JP2006080198A - 基板搬送装置及び基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置及び基板搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板の搬送における基板の位置ずれの発生を防止するとともに、全ての種類の基板の生産効率を最適化することができる基板搬送装置を提供する。
【解決手段】 ウエハ搬送装置3は、L/M12内に配置された搬送アーム13と、L/M12の側面において半導体ウエハWを収容するフープ10A〜10Dに対応して設けられたシャッタ37A〜37Dの前に配置された面粗度センサ30A〜30Dと、ウエハ搬送装置3の各構成要素の動作を制御する制御部36とを備え、面粗度センサ30は、搬送アーム13によってフープ10から取り出された半導体ウエハWの裏面の面粗度を測定し、制御部36は、該測定された面粗度に基づいて搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送速度を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板搬送装置及び基板搬送方法に関し、特に、基板を載置して搬送する搬送アームを有する基板搬送装置及び搬送アームに載置されて搬送される基板の基板搬送方法に関する。
通常、基板としての半導体ウエハ(以下「ウエハ」という。)に成膜処理、エッチング処理等の処理を施す基板処理システムは、ウエハを収容して処理を施す複数のプロセスチャンバ(以下「P/C」という。)と、所定枚数のウエハを格納する密閉容器としてのウエハカセットが載置されるウエハカセット載置台と、P/C及びウエハカセット載置台の間に配置された搬送アームとを備え、該搬送アームは、P/C、ロードロックチャンバ(LLM)及びウエハカセット載置台の間においてウエハを搬送する。
このような基板処理システムでは、ウエハに対して複数のP/Cにより種々の処理が順に施されるため、複数のP/C間の搬送においてウエハの相対的な位置ずれが発生すると、ウエハ上において正確な配線パターンを形成することができない。したがって、基板処理システムでは、ウエハの搬送の際、相対的な位置ずれの発生を防止する必要がある。
一般に、ウエハの相対的な位置ずれの発生を防止するためには、ウエハを搬送アームのウエハ載置部(以下「ピック」という。)に静電吸着し、若しくは真空吸着するのが好ましいが、従来の基板処理システムでは、ウエハに残留した静電気がウエハへのパーティクルの付着の要因となるため、ウエハをピックに静電吸着することができず、さらに、ウエハは真空中において搬送されるため、ウエハをピックに真空吸着することもできない。
そこで、従来の基板処理システムでは、搬送速度に起因するウエハの慣性力が摩擦力よりも小さくなるように、ピックにウエハを載置した搬送アームを比較的遅い動作速度で作動させることにより、ウエハのピックに対する相対的な位置ずれの発生を防止している。
生産性向上の観点から最適な搬送アームの動作速度(以下「搬送速度」という。)を決定する方法として、位置決め装置(以下「オリエンタ」という。)によって位置決めを行ったウエハを所定の位置まで任意の搬送速度で搬送し、その後、ウエハを十分に遅い速度でオリエンタまで戻し、該オリエンタにおいてウエハの位置ずれを測定することを任意の搬送速度を変化させながら繰り返して実行し、複数の任意の搬送速度とウエハの位置ずれとの関係に基づいて、最適な搬送速度を決定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
近年、半導体デバイスの生産形態は、少品種大量生産から多品種少量生産へ移行しつつあるため、一の基板処理システムにおいて、多くの種類のウエハを処理する必要があるが、これらのウエハの裏面における面粗度は互いに異なるため、発生する摩擦力が異なり、全ての種類のウエハのそれぞれにおける最適な搬送速度は互いに異なる。
これら全ての種類のウエハのそれぞれに最適な搬送速度を設定する場合、その都度基板処理システムをダウンさせる必要があり、生産効率が悪化するため、全ての種類のウエハのうち最も大きな相対的な位置ずれが発生するウエハの最適な搬送速度を当該基板処理システムの搬送速度として設定している。
特開2001−22423号公報
しかしながら、上述した基板処理システムでは、最適な搬送速度で搬送されない種類のウエハが数多く処理されることになるため、当該基板処理システムは、必ずしも全ての種類のウエハの生産効率の観点からは最適なものではないという問題がある。
本発明の目的は、基板の搬送における基板の位置ずれの発生を防止するとともに、全ての種類の基板の生産効率を最適化することができる基板搬送装置及び基板搬送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板搬送装置は、基板を載置して該基板に処理を施す基板処理装置へ搬送する搬送手段を備える基板搬送装置において、前記基板における載置面の面状態を判定する面状態判定手段と、前記判定された面状態に基づいて前記搬送手段による前記基板の搬送速度を設定する搬送速度設定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板搬送装置は、請求項1記載の基板搬送装置において、前記面状態判定手段は、前記搬送手段により搬送される前記基板の搬送経路上に配置されることを特徴とする。
請求項3記載の基板搬送装置は、請求項1又は2記載の基板搬送装置において、前記搬送速度設定手段は、前記判定された面状態に基づいて前記載置面の摩擦係数を算出することを特徴とする。
請求項4記載の基板搬送装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板搬送装置において、前記搬送速度設定手段は、第1の所定の枚数の前記基板から判定された前記面状態に基づいて、第2の所定の枚数の前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする。
請求項5記載の基板搬送装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板搬送装置において、前記基板の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定手段を備え、前記搬送速度設定手段は、前記基板の任意の搬送速度及び該任意の搬送速度に対応する前記位置ずれ量の関係に基づいて、前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする。
請求項6記載の基板搬送装置は、請求項5記載の基板搬送装置において、前記位置ずれ量測定手段は、前記搬送手段により搬送される前記基板の搬送経路上に配置されることを特徴とする。
請求項7記載の基板搬送装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基板搬送装置において、前記判定される面状態は面粗度であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の基板搬送方法は、基板を載置して該基板に処理を施す基板処理装置へ搬出入する搬送手段によって前記基板を搬送する基板搬送方法であって、前記基板における載置面の面状態を判定する面状態判定ステップと、前記判定された面状態に基づいて前記搬送手段による前記基板の搬送速度を設定する搬送速度設定ステップとを有することを特徴とする。
請求項9記載の基板搬送方法は、請求項8記載の基板搬送方法において、前記搬送速度設定ステップは、前記判定された面状態に基づいて前記載置面の摩擦係数を算出することを特徴とする。
請求項10記載の基板搬送方法は、請求項8又は9記載の基板搬送方法において、前記搬送速度設定ステップは、第1の所定の枚数の前記基板から判定された前記面状態に基づいて、第2の所定の枚数の前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする。
請求項11記載の基板搬送方法は、請求項8乃至10のいずれか1項に記載の基板搬送方法において、前記基板の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定ステップをさらに有し、前記搬送速度設定ステップは、前記基板の任意の搬送速度及び該任意の搬送速度に対応する位置ずれ量の関係に基づいて、前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする。
請求項1記載の基板搬送装置及び請求項8記載の基板搬送方法によれば、基板における載置面の面状態が判定され、該判定された面状態に基づいて基板の搬送速度が設定されるので、処理が施される全ての種類の基板について基板の位置ずれの発生防止の観点から最適な搬送速度を設定することができ、もって、基板の位置ずれの発生を防止するとともに、全ての種類の基板の生産効率を最適化することができる。
請求項2記載の基板搬送装置によれば、基板の搬送経路上において基板における載置面の面状態が判定されるので、面状態の判定を効率よく行うことができ、生産効率を向上することができる。
請求項3記載の基板搬送装置及び請求項9記載の基板搬送方法によれば、判定された面状態に基づいて載置面の摩擦係数が算出されるので、基板の摩擦力を正確に予測することができ、基板の位置ずれの発生防止の観点からより最適な搬送速度を設定することができる。
請求項4記載の基板搬送装置及び請求項10記載の基板搬送方法によれば、第1の所定の枚数の基板から判定された面状態に基づいて、第2の所定の枚数の基板の搬送速度が設定されるので、基板の枚葉毎に搬送速度を設定する必要が無く、生産効率をより向上することができる。
請求項5記載の基板搬送装置及び請求項11記載の基板搬送方法によれば、基板の任意の搬送速度及び該任意の搬送速度に対応する基板の位置ずれ量の関係に基づいて、基板の搬送速度が設定されるので、基板の位置ずれの発生を防止しつつ、搬送速度をさらに向上することができる。
請求項6記載の基板搬送装置によれば、基板の搬送経路上において基板の位置ずれ量が測定されるので、基板の位置ずれ量の測定を効率よく行うことができ、さらに生産効率を向上することができる。
請求項7記載の基板搬送装置によれば、判定される面状態は面粗度であるので、センサ等により容易に測定することができ、もって基板搬送装置のコストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る基板搬送装置及び基板搬送方法について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板搬送装置を備える基板処理システムの概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理システム1は、基板としての半導体ウエハWに対して枚葉毎に成膜処理、拡散処理、エッチング処理等の各種処理を施す基板処理装置2と、該基板処理装置2に対して半導体ウエハWを搬入、搬出するウエハ搬送装置(基板搬送装置)3とを備える。
基板処理装置2は、真空引き可能に構成されたトランスファモジュール(以下「T/M」という。)4と、ゲートバルブ5A〜5Dを介してT/M4に連結された4つのプロセスチャンバ(以下「P/C」という。)6A〜6Dとを有し、各P/C6A〜6Dにおいて同種の或いは異種の処理を半導体ウエハWに対して施すように構成されている。各P/C6A〜6D内には、半導体ウエハWを載置するためのサセプタ7A〜7Dがそれぞれ配置されている。また、T/M4内には、屈伸及び旋回自在になされたフロッグレッグタイプの移載アーム8が配置され、該移載アーム8は各P/C6A〜6D間や後述するロードロック室9A,9B間において半導体ウエハWを搬送する。なお、移載アーム8は、フロッグレッグタイプに限られず、スカラタイプやダブルアームタイプであってもよい。
一方、ウエハ搬送装置3は、ウエハカセット10A〜10Dを載置するウエハカセット載置台11と、T/M4に連結された2つのロードロック室(以下「L/L室」という。)9A,9Bと、ウエハカセット載置台11及びL/L室9A,9Bの間に配置された大気搬送系のローダモジュール(以下「L/M」という。)12とを有する。ウエハカセット載置台11は上面が平面を呈する台状物であり、該上面には、図1に示すように、4つのウエハカセット10A〜10Dが並列状に載置可能である。各ウエハカセット10A〜10Dは、例えば、25枚の半導体ウエハWを等ピッチで多段に載置して収容する。
L/M12は、直方体状の箱状物であり、内部において半導体ウエハWを搬送するスカラタイプの搬送アーム(搬送手段)13と、L/M12の長さ方向に沿って中心部に延設されたガイドレール14と、該ガイドレール14に並設されたボールネジ15を軸中心に回転駆動させる移動機構としての駆動モータ17とを有する。
L/M12の基板処理装置2側の側面には、T/M4との間を連結するために真空引き可能に構成された2つのL/L室9A,9Bが配置されている。各L/L室9A、9B内には、半導体ウエハWを載置するウエハ載置台19A,19Bが配置されていると共に、各L/L室9A、9Bの前後には、T/M4或いはL/M12へ連通するためのゲートバルブ20A,20B及び21A,21Bがそれぞれ配置されている。
また、L/M12の基板処理装置2と反対側の側面には、ウエハカセット載置台11が配置され、当該側面において各ウエハカセット10A〜Dに対応して設けられたシャッタ37A〜37Dは、各ウエハカセット10A〜DとL/M12内部を連通させる。
搬送アーム13は、ガイドレール14及びボールネジ15に係合する基部16を有し、該基部16は、下部に設けられたガイドレール溝(図示せず)を介してガイドレール14によりL/M12の長さ方向に沿ってスライド移動可能に支持されると共に、図中左右方向に貫通して設けられたねじ穴(図示せず)によってボールネジ15と螺合する。ここで、L/M12の一端には、ボールネジ15に連結された駆動モータ17が配置されている。したがって、該駆動モータ17を回転駆動することにより、搬送アーム13はガイドレール14に沿って自在に移動する。
また、搬送アーム13は、屈伸可能に構成された多関節状の搬送アーム腕部23と、該搬送アーム腕部23の先端に取り付けたU字状のピック24とを有し、該ピック24は半導体ウエハWを直接的に載置するように構成されている。該搬送アーム13は、図2に示すように、同じく屈伸可能に構成されたマッピングアーム25を有しており、該マッピングアーム25の先端には、例えば、レーザ光を発して半導体ウエハWの有無を確認するマッピングセンサ(図示せず)が配置されている。これらの搬送アーム腕部23とマッピングアーム25との各基端は、基部16から立設されたアーム基端部支柱26に沿って昇降する昇降台27に連結されている。また、当該アーム基端部支柱26は旋回可能に構成されている。ここで、ウエハカセット10に収容されている半導体ウエハWの位置を認識するために行うマッピング操作では、マッピングアーム25を延ばした状態で、該マッピングアーム25が上昇或いは下降することにより、ウエハカセット10内における半導体ウエハWの位置を確認する。
搬送アーム13は、上述したように、ガイドレール14に沿って移動自在であり、搬送アーム腕部23によって屈曲自在であり、さらに、アーム基端部支柱26によって旋回自在であるため、ピック24に載置した半導体ウエハWを、ウエハカセット10A〜10D、後述のオリエンタ18及びL/L室9A,9Bの間において自在に搬送することができる。
また、L/M12の他端には、半導体ウエハWの位置決め(プリアライメント)を行う位置決め装置としてのオリエンタ18が配置されている。該オリエンタ18は、内部において駆動モータ(図示せず)によって回転される回転基準台28を有し、該回転基準台28は半導体ウエハWを載置した状態で回転するように構成されている。回転基準台28の外周には、半導体ウエハWの周縁部を検出するための光学センサ(位置ずれ量測定手段)29が配置されている。該光学センサ29は、半導体ウエハWの周縁部を挟んで対向するとともに、回転基準台28の半径方向に沿って配置された所定の長さの発光素子及び受光素子からなる。
オリエンタ18では、半導体ウエハWをプリアライメントする際、回転基準台28によって半導体ウエハWを回転させつつ、光学センサ29によってレーザ光を周縁部に照射し、受光素子におけるレーザ光の受光面積から半導体ウエハWの位置ずれ量を測定し、該測定された位置ずれ量に基づいてプリアライメント機構(図示せず)によって半導体ウエハWのプリアライメントを行う。
L/M12の内部において各ウエハカセット10A〜10Dに対応するシャッタ37A〜37Dの前には、半導体ウエハWの裏面(載置面)の面粗度を測定する面粗度センサ(面状態判定手段)30A〜30Dがそれぞれ配置されている。該面粗度センサ30は、図3に示すように、半導体ウエハWの裏面に対向するように配置され、半導体ウエハWの裏面におけるピック24によって覆われていない部分に向けてレーザ光を照射すると共に、裏面から反射されたレーザ光を受光して半導体ウエハWの裏面状態を判定する、すなわち面粗度を測定する。また、面粗度センサ30は後述する制御部36に接続され、測定した面粗度のデータを制御部36に送信する。
面粗度センサ30は半導体ウエハWの裏面に向けてレーザ光を照射することによって当該裏面の面粗度を測定するが、面粗度センサ30がLEDからなり、該LEDにより裏面を照射して反射率を測定することによって半導体ウエハWの裏面状態を判定してもよい。また、面粗度センサ30が配置される場所は、搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送経路上におけるいずれの場所でもよく、これにより、裏面の面粗度の測定のために半導体ウエハWを搬送路以外の箇所へ搬送する必要をなくすことができるが、ウエハ搬送装置3では、搬送アーム13がウエハカセット10から半導体ウエハWを取り出した後、シャッタ37の前で一旦作動を停止するため、半導体ウエハWの搬送効率の観点から、面粗度センサ30は、上述したようにシャッタ37の前に配置されるのが好ましい。
さらに、L/M12の内部においてオリエンタ18及びL/L室9A,9Bの間における半導体ウエハWの搬送経路上には、半導体ウエハWの位置ずれ量を測定するウエハ位置測定器(位置ずれ量測定手段)31が配置されている。ウエハ位置測定器31は、図4に示すように、半導体ウエハWの周縁部において互いに等間隔に配置される3つの光学センサ32A,32B,32Cからなり、各光学センサ32は、半導体ウエハWの周縁部を挟んで対向するとともに、半導体ウエハWの半径方向に沿って配置された所定の長さの発光素子33及び受光素子34、並びに、発光素子33におけるレーザ光の発光面積に対する受光素子34におけるレーザ光の受光面積の比率(受光率)を算出する受光率算出部35を有する。また、受光率算出部35は制御部36に接続され、算出した受光率のデータを制御部36に送信する。該受光率のデータを受信した制御部36は、該受光率及び各光学センサ32の配置方向に基づいて半導体ウエハWの位置ずれ量を測定する。ウエハ位置測定器31では、3方向において各光学センサ32の受光率を算出するので、半導体ウエハWの位置ずれ量を正確に測定することができる。また、受光率のデータを受信した制御部36は、測定した位置ずれ量をベクトル解析することによって位置ずれ量の絶対値と位置ずれ方向を測定することができ、若しくは、各光学センサ32の配置方向に基づいて予め定義されている基準点から半導体ウエハWの位置までの差分を算出することによって位置ずれ量の絶対値と位置ずれ方向を測定することができる。
なお、上述したオリエンタ18が光学センサ29の代わりにウエハ位置測定器31を備えていてもよく、また、ウエハ位置測定器31は、半導体ウエハWの搬送経路上に配置されるのであれば、L/M12の内部ではなく、T/M4の内部に配置されていてもよい。
また、ウエハ搬送装置3は、ウエハ搬送装置3の各構成要素の動作を制御する制御部36を備える。この制御部36は、枚葉毎に、半導体ウエハWの裏面の面粗度に基づいて搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送速度を設定する。
具体的には、面粗度センサ30によって測定された裏面の面粗度のデータを受信し、該受信した面粗度に基づいて、枚葉毎に、予め設定された面粗度−搬送速度テーブル等から搬送速度を抽出する、若しくは、予め定義された搬送速度算出式により搬送速度を算出する。そして、駆動モータ17や搬送アーム腕部23の動作を制御して、搬送アーム13を得られた搬送速度で半導体ウエハWを搬送するように作動させる。ここで、面粗度−搬送速度テーブルでは、各面粗度に対して半導体ウエハWの位置ずれが発生しない最大の搬送速度(以下「最適搬送速度」という)が対応づけられ、搬送速度算出式は、各面粗度に対する最適搬送速度が算出されるように定義されている。
また、制御部36は、最適搬送速度だけでなく、各面粗度に対して半導体ウエハWの位置ずれが発生しない最大の搬送加速度を算出するように構成されていてもよい。例えば、制御部36は、図5(A)に示す台形駆動の場合や図5(B)に示すS字駆動の場合において、受信した面粗度データの値が大きいときには、最適搬送速度を大きく設定するだけでなく、最適搬送速度に至るまでの加速度も大きく設定し、受信した面粗度データの値が小さいときには、最適搬送速度を小さく設定するだけでなく、最適搬送速度に至るまでの加速度も小さく設定する。
以下、上述したウエハ搬送装置3において実行されるウエハ搬送方法について説明する。
図6は、図1のウエハ搬送装置において実行されるウエハ搬送処理のフローチャートである。図6の処理は半導体ウエハWの枚葉毎に実行される。
図6において、搬送アーム13がウエハカセット10から半導体ウエハWを取り出し(ステップS61)、搬送アーム13がシャッタ37の前で一端作動を停止したとき、面粗度センサ30が半導体ウエハWの裏面の面粗度を測定し(面状態判定ステップ)(ステップS62)、制御部36が、測定された面粗度に基づいて、予め設定された面粗度−搬送速度テーブルや予め定義された搬送速度算出式により最適搬送速度を算出して(ステップS63)、該算出した最適搬送速度を搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送速度として設定し(搬送速度設定ステップ)(ステップS64)、さらに、制御部36は、駆動モータ17や搬送アーム腕部23の動作を制御して、搬送アーム13を最適搬送速度で半導体ウエハWを搬送するように作動させ(ステップS65)、本処理を終了する。
上述したウエハ搬送装置3及びウエハ搬送方法によれば、半導体ウエハWにおける裏面の面粗度が測定され、該測定された面粗度に基づいて搬送アーム13による半導体ウエハWの最適搬送速度が設定されるので、基板処理装置2で処理を施す、全ての種類の半導体ウエハWのそれぞれについて最適搬送速度を設定することができ、もって、半導体ウエハWの位置ずれの発生を防止するとともに、全ての種類の半導体ウエハWのそれぞれについての生産効率を最適化することができる。
また、ウエハ搬送装置3によれば、搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送経路上において半導体ウエハWの裏面の面粗度及び半導体ウエハWの位置ずれ量が測定されるので、面粗度及び半導体ウエハWの位置ずれ量の測定を効率よく行うことができ、半導体ウエハWの生産効率を向上することができる。
さらに、ウエハ搬送装置3によれば、測定される半導体ウエハWの裏面状態は面粗度であるので、光学センサ等により容易に測定することができ、もってウエハ搬送装置3のコストを低減することができる。
上述したウエハ搬送装置3では、制御部36が送信された面粗度から面粗度−搬送速度テーブルや搬送速度算出式に基づいて直接的に最適搬送速度を算出したが、制御部36は送信された面粗度から直接的に最適搬送速度を算出するのではなく、裏面の摩擦係数を算出してもよい。これにより、算出された摩擦係数と半導体ウエハWの重量とに基づいて摩擦力を正確に予測することができ、該予測された摩擦力を超えない慣性力が半導体ウエハWに作用する最大の搬送速度を算出することにより、半導体ウエハWの搬送速度をより最適なものにすることができる。
また、上述したウエハ搬送装置3では、制御部36が、枚葉毎に半導体ウエハWの裏面の面粗度に基づいて搬送アーム13による半導体ウエハWの搬送速度を設定したが、一定の枚数の同種の半導体ウエハWに処理を施す場合、面粗度センサ30が、1つのウエハカセット10に収容されている半導体ウエハWのうち、最初に処理される所定枚数(第1の所定の枚数)、例えば、5枚の半導体ウエハWや同一ロットにおいて処理される半導体ウエハWのうち、初期段階において処理される所定枚数(第1の所定の枚数)、例えば、5枚の半導体ウエハWにおける裏面の面粗度を測定し、制御部36は、測定された所定枚数の半導体ウエハWにおける裏面の面粗度に基づいて、1つのウエハカセット10に収容されている残り(第2の所定の枚数)の半導体ウエハWや、同一ロットにおいて処理される残り(第2の所定の枚数)の半導体ウエハWの搬送アーム13による搬送速度を設定してもよい。これにより、半導体ウエハWの枚葉毎に最適搬送速度を設定する必要が無く、制御部36の演算回数を少なくすることができ、半導体ウエハWの生産効率をより向上することができる。
上述したウエハ搬送装置3では、制御部36は、算出した最適搬送速度を搬送アーム13の搬送速度として設定したが、当該算出した最適搬送速度を移載アーム8の搬送速度として設定してもよく、この場合、制御部36は、移載アーム8を最適搬送速度で半導体ウエハWを搬送するように作動させる。
上述したウエハ搬送装置3では、最適搬送速度を算出するために面粗度−搬送速度テーブルを予め設定し、または、搬送速度算出式を予め定義する必要がある。これらの面粗度−搬送速度テーブルの設定や、搬送速度算出式の定義を行うためには、面粗度と最適搬送速度との相関関係を解析する必要がある。したがって、半導体ウエハWに処理を施す前に、ウエハ搬送装置3において、各面粗度に対応する最適搬送速度を学習する必要があるため、ウエハ搬送装置3では以下に説明する最適搬送速度の学習方法が実行される。
図7は、図1のウエハ搬送装置において実行される最適搬送速度の学習処理のフローチャートである。
図7において、例えば、ユーザによってウエハ搬送装置3に接続されたユーザインターフェイス(図示せず)に表示されたメニューから最適搬送速度の学習モードが選択されると、まず、制御部36は、複数の任意の学習用搬送速度、例えば、高速、中速、低速のいずれかを試験速度として設定し、さらに、各速度に対応する学習用ウエハ枚数(以下「試験枚数」という。)を設定する(ステップS71)。
次いで、搬送アーム13がウエハカセット10から半導体ウエハWを取り出し(ステップS72)、搬送アーム13がシャッタ37の前で一端作動を停止したとき、面粗度センサ30が半導体ウエハWの裏面の面粗度を測定し(ステップS73)、さらに、搬送アーム13は、半導体ウエハWを試験速度でオリエンタ18まで搬送し(ステップS74)、オリエンタ18は、光学センサ29によって半導体ウエハWの位置ずれ量を測定し(位置ずれ量測定ステップ)(ステップS75)、該測定された位置ずれ量のデータを制御部36に送信する。
次いで、制御部36はメモリ(図示せず)に測定された面粗度及び位置ずれ量のデータを格納し(ステップS76)、試験速度で搬送された半導体ウエハWの枚数が試験速度の試験枚数以上であるか否かを判別する(ステップS77)。
搬送された半導体ウエハWの枚数が試験枚数未満である場合には、そのままステップS72に戻る一方、搬送された半導体ウエハWの枚数が試験枚数以上である場合には、位置ずれ量を測定していない他の学習用搬送速度があるか否かを判別し(ステップS78)、他の学習用搬送速度がある場合には、他の学習用搬送速度を新たな試験速度として設定すると共に、当該新たな試験速度の試験枚数を設定して(ステップS79)ステップS72に戻る一方、他の学習用搬送速度が無い場合には、ステップS80に進行する。
次いで、ステップS80において、高速、中速、低速の全ての学習用搬送速度について裏面の面粗度と位置ずれ量をメモリに格納した制御部36は、各速度について面粗度の平均値と、位置ずれ量の平均値及び標準偏差(σ)とを算出し、所定の許容位置ずれ量と位置ずれ量の平均値+3σとを比較して、位置ずれ量の平均値+3σが所定の許容位置ずれ量を超えず、且つ所定の許容位置ずれ量と位置ずれ量の平均値+3σとの差が最も小さくなる学習用搬送速度を判定し、該判定された学習用搬送速度を当該学習用搬送速度に対応する面粗度の平均値における最適搬送速度として算出し(ステップS81)、該算出した最適搬送速度をメモリに格納して本処理を終了する。
上述した図7の処理は、以前に基板処理装置2で処理を施したことがない種類の半導体ウエハWを格納するウエハカセット10がウエハカセット載置台11に載置される度に、実行される。そして、所定の数の最適搬送速度及び該最適搬送速度に対応する面粗度の平均値がメモリに格納されると、制御部36は、メモリに格納された所定の数の最適搬送速度及び該最適搬送速度に対応する面粗度の平均値に基づいて、最適搬送速度と面粗度の相関関係を解析して、面粗度−搬送速度テーブルの設定や、搬送速度算出式の定義を行う。
上述した最適搬送速度の学習方法によれば、複数の任意の学習用搬送速度のそれぞれにおいて、各学習用搬送速度に対応する半導体ウエハWの位置ずれ量、及び当該半導体ウエハWの裏面の面粗度が測定され、所定の許容位置ずれ量と測定された位置ずれ量の平均値+3σとの比較において、位置ずれ量の平均値+3σが所定の許容位置ずれ量を超えず、且つ所定の許容位置ずれ量と位置ずれ量の平均値+3σとの差が最も小さくなる学習用搬送速度が、当該面粗度における最適搬送速度として設定されるので、発生する半導体ウエハWの位置ずれ量と所定の許容位置ずれ量との差を極小にしつつ、搬送速度をさらに向上することができる。
上述した最適搬送速度の学習方法では、シャッタ37の前からオリエンタ18までの搬送における位置ずれ量を測定したが、オリエンタ18において半導体ウエハWをプリアライメントした後、半導体ウエハWを搬送アーム13によって試験速度でウエハ位置測定器31まで搬送し、ウエハ位置測定器31によって半導体ウエハWの位置ずれ量を測定してもよい。この場合、搬送前に半導体ウエハWがプリアライメントされるので、ウエハ位置測定器31によって測定された位置ずれ量は、オリエンタ18からウエハ位置測定器31までの搬送における位置ずれ量を真に表す。したがって、当該位置ずれ量に基づいて最適搬送速度を学習すると、最適搬送速度をより正確なものにすることができる。
また、測定される位置ずれ量は、上述したシャッタ37の前及びオリエンタ18の間、又はオリエンタ18及びウエハ位置測定器31の間の位置ずれ量に限られず、例えば、途中で処理が行われるように、オリエンタ18→L/L室9→T/M4→P/C6→T/M4→L/L室9→オリエンタ18の搬送における位置ずれ量であってもよく、この場合、基板処理装置2における搬送で発生する位置ずれ量、すなわち、移載アーム8の搬送による位置ずれ量を考慮に入れて最適搬送速度を設定することができる。
上述した最適搬送速度の学習方法では、算出した最適搬送速度を一端メモリに格納したが、最適搬送速度を算出した後、直ちにウエハカセット10に収容されている残りの半導体ウエハWや、同一ロットにおける残りの半導体ウエハWに処理を施す場合には、制御部36は、算出した最適搬送速度をメモリに格納せず、且つ各半導体ウエハWの裏面の面粗度を測定することなく、搬送アーム13を当該最適搬送速度で半導体ウエハWを搬送するように作動させてもよい。これにより、作業効率をさらに向上することができる。
上述した実施の形態では、本発明をウエハ搬送装置に適用した場合について説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られず、例えば、上述した基板処理装置2、塗布現像装置、基板洗浄装置、熱処理装置、蝕刻装置、又は基板検査装置等の半導体ウエハWを搬送する搬送手段、例えば、移載アーム8等を有する装置であれば本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態では、搬送される基板が半導体ウエハであったが、搬送される基板はこれに限られず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
また、上述した実施の形態におけるウエハ搬送装置3に接続される基板処理装置2は、T/M4の周りに放射状に配置された4つのP/C6A〜6Dと、T/M4内に配置された1つの移載アーム8とを有するが、ウエハ搬送装置3に接続される基板処理装置はこれに限られず、例えば、図8に示す、T/M81の周りに放射状に配置された6つのP/C82A〜82Fと、T/M81内に配置された2つのスカラタイプの搬送アームからなるダブルアームタイプの移載アーム83とを有する基板処理装置80や、図9に示す、P/C91及びスカラタイプの移載アーム92を内蔵するL/L室93から構成されるプロセスシップ94を2つ備え、各プロセスシップ94が互いに平行に配置される基板処理装置90であってもよい。なお、ウエハ搬送装置3に基板処理装置90が接続される場合、ウエハ搬送装置3はL/L室9A,9Bを備えず、L/M12が各L/L室93に接続される。
本実施の形態に係る基板搬送装置を備える基板処理システムの概略構成を示す平面図である。 図1のウエハ搬送装置における搬送アームの概略構成を示す側面図である。 図1のウエハ搬送装置における面粗度センサの概略構成を示す図であり、図3(A)は平面図であり、図3(B)は側面図である。 図1のウエハ搬送装置におけるウエハ位置測定器の概略構成を示す図であり、図4(A)は平面図であり、図4(B)は側面図である。 図1のウエハ搬送装置における制御部36による最適搬送速度の制御例を示す図であり、図5(A)は台形駆動の場合であり、図5(B)はS字駆動の場合である。 図1のウエハ搬送装置において実行されるウエハ搬送処理のフローチャートである。 図1のウエハ搬送装置において実行される最適搬送速度の学習処理のフローチャートである。 図1のウエハ搬送装置に接続される他の基板処理装置の概略構成を示す図である。 図1のウエハ搬送装置に接続されるさらに他の基板処理装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ
1 基板処理システム
2,80,90 基板処理装置
3 ウエハ搬送装置
4,81 T/M(トランスファモジュール)
5A〜5D,20A,20B,21A,21B ゲートバルブ
6A〜6D,82A〜F,91 P/C(プロセスチャンバ)
7A〜7D サセプタ
8,83,92 移載アーム
9A〜9D,93 L/L(ロードロック)室
10A〜10D ウエハカセット
11 ウエハカセット載置台
12 L/M(ローダモジュール)
13 搬送アーム
14 ガイドレール
15 ボールネジ
16 基部
17 駆動モータ
18 オリエンタ
19A,19B ウエハ載置台
23 搬送アーム腕部
24 ピック
25 マッピングアーム
26 アーム基端部支柱
27 昇降台
28 回転基準台
29 光学センサ
30,32A,32B,32C 面粗度センサ
31 ウエハ位置測定器
33 発光素子
34 受光素子
35 受光率算出部
36 制御部
37 シャッタ
94 プロセスシップ

Claims (11)

  1. 基板を載置して該基板に処理を施す基板処理装置へ搬送する搬送手段を備える基板搬送装置において、
    前記基板における載置面の面状態を判定する面状態判定手段と、
    前記判定された面状態に基づいて前記搬送手段による前記基板の搬送速度を設定する搬送速度設定手段とを備えることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記面状態判定手段は、前記搬送手段により搬送される前記基板の搬送経路上に配置されることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 前記搬送速度設定手段は、前記判定された面状態に基づいて前記載置面の摩擦係数を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の基板搬送装置。
  4. 前記搬送速度設定手段は、第1の所定の枚数の前記基板から判定された前記面状態に基づいて、第2の所定の枚数の前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  5. 前記基板の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定手段を備え、
    前記搬送速度設定手段は、前記基板の任意の搬送速度及び該任意の搬送速度に対応する前記位置ずれ量の関係に基づいて、前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  6. 前記位置ずれ量測定手段は、前記搬送手段により搬送される前記基板の搬送経路上に配置されることを特徴とする請求項5記載の基板搬送装置。
  7. 前記判定される面状態は面粗度であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  8. 基板を載置して該基板に処理を施す基板処理装置へ搬出入する搬送手段によって前記基板を搬送する基板搬送方法であって、
    前記基板における載置面の面状態を判定する面状態判定ステップと、
    前記判定された面状態に基づいて前記搬送手段による前記基板の搬送速度を設定する搬送速度設定ステップとを有することを特徴とする基板搬送方法。
  9. 前記搬送速度設定ステップは、前記判定された面状態に基づいて前記載置面の摩擦係数を算出することを特徴とする請求項8記載の基板搬送方法。
  10. 前記搬送速度設定ステップは、第1の所定の枚数の前記基板から判定された前記面状態に基づいて、第2の所定の枚数の前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする請求項8又は9記載の基板搬送方法。
  11. 前記基板の位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定ステップをさらに有し、
    前記搬送速度設定ステップは、前記基板の任意の搬送速度及び該任意の搬送速度に対応する位置ずれ量の関係に基づいて、前記基板の搬送速度を設定することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の基板搬送方法。
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