JP2006083092A - 乳化化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料を提供する。
【解決手段】 脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有するものを提供する。前記少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとを含有することが好ましく、前記ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノラウレートを含有することが好ましく、デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、デカグリセリンモノオレートを含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は乳化剤形の化粧料に関し、更に詳細には、クレンジングクリームやマッサージクリームとして好適な乳化剤形の化粧料に関する。
乳化剤形の化粧料に於いて、オイル分を50質量%以上含有する典型的な化粧料に、マッサージ化粧料とクレンジング化粧料が存在する。これらは、高内相水中油エマルションという特性の点で類似性が存するが、マッサージ化粧料が、過度の摩擦による刺激を発現させずに、適度な刺激によりマッサージによる血流量の増大などの作用を大きくさせる作用を有するのに対し、クレンジング化粧料は、内相に存するオイル分の溶剤効果により油汚れを除去する作用を有すると言うことで、作用効果は大きく異なる。この様な特性を支える構成としても、マッサージ化粧料が、肌上での摩擦係数の低減と、適度な手指の肌への粘着性の具現化を目的として、オイルのような液状油脂に、高級アルコールのような固形脂を加えて、油相自体が固体乃至は半固体の形態を取るのに対し、クレンジング化粧料の方は、溶剤効果を最大限生かすために、固形脂の配合はなるべく控えるのが原則であり、この意味で構成上は大きく異なる剤形と言える。
他方、世の中のスピード化に伴い、化粧料分野に於いて、化粧ステップの簡素化の流れは、ここ十数年間の一つの潮流となっている。クレンジング化粧料やマッサージ化粧料に於いても、この流れは大きな影響を与え、これらの機能を併せ持つ、多機能化粧料の開発が相次いでいる。例えば、マッサージパック化粧料(例えば、特許文献1を参照)、クレンジングパック化粧料(例えば、特許文献2、特許文献3を参照)、更には、マッサージ機能を有する、油性洗浄料(例えば、特許文献4を参照)しかしながら、特許文献4の技術が、クレンジング機能を犠牲にした上でのマッサージ機能の付与であることから、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料は未だ開発されていないのが現状である。
一方、脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有する化粧料は全く知られていないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する化粧料としては、発泡化粧料(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)やクレンジング化粧料(例えば、特許文献7を参照)への応用が知られている。
特開平11−341292号公報 特開2002−187715号公報 特開平7−173033号公報 特開2001−278742号公報 特開2004−168714号公報 特開2004−83498号公報 特開2004−83438号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有する化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、化粧料。
(2)少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとを含有することを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノラウレートを含有することを特徴とする、(2)に記載の化粧料。
(4)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、デカグリセリンモノオレートを含有することを特徴とする、(3)に記載の化粧料。
(5)脂肪酸石鹸として、ヒドロキシ脂肪酸石鹸を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)脂肪酸石鹸として、分岐脂肪酸石鹸を含有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)更に、ジグリセリンテトラオレートを含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)マッサージ機能を有する化粧料であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料。
本発明によれば、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料を提供することが出来る。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるポリグリセリンのモノ脂肪酸エステル
本発明の化粧料は、脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有することを特徴とする。本発明の化粧料で使用できるポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、遊離の水酸基を有し、界面活性作用が存すれば、特段の限定無く使用できるが、親水性のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルと、親油性のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルの2種を含んだ形態で組み合わせて含有させることが好ましい。前記親水性のポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、、これを構成するポリグリセリン部分としては、グリセリンの重合度が5〜15のものが好ましく、7〜12のものが特に好ましい。又、脂肪酸残基としては、通常知られているものであれば、特段の限定無く使用することが出来、例えば、炭素数10〜30の直鎖脂肪酸残基、分岐鎖を有する脂肪酸残基、環状構造を有する脂肪酸残基、不飽和結合を有する脂肪酸残基などが好ましく例示でき、具体的には、例えば、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、イソステアリン酸残基、オクチルドデカン酸残基、オレイン酸残基、リノール酸残基、リノレイン酸残基などが好ましく例示できる。より好ましいものとしては、ラウリン酸残基、ステアリン酸残基、イソステアリン酸残基或いはオレイン酸残基などが例示できる。この様な親水性のポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、デカグリセリンのモノ脂肪酸エステルが好ましく例示でき、中でも、デカグリセリンモノオレートが特に好ましい。親油性の界面活性剤としてのポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルに於ける、ポリグリセリン部分のグリセリンの重合度は2〜5が好ましく、2乃至は3が特に好ましい。脂肪酸部分については、例えば、炭素数10〜30の直鎖脂肪酸残基、分岐鎖を有する脂肪酸残基、環状構造を有する脂肪酸残基、不飽和結合を有する脂肪酸残基などが好ましく例示でき、具体的には、例えば、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、イソステアリン酸残基、オクチルドデカン酸残基、オレイン酸残基、リノール酸残基、リノレイン酸残基などが好ましく例示できる。より好ましいものとしては、ラウリン酸残基、ステアリン酸残基、イソステアリン酸残基或いはオレイン酸残基などが例示でき、ラウリン酸残基が特に好ましい。特に好ましくはジグリセリンモノラウレートである。本発明の化粧料では、かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルは、親水性の界面活性剤であるものと、親油性の界面活性剤であるものの、それぞれ唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、前記ポリグリセリンのもの脂肪酸エステルの好ましい含有量は、化粧料全量に対して、1〜10質量%が好ましく、2〜7質量%がより好ましい。
(2)本発明の化粧料の必須成分である脂肪酸石鹸
本発明の化粧料は、脂肪酸石鹸を必須成分として含有し、水中油乳化形態を取ることを特徴とする。本発明の化粧料の含有できる脂肪酸石鹸の内、石鹸を形成するアルカリ成分としては、通常化粧料で使用されるアルカリ成分であれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニウム、トリエタノールアミン、トリエチルアミン等の有機アミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等が好ましく例示できる。特に好ましいものはアルカリ金属の塩をとる形であり、中でもナトリウムとカリウムを併用する形態が特に好ましい。この場合の量比としては、水酸化物の形において、質量比で、水酸化ナトリウム1〜10に対して、水酸化カリウム99〜90であることが好ましい。この様な石鹸を形成させるためには、これらのアルカリは、水酸化物の形で脂肪酸と反応させればよい。アルカリの含有量は、水酸化物の形態の総量で0.1〜1.5質量%が好ましく、0.2〜1.3質量%がより好ましい。
又、脂肪酸石鹸を構成する脂肪酸部分としては、通常化粧料で使用されているものであれば、特段の限定をされず用いることが出来、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の飽和直鎖脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不飽和直鎖脂肪酸、イソステアリン酸等の分岐脂肪酸、リチノレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等のヒドロキシ脂肪酸などが好ましく例示できる。かかる石鹸を構成する脂肪酸は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける脂肪酸の含有量は、脂肪酸として、総量で、1〜5質量%が好ましく、1.1〜4質量%がより好ましい。これは脂肪酸石鹸が本発明の化粧料では親水性の乳化剤として働くため、少なすぎると乳化系が安定しない場合が存し、多すぎると経時的に粘度が増加するなどの使用性を損なう場合が存するためである。
脂肪酸を組み合わせて石鹸として用いる場合に於いて、ヒドロキシ脂肪酸を含有させることは、乳化安定性を向上せしめる意味で好ましい。この様な効果を奏するためには、ヒドロキシ脂肪酸は、脂肪酸全量の1〜5質量%、化粧料全量に対して0.05〜0.5質量%含有することが好ましい。
脂肪酸を組み合わせて石鹸として用いる場合に於いて、分岐脂肪酸を含有させることは、高温安定性を向上せしめる意味で好ましい。この様な効果を奏するためには、ヒドロキシ脂肪酸は、脂肪酸全量の0.5〜5質量%、化粧料全量に対して0.01〜0.5質量%含有することが好ましい。
(3)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有し、水中油乳化形態を取ることを特徴とする。又、オイル分を50質量%以上含有しながら、セタノールなどの高級アルコールを殆ど或いは全く含有しない特徴も有する。この様な特徴から、本発明の化粧料は、オイル分の溶剤効果を充分に生かすことが出来、以て、優れたクレンジング効果を発揮することが出来る。又、必須の成分の組合せによる、安定性の高いエマルションは、使用に際して皮膚上に延展する際に、適度でありながら、刺激を発現するほど過剰ではない摩擦抵抗性を示すため、ワックスフリーのマッサージ料としても使用可能となる。言い換えれば、この様な構成を取ることにより、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する化粧料を具現化できるものと言える。
本発明の化粧料に於いては、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジグリセリンテトラオレート、ジグリセリンジオレート、ジグリセリントリオレート、ジグリセリンテトライソステアレート、ジグリセリントリイソステアレート、ジグリセリンジイソステアレート、トリグリセリンペンタオレート、トリグリセリンテトラオレート、トリグリセリントリオレート、トリグリセリンジオレート、トリグリセリンペンタイソステアレート、トリグリセリンテトライソステアレート、トリグリセリントリイソステアレート、トリグリセリンジイソステアレート等の必須成分のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルに分類されないポリグリセリンの脂肪酸エステル類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。
これらの任意成分の内、特に好ましい成分は、ジグリセリンテトラオレート、ジグリセリンジオレート、ジグリセリントリオレート、ジグリセリンテトライソステアレート、ジグリセリントリイソステアレート、ジグリセリンジイソステアレート、トリグリセリンペンタオレート、トリグリセリンテトラオレート、トリグリセリントリオレート、トリグリセリンジオレート、トリグリセリンペンタイソステアレート、トリグリセリンテトライソステアレート、トリグリセリントリイソステアレート、トリグリセリンジイソステアレート等の必須成分のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルに分類されないポリグリセリンの脂肪酸エステル類であり、中でもジグリセリンのテトラオレートを含有することが特に好ましい。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。特に好ましい形態は、前記ジグリセリンテトラオレートのみを含有する形態である。又、含有量としては、20〜45質量%が好ましく、25〜40質量%がより好ましい。これは、この範囲において優れた溶剤効果を発揮し、クレンジング作用に優れるためである。
本発明の化粧料は、前記成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。かくして得られた化粧料は優れた安定性を有すると同時に、それぞれ独立に存在し得るマッサージ機能とクレンジング機能とを有する。これを利用するために、本発明の化粧料としては、クレンジングマッサージ料やマッサージングクレンジング料などの複合機能型化粧料に応用することが好ましい。勿論、本発明の化粧料は、有効成分を含有することにより、基礎化粧料としての基本的な特性を有することが出来るので、この様な製剤での活用も本発明の技術分野に属する。
以下に、本発明について、実施例を挙げて更に詳細に説明を加えるが、本発明がこの様な実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料である、乳化化粧料を製造した。即ち、イ、ロの成分を80℃に加温し、攪拌下イに徐々にロを加え乳化し、攪拌冷却して水中油乳化剤形のクリーム状の化粧料1を得た。
Figure 2006083092
<試験例1>
化粧料1のクレンジング効果について調べた。即ち、下記に処方を示すアイライナーを用いて、前腕内側部に設けた1cm×2cmの部位に一様にアイライナーを塗布し、0.1gの化粧料1を良く擦過してなじませ、カット綿で拭き取りをした後、流水で洗い流し、乾燥させた後に、未処置の部位との色差(ΔE)を計測した。化粧料1のジグリセリンモノラウレートとデカグリセリンモノオレートとをPOE(20)オレイン酸エステルに置換した比較例1、脂肪酸とアルカリをPOE(45)ステアリン酸エステルに置換した比較例2も作成し、同様に試験した。試験結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料はクレンジング作用に優れることが判る。又、この優れたクレンジング効果は、ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルと脂肪酸石鹸の組合せによって相乗的に発現することも判る。
(アイライナー)
マイクロクリスタリンワックス 20 質量%
鉄黒 10 質量%
セタノール 5 質量%
ステアリン酸 3 質量%
ステアリン酸亜鉛 3 質量%
モルフォリン 2 質量%
1,3−ブタンジオール 8 質量%
水 11 質量%
ポリメタクリル酸メチルエマルション 30 質量%
Figure 2006083092
<試験例2>
試験例1の化粧料1、比較例1、比較例2について、マッサージ料としての効果を確かめた。マッサージ料としての効果は、パネラー5名を用いて、エステティシャンにより、これらの化粧料を用いてマッサージを施術し、施術前後において、唾液中のプラステロン硫酸の濃度を、サンドウィッチ抗体法により測定し、施術による上昇率を算出し、それを指標に評価した。同時に、施術前後の肌色の色差を計測した。結果を表3に示す。これより、本発明の化粧料である、化粧料1は心地よさを具現化するとともに、発赤などを起こさず、適度な刺激を提供していることが判る。
Figure 2006083092
実施例1と同様に、下記表4に従って、化粧料2を作成した。試験例1の方法で評価すると、色差(ΔE)は0.49であり、試験例2の評価でのプラステロン硫酸の上昇率は12.9%であり、その時の肌色の色差は0.62であった。化粧料1と同様の効果を有していると思われる。
Figure 2006083092
実施例1と同様に、下記表5に従って、化粧料3を作成した。試験例1の方法で評価すると、色差(ΔE)は0.72であり、試験例2の評価でのプラステロン硫酸の上昇率は10.3%であり、その時の肌色の色差は0.76であった。化粧料1と同様の効果を有していると思われる。しかしながら、効果としては化粧料1の方が優れると判断される。これより、ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルは、2種組み合わせた方が好ましいことも判る。
Figure 2006083092
実施例1と同様に、下記表6に従って、化粧料4を作成した。試験例1の方法で評価すると、色差(ΔE)は0.67であり、試験例2の評価でのプラステロン硫酸の上昇率は9.4%であり、その時の肌色の色差は0.92であった。化粧料1と同様の効果を有していると思われる。しかしながら、効果としては化粧料1の方が優れると判断される。これより、ヒドロキシ脂肪酸を含有するのが好ましいことが判る。
Figure 2006083092
本発明は、クレンジングマッサージ料の様な複合化化粧料に応用できる。

Claims (8)

  1. 脂肪酸石鹸を含有する水中油乳化形態を取る化粧料であって、少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、化粧料。
  2. 少なくとも2種のポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとを含有することを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、ジグリセリンモノラウレートを含有することを特徴とする、請求項2に記載の化粧料。
  4. デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとして、デカグリセリンモノオレートを含有することを特徴とする、請求項3に記載の化粧料。
  5. 脂肪酸石鹸として、ヒドロキシ脂肪酸石鹸を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 脂肪酸石鹸として、分岐脂肪酸石鹸を含有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
  7. 更に、ジグリセリンテトラオレートを含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
  8. マッサージ機能を有する化粧料であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の化粧料。
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