JP2006086586A - 撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法 - Google Patents

撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006086586A
JP2006086586A JP2004266799A JP2004266799A JP2006086586A JP 2006086586 A JP2006086586 A JP 2006086586A JP 2004266799 A JP2004266799 A JP 2004266799A JP 2004266799 A JP2004266799 A JP 2004266799A JP 2006086586 A JP2006086586 A JP 2006086586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
flash
camera shake
shake correction
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004266799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800230B2 (ja
Inventor
Kotaro Kawabe
浩太郎 川邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Photo Imaging Inc
Original Assignee
Konica Minolta Photo Imaging Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Photo Imaging Inc filed Critical Konica Minolta Photo Imaging Inc
Priority to JP2004266799A priority Critical patent/JP3800230B2/ja
Priority to US11/101,896 priority patent/US20060055788A1/en
Publication of JP2006086586A publication Critical patent/JP2006086586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800230B2 publication Critical patent/JP3800230B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/667Camera operation mode switching, e.g. between still and video, sport and normal or high- and low-resolution modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/689Motion occurring during a rolling shutter mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】露出条件の設定範囲の幅を広げ、被写体に応じた適正な撮影が実施可能な撮影技術を提供する。
【解決手段】操作部80に含まれるモード設定ダイアル6の操作に応答して、全体制御部500の制御下で、手ぶれ補正を行う手ぶれ補正ONモードと、手ぶれ補正を行わない手ぶれ補正OFFモードとを切換設定する。そして、手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に高速側に設定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像装置に関する。
一眼レフレックスカメラ(以下「一眼レフ」と略称する)などの撮像装置では、露光時間を調節するシャッターとして、例えば、フォーカルプレーンシャッター等といった機械的な構成のものが使用される。
このような機械的なシャッターを用いた撮像装置において、フラッシュ撮影を行う場合、撮像素子やフィルム等が配置される露光すべき領域(「露光対象領域」と称する)全体に対して、均一でムラの無い露光を達成するためには、機械的なシャッターの動作速度に応じたシャッター速度の下限値(いわゆる「フラッシュ同調速度」)が設定されることとなる。つまり、露光対象領域全体に対して被写体からの光が均一に照射される状態において、フラッシュの発光が行われなければならない。
また、手ぶれの影響を抑制するために、手ぶれの動きをジャイロ等で検出して、手ぶれの動きに応じて撮像素子を上下左右に駆動させることで、鮮明な画像を取得する技術(以下「手ぶれ補正技術」と称する)が提案されている(特許文献1)。このように撮像素子が上下左右に駆動するような構成では、露光対象領域が大きくなるため、フラッシュ同調速度を遅くする必要性がある。
ここで、フラッシュ同調速度を遅くする必要性について、図12及び図13を参照しつつ説明する。
図12及び図13は、フラッシュ同調速度について説明するための図である。ここでは、上方側から設けられた先幕(第1幕)と下方側から設けられた後幕(第2幕)とを備えて構成されるフォーカルプレーンシャッターを備えた撮像装置を用いた場合について例示している。図12及び図13では、横軸を時刻(t)として、上から順に、各種制御信号、フラッシュの発光状態、及びシャッター動作についてのタイミングチャートが示され、シャッター動作の右方に、露光量の分布が示されている。具体的には、上から順に、先幕の駆動開始信号(1cMg)、後幕の駆動開始信号(2cMg)、フラッシュの発光開始信号(XSW)、及びフラッシュの発光状態(FLASH)についてのタイミングチャートが示され、当該タイミングチャートの下方に、露光対象領域の縦方向に対する先幕と後幕の位置関係の変化、すなわちシャッター動作のタイミングチャートが示されている。
ここでは、先幕の駆動開始信号(1cMg)、後幕の駆動開始信号(2cMg)、及びフラッシュの発光開始信号(XSW)が、H(High)状態からL(Low)状態へと変更されると、先幕の駆動、後幕の駆動、及びフラッシュの発光がそれぞれ開始される。フラッシュの発光状態については、上に凸となっている波形がフラッシュの発光強度に対応する。露光対象領域に対する先幕と後幕の位置関係の変化については、撮像素子が駆動可能な領域(露光対象領域)の上端をHmax、下端をLmaxと示して、露光対象領域に対する先幕の下端位置、及び後幕の上端位置の変化がそれぞれ実線1C,2Cで示されている。更に、露光量の分布では、露光対象領域のうちの出来るだけ上側、中央、及び出来るだけ下側に撮像素子の撮像面が配置されたと仮定した場合に、当該撮像面がそれぞれ占める領域(上端領域PU,中央領域PC,下端領域PD)について、図12及び図13で示す各種信号及び動作のタイミングに沿って撮像装置が駆動したときの露光量の分布(露光量が高いほど薄く、露光量が低いほど濃く示されている)が示されている。
なお、図12では、シャッター速度が比較的遅い場合を、図13では、シャッター速度が比較的速い場合について例示している。
図12に示すように、従来の技術では、先幕の駆動が開始され(時刻t101)、先幕の下端が露光対象領域の上端Hmaxまで到達すると(時刻t102)、露光対象領域全体に対して露光可能な状態、すなわちフォーカルプレーンシャッターが完全に解放された状態(「シャッター開放状態」とも称する)となる。そのとき、先幕が所定のメカニカルスイッチ(メカスイッチ)に対して機械的に作用することで、当該メカスイッチがON状態となる。すなわち、フラッシュの発光を開始させるための信号(フラッシュ発光開始信号XSW)がL状態となることで、フラッシュの発光が開始される。そして、ここでは、フラッシュの発光が完了した時点(時刻t103)から、十分な期間が経過した後に、後幕の駆動が開始され(時刻t104)、後幕の上端が露光対象領域の上端Hmaxまで駆動することで、露光が完了する(時刻t105)。
このように、シャッター速度が比較的遅い場合には、シャッター開放状態にある期間に、フラッシュの発光期間が含まれるため、露光対象領域には、被写体からの光が均一に照射される。例えば、図12の右方に示すように、各撮像面の上下方向の位置に拘わらず、被写体からの光が均一に照射されることで、露光量の分布が均一に高くなる。
また、図13に示すように、先幕の駆動が開始され(時刻t111)、先幕の下端部が上端Hmaxまで到達する前に、後幕の駆動が開始され(時刻t112)、その後、先幕の下端部が上端Hmaxまで到達した時点で、先幕が所定のメカスイッチに対して機械的に作用することで、フラッシュの発光が開始される(時刻t113)。そして、フラッシュの発光が完了し(時刻t114)、最後に、後幕の上端部が上端Hmaxまで駆動することで、露光が完了する(時刻t115)。
このように、シャッター速度が比較的速い場合には、フラッシュの発光が開始する前に、後幕の駆動が開始されることで、フラッシュ発光期間において、被写体からの光の一部が後幕で遮られ、露光対象領域の一部に対する露光が不十分なものとなる。例えば、図13の右方に示すように、露光対象領域に対して、上端に配置された撮像面に対応する領域PUでは、露光量が均一で高くなるが、中央に配置された撮像面に対応する領域PCでは、上部の露光量が高くなる一方で、下部の露光量が低くなる。更に、下端に配置された撮像面に対応する領域PDでは、撮像面のほぼ全域の露光量が低くなる。
以上のように、シャッター速度を高速に設定すると、露光対象領域に対する露光量にムラが生じてしまう。
そこで、上記手ぶれ補正技術を用いた撮像装置では、撮像素子が駆動する領域(露光対象領域)の全体に対して均一でムラの無い露光を達成するために、フラッシュの発光期間中は、シャッター開放状態とする必要性がある。したがって、比較的遅いシャッター速度の下限値(フラッシュ同調速度)が設定されなければならない。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開2004−056581号公報
しかしながら、上記手ぶれ補正技術を用いた撮像装置では、所定のフラッシュ同調速度によって、露出条件の設定可能な範囲が限定される。すなわち、被写体に応じたより好ましい撮影条件の設定が阻害される。
このような問題は、撮像素子の位置を駆動させる手ぶれ補正技術に限られず、例えば、撮影レンズの上下左右の位置や角度等を駆動させる等、被写体に係る光像を導く部位や、当該光像が結像される部位等を駆動させる手ぶれ補正技術を用いた撮像装置一般に共通する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、露出条件の設定範囲の幅を広げ、被写体に応じた適正な撮影が実施可能な撮影技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、撮像装置であって、被写体に係る光像を所定の撮像面に結像する撮影レンズと、フラッシュ撮影時に発光する発光手段と、手ぶれに応じて生じる前記撮像面と前記光像との相対的なずれを抑制することで、手ぶれ補正を行う手ぶれ補正手段と、前記手ぶれ補正手段が能動化された第1のモードと、前記手ぶれ補正手段が非能動化された第2のモードとを選択的に設定するモード設定手段と、を備え、前記第1のモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、前記第2のモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に高速側に設定されていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載された撮像装置であって、前記撮像面が前記撮像装置に設けられた撮像素子に配置され、前記手ぶれ補正手段が、前記撮像装置に対する前記撮像面の相対的な位置を変更することで、手ぶれ補正を行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された撮像装置であって、前記第2のモードが、前記撮像面が所定位置に設定された状態で、露光を行うモードであり、前記撮像装置が、前記撮像面に対して被写体からの光を導く光路を遮断するシャッター機構と、フラッシュ撮影時に、前記第2のモードに設定されている場合、前記発光手段の発光期間が完了する前に、前記撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路の遮断が開始されとともに、前記発光手段による発光開始から所定時間経過後に、前記所定位置に設定された撮像面に対する光路の遮断が開始されるように、前記シャッター機構と前記発光手段とを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載された撮像装置であって、前記所定時間が、前記発光手段が発光する発光期間を含むことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1または請求項2に記載された撮像装置であって、前記第2のモードが、前記撮像面が所定位置に設定された状態で、露光を行うモードであり、前記撮像装置が、前記撮像面に対して被写体からの光を導く光路を遮断するシャッター機構と、フラッシュ撮影時に、前記第2のモードに設定されている場合、前記シャッター機構による前記光路の開放動作の開始から所定時間経過後でかつ、前記撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路が開放されるまでに、前記発光手段による発光が開始されるように、前記シャッター機構と前記発光手段とを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載された撮像装置であって、前記所定時間が、前記シャッター機構の開放動作の開始から、前記所定位置に設定された前記撮像面に対応する光路の開放動作が完了するまでに要する時間であることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、撮像装置におけるフラッシュ同調速度の設定方法であって、(a)手ぶれに応じて生じる撮像面と当該撮像面に対して結像される被写体にかかる光像との相対的なずれを抑制することで手ぶれ補正を行う第1のモードと、前記手ぶれ補正が行われない第2のモードとを選択的に設定するモード設定ステップと、(b)前記モード設定ステップにおいて前記第2のモードが設定された場合に、前記第1のモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、相対的に高速側のフラッシュ同調速度を設定するステップとを備えることを特徴とする。
請求項1から請求項7のいずれに記載された発明によっても、手ぶれ補正を行う第1のモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、手ぶれ補正を行わない第2のモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に高速側に設定されるため、第2のモードにおける露出条件の設定可能な範囲が幅広くなるため、被写体に応じた適正な撮影が実施可能となる。
また、請求項2に記載された発明によれば、撮像装置に対する撮像面の相対的な位置を変更させることで、手ぶれ補正を行うような構成とすることで、手ぶれ補正を容易に実現することができる。
また、請求項3に記載された発明によれば、フラッシュ撮影時において、手ぶれ補正を行わない場合には、撮像面が所定位置に設定された状態で露光を行いつつ、発光期間が完了する前に、撮像面が移動可能な領域全体に対応する光路の遮断が開始されるとともに、発光手段による発光開始から所定時間経過後に、所定位置に設定された撮像面に対する光路の遮断を開始するため、手ぶれを補正しないモードにおいては、早期にシャッターを閉鎖させることができるため、フラッシュ同調速度を高速に設定することができる。
また、請求項4に記載された発明によれば、手ぶれ補正を行わない場合には、撮像面が所定位置に設定された状態で露光を行いつつ、発光手段による発光開始から発光手段による発光が行われる発光期間を含む所定時間経過後に、撮像面に対する光路の遮断を開始するようにシャッター機構の駆動が制御されるため、手ぶれを補正しないモードにおいては、フラッシュ同調速度を確実に高速に設定することができる。
また、請求項5に記載された発明によれば、フラッシュ撮影時において、手ぶれ補正を行わない場合には、撮像面が所定位置に設定された状態で露光を行いつつ、シャッター機構の開放動作の開始から所定時間経過後でかつ、撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路が開放されるまでに、発光手段による発光が開始されるような構成により、手ぶれを補正しないモードにおいては、発光動作を早期に開始することができるため、フラッシュ同調速度を高速に設定することができる。
また、請求項6に記載された発明によれば、フラッシュ撮影時において、手ぶれ補正を行わない場合には、撮像面が所定位置に設定された状態で露光を行いつつ、シャッター機構の開放動作の開始から、所定位置に設定された撮像面に対応する光路の開放が完了するまでに要する時間が経過した後でかつ、撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路が開放されるまでに、発光手段による発光が開始されるような構成とすることで、手ぶれを補正しないモードにおいては、発光動作を早期に開始することができるため、フラッシュ同調速度を確実に高速に設定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<撮像装置の概要>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置10aの外観構成を示す図であり、図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の正面外観図であり、図1(b)は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の背面外観図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る撮像装置10aは、カメラ本体1と、このカメラ本体1の正面略中央に着脱可能に装着される交換レンズ(撮影レンズに相当する)2とを備えた一眼レフレックス型デジタルスチールカメラで構成されている。
図1(a)において、カメラ本体1は、正面略中央に交換レンズ2が装着されるマウント部(図示省略)と、マウント部付近に交換レンズを着脱するための着脱ボタン3と、正面左端部に使用者が把持するためのグリップ部4と、正面右上部に制御値を設定するための制御値設定ダイアル5と、正面左上部に撮影モードを切り換えるためのモード設定ダイアル(撮影モード切換部に相当する)6と、グリップ部4の上面に露光の開始及び/又は終了を指示するためのレリーズボタン7と、フラッシュ撮影の際に被写体を照射する光を発する内蔵フラッシュ8とを備えている。マウント部の近傍には、装着された交換レンズ2との電気的接続を行うための複数個の電気的接点(図示省略)と機械的接続を行うための複数個のカプラ(図示省略)とが設けられている。
電気的接点は、交換レンズ2に内蔵されたレンズROM(リードオンリメモリ)から当該レンズに関する固有の情報(開放F値や焦点距離等の情報)をカメラ本体1内の全体制御部(図6参照)に送出したり、交換レンズ2内のフォーカスレンズの位置やズームレンズの位置の情報を全体制御部に送出したりするためのものである。
カプラは、カメラ本体1内に設けられたフォーカスレンズ駆動用モータの駆動力とズームレンズ駆動用モータの駆動力とを交換レンズ2内の各レンズに伝達するものである。
図1(a)において、グリップ部4の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば、4本の単3形乾電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード9(図6参照)が着脱可能に収納されるようになっている。
モード設定ダイアル6は、静止画を撮影する静止画撮影モードと、動画を撮影する動画撮影モードとを含む複数の撮影モードを設定するためのものである。ここでは、静止画撮影モードには、後述する手ぶれ補正を行う静止画撮影モード(以下「手ぶれ補正ONモード」と称する)と、手ぶれ補正を行わない静止画撮影モード(以下「手ぶれ補正OFFモード」と称する)とが含まれる。ここでは、モード設定ダイアル6を適宜回動操作することで、手ぶれ補正モードのON/OFFを切り換えることができる。
レリーズボタン7は、途中まで押し込んだ「半押し状態S1」の操作と、さらに押し込んだ「全押し状態S2」の操作とが可能に構成されている。静止画撮影モードにおいて、レリーズボタン7が半押しされると、被写体の静止画を撮影するための準備動作(露出制御値の設定や焦点調節等の準備動作)が実行され、レリーズボタン7が全押しされると、撮影動作(後述するカラー撮像素子を露光し、その露光によって得られた画像信号に所定の画像処理を施してメモリカードに記録する一連の動作)が実行される。また、動画撮影モードにおいて、レリーズボタン7が全押しされると、撮影動作(カラー撮像素子を露光し、その露光によって得られた画像信号に所定の画像処理を施してメモリカードに記録する一連の動作)が開始され、再度レリーズボタン7が全押しされると、撮影動作が終了される。
図1(b)において、カメラ本体1の背面略中央上部には、ファインダ窓17が設けられている。ファインダ窓17には、交換レンズ2からの被写体像が導かれる。撮影者は、ファインダ窓17を覗くことによって、被写体を視認することができる。
カメラ本体1の背面の略中央には、外部表示部(液晶表示部)19が設けられている。外部表示部19は、本実施形態では例えば画素数が400(X方向)×300(Y方向)=120000のカラー液晶表示素子からなり、記録モードにおいて露出制御に関するモード、撮影シーンに関するモードや撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカードに記録された撮影画像を再生表示したりするものである。
外部表示部19の左上部には電源スイッチ20が設けられている。電源スイッチ20は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
外部表示部19の右側には方向選択キー21が設けられている。方向選択キー21は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。
方向選択キー21は多機能化されており、例えば外部表示部19に表示される撮影シーン設定のためのメニュー画面において選択された項目を変更するための操作スイッチとして機能し、複数のサムネイル画像が配列表示されるインデックス画面において選択された再生対象のコマを変更するための操作スイッチとして機能する。また、方向選択キー21は、交換レンズ2のズームレンズの焦点距離を変更するためのズームスイッチとして機能させることもできる。
外部表示部19の下方位置には、外部表示部19の表示や表示内容に関する操作を行うためのスイッチとして、取消スイッチ22、確定スイッチ23、メニュー表示スイッチ24、及び外部表示切換スイッチ25が設けられている。
取消スイッチ22はメニュー画面で選択された内容を取り消すためのスイッチである。確定スイッチ23はメニュー画面で選択された内容を確定するためのスイッチである。メニュー表示スイッチ24は外部表示部19にメニュー画面を表示させたり、メニュー画面の内容(例えば撮影シーン設定画面や露出制御に関するモード設定画面など)を切り換えるためのスイッチで、メニュー表示スイッチ24の押圧ごとにメニュー画面が切り換わる。外部表示切換スイッチ25は、外部表示部19への表示をオンにしたり、その表示をオフにしたりするスイッチで、外部表示切換スイッチ25の押圧ごとに外部表示部19の表示と非表示とが交互に行われる。なお、電池の節電を図るため、カメラ起動時には外部表示部19の表示は行われないように制御することもできる。
次に、本発明の第1実施形態に係る撮像装置10aの内部構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置10aの内部構成を示す図であり、図2(a)は、撮像装置10aの内部構成を示す正面投影図であり、図2(b)は、撮像装置10aの内部構成を示す側方断面図である。
図2に示すように、撮像装置10aは、主として、カメラ本体1とこのカメラ本体1の正面略中央に着脱可能に装着される交換レンズ(撮影レンズ)2とを備えている。図2(b)に示すように、カメラ本体1に交換レンズ2が装着されたときの当該レンズ2の光軸L上であって、カメラ本体1内の適所には、カラー撮像素子(例えば、RGB各画素がベイヤー配列されたCCD撮像素子、以下「CCD」と略する)15が配設されている。
光軸L上において、被写体光をファインダ光学系105に向けて反射させる位置には、ハーフミラー104が配置されている。ハーフミラー104によって反射された被写体光は、焦点板106に結像される。ファインダ光学系105は、ペンタプリズム107、接眼レンズ108及びファインダ窓17を備えている。焦点板106によって結像された被写体像は、ペンタプリズム107によって反射され、接眼レンズ108に入射する。接眼レンズ108は、被写体像をファインダ窓17の外側に導く。このような構成により、撮影者はファインダ窓17を覗くことによって、被写体を視認することができる。
また、ハーフミラー104の後方には、サブミラー110が配置されており、ハーフミラー104を透過した被写体光がサブミラー110によって反射され、反射された被写体光が焦点検出部111に入射する。焦点検出部111は、被写体のピント情報を検出する。
ハーフミラー104及びサブミラー110は、いわゆるクイックリターンミラーであり、露光時に上方へ跳ね上がり、被写体像をCCD15上に導き、露光が終了すると元の位置に復帰する。つまり、ハーフミラー104及びサブミラー110が跳ね上がった状態において、撮影レンズ2によって導かれた被写体からの光像が、CCD15の受光面(「撮像面」とも称する)に結像される。
CCD15の直前には、シャッター112が配置されており、露光時に開閉するように制御される。このシャッター112は、CCD15の撮像面に対して被写体からの光を導く光路を開放および遮断するものであり、ここでは、フォーカルプレーンシャッターが用いられている。図3は、シャッター112の機構およびその周辺の構成についての側方断面図である。ここでは、このフォーカルプレーンシャッターとして、図3に示すように、先幕(第1幕)PFが巻き上げ可能に上方(+Y方向)より配置され、後幕(第2幕)PBが巻き下げ可能に下方(−Y方向)より配置される。つまり、先幕PFおよび後幕PBは、上下方向(±Y方向)に駆動可能となっている。
例えば、後幕PBの先端部(上端部)PBeを駆動可能な範囲の下端まで駆動させた状態(後幕PBが被写体からCCD15への光路から退避された状態、「退避状態」とも称する)として、先幕PFの先端部(下端部)PFeを駆動可能な範囲の下端まで駆動させた状態(光路に挿入された状態、「挿入状態」とも称する)から、先端部PFeを駆動可能な範囲の上端まで駆動させた状態(退避状態)とすることで、シャッター112を開放することができる。更に、その状態から、後幕PBの先端部PBeを駆動可能な上端まで駆動させた状態(挿入状態)とすることで、シャッター112を閉鎖することができる。このような先幕PFおよび後幕PBの駆動タイミングを制御することで、シャッタースピードが調整される。
また、撮像装置10aは、手ぶれによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手ぶれ補正機能を有している。この手ぶれ補正機能は、後述する振動センサ40によって検出される手ぶれに応じてCCD15が、撮像装置10aに対して相対的に駆動することで実現される。
ここで、CCD15を含むCCD15を移動させるためのCCD移動部50およびこれに関連する周囲の各部ついて説明する。なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて、方向および向きを示すこととする。ここで、Z軸方向は撮影レンズ2の光軸Lに沿った方向であり、Z軸正方向は入射光の入射先となる向き(図において右向き)である。また、Y軸方向は鉛直方向であり、Y軸正方向は鉛直上向き(図において上向き)である。さらに、X軸方向は図面(紙面)に対しての垂直方向であり、X軸正方向は図面(紙面)に対する垂直下向きである。これらXYZ軸は、カメラ本体1のハウジング1aに対して相対的に固定される。
交換レンズ2は主として、鏡胴、ならびに、鏡胴の内部に設けられる複数のレンズ群および絞りから構成される。交換レンズ2はズームレンズとして構成され、レンズ群の配置をZ軸方向に変更することにより、焦点距離(撮像倍率)を変更可能とされている。交換レンズ2を介して形成される被写体の光像は、図4に示すように、結像されるXY平面(以下、「結像平面」という。)上において略円形の形状となり、イメージサークルICと呼ばれる。また、交換レンズ2の光軸Lの後方(Z軸正方向側)には、カメラ本体1のハウジング1aに収容されたCCD15が配置されている。
CCD15の受光面(撮像面)は結像平面と一致するように配置され、イメージサークルを含む結像平面の一部の領域が画像データ(本明細書中では、適宜単に「画像」ともいう。)として取得されることとなる。図4において、矩形の領域PAは結像平面上におけるCCD15の有効画素群の配置の例を示している。この領域は結像平面上にて画像として取得される領域であるため「画像取得領域」PAともいう。なお、結像平面においてイメージサークル外の領域OICも画像として取得可能ではあるが、この場合、画像中においてイメージサークル外の領域OICに相当する領域には、「ケラレ」と呼ばれる光量の低下現象が生じることとなる。
CCD15はCCD移動部50内に固定されて配置される。CCD15は、このCCD移動部50によりZ軸に直交するXY平面内にて移動することが可能とされている。図5は、CCD15を含めたCCD移動部50の分解斜視図である。
図5に示すように、CCD移動部50は主として、ハウジング1aに固設されるベース板51、ベース板51に対してX軸方向に移動する第1スライダ52、および、第1スライダ52に対してY軸方向に移動する第2スライダ53の3つの部材から構成される。
ベース板51は、交換レンズ2からの入射光を通過可能に中央部が開口しており、X軸方向に延設される第1アクチュエータ511、および、スプリング55を掛けるための第1スプリング掛け512を備えている。第2スライダ53は、CCD15を固定可能な開口部533がその中央部に形成されるとともに、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ531、および、剛球54をZ軸方向両面に遊嵌する剛球受け532を備えている。また、第1スライダ52は中央部が開口しており、第1アクチュエータ511と対向する位置に第1摩擦結合部521、および、第2アクチュエータ531と対向する位置に第2摩擦結合部522がそれぞれ設けられ、さらに、第1スプリング掛け512と対向する位置に第2スプリング掛け523が設けられる。
第1アクチュエータ511および第2アクチュエータ531はそれぞれ、圧電素子と延在方向に駆動可能な駆動ロッドとを備えており、圧電素子に印加される駆動パルスに応じた量および向きに駆動ロッドが移動するようになっている。
CCD移動部50が組み上げられるときには、CCD15が第2スライダ53の開口部533に嵌合して固設されるとともに、第1アクチュエータ511の駆動ロッドと第1摩擦結合部521とが摩擦結合され、第2アクチュエータ531の駆動ロッドと第2摩擦結合部522とが摩擦結合される。また、ベース板51と第1スライダ52とは、スプリング55によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ53は、ベース板51と第1スライダ52とに剛球54を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸負方向側から正方向側に向かって、ベース板51、第2スライダ53、第1スライダ52の順に重なって、これら部材51,53,52が配置されることとなる。
このようなCCD移動部50が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ511の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部521により第1スライダ52がベース板51に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52の移動にあわせて第2スライダ53もベース板51に対してX軸方向に移動する。第1アクチュエータ511の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第1スライダ52は停止する。また、第2アクチュエータ531の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部522により第2スライダ53が第1スライダ52に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52のベース板51に対する移動はなされないため、第2スライダ53は単独でベース板51に対してY軸方向に移動することとなる。第2アクチュエータ531の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第2スライダ53は停止する。つまり、各圧電素子に与えられる駆動パルスによって各駆動ロッドが速度の異なる往動および復動(振動)を行うことにより、第2スライダ53がX軸・Y軸方向に移動することとなる。
また、前述したように、ベース板51はカメラ本体1のハウジング1aに固設され、CCD15は第2スライダ53に固設されることから、CCD15はカメラ本体2のハウジング1aに対してXY平面内にて相対的に移動することとなる。これにより、撮影レンズ2により形成されるイメージサークルICと、CCD15との相対位置が変更可能とされ、イメージサークルIC中において画像として取得される領域が変更されることとなる。ここでは、図4において、イメージサークルIC中の長方形破線で囲まれた領域EAにおいて画像として取得される領域が変更されるものとする。そうすると、この領域EAは、手ぶれ補正ONモードにおいて、結像平面上の露光の対象として必要な領域(「露光対象領域」とも称する)とも見ることができる。
なお、ここでは、後述するROM76において、CCD15の有効画素群(画像取得領域PA)の中心位置(以下、「画像中心位置」という)5Cと、イメージサークルICの中心位置CCとが一致するCCD15の位置が記憶される。
図2に戻り、CCD15のZ軸正方向側には、移動するCCD15の位置を検出するためのCCD位置センサ58が配置されている。CCD位置センサ58は、発光ダイオード等で構成される2つの投光部56a,56b、および、フォトダイオード等で構成される2つの受光部57a,57bを備えている。投光部56a,56bはCCD15の裏面側(Z軸正方向側)に固設される一方、受光部57a,57bは投光部56a,56bにそれぞれ対向するようにカメラ本体1のハウジング1aに固設される。投光部56a,56bから投光された光は受光部57a,57bにて受光可能となっており、この受光部57a,57bにて受光する光の位置の変化から、CCD15の位置がXY座標位置として求められる。具体的には、第1投光部56aおよび第1受光部57aにてCCD15のX軸方向の位置を検出し、第2投光部56bおよび第2受光部57bにてCCD15のY軸方向の位置を検出するようになっている。
また、カメラ本体1のハウジング1aの内部には、撮像装置10aの手ぶれによる振動を検出する振動センサ40が設けられている。振動センサ40は、2つの角速度センサ(第1角速度センサ41および第2角速度センサ42)を備えており、第1角速度センサ41にてX軸を中心とした回転振動(ピッチング)Piの角速度が検出され、第2角速度センサ42にてY軸を中心とした回転振動(ヨーイング)Yaの角速度が検出される。この振動センサ40により検出される2つの角速度に基づいて、CCD15がX軸およびY軸のそれぞれの方向に移動されることにより、画像中の被写体像のぶれの補正、すなわち、手ぶれ補正がなされることとなる。
このように、手ぶれに応じた振動により、被写体に係る光像(被写体像)と当該被写体像が結像されるCCD15の撮像面との間に相対的なずれが生じる。そして、手ぶれによる振動に応じて振動センサ40によって検出される2つの角速度に応答して、ハウジング1aに対する撮像面の相対的な位置を変更する。そうすることで、撮像面と被写体像との相対的なずれを抑制するように制御する手ぶれ補正が実施される。このようにして、手ぶれ補正を容易に実現することができる。
手ぶれ補正機能や後述するフラッシュ同調速度切換機能等を含む撮像装置10aの各種の機能は、カメラ本体1のハウジング1a内に設けられる全体制御部500の制御に基づいて行われる。図6は、この全体制御部500を含めた撮像装置10aの主たる機能構成を機能ブロックとして示す図である。
図6に示すように、CCD15、CCD移動部50、CCD位置センサ58、振動センサ40、レリーズボタン7、操作部80、外部表示部19、およびフラッシュ回路441等の撮像装置10aの各処理部は全体制御部500に電気的に接続され、全体制御部500の制御下にて動作することとなる。これとともに、CCD位置センサ58にて検出されるCCD15の位置、振動センサ40にて検出される角速度、レリーズボタン7の操作内容、および、操作部80の操作内容等は、それぞれ信号として全体制御部500に入力される。
交換レンズ2は、ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331を備えている。ズーム・フォーカス駆動部321は、ユーザにより設定される焦点距離となるように、また、焦点が合うように(フォーカシング)レンズ群32に含まれるレンズを適宜Z軸方向に駆動するものである。また、絞り駆動部331は、全体制御部500により設定される絞り値となるように絞り33の開口径を調整するものである。ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331も電気的に全体制御部500に接続され、全体制御部500の制御下にて動作する。
シャッター112は、上述したように先幕PFと後幕PBとが駆動するフォーカルプレーンシャッターである。このシャッター112は、撮影動作時には、シャッター112の先幕PFの先端部PFeが上端まで駆動して、シャッター112が開放状態となる。このとき、先幕PFが機械的に駆動するスイッチ(メカスイッチ)MSに作用することで、全体制御部500に対して信号を発する。フラッシュ撮影時には、メカスイッチMSからの信号に応答して、全体制御部500がフラッシュ回路441を介して内蔵フラッシュ8を発光させる。
また、図6において、A/D変換部26、画像処理部27および画像メモリ28は、CCD15にて取得された画像を扱う処理部を示している。すなわち、CCD15にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部26にてデジタル信号に変換され、画像処理部27にて所定の画像処理がなされた後、画像メモリ28に格納される。画像メモリ28に格納された画像は、記録用画像としてメモリカード9へ記録されることとなる。このような画像に対する各種の処理も全体制御部500の制御に基づいて行われる。
フラッシュ回路441は、内蔵フラッシュ8の発光を制御するための回路であり、全体制御部500からの信号に基づいて、フラッシュ回路441により、内蔵フラッシュ8の発光タイミングおよび発光時間(発光量)が調整される。
測光部410は、例えば、CCD15の近傍に設置され、交換レンズ2を介してCCD15に向けて入射される光を受光することで、被写体の輝度を検出するものである。この測光部410で検出された被写体の輝度を示す信号(輝度情報)は、全体制御部500に送信される。
操作部80は、各種スイッチ22〜25、制御値設定ダイアル5、及びモード設定ダイアル6を含むものである。
全体制御部500は、マイクロコンピュータを備えて構成される。すなわち、全体制御部500は、各種演算処理を行うCPU70と、演算を行うための作業領域となるRAM75と、制御プログラム等が記憶されるROM76とを備え、上述したような撮像装置10aの各処理部の動作を統括的に制御する。ROM76としては、例えば、データの追記が可能なEEPROMが採用される。これにより、ROM76は、データの追記が可能で、かつ、電源を落とした場合でもそのデータの内容を保持する。
全体制御部500の各種の機能は、予めROM76内に記憶される制御プログラムに従ってCPU70が演算処理を行うことにより実現される。図6において、露出制御部71、操作受付部72、手ぶれ補正制御部73、およびフラッシュ同調速度制御部74は、制御プログラムに従ってCPU70が演算処理を行うことにより実現される機能の一部を模式的に示している。
露出制御部71は、シャッタスピードと絞り値とを調節する露出制御を行うものである。露出制御部71は、測光部410から送信される被写体の輝度情報に基づいて露出値を決定し、さらに、決定した露出値に基づいてシャッタスピードおよび絞り値を設定する。また、露出制御部71は、被写体の輝度情報に基づいて内蔵フラッシュ8を発光させるか否か、更にはフラッシュの発光量(すなわちフラッシュの発光時間)を設定することができる。そして、内蔵フラッシュ8を発光させるフラッシュ撮影については、後述するフラッシュ同調速度に従って、シャッタスピード等が設定される。なお、撮像装置10aにおいてシャッタスピードはCCD15の露光時間(積分時間)に相当する。
操作受付部72は、レリーズボタン7や操作部80の操作内容(例えば、撮影レンズの焦点距離の設定など)を示す信号を受け付ける。操作の内容は、RAM75に記憶されるとともに、各処理部に入力される。これにより、撮像装置10aの各処理部が操作に従って動作することとなる。
手ぶれ補正制御部73は、手ぶれ補正機能のための制御を行う。具体的には、手ぶれ補正制御部73は、振動センサ40から入力される2つの角速度に基づいて、振動による被写体像のぶれ量およびその向きに対応するCCD15の移動すべき位置(以下、「移動先位置」という。)を導出する。この移動先位置は、画像中のケラレの発生等を防止するため、画像取得領域PA(図4参照)が必ず露光対象領域EA内に配置されるように決定される。
さらに手ぶれ補正制御部73は、CCD位置センサ58から得られるCCD15の現状位置と、導出した移動先位置とを比較してCCD15の移動すべき移動量および向きを導出する。さらに、導出した移動量および向きに応じた駆動パルスを生成し、この駆動パルスをCCD移動部50のアクチュエータ511,531に送信することにより、CCD15を移動先位置に移動させる。このように、撮像装置10aの振動に応じた移動先位置を導出し、CCD15の現状位置と移動先位置とを比較してCCD15の位置を移動先位置に順次移動させるクローズドループ制御が行われることにより、画像中の被写体像のぶれが補正されることとなる。
また、操作部80に含まれるモード設定ダイアル6の回動操作に応答して、当該手ぶれ補正制御部73の機能がONの状態となったり、OFFの状態となる。換言すれば、モード設定ダイアル6によって、手ぶれ補正制御部73の機能が能動化されたモード(手ぶれ補正ONモード)と、手ぶれ補正制御部73の機能が非能動化されたモード(手ぶれ補正OFFモード)とを選択的に設定することができる。
また、全体制御部500は、手ぶれ補正ONモードに設定されている場合には、手ぶれに応じて、CCD15がXY平面内の上下左右のいずれの方向についても、ある程度の余裕をもって駆動できるように、露光開始前に、CCD15の位置が駆動範囲すなわち露光対象領域EAの略中央に設定されるように制御する。一方、手ぶれ補正OFFモードに設定されている場合には、CCD15を駆動させないため、露光に際して、振動などの影響でずれているCCD15の位置を、露光対象領域EAの略中央の位置に駆動させて固定設定させるように制御する。
フラッシュ同調速度制御部74は、フラッシュ撮影を行う場合におけるシャッター112の動作速度に応じたシャッター速度の下限値(いわゆる、フラッシュ同調速度)を切り換え制御する機能(フラッシュ同調速度切換機能)を実現する。このフラッシュ同調速度制御部74では、手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に速くなるように、フラッシュ同調速度の設定を切り換え制御する。ここで、切り換え設定されるフラッシュ同調速度は、RAM75に一時的に格納され、露出制御部71における露出制御に供される。
<撮影動作>
図7は、第1実施形態に係る撮像装置10aの撮影動作を示すタイミングチャートである。図7では、横軸を時刻(t)として、上から順に、レリーズボタン7の全押し状態S2と、ハーフミラー104の駆動と、シャッター112及び絞り33の駆動と、フラッシュの発光開始信号XSWと、手ぶれ補正ONモードにおけるCCD15の駆動と、手ぶれ補正OFFモードにおけるCCD15の駆動とについてのタイミングチャートが示されている。
図7に示すように、レリーズボタン7が全押し状態S2となると(時刻51)、ハーフミラー104が跳ね上がった状態(ミラーアップ状態とも称する)となる(時刻52〜53)。このミラーアップ状態では、絞り33が露出制御に応じて駆動された後に、発光開始信号XSWにより内蔵フラッシュ8の発光が行われつつ、CCD15に対する露光が行われる。
そして、このミラーアップ状態では、手ぶれ補正ONモードに設定されている場合には、露光前に、CCD15の撮像面が露光対象領域EAの略中央に駆動されるセンタリング駆動が行われ、露光開始直前から露光完了まで振動センサ40による角速度の検出に応じてCCD15の位置を駆動させる手ぶれ補正が行われる。一方、手ぶれ補正OFFモードに設定されている場合には、露光前に、CCD15の撮像面が露光対象領域EAの略中央に駆動されるセンタリング駆動が行われて、CCD15の撮像面が露光対象領域EAの略中央に固定される。
また、露光が終了した後にハーフミラー104がミラーアップ状態の位置から元の位置へと復帰した状態(ミラーチャージ状態)となる。このミラーチャージ状態では、絞り33が完全に開放された状態に設定される。更に、手ぶれ補正ONモードに設定されている場合には、CCD15の撮像面が露光対象領域EAの略中央に駆動されるセンタリング駆動が行われた上、CCD15の駆動が停止する。なお、このとき、手ぶれ補正OFFモードに設定されている場合には、CCD15の撮像面が露光対象領域EAの略中央に固定されたままで維持される(時刻t53〜t54)。
<フラッシュ同調速度の切り換え>
図8および図9は、手ぶれ補正ONモードおよび手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度について説明するための図である。この図8および図9では、シャッター速度を最大限高速化したフラッシュ同調速度としつつフラッシュ撮影を行う際の撮像装置10aの動作を示している。
そして、図8および図9では、横軸を時刻(t)として、上から順に、各種制御信号、フラッシュの発光状態、及びシャッター動作についてのタイミングチャートが示され、シャッター動作の右方に、露光量の分布が示されている。具体的には、上から順に、先幕の駆動開始信号(1cMg)、後幕の駆動開始信号(2cMg)、フラッシュの発光開始信号(XSW)、及びフラッシュの発光状態(FLASH)についてのタイミングチャートが示され、当該タイミングチャートの下方に、露光対象領域EAの縦方向に対する先幕PFと後幕PBの位置関係の変化、すなわちシャッター動作のタイミングチャートが示されている。
ここでは、先幕の駆動開始信号(1cMg)、後幕の駆動開始信号(2cMg)、及びフラッシュの発光開始信号(XSW)が、H(High)状態からL(Low)状態へと変更されると、先幕の駆動、後幕の駆動、及びフラッシュの発光がそれぞれ開始される。フラッシュの発光状態(FLASH)については、上に凸となっている波形がフラッシュの発光強度に対応する。露光対象領域EAに対する先幕PFと後幕PBの位置関係の変化については、撮像面が駆動可能な領域(露光対象領域)EAの上端をHmax、下端をLmaxと示して、露光対象領域EAに対する先幕PFの下端部PFe、及び後幕PBの上端部PBeの位置変化がそれぞれ実線1C,2Cで示されている。更に、露光量の分布については、露光対象領域EAのうちの出来るだけ上側、中央、出来るだけ下側に撮像素子の撮像面が配置されたと仮定した場合に、当該撮像面がそれぞれ占める領域(上端領域PU,中央領域PC,下端領域PD)について、図8および図9で示される各種信号及び動作のタイミングに沿って撮像装置10aが駆動したときの露光量の分布(露光量が高いほど薄く、露光量が低いほど濃く示されている)が示されている。
手ぶれ補正ONモード又は手ぶれ補正OFFモードに設定された状態で、レリーズボタン7が押下されることで、撮影動作が開始される。フラッシュ同調速度は、内蔵フラッシュ8がその性能上、最大発光量で発光する場合も想定して決定されなければならないため、図8および図9では、最大発光量で発光する場合を例示することで、フラッシュ同調速度の決定手法について説明する。
まず、図8を参照しつつ、手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度(FT1)について説明する。
図8に示すように、撮影動作が開始されると、先幕PFの駆動が開始され(時刻t1)、先幕PFの下端部PFeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで到達すると(時刻t2)、露光対象領域EA全体に対して露光可能な状態、すなわちシャッター112が解放された状態(シャッター開放状態)となる。このとき、先幕PFが所定のメカスイッチMSに対して機械的に作用することで、当該メカスイッチMSがON状態となる。すなわち、フラッシュ発光開始信号(XSW)がL状態となることで、フラッシュの発光が開始される。そして、後幕PBの駆動タイミングは、シャッター速度によって決まるが、ここでは、結果的に、フラッシュの発光が完了する時点(時刻t4)において、シャッター112の後幕PBの上端部PBeが、露光対象領域EAの下端Lmaxに到達するようなタイミングで、後幕PBの駆動が開始される(時刻t3)。その後、後幕PBの上端部PBeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで駆動することで、露光が完了する(時刻t5)。
このように、手ぶれ補正ONモードが設定された状態では、露光対象領域EAの全体に対して被写体に係る被写体像を結像させるシャッター開放状態である期間(時刻t2〜t4)に、フラッシュの発光期間が含まれるように、シャッター112の動作タイミングと内蔵フラッシュ8の発光タイミングとが制御される。そして、撮像面のXY平面内における上下方向の位置に拘わらず、撮像面に対して被写体からの光が均一に照射されることで、露光量の分布が均一に高くなるようにするためには、露光対象領域EAの全体が開放状態にある期間が、最大発光時間Tf以上に設定されなければならない。
ここで、この場合におけるフラッシュ同調速度FT1は、時刻t1〜t2の期間T12、時刻t3〜t4の期間T34、及びフラッシュの発光期間の最長時間、すなわち、内蔵フラッシュ8の発光量が最大の場合の発光時間(「最大発光時間」とも称する)Tfとを用いて下式(1)で示される。
FT1=T12+Tf−T34 ・・・(1)。
そして、先幕PFおよび後幕PBの駆動速度はシャッター112の設計によって予め決まり、露光対象領域EAの略中央に配置される撮像面に対応する光路と先幕PFおよび後幕PBとの位置関係は設計によって決まるため、期間T12と期間T34とを予め推定することができる。また、最大発光時間Tfは、内蔵フラッシュ8の設計等から予め推定することができる。その結果、フラッシュ同調速度FT1を上式(1)によって予め求めることができ、このフラッシュ同調速度FT1の情報を予めROM76に記憶させておいて、露出制御に用いることができる。例えば、実際のフラッシュ撮影時には、露出制御部71の制御下で、露出値に基づいて、フラッシュ同調速度FT1以下のシャッター速度と、絞り33の開口径と、内蔵フラッシュ8の発光量とが決定される。そして、決定されたシャッター速度と先幕PFの駆動タイミングとに応じて、後幕PBの駆動タイミングが決まる。なお、フラッシュの発光開始のタイミングは、上述したように、先幕PFがメカスイッチMSに対して機械的に作用するタイミングとなる。
次に、図9を参照しつつ、手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度(FT2)について説明する。
手ぶれ補正OFFモードに設定された状態で、レリーズボタン7が押下されることで、撮影動作が開始される。撮影動作が開始されると、図9に示すように、先幕PFの駆動が開始される(時刻t11)。そして、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面の全体に対して被写体からの光が結像される状態となる(時刻t12)。更に、後幕PBの駆動タイミングは、シャッター速度によって決まるが、ここでは、結果的に、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面に対する被写体からの光を導く光路の下端を、後幕PBの上端部PBeが遮り始める時点(時刻t16)において、フラッシュの発光期間(すなわち最大発光時間Tf)が終了するようなタイミングとなるように、後幕PBの駆動が開始される(時刻t13)。
また、先幕PFの下端部PFeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで到達すると(時刻t14)、露光対象領域EA全体に対して露光可能な状態、すなわちシャッター112が解放された状態(シャッター開放状態)となる。このとき、先幕PFが所定のメカスイッチMSに対して機械的に作用して、フラッシュ発光開始信号(XSW)がL状態となることで、フラッシュの発光が開始される。その後、後幕PBの上端部PBeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで駆動することで、露光が完了する(時刻t17)。
ここで、露光対象領域EAのうちの出来るだけ上側、中央、出来るだけ下側に撮像素子の撮像面が配置されたと仮定した場合に、当該撮像面がそれぞれ占める領域(上端領域PU,中央領域PC,下端領域PD)についての露光量を考えると、領域PC,PUでは、露光量が均一で高くなる。領域PDでは、ほとんど部分で露光量が高くなるが、下端部付近の露光量が低くなる。このとき、時刻t12から時刻t16までの間、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面に対して、被写体からの光が均一に照射される。したがって、手ぶれ補正OFFモードでは、先幕PFが開放状態となってから、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面全体に対して被写体からの光学像が結像される状態となっている期間を、最大発光時間Tf以上に設定すれば良い。
ここで、この場合におけるフラッシュ同調速度FT2は、時刻t11〜t14の期間Tfs、時刻t13〜t16の期間Tb2、及びフラッシュの最大発光時間Tfとを用いて下式(2)で示される。
FT2=Tfs+Tf−Tb2 ・・・(2)。
そして、先幕PFおよび後幕PBの駆動速度はシャッター112の設計によって予め決まり、露光対象領域EAの略中央に配置される撮像面に対応する光路と先幕PFおよび後幕PBとの位置関係は設計によって決まるため、期間Tfsと期間Tb2とを予め推定することができる。また、最大発光時間Tfは、内蔵フラッシュ8の設計等から予め推定することができる。その結果、フラッシュ同調速度FT2を上式(2)によって予め求めることができ、このフラッシュ同調速度FT2の情報を予めROM76に記憶させておいて、露出制御に用いることができる。例えば、実際のフラッシュ撮影時には、露出制御部71の制御下で、露出値に基づいて、フラッシュ同調速度FT2以下のシャッター速度と、絞り33の開口径と、内蔵フラッシュ8の発光量とが決定され、シャッター速度と先幕PFの駆動タイミングとに応じて、後幕PBの駆動タイミングが決まる。なお、フラッシュの発光開始のタイミングは、上述したように、先幕PFがメカスイッチMSに対して機械的に作用するタイミングとなる。
また、フラッシュ同調速度FT2に基づいて露出制御を行った場合、内蔵フラッシュ8が最大発光するなど、フラッシュ発光期間が比較的長くなる撮影条件となると、全体制御部500の制御下で、フラッシュ撮影時に、内蔵フラッシュ8の発光期間Tfが完了する前に、露光対象領域EA全体に対応する光路の遮断が開始される。そして、内蔵フラッシュ8による発光開始から最大発光時間Tf以上の(すなわち最大発光時間Tfを含む)所定時間経過後に、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面に対する光路の遮断が開始されるように、シャッター112の駆動や内蔵フラッシュ8の発光が制御される。
以上説明したように、手ぶれ補正ONモードでは、露光対象領域EAの全体に対して、被写体からの光を均一に照射させなければならないが、手ぶれ補正OFFモードでは、露光対象領域EAの略中央に配置される撮像面に対して、被写体からの光を均一に照射させれば良い。そのため、手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度(FT1)よりも、手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度(FT2)の方が、相対的に高速側に設定することができる。
図10は、フラッシュ同調速度の切換動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、全体制御部500によって制御され、撮影モードに設定されると、図10のステップS1に進む。
ステップS1では、モード設定ダイアル6によって設定された手ぶれ補正モードについて認識し、ステップS2に進む。
ステップS2では、手ぶれ補正ONモードに設定されているか否か判定する。ここでは、手ぶれ補正ONモードに設定されていれば、ステップS3に進み、手ぶれ補正OFFモードに設定されていれば、ステップS4に進む。
ステップS3では、フラッシュ同調速度を手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度FT1に設定し、ステップS1に戻る。
ステップS4では、フラッシュ同調速度を手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度FT2に設定し、ステップS1に戻る。
以上のように、第1実施形態に係る撮像装置10aでは、手ぶれ補正を行う手ぶれ補正ONモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、手ぶれ補正を行わない手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に高速側に設定される。このような構成とすると、手ぶれ補正OFFモードについては、より高速のシャッター速度を設定することができるため、シャッター速度や絞り値等といった種々の露出条件の設定可能な範囲が幅広くなる。その結果、被写体に応じた適正な撮影が実施可能となる。
また、フラッシュ撮影時において、手ぶれ補正を行わない場合には、CCD15が露光対象領域EAの略中央に設定された状態で露光を行いつつ、内蔵フラッシュ8の発光期間が完了する前に、CCD15の撮像面が移動可能な露光対象領域EA全体に対応する光路の遮断が開始される。そして、内蔵フラッシュ8による発光開始から最大発光時間Tfを含む所定時間経過後に、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面に対する光路の遮断を開始するようにシャッター112の駆動が制御される。このような構成により、手ぶれを補正しないモードにおいては、早期にシャッター112を閉鎖させることができるため、フラッシュ同調速度を確実に高速に設定することができる。
なお、手ぶれ補正OFFモードのフラッシュ同調速度よりも、手ぶれ補正ONモードのフラッシュ同調速度の方が相対的に遅くなるため、手ぶれ補正ONモードでは、相対的に遅いシャッター速度までしか設定することができない。そして、一般に、シャッター速度が遅くなると、手ぶれ等の影響で取得される画像がぼけたりする可能性が高くなる。しかしながら、手ぶれ補正ONモードでは、シャッター速度が遅くても、手ぶれ補正機能によって、手ぶれの影響で画像がぼけるような現象が生じることを抑制することができる。したがって、手ぶれ補正ONモードでも手ぶれ補正OFFモードでも、被写体輝度があらゆる値域範囲にある場合でも、失敗なく撮影を実施することができる可能性が高くなる。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態に係る撮像装置10aでは、手ぶれ補正OFFモードにおいて、後幕PBを駆動させるタイミングを出来るだけ早くすることで、フラッシュ同調速度を高速化した。これに対して、第2実施形態に係る撮像装置10bでは、更に、シャッター112の駆動に対して内蔵フラッシュ8の発光開始タイミングを早めることで、フラッシュ同調速度を高速化することができる。なお、第2実施形態に係る撮像装置10bと、第1実施形態に係る撮像装置10aとは、フラッシュ同調速度の高速化方法と、内蔵フラッシュ8の発光を開始させるために電子接点が用いられる点とが異なるのみで、その他の構成等については、同様となっている。
以下、同様な構成等については同様な符合を付して説明を省略しつつ、第2実施形態に係る撮像装置10bについて説明する。
図11は、手ぶれ補正OFFモードにおけるフラッシュ同調速度について説明するための図である。図11では、シャッター速度をフラッシュ同調速度としつつフラッシュ撮影を行う際の撮像装置10bの動作を示している。また、図11では、図9に記載されたものと同様に、横軸を時刻(t)として、上から順に、各種制御信号、フラッシュの発光状態、及びシャッター動作についてのタイミングチャートが示され、シャッター動作の右方に、露光量の分布が示されている。なお、手ぶれ補正ONモードに設定された状態におけるフラッシュ同調速度については、第1実施形態と同様となるため、説明を省略する。以下、図11を参照しつつ、手ぶれ補正OFFモードに設定された状態におけるフラッシュ同調速度について説明する。
手ぶれ補正OFFモードに設定された状態で、レリーズボタン7が押下されることで、撮影動作が開始される。撮影動作が開始されると、図11に示すように、先幕PFの駆動が開始される(時刻t31)。そして、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面の全体に対して被写体からの光が結像される状態となる(時刻t32)。このとき、例えば、フラッシュ回路441内に設けられるトランジスタ等で構成された電子接点に対して、全体制御部500から信号が送れれて、フラッシュ発光開始信号XSWがL状態となることで、フラッシュの発光が開始される。
更に、後幕PBの駆動タイミングは、シャッター速度によって決まるが、ここでは、結果的に、露光対象領域EAの略中央に設定されたCCD15の撮像面に対する被写体からの光を導く光路の下端を、後幕PBの上端部PBeが遮り始める時点(時刻t35)において、フラッシュの発光期間(すなわち最大発光時間Tf)が終了するようなタイミングとなるように、後幕PBの駆動が開始される(時刻t33)。
そして、先幕PFの下端部PFeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで到達すると(時刻t34)、露光対象領域EA全体に対して露光可能な状態、すなわちシャッター112が解放された状態(シャッター開放状態)となる。その後、後幕PBの上端部PBeが露光対象領域EAの上端Hmaxまで駆動することで、露光が完了する(時刻t36)。
ここで、露光対象領域EAのうちの出来るだけ上側、中央、出来るだけ下側に撮像素子の撮像面が配置されたと仮定した場合に、当該撮像面がそれぞれ占める領域(上端領域PU,中央領域PC,下端領域PD)についての露光量を考えると、領域PCでは、露光量が均一で高くなる。また、領域PUでは、上部の露光量が高くなる一方で、下部の露光量が低くなる。更に、領域PDでは、ほとんど部分で露光量が高くなるが、下端部付近の露光量が低くなる。
ここで、この場合におけるフラッシュ同調速度FT2は、時刻t31〜t32の期間Tf31と、時刻t33〜t35の期間Tfb3と、フラッシュの最大発光時間Tfとを用いて下式(3)で示される。
FT2=Tf31+Tf−Tfb3 ・・・(3)。
そして、先幕PFおよび後幕PBの駆動速度はシャッター112の設計によって予め決まり、露光対象領域EAの略中央に配置される撮像面に対応する光路と先幕PFおよび後幕PBとの位置関係は設計によって決まるため、期間Tf31と期間Tfb3とを予め推定することができる。また、最大発光時間Tfは、内蔵フラッシュ8の設計等から予め推定することができる。その結果、フラッシュ同調速度FT2を上式(3)によって予め求めることができ、このフラッシュ同調速度FT2の情報を予めROM76に記憶させておいて、露出制御に用いることができる。
例えば、実際のフラッシュ撮影時には、露出制御部71の制御下で、露出値に基づいて、フラッシュ同調速度FT2以下のシャッター速度と、絞り33の開口径と、内蔵フラッシュ8の発光量とが決定され、シャッター速度と先幕PFの駆動タイミングとに応じて、後幕PBの駆動タイミングが決まる。なお、フラッシュの発光開始のタイミングについては、予めROM76に記憶させておいた期間Tf31の情報に基づいて、先幕PFの駆動開始時点から期間Tf31が経過した後に、電子接点に対して信号を送ることで内蔵フラッシュ8の発光を開始させることができる。
つまり、ここでは、フラッシュ撮影を行う場合には、全体制御部500の制御下で、先幕PFによる光路の開放動作の開始時点から露光対象領域EAの略中央に設定される撮像面全体に対応する光路が開放されるまでの所定期間(ここでは、期間Tf31)経過後でかつ、露光対象領域EA全体に対応する光路が開放されるまでに、内蔵フラッシュ8の発光期間が開始される。このような構成とすることで、露光対象領域EA全体に対応する光路が開放されるまで発光が開始されない手ぶれ補正ONモードに比べて相対的にフラッシュ同調速度が高速化する。
なお、第2実施形態に係るフラッシュ同調速度の切換動作フローは、第1実施形態において図10で示した動作フローと同様となる。
以上のように、第2実施形態に係る撮像装置10aでは、フラッシュ撮影時において、手ぶれ補正を行わない場合には、CCD15が所定位置(ここでは、露光対象領域EAの略中央)に設定された状態で露光が行われる。このとき、シャッター112の先幕PFの開放動作の開始から所定時間(期間Tf31を含む)経過後であり、CCD15の撮像面が移動可能な露光対象領域EA全体に対応する光路が開放されるまでに、内蔵フラッシュ8による発光が開始される。具体的には、シャッター112の開放動作の開始から、露光対象領域EAの略中央に設定された撮像面に対応する光路の開放動作が完了するまでに要する時間が経過した後でかつ、露光対象領域EA全体に対応する光路が開放されるまでに、内蔵フラッシュ8による発光が開始される。このような構成により、手ぶれを補正しない手ぶれ補正OFFモードにおいては、フラッシュ発光動作を早期に開始することができるため、フラッシュ同調速度を高速に設定することができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した実施形態では、CCD15を撮像装置10a,10bのハウジング1aに対して、相対的な位置を駆動させることで、手ぶれ補正を実現したが、これに限られず、例えば、撮影レンズ2に含まれる複数のレンズを適宜上下左右等に駆動させることで、手ぶれ補正を実現することができるものでも良い。
◎また、上述した実施形態では、内蔵フラッシュ8を用いたフラッシュ撮影について説明したが、この発明の対象には、撮像装置に対して外部から装着したり、信号伝達可能に接続される撮像装置の外部に設けられるフラッシュ(外部フラッシュ)を用いるタイプの撮像装置も含まれる。
◎また、上述した実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例にとって説明したが、これに限られず、例えば、銀塩フィルム等を用いた一眼レフ等といった種々の撮像装置に対して本発明を適用することができる。
◎また、上述した実施形態では、静止画撮影について説明したが、これに限られず、例えば、動画撮影を構成する各画像の撮影に対しても本発明を適用することができる。
第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の内部構成を示す図である。 フォーカルプレーンシャッターの構成を示す側方断面図である。 結像平面上のイメージサークルおよび画像取得領域を示す図である。 CCD移動部の分解斜視図である。 第1実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る撮影動作を示すタイミングチャートである。 手ぶれ補正ONモードに係るフラッシュ同調速度の説明図である。 手ぶれ補正OFFモードに係るフラッシュ同調速度の説明図である。 第1実施形態に係るフラッシュ同調速度の切換動作フローを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るフラッシュ同調速度の説明図である。 フラッシュ同調速度について説明するための図である。 フラッシュ同調速度について説明するための図である。
符号の説明
1 カメラ本体
2 撮影レンズ
6 モード設定ダイアル
8 内蔵フラッシュ
10a,10b 撮像装置
15 CCD
50 CCD移動部
112 シャッター
500 全体制御部

Claims (7)

  1. 撮像装置であって、
    被写体に係る光像を所定の撮像面に結像する撮影レンズと、
    フラッシュ撮影時に発光する発光手段と、
    手ぶれに応じて生じる前記撮像面と前記光像との相対的なずれを抑制することで、手ぶれ補正を行う手ぶれ補正手段と、
    前記手ぶれ補正手段が能動化された第1のモードと、前記手ぶれ補正手段が非能動化された第2のモードとを選択的に設定するモード設定手段と、
    を備え、
    前記第1のモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、前記第2のモードにおけるフラッシュ同調速度の方が、相対的に高速側に設定されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載された撮像装置であって、
    前記撮像面が
    前記撮像装置に設けられた撮像素子に配置され、
    前記手ぶれ補正手段が、
    前記撮像装置に対する前記撮像面の相対的な位置を変更することで、手ぶれ補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された撮像装置であって、
    前記第2のモードが、
    前記撮像面が所定位置に設定された状態で、露光を行うモードであり、
    前記撮像装置が、
    前記撮像面に対して被写体からの光を導く光路を遮断するシャッター機構と、
    フラッシュ撮影時に、前記第2のモードに設定されている場合、前記発光手段の発光期間が完了する前に、前記撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路の遮断が開始されとともに、前記発光手段による発光開始から所定時間経過後に、前記所定位置に設定された撮像面に対する光路の遮断が開始されるように、前記シャッター機構と前記発光手段とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載された撮像装置であって、
    前記所定時間が、
    前記発光手段が発光する発光期間を含むことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載された撮像装置であって、
    前記第2のモードが、
    前記撮像面が所定位置に設定された状態で、露光を行うモードであり、
    前記撮像装置が、
    前記撮像面に対して被写体からの光を導く光路を遮断するシャッター機構と、
    フラッシュ撮影時に、前記第2のモードに設定されている場合、前記シャッター機構による前記光路の開放動作の開始から所定時間経過後でかつ、前記撮像面が移動可能な所定領域全体に対応する光路が開放されるまでに、前記発光手段による発光が開始されるように、前記シャッター機構と前記発光手段とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載された撮像装置であって、
    前記所定時間が、
    前記シャッター機構の開放動作の開始から、前記所定位置に設定された前記撮像面に対応する光路の開放動作が完了するまでに要する時間であることを特徴とする撮像装置。
  7. 撮像装置におけるフラッシュ同調速度の設定方法であって、
    (a)手ぶれに応じて生じる撮像面と当該撮像面に対して結像される被写体にかかる光像との相対的なずれを抑制することで手ぶれ補正を行う第1のモードと、前記手ぶれ補正が行われない第2のモードとを選択的に設定するモード設定ステップと、
    (b)前記モード設定ステップにおいて前記第2のモードが設定された場合に、前記第1のモードにおけるフラッシュ同調速度よりも、相対的に高速側のフラッシュ同調速度を設定するステップと、
    を備えることを特徴とするフラッシュ同調速度の設定方法。
JP2004266799A 2004-09-14 2004-09-14 撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法 Expired - Fee Related JP3800230B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004266799A JP3800230B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法
US11/101,896 US20060055788A1 (en) 2004-09-14 2005-04-08 Image capturing apparatus, and method of setting flash synchronization speed

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004266799A JP3800230B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006086586A true JP2006086586A (ja) 2006-03-30
JP3800230B2 JP3800230B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=36033457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004266799A Expired - Fee Related JP3800230B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 撮像装置、およびフラッシュ同調速度の設定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060055788A1 (ja)
JP (1) JP3800230B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072561A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Canon Inc 撮像装置
US9560278B2 (en) 2013-04-17 2017-01-31 Fujifilm Corporation Imaging device, imaging device drive method, and imaging device control program
JP2017152996A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 キヤノン株式会社 撮像システムおよびその制御方法、撮像装置、レンズ装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9910341B2 (en) 2005-01-31 2018-03-06 The Invention Science Fund I, Llc Shared image device designation
US9489717B2 (en) 2005-01-31 2016-11-08 Invention Science Fund I, Llc Shared image device
US9325781B2 (en) 2005-01-31 2016-04-26 Invention Science Fund I, Llc Audio sharing
US9191611B2 (en) 2005-06-02 2015-11-17 Invention Science Fund I, Llc Conditional alteration of a saved image
US9967424B2 (en) 2005-06-02 2018-05-08 Invention Science Fund I, Llc Data storage usage protocol
US10003762B2 (en) 2005-04-26 2018-06-19 Invention Science Fund I, Llc Shared image devices
US9451200B2 (en) 2005-06-02 2016-09-20 Invention Science Fund I, Llc Storage access technique for captured data
US9819490B2 (en) 2005-05-04 2017-11-14 Invention Science Fund I, Llc Regional proximity for shared image device(s)
US9621749B2 (en) * 2005-06-02 2017-04-11 Invention Science Fund I, Llc Capturing selected image objects
JP4717572B2 (ja) * 2005-09-20 2011-07-06 キヤノン株式会社 光学機器および焦点調節方法
JP4956401B2 (ja) * 2007-12-18 2012-06-20 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2019128362A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
CN112511730B (zh) * 2020-12-07 2022-03-11 维沃移动通信(杭州)有限公司 摄像头模组及电子设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4780739A (en) * 1985-09-06 1988-10-25 Canon Kabushiki Kaisha Anti-vibration imaging device
DE4217078C2 (de) * 1991-05-24 1997-05-28 Asahi Optical Co Ltd Kamera mit einem Blitzlichtgerät
US6272289B1 (en) * 1998-09-14 2001-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Camera

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072561A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Canon Inc 撮像装置
US9560278B2 (en) 2013-04-17 2017-01-31 Fujifilm Corporation Imaging device, imaging device drive method, and imaging device control program
JP2017152996A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 キヤノン株式会社 撮像システムおよびその制御方法、撮像装置、レンズ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3800230B2 (ja) 2006-07-26
US20060055788A1 (en) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060055788A1 (en) Image capturing apparatus, and method of setting flash synchronization speed
JP2006345172A (ja) ファインダ装置及びカメラ
JP2008158087A (ja) メカニカルシャッタの制御方法及び撮像装置
JP2001186401A (ja) デジタルカメラ
JP2009081808A (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
JP2005215388A (ja) 交換レンズ及びそれを用いたカメラシステム
US7071973B1 (en) Digital camera having multiple image taking modes
JP5335202B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2009222860A (ja) ミラー駆動装置および撮像装置
JP5932410B2 (ja) 撮像装置
JP2013117650A (ja) デジタルカメラ
US8013896B2 (en) Imaging apparatus including shaking correction for a second imaging sensor
JP3632677B2 (ja) 電子カメラ
JP2006339902A (ja) ファインダ装置及びカメラ
JP2008242230A (ja) 撮影装置、撮影システム、および撮影方法
JP2007266657A (ja) 撮影装置
JP5266950B2 (ja) カメラ
JP2004104652A (ja) 撮像装置
JP2005175796A (ja) デジタルカメラ
JP2009198887A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP2008070566A (ja) カメラシステム、カメラ本体、交換レンズユニットおよび像ブレ補正方法
JP4031262B2 (ja) 撮像装置
JP5366445B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2009089330A (ja) 撮像装置
JP2008199269A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees