JP2006082291A - 液体収容体の収納容器及び液体噴射装置 - Google Patents

液体収容体の収納容器及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 液体の漏洩による汚染を防止することができる液体収容体の収納容器及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 カートリッジホルダ21は、インクカートリッジ70の取り外しの際に、空気導入部材36の当接部材40を、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口から引き抜かれるより早いタイミングで、インクカートリッジ70の空気導入孔から離間させインクカートリッジ70内を大気開放する。これによって、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口から引き抜かれた際に、取出し口からインクが噴出又は漏洩することを抑制することができる。この結果、カートリッジホルダ21は、噴出又は漏洩したインクによるインクカートリッジ70及びプリンタのフレーム内の汚染を低減する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、液体収容体の収納容器及び液体噴射装置に関する。
従来、液体噴射装置の一つとしてインクジェット式記録装置が広く知られている。インクジェット式記録装置は、液体収容体としてのインクカートリッジから供給される液体としてのインクを、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから吐出し、記録媒体にドットを形成することで記録を行っていた。
このようなインクジェット式記録装置の中には、オフキャリッジタイプのものがあった。オフキャリッジタイプのインクジェット式記録装置では、インクを貯留するインクパックを収容したインクカートリッジ内に、加圧ポンプ等の加圧手段によって生成された加圧空気を圧送することで、インクパックを加圧していた。そして、加圧されたインクパックのインクを、インクカートリッジの取出し口に挿入された導出針等を介して、記録ヘッドに供給するようになっていた。
このようなオフキャリッジタイプのインクジェット式記録装置では、インクカートリッジの交換の際には、導出針を取出し口から抜き出す必要があった。このため、インクカートリッジの交換の度に、インクの漏洩が発生する虞があった。このように漏洩するインクを回収するための手段を備えた液体噴射装置が種々提案されている(例えば、特許文献1。)。
特許文献1のインクジェット式記録装置では、インクカートリッジを収納するカートリッジホルダ内に、導出針と、導出針に対して移動可能な吸収体が配設されている。カートリッジホルダ内の吸収体は、導出針をインクカートリッジの取出し口から抜き出す際に、導出針の近傍で移動し、導出針内に残留し漏れ出すインクを吸収し回収するようになっている。
特開平11−70663号公報
しかしながら、上述した特許文献1のインクジェット式記録装置では、導出針から漏洩するインクは、吸収体によって回収することができるが、インクカートリッジの取出し口から漏洩するインクは、回収することが困難であった。インクカートリッジ内に加圧空気が残留している場合、インクパックは若干加圧されているので、導出針を抜き出した際にインクカートリッジの取出し口からインクが噴出する虞があった。このため、漏洩したインクによってインクカートリッジ及びインクジェット式記録装置の装置内が汚染される問題があった。
本発明は、上記問題を解決するものであって、その目的は、液体の漏洩による汚染を防止することができる液体収容体の収納容器及び液体噴射装置を提供することにある。
本発明の液体収容体の収納容器は、液体を貯留する液体貯留袋を収容した液体収容体の取出し口に挿入されることで、同液体貯留袋から同液体を導出する導出部材と、前記液体収容体の空気導入部に当接することで、加圧手段によって生成される加圧空気を同液体収容体内に供給し、前記液体貯留袋を加圧して前記導出部材に前記液体を導出させる空気導
入部材と、前記液体収容体を移動させ、前記取出し口から前記導出部材を引き抜き、前記空気導入部から前記空気導入部材を離間させるスライダとを備えた液体収容体の収納容器において、前記空気導入部材は、前記導出部材よりも短く形成された。
これによれば、空気導入部材は、導出部材よりも短く形成されている。従って、空気導入部材は、スライダの移動によって液体収容体が移動されると、導出部材が液体収容体の取出し口から引き抜かれるより早いタイミングで、空気導入部から離間し液体収容体内を大気開放する。即ち、収納容器は、導出部材を、液体収容体内に加圧空気が残留していない状態で、取出し口から抜き出すことができる。これによって、収納容器は、導出部材が液体収容体の取出し口から引き抜かれた際に、液体収容体内に残留した加圧空気に起因する取出し口からの液体の噴出又は漏洩を抑制することができる。この結果、収納容器は、噴出又は漏洩した液体による液体収容体の汚染を低減することができる。
本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドから噴射される液体を貯留する液体貯留袋を収容した液体収容体を収納する収納容器を備えた液体噴射装置において、前記収納容器は、前記液体収容体の取出し口に挿入されることで、前記液体貯留袋から前記液体を導出する導出部材と、前記液体収容体の空気導入部に当接することで、加圧手段によって生成される加圧空気を同液体収容体内に供給し、前記液体貯留袋を加圧して前記導出部材に前記液体を導出させる空気導入部材と、前記液体収容体を移動させ、前記取出し口から前記導出部材を引き抜き、前記空気導入部から前記空気導入部材を離間させるスライダとを備え、前記空気導入部材は、前記導出部材よりも短く形成された。
これによれば、液体噴射装置に備えられた収納容器の空気導入部材は、導出部材よりも短く形成されている。従って、空気導入部材は、スライダの移動によって液体収容体が移動されると、導出部材が液体収容体の取出し口から引き抜かれるより早いタイミングで、空気導入部から離間し液体収容体内を大気開放する。即ち、収納容器は、導出部材を、液体収容体内に加圧空気が残留していない状態で、取出し口から抜き出すことができる。これによって、収納容器は、導出部材が液体収容体の取出し口から引き抜かれた際に、液体収容体内に残留した加圧空気に起因する取出し口からの液体の噴出又は漏洩を抑制することができる。この結果、液体噴射装置は、噴出又は漏洩した液体による液体収容体及び装置内の汚染を低減することができる。
この液体噴射装置の前記スライダは、前記空気導入部材の前記空気導入部への当接又は離間の少なくとも一方を案内する案内手段を備えた。
これによれば、収納容器の空気導入部材は、案内手段に案内されることで、液体収容体の空気導入部に正確に当接又は離間することができる。そして、収納容器は、空気導入部材を液体収容体の空気導入部に正確に当接させることで、加圧手段によって生成される加圧空気を、液体収容体内に正確に導入させることができる。即ち、液体噴射装置は、液体収容体の液体貯留袋を正確に加圧させることができ、液体収容体から液体噴射ヘッドへ正確に液体を供給させることができる。この結果、この収納容器を備えた液体噴射装置は、液体噴射ヘッドから液体を正確に噴射することができる。
また、収納容器は、空気導入部材を液体収容体の空気導入部から正確に離間させることで、液体収容体内を正確に大気開放させることができる。従って、収納容器は、液体収容体内の加圧空気を空気導入部から正確に排出させることができる。これによって、収納容器は、導出部材が液体収容体の取出し口から引き抜かれた際に、液体収容体内に残留した加圧空気に起因する取出し口からのインクの噴出又は漏洩を、より効果的に抑制することができる。この結果、この収納容器を備えた液体噴射装置は、噴出又は漏洩した液体による液体収容体及び装置内の汚染をより低減することができる。
この液体噴射装置では、前記空気導入部材を、前記液体収容体の前記空気導入部に当接する方向に付勢する付勢手段を備えた。
これによれば、空気導入部材は、付勢手段に付勢され液体収容体の空気導入部により密着することができる。つまり、収納容器は、空気導入部材を介して、より確実に液体収容体内に加圧空気を導入させることができる。従って、液体収容体の液体貯留袋は、正確に加圧され、液体噴射ヘッドに導出部材を介して正確に液体を供給する。この結果、液体噴射装置は、液体噴射ヘッドから液体を正確に噴射させることができる。
この液体噴射装置では、前記空気導入部材の前記液体収容体の前記空気導入部と当接する当接部分は、可撓性を有する。
これによれば、空気導入部材の当接部分は可撓性を有する。従って、空気導入部材の当接部分は、液体収容体の空気導入部に当接する際に撓むので、空気導入部により密着することができる。つまり、収納容器は、空気導入部材を介して、より確実に液体収容体内に加圧空気を導入させることができるので、液体収容体の液体貯留袋を正確に加圧させることができる。そして、収納容器は、液体噴射ヘッドへ導出部材を介して正確に液体を供給させることができる。この結果、液体噴射装置は、液体噴射ヘッドから液体を正確に噴射することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図13に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ1は、略直方形状のフレーム2を備えている。フレーム2の背面には、給紙トレイ3が設けられ、フレーム2の前面には、排紙トレイ4が設けられている。さらに、フレーム2の上面には、プリンタカバー5が設けられている。排紙トレイ4及びプリンタカバー5は、図示しないヒンジ構造によってフレーム2に対して折り畳み収容可能となっている。
フレーム2内の中央位置には、その長手方向にプラテン6が配設され、プラテン6上には、紙送り機構によって、給紙トレイ3からフレーム2内に挿入された記録媒体としての記録用紙(いずれも図示しない)が給送されるようになっている。そして、この給送された記録用紙は、排紙トレイ4からフレーム2外へ排出されるようになっている。
フレーム2内には、プラテン6と平行となるように、ガイド部材7が架設されている。ガイド部材7には、同ガイド部材7に沿って移動可能なキャリッジ8が、プラテン6と相対向するように挿通支持されている。また、フレーム2内には、キャリッジモータが取着され、このキャリッジモータには、一対のプーリに掛け装されたタイミングベルト(いずれも図示しない)を介してキャリッジ8が駆動連結されている。そして、キャリッジ8は、キャリッジモータの駆動によって、ガイド部材7に案内されプラテン6と平行(主走査方向)に往復移動する。
また、キャリッジ8の下面(プラテン7と相対向する面)には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド9が設けられている。記録ヘッド9は、プラテン6上に給送される記録用紙に相対向する図示しないノズル形成面を有している。ノズル形成面には、1列あたりn個(nは自然数)のノズルからなるノズル列(いずれも図示せず)が6列形成されている。
一方、フレーム2内には、プラテン6よりも手前側(排紙トレイ4側)に、左右一対の流路形成部材10が配設され、フレーム2に取着支持されている。流路形成部材10は、略四角形状の平板に形成された取着部10aと、取着部10aの上端部からフレーム2内の中央位置に延出した延出部10bとを備えている。
各流路形成部材10の表面には、取着部10a及び延出部10bに、それぞれ3つずつ
の流路(図示しない)が形成され、それぞれ連通している。また、各延出部10bの先端部には、インク供給チューブ11の基端部が接続されている。インク供給チューブ11には、6つの流路(図示しない)が形成されていて、その先端部がキャリッジ8に接続されている。そして、インク供給チューブ11の各流路は、各流路形成部材10の各流路とそれぞれ連通している。これによって、各流路形成部材10の各流路は、インク供給チューブ11の各流路を介して、記録ヘッド9の対応する各ノズルにそれぞれ接続されるようになっている。
各流路形成部材10の取着部10aには、図示しない接続部に、それぞれ左右一対のインク供給部12が接続され支持されている。インク供給部12は、フレーム2内に設けられた蛇腹ポンプ等の加圧手段としての加圧ポンプPから供給される加圧空気に応じて、流路形成部材10及びインク供給チューブ11の各流路を介して、記録ヘッド9の各ノズルに対応するインクを供給するようになっている。即ち、本実施形態のプリンタ1は、いわゆるオフキャリッジタイプであって、記録ヘッド9の対応する各ノズルには、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタのインクがそれぞれ供給されるようになっている。そして、プリンタ1で、キャリッジ8をガイド部材7に沿って移動させるとともに、インク供給部12から供給されるインクを記録ヘッド9の各ノズルから吐出させて記録用紙に記録を行うようになっている。
また、フレーム2内には、各インク供給部12の下方に、薄型の略直方体形状の受け皿13が設けられている。受け皿13は、図8に示すように、その上面が開口し、インク供給部12の下部を覆う大きさの収容部13aを有している。そして、受け皿13の収容部13a内には、収容部13aを占有するように不織布等の非膨潤部材からなる吸収体14が敷設されている。受け皿13の吸収体14は、インク供給部12からインクが漏洩した際に、このインクを受け止め吸収保持するようになっている。
次に、インク供給部12の構成について、図2〜図11に従って説明する。
図2に示すように、各インク供給部12は、液体収容体の収納容器としてのカートリッジホルダ21をそれぞれ3つずつ備えている。図3に示すように、各カートリッジホルダ21は、それぞれホルダケース22を備えている。ホルダケース22は、一側面が開口した薄型の略直方体形状の箱体に形成されている。さらに、ホルダケース22の前側面22aには、長方形状の挿入口23が形成されている。ホルダケース22内には、挿入口23(前側面22a側)からホルダケース22の後側面22bに向けて、ホルダケース22内の中程までに上下一対のレール24が延設されている。また、ホルダケース22内には、挿入口23付近にバネフックFが設けられている。
図3において、ホルダケース22の前記開放された一側面と対向する右内側面22cには、上下一対のレール24の間に位置するように、略長方形状の開放口25が貫通形成されている。
また、ホルダケース22の右内側面22cには、溝26が切欠き形成され、その溝26を切欠き形成することで板部27が形成されている。板部27は、ホルダケース22の前側面22a側の基端部27aを支点として、その先端部27bが、図3に示す手前方向又は奥方向に若干撓むようになっている。そして、板部27の先端部27bには、ホルダケース22内に向けて、突起28が突出形成されている。突起28は、板部27の撓みに伴って、手前方向又は奥方向に若干移動するようになっている。
ホルダケース22内には、開放口25よりも後側面22b側に、上下一対のフック29が設けられている。両フック29には、係止部29aが互いに相対向するように突出形成されている。そして、両係止部29aの離間距離は、上述した両レール24の離間距離よ
りも大きくなっている。
ホルダケース22の右内側面22cであって、その後側面22b側には、位置決め部材30が回転可能に設けられている。位置決め部材30は、略円盤状に形成された回転板30aと、その回転板30aから延出形成された平板状の回動部30bを備えている。回動部30bの先端部には、円柱状に形成された係止部30cが設けられている。回転板30aは、図示しない取着部を有し、ホルダケース22の右内側面22cに凸設された凸部31に回転可能に取着されている。回転板30aは、図示しないバネ部材によって、図3に示す反時計回りに付勢されている。位置決め部材30の回動部30bは、回転板30aが反時計回りに付勢されることで、反矢印32方向に付勢されるようになっている。そして、反矢印32方向に付勢された回動部30bは、その上部をホルダケース22の内壁(図示しない)に当接支持させることで、ホルダケース22の上面22dとほぼ平行に位置決めされるようになっている。即ち、通常の状態において、位置決め部材30の回動部30bは、係止部30cを挿入口23に向けた姿勢をとっている。そして、位置決め部材30の回動部30bは、ホルダケース22の下面22e方向に外力を付加されたとき、矢印32方向に回動する。そして、回動部30bは、この外力の付加が解除されたとき、反矢印32方向に回動し、ホルダケース22の内壁に支持されて係止部30cを挿入口23に向けて位置決めされる。
ホルダケース22の右内側面22cであって位置決め部材30の下側には、第1取着部33が設けられている。第1取着部33には、導出部材としての導出針34が取着されている。導出針34は、支持部34aと、その支持部34aを貫通する針部34bとを備えている。導出針34の針部34bは、支持部34aに支持されて、その先端部を挿入口23に向けて、ホルダケース22の上面22dとほぼ平行に位置決めされる。導出針34の針部34bの後端部は、図示しないが、上述した流路形成部材10の流路に接続されるようになっている。即ち、フレーム2内に左右一対に配設された流路形成部材10の各流路には、それぞれ対応するホルダケース22の針部34bの後端部が接続される。そして、ホルダケース22に取り付けられた導出針34の針部34bの先端部は、ホルダケース22の後側面22bから第1距離S1の位置に位置している。
ホルダケース22の右内側面22cであって導出針34の下側には、円筒状に形成された第2取着部35が設けられている。第2取着部35には、空気導入部材36が取着されている。
図4に示すように、空気導入部材36は、円筒状に形成された支持管37を備えている。支持管37は、その軸心に支持孔37aを有し、その支持孔37aには、円筒状に形成された摺動部材38が摺動可能に嵌合されている。摺動部材38は、その軸心に連通孔38aが貫通形成されている。支持管37及び摺動部材38は、それぞれ先端部に、台座37b,38bを備えていて、台座37b,38bは、互いに相対向している。そして、台座37b,38bの間に付勢手段としてのバネ部材39が取り付けられている。バネ部材39は、台座37b,38bに当接することによって、摺動部材38上にて位置決めされている。また、摺動部材38の台座38bには、ゴム等の可撓性部材から構成された当接部分としての当接部材40が設けられている。当接部材40は、円筒状に形成され、その軸心に連通孔40aを備えている。連通孔40aは、摺動部材38の連通孔38aに連通するようになっている。
このように構成された空気導入部材36は、摺動部材38の台座38b及び当接部材40が、ホルダケース22の挿入口23に向くように、支持管37が第2取着部35に挿入され取り付けられる。支持管37が第2取着部35に取り付けられると、バネ部材39は、支持管37の台座37bに支持されて摺動部材38の台座38bを挿入口23に向けて
付勢する。これによって、台座38bに設けられた当接部材40は、バネ部材39によって挿入口23に向けて付勢される。そして、バネ部材39は、当接部材40に挿入口23側から外力が加えられると、当接部材40及び台座38bを介して押圧されて縮むようになっている。このように、ホルダケース22に取り付けられた空気導入部材36の先端部(接続部材40の先端部)は、図3に示すように、ホルダケース22の後側面22bから第2距離S2の位置に位置している。第2距離S2は、上述した第1距離S1よりも小さくなっている。即ち、空気導入部材36は、導出針34よりも短く形成され、その先端部(当接部材40の先端部)が、導出針34の針部34bの先端部よりも後側面22b側に位置している。さらにまた、空気導入部材36の摺動部材38の後端部には、図示しないチューブを介して、フレーム2内の加圧ポンプPが接続されている。そして、当接部材40の連通孔40aには、加圧ポンプPから摺動部材38の連通孔38aを介して加圧空気が供給されるようになっている。
ホルダケース22の下面22eであってフック29の基端部付近には、図11に示すように、略四角形状の溝部Dが凹設され、溝部Dの中心位置には、略円柱状に形成された吸収体係止部Lが突出形成されている。吸収体係止部Lの先端は、下面22eから突出し前記受け皿13に収容した吸収体14の上面と当接するようになっている。
ホルダケース22内には、図8に示すように、スライダ41が取着されている。図5は、スライダ41の全体斜視図を示す。スライダ41は、略直方体形状に形成された基体42を備えている。図6に示すように、基体42は、その内部に収容空間43を備え、収容空間43内に吸収体44を収容している。吸収体44は、その一部である露出部44aを、基体42の前面42aに設けられた開口部45から露出させている。つまり、露出部44aは、平板状となるように吸収体44から突出している。また、吸収体44は、図示しないが、基体42の後面42bの開口部から、露出部44aと対向する部分を露出させている。そして、露出部44aの中心位置には、吸収体44を、基体42の前面42a側から後面42b側に貫通する第1案内孔46が貫通形成されている。
図5に示すように、基体42であって露出部44aの下側には、案内部47が設けられている。案内部47は、略円筒状に形成されていて、基体42の前面42aから後面42bに貫通する案内手段としての第2案内孔48が貫通形成されている。基体42の前面42aには、上述した露出部44aと案内部47を、挟むように上下一対の取着部材49が設けられている。
一方、図6及び図7に示すように、基体42の下面42dには、引出部50が凸設されている。引出部50は、基体42の収容空間43に連通する引出口50aを備えている。引出口50aは、略長方形状に開口していて、引出口50a内に導出用吸収体51が配設されている。導出用吸収体51は、平板状に形成され、その上端部51aが収容空間43内の吸収体44に接続されている。そして、導出用吸収体51の下端部51bは、引出口50aを介して基体42の下面42dから垂下し、前記受け皿13に収容した吸収体14の上面と当接するようになっている。また、基体42の下面42dであって引出口50a付近には、誘導凸部52が設けられている。誘導凸部52は、円錐状に形成されていて、その先端部が平らになっている。基体42の下面42dには、誘導凸部52を囲むように壁部53が設けられている。
また、基体42の上面42c及び下面42dには、上下一対の上側及び下側アーム54,55が、図5に示す手前側に向けて延設されている。上側及び下側アーム54,55は、平板上に形成されていて、その先端部に、鉤状に形成されたバネフック54a,55aが設けられている。下側アーム55の上面55b(上側アーム54と対向する面)には、その両縁部に沿って壁部57が立設されている。そして、両壁部57の間には、両壁部5
7と平行とに3つの壁部58が立設されている。壁部58は、壁部57に比べて長手方向の長さが短く、その後端部58aが基体42の前面42aから離間している。
さらに、下側アーム55の基体42側の基端部には、上面55bに連続するテーパ部55cが形成されている。下側アーム55のテーパ部55cは、基体42の下面42dに開口する誘導口59に接続されている。誘導口59は、上述した誘導凸部52を囲う壁部53の内側に、誘導凸部52に隣接して貫通形成されている。
また、基体42には、上下一対の係止部60がそれぞれ設けられている。上側の係止部60は、基体42の上面42cに設けられ、下側の係止部60は、図7に示すように、基体42から延出した板部15に設けられている。両係止部60は、前記スライダ41をホルダケース22に取り付けた際に、ホルダケース22の両フック29と係合するようになっている。
このように構成されたスライダ41は、図8〜図11に示すように、ホルダケース22に取り付けられる。詳しくは、スライダ41は、基体42の後面42bを、ホルダケース22の後側面22b側に向けてホルダケース22内に収容される。そして、スライダ41は、ホルダケース22の両フック29の間に配設される。スライダ41がホルダケース22内に配設されると、スライダ41の上側及び下側アーム54,55は、ホルダケース22の内壁面に当接し位置決めされる。そして、スライダ41の吸収体44の第1案内孔46には、導出針34の針部34bが挿入され、導出針34の針部34bは、吸収体44によってその周辺を囲われるようになっている。さらに、スライダ41の案内部47の第2案内孔48には、空気導入部材36が挿入される。これによって、スライダ41は、上側及び下側アーム54,55をホルダケース22の内壁面に当接させながら、ホルダケース22内を前側面22a方向(挿入口23方向)又は後側面22b方向に往復移動可能となる。そして、スライダ41の挿入口23方向の移動は、ホルダケース22のフック29の両係止部29aと、スライダ41の両係止部60の係合によって規制されるようになっている。従って、スライダ41は、ホルダケース22内の中程から、後側面22b付近までの間を往復移動できるようになっている。そして、図8に示すように、スライダ41が最も挿入口23側に位置しているとき、導出針34の針部34bの先端部は、スライダ41の吸収体44によって囲われるようになっている。また、空気導入部材36は、第2案内孔48内に隙間を持って挿入され、スライダ41の往復移動に干渉しないように案内されるようになっている。
このように、ホルダケース22内に配設されたスライダ41のバネフック54a,55aには、コイルバネ等のバネ部材61の一端部が取り付けられている。バネ部材61の他端部には、ホルダケース22のバネフックFが取り付けられる。これによって、スライダ41は、バネ部材61によってホルダケース22内を挿入口23側に付勢されるようになっている。そして、スライダ41は、係止部60とホルダケース22のフック29の係合によって規制され位置決めされている。
そして、各ホルダケース22内に配設された各スライダ41の各導出用吸収体51は、それぞれホルダケース22の下面22eの図示しない開口部から垂下されるようになっている。さらに、各スライダ41の各誘導凸部52は、この開口部を介してホルダケース22の下面22eから露出するようになっている。各スライダ41の導出用吸収体51及び誘導凸部52は、上述したホルダケース22の吸収体係止部L付近に位置している。
このように構成された各ホルダケース22は、それぞれホルダケース22の四隅に設けられた円柱状の係止部63を、ホルダケース22の右外側面に設けられた図示しない嵌合溝に嵌合させることで、互いに係止されるようになっている。即ち、各ホルダケース22
は、一体となって、それぞれの各右内側面22cと各右外側面が互いに対向するようになっている。
そして、重ねられたホルダケース22のうち、図2に示す手前側に位置するホルダケース22には、ホルダカバー64が取着される。このホルダカバー64は、ホルダケース22の係止部63を図示しない嵌合溝に嵌合させることで、ホルダケース22に取り付けられるようになっている。ホルダカバー64には、開放壁65が設けられている。開放壁65は、図2に示す手前側に略長方形状に凸設されている。ホルダカバー64には、開放壁65を設けることで、ホルダケース22内の開放壁65の形成位置が凹設されている。
このように一体に取り付けられた各ホルダケース22は、図3に示すように、それぞれ後側面22bに設けられた固定フック66を介して上述した流路形成部材10に取り付けられる。このとき、各ホルダケース22は、図8に示すように、それぞれ下面22eを受け皿13の吸収体14に対向させ、いわゆる縦置きの姿勢をとる。そして、左右一対に配設されるインク供給部12は、互いにホルダカバー64をフレーム2内の中央位置にて相対向させる。
各ホルダケース22は、このように流路形成部材10に取り付けられると、それぞれ下面22eに設けられた吸収体係止部Lを受け皿13の吸収体14の上面14aに当接させる(図11参照)。そして、各ホルダケース22内に配設された各スライダ41の各導出用吸収体51は、上述したように、それぞれホルダケース22の下面22e側から垂下され、吸収体14に当接するようになっている。これによって、スライダ41内に収容された吸収体44及び露出部44aは、導出用吸収体51を介して、吸収体44よりも容積が大きく吸収能力の高い受け皿13の吸収体14に接続される。そして、各導出用吸収体51は、スライダ41のホルダケース22内における往復移動に伴って、吸収体係止部L付近の吸収体14に当接し摺動するようになっている。即ち、スライダ41内に収容された吸収体44及び露出部44aと、受け皿13の吸収体14との接続は、スライダ41の往復移動の際にも維持される。また、各ホルダケース22の下面22eから露出する各スライダ41の各誘導凸部52は、受け皿13の吸収体14の上面14aと相対向するようになっている。そして、各誘導凸部52は、スライダ41がホルダケース22内にて往復移動した際には、常にホルダケース22の吸収体係止部L付近を吸収体14に相対向しながら往復移動するようになっている。
図2に示すように、流路形成部材10に取り付けられた各カートリッジホルダ21には、各挿入口23からそれぞれ対応する液体収容体としてのインクカートリッジ70が着脱可能に取着されるようになっている。
次に、インクカートリッジ70の構成について図12及び図13に従って説明する。
図12に示すように、インクカートリッジ70は、薄型の略直方体形状のカートリッジケース71を備えている。カートリッジケース71は、本体部72と、蓋部73とから構成され、本体部72は、図示しない収容空間を備えている。本体部72の収容空間内には、液体貯留袋としてのインクパック74が収容されている。
インクパック74は、袋部75及び取出し部材76を備えている。袋部75は、アルミラミネートフィルム等のガスバリア性を有するフィルム材を張り合わせることで袋状に形成され、液体としてのインクを貯留している。尚、本実施形態の各インクカートリッジ70の各インクパック74には、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタのインクが貯留されている。袋部75の一側辺には、取出し部材76が固着されている。取出し部材76は、袋部75内に連通する取出し口76aを備えている。
インクパック74の取出し部材76は、カートリッジケース71の接続面70a(図12に示す本体部72の手前側の側面)に貫通形成された取着孔78に取り付けられ、カートリッジケース71内にて位置決めされる。そして、取着孔78に取り付けられた取出し部材76は、取出し口76aを接続面70aから露出するようになっている。また、カートリッジケース71の接続面70aであって取着孔78の右隣には、カートリッジケース71内に空気を導入する空気導入部としての空気導入孔79が貫通形成されている。さらに、カートリッジケース71の接続面70aには、取着孔78及び空気導入孔79を挟むように、左右一対の挿入穴77が凹設されている。挿入穴77は、カートリッジケース71内と非連通となるように形成されている。
このように構成されたインクカートリッジ70は、図2及び図8〜10に示すように、カートリッジホルダ21内に挿入される際に、蓋部73を手前側にしてホルダケース22の右内側面22cと平行となるように挿入する。即ち、インクカートリッジ70は、カートリッジホルダ21に縦向きに挿入される。
一方、図13に示すように、インクカートリッジ70の底面80(蓋部73と対向する面)には、右上隅に位置決め溝81が設けられている。位置決め溝81は、インクカートリッジ70をカートリッジホルダ21(ホルダケース22)の挿入口23から挿入した際に、前記ホルダケース22内の位置決め部材30の係止部30cと対向する位置に形成されている。インクカートリッジ70の底面80には、位置決め溝81を凹設することで位置決め台82が立設されている。そして、位置決め溝81内には、インクカートリッジ70の挿入口23からの挿入に伴って、位置決め部材30の係止部30cが案内されるようになっている。
他方、底面80の位置決め溝81の左隣には、係合穴83が設けられている。係合穴83の左隣には、案内溝84が形成されている。この係合穴83には、インクカートリッジ70をカートリッジホルダ21に挿入した際に、前記板部27に形成した突起28が当接するようになっている。案内溝84には、インクカートリッジ70の挿入口23からの挿入又は抜き取り作業の際に、突起28が案内されるようになっている。
次に、上述したカートリッジホルダ21の作用を図8〜図10及び図13に従って説明する。
図8に示すように、カートリッジホルダ21は、上述したインクカートリッジ70が挿入口23から挿入されると、インクカートリッジ70の上側面70b及び下側面70cをそれぞれレール24にて摺接させてホルダケース22内へ案内する。
そして、インクカートリッジ70がホルダケース22内の中程まで挿入されると、インクカートリッジ70の接続面70aの挿入穴77には、スライダ41の取着部材49が挿入される。これによって、インクカートリッジ70は、スライダ41の前面42aに対して接続面70aを対向させて位置決めされる。さらに、図示しないが、ホルダケース22内の突起28が、係合穴83に係合し、インクカートリッジ70は、ホルダケース22内にて仮止めされる。
次に、仮止めされた状態から、インクカートリッジ70がホルダケース22内にさらに押し込まれると、係合穴83に係合していた突起28は、係合穴83と案内溝84の間に乗り上げ係合を解除した後、案内溝84内に落ち込む。このとき、インクカートリッジ70の接続面70aは、スライダ41の吸収体44の露出部44aに当接している。
カートリッジホルダ21は、吸収体44の露出部44aとインクカートリッジ70の接
続面70aが当接すると、スライダ41の第1案内孔46を、接続面70aから露出するインクパック74の取出し部材76と相対向させる。さらに、カートリッジホルダ21は、スライダ41の案内部47の第2案内孔48を、インクカートリッジ70の空気導入孔79と相対向させる。これによって、インクカートリッジ70の取出し部材76には、導出針34の針部34bが相対向し、空気導入孔79には空気導入部材36の当接部材40が相対向する。またこのとき、カートリッジホルダ21の位置決め部材30の係止部30cは、位置決め溝81の外に位置し、位置決め溝81と対向している状態となっている。
次に、図8に示す状態から、さらにインクカートリッジ70がホルダケース22内に押し込まれると、スライダ41は、インクカートリッジ70とともにホルダケース22の後側面22b側に押し込まれる。そして、カートリッジホルダ21の導出針34の針部34bは、インクカートリッジ70の取出し部材76の取出し口76aに挿入される。さらに、空気導入部材36の当接部材40は、インクカートリッジ70の接続面70aに当接し、その連通孔40aと空気導入孔79とを連通させる。このとき、カートリッジホルダ21は、導出針34を挿入したことで取出し口76aからインクが漏洩する場合、このインクを、インクカートリッジ70の接続面70aに密着する露出部44aを介してスライダ41の吸収体44に吸収させる。そして、カートリッジホルダ21は、吸収体44によって吸収されたインクを、導出用吸収体51を介して受け皿13の吸収体14に排出させる。
一方、図13に示すように、カートリッジホルダ21の位置決め部材30の係止部30cは、インクカートリッジ70の位置決め溝81内を移動した後、壁部81aに当接する。そして、位置決め部材30の係止部30cは、壁部81aと当接することで、インクカートリッジ70のカートリッジホルダ21内への押し込みを規制する。
そして、インクカートリッジ70の押し込みが停止されると、カートリッジホルダ21は、バネ部材61によるスライダ41の挿入口23方向への移動によって、インクカートリッジ70を挿入口23方向に移動させる。これによって、カートリッジホルダ21の位置決め部材30の係止部30cは、インクカートリッジ70の位置決め溝81の壁部81aから離間した後、位置決め溝81に案内されて位置決め台82に当接する。
位置決め部材30の係止部30cが位置決め台82に当接すると、インクカートリッジ70は、挿入口23方向への移動が規制される。これによって、図10に示すように、インクカートリッジ70は、接続面70aをスライダ41の吸収体44の露出部44aに密着させた状態で取出し口76aに導出針34が挿入される、挿入位置P1にて位置決めされる。このとき、スライダ41は、インクカートリッジ70と当接しているので、挿入口23方向への移動が規制されている。この状態からフレーム2内に配設された加圧ポンプPによって生成された加圧空気が、空気導入部材36を介してインクカートリッジ70内に導入されると、インクカートリッジ70のインクパック74は加圧される。そして、インクパック74は、貯留しているインクを、導出針34を介して流路形成部材10に導出するようになっている。これによって、上述したように、記録ヘッド9には、各インクが流路形成部材10及びインク供給チューブ11を介して供給されるようになっている。
そして、カートリッジホルダ21内に挿入されたインクカートリッジ70を取り外す際には、再度、インクカートリッジ70をホルダケース22内に押し込む。これによって、インクカートリッジ70は、スライダ41に密着した状態で、スライダ41とともに後側面22b方向に移動する。このインクカートリッジ70の移動によって、位置決め部材30の係止部30cは、位置決め台82から離間し、位置決め溝81の壁部81bに当接する。即ち、位置決め部材30によるインクカートリッジ70の係止は解除される。
インクカートリッジ70の係止が解除された状態からインクカートリッジ70の押し込みが停止されると、カートリッジホルダ21は、バネ部材61によるスライダ41の挿入口23方向への移動によって、インクカートリッジ70を挿入口23方向に移動させる。このとき、カートリッジホルダ21の位置決め部材30の係止部30cは、インクカートリッジ70の位置決め溝81の壁部81cに案内される。
図9に示すように、カートリッジホルダ21は、スライダ41によるインクカートリッジ70の移動によって、空気導入部材36の当接部材40をインクカートリッジ70の接続面70a(空気導入孔79)から離間さる。そして、インクカートリッジ70を、インクカートリッジ70内を大気に開放する開放位置P2に位置させる。これによって、インクカートリッジ70内は、空気導入孔79を介して大気開放され、カートリッジケース71内の加圧空気は、空気導入孔79から排出される。そして、図8に示すように、カートリッジホルダ21は、開放位置P2から引き続き移動するインクカートリッジ70の取出し部材76の取出し口76aから、導出針34の針部34bを抜き出す。即ち、空気導入部材36は、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口76aから抜き出されるよりも早いタイミングで、インクカートリッジ70内を大気開放するようになっている。このとき、カートリッジホルダ21の位置決め部材30の係止部30cは、位置決め溝81の壁部81cに案内され移動した後、位置決め溝81外に位置している。
そして、カートリッジホルダ21のスライダ41は、取出し部材76の取出し口76aから導出針34の針部34bが抜き出された後、挿入口23方向に移動すると、上述したホルダケース22のフック29によってその移動が規制される。カートリッジホルダ21は、スライダ41の吸収体44の第1案内孔46内によって、導出針34の針部34bの先端部を囲う。これによって、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34b内にインクが残留したインクが漏洩する場合、スライダ41の吸収体44によって吸収させる。そして、カートリッジホルダ21は、吸収体44によって吸収されたインクを、導出用吸収体51を介して、受け皿13の吸収体14に排出させる。
一方、ホルダケース22の突起28は、インクカートリッジ70の取出し口76aから導出針34の針部34bが抜き出されると、インクカートリッジ70の案内溝84の基端部に当接しインクカートリッジ70の挿入口23方向への移動を規制する。これによって、インクカートリッジ70は、接続面70aがスライダ41の吸収体44の露出部44aに当接した状態であって、取出し口76aから導出針34の針部34bが引き抜かれる引き抜き位置P3に位置決めされる。そして、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34bを抜き出したことで取出し口76aから漏洩するインクを、露出部44aを介してスライダ41の吸収体44に吸収させる。
そして、引き抜き位置P3に位置しているインクカートリッジ70は、挿入口23から引き出されることで、カートリッジホルダ21から取り外される。このとき、ホルダケース22の突起28は、インクカートリッジ70の移動に伴って、図3に示す奥側方向に移動しインクカートリッジ70の案内溝84から外れ、インクカートリッジ70の位置決めを解除するようになっている。そして、インクカートリッジ70の取出し口76aからインクが漏洩した場合、漏洩したインク滴Wは、スライダ41の前面42a、下側アーム55の上面55b及びテーパ部55cによって誘導口59に誘導された後、誘導凸部32から受け皿13の吸収体14に滴下され排出される。これによって、インクカートリッジ70の取り付け又は交換の際に、インクカートリッジ70の取出し口76aから漏洩したインクは、インクカートリッジ70及びフレーム2内を汚染することなく、フレーム2内の両受け皿13の吸収体14に排出される。
(1)本実施形態では、空気導入部材36を導出針34の針部34bよりも短く構成し
た。このように構成したことによって、カートリッジホルダ21は、インクカートリッジ70の取り外しの際に、空気導入部材36の当接部材40を、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口76aから引き抜かれるより早いタイミングで、空気導入孔79から離間させインクカートリッジ70内を大気開放させることができる。即ち、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34bを、インクカートリッジ70内に加圧空気が残留していない状態で、インクカートリッジ70の取出し口76aから引き抜くことができる。これによって、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口76aから引き抜かれた際に、インクカートリッジ70内に残留した加圧空気に起因する取出し口76aからのインクの噴出又は漏洩を抑制することができる。この結果、カートリッジホルダ21は、噴出又は漏洩したインクによるインクカートリッジ70及びフレーム2内の汚染を低減することができる。
(2)本実施形態では、カートリッジホルダ21のホルダケース22の後側面22b側に導出針34及び空気導入部材36を取り付けた。そして、カートリッジホルダ21を、スライダ41の移動によってインクカートリッジ70を往復移動させ、導出針34の針部34bを取出し口76aに挿入又は引き抜き、空気導入部材36をインクカートリッジ70の空気導入孔79に当接又は離間させるように構成した。このように構成したことによって、カートリッジホルダ21は、スライダ41に空気導入部材36又は導出針34の少なくとも一方を取り付け一体に往復移動させる場合と比べて、ホルダケース22内に空気導入部材36又は導出針34の移動するスペースを確保する必要がない。これによって、カートリッジホルダ21は、ホルダケース22内の省スペース化を実現することができる。この結果、カートリッジホルダ21を備えたプリンタ1は、省スペース化を実現することができる。
さらに、カートリッジホルダ21では、ホルダケース22内に、空気導入部材36と加圧ポンプPとを接続するチューブ等を配設する必要がないので、スライダ41の移動に干渉する可能性のある部材の配設を低減することができる。これによって、カートリッジホルダ21は、スライダ41をホルダケース22内にて正確に往復移動させることができるので、インクカートリッジ70を正確に往復移動させることができる。即ち、空気導入部材36の当接部材40は、インクカートリッジ70の取り外しの際に、インクカートリッジ70の空気導入孔79から正確に離間し、インクカートリッジ70内を大気開放することができる。この結果、カートリッジホルダ21は、噴出又は漏洩したインクによるインクカートリッジ70及びフレーム2内の汚染をより低減することができる。
(3)本実施形態では、カートリッジホルダ21のスライダ41に案内部47を設け、案内部47の第2案内孔48に空気導入部材36を案内させた。これによって、カートリッジホルダ21は、インクカートリッジ70の取り付け又は取り外しの際に、空気導入部材36をインクカートリッジ70の空気導入孔79に正確に当接又は離間させることができる。カートリッジホルダ21は、空気導入部材36をインクカートリッジ70の空気導入孔79に正確に当接させることで、インクカートリッジ70内に加圧空気を正確に導入させることができる。即ち、カートリッジホルダ21は、インクカートリッジ70のインクパック74を正確に加圧させることができ、インクカートリッジ70から記録ヘッド9へ正確にインクを供給させることができる。この結果、プリンタ1は、記録ヘッド9からインクを正確に吐出し好適に印刷を行うことができる。
また、カートリッジホルダ21は、空気導入部材36をインクカートリッジ70の空気導入孔79から正確に離間させることで、インクカートリッジ70内を正確に大気開放させることができる。従って、カートリッジホルダ21は、インクカートリッジ70内の加圧空気を空気導入孔79から正確に排出させることができる。これによって、カートリッジホルダ21は、導出針34の針部34bがインクカートリッジ70の取出し口76aか
ら引き抜かれた際に、インクカートリッジ70内に残留した加圧空気に起因する取出し口76aからのインクの噴出又は漏洩を、より効果的に抑制することができる。この結果、カートリッジホルダ21は、噴出又は漏洩したインクによるインクカートリッジ70及びフレーム2内の汚染をより低減することができる。
(4)本実施形態では、カートリッジホルダ21の空気導入部材36の当接部材40を、バネ部材39によって挿入口23方向に付勢した。このように構成することによって、カートリッジホルダ21にインクカートリッジ70が取り付けられた際に、空気導入部材36の当接部材40は、インクカートリッジ70の空気導入孔79により密着することができる。従って、カートリッジホルダ21は、空気導入部材36を介して、より確実にインクカートリッジ70内に加圧空気を導入させることができ、インクカートリッジ70のインクパック74を正確に加圧させることができる。この結果、インクカートリッジ70は、記録ヘッド9へ正確にインクを供給することができるので、プリンタ1は、記録ヘッド9からインクを正確に吐出し好適に印刷を行うことができる。
(5)本実施形態では、空気導入部材36の当接部材40をゴム等の可撓性部材から構成した。このように構成したことによって、当接部材40は、インクカートリッジ70の接続面70aに当接する際に撓むので、接続面70aにより密着することができる。これによって、カートリッジホルダ21は、空気導入部材36を介して、より確実にインクカートリッジ70内に加圧空気を導入させることができ、インクカートリッジ70のインクパック74を正確に加圧させることができる。この結果、インクカートリッジ70は、記録ヘッド9へ正確にインクを供給させることができるので、プリンタ1は、記録ヘッド9からインクを正確に吐出し好適に印刷を行うことができる。
尚、発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、空気導入部材36の当接部材40をバネ部材39によって付勢したが、この限りではなく、当接部材40がインクカートリッジ70の接続面70aに密着し空気導入孔79と連通することができれば、他の付勢手段を用いてもよい。
・上記実施形態では、空気導入部材36の当接部材40を可撓性部材から構成したが、この限りではなく、インクカートリッジ70の接続面70aと当接する部分が可撓性を有していれば適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置を、記録ヘッド9からインクを吐出させるプリンタ1に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。このとき、プリンタ1の構成を適宜変更することが望ましい。
本実施形態のプリンタの構成を説明する斜視図。 同プリンタのインク供給部の構成を説明する斜視図。 カートリッジホルダの構成を説明する正面図。 空気導入部材の構成を説明する斜視図。 スライダの構成を説明する斜視図。 同スライダの誘導凸部の構成を説明する断面図。 同誘導凸部を説明するスライダの正面図。 カートリッジホルダの動作を説明する正面図。 カートリッジホルダの動作を説明する正面図。 カートリッジホルダの動作を説明する正面図。 カートリッジホルダの吸収体係止部を説明する部分断面図。 インクカートリッジの構成を説明する斜視図。 インクカートリッジの構成を説明する正面図。
符号の説明
1…液体噴射装置としてのプリンタ、9…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、21…液体収容体の収納容器としてのカートリッジホルダ、34…導出部材としての導出針、36…空気導入部材、39…付勢手段としてのバネ部材、40…当接部分としての当接部材、41…スライダ、48…案内手段としての第2案内孔、70…液体収容体としてのインクカートリッジ、74…液体貯留袋としてのインクパック、76a…取出し口、79…空気導入部としての空気導入孔、P…加圧手段としての加圧ポンプ。

Claims (5)

  1. 液体を貯留する液体貯留袋を収容した液体収容体の取出し口に挿入されることで、同液体貯留袋から同液体を導出する導出部材と、
    前記液体収容体の空気導入部に当接することで、加圧手段によって生成される加圧空気を同液体収容体内に供給し、前記液体貯留袋を加圧して前記導出部材に前記液体を導出させる空気導入部材と、
    前記液体収容体を移動させ、前記取出し口から前記導出部材を引き抜き、前記空気導入部から前記空気導入部材を離間させるスライダと
    を備えた液体収容体の収納容器において、
    前記空気導入部材は、前記導出部材よりも短く形成されたことを特徴とする液体収容体の収納容器。
  2. 液体噴射ヘッドから噴射される液体を貯留する液体貯留袋を収容した液体収容体を収納する収納容器を備えた液体噴射装置において、
    前記収納容器は、
    前記液体収容体の取出し口に挿入されることで、前記液体貯留袋から前記液体を導出する導出部材と、
    前記液体収容体の空気導入部に当接することで、加圧手段によって生成される加圧空気を同液体収容体内に供給し、前記液体貯留袋を加圧して前記導出部材に前記液体を導出させる空気導入部材と、
    前記液体収容体を移動させ、前記取出し口から前記導出部材を引き抜き、前記空気導入部から前記空気導入部材を離間させるスライダとを備え、
    前記空気導入部材は、前記導出部材よりも短く形成されたことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項2に記載の液体噴射装置において、
    前記スライダは、前記空気導入部材の前記空気導入部への当接又は離間の少なくとも一方を案内する案内手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項2又は3に記載の液体噴射装置において、
    前記空気導入部材を、前記液体収容体の前記空気導入部に当接する方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の液体噴射装置において、
    前記空気導入部材の前記液体収容体の前記空気導入部と当接する当接部分は、可撓性を有することを特徴とする液体噴射装置。
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