JP2006082436A - コンクリート用ホッパ排出ゲート、及び、ホッパ装置。 - Google Patents

コンクリート用ホッパ排出ゲート、及び、ホッパ装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】
コンクリート用ホッパ排出ゲートにおいて、縦横の比率が小さいまたは円に近い開口とて砂利が詰まらないホッパ排出ゲートを提供する。
【解決手段】
締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の二本のローラの配列を直線状とく字状とに配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際には二本のローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では二本のローラの配列をく字状として後退しラバーシールの開口断面を菱形とし、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させるコンクリート用ホッパ排出ゲート。
【選択図】図1

Description

本発明は、生コンクリートプラントなどに使用するコンクリート等のホッパの排出ゲートに関する。
本発明は、生コンクリートプラントなどに使用するコンクリート等のホッパの排出ゲートにおいて、生コンクリートが液状であり、かつ、砂利やセメントミルクや水などから構成されているため、水を遮断する必要から所謂ラバーシールゲートが採用されているが、例えば、特許文献1に開示されているように、ラバーシールを一対のローラで挟圧し完全に水をシールしていた。
特開2001−341120号公報
ところで、上述したように、生コンクリートプラントなどに使用するコンクリートホッパの排出ゲートは、ラバーシールを一対のローラで挟圧するコンクリート用排出ゲートでスムーズな排出ができないという問題点があり、バッチャープラント設備のなかで唯一自動運転ができない部分であった。
その理由は、筒状のラバーシールの排出口を外側から一対のローラで挟んでいるが、通常、建築用の生コンクリートは液状であり、この生コンクリートをコンクリートホッパからミキサー車に積み込む時、一度に全開するとミキサー車が飲み込めず溢れてしまったり、生コンクリートがはねて車を汚したりすることから、ゲートをオペレータの勘と経験で調整しながら開いて行くのが現状であり、機械による自動運転が難しいものであった。
また、ゲート開調整が難しい理由として、製造する生コンクリートが何千種類とありそれぞれの流動性が違うこと、そして、砂利(40mm以下)が含まれる為少しのゲートの開きであれば砂利が詰まり排出ができなくなり、詰まりを除く為ゲートを開くと、どっと生コンが排出してあふれたり、跳ねたりする不都合があり、その部分の調整が機械だけでは難しく人の経験による操作が必要となり自動運転ができない理由でもあった。
従来のゲートの開閉方法を、図1〜3を用いて説明すると、図1に示すように、通常の閉状態ではホッパ排出口aに筒状のラバーシールbが締め付けバンド等で固着され、一対の締付ローラcとシリンダーdからなる締付部材eでラバーシールbを挟んゲートを構成しているが、コンクリート製品を排出してミキサー車に積み込む場合には、図2に示すように、オペレータの経験でゲートを開けたり閉じたりして、様子を見ながらゲートを少しずつ開けて、最後に図3に示すように全開とし、なるべく短時間にコンクリートホッパからミキサー車に積み込まなくてはならない。すなわち、図1に示すように、現状のゲートは筒状のラバーシールbを一対の締付ローラcとシリンダーdで挟圧し、排出時には、図2に示すように、一対のローラcを少し後退させて細長い隙間の開口fを形成して排出する。
しかし、細長い隙間の開口fでは初めは排出するが、直ぐに、図2(c)に示すように、砂利A等が開口fに詰まり引っ掛って排出ができなくなる。そこで、引っ掛った砂利を排除するために開口を広げると、どっと大量の生コンクリートが排出されて、ミキサー車の供給口が飲み込めず、供給口から溢れてしまうことがあった。つまり、少しの開状態でも砂利が詰まらない構造が必要であるが、従来の一対の平行ローラーでは細長い隙間であり、砂利が詰まらない開口となると排出量が多くてミキサー車が生コンを飲み込まなかったり汚れたりするので、それを回避する細長い幅の開口では、砂利Aが開口fに詰まってしまうという不都合があった。
そして、バッチャープラント設備の唯一自動運転ができない部分があるために、オペレータを必要とするものであった。
本発明は、前述した不都合に鑑みてなされたもので、コンクリート用ホッパ排出ゲートにおいて、ゲート断面が縦横の比率が大きい従来の開口断面積と同じでも、縦横の比率が小さいまたは円に近い開口として砂利Aが詰まらないホッパ排出ゲートを提供するものであり、また、砂利が詰まらない開口として自動で少しづつゲートを開き全開し、排出終了後には自動で閉じることができれば、ゲートを自動運転することにより、ミキサー車の入庫、出庫と連動してゲートが自動開閉できることが可能になるコンクリート用ホッパ排出ゲートを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の二本のローラの配列を直線状とく字状とに配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際には二本のローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では二本のローラの配列をく字状として後退しラバーシールの開口断面を菱形とし、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とコンクリート用ホッパ排出ゲートである。
請求項2の発明は、ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の複数のローラの配列を直線状と湾曲状とに配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際には複数ローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では複数ローラの配列を湾曲状として後退しラバーシールの開口断面を楕円とし、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とコンクリート用ホッパ排出ゲートである。
請求項3の発明は、ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の複数のローラをそれぞれ前後に退出可能に配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際にはローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では複数ローラ内の一本から順次時間差を設けて後退してラバーシールの開口を形成し、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とコンクリート用ホッパ排出ゲートである。
本発明によれば、コンクリート用ホッパ排出ゲートにおいて、ゲートを半開状態とする初期段階で、ゲート開口断面の縦横寸法の比率が小さく、又は円に近い開口となるので、ゲートを半開状態でも砂利がゲート開口に詰まることがないという効果が得られ、また、ラバーシールの接触面に対して砂利が無理に通過する量の減ることからラバーシールの耐用期間の延びるとういう効果も得られる。更に、コンクリート用ホッパ排出ゲートが砂利が詰まることがないことから、コンクリートをミキサー車に自動制御により積み込むことが可能となり、生コンクリートの製造からミキサー車に積み込むまでの自動操業が可能となるという効果も得られる。
[実施例1]
ここで、本発明に好適なコンクリート用ホッパ排出ゲートの実施例1を、図面に沿って説明する。
図4は、セッメント、砂利、砂、水等を混合して生コンクリートを製造するホッパ下部の排出口を近傍の断面図で、ホッパ1の下部排出口11の外側には、筒状のラバーシール2が取り付けバンド等で固定されている。このラバーシール2は、図6に示すように、適度の厚みを有しており、内周に耐磨耗ゴム21が設けられ、外周のゴム22にはナイロンハブ23が埋め込まれ、ローラ4が当接しない箇所は肉厚部24が配置されているが、ラバーシール2の外側にローラ4からなる一対の締付部材3がラバーシール2を挟んで相対向する位置に配設され、締付部材3がシリンダ5の伸長によってラバーシール2が互いに押圧して水分が下に漏れないように閉状態に維持しており、排出ゲートを半開状態、及び全開状となる場合には操作部(図示せず)からの指令により、シリンダ5が縮む方向に作動する。
また、この締付部材3及びシリンダ5はホッパ1の下部排出口11近傍の固定フレーム12に設けられており、一対の締付部材3の上端は固定フレーム12の排出口11近傍の回動軸31a,31bを中心に揺動し、一対の締付部材3の下端はそれぞれ片側二本の締付ローラ41a,41b(41c,41d)が設けられ、これら締付ローラ41a,41bに伸縮方向にシリンダ5の駆動軸51a,51bが連なっており、フレーム12に設けられたシリンダ取付部材52a,52bを介してこれも揺動自在に取り付けられている。
前述した締付部材3、ローラ4、シリンダ5の更に詳細な構成を、図5及び図6に沿って説明する。
図5は、揺動する締付部材3の下端部の主要部を上から見た平面図で、締付部材3は筒型のラバーシールの幅よりもやや広い一対の両端部フレーム32a,32bと連結フレーム33とから構成され、上端部は、図4に示したように、それぞれ回動軸31a,31bを中心に揺動自在に軸支されている。
締付部材3の下端部の両端部フレーム32a,32bの開放側には、二本の締付ローラ41a,41bが直線方向に連設されているが、一方の端部フレーム32aには軸受け(揺動可能)34aが設けられ、ローラ41aの外側に向かう側のローラ軸42aは、回転自在に且つ軸方向に移動自在に軸受け34aに軸支されている。このローラ軸42aは、後述する図7、図8に示すように、締付ローラ41a,41bが引っ張られた時に、移動を許容するように所定の長さXを有しており、末端部は脱落を防ぐために軸受け34aの内径よりも大きな径のストッパ43aが設けられている。一方、ローラ41aの内側に向かう側のローラ軸42aはローラ41aの端部凹部44aに設けられ、後述するシリンダ軸51の先端部54aに揺動自在の軸受け35aに回転自在に軸支され、ローラ軸42aの末端のストッパ45aが設けられ脱落を防止している。
ここで、軸受け34aについて図6を用いて詳細な構成を説明すると、端部フレーム32aに固着具342aにより軸受け枠体341aが取り付けられ、軸受け枠体341aには揺動自在に軸受け本体343aが嵌合されており、他方、軸受け本体343aに接するローラ軸42aの外周にはオイレスベアリング344aが設けられスラスト方向に移動自在に構成されている。したがって、ローラ軸42aは回転自在で軸線方向に移動自在に軸受け34aで支持されている。
また、シリンダ軸51の先端部54aは二股の軸受け取付部541a,541bが設けられ、軸受け取付部541aには、固着具342aにより軸受け枠体341aが取り付けられ、軸受け枠体341aには揺動自在に軸受け本体343aが嵌合され、ローラ軸42aは回転自在に軸受け34aで支持されている。
他の締付ローラ41bも、先端部54aに対して面対象であるだけで、同様の構成を有している。
次に、シリンダー5について説明すると、図4に示したように、シリンダ本体53a(53b)はフレーム12に設けれたシリンダ取付部材52a(52b)を介してこれも揺動自在に取り付けられ、シリンダ本体53aから進退するシリンダ軸51aは、一旦、締付部材3の下端部の両端部フレーム32a,32bを連結する連結フレーム33のほぼ中央部に設けたスラスト軸受け36aに支持され、更に、シリンダ軸51の先端の先端部54aには前述したように軸受け35aが設けられ、図5はゲートが閉状態Bである時の図で、締付部材3がシリンダ5のシリンダ軸51aが繰り出され伸長によってラバーシール2を互いに押圧している状態の図である。即ち、締付部材3の二本のローラ41a,41bの配列を直線状として、この直線状の二本のローラ41a,41bがラバーシール2を狭圧してゲートを閉状態とする図である。
図5において、シリンダ軸51aで、先端部54aとスラスト軸受け36aの中間位置にストッパー55aが設けられ、スラスト軸受け36aとシリンダ本体53aの間にシリンダ軸51aにはスプリング止56aを設け、スラスト軸受け36aとスプリング止56aとの間で互いにこれらを反方向に押圧するスプリング57aが設けられている。
このストッパー55aの構成と作用を図6と併せて説明すると、ゲートを半開状態Cとする初期段階において、二本のローラ41a,41bの配列を「く」字状とするために、シリンダ軸51を縮めてシリンダ本体53aに引き込ませると、先ず、シリンダ軸51の先端部54aが連結フレーム33に対しても後退し、軸受け35a,35bも後退し、図7の拡大図に示すように、二本のローラ41a,41bも直線状の配列から、先端部54aを屈曲点として「く」字状の配列となり、閉状態の開口線Zに対して、ローラ軸線42が平行でななく斜めとなり、全体では断面菱形開口Cとなる。
この「く」字状の傾斜角度は、各ローラ41a,41bの長さ約40cm(一対のローラでは約80cm)に対して3〜5cmの高さが適当であり、直径5cm以下の砂利の通過を許容する。ストッパー55aはこの「く」字状の屈曲度合いを規制するためのもので、更に、次のゲートを全開状態とする通常段階では二本のローラ41a,41bをラバーシール2の開口断面が円形開口D(内壁直径約50cm)となるように、シリンダ軸51の後退に伴って締付部材3を外側に退避させるためのものである。
すなわち、シリンダ軸51の後退で、先ず、ストッパー55aが連結フレーム33に当接するまでは、締付部材3は揺動しないが、図8に示すように、ストッパー55aが連結フレーム33に当接すると、締付部材3と「く」字状の配列の二本のローラ41a,41bの全体が後退して通常段階になり、筒状のラバーシール2は二本のローラ41a,41bによる規制が無くなるので、ゲートが全開状態となり本来の断面円形Dの開口になる。
なお、スプリング57aは、シリンダ軸51aの後退時において、スラスト軸受け36aとスプリング止56aとの間で互いにこれらを反方向に押圧して、締付部材3が動いて二本のローラ41a,41bが直線状に戻るの防止するためのものであり、締付部材3が二本のローラ41a,41bが定位置を維持するためのものである。
以上のように、実施例1のコンクリート用ホッパ排出ゲートでは、ゲートを半開状態とする初期段階では二本のローラの配列を「く」字状として後退しラバーシールの開口断面を縦横の比率が小さい菱形開口Cとしたで、ゲートの排出断面積は同じでも、従来のゲート断面が縦横の比率が大きい細長い開口とは異なり、図7(b)に示すように、コンクリート中に混在する径の大きな砂利(直径5cm以下)A等が通過し、菱形開口Cに引っ掛かることもなく、結果として菱形開口C、円形開口Dで砂利が詰まることが無くなる。また、ローラを二分割しただけの比較的簡単な構成であるので、堅牢な構造にすることができ、コンクリート製品のように重量があり、ラフな使用にも耐える構造にすることも可能である。また、この実施例1は、2本のシリンダー5だけで良いことから部品点数も多くなく、ローラ4部分を改造し、従来のゲートの2本をシリンダーを転用することでも対処できる。
[実施例2]
本発明に好適なコンクリート用ホッパ排出ゲートの実施例2を、図9に沿って説明する。
実施例2は、実施例1の片側二本の締付ローラを更に増やして、図9(a)に示すように、片側三本の締付ローラ61a,61b,61cを設け、計6本の締付けローラで、ゲートを半開状態とする初期段階では3本(複数)ローラを湾曲状に配列する構成としたもので、両側の締付ローラ61a,61cは寸法が短いだけで、基本的には実施例1の構成と同じであるが、中央の締付ローラ61bの構成が異なる。
異なる中央の締付ローラ61bは、ローラ支持枠62を設けて閉状態の開口軸線Zと平行状態に支持され、このローラ支持枠62がシリンダー5によってストッパ55aまで後退し、以後は締付部材3の全体がそのまま後退する構成である。また、支持枠62の両側には実施例1と同様な構成で、締付ローラ61a,61cが連結されており、ローラ支持枠62がストッパ55aまで移動すると、図9(b)のように、開口断面Eを形成し、以後は締付部材3の全体が、そのまま後退して、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシール2の開口断面が円形開口Dとなるようにローラを外側に退避させる。また、実施例1と同様に、ローラ4部分を改造し、従来のゲートの2本をシリンダーを転用することでも対処できる。
以上のように、実施例2のコンクリート用ホッパ排出ゲートでは、ゲートを半開状態とする初期段階では複数のローラの配列を楕円状として後退し、ラバーシール2の開口断面を縦横の比率が小さくい円に近い楕円開口Eしたので、ゲートの排出断面積は同じでも、従来のゲート断面が縦横の比率が大きい細長い開口とは異なり、コンクリート中に混在する径の大きな砂利A等が開口Eに引っ掛かることもなく、結果として楕円開口C、円形開口Dで砂利が詰まることが無くなる。また、実施例1と同様の、比較的簡単な構成あるので、堅牢な構造にすることができ、コンクリート製品のように重量があり、ラフな使用にも耐える構造にすることも可能であり、る。
[実施例3]
次ぎに、本発明に好適なコンクリート用ホッパ排出ゲートの実施例3を、図10に沿って説明する。
実施例3は、従来の単一の締付ローラを、図10(a)に示すように、両側をそれぞれ独立した二台の締付部材81,82を配備し、それぞれの締付部材81,82には独立して駆動されるシリンダー83,84が設けられ、ラバーシール2を挟むようにそれぞれに締付ローラ85,86設けられている。
そして、ゲートを半開状態とする初期段階では、図10(b)に示すように、一方のシリンダー83を後退して締付ローラ85を後退させ、同時に、対向するシリンダー83と締付ローラ85も後退させると、ラバーシール2の片側一部だけがローラによる規制が解除され小さな円形開口Fが形成され、次に、図10(c)に示すように、他のシリンダー84を後退して締付ローラ86を後退させ、同時に対向するシリンダー84’締付ローラ86を後退させると、ラバーシール2の開口断面が円形開口Dとなり、ゲートを全開状態とする通常段階になる。
したがって、従来の同じラバーシール2の開口面積であっても、開口断面を縦横の比率が小さい小円の開口Fとなるので、コンクリート中に混在する径の大きな砂利A等が開口Eに引っ掛かることもなく、結果として楕円開口F、円形開口Dで砂利が詰まることが無くなる。
また、実施例1と同様の、比較的簡単な構成あり、シリンダも小型となり、また、堅牢な構造にすることができ、コンクリート製品のように重量があり、ラフな使用にも耐える構造にすることも可能である。ただし、実施例1及び実施例2に比較して、シリンダーが4本となり、部品点数が多く構造も複雑となる。
以上、実施例1から3に詳述したように、本発明のコンクリート用ホッパ排出ゲートは、砂利が詰まらないホッパ排出ゲートとすることができる。したがって、従来のように、オペレータの経験でゲートを開けたり閉じたりして、様子を見ながらゲートを少しずつ開けるという運転操作が必要なく、自動で少しづつゲートを開き全開しそして自動で閉じることができ、ゲートを自動運転することができる。
したがって、バッチャープラント設備の唯一自動運転ができない部分である本発明のコンクリート用ホッパ排出ゲートが自動運転が可能になったことから、全体としても自動運転ができ、ミキサー車の入庫、出庫と連動してゲートの自動開閉できるコンクリート用ホッパ装置とすることもできる。
本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論であり、コンクリート用以外でも、液状物と個体とを混合するゲートとして使用しても良い。
従来のコンクリート用ホッパ排出ゲートの閉状態を示す断面図、 従来のコンクリート用ホッパ排出ゲートの半開状態を示す断面図、 従来のコンクリート用ホッパ排出ゲートの全開状態を示す断面図、 図4(a)は本発明の実施例1のコンクリート用ホッパ排出ゲートの閉状態を示す断面図、図4(b)はそのゲート主要部の平面図、 図4(b)の締付部材3、ローラ4、シリンダ5の拡大平面図、 図5の締付部材3、ローラ4、シリンダ5の主要部を更に拡大した平面図、 図7(a)は実施例1のコンクリート用ホッパ排出ゲートの半開状態のゲート主要部の平断面図、図7(b)はその側断面図、 実施例1のコンクリート用ホッパ排出ゲートの全開状態を示す平面図、 本発明の実施例2のコンクリート用ホッパ排出ゲートの作動状態を説明するゲート主要部の平面図、 本発明の実施例3のコンクリート用ホッパ排出ゲートの作動状態を説明するゲート主要部の平面図である。
符号の説明
A…砂利、B…閉状態の開口部、C…菱形開口(半開口)、
D…円形開口(全開口)、E…楕円開口(半開口)、Z…閉状態の開口線
1…ホッパ、11…下部排出口、12…固定フレーム
2…ラバーシール、21…耐磨耗ゴム、22…外周ゴム、23…ナイロンハブ、
24…肉厚部
3…締付部材、31a,31b…回動軸、32a,32b…端部フレーム、33…連結フレーム
34a,34b,35a,35b…軸受け、341a…軸受け枠体、342a…固着具、
343a…軸受け本体、344a…オイレスベアリング、36a…スラスト軸受け,
4…ローラ、41a,41b,41c,41d…締付ローラ、42a,42b…ローラ軸、
43a,43b,43c,43d…ストッパ、44a,44b…端部凹部、45a,45b…ストッパ、
5…シリンダ、51a,51b…シリンダ駆動軸、52a,52b…シリンダ取付部材、
53a,53b…シリンダ本体、54a…先端部、55a…ストッパ、56a…スプリング止,
57a…スプリング
61a,61b,61c…締付ローラ、62…ローラ支持枠、
81,82…締付部材、83,84,83'…シリンダー、85,86,85',86'…締付ローラ、

Claims (3)

  1. ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の二本のローラの配列を直線状とく字状とに配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際には二本のローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では二本のローラの配列をく字状として後退しラバーシールの開口断面を菱形とし、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とするコンクリート用ホッパ排出ゲート。
  2. ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の複数のローラの配列を直線状と湾曲状とに配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際には複数ローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では複数ローラの配列を湾曲状として後退しラバーシールの開口断面を楕円とし、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とするコンクリート用ホッパ排出ゲート。
  3. ホッパの排出口に筒状のラバーシールを取付け、該ラバーシールの外側に複数のローラからなる締付部材がラバーシールを挟んで相対向する位置に配設され、前記締付部材がシリンダの伸縮によってラバーシールを押圧しゲートの開閉を行うコンクリート用排出ゲートにおいて、前記締付部材の複数のローラをそれぞれ前後に退出可能に配列する配列制御手段を設け、ラバーシールを押圧してゲートを閉状態とする際にはローラの配列を直線状として挟圧し、ゲートを半開状態とする初期段階では複数ローラ内の一本から順次時間差を設けて後退してラバーシールの開口を形成し、ゲートを全開状態とする通常段階ではラバーシールの開口断面が円形となるようにローラを外側に退避させることを特徴とするコンクリート用ホッパ排出ゲート。
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JP2006255903A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Oru Japan Kk コンクリート用ホッパ排出ゲート
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