JP2006080981A - ハンドオーバ方法並びにこれを適用した移動通信システムおよび移動端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モバイルIPを用いた移動通信システムにおけるハンドオーバでは、通信メディアを切り替える際に、通信パケットの損失(パケットロス)を生じ、通信品質が劣化するという問題があり、これを解決するハンドオーバ方法を提供する。
【解決手段】 移動端末4が現在接続中の第1ネットワークNW1から別の第2ネットワークNW2に切り替えるときに、一旦第3ネットワークNW3に乗り換え(S11)、その間に第2ネットワークNW2との接続を確立しておいて(S12)、その後に第3ネットワークNW3との接続を切断して、第2ネットワークNW2へ乗り換える(S13)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動通信システムにおける通信切替えの方法、特に、基地局やアクセスポイントを、移動端末の移動に応じて切り替えるためのハンドオーバ方法に関する。
近年、W−CDMAなどのセルラー・ネットワークといった代表的な通信メディアに加えて、例えば無線LAN(Local Area Network)やPHS(Personal Handyphone System)ネットワークといった他の通信メディアも、比較的安価に利用可能になってきている。このため、移動先の電波条件あるいはユーザの必要とする通信条件などに応じてこれらの通信メディアの中の1つを自在に選択して通信することができるようになった。
周知のモバイルIPは、端末の移動を考慮したTCP/IPの最新仕様であり、上述した複数種の通信メディアを自由に選択可能な通信環境に適用するのに最も適した技術であり、このモバイルIPに適合させたノートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話、PHS端末などが急速に普及しつつある。
本発明は、上述した複数種の通信メディアを収容する通信環境のもとで、モバイルIP技術に準拠した上記のノートPCやPDAなどの移動端末が、その移動に伴って基地局あるいはアクセスポイントを切り替えていく際に不可欠な「ハンドオーバ」について、新たな手法を提案するものである。なお本発明に関連する公知技術としては、下記の〔特許文献1〕や〔非特許文献1〕がある。〔特許文献1〕は、モバイルIPネットワーク環境下において、ホームエージェントの管理リソース不足の際に徒にネットワークトラヒックが増加することを防止可能なシステムについて開示するものであり、また〔非特許文献1〕は、モバイルIPを利用した製品の1つとして「シームレスリンク」を提供するものである。
特開2004−200789号公報 インターネット<URL:http://software.fujitsu.com/jp/seamlesslink/>
後に図10および図11を参照して詳しく説明するように、上述の「モバイルIP」は、ホームエージェント(HA)にホームアドレス(HoA)と気付けアドレス(CoA)との対応関係を登録することを基本的な構成とするものである。ここに、ホームアドレス(HoA:Home Address)は各移動端末に割り当てられた、移動しても変更されることのないアドレスであり、また、気付けアドレス(CoA:Care of Address)は、移動端末が移動先において利用することのできる上記通信メディア(ネットワークカード)に割り当てられた、移動に伴って変更されるアドレスである。このように、不変のホームアドレス(HoA)と可変の気付けアドレス(CoA)とを対にして上記ホームエージェント(HA)に登録しておくことにより、この登録された移動端末と通信する相手方端末は、この移動端末がどこへ移動しようとも、すなわち気付けアドレス(CoA)がどのように変更されようとも、ホームアドレス(HoA)に接続しておきさえすれば、自動的に、その移動先のいかんに拘らず移動端末との間の当該通信をそのまま継続させることができる。
しかしながら、既存のモバイルIP技術を用いたハンドオーバ手法によって、異なる通信メディア(通信ネットワーク)間での通信切替えを行うと、以下のような問題が生じる。
これは、上記の通信切替えの際に通信中の伝送パケットが失われ、いわゆるパケットロスが発生してしまう、という問題である。この問題は当然、通信品質(QoS)の劣化をひき起こし、例えばIP電話などのようにリアルタイム通信が要求される場合には支障をきたす。
このような問題は、特に、近年普及が目覚ましい上記の無線LANを用いた通信中のハンドオーバにおいて顕著である。例えば、移動端末がユーザの移動に伴って現在のアクセスポイント(AP:Access Point)の通信ネットワークとの連携から、別のアクセスポイント(AP)の通信ネットワークとの連携へ、と移行する際のハンドオーバのためにIPアドレス(CoA)が変更になるような状況下において、上記の通信品質の劣化が顕著となる。これは次の理由による。
すなわち、上述した現在のアクセスポイント(AP1)から上述した別のアクセスポイント(AP2)へと通信ネットワークの切替え(ハンドオーバ)をするとき、後述する認証プロセスや気付けアドレス(CoA)の割当てプロセスを経なければならないために、例えば数秒間といった比較的長い「通信の中断」が生じてしまうからである。結局、通信ネットワークの切替えを開始してから数秒間を経過したあとで初めて、モバイルIPによる新たなCoAへの登録が完了することになり、その中断の間に上記のパケットロス、したがって通信品質の劣化が生じてしまう。これが上記の問題である。
したがって本発明は、上記の問題点に鑑み、通信ネットワークの切替え時に上記パケットロスによる通信品質の劣化を生じさせることのないハンドオーバ方法を提供することを目的とするものである。
また、そのハンドオーバ方法を適用した移動通信システムならびに移動端末を提供することを目的とするものである。
図1は本発明に基づくハンドオーバ方法を表すフローチャートである。
まず、本発明の前提とするハンドオーバ方法は、少なくとも3種の通信ネットワークと、これら3種の通信ネットワーク(NW:Network)のいずれにも接続可能な移動端末(MN)と、を有する移動通信システムにおいて、その移動端末を、第1の通信ネットワーク(NW1)から第2の通信ネットワーク(NW2)へハンドオーバさせるための方法である。
このようなハンドオーバのプロセスにおいて、本発明に特徴的なステップは本図のフローチャートにおいて、ステップS11,S12およびS13として表される。
まず第1ステップS11においては、ハンドオーバの開始により、移動端末(MN)と第1の通信ネットワーク(NW1)との連携から、該移動端末(MN)と第3の通信ネットワーク(NW3)との連携へ、一時的に遷移させる。
次に第2ステップS12においては、上記の一時的な遷移期間中に、移動端末(MN)と第2の通信ネットワーク(NW2)との連携を確立させる。
さらに第3ステップS13においては、第2の通信ネットワーク(NW2)との連携を確立した後、移動端末(MN)と第3の通信ネットワーク(NW3)との連携から、移動端末(MN)と第2の通信ネットワーク(NW2)との連携へ、遷移させ、ここに、通信ネットワークNW1→NW2のハンドオーバが完了する。
ここで上記第1ステップS11および第3ステップS13にそれぞれ現れる「遷移」の意味についてもう少し具体的に検討する。この「遷移」については、例えば2つの態様がある。その第1の態様は、上記ハンドオーバのプロセスにおいて、通信ネットワークNW1→NW3の遷移と通信ネットワークNW3→NW2の遷移とを、それぞれ「乗換え」(transfer)によって行う、という態様である。
またもう一方の第2の態様は、上記ハンドオーバのプロセスにおいて、通信ネットワークNW1→NW3の遷移および通信ネットワークNW3→NW2の遷移を、それぞれ「接続切替え」(switch)および「接続切戻し」(switch back)によって行う、という態様である。
さらに具体的には、上記第1の態様における上記の「乗換え」とは、2つの通信ネットワーク間での「通信リンクの接続処理」および「通信リンクの切断処理」を伴なわずに、上記の遷移を実現することを意味する。また、上記第2の態様における上記の「接続切替え/接続切戻し」とは、2つの通信ネットワーク間で「通信リンクの接続処理」と「通信リンクの切断処理」とを伴って、上記の遷移を実現することを意味する。
具体例を示すならば、上記第1の態様の「乗換え」を実施できるのは、当該移動端末(MN)が上記第3の通信ネットワーク(NW3)と「常時接続」の状態にある場合であり、一方、上記第2の態様の「接続切替え」および「接続切戻し」を実施するのは、当該移動端末(MN)と上記第3の通信ネットワーク(NW3)とが「常時接続」の状態にない場合である。いずれの場合に属するかは、当該移動端末のユーザが、通信ネットワーク(NW3)上で提供する「常時接続」サービスに加入しているか(第1の態様)否か(第2の態様)による。
以上を要約すると、上記第1の態様(常時接続あり)のもとでは、図1の第1ステップS11において、移動端末(MN)は、通信リンクの接続処理を伴うことなしに、第1の通信ネットワーク(NW1)から第3の通信ネットワーク(NW3)へ乗り換え、また、第3ステップS13において、その移動端末は、通信リンクの切断処理を伴うことなしに、第3の通信ネットワーク(NW3)から第2の通信ネットワーク(NW2)へ乗り換えるようにしてハンドオーバを実行する。
また上記第2の態様(常時接続なし)のもとでは、図1の第1ステップS11において、移動端末(MN)は、通信リンクの接続処理を伴って、第1の通信ネットワーク(NW1)から第3の通信ネットワーク(NW3)へ接続切替えをし、また、第3ステップS13において、移動端末(MN)は、通信リンクの切断処理を伴って、第3の通信ネットワーク(NW3)から第2の通信ネットワーク(NW2)へ接続切戻しをするようにしてハンドオーバを実行する。
図1に示す本発明のハンドオーバ方法によれば、第1の通信ネットワーク(NW1)から第2の通信ネットワーク(NW2)へのハンドオーバを実行開始するに当たり、まず移動端末(MN)の通信リンクを一旦第3の通信ネットワーク(NW3)へ移し替えておいて、その移し替え中に該移動端末(MN)とハンドオーバ先の第2の通信ネットワーク(NW2)との通信リンクを確立させてしまう。これにより、前述した「通信の中断」は見かけ上発生していないように見せかけることができる。この結果、ハンドオーバ中の既述のパケットロスは発生し得ず、通信品質の劣化はなくなる。
上記図1に示すハンドオーバ方法には、既述のとおり、第1の態様(常時接続あり)と第2の態様(常時接続なし)とがあるので、各該態様についての発明の効果をさらに具体的に述べる。
まず、上記第1の態様のもとでのハンドオーバ方法によれば、利用できる複数の通信ネットワークの中のいずれか1つを選択している。第1の通信ネットワークを選択中に、第2の通信ネットワークへの選択切り替えを行いたい場合を考える。具体的には、第1の通信ネットワークが無線LANのアクセスポイント(AP1)経由のネットワーク接続であり、第2の通信ネットワークが別セグメントの無線LANのアクセスポイント(AP2)経由のネットワーク接続であるような場合であるものとすると、該無線LANのAP接続替え時に、移動端末の認証処理やIPアドレス割り当て処理に時間がかかり、その処理の間にパケットロスが生じてしまう。
そこで、第3の通信ネットワークを一時的に利用する。この第3の通信ネットワークは例えばセルラー・ネットワークである。上記無線LANから該セルラー・ネットワークへの選択替えでは、これらの両ネットワークと移動端末とが接続している状態での切り替えであるので、上記のパケットロスは生じ得ない。このように、ネットワークの選択切替時に、一旦第3の通信ネットワークに乗り換えることにより、通信品質の劣化を防止することができる。
次に、上記第2の態様のもとでのハンドオーバ方法によれば、第3の通信ネットワークが常時接続ではない場合を想定している。第1の通信ネットワークから第2の通信ネットワークへ移動端末を接続切替するときに、選択切り替えを行い、一時的に第3の通信ネットワークに接続する。そしてその後に、第1の通信ネットワークとの接続を切断する。次に移動端末を第2の通信ネットワークに接続して選択切り替えを行った後、第3の通信ネットワークと移動端末との接続を切断する。
この第2の態様では上記の接続/切断処理を伴うためその分ユーザコストがかかるが、接続替えのときにのみ他の通信ネットワークと接続するだけであるから、それ程ユーザコストを増大させることなく、前述した通信品質の劣化を防止することができる。
本発明によりもたらされる効果を明確にするため、まず初めに、従来技術によるハンドオーバ方法について説明しておく。
図10は従来のハンドオーバ方法を適用した移動通信システム例を示す図であり、
図11は図10のシステム内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。
まず図10を参照すると、本図に示す、一例としての移動通信システム1は前述したモバイルIP技術を用いた通信切替えを行う移動通信システムである。この移動通信システム1内には多種多様の多数の移動端末が収容されているが、本図ではいわゆるモバイルノード(MN:Mobile Node)としての移動端末4を示しており、しかも移動前の移動端末4(左)と移動後の移動端末4(右)とを一緒に表している。
本図の例によると、その移動前後の移動端末4は前述した無線LANと連携して相手方端末(図示せず)と通信中である。移動前は第1の通信ネットワークNW1を形成する第1アクセスポイント(AP1)3−1に接続しており、移動後は第2の通信ネットワークNW2を形成する第2アクセスポイント(AP2)3−2に接続している。この移動前後のハンドオーバを円滑に実行するため前述のホームエージェント(HA)2がシステム1内に設けられている。このホームエージェント2は、いわばモバイルIPのサーバである。詳しくは、図示しない上記の相手方端末から伝送されてくるIPデータグラムをIPトンネルでカプセル化して転送する役割を果たす。
本発明の課題はハンドオーバにあるので、上記移動通信システム1内で実行されるハンドオーバの動作を、図11のタイムチャートに沿って説明する。なお、図11内の<1>,<2>,<3>…は、図10内の<1>,<2>,<3>…と対応させている。
図10および図11の両図を参照しながら説明する。気付けアドレスCoA1を持って、第1アクセスポイント(AP1)3−1により形成される第1の通信ネットワークNW1と接続していた移動端末4は、当該ユーザの移動に伴って電波条件が悪くなりつつあることを検出する。このとき移動端末4は
<1> 現在のアクセスポイント(AP1)3−1よりも電波条件の最適な第2アクセスポイント(AP2)3−2を発見する。そこで移動端末4は、
<2> 第1の通信ネットワークNW1との連携を解除すべく、アクセスポイント(AP1)3−1との通信リンクを切断する。引き続き移動端末4は、
<3> 第2の通信ネットワークNW2との連携を図るべく、第2アクセスポイント(AP2)3−2との接続動作を開始する。この第2アクセスポイント(AP2)3−2との接続には、移動前に登録していた気付けアドレスCoA1を、ホームエージェント(HA)2において、移動後の気付けアドレスCoA2に再登録しなければならない。そのために、「接続認証」処理を経た上で、新たな「CoA割り当て」処理を行わなければならない。この接続認証は当該通信サービスの提供を受けることが許容されているユーザか否かをチェックするものであり、例えば本システム内の一部のルータ(図示せず)に接続された認証サーバ(図示せず)によって行われる。
<4> この認証が得られると、CoA1から新たな気付けアドレスCoA2へと登録のし直しが行われる。つまりホームエージェント(HA)2内では、当該移動端末4について不変のホームアドレス(HoA)と対をなして、更新されたCoA2が登録される。
ここで初めて第2アクセスポイント(AP2)を経由した第2の通信ネットワークNW2との通信リンクが確立し、一連のハンドオーバ動作が終了する。このハンドオーバについて本発明が解決しようとする問題点は、既述のようにパケットロスの発生による通信品質の劣化にあるが、このパケットロスは、図11において、第1の通信ネットワークNW1から第2の通信ネットワークNW2に切り替わる際に生ずる既述の「通信の中断」によって発生する。つまり本図中に示す「通信不可」の期間において発生する。この期間は数秒に及ぶこともあり、リアルタイム性が要求される通信においては大きな障害となる。この障害を解消することのできる本発明の移動通信システム例を以下に詳しく説明する。
図2は本発明のハンドオーバ方法を適用した移動通信システムの第1例、すなわち、既述の第1の態様に係る移動通信システムを示す図であり、
図3は図2のシステム1内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。なおこれらの図2および図3の見方は、上述した図10および図11の見方と同じである。また全図を通じて同様の構成要素には同一の参照番号または記号を付して示す。
図2および図3の両図を参照しながら説明すると、気付けアドレスCoA1を持って、第1アクセスポイント(AP1)3−1により形成された第1の通信ネットワークNW1と接続していた移動端末4は、当該ユーザの移動に伴って電波条件が悪くなりつつあることを検出する。このとき移動端末4は、
<1> 現在のアクセスポイント(AP1)3−1よりも電波条件の最適な第2アクセスポイント(AP2)3−2を発見する。この後、本発明に係る移動端末4は、従来のように、「AP1の切断→AP2への接続」といったプロセスはとらない。すなわち、本発明の第1の態様に係る移動端末4は、
<2> 一旦、第3の通信ネットワークNW3を形成する基地局(BTS:Base Transceiver Station)5に乗り換える。この第3の通信ネットワークNW3は本図の例によるとセルラー・ネットワークである。この第1の態様のもとでは、上述のとおり、移動端末4はセルラー・ネットワーク(NW3)と常時接続しており、ホームエージェント(HA)2での気付けアドレスCoA−BTSの登録までは即座に行うことができる。このCoA−BTSの登録が完了すると、つまり第3の通信ネットワークNW3に一旦乗り換えると、移動端末4は、
<3> アクセスポイント(AP1)とのこれまでの接続を切断する。この切断が終わると引き続いて移動端末4は、
<4> 従来どおり、アクセスポイントAP2との接続を開始する。すなわち、AP2との間の通信リンクの確立プロセスに入る。この確立プロセスは、前述した図11のプロセス<3>→<4>、すなわち「接続認証」→「CoA割り当て」の各処理と全く同じである。
<5> 上記プロセス<4>を経て、本来の、ホームエージェント(HA)2での新アドレスCoA2の登録が完了する。ここに移動端末4は、本来のハンドオーバ先である第2の通信ネットワークNW2との接続が完了し、当該アクセスポイント(AP2)3−2を経由して、相手方端末との通信を、パケットロスなしに、継続することができる。
図4は本発明のハンドオーバ方法を適用した移動通信システムの第2例、すなわち、既述の第2の態様に係る移動通信システムを示す図であり、
図5は図4のシステム1内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。なおこれらの図4および図5の見方は、上述した図2および図3の見方と同じである。
図4および図5の両図を参照しながら説明すると、気付けアドレスCoA1を持って、第1アクセスポイント(AP1)3−1により形成された第1の通信ネットワークNW1と接続していた移動端末は、当該ユーザの移動に伴って電波条件が悪くなりつつあることを検出する。このとき移動端末4は、
<1> 現在のアクセスポイント(AP1)3−1よりも電波条件の最適な第2アクセスポイント(AP2)3−2を発見する。この後、本発明に係る移動端末4は、従来のように、AP1の切断→AP2への接続といったプロセスはとらない。すなわち、本発明の第2の態様に係る移動端末4は、
<2> 一旦、第3の通信ネットワークNW3を形成する基地局(BTS:Base Transceiver Station)5に接続替えをする。この第3の通信ネットワークNW3は本図の例によるとセルラー・ネットワークである。この第2の態様のもとでは、上述のとおり、移動端末4はセルラー・ネットワーク(NW3)と常時接続をしていないので、本プロセス<2>による接続替えが必要である。ちなみに、常時接続の場合を想定している前述の図3においては、本プロセス<2>に相当するプロセスは不要である。上記の接続替えを終えた移動端末4は引き続き、
<3> 気付けアドレスCoA−BTSのホームエージェント(HA)2での登録を行う。このCoA−BTSの登録が完了すると、つまり第3の通信ネットワークNW3に一旦接続替えすると、移動端末4は、
<4> アクセスポイント(AP1)とのこれまでの接続を切断する。この切断が終わると引き続いて移動端末4は、
<5> 従来どおり、アクセスポイントAP2との接続を開始する。すなわち、AP2との間の通信リンクの確立プロセスに入る。この確立プロセスは、前述した図3のプロセス<4>→<5>、すなわち「接続認証」→「CoA割り当て」と全く同じである。
<6> 上記プロセス<5>を経て、本来の、ホームエージェント(HA)2での新アドレスCoA2の登録が完了する。ここに移動端末4は、本来のハンドオーバ先である第2の通信ネットワークNW2との接続が完了し、当該アクセスポイント(AP2)3−2を経由して、相手方端末との通信を、パケットロスなしに、継続することができる。
以上、図2および図4に示した移動通信システムについて要約すると、この移動通信システム1は、少なくとも3種の通信ネットワークを含んで構築されると共に、移動端末としてこれら3種の通信ネットワークのいずれにも接続可能な移動端末を少なくとも収容する移動通信システムである。ここにその移動端末は、第1の通信ネットワークから第2の通信ネットワークへハンドオーバを行うに際し、そのハンドオーバ期間中は第3の通信ネットワークに一旦接続して通信状態を保持し、シームレス・ハンドオーバを実行する。
この場合、第1の態様の移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴うことなく、第1、第3および第2の各通信ネットワーク間の乗り換えを行う。また第2の態様の移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴って、第1、第3および第2の通信ネットワーク間の接続切替えを行う。
なお、図2および図4においては、第1、第2および第3の各通信ネットワーク(NW1,NW2およびNW3)として
NW1=無線LAN−AP1
NW2=無線LAN−AP2
NW3=セルラー・ネットワーク
を例示したが、これに限るものではなく、その通信メディアの種別は何でもよい。例えば
NW1=無線LAN−AP1
NW2=無線LAN−AP2
NW3=無線LAN−AP3(第3アクセスポイント)
でもよいし、
NW1=PHSネットワーク
NW2=セルラー・ネットワーク
NW3=無線LAN
でもよい。ただし、当然のことながら、移動端末が位置するその場で電波が存在し無線通信が行える通信メディアでなければならない。
上述した本発明のハンドオーバ方法は、本発明に基づく移動端末(Mobile Node)によって実現することができる。その基本構成と一具体例を以下に説明する。
図6は本発明に基づく移動端末の基本構成を示す図である。本図において、移動端末4は、第1、第2および第3の各インタフェース手段(INF1,INF2およびINF3)11−1,11−2および11−3と、選択手段12と、ハンドオーバ実行手段13とからなる。
より詳細には、第1、第2および第3の各通信ネットワーク(NW1,NW2,NW3)にそれぞれ連携するための第1、第2および第3の各インタフェース手段(11−1,11−2,11−3)と、
これら第1、第2および第3の各インタフェース手段を択一的に選択して対応する1つの上記通信ネットワークと連携するための選択手段12と、
第1の通信ネットワークNW1から第2の通信ネットワークNW2へのハンドオーバを実行するためのハンドオーバ実行手段13と、を具備する。
ここにハンドオーバ実行手段13は、第1の通信ネットワークNW1から第2の通信ネットワークNW2への「ハンドオーバ要求」を受けて、第1の通信ネットワークNW1に代えて第2の通信ネットワークNW2を、該ハンドオーバを介して、順次選択する際に、このハンドオーバの期間中は、第2の通信ネットワークNW2に代えて一時的に第3の通信ネットワークNW3すなわちバックアップネットワークを選択するように選択手段12を制御する。
図7は本発明に基づく移動端末の一具体例を示す図である。ただし本図の構成は、前述した図2および図4に示した移動通信システム1に対応させており、この図7においては、図6のインタフェース手段(11)として、2つのネットワーク・インタフェース21および22を示す。
すなわち、第1および第2の各通信ネットワーク(NW1,NW2)が、同一の通信メディア(例えば無線LAN)に属する第1および第2の各アクセスポイント(AP1,AP2)によってそれぞれ形成されるとき、第1および第2の各インタフェース手段(11)は単一の共通インタフェース手段(本図のネットワーク・インタフェース21)で構成する。
図7および図6を参照すると、ハンドオーバ実行手段13は、選択手段12に対し、第1、第3および第2の各通信ネットワーク(NW1,NW3,NW2)をこの順に択一的に選択せしめるハンドオーバ制御部43を有する。このハンドオーバ制御部43が本発明にとって重要な一構成要素となる。
またハンドオーバ実行手段13は、通信ネットワーク(NW1,NW2,NW3)の電波状態の良否を判断するネットワーク状態管理部と、その判断が否であるとき、ハンドオーバ先としてさらに最適な通信ネットワークをサーチして決定する接続先選択部42と、を有し、その決定に従って上記のハンドオーバ制御部43は制御される。
一方選択手段12は、上記のハンドオーバ制御部43により制御されて、送受信すべきデータの経路を複数のインタフェース手段(11−1〜11−3;21,22)の間で切り替える経路切替え部31を有する。なお、図7において、実線の矢印は通信データ(パケット)の流れを表し、点線の矢印は制御情報の流れを表す。
図7の構成を、現実の実施例に即して補足説明すると、本実施例による移動端末4は、ネットワーク・インタフェース1(無線LANカード)21と、ネットワーク・インタフェース2(セルラー・ネットワークカード)22を持つ機器であり、ネットワーク状態管理部41、接続先選択(MIP:Mobile IP)部42、ハンドオーバ制御部43、経路切替え部31およびアプリケーションとから構成されている。ネットワーク状態管理部41は、それぞれのネットワーク(NW1,NW2,NW3…)が利用可能かどうかをそれぞれの電波強度を参照して判断している。接続先選択部(MIP)42は、利用できるネットワークを参照しながら、最適な接続先のネットワークを判断しており、現在利用しているネットワークよりも最適なネットワークがみつかると、ハンドオーバ制御部43との連係により、接続先のネットワークを変更するための、図3および図5に示す手順を実施する。このとき経路切替え部31は、パケットをどちらのネットワークに送出するかを制御している。この移動端末4の具体的な動作フローは以下のとおりである。
図8は第1の態様(図2および図3参照)に係る移動端末4の動作例を示すフローチャートであり、
図9は第2の態様(図4および図5参照)に係る移動端末4の動作例を示すフローチャートである。
まず図8を参照する。ネットワーク状態をネットワーク状態管理部41によって収集し(S21)、今接続中の通信ネットワーク(NW1とする)よりも最適な通信ネットワーク、例えばより電波強度の強い無線LAN−APがあるかどうかをスキャンし、判断する(S22)。
最適な切り替え先通信ネットワークが発見された場合(Yes)には、接続先選択部42と、ハンドオーバ制御部43とにより、まずバックアップネットワーク(NW3)への切り替え(ホームエージェントHAへの位置登録)を行う(S23)。
その後、通信ネットワークNW1を切断して(S24)、最適な通信ネットワークNW2への接続切替えを開始する(S25)。すなわち該ネットワークNW2への通信基準である認証処理やCoAの割り当て処理を行い、これらの処理が完了(S26のYes)した後に、一時的に接続していたバックアップネットワーク(NW3)から、本来の通信ネットワークNW2へ接続切り替え(HAへの位置登録)を実施する(S27)。
次に図9を参照する。基本的には上述の図8と同様であって、この図8にバックアップネットワーク(NW3)との接続処理および切断処理をさらに追加したフローで実現できる。
すなわち、バックアップネットワーク(NW3)は常時接続されていないので、このバックアップネットワーク(NW3)を利用するための接続手順を踏み(S33,S34,S35)、ステップS36,S37,S38,S39の実施による「通信の中断」を回避するためのバックアップネットワーク(NW3)の利用が終了すると、切断処理を実施する(S40)。
なお、バックアップネットワーク(NW3)が例えば従量課金を採用したセルラー・ネットワークである場合には、ハンドオーバのために必要なときにのみこのNW3と接続することによって、ユーザが負担するコストを最小限に抑えつつ、通信ネットワークの切り替え時に生じる通信品質の低下を回避することが可能となる。
以上詳しく述べた本発明の実施態様は以下のとおりである。
(付記1)
少なくとも3種の通信ネットワークと、これら3種の通信ネットワークのいずれにも接続可能な移動端末と、を有する移動通信システムにおいて、前記移動端末を、第1の前記通信ネットワークから第2の前記通信ネットワークへハンドオーバさせるための方法であって、
前記移動端末と前記第1の通信ネットワークとの連携から、該移動端末と第3の前記通信ネットワークとの連携へ、一時的に遷移させる第1ステップと、
前記の一時的な遷移期間中に、前記移動端末と前記第2の通信ネットワークとの連携を確立させる第2ステップと、
前記第2の通信ネットワークとの連携を確立した後、前記移動端末と前記第3の通信ネットワークとの連携から、該移動端末と前記第2の通信ネットワークとの連携へ、遷移させる第3ステップと、
を含むことを特徴とする移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
(付記2)
前記第1ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの接続処理を伴うことなしに、前記第1の通信ネットワークから前記第3の通信ネットワークへ乗り換え、
前記第3ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの切断処理を伴うことなしに、前記第3の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへ乗り換えることを特徴とする付記1に記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
(付記3)
前記第1ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの接続処理を伴って、前記第1の通信ネットワークから前記第3の通信ネットワークへ接続切替えをし、
前記第3ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの切断処理を伴って、前記第3の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへ接続切戻しをすることを特徴とする付記1に記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
(付記4)
少なくとも3種の通信ネットワークを含んで構築されると共に、移動端末としてこれら3種の通信ネットワークのいずれにも接続可能な移動端末を少なくとも収容する移動通信システムにおいて、
前記移動端末は、第1の前記通信ネットワークから第2の前記通信ネットワークへハンドオーバを行うに際し、そのハンドオーバ期間中は第3の前記通信ネットワークに一旦接続して通信状態を保持し、シームレス・ハンドオーバを実行することを特徴とする移動通信システム。
(付記5)
前記移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴うことなく、前記第1、第3および第2の各通信ネットワーク間の乗り換えを行うことを特徴とする付記4に記載の移動通信システム。
(付記6)
前記移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴って、前記第1、第3および第2の通信ネットワーク間の接続切替えおよび接続切戻しを行うことを特徴とする付記4に記載の移動通信システム。
(付記7)
第1、第2および第3の各通信ネットワークにそれぞれ連携するための第1、第2および第3の各インタフェース手段と、該第1、第2および第3の各インタフェース手段を択一的に選択して対応する1つの前記通信ネットワークと連携するための選択手段と、前記第1の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへのハンドオーバを実行するためのハンドオーバ実行手段と、を具備してなり、ここに該ハンドオーバ実行手段は、前記第1の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへのハンドオーバ要求を受けて、前記第1の通信ネットワークに代えて前記第2の通信ネットワークを、該ハンドオーバを介して、順次選択する際に、該ハンドオーバの期間中は、前記第2の通信ネットワークに代えて前記第3の通信ネットワークを選択するように前記選択手段を制御することを特徴とする移動端末。
(付記8)
前記第1および第2の各通信ネットワークが、同一の通信メディアに属する第1および第2の各アクセスポイントによってそれぞれ形成されるとき、前記第1および第2の各インタフェース手段は単一の共通インタフェース手段で構成することを特徴とする付記7に記載の移動端末。
(付記9)
前記ハンドオーバ実行手段は、前記選択手段に対し、前記第1、第3および第2の各通信ネットワークをこの順に択一的に選択せしめるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする請求項7に記載の移動端末。
(付記10)
前記ハンドオーバ実行手段は、前記通信ネットワークの電波状態の良否を判断するネットワーク状態管理部と、その判断が否であるとき、ハンドオーバ先としてさらに最適な通信ネットワークをサーチして決定する接続先選択部と、を有し、その決定に従って前記ハンドオーバ制御部は制御されることを特徴とする付記9に記載の移動端末。
(付記11)
前記選択手段は、前記ハンドオーバ制御部により制御されて、送受信すべきデータの経路を複数の前記インタフェース手段の間で切り替える経路切替え部を有することを特徴とする付記9に記載の移動端末。
ユビキタスネットワークが普及し、様々なネットワーク種別を自在に切り替えて利用する通信環境において、携帯電話や自動車、電車などの車載機器において利用すれば有益である。
本発明に基づくハンドオーバ方法を表すフローチャートである。 本発明のハンドオーバ方法を適用した移動通信システムの第1例を示す図である。 図2のシステム内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。 本発明のハンドオーバ方法を適用した移動通信システムの第2例を示す図である。 図4のシステム内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。 本発明に基づく移動端末の基本構成を示す図である。 本発明に基づく移動端末の一具体例を示す図である。 第1の態様に係る移動端末4の動作例を示すフローチャートである。 第2の態様に係る移動端末4の動作例を示すフローチャートである。 従来のハンドオーバ方法を適用した移動通信システム例を示す図である。 図10のシステム内におけるハンドオーバの動作を表すタイムチャートである。
符号の説明
1 移動通信システム
2 ホームエージェント(HA)
3 アクセスポイント(AP)
4 移動端末(MN)
5 基地局(BTS)
11 インタフェース手段
12 選択手段
13 ハンドオーバ実行手段
21 ネットワーク・インタフェース1
22 ネットワーク・インタフェース2
31 経路切替え部
41 ネットワーク状態管理部
42 接続先選択部
43 ハンドオーバ制御部
NW1 第1の通信ネットワーク
NW2 第2の通信ネットワーク
NW3 第3の通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 少なくとも3種の通信ネットワークと、これら3種の通信ネットワークのいずれにも接続可能な移動端末と、を有する移動通信システムにおいて、前記移動端末を、第1の前記通信ネットワークから第2の前記通信ネットワークへハンドオーバさせるための方法であって、
    前記移動端末と前記第1の通信ネットワークとの連携から、該移動端末と第3の前記通信ネットワークとの連携へ、一時的に遷移させる第1ステップと、
    前記の一時的な遷移期間中に、前記移動端末と前記第2の通信ネットワークとの連携を確立させる第2ステップと、
    前記第2の通信ネットワークとの連携を確立した後、前記移動端末と前記第3の通信ネットワークとの連携から、該移動端末と前記第2の通信ネットワークとの連携へ、遷移させる第3ステップと、
    を含むことを特徴とする移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
  2. 前記第1ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの接続処理を伴うことなしに、前記第1の通信ネットワークから前記第3の通信ネットワークへ乗り換え、
    前記第3ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの切断処理を伴うことなしに、前記第3の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへ乗り換えることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
  3. 前記第1ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの接続処理を伴って、前記第1の通信ネットワークから前記第3の通信ネットワークへ接続切替えをし、
    前記第3ステップにおいて、前記移動端末は、通信リンクの切断処理を伴って、前記第3の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへ接続切戻しをすることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法。
  4. 少なくとも3種の通信ネットワークを含んで構築されると共に、移動端末としてこれら3種の通信ネットワークのいずれにも接続可能な移動端末を少なくとも収容する移動通信システムにおいて、
    前記移動端末は、第1の前記通信ネットワークから第2の前記通信ネットワークへハンドオーバを行うに際し、そのハンドオーバ期間中は第3の前記通信ネットワークに一旦接続して通信状態を保持し、シームレス・ハンドオーバを実行することを特徴とする移動通信システム。
  5. 前記移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴うことなく、前記第1、第3および第2の各通信ネットワーク間の乗り換えを行うことを特徴とする請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 前記移動端末は、通信リンクの切断/接続処理を伴って、前記第1、第3および第2の通信ネットワーク間の接続切替えおよび接続切戻しを行うことを特徴とする請求項4に記載の移動通信システム。
  7. 第1、第2および第3の各通信ネットワークにそれぞれ連携するための第1、第2および第3の各インタフェース手段と、該第1、第2および第3の各インタフェース手段を択一的に選択して対応する1つの前記通信ネットワークと連携するための選択手段と、前記第1の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへのハンドオーバを実行するためのハンドオーバ実行手段と、を具備してなり、ここに該ハンドオーバ実行手段は、前記第1の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークへのハンドオーバ要求を受けて、前記第1の通信ネットワークに代えて前記第2の通信ネットワークを、該ハンドオーバを介して、順次選択する際に、該ハンドオーバの期間中は、前記第2の通信ネットワークに代えて前記第3の通信ネットワークを選択するように前記選択手段を制御することを特徴とする移動端末。
  8. 前記ハンドオーバ実行手段は、前記選択手段に対し、前記第1、第3および第2の各通信ネットワークをこの順に択一的に選択せしめるハンドオーバ制御部を有することを特徴とする請求項7に記載の移動端末。
  9. 前記ハンドオーバ実行手段は、前記通信ネットワークの電波状態の良否を判断するネットワーク状態管理部と、その判断が否であるとき、ハンドオーバ先としてさらに最適な通信ネットワークをサーチして決定する接続先選択部と、を有し、その決定に従って前記ハンドオーバ制御部は制御されることを特徴とする請求項8に記載の移動端末。
  10. 前記選択手段は、前記ハンドオーバ制御部により制御されて、送受信すべきデータの経路を複数の前記インタフェース手段の間で切り替える経路切替え部を有することを特徴とする請求項8に記載の移動端末。
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