JP4607998B2 - 異なるアドレス空間におけるモバイルIPv6のルート最適化 - Google Patents

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Description

本発明は、IPv4限定のアクセスネットワークに移動でき、その後もなお、異なるアドレス空間に位置する別のIPv6ノードへのその到達可能性を維持できるようなIPv6モバイルノードに関するものである。
下記の略語集が、本明細書と共に定義されており、少なくともその一部は、本発明の先行技術および好適実施形態についての以下の記述の中で言及される。
MN Mobile Node(モバイルノード)は、インターネット(IPネットワーク)との接続点を変えながら、自分のホームアドレスを用いて他の移動ノードまたは静止ノードと通信できる移動端末である。
HA Home Agent(ホームエージェント)は、MNのホームネットワーク内のルータである。
CN Correspondent Node(コレスポンデントノード(通信相手ノード))は、IPv6ノードである。MNもCNであるが、CNは、まったく移動しないノードである場合もあるだろう。
NAT Network Address Translator(ネットワーク・アドレス・トランスレータ)である。
CoA Care−of Address(気付アドレス)は、在圏中のネットワーク内でMNによって用いられるIPv6アドレスまたはIPv4アドレスである。MNがインターネットへの接続を変えると、このアドレスは変わる。MNがIPv4アクセスネットワークにアタッチする場合、MNはIPv4のCoAに加えてUDPのポート番号も必要とする。これは、IPv4トンネリングが、1つ以上のNATを経由する可能性があるからであり、それらのNATは、アドレスの変換を行うのにUDPポートを必要とするからである。
HoA MNのHome Address(ホームアドレス)は、MNに対して常に到達可能なIPv6アドレスまたはIPv4アドレスである。MNがホームリンク内にいない場合、HAはパケットをMNへトンネルさせ、パケットはMNのHoAに到着する。
HL Home link(ホームリンク)である。
HoTI Home Test Init.(ホーム・テストInit)である。
HoT Home Test(ホーム・テスト)である。
CoTI Care−of Test Init.(気付テストInit)である。
CoT Care−of Test(気付テスト)である。
BU Binding Update(バインド更新)である。
BA Binding Acknowledgement(バインド確認応答)である。
無線通信分野では、モバイルIPv6として知られるプロトコルが現在用いられているが、このプロトコルによって、IPv6のMNがインターネットのようなIPネットワークに接続されたIPv6アクセスネットワーク内で移動している間も、そのMNに到達可能な状態を維持できる。このモビリティのサポートがなければ、IPv6のMNを宛先とするパケットは、MNが自分のホームリンクから離れた位置にある間は、そのMNに到達することができないであろう。モバイルIPv6プロトコルについては、下記の文書の中に詳細に記述されている。
・S.Deering他、「インターネットプロトコル、バージョン6(IPv6)仕様」RFC2460、1998年12月
・D.Johnson他、「IPv6におけるモビリティのサポート」RFC3775、2004年6月
これらの文書の内容は、参照により本願に援用する。
現在、IPv6アクセスネットワークに加えて、インターネットに接続されているIPv4アクセスネットワークも使用されている。IPv4アクセスネットワークは、モバイルIPv4として知られる別のプロトコルに合致するように設計され、構築されている。モバイルIPv4プロトコルによって、IPv4のMNが自分のHLではないIPv4アクセスネットワーク内に位置している間も、それに到達することが可能になる。モバイルIPv4プロトコルについては、下記の文書の中に詳細に記述されている。
・C.Perkins、「IPモビリティサポート」、RFC2002、1996年10月
この文書の内容は、参照により本願に援用する。
残念ながら、モバイルIPv4プロトコルおよびモバイルIPv6プロトコルは、それぞれ、IPv4限定のアクセスネットワーク用およびIPv6限定のアクセスネットワーク用として設計されている。従って、モバイルIPv6プロトコルは、IPv4ネットワークへの後方互換性を提供しない。これは、モバイルIPv6は、(パブリックネットワークであれプライベートネットワークであれ)複数のIPv4アクセスネットワークを跨いだモビリティ管理を行うことができないということを意味する。しかし、IPv4(パブリックおよびプライベート)アクセスネットワーク内に位置するIPv6MNのモビリティ管理は、特に重要である。なぜなら、IPv6MN(例えばIPv6モバイルコンピュータ)は、インターネットに接続されようとする装置人口の大半もしくは少なくとも相当な割合を占めると思われるからである。そして、インターネットへのアクセスネットワークの一部は、IPv4限定のアクセスネットワークであろう。このモビリティ管理の問題に対する解決策の提案を、図1および2に関して下記に詳述する。
図1Aおよび1B(先行技術)を参照すると、IPv6MN110がIPv4限定アクセスネットワーク116へ移動してもなお、IPv6のCN102へのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題の解決策を説明する一助とするのに用いられる、図およびシグナリングフロー図が示されている。図1Aに示すように、IPv6のCN102は、IPv4ルータ106とIPv6ルータ108とを有するIPv4/IPv6混合アクセスネットワーク104に位置する。そして、MN110は、HA114を有するHL112から、IPv4ルータ118を有するIPv4アクセスネットワーク116へ、移動してきた。MN110は、次に論じるように、インターネット120を経由してCN102と通信できる。
図1Aおよび1Bに示すように、MN110は、HL112からIPv4アクセスネットワーク116へ移動した後、HA114にホーム登録を行う(信号1および2を参照のこと)。ホーム登録を行うため、MN110は、BUをHA114へ送信する(信号1)。MN110はIPv4アクセスネットワーク116の中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、MN110はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA114は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN110に送信する(信号2)。ホーム登録の後、CN102は、HL112を経由してトラヒック(トンネルされたデータ)をMN110へ送信する(信号3を参照のこと)。また、MN110は、HL112を経由してトラヒック(トンネルされたデータ)をCN102へも送信する(信号4を参照のこと)。加えて、MN110は、ルーティングテーブルを有する。典型的なルーティングテーブルを以下に示す。
MNのルーティングテーブル122
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv6" |"HA IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
この解決策の欠点は、MN110についての着信トラヒックおよび発信トラヒックが、HL112の中に存在するHA114を経由して常にトンネルされることである。たとえCN102とMN110とが同じアクセスネットワーク内に位置していたとしても、同じトラヒックルートは、やはり必要であろう。なぜなら、MN110が別のアクセスネットワーク(不図示)へ移動する場合、CN102とMN110とは接続性を失う可能性があるため、CN102とMN110とは、トラヒックが最短パス(MN110、IPv4ルータ118、インターネット120、IPv4ルータ106、CN102)を経由してルーティングされるようなルート最適化手順を行うことができないからである。MN110とCN102とが、ルート最適化手順を行うことができるならば、望ましいであろう。本発明はこの必要性に取り組むものである。
図2Aおよび2B(先行技術)を参照すると、IPv6MN202および212が両方ともIPv4限定アクセスネットワーク204および214へ移動しても、IPv6MN202がもう1つのIPv6MN212への到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題の解決策を説明する一助とするのに用いられる図およびシグナリングフロー図が示されている。図2Aに示すように、第1のIPv6MN202は、IPv4ルータ206を有するIPv4アクセスネットワーク204の中に位置している。第1のMN202は、HA210を有するHL208からIPv4アクセスネットワーク204へ移動した。第2のIPv6MN212は、IPv4ルータ216を有するIPv4アクセスネットワーク214の中に位置している。第2のMN212は、HA220を有するHL218からIPv4アクセスネットワーク214へ移動した。そして、以下に述べるように、第1のMN202は、インターネット222およびHA210および220を経由して、第2のMN212と通信することができる。
図2Aおよび2Bに示すように、第1のMN202は、HL208からIPv4アクセスネットワーク204へ移動した後、HA210にホーム登録を行う(信号1aおよび1bを参照のこと)。ホーム登録を行うため、第1のMN202は、BUをHA210へ送信する(信号1a)。第1のMN202はIPv4アクセスネットワーク204の中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、MN202はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA210は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN202へ送信する(信号2a)。同様に、第2のMN212は、BUをHA220へ送信する(信号1b)。MN212はIPv4アクセスネットワーク214の中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、MN212はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA220は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN212に送信する(信号2b)。ホーム登録の後、第2のMN212は、2つのHL218および208を経由してトラヒック(トンネルされたデータ)を第1のMN202へ送信する(信号3を参照のこと)。また、第1のMN202は、2つのHL208および218を経由してトラヒック(トンネルされたデータ)を第2のMN212へも送信する(信号4を参照のこと)。加えて、MN202および212はそれぞれ、ルーティングテーブル224および226を有する。典型的なルーティングテーブル224および226を以下に示す。
MN1のルーティングテーブル224
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA1 IPv6" |"HA1 IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA1 IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
MN2ルーティングテーブル226
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA2 IPv6" |"HA2 IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA2 IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
この解決策の欠点は、MN202とMN212との間の着信トラヒックおよび発信トラヒックが、HL208および218の中に存在する2つのHA、すなわちHA210およびHA220、を経由してトンネルされる必要があることである。たとえMN202とMN212とが両方とも同じアクセスネットワーク内に位置していたとしても、同じトラヒックルートは、やはり必要であろう。なぜなら、MN202と212のうちのいずれか一方もしくは両方がIPv4ネットワーク204および214へ移動する場合、MN202とMN212とは接続性を失う可能性があるため、MN202とMN212とは、トラヒックが最短パス(MN202、IPv4ルータ206、インターネット222、IPv4ルータ216、MN212)を経由してルーティングされるようなルート最適化手順を行うことができないからである。留意すべきだが、たとえ2つのMNがIPv6ネットワークにいる場合であっても、それらのうち一方がいつ何時IPv4アクセスネットワークへ移動するかもしれないので、それらは互いの間でルーティングを最適化することができない。MN202とMN212とが、ルート最適化手順を行うことができるならば、望ましいであろう。本発明はこの必要性に取り組むものである。
本発明は、別のノードと通信するためにIPv6モバイルノードによって使用されるルート最適化のための方法であって、IPv6モバイルノードは、IPv6モバイルノードのホームエージェントを介してIPv6トラヒックをルーティングすることなしに、IPネットワークを介してIPv4/UDP双方向トンネルの中でIPv6トラヒックを送受信することにより、別のノードと通信し、IPv6モバイルノードと別のIPv6ノードとのうちの少なくとも一方は、IPv4アクセスネットワーク内に位置する方法を含む。
本発明の一層完全な理解は、添付の図面に関連して下記の詳細な説明を参照することによって、得られるであろう。
図3乃至8を参照すると、本発明によるルート最適化方法300および600に関する2つの実施形態が開示されている。ルート最適化方法300および600の議論を助けるため、本明細書ではいくつかの異なる典型的なネットワークが用いられ、それらは、IPv4アクセスネットワーク、IPv6アクセスネットワーク、IPv4/IPv6アクセスネットワーク、HL、HA、IPネットワーク(インターネット)、IPv4ルータ、IPv6ルータなどのようなよく知られたコンポーネントを含んでいる。明確にするため、本明細書で提供される記述は、本発明を理解するのに必要ない、よく知られたコンポーネントについての一定の詳細は省略する。
図3乃至5を参照すると、本発明によるルート最適化方法300の第1の実施形態を記述する一助とするのに用いられる図がいくつか示されている。基本的に、ルート最適化方法300は、IPv6MN402がIPv4限定アクセスネットワーク406aおよび406bへ移動してもなお、IPv6のCN404へのその到達可能性を維持するのを可能にする。この解決策において、ルート最適化方法300は、いくつかの前提条件があれば、異なるアドレス空間においてもMN402とCN404との間で機能することができる。第1に、MN402とCN404とはいずれも、両方がIPv4アドレスとIPv6アドレスとを持つことを意味する、デュアルスタック・ノードである必要がある。また、MN402とCN404とは、IPv4/UDP双方向トンネルにおいて、IPv6トラヒックのトンネリングをサポートしなければならない。加えて、MN402とCN404とは、トンネリングのため、自分たち自身のグローバルにルーティング可能なIPv4アドレスとUDPポートとを知る必要がある。
MN402は、自分のHL408にアタッチしている間、CNのIPv6アドレスと自分自身のIPv6ホームアドレスとを用いて直接CN404と通信できる(この状況は、図4および5のシナリオには示されていない)。MN402は、IPv6接続性が得られるような外部ネットワークへ移動する場合、通常は、従来型のルート最適化手順を自分自身とCN404との間で開始するであろう(この状況は図4および5のシナリオには示されていない)。MN402がIPv4アクセスネットワークへ移動する時のように、IPv6接続性が保証できない環境においてMN402が使用される場合には、IPv6トラヒックがMN402とCN404との間で効率的にルーティングされうるようにルート最適化方法300が使用される必要がある(この状況は図4および5のシナリオに示されている)。言い換えると、MN402は、自分がIPv4アクセスネットワークへ移動しているのか、あるいはIPv6アクセスネットワークへ移動しているのか、事前の知識を持っていないのだから、ルート最適化方法300(および方法600)を使用すべきである。
ルート最適化方法300が図4および5に示される2つの異なるシナリオにおいてどのように用いられるかを議論する前に、ルート最適化方法300の基本的なステップについて簡単な説明を提供する。第1に、MN402は、HA410を通じて送信されるCN404のトラヒックの中でCN404がIPv4気付アドレスというオプションをMN402へ送信しているかどうかチェックすることによって、CN404のIPv4到達可能性を判断する(図3のステップ302を参照のこと)(図4および5も参照のこと)。送信しているならば、MN402は、CN404がインターネット412を通じて直接MN402とCN404との間でIPv4/UDP双方向トンネル407を確立できるかどうか、判断する(図3のステップ304を参照のこと)。確立できるならば、MN402は、CN404とのIPv4/UDP双方向トンネル407を確立する(図3のステップ306を参照のこと)。その後、IPv6トラヒックは、IPv4/UDP双方向トンネル407の中でMN402とCN404との間で往復するようにルーティングされる(図3のステップ308を参照のこと)。ステップ302および304のいずれかの判断が、NOであれば、IPv4/UDP双方向トンネル407は確立できず、MN402は、インターネット412とHA410の両方を通じて、IPv6トラヒックをCN404と送受信しなければならない(図3のステップ310を参照のこと)(図1Aを参照のこと)。以下に、ステップ302、304...308が、どのようにして実装されうるかについて、図4および5に示す2つのシナリオに関して詳細に記述する。
図4Aおよび4Bを参照すると、IPv6MN402がIPv4公衆アクセスネットワーク406aへ移動した後でもなお、IPv6のCN404へのその到達可能性を維持できるように、IPv6MN402によってどのようにルート最適化方法300が用いられうるかを説明する一助とするのに用いられる、図およびシグナリングフロー図が示されている。図4Aに示すように、CN404は、IPv4ルータ416とIPv6ルータ418とを有するIPv4/IPv6混合アクセスネットワーク414に位置する。そして、MN402は、HL408から、IPv4ルータ420を有するIPv4パブリックアクセスネットワーク406aへ、移動してきた。MN402は、次に論じるように、IPv4/UDP双方向トンネル407を通じてインターネット412を経由して、CN404と通信することができる。
図4Aおよび4Bに示すように、MN402は、HL408からIPv4パブリックアクセスネットワーク406aへ移動した後、HA410にホーム登録を行う。ホーム登録を行うため、MN402は、BUをHA410へ送信する。MN402はIPv4パブリックアクセスネットワーク406aの中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、MN402はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA410は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN402に送信する。ホーム登録の後、MN402とCN404との間のトラヒックは、以下のように、方法300に従ってルート最適化されうる。
1.トンネルされたデータ:MN402は、CN404のIPv4アドレスとUDPポートとを搬送するIPv4気付アドレスのオプションを含む、トンネルされたトラヒックを、CN404から受信する。この情報を受信すると、MN402は、CN404へ向けたルート最適化手順を開始する。
2.HoTI:MN402がCN404のIPv4アドレスを知っている場合、MN402はHoTIメッセージをCN404へ送信する。HoTIメッセージは、HA410を経由してCN404へトンネルされる。HoTIメッセージの中では、予約フィールドからの1ビットが、MN402が2つのノード402と404との間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいるということをCN404に知らせるためのフラグとしてセットされ、使用される。
3.CoTI:MN402がCN404のIPv4アドレスを知っている場合、MN402はCoTIメッセージをIPv4/UDPトンネル407の中で直接CN404へ送信できる。CoTIメッセージの中では、予約フィールドからの1ビットが、MN402が2つのノード402と404の間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいるということをCN404に知らせるためのフラグとしてセットされ、使用される。
4.HoT:CN404は、MN402によって送信されたHoTIメッセージに対してHoTメッセージで応答する。HoTメッセージは、MN402のIPv4/IPv6のHoAへ送信され、HA410を経由してMN402へトンネルされる。CN404は、IPv4/UDPトンネル407の中でIPv6パケットをトンネルさせることができる場合、CoTメッセージの予約フィールドの中にフラグをセットする。
5.CoT:CN404は、MN402によって送信されたCoTIメッセージに対してCoTメッセージで応答する。CoTメッセージは、IPv4/UDPトンネル407の中をMN402のIPv4アドレスへトンネルされる。CN404は、自分がIPv6パケットをIPv4/UDPトンネル407の中でトンネリングできることをMN402に知らせるため、CoTメッセージ内の予約フィールドの中にフラグをセットする。着信するCoTメッセージをMN402が受信するためには、MN402は、IPv4/UDPトンネル407の中でIPv6トラヒックをトンネルする目的で自分が用いるUDPポートをリッスンする必要がある。特に、MN402は、自分のプライベートIPv4アドレスおよびUDPポートをリッスンする。
6.BU:MNが(指定のフラグビットがセットされている)HoTメッセージおよびCoTメッセージを受信した場合、MN402は、IPv4/UDPトンネル407の中でBUメッセージをCN404へトンネルする。またMN402は、対応するCN404についての自分のバインド更新リスト(BUL)のエントリを更新する(図4Aを参照のこと)。HoTメッセージおよびCoTメッセージの予約フィールドの中のフラグのうちいずれか1つでもセットされていなかった場合には、MNはBUを送信せず、トラヒックは2つのノード402と404との間でルート最適化されない。
7.BA:CN404は、BUを受信した場合、MN402についての自分のバインドキャッシュ(BC)へのエントリを作成し、また、IPv4/UDP双方向トンネル407についてのエントリを自分のルーティングテーブルに追加する(図4Aを参照のこと)。BCエントリが作成された後、CN404は、BAメッセージをMN402へ送信する。BAメッセージは、IPv4/UDP双方向トンネル407を通って、MN402に直接送信される。
8:ルート最適化されたデータ:BUメッセージとBAメッセージとの交換が成功した後、MN402とCN404とは、それらの間のすべてのIPv6トラヒックをIPv4/UDPトンネル407の中でトンネルできる。
以上のように、前述のルート最適化手順は、HoTIメッセージ、CoTIメッセージ、HoTメッセージ、CoTメッセージ、HoTメッセージ、CoTメッセージ、BUメッセージおよびBAメッセージの利用を含む。これらのメッセージの詳細は、よく知られており、下記の文書の中で見つけられる。
・Johnson、Perkins、Arkko:「IPv6におけるモビリティサポート」、RFC3775、2004年6月」
この文書の内容は、参照により本願に援用する。
MN402は、ルーティングテーブル424とバインド更新リスト426とを含む。そして、CN404は、ルーティングテーブル424とバインドキャッシュ430とを含む。典型的なルーティングテーブル424および428、バインド更新リスト426およびバインドキャッシュ430を、下記に示す。
MNのルーティングテーブル424
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv6" |"HA IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv6" |"CN IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
MNのバインド更新リスト426
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv6" <-> "MN IPv6 CoA" <-> "MN IPv6 HoA" <-> “HA IPv6" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv4" <-> "MN IPv4 CoA" <-> "MN IPv4 HoA" <-> "HA IPv4" |
-------------------------------------------------------------------------------
CNのルーティングテーブル428
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv6 CoA" |"MN IPv4 CoA" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4 CoA" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
CNのバインドキャッシュ430
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv6" HoA" <−> "MN IPv6 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4" HoA" <−> "MN IPv4 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
留意すべきことだが、CN404が、IPv4/UDPトンネル407内でのIPv6トラヒックのトンネリングをサポートしない場合は、たとえMN402がIPv6アクセスネットワークにアタッチしていても、MN402は、CN404とのルート最適化を実行できない。これは、MN402が、IPv4アクセスネットワーク406へ移動しないであろうとは保証できないからである。更に留意すべきことだが、MNのいずれか1つがイントラネットまたはエクストラネットに接続されている場合、あるいは、MNのいずれか1つがイントラネット/エクストラネットに接続され、それが次にインターネットに接続されている場合にも、本発明を使用可能である。
図5を参照すると、MN402がIPv4プライベートアクセスネットワーク406bへ移動した後でもなお、IPv6CN404へのその到達可能性を維持できるように、IPv6MN402によってどのようにルート最適化方法300が用いられうるかを説明する一助とするのに用いられる図が示されている。図5に示すように、CN404は、IPv4ルータ416とIPv6ルータ418とを有するIPv4/IPv6混合アクセスネットワーク414に位置する。そして、MN402は、HL408から、ネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)422を有するIPv4プライベートアクセスネットワーク406bへ、移動してきた。
MN402は、この場合、NAT422が存在するためにホーム登録手順が異なるということを除いて、図4Aおよび4Bに関して上記で論じたものと同様に、IPv4/UDP双方向トンネル407を経由してCN404と通信できる。ホーム登録手順の違いを、次に説明する。MN402は、自分がIPv4プライベートアクセスネットワーク406bに接続していることを発見すると、自分のHA410へBUメッセージを送信する。MN402は、BUメッセージに「IPv4気付アドレスのオプション」を追加する。特に、MN402は、自分のIPv4アドレスを気付アドレスとして、そして、ソース(送信元)UDPポートをUDPポートとして、使用する。IPv4プライベートアクセスネットワーク406bはNAT422の背後にあるため、オプションはIPv6ヘッダの内側にあり、かつ、これらのヘッダはIPSecで暗号化されていることから、オプションは変換されないであろう。従って、HA410は、BUを受信すると、トンネルされたパケットの外側ヘッダのソースアドレスおよびUDPポートを、「IPv4気付アドレスのオプション」のIPv4アドレスおよびUDPポートと比較する。それらが異なる場合には、HA410は、NAT422のIPv4ソースアドレスとUDPポートとを、受信したIPv4ヘッダからのオプションにコピーする。このオプションは、MN402に返信されるBAに追加される。このようにして、MN402は、BAを受信すると、自分がNAT422の背後に位置しているのかどうかを知るであろう。加えて、MN402は、IPv6トラヒックをIPv4/UDPトンネル内でトンネルさせるのに必要な、グローバルにルーティング可能なIPv4アドレスとUDPポートとを知っている。加えて、MN402は、ルーティングテーブル524とバインド更新リスト526とを含む。そして、CN404は、ルーティングテーブル528とバインドキャッシュ530とを含む。典型的なルーティングテーブル524および528、バインド更新リスト526およびバインドキャッシュ530を、下記に示す。
MNのルーティングテーブル524
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv6" |"HA IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv6" |"CN IPv4" |UDP tunnelintf1 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
MNのバインド更新リスト526
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv6" <-> "MN IPv6 CoA" <-> "MN IPv6 HoA" <-> “HA IPv6" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"CN IPv4" <-> "MN IPv4 CoA" <-> "MN IPv4 HoA" <-> "HA IPv4" |
-------------------------------------------------------------------------------
CNのルーティングテーブル528
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv6 CoA" |"MN IPv4 CoA" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4 CoA" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
CNのバインドキャッシュ530
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv6" HoA" <−> "MN IPv6 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4" HoA" <−> "MN IPv4 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
図6乃至8を参照すると、本発明によるルート最適化方法600の第2の実施形態を説明する一助とするのに用いられる図がいくつか示されている。基本的に、ルート最適化方法600は、ノード702と704とのうちの一方もしくは両方がIPv4限定アクセスネットワーク706および714へ移動してもなお、IPv6MN702がもう1つのIPv6MN704へのその到達可能性を維持するのを可能にする。MN702は、いくつかの前提条件があれば、異種の環境あるもう1つのMN704との間でルート最適化方法600を用いることができる。第1に、MN702と704とは、両方とも、IPv4アドレスとIPv6アドレスとを持つ必要がある。また、MN702と704とは、IPv4/UDPトンネル707内でのIPv6パケットのトンネリングをサポートしなければならない。加えて、MN702と704とは、「IPv4気付アドレスのオプション」をサポートしなければならない。このオプションは、自分たち自身のグローバルにルーティング可能なIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、そして、どのIPv4アドレスに対してルート最適化されたIPv6パケットをトンネルしなければならないかをMN702と704とのうちの相手側に知らせるため、MN702と704の各々によって用いられる。留意すべきだが、MN702と704とは、異なるアドレスバージョンを用いるアクセスネットワーク内にそれらが位置している場合、相互の間でルーティングを最適化することができない。
ルート最適化方法600が図7および8に示される2つの異なるシナリオにおいてどのように用いられるかを議論する前に、ルート最適化方法600の基本的なステップについて簡単な説明を行う。第1に、MN702(MN1)は、MN704が、2つのHA706と708とを通じて送信されるMN704のトラヒックの中でIPv4気付アドレスというオプションをMN702へ送信しているかどうかチェックすることによって、MN704(MN2)のIPv4到達可能性を判断する(図6のステップ602を参照のこと)(図7および8も参照のこと)。送信しているならば、MN702は、MN704がインターネット712を通じて直接MN702とMN704との間でIPv4/UDP双方向トンネル707を確立できるかどうか、判断する(図6のステップ604を参照のこと)。確立できるならば、MN702は、MN704とのIPv4/UDP双方向トンネル707の一方向を確立する(図6のステップ606を参照のこと)。同様に、MN704も、MN702が、2つのHA708と706とを通じて送信されるMN702のトラヒックの中でIPv4気付アドレスというオプションをMN704へ送信しているかどうかチェックすることによって、MN702のIPv4到達可能性を判断する(図6のステップ608を参照のこと)(図7および8も参照のこと)。送信しているならば、MN704は、MN702がインターネット712を通じて直接MN702とMN704との間でIPv4/UDP双方向トンネル707を確立できるかどうか、判断する(図6のステップ610を参照のこと)。確立できるならば、MN704は、MN702とのIPv4/UDP双方向トンネル707の一方向を確立する(図6のステップ612を参照のこと)。その後、IPv6トラヒックは、IPv4/UDP双方向トンネル707の中でMN702とMN704との間で往復するようにルーティングされる(図6のステップ614を参照のこと)。ステップ602、604、608、および610のうち、いずれかの判断が、NOであれば、IPv4/UDP双方向トンネル707は確立されず、MN702は、インターネット712とHA706および708の両方を通じて、IPv6トラヒックをMN704と送受信しなければならない(図6のステップ616を参照のこと)(図2Aを参照のこと)。以下に、ステップ602、604...616が、どのようにして実装されうるかについて、図7および8に示す2つのシナリオに関して詳細に記述する。
図7Aおよび7Bを参照すると、MN702とMN704との両方がIPv4パブリックアクセスネットワーク716aおよび714aへ移動した場合でもなお、ルート最適化方法600がどのようにして、IPv6MN702がもう1つのIPv6MN704へのその到達可能性を維持できるようにするかを説明する一助とするのに用いられる、図およびシグナリングフロー図が示されている。図7Aに示すように、第1のIPv6MN702は、IPv4ルータ718を有するIPv4パブリックアクセスネットワーク716aに位置する。第1のMN702は、HA708を有するHL720から、IPv4パブリックアクセスネットワーク716aへ、移動してきた。第2のIPv6MN704は、IPv4ルータ722を有するIPv4パブリックアクセスネットワーク714aに位置する。第2のMN704は、HA706を有するHL724から、IPv4パブリックアクセスネットワーク714aへ、移動してきた。そして、第1のMN702は、次に論じるように、IPv4/UDP双方向トンネル707を通じてインターネット712を経由して、第2のMN704と通信することができる。
図7Aおよび7Bに示すように、第1のMN702は、HL720からIPv4パブリックアクセスネットワーク716aへ移動した後、HA708にホーム登録を行う(信号1aおよび2aを参照のこと)。ホーム登録を行うため、第1のMN702は、BUをHA708へ送信する(信号1a)。第1のMN702はIPv4パブリックアクセスネットワーク716aの中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、第1のMN702はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA708は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN702に送信する(信号2a)。同様に、第2のMN704は、BUをHA706へ送信する(信号1b)。第2のMN704はIPv4パブリックアクセスネットワーク714aの中に位置することから、そのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを知るため、MN704はBUにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。次いで、HA706は、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送するBAを、MN704に送信する(信号2b)。ホーム登録の後、MN702とMN704の間のトラヒックは、以下のように方法600によってルート最適化されうる。
1aおよび1b.BU:MN702と704とは両方とも、新たなIPv4限定アクセスネットワーク716aおよび714aに移動する場合、BUをそれらの各々のHA708および706へ送信する。ネットワークがIPv4ネットワークであると想定すれば、MN702および704はそれぞれ、そのグローバルIPv4アドレスとUDPポートとを知るために、BUメッセージにIPv4気付アドレスのオプションを追加する。これらのステップは、ホーム登録プロセスの一部である。
2aおよび2b.BA:MN702および704が、HA708および706からBAを受信した後、ホーム登録は完了する。また、BAメッセージは、MNのグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを保持するIPv4気付アドレスのオプションを搬送する。これらのステップは、ホーム登録プロセスの一部である。
3.トンネルされたデータ:MN702は、MN704からトンネルされたデータを受信する。このトラヒックは、MN704のグローバルなIPv4アドレスとUDPポートとを搬送するIPv4気付アドレスを保持する。理解されるべきだが、MN702がIPv6アクセスネットワーク内に位置する場合、MN702に着信するパケットがその中に「IPv4気付アドレスのオプション」を有するならば、MN702はルート最適化を開始しないであろう。また、2つのMN702および704がIPv6アクセスネットワーク内にいる場合、ルート最適化は、通常通り行われる[RFC3775を参照のこと]。
4.HoTI:MN702は、HoTIメッセージをMN704へ送信する。HoTIメッセージは、IPv4/UDPトンネルの中でHA708へトンネルされる。次いで、HA708は、HoTIメッセージをHA706へ送信する。HA706は、パケットをMN704へトンネルさせる。HoTIメッセージの中では、MN702が2つのMN702と704との間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいることをMN704に知らせるため、予約フィールドの中にフラグがセットされている。
5.CoTI:また、MN702は、CoTIメッセージをMN704へ送信する。CoTiパケットは、「IPv4気付アドレスのオプション」の中で指定された、MN704のIPv4 CoAとUDPポート番号とを用いて、直接MN704へトンネルされる。CoTIメッセージの中では、予約フィールドからの1ビットが、MN702が2つのノード702と704との間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいることをMN704に知らせるためのフラグとしてセットされ、使用される。CoTIメッセージをMN704が受信するためには、MN704は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6トラヒックをトンネルする目的で自分が用いるUDPポートをリッスンする必要がある。
6.トンネルされたデータ:ルート最適化が完了する前に、MN702は、パケットをMN704へ送信する。MN702は、「IPv4気付アドレスのオプション」をトンネルされるパケットに追加する。これらのトンネルされたパケットによって、MN704は、MN702とのルート最適化を開始する。
7.HoT:MN704がIPv4/UDPトンネリングをサポートする場合、MN704は、MN702によって送信されたHoTIメッセージに対してHoTメッセージで応答する。このパケットは、MN702のHoAへ送信され、HA706と708とを経由してMN702へトンネルされる。加えて、MN704は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6パケットをトンネルさせることができる場合、HoTメッセージの予約フィールドの中にフラグをセットする。留意すべきだが、HoTIメッセージが、メッセージの予約フィールドの中にセットされたフラグを有しない場合には、MN704は、HoTIメッセージには応答しないであろう。
8.CoT:MN704がIPv4/UDpトンネリングをサポートする場合、MN704は、MN702によって送信されたCoTIメッセージに対してCoTメッセージで応答する。このパケットは、CoTIメッセージ内の「IPv4気付アドレスのオプション」の中に提供されたMN702のIPv4 CoAとUDPポートとに直接トンネルされる。加えて、MN704は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6パケットをトンネルさせることができる場合、CoTメッセージの予約フィールドの中にフラグをセットする。留意すべきだが、CoTIメッセージが、メッセージの予約フィールドの中にセットされたフラグを有しない場合には、MN704は、CoTIメッセージには応答しないであろう。
9.HoTI:MN704は、トンネルされたトラヒックをMN702から受信し、これらのパケットがその中に「IPv4気付アドレスのオプション」を有する場合、ルート最適化手順を開始する。MN704は、HoTIメッセージをMN702のIPv6ホームアドレスへ送信することによって、手順を開始する。HoTIメッセージは、HA706と708とを経由してMN702へトンネルされる。HoTIメッセージの中では、MN704が2つのMN702と704との間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいることをMN702に知らせるため、予約フィールドの中にフラグがセットされている。
10.CoTI:また、MN704は、CoTIメッセージをMN702へ送信する。CoTIパケットは、「IPv4気付アドレスのオプション」の中に指定されたMN702のIPv4CoAとUDPポート番号とを用いて、直接MN702へトンネルされる。CoTIメッセージの中では、予約フィールドからの1ビットが、MN704が2つのノード702と704との間でトラヒックをトンネルさせたいと望んでいることをCN702に知らせるためのフラグとしてセットされ、使用される。CoTIメッセージを受信するためには、MN702は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6トラヒックをトンネルする目的で自分が用いるUDPポートをリッスンする必要がある。
11.HoT:MN704がIPv4/UDPトンネリングをサポートする場合、MN702は、MN704によって送信されたHoTIメッセージに対してHoTメッセージで応答する。このパケットは、MN704のHoAへ送信され、HA706と708とを経由してMN704へトンネルされる。加えて、MN702は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6パケットをトンネルさせることができる場合、HoTメッセージの予約フィールドの中にフラグをセットする。留意すべきだが、HoTIメッセージが、メッセージの予約フィールドの中にセットされたフラグを有しない場合には、MN702は、HoTIメッセージには応答しないであろう。
12.CoT:MN702がIPv4/UDpトンネリングをサポートする場合、MN702は、MN704によって送信されたCoTIメッセージに対してCoTメッセージで応答する。このパケットは、CoTIメッセージ内の「IPv4気付アドレスのオプション」の中に提供されたMN704のIPv4 CoAとUDPポートとに直接トンネルされる。加えて、MN702は、IPv4/UDPトンネル707の中でIPv6パケットをトンネルさせることができる場合、CoTメッセージの予約フィールドの中にフラグをセットする。留意すべきだが、CoTIメッセージが、メッセージの予約フィールドの中にセットされたフラグを有しない場合には、MN702は、CoTIメッセージには応答しないであろう。
13.BU:MN702は、MN704からHoTメッセージおよびCoTメッセージを受信した後、両方のメッセージが予約フィールドの中にセットされたフラグを有する場合、BUをMN704へ送信するであろう。BUは、MN704のIPv4CoAとUDPポートとに直接トンネルされる。また、MN702はBULエントリを追加するが、その中でMN702は、MN704のIPv6 HoAおよびCoAと、IPv4のCoAおよびUDPポートとを追加する。また、MN702は、MN704へのIPv4/UDP双方向トンネル707についてのルーティングテーブルのエントリを追加する。
14.BA:MN704は、BUを受信した場合には、MN702についてのBCエントリを追加する。このエントリの中に、MN704は、MN702のIPv6 HoAおよびCoAと、IPv4 CoAおよびUDPポートとを追加する。また、MN704は、MN702へのIPv4/UDP双方向トンネル707を、自分のルーティングテーブルに追加する。ルーティングテーブルとBCとが更新されると、MN704は、IPv4/UDPトンネル707の中でBAメッセージをMN702にトンネルする。
15.BU:MN704は、HoTメッセージとCoTメッセージとをMN702から受信した後、メッセージが両方とも予約フィールドにセットされたフラグを有する場合に限って、BUをMN702へ送信するであろう。BUは、MN702のIPv4CoAとUDPポートとに直接トンネルされる。また、MN704は、BULエントリも追加するが、その中で、MN702のIPv6 HoAおよびCoAと、IPv4 CoAおよびUDPポートとを追加する。また、MN704は、MN702へのIPv4/UDP双方向トンネル707についてのルーティングテーブルのエントリを追加する。
16.BU:MN702は、BUを受信すると、MN704についてのBCエントリを追加する。このエントリの中に、MN702は、MN704のIPv6 HoAおよびCoAと、IPv4 CoAおよびUDPポートとを追加する。また、MN702は、MN704へのIPv4/UDP双方向トンネル707を自分のルーティングテーブルに追加する。ルーティングテーブルとBCとが更新された場合には、MN702は、IPv4/UDPトンネル707の中で、MN704へのBAメッセージをトンネルする。
17.ルート最適化されたデータ:MN702と704との両方が、それらが送信したBUについてのBAを受信した後で、ルート最適化手順は終了し、2つのMN702と704との間のIPv6トラヒックは、相互に直接、IPv4/UDP双方向トンネル707の中でルーティングされる。
18.BU(存続時間=0):例えば、MN702が、IPv4アクセスネットワークにアタッチするMN704とバインドしている間にIPv6アクセスネットワークへ移動する場合、MN702は、ホーム登録を実行した後でBUメッセージ(存続時間=0)を2つのHA706と708とを経由してMN704へトンネルさせる。このBUにおいて、バインドに関する存続時間は、トラヒックは2つのMN702と704との間でこれ以上ルート最適化されえないことをMN704に知らせるためにゼロに設定される。理解されるべきだが、MN702と704のうちの1つが、別のIPv4アクセスネットワークへ移動する場合、それらの間のバインドは、「IPv4気付アドレスのオプション」の中に新たなIPv4 CoAを含む新たなBUを送信することによって、更新される必要がある。
加えて、MN702(MN1)は、ルーティングテーブル726と、バインド更新リスト728と、バインドキャッシュ730とを含む。そして、MN704(MN2)は、ルーティングテーブル732と、バインド更新リスト734と、バインドキャッシュ736とを含む。典型的なルーティングテーブル726および732、バインド更新リスト728および734、バインドキャッシュ730および736を以下に示す。
MN1のルーティングテーブル726
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA1 IPv6" |"HA1 IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN2 IPv6 CoA" |"MN2 IPv4 CoA" |UDP tunnelintf1 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA1 IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4 CoA" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
MN1のバインド更新リスト728
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN2 IPv6 CoA" <-> "MN IPv6 CoA" <-> "MN1 IPv6 HoA" <-> “HA IPv6" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN2 IPv4 CoA" <-> "MN IPv4 CoA" <-> "MN IPv4 HoA" <-> "HA IPv4" |
-------------------------------------------------------------------------------
MN1のバインドキャッシュ730
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN2 IPv6 HoA" <−> "MN2 IPv6 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN2 IPv4" HoA" <−> "MN2 IPv4 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
MN2のルーティングテーブル732
-------------------------------------------------------------------------------
|宛先: |次のホップ: |Intf: |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA2 IPv6" |"HA1 IPv4" |UDP tunnelintf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN1 IPv6 CoA" |"MN1 IPv4 CoA" |UDP tunnelintf1 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"HA2 IPv4" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN1 IPv4 CoA" |"デフォルトIPv4ルータ" |Intf0 |
-------------------------------------------------------------------------------
MN2のバインド更新リスト734
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN1 IPv6 CoA" <-> "MN2 IPv6 CoA" <-> "MN2 IPv6 HoA" <-> “HA2 IPv6" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN1 IPv4 CoA" <-> "MN2 IPv4 CoA" <-> "MN2 IPv4 HoA" <-> "HA2 IPv4" |
-------------------------------------------------------------------------------
MN2のバインドキャッシュ736
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN1 IPv6 HoA" <−> "MN1 IPv6 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
|"MN IPv4" HoA" <−> "MN IPv4 CoA" |
-------------------------------------------------------------------------------
図8を参照すると、MN702とMN704との両方がIPv4プライベートアクセスネットワーク716bおよび714bへ移動した場合でもなお、ルート最適化方法600がどのようにして、IPv6MN702がもう1つのIPv6MN704へのその到達可能性を維持できるようにするかを説明する一助とするのに用いられる図が示されている。図8に示すように、第1のIPv6MN702は、NAT726を有するIPv4プライベートアクセスネットワーク716bに位置する。第1のMN702は、HA708を有するHL720から、IPv4プライベートアクセスネットワーク716bへ、移動してきた。第2のIPv6MN704は、NAT728を有するIPv4プライベートアクセスネットワーク714bに位置する。第2のMN704は、HA706を有するHL724から、IPv4プライベートアクセスネットワーク714bへ、移動してきた。
MN702は、この場合、NAT726と728とが存在するためにホーム登録手順が異なるということを除いて、図7Aおよび7Bに関して上記で論じたものと同様に、IPv4/UDP双方向トンネル707を経由して第2のMN704と通信できる。ホーム登録プロセスの違いを、次に説明する。MN702は、自分が(例えば)IPv4プライベートアクセスネットワーク716bに接続していることを発見すると、自分のHA708へBUメッセージを送信する。MN702は、BUメッセージに「IPv4気付アドレスのオプション」を追加する。特に、MN702は、自分のIPv4アドレスを気付アドレスとして、そして、ソースUDPポートをUDPポートとして、使用する。IPv4プライベートアクセスネットワーク716bはNAT726の背後にあるため、オプションはIPv6ヘッダの内側にあり、かつ、これらのヘッダはIPSecで暗号化されていることから、オプションは変換されないであろう。従って、HA708は、BUを受信すると、トンネルされたパケットの外側ヘッダのソースアドレスおよびUDPポートを、「IPv4気付アドレスのオプション」のIPv4アドレスおよびUDPポートと比較する。それらが異なる場合には、HA708は、NAT726のIPv4ソースアドレスとUDPポートとを、受信したIPv4ヘッダからのオプションにコピーする。このオプションは、MN702に返信されるBAに追加される。このようにして、MN702は、BAを受信すると、自分がNATの背後に位置しているのかどうかを知るであろう。加えて、MN702は、IPv6トラヒックをIPv4/UDPトンネル内でトンネルさせるのに必要な、グローバルにルーティング可能なIPv4アドレスとUDPポートとを知っている。この例では、MN704は、NAT728の背後に位置しているため、同じホーム登録手順に従う。加えて、MN702は、ルーティングテーブル726とバインド更新リスト728とバインドキャッシュ730とを含む。そして、MN704は、ルーティングテーブル732とバインド更新リスト734とバインドキャッシュ736とを含む。典型的なルーティングテーブル726および732とバインド更新リスト728および734とバインドキャッシュ730および736については、上述した。
ここで理解されるべきだが、本発明は、図3乃至8に関して上記で論じた前述のシナリオに加えて、別のシナリオにおいて使用されてもよい。下記の「テーブル」は、本発明が利用されてもよい別のシナリオをいくつか示す。
-------------------------------------------------------------------------------
|モバイルノード |別のノード(CN|同じホーム|同じネット|コメント |
| |またはMN) |ネット |ワーク内の| |
| | |ワーク |ノード | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|リモートIPv4|いいえ |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|ホーム |いいえ |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv6|ホーム |いいえ |いいえ |トンネル不使用(1) |
-------------------------------------------------------------------------------
|ホーム |リモートIPv6|いいえ |いいえ |トンネル不使用(2) |
-------------------------------------------------------------------------------
|ホーム |リモートIPv4|いいえ |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|リモートIPv4|はい |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|ホーム |はい |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv6|ホーム |はい |いいえ |トンネル不使用(1) |
-------------------------------------------------------------------------------
|ホーム |リモートIPv4|はい |いいえ | |
-------------------------------------------------------------------------------
|ホーム |リモートIPv6|はい |いいえ |トンネル不使用(2) |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|リモートIPv4|いいえ |はい | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|ホーム |いいえ |はい | |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv6|ホーム |いいえ |はい |トンネル不使用(1) |
-------------------------------------------------------------------------------
|リモートIPv4|リモートIPv4|はい |はい | |
-------------------------------------------------------------------------------
(1)このシナリオでは、IPv4/UDPトンネルがMNともう1つのノードとの間で設定されることはないであろうが、HoTI/HoTメッセージおよびCoTI/CoTメッセージの中のフラグは使用されなければならない。
(2)上記のコメント1を参照のこと。また、もう1つのノードがCNに限定される場合には別のネットワークに移動できないので、このシナリオは、もう1つのノードがMNである場合に限って、論理にかなう。
以下に、ルート最適化方法600に関連する追加の特徴の一部を示す。
・本発明の解決策をサポートしない第3のMN(不図示)が、「IPv4気付アドレスのオプション」をパケットのIPv6ヘッダに追加した(例えば)MN702からトンネルされたトラヒックを受信した場合、第3のMNはこのMN702とルート最適化手順を行うことはできないであろう。なぜなら、MN702がIPv4アクセスネットワーク内にいる間は、MN702のIPv6 CoAはグローバルにルーティング可能なIPv6アドレスではなく、第3のMNが送信するHoTIメッセージおよびCoTIメッセージは、MN702によって受信されることができないからである。
・本発明の解決策をサポートしない第3のMN(不図示)が、(例えば)MN702からトンネルされたトラヒックを受信し、これらのMNが両方ともIPv6アクセスネットワーク(不図示)にアタッチしている場合には、2つのMNは、ルート最適化を完了しないであろう。なぜなら、第3のMNは、HoTI/HoTメッセージおよびCoTI/CoTメッセージの予約フィールド内にフラグをセットしていないであろうからである。更に、MN702は、自分がある時点でIPv4アクセスネットワークへ移動しないとは保証できず、かつ、これが発生した場合には、MN702は、第3のMNが(存続時間がゼロに設定された)トンネルされたBUをサポートするとは確信できないため、トラヒックは、2つのノード間でルート最適化されないであろう。
・(例えば)MN702がIPv4アクセスネットワーク716にアタッチされている間、MN702は、「IPv4気付アドレスのオプション」を自分のIPv6パケットに追加する。MN702が、トンネルされたトラヒックを、本発明を実装しない第3のMNから継続的に受信する場合には、MN702は、第3のMNがルート最適化をサポートしないという事実に注目して、パケットのオーバヘッドを削減するため、これらのオプションをパケットに追加するのを中止してもよい。
・「IPv4気付アドレスのオプション」は、TLV符号化されてもよいだろうが、それはIPv4気付アドレスとUDPポートとを保持しなければならない。また、この情報は、IPv4アクセスネットワークにアタッチされる場合、MN702および704のIPv6 CoAへと符号化されてもよいだろうが、受信器にCoAがグローバルにルーティング可能なIPv6アドレスではないことを知らせるため、何らかのフラグが必要である。これは、例えば、前述のRFC3775の中に規定されているRH2を用いて行われてもよいだろう。トラヒックに若干オーバヘッドを追加するとはいえ、本発明の方がシンプルな解決策である。
・(例えば)MN702があるIPv4アクセスネットワークから、別のIPv4アクセスネットワークへ移動する場合には、MN702は自分の新たなIPv4気付アドレスをHA708に登録しなければならない。これは、IPv4/UDPトンネルの中でBUをトンネルさせることによって行われる。この後で、MN702は、そのバインド更新リスト(BUL)の中のすべてのバインドを、新たなIPv4気付アドレスで更新することができる。次いでMN702は、自分の気付アドレスが変わったことを知らせるため、自分がバインドしている各MN/CNへBUを送信する。この後、すべてのトラヒックは、その新たな位置へ送信可能である。
・MNのうちの1つ(例えば、MN702)が、IPv6ネットワークへ移動する一方で、他のMN(例えばMN704)がIPv4ネットワークに留まる場合には、確立した双方向トンネルは、MN702および704のルーティングテーブルから削除されなければならない。IPv4アクセスネットワークからIPv6アクセスネットワークへの移動を行ったMN702は、存続時間=0のBUメッセージを自分のHA708を通じてトンネルすることによって、これを開始することができる。受信側のMN704が、このトンネルされたBUを自分のHA706から受信すると、MN704は、自分のバインド更新リスト(BUL)とBCを、トンネルされたパケットのホームアドレスで確認し、対応するBULエントリを削除する。この後、2つのMN702と704との間のトラヒックは、それらのHA706および708を経由してトンネルされる必要がある。また、2つのMN702および704が両方ともIPv6アクセスネットワーク内にいる間にそれらの間のルーティングを最適化し、それらのうちの1つがIPv4アクセスネットワークへ移動する場合も、同様の手順が行われる。存続時間=0のBUが、HAを経由して他方のMNへトンネルされるであろう。
・また、本発明は、MNのうちいずれか1つが、イントラネット、エクストラネットに接続されている場合に使用されてもよいし、更には、MNのうちいずれか1つが、イントラネット/エクストラネットに接続され、それが次いでインターネットに接続されている場合に使用されてもよい。
本発明の2つの実施形態を、添付の図面で図解し、前述の詳細な説明の中で記述してきたが、理解されるべきことは、本発明は、開示された実施形態に限定されるのではなく、上述した、また、下記の請求の範囲によって定義された本発明の精神から逸脱することなく、数多くの再構成、修正、および置換が可能であるということである。
IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を用いない既知の解決策を説明する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を用いない既知の解決策を説明する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動しても、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を用いない既知の解決策を説明する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動しても、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を用いない既知の解決策を説明する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明の一実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明の一実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明の一実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNがIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、IPv6CNへのその到達可能性を維持できる場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明の一実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明のもう1つの実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明のもう1つの実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明のもう1つの実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。 IPv6MNが両方ともIPv4限定アクセスネットワークへ移動してもなお、一方のIPv6MNが他方のIPv6MNへの到達可能性を維持する場合のシナリオにおいて、モビリティ管理の問題に取り組むためのルート最適化手順を正に用いる、本発明のもう1つの実施形態による解決策を記述する一助とするのに用いられる図である。

Claims (19)

  1. 別のノード(404,704)と通信するモバイルノード(402,702)であって、
    当該モバイルノードのホームエージェント(410,708)を介してIPv6トラヒックをルーティングすることなしに、IPネットワーク(412,712)を介してIPv4/UDP双方向トンネル(407,707)の中で前記IPv6トラヒックを送受信することにより前記別のノード(404,704)と通信し、
    当該モバイルノードと前記別のノードのうちの少なくとも一方はIPv4アクセスネットワーク(406a,406b,716a,718b)内に位置し、
    前記別のノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネルすることが可能か否かを当該モバイルノードが判定できるように、当該モバイルノードは、HoTIメッセージとCoTIメッセージとを前記別のノードへ送信し、
    前記別のノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネルすることが可能な場合、当該モバイルノードは、前記別のノードに対して前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックを送受信する前に、前記別のノードへBUメッセージを送信し、前記別のノードからBAメッセージを受信する
    ことを特徴とするモバイルノード。
  2. 前記IPv4アクセスネットワークは、IPv4パブリックアクセスネットワーク(406a,716a)またはIPv4プライベートアクセスネットワーク(406b,716b)であることを特徴とする請求項1に記載のモバイルノード。
  3. 当該モバイルノードと前記別のノードとが両方とも同一または異なるIPv4アクセスネットワーク内に位置しているか、あるいは、当該モバイルノードと前記別のノードとのうちの一方は、IPv4通信接続性も有するIPv6アクセスネットワーク内に位置していることを特徴とする請求項1に記載のモバイルノード。
  4. 前記別のノードがコレスポンデントノードである場合、当該モバイルノードは、
    前記コレスポンデントノードがIPv4の能力を有するか否かを判定するステップ(302)と、
    有する場合、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルを確立可能か否かを判定するステップ(304)と、
    確立可能な場合、前記コレスポンデントノードとの前記IPv4/UDPトンネルを確立するステップ(306)と、
    前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックを前記コレスポンデントノードへルーティングするステップ(308)と、
    を実行することを特徴とする請求項1に記載のモバイルノード。
  5. 前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルを確立可能か否かを判定する前記ステップと、前記確立するステップとが、
    前記ホームエージェント(410)を介して、前記コレスポンデントノードのIPv6/IPv4アドレスへ、前記IPv4/UDPトンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記HoTIメッセージを送信するステップと、
    前記コレスポンデントノードのIPv4アドレスおよびUDPポートへ、前記IPv4/UDPトンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記CoTIメッセージを送信するステップと、
    前記ホームエージェントを介して前記コレスポンデントノードから、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたHoTメッセージを受信するステップと、
    前記コレスポンデントノードから、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたCoTメッセージを受信するステップと、
    前記BUメッセージを前記IPv4/UDPトンネルの中で前記コレスポンデントノードへ送信するステップと、
    前記コレスポンデントノードから、前記IPv4/UDPトンネルの中で送信された前記BAメッセージを受信するステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のモバイルノード。
  6. 前記別のノードが第2のモバイルノードである場合、当該モバイルノードは、
    前記第2のモバイルノードがIPv4の能力を有するか否かを判定するステップ(602)と、
    有する場合、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立可能か否かを判定するステップ(604)と、
    確立可能な場合、前記第2のモバイルノードとの前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立するステップ(606)と、
    当該第1のIPv6モバイルノードと前記第2のIPv6モバイルノードとの間で前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをルーティングするステップ(614)と、
    を実行することを特徴とする請求項1に記載のモバイルノード。
  7. 当該第1のモバイルノードによって実行される前記2つの判定するステップと前記確立するステップとが、
    前記第2のモバイルノードがIPv4気付アドレスおよびUDPポートを有するか否かをチェックするステップと、
    当該第1のモバイルノードのホームエージェントと前記第2のモバイルノードのホームエージェント(706,708)とを介して、前記第2のモバイルノードのIPv6/IPv4アドレスへ、前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記HoTIメッセージを送信するステップと、
    前記第2のモバイルノードのIPv4アドレスおよびUDPポートへ、前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記CoTIメッセージを送信するステップと、
    当該第1のモバイルノードの前記ホームエージェントと前記第2のモバイルノードの前記ホームエージェントとを介して前記第2のモバイルノードから、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたHoTメッセージを受信するステップと、
    前記第2のモバイルノードから、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたCoTメッセージを受信するステップと、
    前記BUメッセージを前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記第2のモバイルノードへ送信するステップと、
    前記第2のモバイルノードから、前記IPv4/UDPトンネルの中で送信された前記BAメッセージを受信するステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載のモバイルノード。
  8. 当該第1のモバイルノードが、前記第1のIPv4アクセスネットワークに関連付けられたネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)(726)の背後に位置すること、および、
    前記第2のモバイルノードが、前記第2のIPv4アクセスネットワークに関連付けられたネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)(728)の背後に位置すること、
    のうちの少なくとも一方を満たすことを特徴とする請求項6に記載のモバイルノード。
  9. モバイルノード(402,702)と別のノード(404,704)との間でのルート最適化のための方法(300,600)であって、前記モバイルノードと前記別のノードのうちの少なくとも一方はIPv4アクセスネットワーク(406a,406b,716a,718b)内に位置しており、当該方法は、
    前記モバイルノードのホームエージェント(410,708)を介してIPv6トラヒックをルーティングすることなしに、IPネットワーク(412,712)を介してIPv4/UDP双方向トンネル(407,707)の中で前記IPv6トラヒックを送受信することにより、前記モバイルノード(402,702)が前記別のノード(404,704)と通信することを可能にするステップを備え、
    前記モバイルノードと前記別のノードとがそれぞれIPv4およびIPv6の能力を有し、
    前記別のノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネルすることが可能か否かを前記モバイルノードが判定できるように、前記モバイルノードは、HoTIメッセージとCoTIメッセージとを前記別のノードへ送信し、
    前記別のノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネルすることが可能な場合、前記モバイルノードは、前記別のノードに対して前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックを送受信する前に、前記別のノードへBUメッセージを送信し、前記別のノードからBAメッセージを受信する
    ことを特徴とする方法。
  10. 前記モバイルノードは前記IPv4アクセスネットワークにアタッチしており、
    前記モバイルノードは、前記ホームエージェント(410,708)に対して、ホーム登録手順を実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記別のノードがコレスポンデントノードである場合、前記可能にするステップは、
    前記コレスポンデントノードがIPv4の能力を有するか否かを判定するステップ(302)と、
    有する場合、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルを確立可能か否かを判定するステップ(304)と、
    確立可能な場合、前記コレスポンデントノードとの前記IPv4/UDPトンネルを確立するステップ(306)と、
    前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックを前記コレスポンデントノードへルーティングするステップ(308)と、
    を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記コレスポンデントノードがIPv4の能力を有するか否かを判定する前記ステップが、前記コレスポンデントノードがIPv4気付アドレスおよびUDPポートを有するか否かをチェックするステップを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルを確立可能か否かを判定する前記ステップと、前記確立するステップとが、
    前記ホームエージェント(410)を介して、前記コレスポンデントノードのIPv6/IPv4アドレスへ、前記IPv4/UDPトンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記HoTIメッセージを送信するステップと、
    前記コレスポンデントノードのIPv4アドレスおよびUDPポートへ、前記IPv4/UDPトンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記CoTIメッセージを送信するステップと、
    前記ホームエージェントを介して前記コレスポンデントノードから、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたHoTメッセージを受信するステップと、
    前記コレスポンデントノードから、前記コレスポンデントノードが前記IPv4/UDPトンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたCoTメッセージを受信するステップと、
    前記BUメッセージを前記IPv4/UDPトンネルの中で前記コレスポンデントノードへ送信するステップと、
    前記コレスポンデントノードから、前記IPv4/UDPトンネルの中で送信された前記BAメッセージを受信するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記モバイルノードが、前記IPv4アクセスネットワークに関連付けられたネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)(422)の背後に位置することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 前記IPv4アクセスネットワークは、IPv4パブリックアクセスネットワーク(406a)またはIPv4プライベートアクセスネットワーク(406b)であり、
    前記別のノードは、IPv6アクセスネットワークまたはIPv4/IPv6アクセスネットワーク(414)内に位置する
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 前記コレスポンデントノードは、モバイルノードであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 前記別のノードが第2のモバイルノードである場合、前記可能にするステップは、
    前記第1のモバイルノードが、
    前記第2のモバイルノードがIPv4の能力を有するか否かを判定するステップ(602)と、
    有する場合、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立可能か否かを判定するステップ(604)と、
    確立可能な場合、前記第2のモバイルノードとの前記IPv4/UDP双方向トンネルの一方向を確立するステップ(606)と、
    を実行するステップと、
    前記第2のIPv6モバイルノードが、
    前記第1のモバイルノードがIPv4の能力を有するか否かを判定するステップ(608)と、
    有する場合、前記第1のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立可能か否かを判定するステップ(610)と、
    確立可能な場合、前記第1のモバイルノードとの前記IPv4/UDP双方向トンネルのもう一方向を確立するステップ(612)と、
    を実行するステップと、
    前記第1のモバイルノードと前記第2のモバイルノードとが、
    前記第1のIPv6モバイルノードと前記第2のIPv6モバイルノードとの間で前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをルーティングするステップ(614)を実行するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  18. 前記第1のモバイルノードによって実行される前記2つの判定するステップと前記確立するステップとが、
    前記第2のモバイルノードがIPv4気付アドレスおよびUDPポートを有するか否かをチェックするステップと、
    前記第1のモバイルノードのホームエージェントと前記第2のモバイルノードのホームエージェント(706,708)とを介して、前記第2のモバイルノードのIPv6/IPv4アドレスへ、前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記HoTIメッセージを送信するステップと、
    前記第2のモバイルノードのIPv4アドレスおよびUDPポートへ、前記IPv4/UDP双方向トンネルを確立する要求を示すフラグがセットされている前記CoTIメッセージを送信するステップと、
    前記第1のモバイルノードの前記ホームエージェントと前記第2のモバイルノードの前記ホームエージェントとを介して前記第2のモバイルノードから、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたHoTメッセージを受信するステップと、
    前記第2のモバイルノードから、前記第2のモバイルノードが前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記IPv6トラヒックをトンネル可能であるということを示すフラグがセットされたCoTメッセージを受信するステップと、
    前記BUメッセージを前記IPv4/UDP双方向トンネルの中で前記第2のモバイルノードへ送信するステップと、
    前記第2のモバイルノードから、前記IPv4/UDPトンネルの中で送信された前記BAメッセージを受信するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1のモバイルノードが、前記第1のIPv4アクセスネットワークに関連付けられたネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)(726)の背後に位置すること、および、
    前記第2のモバイルノードが、前記第2のIPv4アクセスネットワークに関連付けられたネットワーク・アドレス・トランスレータ(NAT)(728)の背後に位置すること、
    のうちの少なくとも一方を満たすことを特徴とする請求項17に記載の方法。
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