JPH10154994A - アドレス変換システム - Google Patents

アドレス変換システム

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JPH10154994A
JPH10154994A JP8309551A JP30955196A JPH10154994A JP H10154994 A JPH10154994 A JP H10154994A JP 8309551 A JP8309551 A JP 8309551A JP 30955196 A JP30955196 A JP 30955196A JP H10154994 A JPH10154994 A JP H10154994A
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JP
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address
terminal
temporary
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communication
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JP8309551A
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Inventor
Akihiro Sakurai
章広 櫻井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる規約に従うアドレスが付与された端末間
の通信を、大きな制約が加わることなく実現できるアド
レス変換システムを提供する。 【解決手段】IPv4規約に従う端末AからIPv6規
約に従う端末Bへの通信に際し、端末Aは端末Bのアド
レスをアドレス変換装置11に対して問い合わせる。ア
ドレス変換装置11は、端末Bのネットワークアドレス
(IPv6アドレス)をネームサーバ10から取得し、
それに対応する仮IPv4アドレスを端末Aに返す。こ
の仮IPv4アドレスを用いて、端末Aは端末Bに対す
る通信を行う。その際、ルータ15は、アドレス変換装
置から、IPv6アドレスと仮IPv4アドレスとの対
応表を取得し、この対応表に従って、仮IPv4アドレ
スをIPv6アドレスに変換したうえで、端末Bと通信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットの
ようなコンピュータ・ネットワークなどの通信網におい
て、異なる規約に従うアドレスが付与されたノード間で
通信を行う際に適用されるアドレス変換システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのコンピュータ・ネ
ットワークの中では、各ノードを構成するコンピュータ
には、予めアドレスが付与されており、ネットワーク中
の各ノードは、そのアドレスによって個体識別される。
そして、ノード間の通信においては、各ノードに付与さ
れているアドレスに基づいて、到達経路が決定される。
【0003】インターネットにおいては、現在、IPv
4(Internet Protocol version 4)と呼ばれる規約に
基づき、各ノードには4バイトのアドレスが付与されて
いる。しかし、ネットワークに加わるノードの数が急激
に増大してきており、4バイトのアドレスを用いていて
は、アドレスの数や与え方に様々な制約が加わり、かつ
てのようにおおらかにアドレスを与えることが困難にな
ってきている。これが、いわゆるインターネットのアド
レス枯渇問題であり、近い将来に、アドレスが不足する
事態の発生が想定されている。
【0004】そこで、IETF(Internet Engineering
Task Force )のようなインターネットに関する通信規
約標準化機関においては、ノードの数の増大に対応する
ために、IPv6(Internet Protocol version 6 )と
呼ばれる改訂版規約が準備されている。この改訂版規約
では、各ノードは、それぞれ16バイトのアドレスを持
つこととされている。
【0005】しかし、全ノードのアドレスを旧規約に従
う4バイトのアドレスから16バイトの新アドレスに付
け替える作業は、短時間で完了することができず、少な
くとも数年はかかると予想されている。したがって、こ
の移行期間中には、異なる規約に従うアドレスが付与さ
れたノードがネットワーク中に混在することになるか
ら、アドレス体系の異なるノード間の通信を保障する手
段が必要である。
【0006】そこで、IPv4規約に従うアドレス(以
下、「IPv4アドレス」という。)と、IPv6規約
に従うアドレス(以下、「IPv6アドレス」とい
う。)との間でアドレスの変換を行うことが考えられ
る。IPv4アドレスとIPv6アドレスとの変換方式
には、IPv4コンパチブルアドレスや、IPv4マッ
プドアドレスのように、IPv4アドレスに依存するよ
うにIPv6アドレスを付与する手法がある。しかし、
これでは、IPv6アドレスを付与する際に大幅な制限
が加わるから、あまり好ましいとは言えない。
【0007】一方、IPv4アドレスと、IPv4アド
レスに依存しない純粋なIPv6アドレスとを変換する
方法には、ルータなどに変換方法を記憶させる方法があ
る。しかし、この方法では、ルータに予め変換方法を記
憶させておく必要性から、ネットワークの構成が固定さ
れたり、またはユーザをある程度固定したりしなければ
ならず、やはり、大きな制約がある。この制約は、今
後、ネットワークの規模が拡大していき、かつ、ノード
数が膨大になることが予想されることを考えると、到底
受け入れがたいものである。しかも、移動体コンピュー
タのように、ネットワークアドレスが絶えず変わるよう
な場合もあり、この場合には、IPv6規約による自動
アドレス付与方式が利用されることになる。このような
場合には、あるノードのアドレスが固定されることを期
待すること自体が難しい。すなわち、アドレスはユニー
クであっても、このアドレスにIDとしての同一性の意
義を求めることはできないから、たとえルータでのアド
レス変換が正しく行われたとしても、所望の通信を達成
できない場合が起こりうる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上述の技術的課題を解決し、異なる規約に従うアド
レスが付与された端末間の通信を、大きな制約が加わる
ことなく実現できるアドレス変換システムを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、第1の規
約に従うアドレスを指定して通信を行うことができる第
1の端末から、第2の規約に従うアドレスが付与された
第2の端末に対して、所定の通信経路を介して通信する
際に適用されるアドレス変換システムであって、第1の
端末から到達可能な通信経路上に設けられ、第2の端末
のアドレスに対応し、かつ、第1の端末の規約に従う仮
アドレスを発行する仮アドレス発行手段と、第1の端末
と第2の端末との間の通信経路上に設けられ、第2の端
末のアドアドレスに対応した上記第1の規約に従う仮ア
ドレスを、上記第2の端末の上記第2の規約に従うアド
レスに変換するアドレス変換手段とを含むことを特徴と
するアドレス変換システムである。
【0010】上記の構成によれば、第1の端末から第2
の端末への通信を行う場合に、仮アドレス発行手段は、
第2の端末のアドレスに対応した仮アドレスを発行す
る。この仮アドレスは、第1の端末に対応した第1の規
約に従うアドレスであるから、第1の端末は、同じ規約
の端末との通信を行う場合と同様にして、第2の端末と
の通信を行える。その際、第1の端末から発生された仮
アドレスは、第2の端末に到達する前に、アドレス変換
手段によって、当該仮アドレスに対応した元のアドレス
(第2の端末に付与された第2の規約に従うアドレス)
に変換されるので、第1の端末および第2の端末は、第
1の規約および第2の規約に従うアドレスの一方のみを
それぞれ用いているにもかかわらず、通信を支障なく行
える。これにより、異なる規約に従う端末間の通信を保
障できる。
【0011】請求項2記載の発明は、仮アドレス発行手
段が発行した仮アドレスと、この仮アドレスに対応する
第2の規約に従うアドレスとの対応表を通信経路を介し
て上記アドレス変換手段に送信する手段をさらに含み、
上記アドレス変換手段は、上記対応表を記憶する記憶手
段を有するものであることを特徴とする請求項1または
2に記載のアドレス変換システムである。
【0012】この構成によれば、仮アドレスと第2の規
約に従うアドレスとの対応表がアドレス変換手段に送信
され、この送信された対応表はアドレス変換手段が有す
る記憶手段に記憶されるから、アドレス変換手段への対
応表の書込み、随時、自動的に行われる。これにより、
ネットワーク構成の変換に柔軟に対応できるうえ、アド
レス変換手段へのアドレス変換表の書込作業が必要とな
ることもない。したがって、通信に大きな制約が加えら
れるおそれがない。
【0013】請求項3記載の発明は、上記仮アドレス発
行手段は、所定の仮アドレスプールから抽出した仮アド
レスを発行する手段と、発行された仮アドレスを発行後
一定時間経過した時点で無効化して仮アドレスプールに
戻す手段とを含むものであることを特徴とする請求項1
または2に記載のアドレス変換システムである。この構
成によれば、アドレスプールから抽出された仮アドレス
が発行され、その仮アドレスは、一定時間が経過した後
にアドレスプールに返還されるので、多くの仮アドレス
を確保することなく、アドレス変換を効率的に行える。
【0014】請求項4記載の発明は、上記第2の端末に
は、アドレスの他に、ネームが付与されており、上記仮
アドレス発行手段が到達できる通信経路上に設けられ、
ネームに対応したアドレスを発生するネームサーバをさ
らに含み、上記第1の端末は、第2の端末のネームを送
出して上記仮アドレス発行手段にアドレスの問い合わせ
を行う手段を含み、上記仮アドレス発行手段は、第1の
端末からのネームの受信に応答して、上記ネームサーバ
から上記第2の端末のアドレスを取得する手段を含むも
のであることを特徴する請求項1ないし3のいずれかに
記載のアドレス変換システムである。
【0015】この構成によれば、仮アドレス発行手段が
ネーム検索を代行するので、第1の端末が直接ネームサ
ーバに対して問い合わせを行い、その後に、さらに仮ア
ドレス発行手段に仮アドレスの発行を要求する場合に比
較して、効率的に処理を行うことができる。また、ネー
ムサーバと仮アドレス発行手段とで二重にアドレスを管
理する必要がない。
【0016】請求項5記載の発明は、上記仮アドレス発
行手段が発行することができる仮アドレスは特定の群を
なしていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載のアドレス変換システムである。この構成によ
れば、アドレス変換手段においては、与えられたアドレ
スが特定の群に属するアドレスであるか否かを調べるこ
とによって、そのアドレスが仮アドレスかどうかを容易
に判定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。インターネッ
トにおいては、各利用者に、ネームが与えられている。
ネームとは、たとえば、「aaa@bbb.co.j
p」のようなものであり、最初の「aaa」が利用者の
個体名であり、ドメイン領域「bbb」の範囲内におい
てユニークな識別子となる。また、「bbb」は、たと
えば、会社名(co)として日本国内(jp)において
ユニークであることが保証されているようなアドレス記
述方法である。ドメイン名「bbb」は、NIC(Netw
ork Information Center)と呼ばれるセンターに登録す
ることによって認知される。
【0018】以下で説明する実施形態では、とりわけ移
動体コンピュータの分野においては、これまでは人が覚
えやすいなどの理由で利用されてきた上記のネーム自体
がノード識別子としての意味を持つ点に着目し、このネ
ームを個体識別のために利用している。図1は、インタ
ーネット上での2つの端末Aおよび端末Bの間の通信の
ための構成を説明するための概念図である。ただし、端
末Aは、IPv4アドレスが付与されており、かつ、I
Pv4アドレスを用いた通信機能のみをもつ。また、端
末Bは、IPv6アドレスが付与されており、かつ、I
Pv6アドレスを用いた通信機能のみをもつ。そして、
端末AおよびBは、通信網30中で通信経路を確立して
通信を行う。
【0019】通信網30には、ネットワーク中の各ノー
ドのネームとネットワークアドレスとの対応関係を提供
するネームサーバ(DNS:Domain Name System)10
と、IPv4アドレスとIPv6アドレスとのアドレス
変換のためのアドレス変換装置11と、複数のネットワ
ークを相互接続するためのルータ15とが設けられてい
る。
【0020】ネームサーバ10は、ネームが与えられる
と、そのネームに対応するネットワークアドレスを提供
する機能を持つ。より具体的には、ネームサーバ10に
は、ネットワーク中の各ノードのネームと、このネーム
に対応するアドレス(IPv4アドレスまたはIPv6
アドレス)と、このアドレスがいずれの規約に従うもの
であるかを表す規約識別情報(レコードタイプ)とが蓄
積されている。
【0021】アドレス変換装置11は、IPv4アドレ
スを、アドレス変換のために予め所定数確保された仮I
Pv6アドレスから抽出された1つの仮IPv6アドレ
スに変換する機能と、IPv6アドレスを、アドレス変
換のために予め所定数確保された仮IPv4アドレスか
ら抽出された1つの仮IPv4アドレスに変換する機能
とを有する。つまり、アドレス変換装置11は、仮アド
レス発行手段とし機能する。
【0022】仮IPv6アドレスは、IPv6規約に従
う16バイトのアドレスであるが、このアドレスはアド
レス変換のためにアドレスプールに蓄積されているアド
レスであって、このアドレスが実際に付与されているノ
ードは存在していない。仮IPv4アドレスも同様であ
り、IPv4規約に従う4バイトのアドレスであるが、
このアドレスはもっぱらアドレス変換のためにアドレス
プールにプールされていて、このアドレスが実際に付与
されているノードは存在しない。
【0023】図2は、端末Aが端末Bへの通信を開始す
る際の動作を説明するためのフローチャートである。な
お、理解を容易にするために、図1には、このフローチ
ャートの各ステップの番号が併記されている。ます、端
末Aは、端末Bのネームをアドレス変換装置11に対し
て送出し、端末Bのアドレスの問い合わせを行う(ステ
ップS1)。これに応答して、アドレス変換装置11
は、ネームサーバ10に受信したネームを与え、アドレ
スの問い合わせを行う。すなわち、ネームサーバ10に
そのネームに対応するアドレスが登録されているかどう
か検索する(ステップS2)。つまり、この実施形態に
おいては、アドレス変換装置11は、ネームサーバ10
の代行を行うことになる。問い合わせたネームに対応す
る登録がない場合には、端末Aにその旨を通知して、処
理が終了する。
【0024】ネームサーバ10に、端末Aから送出され
たネームに対応するネットワークアドレスが登録されて
いる場合には、そのアドレスと、そのノードのレコード
タイプとがアドレス変換装置11に与えられる(ステッ
プS3)。端末Bは、IPv6規約に従うものであるの
で、ネームサーバ10からアドレス変換装置11に与え
られるアドレスは、16バイトのIPv6アドレスであ
り、レコードタイプは、端末BがIPv6規約に従うも
のであることを表す。
【0025】次に、アドレス変換装置11は、ネームサ
ーバ10から与えられたIPv6アドレスを適当な仮I
Pv4アドレスに変換し、この仮IPv4アドレスを端
末Aに与える(ステップS4)。この仮IPv4アドレ
スを用いて、端末Aは、あたかも通信相手が同一バージ
ョンの端末であるかのごとく、端末Bへの通信を開始す
ることになる(ステップS5)。
【0026】端末Aと端末Bとの通信経路上に介在され
ているルータ15は、受信したアドレスが仮アドレスで
あるので、アドレス変換装置11に、IPv6アドレス
と仮IPv4アドレスとの対応表を要求する(ステップ
S6)。これに応答して、アドレス変換装置11は、ル
ータ15に、当該対応表を与える(ステップS7)。ル
ータ15は、与えられた対応表に基づいて、端末Aから
の仮IPv4アドレスをIPv6アドレスに変換し、I
Pヘッダを書き換え、こうして作成されたパケットを端
末Bに送信する(ステップS8)。このとき、ルータ1
5は、アドレス変換装置11から与えられた対応表を内
部メモリ15Mにキャッシングする。したがって、以後
は、内部メモリ15Mに格納されている仮IPv4アド
レスが与えられた場合には、アドレス変換装置11に対
する対応表の要求を行うことなく、アドレス変換が行わ
れる。ただし、ルータ15は、一定時間経過後に、内部
メモリ15M内の対応表を削除する。このようにルータ
15は、この実施形態においては、アドレス変換手段と
して機能している。
【0027】端末Bから端末Aに対する通信も同様にし
て行える。ただし、この場合には、アドレス変換装置1
1は、端末AのIPv4アドレスに対応付けて適当に定
めた仮IPv6アドレスを端末Bに与え、この仮IPv
6アドレスを用いて、端末Bは、端末Aへの通信を開始
することになる。また、ルータ15には、IPv4アド
レスと仮IPv6アドレスとの対応表がアドレス変換装
置11から与えられて内部メモリ15Mにキャッシング
されることになる。
【0028】なお、受信したアドレスが仮アドレスか否
かの判断をルータ15において容易に行うために、仮ア
ドレスとして、特定のアドレス群(サブネット)のアド
レスを用いるようにしておくことが好ましい。つまり、
ルータ15は、その特定のアドレス群のアドレスに対し
ては、アドレス変換が必要であると判断することにな
る。
【0029】また、アドレス変換装置11によって付与
された仮アドレスは、たとえば、その仮アドレスの付与
から、一定の時間が経過した時点で、アドレスプールに
戻すようにしておくことが好ましい。このように、仮ア
ドレスを付与する機能と、仮アドレスをプールに戻す機
能とを対で用いることにより、仮アドレスの付与のため
にプールしておく必要のある仮アドレスの数を少なくす
ることができる。
【0030】以上のようにこの実施形態によれば、端末
からのDNS問い合わせに対して、ネームサーバ10と
の間の通信によって、通信相手端末のネットワークアド
レスが取得されるとともに、そのアドレスが通信元端末
が従う規約とは異なる規約のアドレスであるときには、
通信元端末が従う規約の仮アドレスが発行される。この
仮アドレスを用いることによって、異なる規約に従う端
末間の通信が支障なく行える。
【0031】しかも、ルータ15は、必要に応じてIP
v4アドレスと仮IPv6アドレスとの対応表、または
IPv6アドレスと仮IPv4アドレスとの対応表をア
ドレス変換装置11から自動的に取得するので、ルータ
15にアドレス変換表を記憶させるための作業が必要と
なることがない。これにより、ネットワーク構成が変化
した場合であっても、柔軟に対応することが可能になる
という効果が得られる。
【0032】この実施形態の説明は以上のとおりである
が、本発明はこの実施形態以外にも種々の形態をとるこ
とができる。たとえば、上述の実施形態においては、ル
ータ15とは別に、ネットワークのいずれかの位置に、
ネームサーバ10およびアドレス変換装置11が配置さ
れているが、図3に示すように、ルータ15に、ネーム
サーバ10およびアドレス変換装置11の各機能を持た
せるようにすることもできる。要するに、アドレス変換
装置11は、端末およびルータから到達可能なようにネ
ットワーク内に置かれればよく、ネームサーバ10はア
ドレス変換装置11から到達可能なようにネットワーク
内に置かれればよい。
【0033】また、上述の実施形態においては、アドレ
ス変換装置11がネーム検索の代行を行うようにしてい
るが、ネーム検索は専らネームサーバ10によって行う
ようにしてもよい。この場合には、たとえば、端末Aか
ら端末Bへの通信を行う際に、まず、端末Aからネーム
サーバ10に端末Bのネームが与えられる。これによ
り、端末Aは、端末BにIPv6アドレスが付与されて
いることを知る。そして、次に、端末Aは、アドレス変
換装置11に対してそのIPv6アドレスを与える。こ
れに応答して、アドレス変換装置11は、そのIPv6
アドレスに対応する仮IPv4アドレスを端末Aに返
す。端末Aは、この仮IPv4アドレスを用いて、端末
Bに対する通信を開始することになる。その後の動作
は、上述の実施形態の場合と同様である。
【0034】この実施形態によっても、規約の異なるア
ドレスが付与されている端末Aと端末Bとの間の通信が
達成される。ただし、端末Aは、ネームサーバ10に問
い合わせ、続いて、アドレス変換装置11に対して問い
合わせをする必要が生じる。また、ネームサーバ10お
よびアドレス変換装置11において二重にアドレスを管
理する必要が生じる。これらの点を考慮すると、図1お
よび図2を参照して説明した上述の実施形態の方が優れ
ていると言える。
【0035】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されるネットワーク
の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】上記実施形態における端末間の通信動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施形態に係るネットワークの構
成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
A 端末 B 端末 10 ネームサーバ(DNS) 11 アドレス変換装置(仮アドレス発行手段) 15 ルータ(アドレス変換手段) 15M メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の規約に従うアドレスを指定して通信
    を行うことができる第1の端末から、第2の規約に従う
    アドレスが付与された第2の端末に対して、所定の通信
    経路を介して通信する際に適用されるアドレス変換シス
    テムであって、 第1の端末から到達可能な通信経路上に設けられ、第2
    の端末のアドレスに対応し、かつ、第1の端末の規約に
    従う仮アドレスを発行する仮アドレス発行手段と、 第1の端末と第2の端末との間の通信経路上に設けら
    れ、第2の端末のアドアドレスに対応した上記第1の規
    約に従う仮アドレスを、上記第2の端末の上記第2の規
    約に従うアドレスに変換するアドレス変換手段とを含む
    ことを特徴とするアドレス変換システム。
  2. 【請求項2】仮アドレス発行手段が発行した仮アドレス
    と、この仮アドレスに対応する第2の規約に従うアドレ
    スとの対応表を通信経路を介して上記アドレス変換手段
    に送信する手段をさらに含み、 上記アドレス変換手段は、上記対応表を記憶する記憶手
    段を有するものであることを特徴とする請求項1または
    2に記載のアドレス変換システム。
  3. 【請求項3】上記仮アドレス発行手段は、所定の仮アド
    レスプールから抽出した仮アドレスを発行する手段と、
    発行された仮アドレスを発行後一定時間経過した時点で
    無効化して仮アドレスプールに戻す手段とを含むもので
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のアドレ
    ス変換システム。
  4. 【請求項4】上記第2の端末には、アドレスの他に、ネ
    ームが付与されており、 上記仮アドレス発行手段が到達できる通信経路上に設け
    られ、ネームに対応したアドレスを発生するネームサー
    バをさらに含み、 上記第1の端末は、第2の端末のネームを送出して上記
    仮アドレス発行手段にアドレスの問い合わせを行う手段
    を含み、 上記仮アドレス発行手段は、第1の端末からのネームの
    受信に応答して、上記ネームサーバから上記第2の端末
    のアドレスを取得する手段を含むものであることを特徴
    する請求項1ないし3のいずれかに記載のアドレス変換
    システム。
  5. 【請求項5】上記仮アドレス発行手段が発行することが
    できる仮アドレスは特定の群をなしていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載のアドレス変換
    システム。
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