JP2006080754A - 情報通信システム - Google Patents

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幸弘 森山
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Abstract

【課題】
通信装置と各種端末装置との間で行うデータ通信をノイズの影響を受けることなく電灯線を介して行うことを可能にした情報通信システムを提供すること。
【解決手段】
親局と、前記親局と情報の通信を行う受信機と、前記受信機と情報の通信を行う端末装置とからなり、前記受信機と前記端末装置の間の通信を電灯線を介して行う情報通信システムにおいて、前記親局と前記受信機との非通信時に受信機と前記端末装置との通信を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親局から発信された情報を通信装置で受信するとともに各種の端末装置で受信した情報を出力する情報通信システムに関するものである。
従来より情報通信システムが存在し、例えば、市町村防災行政無線固定系の防災無線システムの例においては、役場等に設置される親局装置と、所定の地域毎の屋外に鋼管柱等を用いて設置される複数の拡声器を備えた屋外拡声装置と、各家庭に設置される戸別受信機とで構成される。親局装置から防災情報や行政情報の無線放送が送信されると、各屋外拡声装置や戸別受信機がこれを受信し、その地域の住民や家庭に通知する。
このような、防災、行政等に関する情報通信システムにおいては、視覚障害者、聴覚障害者、外国人等のいわゆる災害弱者への防災情報の通達の必要性が謳われている。このため、音声だけではなく、親局から文字情報や画像情報や各種警報を送り、それを戸別受信機又は付属する端末装置で、拡声、表示、振動、記録、録音等の各手段で防災情報を伝達する手段が提供されてきた。これは、災害弱者に対する防災情報伝達手段として有効である。
この場合、例えば文字表示機能を例にとれば、文字表示器を戸別受信機に内蔵すると受信機自体が大きくなり、文字表示が不要の人にとっては不都合となる。また、戸別受信機はアンテナの都合により家屋の高い場所に設置する場合が多く、逆に文字表示器は見易い位置、例えばTVの横などに置きたいなど、その特性(用途)から最適な設置場所が異なる。これは、サイレン発生器、FAX、画像端末等についても同じである。
よって、この戸別受信機と各種端末器は分離して構成する方が都合が良い。戸別受信機と各種端末器を分離して構成するための既存の手段としては、ケーブル等の有線による通信手段や無線LAN等の無線による通信手段などが挙げられる。しかし、有線による通信を行うためには、戸別受信機と各種端末器との間を接続するためのケーブル設置工事が必要になり、ケーブルの長さ、インテリア上の見栄え等の制約条件により、工事に手間がかかり、設置場所も限られた。他方、無線LANを用いれば、ケーブルを用いた有線通信の制約条件であった見栄えや設置場所の問題は解消することができるが、無線LANの導入は非常にコストがかかるという問題があった。
このように、ケーブルを用いた有線通信と無線LANを用いた無線通信は、共にインフラ整備に手間がかかり、また、コストもかかるという問題があるため、既存の設備を用いた通信方法が望ましく、その一つとして、電灯線(電力供給線)を用いて通信を行う方法が存在する。電灯線を利用することができれば、戸別受信機と各種端末器の配置を自由に設定でき、また、コンセントがあれば、異なる部屋にも設置できるため、利便性が非常に高まる。この電灯線を用いてデータ通信を行っているものとして、特許文献1に記載の防災情報通信システムが挙げられる。
特開2004−72183号公報
上記特許文献1によれば、電灯線を用いてデータ通信を行うことで、戸別受信機と各種端末装置との間で行うデータ通信をケーブルに頼ることなく行うことが可能となるため、屋内のインフラ整備は必要なく、コンセントさえあれば任意の場所に設置可能となる。しかし、この電灯線は、電力を供給するためのもので通信に利用することを前提としていないため、信号に対する保護構造が一切とられておらず、外部からのノイズに弱く、また、通信信号が外部に漏れてしまうという欠点が存在する。ここで、送信されてきた防災無線情報を戸別受信機で受信している期間に、戸別受信機と各種端末装置との間で電灯線通信を行うと、防災無線情報を受信しているアンテナに電灯線から漏れた電波も入ってしまい、2つの信号を受信することで受信障害となる問題があった。この受信障害を防ぐ方法としては、電灯線自体にACラインノイズフィルタやシールドを設ける方法が挙げられるが、これらは電灯線自体への工事が必要となるため、工事に伴うコストがかかってしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、通信装置と各種端末装置との間で行う電灯線通信が、親局からの情報の通信装置での受信を妨害することのない電灯線通信を可能にした情報通信システムを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1は、親局と、前記親局と情報の通信を行う通信装置と、前記通信装置と情報の通信を行う端末装置とからなり、前記通信装置と前記端末装置の間の通信を電灯線を介して行う情報通信システムにおいて、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うことを特徴とする情報通信システムである。
本発明の請求項2は、所定の情報を配信する親局と、親局から送信された情報を受信する受信部、受信した情報を記憶するメモリ、情報を送受信するタイミングを制御する制御部、情報を電灯線通信のための通信信号形式に変換するデータインタフェース部、及び、この変換した信号を電灯線を介して送受信するための電灯線通信部を具備した通信装置と、情報を電灯線を介して送受信する電灯線通信部、情報を通信信号形式から所定のデータ又は所定のデータから通信信号形式に変換するデータインタフェース部、及び、この変換されたデータを出力する出力部を具備した少なくとも1以上の端末装置とによって構成され、前記通信装置の制御部では、前記親局と通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うように制御することを特徴とする情報通信システムである。
本発明の請求項3は、請求項1又は2に加えて、親局と通信装置の間の通信をTDMA方式で行い、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間の通信に必要のないスロットのタイミングで前記通信装置と端末装置との通信を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の情報通信システムである。
本発明の請求項4は、請求項1乃至3に加えて、少なくとも1以上の端末装置のうちの少なくとも1つに外部操作手段を設け、この外部操作手段からの操作信号によって通信装置又は端末装置の出力等の調整を行えるものとし、この操作信号の送信は、前記通信装置が親局から情報を受信していない期間で、かつ、前記通信装置が他の端末装置との間で情報の送受信をしていない期間に行うように制御部において制御することを特徴とする情報通信システムである。
請求項1記載の発明によれば、親局と、前記親局と情報の通信を行う通信装置と、前記通信装置と情報の通信を行う端末装置とからなり、前記通信装置と前記端末装置の間の通信を電灯線を介して行う情報通信システムにおいて、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うようにしたので、通信装置と各端末装置間の電灯線通信による電波が、親局と通信装置間の通信に干渉することがなくなり、受信障害がなくなる。
請求項2記載の発明によれば、通信装置の制御部では、前記親局と通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うように制御するので、通信装置と各端末装置間の電灯線通信による電波が、親局と通信装置間の通信に干渉することがなくなり、受信障害がなくなる。
請求項3記載の発明によれば、親局と通信装置の間の通信をTDMA方式で行い、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間の通信に必要のないスロットのタイミングで前記通信装置と端末装置との通信を行うようにしたので、通信装置と各端末装置間の電灯線通信による電波が、親局と通信装置間の通信に干渉することがなくなり、受信障害がなくなる。ディジタル変調方式で変調された信号はノイズに弱いため、特に効果がある。
請求項4記載の発明によれば、少なくとも1以上の端末装置のうちの少なくとも1つに外部操作手段を設け、この外部操作手段からの操作信号によって通信装置又は端末装置の出力等の調整を行えるものとし、この操作信号の送信は、前記通信装置が親局から情報を受信していない期間で、かつ、前記通信装置が他の端末装置との間で情報の送受信をしていない期間に行うように制御部において制御するようにしたので、外部操作手段を端末側に構成することでより操作性が良くなり、また、この外部操作手段からの操作信号、及び、通信装置と各端末装置間の電灯線通信による電波が、親局と通信装置間の通信に干渉することがなくなり、受信障害がなくなる。
本発明による情報通信システムは、例えば、防災無線システムとして構成されるものであり、親局からディジタル変調された状態でTDMA方式によって無線で送信された複数種類のデータ、例えば、文字データ、音声データ、振動等からなる防災情報を受信する受信部、受信したディジタル変調された防災情報を復調する復調部、受信した防災情報を一時的に記憶するメモリ、受信した防災情報を送信するタイミングを制御する制御部、受信した防災情報を電灯線通信のための通信信号形式に変換するデータインタフェース部、及び、この変換した信号を電灯線を介して送受信するための電灯線通信部を具備した通信装置と、複数種類のデータからなる防災情報のうち該当するデータを電灯線を介して受信する電灯線通信部、受信したデータを通信信号形式から所定のデータに変換するデータインタフェース部、及び、この変換された所定データをデータ毎の出力方法で出力する出力部を具備した少なくとも1以上の端末装置とによって構成され、前記通信装置の制御部では、親局からTDMA方式によって無線で送信されてくる防災情報のアイドルスロットにおいてのみ電灯線通信を行って各端末装置に防災情報のデータを送信するように制御することを特徴とするものであり、さらに、少なくとも1以上の端末装置のうちの1つを外部操作装置とし、この外部操作装置からの操作信号によって前記通信装置又は端末装置の出力等の調整を行えるものとし、この外部操作装置からの操作信号の送信は、前記通信装置が防災情報を受信していない期間でかつ他の防災情報の送信と重ならない期間に行うように前記制御部において制御するようにしたものである。
以下、本発明による情報通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の情報通信システムの実施例としての防災無線システムの全体の概要を図7に基づいて説明する。本発明の防災無線システムは、図7に示すように、親局65から防災情報を発信し、これを各家庭に配置された通信装置11a、11bなどによって受信する。受信した防災情報には様々なデータが含まれており、通信装置11ではこれらの様々なデータを電灯線を介してそれぞれ対応した端末装置である文字表示装置12、バイブレータ装置13などに送信し、これらの文字表示装置12、バイブレータ装置13などでこれらのデータを出力する構成となっている。さらに詳しくは、図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の情報通信システムの実施例としての防災無線システムの構成を示したブロック図であり、図7に示した全体構成のうち、各家庭に配置される部分である通信装置11及び各種の端末装置の詳細な構成を表したものである。この図1に示すように、本発明の防災無線システムは、電灯線10に接続された通信装置11と、電灯線10を介して通信装置11にそれぞれ接続された文字表示装置12、バイブレータ装置13及び外部操作装置14とによって構成されている。
前記通信装置11は、電灯線10に接続されたコンセント15に対してプラグ16を接続し、このプラグ16からケーブル17によって電源部18に電力が供給されている。また、この通信装置11は、図7に示す親局65から送信された防災情報をアンテナ19と高周波受信部20によって受信し、この受信したディジタル変調された信号を復調部21で復調して後段の制御部22及びメモリ23に出力する。この復調部21で復調された信号は、親局65からの制御信号及び放送内容のデータであり、このデータには、音声信号、文字放送指示、文字データ、振動指示などが含まれており、文字放送指示、振動指示などの指示信号は制御部22に入力され、音声信号、文字データなどのデータは一時的にメモリ23に記憶される。
制御部22では、受信して一時的にメモリ23に記憶された音声信号を低周波増幅部24において増幅してスピーカ25から出力するように指示を出し、また、受信した文字放送指示、振動指示等に基づいて、TDM制御部26に対して、メモリ23に記憶された文字データなどをデータインタフェース部27に出力するタイミングを指示する。さらに、この制御部22は、後述する外部操作装置14からの操作信号に基づいて、例えば、スピーカ25の音量調整や音声信号の録音・再生等を行う指示を該当各部に対して行う。
前記TDM制御部26では、親局65からの受信のタイミング、メモリ23からの低周波増幅部24への音声信号の出力のタイミング、データインタフェース部27を介した他の端末装置としての文字表示装置12、バイブレータ装置13及び外部操作装置14との電灯線通信のタイミングなど、複数のタイミングが重ならないように時分割で処理を行うように制御を行っており、このTDM制御部26における時分割処理の優先順位などは、前記制御部22からの指示によって決定される。
データインタフェース部27では、制御部22からの指示に基づいてTDM制御部26から入力された文字データを電灯線通信を行うための所定の形式に変換し、この信号を電灯線通信部28に出力する。同様に、制御部22から前記バイブレータ装置13に対する振動指示信号が入力されるが、この信号は後述する振動モータ43を起動させるためのものであるので、複雑な信号の変換は必要なく、このままの信号を電灯線通信部28に出力する。この電灯線通信部28では、各種の信号を電源部18を介して電灯線10に出力し、この電灯線10を介して文字表示装置12、バイブレータ装置13等と通信を行う。
前記文字表示装置12は、電灯線10に接続されたコンセント29に対してプラグ30を接続し、このプラグ30からケーブル31によって電源部32に電力が供給されている。また、前記通信装置11からの文字データをこの電灯線10を介して受信する。受信した文字データは、ケーブル31、電源部32、電灯線通信部33、データインタフェース部34という経路で入力され、このデータインタフェース部34で表示するための形式に変換した後に制御部35に入力される。制御部35では受信したデータから指示されたタイミングで文字表示部34を制御して文字情報を表示させる。
前記バイブレータ装置13は、電灯線10に接続されたコンセント37に対してプラグ38を接続し、このプラグ38からケーブル39によって電源部40に電力が供給されている。また、前記通信装置11からの振動指示信号をこの電灯線10を介して受信する。受信した振動指示信号は、ケーブル39、電源部40、電灯線通信部41、制御部42という経路で入力され、制御部42では受信したデータから指示されたタイミングで振動モータ43の振動を制御する。
前記外部操作装置14は、電灯線10に接続されたコンセント44に対してプラグ45を接続し、このプラグ45からケーブル46によって電源部47に電力が供給されている。この外部操作装置14は、通信装置11に対して、スピーカ25の音量調整や音声信号の録音・再生等を行うための操作信号を出力するためのものであり、操作部51によって入力された操作信号は、制御部50で送信するタイミングを制御しつつ、後段のデータインタフェース部49において前記操作信号を電灯線通信を行うための所定の形式に変換して電灯線通信部48に出力する。電灯線通信部48では、制御部50で指示されたタイミングでこの変換後の操作信号を電源部47を介して電灯線10に出力し、前記通信装置11においてこの操作信号を受信する。なお、この外部操作装置14において操作信号を送信するタイミングは、前記通信装置11の制御部22及びTDM制御部26によって決定されるものであり、制御部22によってTDM制御部26の時分割された1期間に外部操作装置14から操作信号を送信する指示が入り、このタイミングで外部操作装置14から通信装置11に操作信号を送信する。
次に、通信装置11と他の端末装置である文字表示装置12、バイブレータ装置13及び外部操作装置14との電灯線通信のタイミング制御について図面を用いて説明する。先ず、前記TDM制御部26において行っている時分割制御の大まかな説明を、図2に基づいて行う。この図2に示すように、前記通信装置11が親局65から防災情報を受信する期間と、通信装置11が受信した防災情報を各端末(文字表示装置12、バイブレータ装置13等)に送信するために電灯線通信を行う期間とが重ならないようにTDM制御部26において時分割制御を行う。さらに、電灯線通信を行う期間においても、文字データ伝送期間と振動指示信号を送る期間と外部操作装置14からの操作信号を受信する期間とが重ならないようにTDM制御部26によって制御する。このような制御を行うことにより、親局65からの電波受信中には電灯線通信を停止するので、電灯線通信による高調波が通信装置11のアンテナ19に飛び込むことで発生する受信障害を防止することができる。
上記図2を用いて示した前記TDM制御部26において行っている時分割制御には、例えば、図3に示すようなTDMA方式を採用することができる。この図3において、「CCH」はControl channelの略で、接続制御に必要な制御信号を転送するための種々の機能チャンネルを表したものであり、「TCH」はTraffic channelの略で、音声、文字データなどの情報を伝送するチャンネルを表したものであり、「TR」は電灯線通信による送信/受信が行われるタイミングを表した記号である。CCHの中には、例えば、BCCH(報知チャンネル)といわれるチャンネルがあり、これを受信することで、システムのチャンネル構造、システム情報、規制情報等を取得し、これに基づいて、CCHの中の受信義務のあるチャンネル、アイドルスロットのタイミング及びTCHの内容についての情報が含まれている。さらに具体的には、次にCCHを受取るタイミングとして何秒後にCCHを参照しなさいという指示があったとすると、その間に受信するCCHは受信が必須ではないCCHスロットということになる。また、CCHの中からTCHの内容についての情報も受信するので、受信機側で情報の取捨選択が可能であり、受取る必要のない情報が含まれたTCHスロットが存在する。よって、電灯線通信を行うタイミングとしては、(1)必要でないCCHスロット、(2)アイドルスロット、(3)必要でないTCHスロットの3つの期間が考えられ、これら3つのうち何れかのタイミングで、電灯線通信を行うようにする(図中TRのタイミング)。この構成により、電灯線通信による高調波が通信装置11のアンテナ19に飛び込むことで発生する受信障害を防止することができる。また、上記(1)(3)のタイミングで電灯線通信を行うことで受信障害が発生したとしても、本来必要としない情報部分であるため影響はない。
このように、親局65と通信装置11との通信の合間に電灯線通信を行うタイミング制御について、図2、図3を用いて説明した。しかし、上記のような親局65との通信の合間に電灯線通信を行うのみならず、親局65と通信装置11との通信が完全に停止した後で、メモリ23に記憶した情報に基づいて電灯線通信を行うことも勿論可能である。
前記実施例1においては、通信装置11にスピーカ25を内蔵して構成したが、本発明はこれに限られるものではない。図5に示す11´は、図1に示した通信装置11における低周波増幅部24とスピーカ25を除いたものであり、替わりの音声を出力する手段として、別途電灯線通信によって音声出力装置63に音声データを送信し、この音声出力装置63から音声データを出力する構成としたものである。
図5において、前記音声出力装置63は、電灯線10に接続されたコンセント52に対してプラグ53を接続し、このプラグ53からケーブル54によって電源部55に電力が供給されている。また、前記通信装置11´からの音声データをこの電灯線10を介して受信する。受信した音声データは、ケーブル54、電源部55、電灯線通信部56、データインタフェース部57という経路で入力され、このデータインタフェース部57にて所定の形式の音声データに変換されて一時的にメモリ58に記憶される。メモリ58からの音声データはCODEC59に入力されるとともに制御部60に入力される。このCODEC59においては、アナログ音声信号に変換された後に低周波増幅部61で増幅してスピーカ62から出力する。なお、音声データの出力に関するタイミングは、前記制御部60によって制御されている。
このような構成により、防災情報を受信するための構成と、音声データを出力するための構成を分離することができるので、例えば、操作をする必要のない通信装置11´は電波状態が最も良い箇所(例えば、天井付近など)に設置し、音声出力装置63は普段滞在時間の長い居間などに設置して音量調整等の操作を直接行えるようにすることが可能となる。また、この構成により、通信装置11´部分のみを防水構造として屋外に設置することも可能となるため、電波状況に応じて使用方法を選択することが可能となる。
また、図5に示す実施例において、TDMA方式を採用した電灯線通信を行う場合には、図4に示すタイミングチャートに従って、以下のような応用的使用も可能となる。ディジタル方式のデータを受信しCODECでアナログ信号に変換する方式において、例えば、32KADPCM方式のデータを受信している場合、そのデータの伝送速度は32kbpsであり、電灯線通信ではその速度よりも高速な伝送速度でデータ伝送を行うようにする。この方式において、図5に示す通信装置11´で受信した音声データを受信期間中はメモリ23に蓄積し、空きスロットで蓄積したデータを伝送するようにする。これは、防災無線の無線区間の伝送速度よりも電灯線通信の伝送速度の方がはるかに速いことを利用したもので、音声データを受信期間中に蓄積した音声データは空きスロット期間中に全て伝送可能である。
このようにして音声データを受信した音声出力装置63においては、データを一旦メモリ58に蓄積され、その後もとの伝送速度である32kbpsで読出してCODEC59に送る。CODEC59では、受信データを32KADPCM方式のデータに復号して、これを音声データとして低周波増幅部61によって増幅してスピーカ62から出力する。この方法によれば、親局65から防災情報受信中の隙間に電灯線を通じて音声データを伝送するので、通信装置11´の無線受信に影響を与えず、かつ、受信期間の間の空きスロット期間でのみ電灯線通信をしているにもかかわらず、伝送速度の違いから略同時であるかのように音声データを出力することが可能となる。
前記実施例においては、防災無線システムは、通信装置11(又は11´)と、文字表示装置12、バイブレータ装置13及び外部操作装置14とによって構成したが、本発明はこれに限られるものではなく、パソコンの通信システムも含んだものとすることで、よりノイズの影響のない防災無線システムとすることもできる。例えば、図6に示すように、通信装置11、文字表示装置12及び外部操作装置14とを接続した電灯線10による通信ラインに、さらにパソコン64を接続して、これら全体で電灯線通信ネットワークを構成する。そして、これらのネットワーク間で行う電灯線通信の時分割制御は、無線受信を役割とする通信装置11が送信権制御を単独で請負って行う。この構成により、無線受信に影響を与えることなくパソコンを含んだネットワーク構成が可能となる。
前記実施例においては、扱うデータとして文字データ、音声データ、振動を用いており、これらを出力する構成として、文字表示装置12、バイブレータ装置13、音声出力装置63などを構成要素として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、扱うデータは様々に変更可能なものであり、その様々なデータに合わせた出力装置を適宜構成可能であり、例えば、サイレン発生器、FAX、画像表示端末など、用途に合わせて幅広く変更可能であることは言うまでもない。
本発明の防災無線システムの構成を示したブロック図である。 本発明における電灯線通信の制御方法を示したタイミングチャート図である。 本発明における電灯線通信の制御方法として、TDMA方式を適用した場合のタイミングチャート図である。 図5の構成における電灯線通信の制御方法として、TDMA方式を適用した場合のタイミングチャート図である。 本発明の他の実施例としての防災無線システムの構成を示したブロック図である。 パソコンを含んだネットワーク構成について説明した模式図である。 本発明による防災無線システムの親局65を含んだ全体の概要を示したブロック図である。
符号の説明
10…電灯線、11…通信装置、12…文字表示装置、13…バイブレータ装置、14…外部操作装置、15…コンセント、16…プラグ、17…ケーブル、18…電源部、19…アンテナ、20…高周波受信部、21…復調部、22…制御部、23…メモリ、24…低周波増幅部、25…スピーカ、26…TDM制御部、27…データインタフェース部、28…電灯線通信部、29…コンセント、30…プラグ、31…ケーブル、32…電源部、33…電灯線通信部、34…データインタフェース部、35…制御部、36…文字表示部、37…コンセント、38…プラグ、39…ケーブル、40…電源部、41…電灯線通信部、42…制御部、43…振動モータ、44…コンセント、45…プラグ、46…ケーブル、47…電源部、48…電灯線通信部、49…データインタフェース部、50…制御部、51…、52…コンセント、53…プラグ、54…ケーブル、55…電源部、56…電灯線通信部、57…データインタフェース部、58…メモリ、59…CODEC、60…制御部、61…低周波増幅部、62…スピーカ、63…音声出力装置、64…パソコン、65…親局。

Claims (4)

  1. 親局と、前記親局と情報の通信を行う通信装置と、前記通信装置と情報の通信を行う端末装置とからなり、前記通信装置と前記端末装置の間の通信を電灯線を介して行う情報通信システムにおいて、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うことを特徴とする情報通信システム。
  2. 所定の情報を配信する親局と、親局から送信された情報を受信する受信部、受信した情報を記憶するメモリ、情報を送受信するタイミングを制御する制御部、情報を電灯線通信のための通信信号形式に変換するデータインタフェース部、及び、この変換した信号を電灯線を介して送受信するための電灯線通信部を具備した通信装置と、情報を電灯線を介して送受信する電灯線通信部、情報を通信信号形式から所定のデータ又は所定のデータから通信信号形式に変換するデータインタフェース部、及び、この変換されたデータを出力する出力部を具備した少なくとも1以上の端末装置とによって構成され、前記通信装置の制御部では、前記親局と通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間で情報の授受が行われないタイミングで通信装置と前記端末装置との通信を行うように制御することを特徴とする情報通信システム。
  3. 親局と通信装置の間の通信をTDMA方式で行い、前記親局と前記通信装置との非通信時又は前記親局と前記通信装置との間の通信に必要のないスロットのタイミングで前記通信装置と端末装置との通信を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の情報通信システム。
  4. 少なくとも1以上の端末装置のうちの少なくとも1つに外部操作手段を設け、この外部操作手段からの操作信号によって通信装置又は端末装置の出力等の調整を行えるものとし、この操作信号の送信は、前記通信装置が親局から情報を受信していない期間で、かつ、前記通信装置が他の端末装置との間で情報の送受信をしていない期間に行うように制御部において制御することを特徴とする請求項1乃至3記載の情報通信システム。
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