示しない受信部において、IPv4通信端末装置104から送られてきたパケットのペイロードに施されたカプセル化を解除し、パケットの受信を行う。これら送信、受信部で行われる具体的な動作とパケットの変換内容を以下で詳しく述べる。
図5−1は、IPv4モバイル通信端末装置がIPv6のみを使えるネットワークに接続した場合のIPv4通信端末装置との送受信処理を説明する図、図5−2〜図5−7は、それぞれ送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。
図5−1に示すようにここではIPv4通信端末装置104のアドレスを[164.71.5.1]とする。その他のアドレスは、図3−1に示したものと同様であり、先に述べたので、ここでは説明を省略する。
IPv4モバイル通信端末装置103は、ユーザからIPv4通信端末装置104へパケットを送信したい場合、IPv4モバイル通信端末装置103〜IPv4/IPv6トランスレータ107間の経路R511のパケットは、図5−2に示すパケット520のような構成となる。UDPでカプセル化し、IPv6ヘッダの送信先アドレスdstにtp+IPv4ホームエージェント102のアドレス[2001:258::164.71.2.1]を設定して送信する。
IPv4/IPv6トランスレータ107は、パケット520を受け取ると、IPアドレス変換対応表300を検索し、[164.71.0.1:500⇔2001:258.3::1]の対応よりパケット520のヘッダの送信元アドレスsrcに設定する。また、受け取ったパケット520の送信先アドレスdstからtpを取り除いた部分[164.71.2.1]を新たにIPv4の送信先アドレスdstとして設定し、IPv4/IPv6トランスレータ107〜IPv4ホームエージェント102間の経路R512のパケットとして図5−3に示すパケット530を送信する。
図6−1は、IPv6ネットワークにいる場合のパケットを説明する図、図6−2は、IPv4ネットワークにいる場合のパケットを説明する図である。図6−1および図6−2を用いてIPv4/IPv6トランスレータ107によるパケットのヘッダ変換の説明を行う。図6−1に示すのは、IPv4/IPv6トランスレータ107を通過する前のパケットモデル610である。パケットモデル610は、IPv4のIPにより作成されたパケットモデル600(IPv4によるヘッダ601およびペイロード602)をUDPのプロトコルによりカプセル化したパケットをペイロード、IPv6によるヘッダ611を持つ。
図6−2に示すのは、IPv4/IPv6トランスレータ107を通過した後のパケットモデル620である。パケットモデル620は、パケットモデル610と同様にIPv4のIPにより作成されたパケットモデル600(IPv4によるヘッダ601およびペイロード602)をUDPのプロトコルによりカプセル化したパケットをペイロードとして持つが、ヘッダ621は、IPv4によるパケットにより構成されている。
パケット530を受け取ったIPv4ホームエージェント102は、パケット530の中身(UDPによるパケット部分)を取り出し、IPv4通信端末装置104へ転送する。このとき、送信元アドレスはIPv4モバイル通信端末装置103のHoAとなっている。従って、IPv4ホームエージェント102〜IPv4通信端末装置104間の経路R513のパケットは、図5−4に示すパケット540のような構成となる。
パケット540を受け取ったIPv4通信端末装置104は、送信元アドレス(IPv4モバイル通信端末装置103のHoA[164.71.3.1])に対してパケットを返信する。IPv4通信端末装置104〜IPv4ホームエージェント102間の経路R514のパケットは、図5−5に示すパケット550のような構成となる。
IPv4通信端末装置104からパケット550を受信したIPv4ホームエージェント102は、登録されているHoAを検索する。その結果、HoA[164.71.3.1]を有するIPv4モバイル通信端末装置103は、NAT機能を持つネットワークから接続を行っていると判断を行っていたことから(実際は、IPv4モバイル通信端末装置103が、IPv4ホームエージェント102のNATトラバーサル機能を発動させるために独自にCoAを設定したためにIPv4ホームエージェント102が誤って判断している)パケット550をUDPのプロトコルでカプセル化し、登録されていた送信元アドレス(トランスレータが割り当てたアドレス[164.71.0.1])宛に送信する。IPv4ホームエージェント102〜IPv4/IPv6トランスレータ107間の経路R515のパケットは、図5−6に示すパケット560のような構成となる。
IPv4/IPv6トランスレータ107は、パケット560を受信すると、送信先アドレスdstをIPアドレス変換対応表300から検索し、IPv6ヘッダに設定する。また送信元アドレスをtp+IPv4ホームエージェント102のアドレス[2001:258::164.71.2.1]に、変換してIPv6のヘッダアドレスに設定し、IPv4モバイル通信端末装置103へ送信する。IPv4/IPv6トランスレータ107〜IPv4モバイル通信端末装置103間の経路R516のパケットは、図5−7に示すパケット570のような構成となる。パケット570をIPv4モバイル通信端末装置103が受信することにより、IPv4モバイル通信端末装置103によるデータ送受信動作は完了する。
以上説明したように、モバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法によれば、IPv4モバイル通信端末装置のユーザがIPv6のみ利用できるネットワークに接続した場合でも不都合を生じることなく、IPv4とIPv6を透過的に経由したパケット通信が可能となる。
なお、本実施の形態で説明したモバイルIP通信にかかる方法は、予め用意されたプログラムをIPv4モバイル通信端末装置103を構成しているパーソナル・コンピュータ等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)自装置の有するネットワーク層のプロトコルであるIP(インターネット・プロトコル)によるネットワークと、前記IPと異なるIPのネットワークとに対してそれぞれ接続でき、異なるIPのネットワークに対してはトランスレータを介して接続を行い、パケット転送機能を持つ第一の中継機器に接続位置登録を行ってパケット通信を行うモバイルIP通信端末装置において、
前記ネットワークへの接続時に、自装置が有するIPを利用できるネットワークであるか否かの判断を行うIP判断手段と、
前記IP判断手段により自装置が有するIPが利用不可能であった場合、自装置固有のアドレスを生成する固有アドレス生成手段と、
自装置から最も近い第二の中継機器に報知されているトランスレータ位置情報からトランスレータを経由して自装置のIPのネットワークへ接続させるためのアドレスを生成するトランスレータ経由アドレス生成手段と、
前記トランスレータ経由アドレス生成手段により生成された前記アドレスと前記第一の中継機器のアドレスを送信先アドレスに、自装置の接続ネットワークから取得した前記接続ネットワークのIPによる接続位置アドレスを送信元アドレスにそれぞれ設定した登録信号を、接続位置登録を行うために前記第一の中継機器へ送信する第一の位置登録信号送信手段と、
を備えたことを特徴とするモバイルIP通信端末装置。
(付記2)前記固有アドレス生成手段は、発生させた乱数の値もしくは予め定めた値からアドレスを生成することを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記3)前記第一の位置登録信号送信手段は、前記固有アドレス生成手段により生成した固有アドレスからなる位置登録情報信号を前記第一の中継機器へ送信することを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記4)前記第一の位置登録信号送信手段は、前記第一の中継機器からの位置登録完了信号の受信により位置登録の可否を判断することを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記5)前記第一の位置登録信号送信手段は、接続した前記ネットワークからルータ広告を受けて生成した前記ネットワークのIPのアドレスをヘッダアドレスに定め、前記固有アドレスによる位置登録情報信号を前記第一の中継機器へ送信することを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記6)送信用のペイロードをカプセル化し、自装置が接続した前記ネットワークのIPによるヘッダアドレスを設定してトランスレータに送信する送信手段を備えたことを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記7)同一のIPを有するIP通信端末装置から送信されてきたパケットのペイロードに施されたカプセル化を解除し、パケットの受信を行う受信手段を備えたことを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記8)前記IP判断手段により自装置の有するIPが利用可能であった場合、接続先のネットワークから接続位置アドレスを取得し、前記第一の中継機器へ位置登録を行うための位置登録信号を送信する第二の位置登録信号送信手段を備えたことを特徴とする付記1に記載のモバイルIP通信端末装置。
(付記9)自装置の有するネットワーク層のプロトコルであるIP(インターネット・プロトコル)によるネットワークと、前記IPと異なるIPのネットワークとに対してそれぞれ接続でき、異なるIPのネットワークに対してはトランスレータを介して接続を行い、パケット転送機能を持つ第一の中継機器に接続位置登録を行ってパケット通信を行うモバイルIP通信方法において、
前記モバイルIP通信方法を行う自装置が有するIPが利用できるネットワークであるか否かの判断を行うIP判断工程と、
前記IP判断工程により自装置が有するIPが利用不可能であった場合、自装置固有のアドレスを生成する固有アドレス生成工程と、
自装置から最も近い第二の中継機器に報知されているトランスレータ位置情報からトランスレータを経由して自装置のIPのネットワークへ接続させるためのアドレスを生成するトランスレータ経由アドレス生成工程と、
前記トランスレータ経由アドレス生成工程により生成された前記アドレスと前記第一の中継機器のアドレスを送信先アドレスに、自装置の接続ネットワークから取得した前記接続ネットワークのIPによる接続位置アドレスを送信元アドレスにそれぞれ設定した登録信号を、接続位置登録を行うために前記第一の中継機器へ送信する第一の位置登録信号送信工程と、
を含んだことを特徴とするモバイルIP通信方法。
(付記10)前記IP判断工程により自装置が有するIPが利用可能であった場合、接続先のネットワークから接続位置アドレスを取得し、前記第一の中継機器へ位置登録を行うための位置登録信号を送信する第二の位置登録信号送信工程を含むことを特徴とする付記9に記載のモバイルIP通信方法。
以上のように、本発明にかかるモバイルIP通信端末装置およびモバイルIP通信方法は、異なるIPにより構成されるネットワークが混在する地域や、旧IPから新IPへの移行に有用であり、特に、移動範囲を国内に限らないグローバルタイプのモバイル通信端末装置に適している。
IPv4とIPv6が混在するネットワークでIPv4モバイル通信端末装置を利用するためのシステム構成を示す図である。 2つのIPが混在する場合のIPv4モバイル通信端末装置の位置登録処理内容を示すフローチャートである。 IPv4モバイル通信端末装置の機能ブロック図である。 IPv4モバイル通信端末装置がIPv6のみを使えるネットワークに接続した場合の位置登録処理を説明する図である。 位置登録処理におけるパケット内容を示す図表である。 位置登録処理におけるパケット内容を示す図表である。 位置登録処理におけるパケット内容を示す図表である。 位置登録処理におけるパケット内容を示す図表である。 通常のIPv4モバイル通信端末装置のパケットを説明する図である。 NAT機能がある場合のIPv4モバイル通信端末装置のパケット(NAT通過前)を説明する図である。 NAT機能がある場合のIPv4モバイル通信端末装置のパケット(NAT通過後)を説明する図である。 IPv4モバイル通信端末装置がIPv6のみを使えるネットワークに接続した場合のIPv4通信端末装置との送受信処理を説明する図である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 送受信処理におけるパケット内容を示す図表である。 IPv6ネットワークにいる場合のパケットを説明する図である。 IPv4ネットワークにいる場合のパケットを説明する図である。 IPv4ネットワークでモバイル通信端末装置を利用するためのシステム構成を示す図である。 IPv4ネットワークでモバイル通信端末装置へ送信する場合のパケットのカプセル化を説明する図である。 IPv4ネットワークでモバイル通信を行う場合のパケットを説明する図である。 IPv4ネットワークでモバイル通信を行う場合のカプセル化されたパケットを説明する図である。
符号の説明
101,700 IPv4ネットワーク
102,701 IPv4ホームエージェント
103,702 IPv4モバイル通信端末装置
104,703 IPv4通信端末装置
105a〜105d,704a〜704d ルータ
106 IPv6ネットワーク
107 IPv4/IPv6トランスレータ
300 IPアドレス変換対応表
800 HoA⇔CoA対応表

Claims (5)

  1. 自装置の有するネットワーク層のプロトコルであるIP(インターネット・プロトコル)によるネットワークと、前記IPと異なるIPのネットワークとに対してそれぞれ接続でき、異なるIPのネットワークに対してはトランスレータを介して接続を行い、パケット転送機能を持つ第一の中継機器に接続位置登録を行ってパケット通信を行うモバイルIP通信端末装置において、
    前記ネットワークへの接続時に、自装置が有するIPを利用できるネットワークであるか否かの判断を行うIP判断手段と、
    前記IP判断手段により自装置が有するIPが利用不可能であった場合、自装置固有のアドレスを生成する固有アドレス生成手段と、
    自装置から最も近い第二の中継機器に報知されているトランスレータ位置情報からトランスレータを経由して自装置のIPのネットワークへ接続させるためのアドレスを生成するトランスレータ経由アドレス生成手段と、
    前記トランスレータ経由アドレス生成手段により生成された前記アドレスと前記第一の中継機器のアドレスを送信先アドレスに、自装置の接続ネットワークから取得した前記接続ネットワークのIPによる接続位置アドレスを送信元アドレスにそれぞれ設定した登録信号を、接続位置登録を行うために前記第一の中継機器へ送信する第一の位置登録信号送信手段と、
    を備えたことを特徴とするモバイルIP通信端末装置。
  2. 前記第一の位置登録信号送信手段は、前記固有アドレス生成手段により生成した固有アドレスからなる位置登録情報信号を前記第一の中継機器へ送信することを特徴とする請求項1に記載のモバイルIP通信端末装置。
  3. 前記第一の位置登録信号送信手段は、接続した前記ネットワークからルータ広告を受けて生成した前記ネットワークのIPのアドレスをヘッダアドレスに定め、前記固有アドレスによる位置登録情報信号を前記第一の中継機器へ送信することを特徴とする請求項1に記載のモバイルIP通信端末装置。
  4. 前記IP判断手段により自装置の有するIPが利用可能であった場合、接続先のネットワークから接続位置アドレスを取得し、前記第一の中継機器へ位置登録を行うための位置登録信号を送信する第二の位置登録信号送信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のモバイルIP通信端末装置。
  5. 自装置の有するネットワーク層のプロトコルであるIP(インターネット・プロトコル)によるネットワークと、前記IPと異なるIPのネットワークとに対してそれぞれ接続でき、異なるIPのネットワークに対してはトランスレータを介して接続を行い、パケット転送機能を持つ第一の中継機器に接続位置登録を行ってパケット通信を行うモバイルIP通信方法において、
    前記モバイルIP通信方法を行う自装置が有するIPが利用できるネットワークであるか否かの判断を行うIP判断工程と、
    前記IP判断工程により自装置が有するIPが利用不可能であった場合、自装置固有のアドレスを生成する固有アドレス生成工程と、
    自装置から最も近い第二の中継機器に報知されているトランスレータ位置情報からトランスレータを経由して自装置のIPのネットワークへ接続させるためのアドレスを生成するトランスレータ経由アドレス生成工程と、
    前記トランスレータ経由アドレス生成工程により生成された前記アドレスと前記第一の中継機器のアドレスを送信先アドレスに、自装置の接続ネットワークから取得した前記接続ネットワークのIPによる接続位置アドレスを送信元アドレスにそれぞれ設定した登録信号を、接続位置登録を行うために前記第一の中継機器へ送信する第一の位置登録信号送信工程と、
    を含んだことを特徴とするモバイルIP通信方法。

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