JP2007110734A - DSTMを用いたモバイルIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法 - Google Patents

DSTMを用いたモバイルIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007110734A
JP2007110734A JP2006280561A JP2006280561A JP2007110734A JP 2007110734 A JP2007110734 A JP 2007110734A JP 2006280561 A JP2006280561 A JP 2006280561A JP 2006280561 A JP2006280561 A JP 2006280561A JP 2007110734 A JP2007110734 A JP 2007110734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ipv6
ipv4
node
mobile node
dstm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006280561A
Other languages
English (en)
Inventor
Sang Do Lee
イ、サン、ド
Myung Ki Shin
シン、ミュン、キ
Hyoung Jun Kim
キム、ヒュン、ジュン
Hyeong Ho Lee
イ、ヒョン、ホ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Original Assignee
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI filed Critical Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Publication of JP2007110734A publication Critical patent/JP2007110734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0011Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection
    • H04W36/0019Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection adapted for mobile IP [MIP]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0011Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/26Network addressing or numbering for mobility support
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
    • H04W80/045Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol] involving different protocol versions, e.g. MIPv4 and MIPv6

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】DSTMを用いたMobile IPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法を提供する、
【解決手段】移動性を支援しないIPv4基盤網に位置したノードと通信中である移動性を支援するIPv6基盤網に位置した移動ノードが外部網に移動しても、IPv4基盤網に位置したノードとの通信状態を維持させて、両ノード間の直接通信を可能にする方法であり、両網間の移動性支援(保証)方案としてDSTM境界ルータに該当するDSTMゲートウェイ(またはDSTM TEP)がIPv6移動ノードから受けたバインディングアップデート要請に対する処理をするようにして、その目的及び技術的課題を達成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、MIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法に係り、さらい詳細には、移動性を支援しないIPv4基盤網に位置したノードと相互間通信を実行中である移動性を支援するIPv6基盤網に位置した移動ノードが外部網に移動しても、IPv4基盤網に位置したノードとの通信状態を維持させて、両ノード間の直接通信を可能にする方法に関する。
DSTM(Dual Stack Transition Mechanism)は、IPv4(Internet Protocol Ver.4)基盤網がIPv6基盤網への転換移行提案であって、IPv4基盤網からIPv6基盤網への動的トンネルの活用とIPv4汎用アドレスをデュアル−スタックホストへの臨時割り当てとに基づいたものである。
DSTMは、IPv4−in−IPv6トンネリングによってIPv6基盤網とIPv4基盤網との連動を提供できて、既存のIPv4応用の修正なしに両網間の通信を可能にするメカニズムであって、次世代インターネット網であるIPv6基盤網を構築する場合、既存のIPv4基盤網との連動が必要な場合に考慮されている連動メカニズムである。
DSTMは、現在IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化が進行中であり、一般的なネットワーク環境でのみ適用されている。また、IPv6基盤網であらゆる端末及びノードに移動性を支援するためのIPv6基盤のモバイルフレームワークであるMIPv6(Mobile IPv6:モバイルIPv6)に関する標準化作業も完了した状態である。
MIPv6は、IPv6基盤網でIP通信を行う移動端末(移動ノード)がホーム網から外部網に移動した時にも通信状態を維持させ続けるプロトコルである。このために移動ノード(Mobile Node:MN)は、地域を移動する度にその地域で使用可能な新規アドレス(Care of Address:CoA)を生成して使用し、新規アドレスを利用して通信するため、相手ノード(Counter Node:CN)と新規アドレスに関する情報をやりとりする作業を行う。また、通信状態を維持させるために、移動ノードが元のアドレスであるホームアドレス(Home Address:HoA)と新規アドレスとを利用して、移動ノードのアドレス情報を維持する。
しかし、現在まで進行中であるMIPv6に関する研究は、端末が全てIPv6ノードであるもの、すなわち、端末が全てIPv6基盤網環境に位置することを前提としており、IPv4基盤網とIPv6基盤網との連動において移動性の支援側面の研究は、現在進行していない状況である。
このような状況では、MIPv6プラットホームをIPv6/IPv4が混在した網で使用する場合、移動性支援の核心過程であるバインディングアップデート過程が処理されないため、IPv6の基本機能である経路最適化機能を行うことができず、いわゆる三角ルーティング方式によってのみ両網間移動性を支援しているのが現実である。
本発明は、前記のような問題点を解決するために創案されたものであって、本発明の目的及び達成しようとする技術的課題は、DSTM連動メカニズムを利用して、IPv6基盤環境の移動ノードとIPv4基盤網に位置したノードとの直接通信を支援する、特に、移動性を支援(保証)するシステム及びその方法を提供するところにある。
前記のような目的及び技術的課題を達成するために、本明細書で開示するMIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法は、(a)IPv4基盤網に位置する相手ノードとDSTMによる通信進行中であるIPv6移動ノードが外部網に移動する場合にも前記通信状態を維持するために、前記移動ノードがDSTM TEPにバインディングアップデートのためのメッセージを伝送して、その処理を要請する段階と、(b)前記DSTM TEPが前記メッセージのヘッダーに指定されたIPv6ホームアドレス(HoA)をキーとして、自身のアドレスマッピングテーブルに前記移動ノードが前記外部網で使用する新規アドレス(CoA)を指定する段階と、(c)前記DSTM TEPが、前記相手ノードからIPv4パケットが流入される場合、前記新規アドレス(CoA)を目的地として、前記パケットをIPv4−in−IPv6カプセル化した後に前記外部網に位置した前記移動ノードに直接伝送する段階とを含んで、本発明の目的及び技術的課題を達成する。
本発明によれば、MIPv6網のIPv6移動ノードとIPv4網に存在する相手ノードとの通信を移動性の支援が保証されたままで可能にするために、DSTMの境界ルータの機能を拡張してDSTM TEPがIPv4網の相手ノードの機能をプロキシのように代行できるように提案した。本発明を利用すれば、次世代網の導入時に既存の網間の移動性を自動的に提供できるので、IPv6基盤の次世代網の導入を考慮する時、効果的に網を構成できると予想する。
まず、本発明の構成及び作用についての理解の便宜のために、本発明が提供しようとする技術的思想及び関連用語を予め明確にする。
本発明が提供する技術的思想は、両網間の移動性支援方案としてDSTM境界ルータに該当するDSTMゲートウェイ(またはDSTM TEP)がIPv6移動ノードから受けたバインディングアップデート要請に対する処理を行うことである。このために、MIPv6プロトコルで定義している3機能、すなわち、1)RR(Return Routerabiltiy)機能、2)バインディングアップデートメッセージ処理機能、3)IPv6拡張ヘッダー(ルーティングヘッダー、目的地オプションヘッダー)処理機能をDSTM TEPに追加した。
また、三角ルーティングの問題点を解決するために、DSTM TEPに位置するアドレスマッピングテーブルのアドレス指定方式を既存の方式と異にして、移動ノードのホームアドレス(HoA)だけでなく、移動ノードの現在アドレスである新規アドレス(CoA)情報を指定して三角ルーティングの問題点を解決する。
さらに、本発明の説明のための関連用語の意味を予め提示して見ると、
MIPv6(Mobile IPv6):Mobile IPv6 working groupで提案したメカニズムであって、IPv6基盤網で移動性を支援するためのメカニズムである。
IPv6移動ノード(IPv6 MN):IPv6基盤網で自身の網接続位置を変えるノードである。本発明では、DSTMクライアント機能を含んでいる(IPv4−in−IPv6トンネリング機能)。
IPv4相手ノード(IPv4 CN):一般的に相手ノード(Counter Node:CN)は、IPv6基盤網における相手ノードを意味するが、本発明では、前記移動ノードと通信しているIPv4基盤網に位置するノードを相手ノードと使用する。
ホームエージェント(Home Agent:HA):ホーム網にある移動ノードのアドレス情報であるHoA、CoAを有しており、移動ノードがホーム網から外部網に移動した場合、移動ノードの現在位置にデータグラムを送るルータである。
ホームアドレス(Home Address:HoA):移動ノードがホーム網で生成して使用するIPv6アドレスである。
新規アドレス(Care of Address:CoA):移動ノードが外部網に移動する場合、IPv6のアドレス生成方式であるRFC1462、RFC3315によって新たなアドレスである新規アドレスが生成されて移動ノードに割り当てられ、移動ノードは、割り当てられた新規アドレスを外部網でのIPv6アドレスとして使用する。
アドレスマッピングテーブル:DSTM境界ルータに該当するDSTM TEP(Tunneling End Point)に流入されるパケットのIPv6送信地、IPv4送信地のアドレスを記録するテーブルである。
以下、本発明の技術的思想を明確にするために、本発明の実施形態に基づいてその構成及び動作を添付した図面を参照して詳細に説明する。図面における参照番号は、同一構成要素については、たとえ他の図面上にあっても同一参照番号を付与し、当該図面に対する説明において必要な場合に、他の図面の構成要素が引用できることを予め明確にする。
図1は、DSTMが実施されるためのネットワーク(以下、‘DSTMネットワーク’)の基本構成を示した図面である。
図1を参照すれば、DSTMネットワークは、3つの装備で構成されるが、デュアル−スタックホスト10、IPv4アドレスを管理するDSTMサーバー11、及びIPv4基盤網とIPv6基盤網との間に流れるパケットのカプセル化とカプセル開放とを担当するDSTMゲートウェイ12(または、DSTM TEP)で構成される。
IPv6基盤網にあるデュアル−スタックホスト10がIPv4基盤網との通信のためには、まず臨時IPv4アドレスの割り当て要求メッセージaをDSTMサーバー11に伝送する。この要求に対してDSTMサーバー11は、アドレスプールからホスト10のための一つのIPv4アドレスを予約して、前記要求に対する応答メッセージbに含めてデュアル−スタックホスト10に伝送する。応答メッセージbには、割り当てられたアドレスの有効時間とDSTMゲートウェイ12に関する情報とが合わせて含まれている。
前記両メッセージが相互交換された後、ホスト10は、自身に割り当てられたアドレスでIPv4スタックcを構成する。IPv4スタックcを通じてホスト10からのあらゆるIPv4パケットは、IPv4−in−IPv6形式にトンネリングされた後に、DSTMゲートウェイ12に伝送される。
DSTMゲートウェイ12は、一方、IPv4パケットに対するカプセル化とIPv4−in−IPv6パケットに対するカプセル開放とを行うために、IPv4送信地アドレスとIPv6の送信地アドレスとから構成されるアドレスマッピングテーブルを維持している。なお、IPv4網でのルーティングは、両方向通信を保証するために、ホスト10で発生したパケットがDSTMゲートウェイ12を通過できるようになされなければならない。
図2A及び図2Bは、MIPv6環境でのDSTMメカニズムを適用したネットワークの構成を示した図面である。
図2Aの場合は、MIPv6環境での移動ノード201がホーム網にある場合、言い換えれば、移動ノード201が外部網22への移動が発生しない場合であるが、この時のDSTM動作過程は、一般的なDSTMの遂行過程、すなわち、MIPv6が適用されていない環境でのDSTM動作過程と同様に行われる。動作過程は、以下のようである。
ステップ1.DSTMクライアントの機能を有する移動ノード201(MN)は、IPv4基盤網21に位置した相手ノード211(CN)と通信するために臨時に使用するIPv4アドレス及びトンネリングアドレス(TEPアドレス)に関する情報をDSTMサーバー11から求める。
ステップ2.移動ノード201は、IPv4基盤網21の相手ノード211と通信するために、Pv4−in−IPv6トンネリング方式を利用してDSTM TEP12にIPv4−in−IPv6パケットを伝送する。DSTM TEP12にIPv4−in−IPv6パケットを伝送する時には、図4に示したフォーマットでメッセージを構成して伝送する。
ステップ3.DSTM TEP12は、IPv4−in−IPv6パケットに対して検証した後、IPv6/IPv4アドレスマッピングテーブルのPv6送信地アドレス(移動ノードのIPv6アドレス)とIPv4送信地アドレス(DSTMサーバーから受けたアドレス)とを指定する。
ステップ4.DSTM TEP12は、IPv6基盤網(ホーム網)20に位置した移動ノード201から伝送されたIPv4−in−IPv6形式のパケットをカプセル開放(IPv6ヘッダーを除去する過程)して、Pv4形式のパケットに変換した後、IPv4基盤網21に伝送する。カプセル開放されたパケットは、IPv4目的地のアドレスがIPv4基盤網21に位置した相手ノード211であるので、相手ノード211に伝達される。
ステップ5.一方、IPv4基盤網21から流入されるIPv4形式のパケットを受けたDSTM TEP12は、自身のアドレスマッピングテーブル情報を参照して、IPv4形式のパケットをIPv4−in−IPv6カプセル化過程(IPv6ヘッダーを追加する過程)によりトンネリングされたパケットに変換した後、IPv6基盤網20に伝送する。このように、ホーム網20に位置する移動ノード201がIPv4網にある相手ノード211と通信する場合は、一般的なDSTM動作過程と同様である。
しかし、図2Bの場合のように、MIPv6環境で移動ノード201が外部網22に移動すれば、図2Aに示された状況と異なる状況が発生する。移動が発生すれば、IPv6移動ノード201は、まずMIPv6の基本メカニズムであるアドレス生成メカニズム(例えば、Stateless、DHCPv6)を利用して、外部網22で使用する新規アドレス(CoA)を生成し、自身が本来位置したホーム網20のホームエージェント202(HA)に自身の現在アドレスである新規アドレス(CoA)を知らせるために、バインディングアップデートを要請する。
バインディングアップデート要請を受けたホームエージェント202は、移動ノード201のホームアドレス(HoA)に該当する新規アドレス(CoA)に修正し、以後からDSTM TEP12から受けた目的地アドレスがホームアドレス(HoA)であるIPv4−in−IPv6トンネリングされたパケットをインターセプトする。ホームエージェント202は、インターセプトしたパケットのホームアドレスに該当する新規アドレス(CoA)を利用して、図5に示したようなトンネリングパケットを生成する。生成されたトンネリングパケットは、移動ノード201がある外部網22に伝送される。
トンネリングパケットを受けた移動ノード201は、経路最適化を行なうために、相手ノード211にHome Addressオプションにホームアドレス情報を入れて伝送する。しかし、相手ノード211は、IPv4基盤網21に位置して移動ノード201とは全く異なる環境に存在するので、MIPv6によって移動性が支援されないIPv6環境では、バインディングアップデート機能及びRRなどの機能が処理されえない。
したがって、IPv6基盤の外部網22にある移動ノード201と、IPv4基盤網21にある相手ノード211との通信は、図2Bに示した実線ルートaを通じて、ホームエージェント202を経る、いわゆる三角ルーティング方式を通じてのみ可能であり、ノード201とノード211との間に移動性が保証される直接通信は不可能になる。
すなわち、移動性が保証されるためには、ホームエージェント202を介した間接通信のみ可能であるが、このような場合、ホーム網20でネットワークボトルネック現象が発生して、ホームエージェント202のダウンなど致命的な問題が発生しうる。したがって、本発明は、MIPv6標準に従いながら、三角ルーティングの問題点を解決するための方案を下記のように提示する。
その第1の方案として、前述したように、本発明では、DSTM境界ルータに該当するDSTM TEP12の機能を拡張させる。すなわち、前述した既存の方案では、相手ノード211がIPv4基盤網21にあるため、バインディングアップデート及びRR機能が処理されないが、本発明では、DSTM TEP12でこのような機能を代わって行わせる。
DSTM TEP12の基本機能(基本動作過程)は、RFC3775第7節によって、本発明の実現のために以下に列挙した機能[RFC3775第9節]をDSTM TEP12に追加する。
1)RR(Return Routabiltiy)機能の追加
本機能は、Home Test Initメッセージ(HoTI)処理機能、Care−of Test Initメッセージ(CoTI)処理機能、Home Testメッセージ(Ho)処理機能、Care−of Testメッセージ(CoT)処理機能を含む。
2)Binding Updateメッセージ処理機能の追加
本機能は、Binding Update要求メッセージ処理機能及びBinding Acknowledgeメッセージ処理機能を含む。
3)IPv6拡張ヘッダー処理機能の追加
IPv6拡張ヘッダーには、ルーティングヘッダーと目的地オプションヘッダーとが含まれる。
三角ルーティングの問題を解決するための第2の方案として、本発明では、アドレスマッピングテーブルに指定されるアドレス情報を拡張指定する。
既存のアドレスマッピングテーブルには、前述したように、[IPv6送信地アドレス(HoA)とIPv4送信地アドレス]フィールドのみ指定された。IPv4基盤網21からパケットが伝送されれば、DSTM TEP12は、IPv4目的地アドレスをキーとして、IPv4送信地アドレスのフィールドをテーブルで検索した後、該当IPv6送信地アドレス値を得てIPv4−in−IPv6カプセル化過程に使用し、DSTM TEPでのバインディングアップデートが行われていないため、Pv6送信地アドレスとして移動ノードのホームアドレスのみ保存されて、IPv6移動ノードが外部網に移動する場合に両ノード間の直接通信が不可能であった。
本発明では、フィールド指定を拡張して、図2Bに示したように、アドレスマッピングテーブルを[IPv6 source(HoA)、IPv6 source(CoA)、IPv4 source]フィールドで構成する。移動ノード201がDSTM TEP12にバインディングアップデートを要請する場合、DSTM TEP12は、移動ノード201のHome Address optionヘッダーにオプションとして入っているホームアドレス(HoA)をキーとして、アドレスマッピングテーブルのIPv6 source(CoA)フィールドにCoA値を指定する。
IPv4基盤網21からIPv4パケットが入る場合、アドレスマッピングテーブルのIPv6 source(CoA)フィールドに値が指定されていれば、DSTM TEP12は、この値を利用してIPv4パケットをIPv6−in−IPv4カプセル開放して、MIPv6基盤の外部網22に直ちに伝送する。したがって、IPv4パケットは、三角ルーティング過程を経ずに図2Bの点線ルートbを通じて移動ノード201が存在する外部網22に直接に伝えられる。
もし、アドレスマッピングテーブルのIPv6 source(CoA)フィールドの値が存在していなければ、これは移動ノードの移動が発生しない場合であり、図2Aに示した場合と同様である。したがって、バインディングアップデートを要請していない場合であり、この場合は、既存の方式のようにPv6 source(HoA)フィールドのアドレスを利用してパケットをカプセル化する。
<本発明によるDSTM実施(移動性支援(保証)メカニズム)>
図3は、ホーム網20でDSTMメカニズムを利用して、IPv4基盤網21に位置した相手ノード211と通信していたIPv6移動ノード201が外部網22に移動する時に発生するメッセージ処理過程を示すものであって、本発明の望ましい実施形態の流れを示す。
1)IPv6移動ノード201は、外部網22に移動する場合、自身の新たなアドレスである新規アドレス(CoA)を生成する(S31)。
2)移動ノード201は、自身が本来位置したホーム網20に位置するホームエージェント202に生成された新規アドレス(CoA)を通知し、バインディングアップデートを要請する(S32)。ホームエージェント202は、この要請を処理した後、目的地が移動ノードのホームアドレス(HoA)であるIPv4−in−IPv6パケットをインターセプトして新規アドレス(CoA)によるトンネリングのために、図5に一例として示したフォーマットのIPv6カプセル化方式によりメッセージを構成した後、インターセプトしたパケットを移動ノード201に伝送する(S33)。
3)ホームエージェント202からトンネリングされたパケットを受けたIPv6移動ノード201は、IPv4相手ノード211にバインディングアップデート情報を伝送するために、IPv6目的地アドレス(TEPのIPv6アドレス)を利用してDSTM TEP12にバインディングアップデートメッセージを伝送する(S34)。バインディングアップデートパケットの伝送のためのメッセージフォーマットは、図6に一例として示されている。
4)バインディングアップデートメッセージを受けたDSTM TEP12は、バインディングアップデートメッセージヘッダーに指定されたIPv6ホームアドレス(HoA)をキーとして、自身のアドレスマッピングテーブルのIPv6 source(HoA)フィールドを検索して、IPv6source(CoA)フィールド値をアップデート、すなわち、前記新規アドレス(CoA)を指定する(S35)。
5)DSTM TEP12は、IPv4相手ノード211からIPv4パケットが入る場合には、目的地アドレス(TEPのIPv6アドレス)を参照してアドレスマッピングテーブルのIPv4 sourceフィールドを検索する。検索結果、IPv6 source(CoA)フィールドの値が指定されていれば(新規アドレス(CoA)が指定されていれば)、そのアドレスを目的地としてパケットをIPv4−in−IPv6カプセル化した後、MIPv6網(外部網)に位置した移動ノード201に直接伝送する(S36)。
6)IPv4−in−IPv6カプセル化されたパケットを受けたIPv6移動ノード201は、パケットをカプセル開放してIPv4ノードと通信し、したがって既存の方法とは違ってホームエージェントを経ない通信が可能となる。
<本発明によるIPv6移動ノードのバインディングアップデート処理過程>
バインディングアップデート処理は、前述したように、MIPv6環境での移動性を支援するための最も重要な核心過程である。
図2Bを参照して、移動ノード201がDSTMクライアント機能を行いながら外部網22に移動する時、ホームエージェント202からIPv6−in−IPv6パケット内にIPv4ヘッダーがトンネリングされたパケットを受ける。相手ノード211にバインディングアップデート要求のためのMIPv6(RFC 3775)の11.7.2節に提示された5つの基本条件、すなわち、「1)受けたパケットがIPv6トンネリングされている。2)トンネリングされた外部IPv6ヘッダーの目的地アドレスが移動ノードのCoAアドレスと一致する。3)トンネリングされた内部IPv6ヘッダーの目的地アドレスが移動ノードのホームアドレスと一致する。4)トンネリングされた内部/外部IPv6ヘッダーの送信地アドレスが違う。5)パケットがHome Test、Home Test Init、Care−of Test、Care−of Test Initメッセージを含んでいない。」という条件をいずれも満足するので、移動ノード201のバインディングアップデートリストテーブル24に相手ノード211のアドレスとしてDSTM TEP12のIPv6アドレスがテーブル24に指定される。
移動ノード201は、経路最適化のために相手ノード211のアドレス(ここではTEPのアドレス)でDSTM TEP12にバインディングアップデートメッセージに対する処理を要請する。したがって、本発明によるバインディングアップデート処理は、MIPv6標準をそのまま使用しながら、DSTM TEP12がバインディングアップデートメッセージ処理を行うようにするので、自然にPv4基盤網21の相手ノード211と直接通信が可能となる。
本方法発明は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータが読み取り可能なコードとして実現可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体はコンピュータシステムによって読み取れるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。
コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で構成されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存され、実行されうる。
これまで本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者ならば、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で実現できるということを理解できるであろう。
したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
本発明は、MIPv6環境でIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信に使われうる。
DSTMメカニズムの基本的なネットワークの構成を示した図面である。 移動ノードがホーム網に位置した場合のDSTMメカニズムを適用したネットワーク構成を示した図面である。 移動ノードが外部網に移動した場合のDSTMメカニズムを適用したネットワークの構成を示した図面である。 本発明の望ましい一実施形態の手順を示したフローチャートである。 移動ノードがホーム網に位置する場合、パケットをDSTM TEPに伝送する時のメッセージフォーマットの一例を示した図面である。 移動ノードが外部網に位置する場合、ホームエージェントが移動ノードに伝送したパケットの一例を示した図面である。 移動ノードが外部網に位置する場合、本発明によるバインディングアップデートメッセージフォーマットの一例を示した図面である。
符号の説明
10 デュアル−スタックホスト
11 DSTMサーバー
12 DSTMゲートウェイ
20 IPv6基盤網(ホーム網)
21 IPv4基盤網
22 外部網
201 移動ノード
202 ホームエージェント
211 相手ノード

Claims (3)

  1. (a)IPv4基盤網に位置する相手ノードとDSTMによる通信を進行中であるIPv6移動ノードが外部網に移動する場合にも、前記通信を維持するために、前記移動ノードがDSTM TEPにバインディングアップデートのためのメッセージを伝送して、その処理を要請する段階と、
    (b)前記DSTM TEPが前記メッセージのヘッダーに指定されたIPv6ホームアドレス(HoA)をキーとして、自身のアドレスマッピングテーブルに前記移動ノードが前記外部網で使用する新規アドレス(CoA)を指定する段階と、
    (c)前記DSTM TEPが、前記相手ノードからIPv4パケットが流入される場合、前記新規アドレス(CoA)を目的地として、前記パケットをIPv4−in−IPv6カプセル化した後に、前記外部網に位置した前記移動ノードに直接伝送する段階とを含み、前記移動ノードの前記外部網への移動如何に関係なく、前記両ノード間に移動性が保証される直接通信が可能であることを特徴とするDSTMを用いたMIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法。
  2. 前記バインディングアップデートは、
    前記移動ノードのバインディングアップデートリストテーブルに前記相手ノードのアドレスで前記DSTM TEPのIPv6アドレスが前記リストテーブルに指定されて、前記移動ノードが経路最適化のために、前記DSTM TEPのIPv6アドレスを参照して、前記DSTM TEPに前記バインディングアップデートメッセージに対する処理を要請してなされることを特徴とする請求項1に記載のDSTMを用いたMIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の方法をコンピュータで読み込み可能であり、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
JP2006280561A 2005-10-13 2006-10-13 DSTMを用いたモバイルIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法 Pending JP2007110734A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020050096516A KR100640005B1 (ko) 2005-10-13 2005-10-13 DSTM을 이용한 Mobile IPv6 환경에서IPv6 이동 노드와 IPv4 기반 노드간 통신 방법

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007110734A true JP2007110734A (ja) 2007-04-26

Family

ID=37621212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006280561A Pending JP2007110734A (ja) 2005-10-13 2006-10-13 DSTMを用いたモバイルIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20070088853A1 (ja)
JP (1) JP2007110734A (ja)
KR (1) KR100640005B1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038950A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-03 Samsung Electronics Co., Ltd. A system and method to enable combination of network controlled mobility and ue controlled mobility between different ip versions
CN101652976B (zh) 2007-04-06 2013-05-08 交互数字技术公司 用于标识移动网络协议性能的方法和设备
KR101062669B1 (ko) * 2008-07-29 2011-09-06 성균관대학교산학협력단 MIPv6의 바인딩 업데이트 방법
CN102282821B (zh) * 2009-03-03 2014-02-19 华为技术有限公司 IPv4-v6共存方法、网络设备及系统
US8509244B2 (en) 2009-08-14 2013-08-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for providing host node awareness for multiple NAT64 environments
US8509185B2 (en) 2010-02-26 2013-08-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Enabling IPV6 mobility with NAT64
US8504722B2 (en) 2010-06-14 2013-08-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Enhancing DS-lite with private IPV4 reachability
US8498414B2 (en) * 2010-10-29 2013-07-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Secure route optimization in mobile internet protocol using trusted domain name servers
WO2019041297A1 (en) 2017-09-01 2019-03-07 Hewlett Packard Enterprise Development Lp ACCESS POINTS WITH VIRTUAL CLIENTS
CN110601982B (zh) * 2019-09-27 2021-11-09 新华三信息安全技术有限公司 路由传递方法、装置及路由器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040082655A (ko) * 2003-03-19 2004-09-30 삼성전자주식회사 이중 스택 변환 메커니즘을 이용한 모바일 아이피 통신시스템 및 방법
US7609691B2 (en) * 2005-03-21 2009-10-27 Cisco Technology, Inc. Method and system for automatically interconnecting IPv4 networks across an IPv6 network

Also Published As

Publication number Publication date
US20070088853A1 (en) 2007-04-19
KR100640005B1 (ko) 2006-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4431112B2 (ja) 端末及び通信システム
EP2426956B1 (en) Data transferring method, system and related network device based on proxy mobile (pm) ipv6
JP2007110734A (ja) DSTMを用いたモバイルIPv6環境におけるIPv6移動ノードとIPv4基盤ノードとの通信方法
JP4607998B2 (ja) 異なるアドレス空間におけるモバイルIPv6のルート最適化
US20070183363A1 (en) Method for ipv4 mobility from ipv6 networks
US20080008196A1 (en) Heterogenous Network Interworking Method of a Node Having Multiple Network Interfaces
EP1516472B1 (en) Connection of next generation mobile nodes across previous generation networks to next generation networks
US20060280146A1 (en) Handover support for multiple types of traffic
US20100284331A1 (en) Mobile ip route optimization in ip version transition scenarios
JP5136425B2 (ja) 移動管理システム、ホームエージェント及びそれらに用いる移動端末管理方法並びにそのプログラム
US7899055B2 (en) Method for route optimization with dual mobile IPv4 node in IPv6-only network
KR100929546B1 (ko) 패킷 데이터 전송
JP5016030B2 (ja) デュアルスタック移動体ノードがIPv4ネットワーク中でローミングするための方法と装置
US20080192679A1 (en) Mobile Communication Control Method, Mobile Communication System, Routing Device, Management Device, and Program
EP1863252B1 (en) Mobile IP route optimisation in IP protocol version transition scenarios
Bansal et al. Dual stack implementation of mobile IPv6 software architecture
JP5585584B2 (ja) 移動通信システム、移動通信方法及びプログラム
Bernardos et al. NEMO: Network Mobility. Bringing ubiquity to the Internet access
Zhang et al. Seamless mobility management schemes for IPv6-based wireless networks
Johnson et al. Mobility in IP networks: from link layer to application layer protocols and architectures
KR100749816B1 (ko) NEMO 기반 ⅠPv6 네트워크 환경에서 ⅠPv4네트워크 환경으로 이동하는 이동 네트워크의 이동성 제공방법
Nguyen et al. State of the art of mobility protocols
Abou-Khalil et al. Client-based network-assisted mobile IPv6

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091016