JP2006082318A - インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法 - Google Patents

インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006082318A
JP2006082318A JP2004268024A JP2004268024A JP2006082318A JP 2006082318 A JP2006082318 A JP 2006082318A JP 2004268024 A JP2004268024 A JP 2004268024A JP 2004268024 A JP2004268024 A JP 2004268024A JP 2006082318 A JP2006082318 A JP 2006082318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
supply port
filling
ink filling
filling nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004268024A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kataoka
雅樹 片岡
Tomoki Umezawa
智樹 梅澤
Hiroyuki Kurita
博之 栗田
Yoichi Watanabe
陽一 渡辺
Kenji Yamazaki
憲二 山崎
Naoshi Kotake
直志 小竹
Takatoshi Tsuchiya
隆俊 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004268024A priority Critical patent/JP2006082318A/ja
Publication of JP2006082318A publication Critical patent/JP2006082318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 インク充填用のノズルを引き抜く際にインクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐインク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法を得る。
【解決手段】 補給ポート30がサブインクタンク20のインク補給口46へ挿入連結されてサブインクタンク20内にインクを充填し、補給ポート30の引抜き時には、ピストンが補給ポート30内に負圧を生じさせてインク補給口46付近の残留インクZを吸引する。これにより、インク補給口46から残留インクZが垂れるのを防ぐことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インクタンク内にインクを充填するインク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法に関する。
インクジェット記録装置においては、印字処理によってインクタンク内のインクが消費されたときに、インク補給装置のポートをインクタンクのインク補給口に挿入し、このポートからインクタンク内にインクを補給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来のインク補給装置では、インクタンクにインクの補給を行うと、インク補給口及びインク補給口周辺に洩れ出たインク滴が残留する。このため、インクの補給を繰り返すと残留インクが溜まっていき、溜まった残留インク滴がポートの引き抜きの際にインクタンクのインク補給口から垂れるという不具合を生じていた。
特開2002−113878公報
本発明は、上記事実を考慮して、インク充填用のノズルを引き抜く際にインクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐインク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明のインク充填装置は、インクタンクのインク供給口へ挿入連結され、前記インクタンク内にインクを充填するインク充填ノズルと、前記インク充填ノズルの引抜き時に前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせて前記インク供給口付近の残留インクを吸引する負圧発生手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明のインク充填装置によれば、インク充填ノズルがインクタンクのインク供給口へ挿入連結されてインクタンク内にインクを充填し、インク充填ノズルの引抜き時には、負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせてインク供給口付近の残留インクを吸引する。このように、インク充填ノズルの引抜き時にインク充填ノズル内に負圧を生じさせることで、インク供給口付近(インク供給口及びインク供給口周辺)の残留インクがインク充填ノズル内に吸引されるので、インク供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項2に記載する本発明のインク充填装置は、請求項1記載の構成において、前記インク供給口へ挿入された前記インク充填ノズルが、前記インクタンク内との連通が遮断された第1の挿入位置と、前記第1の挿入位置よりも深く挿入されて前記インクタンク内と連通する第2の挿入位置と、に移動可能であり、前記第2の挿入位置で前記インク充填ノズルが前記インクタンク内にインクを充填すると共に、前記充填後の前記インク充填ノズルの引抜き時に前記第1の挿入位置で前記負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせることを特徴とする。
請求項2に記載する本発明のインク充填装置によれば、インク供給口へ挿入されたインク充填ノズルが、インクタンク内との連通が遮断された第1の挿入位置と、第1の挿入位置よりも深く挿入されてインクタンク内と連通する第2の挿入位置と、に移動可能となっている。第2の挿入位置でインク充填ノズルがインクタンク内にインクを充填すると共に、充填後におけるインク充填ノズルの引抜き時に第1の挿入位置で負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせる。このように、インク充填ノズルの引抜き時にインクタンク内との連通が遮断された第1の挿入位置でインク充填ノズル内に負圧を生じさせることで、インク供給口付近(インク供給口及びインク供給口周辺)の残留インクをインク充填ノズル内に確実に吸引することができる。
請求項3に記載する本発明のインク充填装置は、請求項2記載の構成において、前記インク供給口の内部に開閉弁を備えた前記インクタンク内に、インクを充填するインク充填装置であって、前記インク充填ノズルに設けられ、前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを負圧発生時に連通可能な連通路を有することを特徴とする。
請求項3に記載する本発明のインク充填装置によれば、負圧発生時には、インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側(インク供給口側)の空間と、外気とがインク充填ノズルの連通路によって連通されるので、インク充填ノズル内に生じさせた負圧が大きくなり過ぎるのを抑えることができる。
請求項4に記載する本発明のインク充填装置は、請求項3記載の構成において、前記連通路が、前記インク充填ノズルに貫通形成されて前記インク充填ノズルの軸方向にずれて位置する複数の貫通部により形成されることを特徴とする。
請求項4に記載する本発明のインク充填装置によれば、連通路は、インク充填ノズルに貫通形成されてインク充填ノズルの軸方向にずれて位置する複数の貫通部により形成されるので、インク充填ノズル内に生じさせた負圧が大きくなり過ぎるのを簡易な構成で抑えることができる。
請求項5に記載する本発明のインク充填装置は、請求項3記載の構成において、前記連通路が、前記インク充填ノズルの外周部に形成された溝部により形成されることを特徴とする。
請求項5に記載する本発明のインク充填装置によれば、連通路が、インク充填ノズルの外周部に形成された溝部により形成されるので、インク充填ノズル内に生じさせた負圧が大きくなり過ぎるのを簡易な構成で抑えることができる。
請求項6に記載する本発明のインク充填構造は、インク充填装置からインクタンク内へインクを充填するインク充填構造であって、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインク充填装置と、前記インク充填ノズルが挿入連結される前記インク供給口と前記インク供給口の内部に前記開閉弁とを備えて前記インク充填ノズルからインクが充填されると共に、インク充填時に閉塞されて前記インク充填ノズルの引抜き時には前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを連通させる開放路を備えるインクタンクと、を有することを特徴とする。
請求項6に記載する本発明のインク充填構造によれば、インク充填時には、インクタンクの開放路が閉塞される。インク充填ノズルの引抜き時には、インクタンクの開放路によってインク供給口の内側であって開閉弁より外側(インク供給口側)の空間と外気とが連通するので、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間が大気圧となる。この状態で、負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせるので、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間の残留インクがインク充填ノズル内に吸引され、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項7に記載する本発明のインク充填構造は、請求項6記載の構成において、前記インク供給口が弾性部材により形成されると共に、前記弾性部材に形成されて前記インク充填ノズルの引抜き時に開く切込部が前記開放路を構成することを特徴とする。
請求項7に記載する本発明のインク充填構造によれば、インク充填ノズルの引抜き時には、弾性部材の切込部が開いてインク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間と外気とを連通するので、簡易な構成で、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間を大気圧にすることができる。この状態で、インク充填ノズル内に負圧を生じさせることで、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間の残留インクがインク充填ノズル内に吸引され、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項8に記載する本発明のインク充填構造は、請求項6記載の構成において、前記インク充填装置が、前記第2の挿入位置で前記開放路を閉塞する閉塞部材を有し、前記インク充填ノズルの引抜き時に前記閉塞部材が前記開放路から離間されて前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを連通させることを特徴とする。
請求項8に記載する本発明のインク充填構造によれば、インク充填装置の閉塞部材が、第2の挿入位置で開放路を閉塞し、インク充填ノズルの引抜き時には、閉塞部材が開放路から離間されてインク供給口の内側であって開閉弁より外側(インク供給口側)の空間と外気とを連通させる。これにより、インク充填ノズルの引抜き時には、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間を大気圧にすることができ、この状態でインク充填ノズル内に負圧を生じさせることで、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間の残留インクがインク充填ノズル内に吸引され、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項9に記載する本発明のインクジェット記録装置は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインク充填装置と、前記インク充填ノズルが挿入連結されるインク供給口を備え、前記インク充填ノズルからインクが充填されるインクタンクと、前記インクタンク内のインクを吐出させる記録ヘッドと、を有することを特徴とする。
請求項9に記載する本発明のインクジェット記録装置によれば、記録ヘッドがインクタンク内のインクを吐出し、インクタンク内のインクが減少したときには、インク充填ノズルがインクタンクのインク供給口へ挿入連結されてインクタンク内にインクを充填する。インク充填ノズルの引抜き時には、負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせるので、インク供給口付近(インク供給口及びインク供給口周辺)の残留インクがインク充填ノズル内に吸引され、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項10に記載する本発明のインクジェット記録装置は、インクタンク内のインクを吐出させる記録ヘッドを有し、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のインク充填構造を備えていることを特徴とする。
請求項10に記載する本発明のインクジェット記録装置によれば、記録ヘッドがインクタンク内のインクを吐出し、インクタンク内のインクが減少したときには、インク充填ノズルがインク供給口へ挿入連結されてインクタンク内にインクを充填する。ここで、インク充填時には、インクタンクの開放路が閉塞される。インク充填ノズルの引抜き時には、インクタンクの開放路によってインク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間と外気とが連通するので、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間が大気圧となる。この状態で、負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせるので、インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間の残留インクがインク充填ノズル内に吸引され、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項11に記載する本発明のインク充填方法は、インク充填ノズルがインクタンクのインク供給口へ挿入連結され、前記インクタンク内にインクを充填する充填工程と、前記充填工程後に前記インク充填ノズルを引き抜き方向に移動させ、前記インク充填ノズルが前記インク供給口から抜き取られる前に負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせて前記インク供給口付近の残留インクを吸引する引抜工程と、を有することを特徴とする。
請求項11に記載する本発明のインク充填方法によれば、まず、充填工程において、インク充填ノズルがインクタンクのインク供給口へ挿入連結され、インクタンク内にインクを充填する。充填工程後の引抜工程においては、インク充填ノズルを引き抜き方向に移動させ、インク充填ノズルがインク供給口から抜き取られる前に負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせてインク供給口付近の残留インクを吸引する。このように、インク充填ノズルがインク供給口から抜き取られる前に、インク充填ノズル内に負圧を生じさせ、インク供給口付近(インク供給口及びインク供給口周辺)の残留インクがインク充填ノズル内に吸引されるので、インクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
請求項12に記載する本発明のインク充填方法は、請求項11記載の構成において、前記引抜工程では、前記インク充填ノズルと前記インクタンクとの連通が遮断された状態で、前記負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせることを特徴とする。
請求項12に記載する本発明のインク充填方法によれば、引抜工程では、インク充填ノズルとインクタンクとの連通が遮断された状態で、負圧発生手段がインク充填ノズル内に負圧を生じさせる。これにより、インク供給口付近(インク供給口及びインク供給口周辺)の残留インクをインク充填ノズル内に確実に吸引することができる。
以上説明したように、本発明のインク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法によれば、インク充填用のノズルを引き抜く際にインクの供給口から残留インクが垂れるのを防ぐことができるという優れた効果を有する。
本発明におけるインク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法の第1の実施形態を図面に基づき説明する。
(インクジェット記録装置の全体構成)
図1を参照してインクジェット記録装置の全体構成について説明する。なお、図中の矢印Mは、キャリッジ16の移動方向(主走査方向)、矢印Sは、記録媒体Pの移動方向(副走査方向)を示す。
図1に示されるように、インクジェット記録装置10は、記録媒体搬送部材12を備えている。記録媒体搬送部材12は、用紙等の記録媒体Pを副走査方向(矢印S方向)に搬送する。記録媒体Pの搬送経路に対向してガイド部材14が設けられている。ガイド部材14は、記録媒体Pの副走査方向(矢印S方向)と直角な方向に沿って延びるシャフト状とされる。
ガイド部材14には、キャリッジ16が移動可能に支持されている。キャリッジ16は、ガイド部材14にガイドされながら主走査方向(矢印M方向)に移動可能とされている。キャリッジ16には、インクジェット記録ヘッドユニット18が複数(本実施形態では4個)、着脱可能(交換可能)に搭載されている。
このインクジェット記録ヘッドユニット18は、サブインクタンク20と、サブインクタンク20に貯留されたインクを吐出する記録ヘッドチップ22とを備えている。インクジェット記録ヘッドユニット18は、記録ヘッドチップ22のノズル面22Aを下面(記録媒体Pの搬送経路に対向する面)としてキャリッジ16に搭載されている。なお、ノズル面22Aには、インク滴を吐出するノズル(図示省略)が形成されており、画像情報に応じてインク滴を吐出するようになっている。
各インクジェット記録ヘッドユニット18は、各サブインクタンク20毎に異なる色のインク(ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))を貯留し、各記録ヘッドチップ22毎に異なる色のインクを供給することができる。これにより、各記録ヘッドチップ22毎に異なる色のインク滴を吐出することができるので、記録媒体Pにフルカラー画像を記録することが可能となっている。
ガイド部材14の下方にあって記録媒体Pの搬送経路に隣接した位置には、メンテナンスステーション24が配置されている。メンテナンスステーション24は、記録ヘッドチップ22のノズル面22Aに対して接離(本実施形態では上下動)して、キャッピングやインクの吸引等のメンテナンスを行う。
メンテナンスステーション24から見てインクジェット記録装置10の背面寄りは、インク補給装置26とされている。インク補給装置26には、複数(本実施形態では、4個)のインク補給ユニット28が設けられており、インク補給ユニット28は、インク充填ノズルとしての補給ポート30を備える。各インク補給ユニット28は、各サブインクタンク20にそれぞれ対応して補給ポート30からインクを補充(充填)できるようになっている。
なお、インク補給ユニット28は、インク補給位置(図3(D)参照)と待機位置(図2参照)との間を副走査方向(矢印S方向)と同じ方向(矢印U方向)に移動可能とされている。また、インク補給口46へ挿入された補給ポート30は、サブインクタンク20内との連通が遮断された第1の挿入位置(図3(C)、(E)に示される位置)と、第1の挿入位置よりも深く挿入されてサブインクタンク20内と連通する第2の挿入位置(図3(D)に示される位置)と、に移動可能とされる。
(インク補給系の構成)
図2には、インク補給系の概略構成図が示されている。図2に示されるように、インクジェット記録ヘッドユニット18は、サブインクタンク20を備え、このサブインクタンク20の内部にインクを貯留することができる。サブインクタンク20には、サブインクタンク20内のインク量を検出する光学的インク量センサ40が取り付けられている。
サブインクタンク20の上部は、大気連通部42とされ、大気連通部42には、サブインクタンク20の内部と外部とで空気を流通させる大気連通孔42Aが形成されている。この大気連通孔42Aを通って空気が出入りすることで、サブインクタンク20内の気圧が一定に保たれるようになっている。サブインクタンク20の中央部分には、気体吸引口44とインク補給口46とが上下に並んで設けられ、気体吸引口44とインク補給口46との間には位置決め穴45が設けられている。
インク補給ユニット28の上部には、サブインクタンク20の大気連通孔42Aに対向した位置に、連通孔キャップ34が取り付けられている。連通孔キャップ34は、例えばゴム材等の弾性体からなり、インク補給位置では、連通孔キャップ34がサブインクタンク20の大気連通孔42Aに当たって大気連通孔42Aを封止するようになっている。
連通孔キャップ34の下方は、インク補給部29とされる。インク補給部29には、気体吸引口44及びインク補給口46に対向して排気ポート32及び補給ポート30が設けられ、位置決め穴45に対向して位置決め穴45に対応した先細形状の位置決めピン31が設けられている。この位置決めピン31は、インク補給位置では、位置決め穴45に係合し、排気ポート32は気体吸引口44に、補給ポート30はインク補給口46に、それぞれ挿入連結するようになっている。
排気ポート32には排気チューブ36が接続され、この排気チューブ36はポンプユニット48のローラーポンプ50に巻きかけられて、図示しない排インクタンクに繋がっている。ポンプユニット48は、各インク補給ユニット28(図1参照)の各々から延びる4本の排気チューブ36に対応し、4個のローラーポンプ50を有している。
各ローラーポンプ50は、ポンプ軸52と一体で回転する回転板54を備えると共に、この回転板54の外周近傍に配置された1又は複数(本実施形態では対角上に2個)のローラー56とを備えている。排気チューブ36は、回転板54の周囲を部分的に取り巻くように配置されており、ローラー56が排気チューブ36を局所的に押し潰している。
回転板54が図2の時計回り方向(矢印K方向)に回転することで、ローラー56が排気チューブ36をしごくようにして移動し、排気チューブ36内の流体(本実施形態では空気)を、排気チューブ36の他端から排インクタンクに排出するようになっている。このため、インク補給位置で、ローラーポンプ50が駆動すると、サブインクタンク20内の空気が気体吸引口44から吸引されてサブインクタンク20内が減圧する。
補給ポート30には、インクチューブ58が接続されている。インクチューブ58は、開閉バルブ60を介してメインタンク64の接続部66に接続されている。メインタンク64には、各色に対応したインクがあらかじめ貯留されており、メインタンク装置62を構成する。また、所望量のインク補給(充填)完了後に開閉バルブ60によってインク経路が閉じられる。インクチューブ58の経路中には、補給ポート30と開閉バルブ60との間に負圧発生手段としてのピストン68が配置されている。ピストン68は、補給ポート30の引抜き時に第1の挿入位置(図3(E)に示される位置)で補給ポート30内に負圧を生じさせるようになっており、後述のように、これによってインク補給口46付近の残留インクが吸引される。
図3には、インク補給口46の内側及び補給ポート30の詳細が示されている。サブインクタンク20(図2参照)内にインクを補給(充填)する補給ポート30は、全体として略円筒状に形成されたパイプ本体70を有している。パイプ本体70の先端部は、先端に向かって次第に径が小さくなる先細り形状となっており、パイプ本体70の先端には、サブインクタンク20へ補給するインクを流出させるための連通孔72が形成されている。
パイプ本体70内には、その長手方向に移動可能に弁体74が収容され、さらに後端側には、Oリング76を介して、ブラケット78が圧入されている。
弁体74の周囲には、パッキン80、パッキンホルダー82、及び、圧縮コイルスプリング84が取り付けられている。パッキン80は、環状とされ、ゴム等の弾性部材によって構成される。パッキンホルダー82は、パッキン80を保持し、パイプ本体70内をスライド可能とされる。圧縮コイルスプリング84は、パッキンホルダー82とブラケット78との間に配設され、パッキンホルダー82とパッキン80とを連通孔72に向かって付勢するようになっている。
パッキンホルダー82からは弁体74のバルブ当接部86が突設されている。バルブ当接部86はパッキン80内を貫通し、その先端が連通孔72から外部に露出している。
通常時は、図3(A)に示されるように、圧縮コイルスプリング84によってパッキンホルダー82及びパッキン80が連通孔72に向かって付勢され、パッキン80が連通孔72の周囲に圧着されて、連通孔72がパッキン80及び弁体74のバルブ当接部86によって閉塞されるようになっている。これに対して、図3(C)に示されるように、圧縮コイルスプリング84の付勢力に抗してパッキンホルダー82及びパッキン80がスライドすると、パッキン80が連通孔72の周囲から離間するようになっている。
図3(A)に示されるように、ブラケット78の後端には、カバー88を介して、インクチューブ58の一端が接続されている。なお、図2に示されるように、補給ポート30がサブインクタンク20のインク補給口46に接続され、インクチューブ58の途中の開閉バルブ60が開となると、メインタンク64からサブインクタンク20へのインクの流路が形成される。
図3(A)に示されるように、インク補給口46内部の開口部47には、その内部にガスケット90が配置され、ガスケットカバー91によって脱落しないように所定位置に保持されている。ガスケット90は、開口部47の内面に圧着されており、隙間からのインクや空気の流出を阻止している。ガスケット90には、内側に向かって環状に突出するリップ部90Aが形成されており、図3(D)、(E)に示されるように、挿入されたパイプ本体70に外側から全周にわたって接触して、これらの間からのインクや空気の流動を阻止している。
図3(A)に示されるように、ガスケットカバー91とガスケット90との間には、環状の押さえリング92が配設されている。押さえリング92は、パイプ本体70が抜き差しされた際に、抜き差し方向へのリップ部90Aの変形を一定範囲に制限している。インク補給口46の内部には、ガスケット90よりもさらに奥側に、開閉弁としての平板バルブ94が配置されている。平板バルブ94は、通常時は圧縮コイルスプリング96によって付勢され、ガスケット90に形成された環状の突起部90Bに圧着されてインクの流路を閉鎖しているが、図3(D)に示されるように、圧縮コイルスプリング96の付勢力に抗してスライドし、突起部90Bから離間すると、インクの流路Bが形成される。
なお、本実施形態では、インク補給口46内の圧縮コイルスプリング96のばね定数は、補給ポート30内の圧縮コイルスプリング84のばね定数よりも大きく設定されているので、補給ポート30の前進時には、図3(C)のように、補給ポート30内の圧縮コイルスプリング84が先に撓んで、バルブ当接部86が連通孔72を開放する。その後に、図3(D)に示されるように、インク補給口46内の圧縮コイルスプリング96が撓んで平板バルブ94がガスケット90の突起部90Bと離れ、流路Bを開放する。また、逆に補給ポート30の後退時には、図3(E)に示されるように、平板バルブ94が先にガスケット90の突起部90Bへ当って流路が閉止され、その後に図3(B)に示されるように、パッキン80及びバルブ当接部86が連通孔72を塞ぐようになっている。
図3(A)に示されるように、平板バルブ94からは、バルブ突起部98が突設されており、補給ポート30におけるパッキンホルダー82を貫通するバルブ当接部86に対向している。パイプ本体70をインク補給口46内に挿入すると、図3(B)に示すように、バルブ当接部86の先端とバルブ突起部98の先端とが接触して互いに押圧し、図3(C)に示されるように、補給ポート30の弁体74が後退スライドするようになっている。また、さらにパイプ本体70が挿入されると、図3(D)に示されるように、圧縮コイルスプリング96が撓んで平板バルブ94がパイプ本体70の先端によって押圧されてスライドし、インクの流路Bが形成されるようになっている。この図3(D)に示される第2の挿入位置で、補給ポート30によってサブインクタンク20(図2参照)内にインクが充填される。
バルブ当接部86及びバルブ突起部98は、パイプ本体70がインク補給口46に挿入されて、少なくともパイプ本体70の外周部にリップ部90Aが密着した直後に、インクの流路Bが形成されるような所定の位置及び形状となっている。なお、図2に示される排気ポート32及び気体吸引口44も同様の構成をしている。
(インク充填方法)
次に、インク充填方法について説明する。
−充填工程−
充填工程は、図2に示される補給ポート30がサブインクタンク20のインク補給口46へ挿入連結され、サブインクタンク20内にインクを充填する工程である。
インク補給時には、補給ポート30が駆動モータ(図示省略)の駆動力でサブインクタンク20のインク補給口46へ挿入連結される。図3(B)に示されるように、補給ポート30をインク補給口46へ挿入すると、バルブ当接部86及びバルブ突起部98が当接した状態となり、さらに補給ポート30が押し込まれると、図3(C)に示されるように、補給ポート30のバルブ当接部86がバルブ突起部98によって押圧されて弁体74が開く。図3(C)に示される第1の挿入位置では、補給ポート30とサブインクタンク20内との連通が遮断された状態になっている。
第1の挿入位置から駆動モータ(図示省略)の駆動力でさらにサブインクタンク20内と連通する第2の挿入位置(図3(D)参照)へ補給ポート30が移動した状態では、インク補給口46内の平板バルブ94がパイプ本体70の先端によって押圧されてスライドし、インクの流路Bが形成される(図3(D)参照)。
この第2の挿入位置(図3(D)参照)へ補給ポート30が移動した状態で、図2に示される気体吸引口44に排気ポート32が連結され、排気チューブ36を介して排気ポート32に繋がるローラーポンプ50が駆動すると、サブインクタンク20内の空気が気体吸引口44から排気ポート32を介して吸引される。これによって、サブインクタンク20内が減圧し、図3(D)に示されるように、補給ポート30からサブインクタンク20内へ(矢印B方向に)インクが流入し、インクの補給(充填)が開始される。補給されるインクは、サブインクタンク20の内部に貯留される。
−引抜工程−
引抜工程は、充填工程後に補給ポート30を引き抜き方向(矢印T方向)に移動させ、図3(E)に示されるように、補給ポート30とサブインクタンク20(図2参照)との連通が遮断された状態で、補給ポート30がインク補給口46から抜き取られる前に(補給ポート30の第1の挿入位置で)ピストン68(図2参照)が補給ポート30内に負圧を生じさせてインク補給口46付近の残留インクを吸引する工程である。
インク充填が完了した補給ポート30の引抜き時には、駆動モータ(図示省略)の駆動力で、図2に示されるインク補給装置26は、サブインクタンク20内との連通が遮断された第1の挿入位置(図3(E)参照)まで後退する。ここで、ピストン68が補給ポート30内に負圧を生じさせる。図3(E)に示されるように、補給ポート30をインク補給口46から引き抜く過程において、少なくともインク補給口46内部の平板バルブ94が閉じられており、かつ、補給ポート30内のパッキン80が開状態から、補給ポート30がインク補給口46から完全に離脱して補給ポート30内のパッキン80が閉状態となるまで、補給ポート30内に(矢印A方向に)負圧を発生させる。
このように、補給ポート30の引抜き時にサブインクタンク20内との連通が遮断されてバルブ当接部86が開き、かつ、補給ポート30の外周とインク補給口46とが密着した第1の挿入位置で補給ポート30内に負圧を生じさせることで、インク補給口46付近(インク補給口46及びインク補給口46周辺)の残留インクを補給ポート30内に確実に吸引することができる。すなわち、インク補給口46の内側であって平板バルブ94より外側(インク補給口46側)の空間であるインク溜まり領域104の残留インクは、補給ポート30が引き抜かれる過程でのリップ部90Aからパイプ本体70が離脱した状態で補給ポート30内に引き込まれるので、インクの溜まりや残留インクの垂れの発生を防ぐことができる。
なお、図示を省略するが、図3(E)の状態から補給ポート30が引き抜き方向(矢印T方向)に引かれ、補給ポート30の外周がガスケット90のリップ部90Aと接触しつつ、補給ポート30の先端が平板バルブ94(バルブ突起部98の台部94A)から完全に離れたとき(図3(E)と図3(B)との間の状態)に、補給ポート30内の負圧がガスケット90の内周部へ非常に伝わりやすくなり、補給ポート30の外周とガスケット90の内周との間に溜まっている残留インク滴がより強く補給ポート30内へ吸引される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態において説明した図1及び図2に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図5には、インクジェット記録ヘッドユニット18とインク補給ユニット28との斜視構成図が示されている。インクジェット記録ヘッドユニット18には、サブインクタンク20及び記録ヘッドチップ22が設けられており、サブインクタンク20には、インク補給ユニット28の補給ポート30及び排気ポート32にそれぞれ対向してインク補給口46及び気体吸引口44が設けられている。
図4(A)に示されるように、インク補給口46の内部には、開口部47に弾性部材からなる弁座100が配置され、この弁座100のさらに内部には、開閉弁としてのボールバルブ102が圧縮コイルスプリング96によって付勢され、弁座100に圧着されてインクの流路を閉鎖している。補給ポート30は、筒状とされて先端は開放されており、外周部30Gに貫通孔30Aが2個形成されている。
図4(A)は、補給ポート30の待機状態を示す。図4(B)は、補給ポート30がインク補給口46へ挿入されているが、サブインクタンク20(図2参照)内との連通が遮断された第1の挿入位置である。
図4(C)は、第1の挿入位置よりも深く挿入され、ボールバルブ102が移動してインクの流路を開放することで、サブインクタンク20内と連通する第2の挿入位置を示す。
図4(D)は、第2の挿入位置でインクが補給される状態であり、インクがサブインクタンク20内へ補給される。
所望量のインクを補給後、図2に示される補給ポート30とメインタンク64とのインクチューブ58によるインク経路を開閉バルブ60によって閉じる。その後、補給ポート30はインク補給口46に対して相対的に引き抜き方向(矢印T方向)に移動する。
図4(E)は、所定インク量が供給された後に補給ポート30が引き抜き方向(矢印T方向)に移動し、サブインクタンク20内との連通がボールバルブ102によって遮断された第1の挿入位置にあって、補給ポート30内に負圧が発生している状態を示す。
図4(E)に示されるように、ボールバルブ102と弁座100との間にインク溜まり領域104が閉じられた空間として発生し、インク溜まり領域104に残留インクZが溜まっている。この状態で補給ポート30内にピストン68(図2参照)によって負圧を発生させることによりインク溜まり領域104は負圧となり、残留インクZが吸引される。
なお、このとき、ボールバルブ102は、弁座100に強く密着することとなり、圧縮コイルスプリング96の付勢力が弱いまたは劣化により弱くなってきても確実に密閉できるという効果もある。これにより、サブインクタンク20内の負圧が所望値にコントロールされ、良好な印字が可能となる。また、ヘッド移動に伴う衝撃に対してもインク漏れが発生しない確実な密閉が達成できる。
補給ポート30を負圧にしたままさらに引き抜き方向(矢印T方向)に補給ポート30を移動させ、補給ポート30の外周に設けられた貫通孔30Aがインク補給口46の弁座100の内周面から非接触となった状態(図4(F))で、インク溜まり領域104は大気に開放され、残留インクZは補給ポート30内に確実に収納される。これにより、インク補給口46付近でのインク溜まりや垂れは発生しない。
なお、本実施形態では、補給ポート30を略図化して示しているが、第1の実施形態と同様に、待機時(非充填時)は補給ポート30内が大気から密閉されているような構成を採ることが望ましい。例えば、図6に示されるような構成とするのがよい。なお、図6において、図3及び図4における部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。図6(A)に示されるように、通常時には、バルブ当接部86が連通孔72から突出しており、パッキン80によって補給ポート30内の密閉状態が保たれている。図6(B)に示されるように、バルブ当接部86がボールバルブ102に押圧されると、パッキン80が移動して貫通孔30Aを介して補給ポート30とサブインクタンク20(図2参照)とが連通状態となる。
次に、第3の実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、第3の実施形態においても、第1、第2の実施形態において説明した図1、図2及び図5に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1、第2の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図7に示される補給ポート30は、先端が開放されており、図7(F)に示されるように、補給ポート30の外周部30Gの先端には、軸方向にずれて位置する複数(本実施形態では2個)の貫通部30Bが貫通形成されて補給ポート30の内外を連通している。この貫通部30Bにより、補給ポート30の第1の挿入位置(図7(F)参照)でインク溜まり領域104(インク補給口46の内側であってボールバルブ102より外側の空間)と外気とが連通される連通路106が形成される。この点が第3実施形態の特徴である。
図7(A)は、補給ポート30の挿入前の状態、図7(B)は、補給ポート30の第1の挿入位置、図7(C)は、補給ポート30の第2の挿入位置である。図7(C)の状態で図2に示されるサブインクタンク20内を負圧とする。
その後、メインタンク64と補給ポート30との間の開閉バルブ60を開放し、サブインクタンク20内を負圧にすることにより、インクはメインタンクからサブインクタンク20内へ供給される。
サブインクタンク20内を負圧にするためには、補給ポート30とサブインクタンク20の弁座100(図7(D)参照)とが密着して外気とサブインクタンク20内が遮断された状態になる必要がある。この外気との遮断を確実にするため、図7(C)に示される補給ポート30の外周と弁座100との気密保持領域の長さを一定以上確保する必要がある。
一方で、この気密保持領域を長くすると、図7(E)及び図7(F)に示される補給ポート30を引き抜く過程で、インク溜まり領域104の負圧が大きくなり過ぎる。ここで、本実施形態では、補給ポート30の先端部における貫通部30Bの開口位置を補給ポート30の軸方向(補給ポート30の挿抜方向と等しい方向)にずらすことにより、負圧発生時にインク溜まり領域104と外気とが連通され、インク溜まり領域104の負圧が大きくなり過ぎることを防止する。また、補給ポート30が弁座100から離れる前にインクを補給ポート30内に引き込むことにより、インク補給口46の周囲が残留インクZによって汚れるのを確実に防止できる。
次に、第4の実施形態について、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、第4の実施形態においても、第1、第2の実施形態において説明した図1、図2及び図5に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第3の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施形態は、第3の実施形態と同様にサブインクタンク20(図2参照)内の負圧、インク溜まり領域104の負圧等の改善をすると共に、補給ポート30内への気体の引き込みをさらに改良したものである。
図8及び図9に示されるように、補給ポート30の外周部30Gには、先端から補給ポート30の軸方向に延びる溝部30Cが形成されている。この溝部30Cにより、第1の挿入位置(図8(F)参照)でインク溜まり領域104(インク補給口46の内側であってボールバルブ102より外側の空間)と外気とが連通される連通路107が形成される。この点が第4の実施形態の特徴である。
図8(A)は、補給ポート30の挿入前の状態、図8(B)は、補給ポート30の第1の挿入位置、図8(C)及び図8(D)は、補給ポート30の第2の挿入位置である(図8(D)は、インク補給状態である。)。
図8(C)及び図8(D)に示されるように、溝部30Cは、第2の挿入位置では、弁座100との気密保持領域から外れ、弁座100の内側(サブインクタンク20(図2参照)の内部側)に位置する。
図8(E)及び図8(F)は、第1の挿入位置を示す。図8(F)は、補給ポート30が引き抜かれる過程であり、補給ポート30の先端側がインク補給口46の内部にある状態である。この状態において、溝部30Cの一方側が弁座100との気密保持領域の外側(図中の右側)に位置し、溝部30Cの他方側がインク溜まり領域104に位置するようになっている。
これにより、補給ポート30がインク補給口46の内部に位置する状態(図8(F)に示される第1の挿入位置)で負圧を発生させて残留インクZを補給ポート30内に確実に引き込むことが可能であり、さらに、補給ポート30内に引き込む気体量を最低限にすることができる。なお、補給ポート30の溝部30Cは、重力方向に対して上側に設けるとさらに気泡の吸い込みを防止できる。
次に、第5の実施形態について、図10を参照しながら説明する。なお、第5の実施形態においても、第1、第2の実施形態において説明した図1、図2及び図5に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第4の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図10(A)に示されるように、弁座100には、弁座100の内側(インク溜まり領域104となる部分)から外側に向かって切込部100Aが形成されており、図10(E)に示されるように、補給ポート30の引抜き時に開いて切込部100Aが開放路108を構成する点が第5の実施形態の特徴である。
補給ポート30を挿入し(図10(B)参照)、ボールバルブ102を押圧し(図10(C)参照)、サブインクタンク20(図2参照)内を負圧にしてインクを供給する際(図10(D)参照)には、補給ポート30による弁座100への押圧力が補給ポート30と弁座100との間の摩擦力を介して伝わり、切込部100Aは、密閉され、外気とサブインクタンク20内との気密性が確保される。
図10(E)に示されるように、補給ポート30の引抜き時には、引抜き力が摩擦力を介して弁座100へ伝わり、切込部100Aが開放され、インク溜まり領域104と外気とが連通されるので、簡易な構成でインク溜まり領域104を大気圧にすることができる。この状態で、補給ポート30内に負圧を発生させるとインク溜まり領域104の残留インクZは補給ポート30内に回収される。これにより、図10(F)に示されるように、インク補給口46から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
次に、第6の実施形態について、図11を参照しながら説明する。なお、第6の実施形態においても、第1の実施形態において説明した図1及び図2に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第5の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図11には、補給ポート30及びインク補給口46付近の断面図が示されている。インク補給口46を形成する弁座100には、弁座100の内側(インク溜まり領域104となる部分)から外側に向かって開放路110が形成されている。この開放路110は、インク補給口46の内側であってボールバルブ102より外側の空間であるインク溜まり領域104と外気とを連通させる。
また、補給ポート30の周囲には、開放路110に対向してリング状の閉塞部材112が設けられている。この閉塞部材112は、補給ポート30の挿抜動作に連動可能とされ、固定部材114に取り付けられた圧縮コイルスプリング116によって補給ポート30の軸方向で先端側に向かって付勢されている。
補給ポート30がインク補給口46に挿入されると、少なくとも第2の挿入位置で、閉塞部材112が開放路110の開口部110Aに付勢力をもって押し付けられる。これによって、開放路110の開口部110Aが閉塞され、外気との連通が遮断される。この状態にて、サブインクタンク20内の負圧発生とインク充填がなされる。
補給ポート30がサブインクタンク20のインク補給口46から引き抜かれる過程で、閉塞部材112が開放路110の開口部110Aから離間され、インク補給口46の内側のインク溜まり領域104と外気とが連通される。この状態で、補給ポート30に負圧を発生させるとインク溜まり領域104のインクは補給ポート30内に回収される。これによって、補給ポート30を引き抜く際にインク補給口46から残留インクが垂れるのを防ぐことができる
次に、第7の実施形態について、図12を参照しながら説明する。なお、第7の実施形態においても、第1の実施形態において説明した図1及び図2に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第6の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図12には、補給ポート30及びインク補給口46付近の断面図が示されている。本実施形態では、サブインクタンク20側の通常気密は、第1の実施形態と同様の構成であり、図12(A)に示されるように、平板バルブ94をガスケット90に設けられた突起部90Bに付勢力をもって密着させることで確保している。また、補給ポート30側も通常は外気から遮断されており、補給ポート30をインク補給口46へ挿入することで、図12(B)に示されるように、補給ポート30とサブインクタンク20内が連通される構成となっている。
第6の実施形態と同様に、ガスケット90には、開放路110が設けられ、補給ポート30には、挿抜動作に連動する閉塞部材112が設けられている。補給ポート30がインク補給口46に完全に挿入された位置(第2の挿入位置)では、補給ポート30内とサブインクタンク20内が連通し、かつ、閉塞部材112が開放路110の開口部110Aに付勢力をもって押し付けられる。これによって、開放路110の開口部110Aが閉塞され、外気との連通が遮断される。この状態にて、サブインクタンク20内の負圧発生とインク充填がなされる。
補給ポート30がサブインクタンク20のインク補給口46から引き抜かれる過程では、図12(C)に示されるように、閉塞部材112が開放路110の開口部110Aから離間され、インク補給口46の内側のインク溜まり領域104と外気とが連通される。この状態で、補給ポート30に負圧を発生させるとインク溜まり領域104の残留インクは補給ポート30内に回収される。これによって、補給ポート30を引き抜く際にインク補給口46から残留インクが垂れるのを防ぐことができる
次に、第8の実施形態について、図13及び図14を参照しながら説明する。なお、第8の実施形態においても、第1の実施形態において説明した図1及び図2に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第7の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
第8の実施形態は、サブインクタンク20内を負圧吸引することで、インク補給をするのではなく、補給ポート30内のインクを圧送することで、インク補給をし、その後の引抜き時に補給ポート30内に負圧を発生させる形態である。
図13(A)〜図13(F)は、補給ポート30の挿入及び引抜きの一連動作を示し、第4の実施形態を示す図8(A)〜図8(F)にそれぞれ対応している。図13(E)及び図13(F)に示されるように、引抜き時に第1の挿入位置で補給ポート30内に負圧を発生させることで、インク補給口46から残留インクZが垂れるのを防いでいる。
図14に示されるように、本実施形態の補給ポート30は、第4の実施形態の補給ポート30(図9参照)に比べて、外周部30Gの溝部30Cの数が増え、かつ補給ポート30の軸方向に長くなっている。この長くなった溝部30Cにより、図13(D)に示されるように、補給ポート30がインク補給位置(第2の挿入位置)まで挿入された状態においても、サブインクタンク20内は大気開放状態となる。これによりインクを圧送してもサブインクタンク20の内圧が上昇しない。
本実施形態のようなインク圧送方法によれば、負圧吸引に比較して補給量コントロールが容易であり、短時間でのインク補給が可能となる。またサブインクタンク20内を負圧にするために設けられていた図2に示される排気ポート32及びこれに接続される部材が不要になる。さらに、インク圧送のためのポンプを補給ポート30の負圧発生手段に兼用することができる。
なお、インク圧送方式の補給ポート30は本実施形態に限定されるものではなく、第1〜第4の実施形態に示された構成で、補給ポート30の挿入時にサブインクタンク20内を大気開放する別手段を設けてもよく、むしろそのような構成のほうがインク汚れという観点では優れている。
次に、第9の実施形態について、図15を参照しながら説明する。なお、第9の実施形態においても、第1の実施形態において説明した図1及び図2に示される基本構成はほぼ同様である。また、第1〜第8の実施形態で説明した部材と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図15に示されるように、サブインクタンク20のインク補給部118はゴム材等の弾性部材で形成されている。補給ポート30は、径の小さい円筒状であって先端部が針状とされており、インク補給部118に補給ポート30を突き刺すことで、インク供給口(図示省略)を形成し、補給ポート30とサブインクタンク20内とを連通させる。この状態で、サブインクタンク20内にインクを補給(充填)する。
補給ポート30をインク補給部118のインク供給口(図示省略)から引き抜く際に補給ポート30内に負圧を発生させことで、補給ポート30内に不要の残留インクを収納させることができる。これにより、補給ポート30を引き抜く際にインク補給部118から残留インクが垂れるのを防ぐことができる。
なお、上記第1〜第9の実施形態では、負圧発生手段としてピストンを用いる場合を例に挙げて具体的に説明したが、負圧発生手段は、これに限定されず、ポンプ(例えば、ロータリーポンプ)等の他の負圧発生手段を適用することもできる。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置のインク補給系の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(E)へと順番に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(F)へと順番に示す断面図である。 本発明の第2実施形態におけるインクジェット記録ヘッドユニットとインク補給ユニットとを示す斜視構成図である。 他の補給ポートの構成を示す断面図である。図6(A)は、補給ポート内の密閉状態が保たれた状態を示す。図6(B)は、バルブ当接部がボールバルブに押圧された状態を示す。 本発明の第3実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(F)へと順番に示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(F)へと順番に示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートの先端部を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(F)へと順番に示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポート及びインク補給口付近を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(C)へと順番に示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートのインク補給口への挿入から引抜きの過程を(A)から(F)へと順番に示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポートの先端部を示す斜視図である。 本発明の第9実施形態に係るインクジェット記録装置の補給ポート及びインク補給口付近を示す断面図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
20 サブインクタンク(インクタンク)
22 記録ヘッドチップ(記録ヘッド)
26 インク補給装置(インク充填装置)
30 補給ポート(インク充填ノズル)
30B 貫通部
30C 溝部
30G 外周部
46 インク補給口(インク供給口)
68 ピストン(負圧発生手段)
94 平板バルブ(開閉弁)
100A 切込部
102 ボールバルブ(開閉弁)
104 インク溜まり領域(インク供給口の内側であって開閉弁より外側の空間)
106 連通路
107 連通路
108 開放路
110 開放路
112 閉塞部材
T 引き抜き方向
Z 残留インク

Claims (12)

  1. インクタンクのインク供給口へ挿入連結され、前記インクタンク内にインクを充填するインク充填ノズルと、
    前記インク充填ノズルの引抜き時に前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせて前記インク供給口付近の残留インクを吸引する負圧発生手段と、
    を有することを特徴とするインク充填装置。
  2. 前記インク供給口へ挿入された前記インク充填ノズルが、前記インクタンク内との連通が遮断された第1の挿入位置と、前記第1の挿入位置よりも深く挿入されて前記インクタンク内と連通する第2の挿入位置と、に移動可能であり、
    前記第2の挿入位置で前記インク充填ノズルが前記インクタンク内にインクを充填すると共に、前記充填後の前記インク充填ノズルの引抜き時に前記第1の挿入位置で前記負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせることを特徴とする請求項1記載のインク充填装置。
  3. 前記インク供給口の内部に開閉弁を備えた前記インクタンク内に、インクを充填するインク充填装置であって、
    前記インク充填ノズルに設けられ、前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを負圧発生時に連通可能な連通路を有することを特徴とする請求項2記載のインク充填装置。
  4. 前記連通路が、前記インク充填ノズルに貫通形成されて前記インク充填ノズルの軸方向にずれて位置する複数の貫通部により形成されることを特徴とする請求項3記載のインク充填装置。
  5. 前記連通路が、前記インク充填ノズルの外周部に形成された溝部により形成されることを特徴とする請求項3記載のインク充填装置。
  6. インク充填装置からインクタンク内へインクを充填するインク充填構造であって、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインク充填装置と、
    前記インク充填ノズルが挿入連結される前記インク供給口と前記インク供給口の内部に前記開閉弁とを備えて前記インク充填ノズルからインクが充填されると共に、インク充填時に閉塞されて前記インク充填ノズルの引抜き時には前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを連通させる開放路を備えるインクタンクと、
    を有することを特徴とするインク充填構造。
  7. 前記インク供給口が弾性部材により形成されると共に、前記弾性部材に形成されて前記インク充填ノズルの引抜き時に開く切込部が前記開放路を構成することを特徴とする請求項6記載のインク充填構造。
  8. 前記インク充填装置が、前記第2の挿入位置で前記開放路を閉塞する閉塞部材を有し、前記インク充填ノズルの引抜き時に前記閉塞部材が前記開放路から離間されて前記インク供給口の内側であって前記開閉弁より外側の空間と外気とを連通させることを特徴とする請求項6記載のインク充填構造。
  9. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインク充填装置と、
    前記インク充填ノズルが挿入連結されるインク供給口を備え、前記インク充填ノズルからインクが充填されるインクタンクと、
    前記インクタンク内のインクを吐出させる記録ヘッドと、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. インクタンク内のインクを吐出させる記録ヘッドを有し、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のインク充填構造を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. インク充填ノズルがインクタンクのインク供給口へ挿入連結され、前記インクタンク内にインクを充填する充填工程と、
    前記充填工程後に前記インク充填ノズルを引き抜き方向に移動させ、前記インク充填ノズルが前記インク供給口から抜き取られる前に負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせて前記インク供給口付近の残留インクを吸引する引抜工程と、
    を有することを特徴とするインク充填方法。
  12. 前記引抜工程では、前記インク充填ノズルと前記インクタンクとの連通が遮断された状態で、前記負圧発生手段が前記インク充填ノズル内に負圧を生じさせることを特徴とする請求項11記載のインク充填方法。
JP2004268024A 2004-09-15 2004-09-15 インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法 Pending JP2006082318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268024A JP2006082318A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268024A JP2006082318A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006082318A true JP2006082318A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36161212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004268024A Pending JP2006082318A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006082318A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083833A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP2016215536A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
US10384454B2 (en) 2012-07-23 2019-08-20 Seiko Epson Corporation Refilled cartridge and method for manufacturing refilled cartridge

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384454B2 (en) 2012-07-23 2019-08-20 Seiko Epson Corporation Refilled cartridge and method for manufacturing refilled cartridge
US10647123B2 (en) 2012-07-23 2020-05-12 Seiko Epson Corporation Refilled cartridge and method for manufacturing refilled cartridge
JP2016083833A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP2016215536A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド
US10471727B2 (en) 2015-05-22 2019-11-12 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6390611B1 (en) Ink jet recording apparatus, sub-tank unit adapted thereto, and ink droplet ejection capability recovery method
US6942327B2 (en) Ink cartridge
JP4047259B2 (ja) インク供給システム
KR100233977B1 (ko) 잉크보충 시스템과 잉크제트 프린트 카트리지의 보충방법 및 프린트 카트리지 보충 시스템 이용방법
TWI260273B (en) Liquid supply system, fluid communicating structure, ink supply system, and inkjet recording head utilizing the fluid communicating structure
JP2003053996A (ja) インク供給機構および該インク供給機構を備えたインクジェット記録装置
JP4942163B2 (ja) インク収納容器
JP4879463B2 (ja) インク充填方法
JP3631309B2 (ja) インク補給装置およびインク補給方法
US9592670B2 (en) Liquid accommodating container, liquid ejecting device and liquid introducing method
JP2006281588A (ja) 液体収納容器及びインクジェット記録装置
JP2006082318A (ja) インク充填装置、インク充填構造、インクジェット記録装置、およびインク充填方法
CA2605911C (en) Methods and apparatuses for use in inkjet pens
JP4813760B2 (ja) インクカートリッジ
CN113442590B (zh) 液体供应装置、液体存储罐、盒和液体喷射装置
JP2008200966A (ja) インクジェット式記録装置用カプラおよびインクジェット式記録装置
JP4492047B2 (ja) インク補給装置及びインクジェット記録装置
JP2008246900A (ja) インクカートリッジ、及び、インクカートリッジのインク充填方法
JP2020011523A (ja) インク注入口形成用治具
JP4872700B2 (ja) インク導出針、インク供給機構及び記録装置
JP2007160913A (ja) インクジェット式記録装置用ジョイント部およびインクジェット式記録装置
JP2006044214A (ja) 液体収納容器
US11833833B2 (en) Liquid container and liquid ejection apparatus
JP2005153387A (ja) インク補給装置及びインクジェット記録装置
JP2010054018A (ja) バルブユニット