JP2006078776A - 画像形成方法及び電子写真用転写紙 - Google Patents
画像形成方法及び電子写真用転写紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006078776A JP2006078776A JP2004262626A JP2004262626A JP2006078776A JP 2006078776 A JP2006078776 A JP 2006078776A JP 2004262626 A JP2004262626 A JP 2004262626A JP 2004262626 A JP2004262626 A JP 2004262626A JP 2006078776 A JP2006078776 A JP 2006078776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- paper
- image
- fixing
- transfer paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】 電子写真方式により用紙表面にトナー画像を形成する画像形成工程と、定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法であって、前記トナーの体積平均粒径が2〜5μmの範囲であり、前記用紙が塗工層が形成されていない転写紙であり、該転写紙の十点平均表面粗さが5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であり、かつ、前記用紙表面の単色あたりのトナー載り量が0.10〜0.35mg/cm2の範囲であることを特徴とする画像形成方法である。
【選択図】 なし
Description
すなわち、本発明は、間接乾式電子写真方式のフルカラー複写機及びプリンター等において、用紙として顔料及び接着剤を含む塗工層が設けられていない転写紙を用い、体積平均粒径が2〜5μmの範囲の小粒径トナーを使用し、単色あたりの最大トナー載り量が一定量以下の画像を転写し定着しても、定着部材の離型性の低下が少なく、定着部材の寿命低下を抑制した画像形成方法及びそれに用いる電子写真用転写紙を提供することを目的とする。
<1> 少なくとも、トナーを含む現像剤を用いた電子写真方式により、用紙表面に未定着のトナー画像を形成する画像形成工程と、該トナー画像を加熱及び圧着することにより定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法であって、
前記トナーの体積平均粒径が2〜5μmの範囲であり、前記用紙が表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されていない転写紙であり、該転写紙の十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であり、かつ、前記用紙表面に形成される単色あたりのトナー載り量が0.1〜0.35mg/cm2の範囲であることを特徴とする画像形成方法である。
(a)けん化度が90mol%以上のポリビニルアルコール
(b)変性ポリビニルアルコール
(c)スチレン−無水マレイン酸共重合体
(d)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
(e)スチレン−ブタジエン共重合体
(f)ポリアクリル酸エステル
表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されておらず、十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であることを特徴とする電子写真用転写紙である。
本発明の画像形成方法は、少なくとも、トナーを含む現像剤を用いた電子写真方式により、用紙表面に未定着のトナー画像を形成する画像形成工程と、該トナー画像を加熱及び圧着することにより定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法であって、前記トナーの体積平均粒子径が2〜5μmの範囲であり、前記用紙が表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されていない転写紙であり、該転写紙の十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であり、かつ、前記用紙表面に形成される単色あたりの最大トナー載り量が0.1〜0.35mg/cm2の範囲であることを特徴とする。
また、本発明の電子写真用転写紙は、上記画像形成方法に用いられる転写紙であって、表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されておらず、十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であることを特徴とする。
以下、併せて説明する。
本発明における十点平均粗さRzの測定は、サーフコーダーSE−30を用いた。測定条件は、本発明の十点平均粗さRz5〜18μmの範囲では基準長さの標準値が異なっているので、Rzが10μm以下の場合は基準長さ(L)=0.8mm、評価長さ(Ln)=4mm、またRzが10μmを超えた場合は、基準長さ(L)=2.5mm、評価長さ(Ln)=12.5mmで実施されたもので、十点平均表面粗さ(Rz)を5〜18μmと単に記載した場合でも、基準長さ、評価長さは上記の値で測定したものである(記載についてはμmRz、L mm、Ln mmの順で記載することもある)。なお、測定環境は23℃、50%RHとした。
本発明におけるテーバー摩耗量は、測定試料とした転写紙の前記摩耗前後の質量を測定することにより求めた。
なお、これらの樹脂のうちでは、けん化度が90mol%以上のポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体を用いることが特に好ましい。
また、必要に応じて、前記パルプ繊維にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の合成樹脂を含浸あるいは熱融着させて得られた繊維を使用することもできる。
なお、本発明における灰分量は、JIS P 8003に規定される方法(575℃で4時間灰化処理)に準じて求めることができる。
また、前記種々の材料の他に、染料、pH調整剤等、通常の塗工紙用基紙に配合される各種助剤を適宜使用しても構わない。
本発明の画像形成方法に用いることができるトナー、現像剤としては、以下の如きものが好適に用いることができる。
そして、体積平均粒度分布指標GSDvは、(D84v/D16v)1/2として算出される。
SF1=ML2×100π/4A ・・・ (1)
(上記式中、MLはトナーの粒子の径の最大長を表し、Aはトナーの粒子の投影面積を表す。)
なお、本発明においては形状係数SF1の平均値としては、測定対象となるトナーの粒子200個について、画像解析して得た形状係数SF1の値を平均したものを用いた。
本発明の画像形成方法は、少なくとも、トナーを含む現像剤を用いた電子写真方式により、用紙表面に未定着のトナー画像を形成する画像形成工程と、該トナー画像を加熱及び圧着することにより定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法であって、本発明の画像形成方法において、トナー画像を形成する画像形成工程自体は、用紙として前記本発明の電子写真用転写紙及び前記トナーを使用することを条件として、公知の画像形成工程をすべて適用することができる。例えば、潜像担持体表面に潜像を形成する潜像形成工程、前記潜像を電子写真用現像剤を用いて現像する現像工程、現像されたトナー画像を被転写体としての用紙に転写する転写工程などを含むものが挙げられる。
図2は、本発明の画像形成方法に好適に用いられる画像形成装置の一例を示す概略構成図である。図2に示す画像形成装置は、矢印A方向に回転する感光体11を備え、感光体11の周りには、ロール型の帯電器12、露光装置13、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色の現像剤をそれぞれ収容する現像器14a、14b、14c及び14dを内蔵した現像装置14、ベルト状の中間転写体15、クリーナー16、及び光除電器17が、この順序で配置されている。中間転写体15は、支軸ロール18a,18b,18cにより張架されている。支軸ロール18aは、中間転写体15を介して、感光体11と圧接している。支軸ロール18cは、中間転写体15を介して、転写用ロール19で圧接されている。また、転写用ロール19により、中間転写体15の周面から被転写体(用紙)7にトナー画像が転写される。
この操作をシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色についてそれぞれ行い、中間転写体15の外周面に順次積層することで、中間転写体15の外周面には、未定着のフルカラーのトナー画像が形成される。
なお、本発明において定着部材とは、前記用紙に形成された未定着トナー画像を加熱及び圧着する加熱ロール、加圧ロールやベルトをいう。
まず、熱ロール型の定着装置の例(定着装置I)について詳記する。本例の定着装置は、図3に概略構成図で示されるものであり、図2に示される画像形成装置において採用されるものである。
そして、トナー画像6が形成された被転写体(用紙)7が、矢印B方向への進行により、圧着ロール2と定着ロール1との間のニップ部に挿通されると、その通過の際に、加熱及び圧着されてトナー画像の定着が行われる。
本例の定着装置は、加熱源を内蔵した定着ロール21と、3つの支持ロール22,23,24に張架され上記定着ロール21に圧接されるエンドレスベルト25と、このエンドレスベルト25の内面側に当接され、定着ロール21の表面に沿ってエンドレスベルト25を押圧する圧力付与部材31と、で主要部が構成されている。
本例の定着装置においては、矢印E方向に周回する定着ベルト43と、これに従動して矢印F方向に周回する加圧ベルト45と、が圧接して定着用のニップ部を形成している。用紙47が投入される箇所で加圧ロール41及び加圧ロール42により、定着ベルト43及び加圧ベルト45のそれぞれ周内から相互に対向する形で押圧され、前記ニップ部の入口が形成されている。このニップ部に入るまでに、定着ベルト43は、第1、第2、第3の3つの加熱部によって、十分にその表面が加熱されるようになっている。
また、前記ニップ部の入口での定着ベルト43の表面は、トナーの溶融温度以上の温度となるように上記3つの加熱部において加熱される。本例では、定着ベルト43表面が175℃となるように加熱している。より詳細には、第1加熱部でおよそ115〜120℃の範囲まで、第2加熱部でおよそ160〜170℃の範囲まで加熱し、第3加熱部で175℃程度まで加熱調整することが好ましい。
本例では、以上の構成により、例えば毎分60枚(A4横送り)の連続高速定着を実現することができる。
また、用紙特性の評価方法については、後でまとめて説明することにする。
(転写紙1)
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度490mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール TP−121、奥多摩工業(株)製)13.5部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.15部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙1の、テーバー摩耗量は9.8mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は15μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は13%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度480mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、重質炭酸カルシウム(ソフトン1200、備北粉化工業製)11部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.20質量部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙2の、テーバー摩耗量は7.0mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は18μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は10%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度490mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール TP−121、奥多摩工業(株)製)8.5部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.18部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙3の、テーバー摩耗量は5.0mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は15μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は8%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度470mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール TP−121、奥多摩工業(株)製)6部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.20部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙4の、テーバー摩耗量は4.0mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は15μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は5%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度490mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、重質炭酸カルシウム(ソフトン1200、備北粉化工業製)を17部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.15部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙5の、テーバー摩耗量は12mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は18μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は16%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度500mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール TP−121、奥多摩工業(株)製)10.5部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.12部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙6の、テーバー摩耗量は15mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は15μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は10%であった。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)からなる濾水度510mlのパルプスラリーに、パルプ100部に対し、重質炭酸カルシウム(ソフトン1200、備北粉化工業製)を17部、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.15部、アルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05部となるように各々を添加した。これらの混合物を白水で希釈した紙料スラリーを抄紙した。
得られた転写紙7の、テーバー摩耗量は15mgであり、十点平均表面粗さ(Rz)は21μmRz、L2.5mm、Ln12.5mm、灰分は16%であった。
まず、以下の樹脂微粒子分散液の調製等での特性評価法について説明する。
(トナー、樹脂微粒子の分子量、分子量分布測定方法)
本発明におけるトナー及び樹脂微粒子の分子量及び分子量分布は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて測定した。GPCは、HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)を用い、カラムは、TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製、6.0mmID×15cm)を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度を0.5質量%、流速を0.6ml/min、サンプル注入量を10μl、測定温度を40℃とし、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。また試料解析におけるデータ収集間隔は300msとした。
樹脂微粒子、着色剤粒子、離形剤粒子の体積平均粒子径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で測定した。
トナー、樹脂微粒子のガラス転移点及び離型剤の融点は、示差走査熱量計(島津製作所社製:DSC−50)を用い、昇温速度10℃/分の条件下で測定することにより求めた。なお、ガラス転移点は吸熱部におけるベースラインと立ち上がりラインとの延長線の交点の温度とし、融点は吸熱ピークの頂点の温度とした。
(各種分散液の調製)
−樹脂微粒子分散液の調製−
・スチレン 480部
・nブチルアクリレート 120部
・アクリル酸 8部
・ドデカンチオール 16部
上記各成分を混合溶解して溶液を調製した。
これにより粒子の体積平均粒径が190nm、ガラス転移点が50℃、重量平均分子量が19000、固形分量が42%のアニオン性樹脂微粒子分散液を得た。
・黄色顔料(クラリアントジャパン社製、Pigment Yellow74) 50部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬製、ネオゲンR) 5部
・イオン交換水 200部
上記各成分を混合溶解し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)により10分間分散し、体積平均粒径が200nm、固形分量が21.5%のYellow着色剤粒子分散液(1)を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりにシアン顔料(大日精化社製、銅フタロシアニンPigment Blue15:3)を用いた以外は着色剤粒子分散液(1)の調製と同様にして、体積平均粒径が190nm、固形分量が21.5%のCyan着色剤粒子分散液(2)を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりにマゼンタ顔料(大日インキ化学社製、Pigment Red122)を用いた以外は、着色剤粒子分散液(1)の調製と同様にして、体積平均粒径が160nm、固形分量が21.5%の着色剤粒子分散液(3)を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりに黒顔料(キャボット製、カーボンブラック)を用いた以外は、着色剤粒子分散液(1)の調製と同様にして、体積平均粒径が170nm、固形分量が21.5%の着色剤粒子分散液(4)を得た。
・パラフィンワックス(HNP09、日本精蝋製、融点:75℃) 50部
・アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、ダウファクス) 5部
・イオン交換水 200部
上記各成分を110℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザー(ゴーリンホモジナイザー、ゴーリン社製)で分散処理し、体積平均粒径が115nm、固形分量が21.0%の離型剤粒子分散液を得た。
・樹脂微粒子分散液 126.05部(樹脂分:52.94部)
・着色剤粒子分散液(1) 39.5部(顔料分:8.5部)
・離型剤粒子分散液38.1部(離型剤分:10部)
・ポリ塩化アルミニウム 0.13部
上記のトナー粒子1 50部に対し、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)1.6部を添加し、サンプルミルで混合して外添トナーを得た。そして、ポリメチルメタアクリレート(綜研化学社製)を1%被覆した体積平均粒径が50μmのフェライトキャリアを用い、トナー濃度が5%になるように前記の外添トナーを秤量し、両者をボールミルで5分間攪拌・混合して、離型剤配合量が10%、体積平均粒径が3.5μmのイエロートナーを含む現像剤1を作製した。
トナー粒子1の作製において、着色剤粒子分散液(1)の代わりに着色剤粒子分散液(2)を用いた以外は同様の方法でシアンのトナー粒子2を作製し、同様の方法でシアントナーを含む現像剤2を調製した。なお、上記トナー粒子2の体積平均粒径は3.5μmであり、離型剤配合量は10%、表面性指標、形状係数もトナー粒子1とほぼ同等であった。
(画像形成装置I)
図3に示される定着装置Iを図2に示される画像形成装置に内蔵させ、4色の現像器に各々現像剤1〜4を装填して画像形成装置Iとした。なお、この装置において、プロセススピードは220mm/sec、定着温度は170℃とした。
図4に示される定着装置IIを図2に示される画像形成装置に内蔵させ、4色の現像器に各々現像剤1〜4を装填して画像形成装置IIとした。なお、この装置において、プロセススピードは220mm/sec、定着温度は170℃とした。
図5に示される定着装置IIIを図2に示される画像形成装置に内蔵させ、4色の現像器に各々現像剤1〜4を装填して画像形成装置IIIとした。なお、この装置において、プロセススピードは220mm/sec、定着温度は170℃とした。
転写紙1〜7と画像形成装置I〜IIIとを表1に示す組み合わせとして、実施例1〜12及び比較例1〜9を実施した。各々の例においては、画像面積率20%の自然画像を4色のトナーを用いてA4サイズで10000枚連続で記録テストを行い、定着工程で発生する定着部材の離型性低下に伴う用紙走行トラブル、画像欠陥等を、以下の評価基準で評価した。
なお、上記評価条件において、トナーの体積平均粒径を6μmとし、TMAを0.5mg/cm2とした場合には、画像にはほとんど問題が発生しない。
○:10000枚の走行時に定着工程での走行トラブルはまったくない。剥離不良に伴う画像欠陥がわずかに見られるが許容レベルである。
×:10000枚の走行終了前に定着工程での巻き付きジャムや、剥離不良に伴う画像欠陥がひどくなった。
結果をまとめて表1に示す。
2 圧着ロール
6、36 トナー画像
7、37、47 被転写体(用紙)
9 オイル供給装置
11 感光体
12 帯電器
13 露光装置
14 現像装置
15 中間転写体
16 クリーナー
19 転写用ロール
25 エンドレスベルト
31 圧力付与部材
41、42 加圧ロール
43 定着ベルト
45 加圧ベルト
51 加熱版
52 冷却版
100 ターンテーブル
110 測定試料
120 摩耗輪
130 スピンドル
Claims (2)
- 少なくとも、トナーを含む現像剤を用いた電子写真方式により、用紙表面に未定着のトナー画像を形成する画像形成工程と、該トナー画像を加熱及び圧着することにより定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法であって、
前記トナーの体積平均粒径が2〜5μmの範囲であり、前記用紙が表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されていない転写紙であり、該転写紙の十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であり、かつ、前記用紙表面に形成される単色あたりのトナー載り量が0.1〜0.35mg/cm2の範囲であることを特徴とする画像形成方法。 - 少なくとも、体積平均粒径が2〜5μmの範囲のトナーを含む現像剤を用いた電子写真方式により、用紙表面に、単色あたりのトナー載り量が0.1〜0.35mg/cm2の範囲の未定着のトナー画像を形成する画像形成工程と、該トナー画像を加熱及び圧着することにより定着画像を得る定着工程とを含む画像形成方法に用いる電子写真用転写紙であって、
表面に顔料及び接着剤を含む塗工層が形成されておらず、十点平均表面粗さ(Rz)が5〜18μmの範囲、テーバー摩耗量が1〜10mgの範囲であることを特徴とする電子写真用転写紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004262626A JP4432689B2 (ja) | 2004-09-09 | 2004-09-09 | 画像形成方法及び電子写真用転写紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004262626A JP4432689B2 (ja) | 2004-09-09 | 2004-09-09 | 画像形成方法及び電子写真用転写紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006078776A true JP2006078776A (ja) | 2006-03-23 |
JP4432689B2 JP4432689B2 (ja) | 2010-03-17 |
Family
ID=36158280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004262626A Expired - Fee Related JP4432689B2 (ja) | 2004-09-09 | 2004-09-09 | 画像形成方法及び電子写真用転写紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4432689B2 (ja) |
-
2004
- 2004-09-09 JP JP2004262626A patent/JP4432689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4432689B2 (ja) | 2010-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7326508B2 (en) | Image forming method | |
JP4642518B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3907314B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP4396015B2 (ja) | カラー画像形成方法及びこれを用いたカラー画像形成装置 | |
JP4496691B2 (ja) | 電子写真用転写シート、及び画像形成方法 | |
JP4649544B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006084564A (ja) | 画像形成方法 | |
JP4432689B2 (ja) | 画像形成方法及び電子写真用転写紙 | |
JP4432612B2 (ja) | 電子写真用転写用紙および画像形成方法 | |
JP4432686B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2006053268A (ja) | 画像形成方法 | |
JP4703420B2 (ja) | トナー及びトナーの製造方法 | |
JP4240788B2 (ja) | 電子写真用転写シート及びこれを用いたカラー画像形成装置 | |
JP4241225B2 (ja) | 電子写真用転写紙及び画像形成方法 | |
JP4432605B2 (ja) | 電子写真用転写用紙 | |
JP4227510B2 (ja) | トナー | |
US7063888B2 (en) | Image supporting member and image forming apparatus using the same | |
JP4182829B2 (ja) | 電子写真用転写紙及び画像形成方法 | |
JP4206863B2 (ja) | 電子写真用転写用紙及び画像形成方法 | |
JP4600271B2 (ja) | 電子写真用転写用紙及び画像形成方法 | |
JP2005195677A (ja) | 電子写真用塗工紙及び画像形成方法 | |
JP4244728B2 (ja) | 電子写真用転写紙及び画像形成方法 | |
JP2005195676A (ja) | 電子写真用塗工紙および画像形成方法 | |
JP4136852B2 (ja) | 電子写真用転写紙及び画像形成方法 | |
JP4432665B2 (ja) | 電子写真用転写紙および画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091201 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4432689 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |