JP2006078652A - 熱現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視覚的なアンバランスを生じさせない配慮がなされた、医師の診断に適した左右のマンモ画像を、容易に得ること。
【解決手段】熱現像装置200には画像処理部204が設けられており、画像処理部204が、CR装置100から提供される左右のマンモ画像データのいずれかについて180度回転処理を実施する。露光部206は、画像処理後のマンモ画像データに基づいて露光処理を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱現像記録材料を搬送する搬送部と、前記熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部とを有し、前記露光後の前記熱現像記録材料を加熱して前記潜像を可視像化する熱現像装置に関する。
マンモグラフィ撮影は、乳ガン検診等のために、女性の左右の乳房画像(以下、マンモ画像という)を形成する撮影手法である。左右のマンモ画像データに基づくマンモ画像は、最終的に可視像化されて医師によって対比観察されるが、このとき、両者の微妙な差異を識別することが重要である。このため、マンモ画像には高先鋭性と高解像度が求められる。
近年は、CR装置等の放射線画像撮影装置と、熱現像装置とをネットワークを介して接続し、放射線画像撮影装置から熱現像装置にマンモ画像データをオンラインで供給してマンモ画像の現像を行うことが可能な医療システムが開発されている。
ここで、現像された左右のマンモ画像は、胸壁部同士を突き合わせた態様(つまり、左右の乳房が線対称に配置される態様)にて医師の診断に供される。
医師は、シャーカステンにかけた左右のマンモ画像を対比観察し、双方の形状や濃淡の微妙な違いを識別しつつ診断を行うのであるが、あくまで人の肉眼による観察であり、この点を考慮すると、左右のマンモ画像の写真は各々、写真の周囲の余白部分の長さが同じである等、視覚的なアンバランスを生じさせない配慮がなされた写真であるべきである。
左右のマンモ画像に関し、視覚的なバランスを考慮した写真を得る技術としては、例えば、特許文献1に記載されるX線画像形成方法がある。この特許文献1のX線画像形成方法では、左右のマンモ画像を一枚のフィルムに可視像化する場合に、レイアウト位置を微調整して余白をつくらないようにし、フィルム上において、左右の各乳房が、互いの胸壁同士が重なった形態で背中合わせに配置されるようにし、見やすいマンモ画像を得ている。
特開2004−135856号公報
上述したように、マンモ画像を現像する場合には、左右のマンモ画像の視覚的なアンバランスを低減する技術が必要である。この観点から、本出願人は、現状の医療システムについて種々、検討し、改善すべき点の洗い出しを行い、その結果として、以下の2つの事項(第1,第2の改善すべき点)が明らかとなった。この検討結果について以下、図面を参照して説明する。
(第1の改善すべき点)
図4(a)〜(d)は、現状のマンモグラフィ撮影によるマンモ画像形成における、改善すべき点の一つ(余白のばらつき)を説明するための図である。
図4(a)に示すように、被験者の女性の左右の乳房2,3の各々の両脇側が、各乳房の「外側(図中、太線で示される)」である。写真画像の回転処理等を論じる場合には、写真を見るときの何らかの基準が必要であるため、以下、乳房の外側がどちらであるかを太線にて示すことによって、その基準を提供することとする。また、本明細書に添付する図面では、マンモ画像データをイメージとして図示することとする。
図4(b)の左側の図に示すように、CR装置では、左右の乳房2,3を撮影したマンモ画像データQ21,Q22が得られる。マンモ画像データQ21は右の乳房2を撮影して得られるものであり、マンモ画像データQ22は左の乳房3を撮影して得られるものである。図中、K1,K2は胸壁を示す。一般に、CR装置は、図4(b)の右側の図に示すように、右または左(ここでは左とする)のマンモ画像データQ22を180度回転させる処理を行った後、マンモ画像データQ21,Q22を熱現像装置に送信する。
熱現像装置は、熱現像記録材料へのレーザ露光を行ってマンモ画像の潜像を形成し、熱現像によって潜像を可視像化する。この熱現像工程では、図4(c)に示すように、例えば、ロール状の熱現像記録材料フィルムを矢印の方向に搬送し、搬送経路の下に配置されたヒータにより加熱処理を行い、可視像が形成された熱現像記録材料フィルムの後端を切断するという処理を行う。これらの処理により、可視像が形成された写真W21,W22が得られる。
このとき、各写真W21,W22の先端部に生じる余白(SP1)の長さは共に同じである。これは、レーザ露光時に、搬送される熱現像記録材料フィルムの先端を検知してから所定時間経過後にレーザ露光を開始するためである。先端検知は高精度に行うことができるため、先端の余白量はかなり精度良くコントロールされる。一方、後端の余白(SP3,SP4)にはばらつきが生じる。これは、熱現像記録材料フィルムの切断位置がばらつくためである。左右の各写真(W21,W22)の後端部の余白にばらつきがあると、図4(d)に示すように、左右の各写真の胸壁部同士を突き合わせた際に、各写真W21,W22の突き合わせ部分の余白がばらつき(一方はSP1、他方はSP4)、見た目にアンバランスな感じを与え、医師が診断しづらくなってしまう。
CR装置が左の乳房3のマンモ画像データを180度回転させておくことにより、熱現像装置の排出トレイには、図4(c)に示すように、2つの写真が、それぞれの外側の方向が一致した状態で排出されることになる。外側の方向が一致しているため、医師は、この2つの写真を、それぞれの外側をシャーカステンに固定するだけで、胸壁を対向させた状態をつくることができる。回転処理を行っていないと、医師は、熱現像装置から排出された左の乳房3の写真については、それを手で180度回転させた上でシャーカステンに固定しなければならず、面倒である。このように、CR装置においては、医師による診断を効率的に行うのを可能にするために、左右いずれかのマンモ画像データを180度回転させる処理を行うのが一般的である。
(第2の改善すべき点)
第2の改善すべき点は、ヒータの温度分布に起因する濃度ムラの問題である。図5(a)〜(g)は、現状のマンモグラフィ撮影によるマンモ画像形成における、改善すべき点の他の一つ(アンバランスな濃度ムラの発生)を説明するための図である。
図5(a)に示した熱現像装置の熱現像に使用するヒータ300の熱現像記録材料の搬送方向に直交するx方向の温度分布は、例えば、図5(b)に示すようになっており、一律ではない。ここで、図5(c)のように、胸壁K1が搬送方向と水平となる態様にて乳房の潜像1を形成する場合、ヒータ300の中央部の温度が高いために、例えば、図5(d)に示すように、熱現像後の写真W20には濃度ムラが生じる。図5(d)において、濃い部分には斜線を施してある(以下の図でも同様である)。
実際には、CR装置から出力された図5(e)に示すような2つのマンモ画像データQ21,Q22が熱現像の対象となる。ここで、図5(f)のように、胸壁K1,K2が搬送方向と水平となる態様にて、マンモ画像データQ21,Q22に基づいて乳房の潜像2,3を形成して熱現像を実施すると、現像後の各写真W21,W22には濃度ムラが生じる。そして、図5(g)のように、胸壁K1,K2を突き合わせるようにして、左右の乳房の写真W21,W22をシャーカステン上に固定すると、左右のマンモ画像において濃淡が逆となり、アンバランスな視覚を与える写真となってしまう。したがって、医師が診断しづらくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、視覚的なアンバランスを生じさせない配慮がなされた、医師の診断に適した左右の乳房画像を得ることが可能な熱現像装置を提供することを目的とする。
本発明の熱現像装置は、熱現像記録材料を搬送する搬送部と、前記熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部とを有し、前記露光後の前記熱現像記録材料を加熱して前記潜像を可視像化する熱現像装置であって、前記露光部に出力すべきマンモグラフィ撮影により得られる左右の乳房画像データのいずれかに対して180度回転処理を施す画像処理手段を備える。
この構成により、視覚的なアンバランスを生じさせない配慮がなされた、医師の診断に適した左右のマンモ画像を得ることが可能となる。
本発明の熱現像装置は、前記左右の乳房画像データに基づく左右の乳房画像を、前記左右の乳房画像の胸壁部が前記熱現像記録材料の搬送方向に直交する方向の端部に沿うように前記熱現像記録材料に形成する場合、前記画像処理手段は、前記左右の乳房画像のそれぞれの胸壁部が、前記熱現像記録材料の記録開始位置に形成されるように前記回転処理を施す。
この構成により、左右の乳房画像の胸壁部が熱現像記録材料の記録開始位置に常に記録される。熱現像記録材料の先端から記録開始位置までの余白は常に一定である。このため、現像された左右の乳房画像の胸壁部同士を突き合わせた状態での、突き合わせ部分での余白は同一となり、左右の乳房画像の比較を容易に行うことができる。
本発明の熱現像装置は、前記左右の乳房画像データに基づく左右の乳房画像を、前記左右の乳房画像の胸壁部が前記熱現像記録材料の搬送方向と平行の端部に沿うように前記熱現像記録材料に形成する場合、前記画像処理手段は、前記左右の乳房画像のそれぞれが前記熱現像記録材料上で同一方向を向いて形成されるように前記回転処理を施す。
この構成により、左右の乳房画像の胸壁部が常に同じ方向を向いて記録される。このため、熱現像時の温度ムラに起因する乳房画像の濃度ムラの発生位置を、左右の乳房画像において等しくすることができ、現像された左右の乳房画像の胸壁部同士を突き合わせた状態での左右の乳房画像の比較を容易に行うことができる。
本発明によれば、視覚的なアンバランスを生じさせない配慮がなされた、医師の診断に適した左右の乳房画像を得ることが可能な熱現像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態を説明するための医療システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示す医療システムは、CR装置100と熱現像装置200とを備え、双方は通信回線L1を介して接続されており、CR装置100からマンモ画像データをオンラインで熱現像装置200に提供することができるようになっている。
CR装置100は、X線源102と、輝尽性蛍光体シートやフラットパネルディテクタ等からなるX線捕捉手段104と、X線捕捉手段104から得られる画像をマンモ画像データに変換するマンモ画像データ生成部106と、生成されたマンモ画像データに180度回転処理等の画像処理を施す画像処理部108と、通信インタフェース(IF)110とを有する。
CR装置100では、被験者の乳房10にX線源102からのX線が照射され、その透過光がX線捕捉手段104で捕捉され、マンモ画像データ生成部106にてマンモ画像データに変換される。次に、画像処理部108にて、左右のマンモ画像データのうちの一方を180度回転する処理が実施される。そして、左右のマンモ画像データは、通信IF110を介して、熱現像装置200に送信される。
熱現像装置200は、CR装置100から提供されるマンモ画像データに基づき、熱現像記録材料フィルムFM(本実施形態では、ロール状のフィルムを使用する)上にレーザ露光を行って潜像を形成し、熱現像によって潜像を可視像化し、所定サイズに切断してトレイに排出する装置である。
熱現像記録材料としては、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えば、レーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、あるいは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
図1に示すように、熱現像装置200は、通信IF202と、画像処理部204と、各部の動作を統括的に制御する制御部205と、マンモ画像データに基づいて強度が変調されたレーザ光PLをポリゴンを用いて走査し、レーザ光による潜像を熱現像記録材料フィルムFM上に形成する露光部206と、熱現像処理用のヒータ208と、ヒータ208の加熱制御を行う加熱制御部210と、熱現像記録材料フィルムFMの搬送制御を行うフィルム搬送制御部212と、フィルム切断部214と、1対のフィルム搬送ローラR1,R2と、フィルムの先端を検出する先端検出センサSEとを有する。
画像処理部204は、CR装置100から提供される左右のマンモ画像データを露光部206に出力するだけでなく、露光部206に出力すべき左右のマンモ画像データのいずれかについて180度回転処理を施すことができる。
フィルム搬送制御部212は、フィルム搬送ローラR1,R2の回転を制御して、熱現像記録材料フィルムFMを図1の左から右方向に搬送する。先端検出センサSEは、熱現像記録材料フィルムFMの先端が所定位置にきたことを検出し、検出信号を制御部205に通知する。制御部205は、その通知を受けてから所定時間経過後に露光部206に露光開始を指示する。露光部206は、露光開始の指示を受け、画像処理部204からのマンモ画像データに基づくレーザ露光(すなわち、レーザ光PLの熱現像記録材料フィルムFMへの照射)を実施し、熱現像記録材料フィルムFM上の記録開始位置からマンモ画像の潜像を形成する。熱現像記録材料フィルムFMは、ヒータ208上を通過することによって熱現像処理が施され、潜像が可視像化される。可視像が形成された熱現像記録材料フィルムFMは、フィルム切断部214によって、熱現像記録材料フィルムFMの後端がカットされ、所定のサイズの写真としてトレイに排出される。
次に、図1の熱現像装置200に搭載される画像処理部204の画像処理内容について説明する。
図2は、図1に示す熱現像装置の内部で実施される画像処理の内容を説明するための図である。
図2の左上に示されるように、CR装置100内では、乳房12,14の向きが異なるマンモ画像データQ1,Q2が生成される。図中、K1,K2は胸壁部を示す。また、マンモ画像データQ1,Q2の各々には、「A」,「B」という文字データも含まれている。このマンモ画像データQ1,Q2は、熱現像装置200に送信される。マンモ画像データQ1は右の乳房を撮影して得られたものであり、マンモ画像データQ2は左の乳房を撮影して得られたものである。本実施形態では、CR装置100から出力されたマンモ画像データQ1,Q2に基づくマンモ画像を熱現像記録材料フィルムFMに記録する際、露光部206が、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に直交する端部に沿ってマンモ画像データQ1,Q2の胸壁部K1,K2を記録する態様を前提とする。この態様は、切断後の熱現像記録材料フィルムFMのサイズが大きい場合(例えばB4や四ツサイズ)の動作を示すものである。
図2の右上側に示されるように、熱現像装置200内部では、画像処理部204が、CR装置100から受信した左右のマンモ画像データQ1,Q2のそれぞれの胸壁部K1,K2が、それぞれ熱現像記録材料フィルムFMの記録開始位置に記録されるように、左右のマンモ画像データQ1,Q2のいずれかに回転処理を施す。図2の例では、画像処理部204は、マンモ画像データQ2を180度回転する処理を行う。そして、画像処理部204は、図2の右上側に示したマンモ画像データQ1,Q2を露光部206に出力する。露光部206は、図2の右上側に示したマンモ画像データQ1,Q2に基づいてレーザ露光による潜像形成を行う。次に、現像工程では、図2の右下に示されるように、熱現像記録材料フィルムFMが搬送方向(図2の左から右)に搬送される。この現像工程により、図2の右下に示されるように、左右のマンモ画像が現像された写真W1,W2がトレイに排出される。
ここで、注目すべき点は、左右のマンモ画像における胸壁K1,K2が搬送方向に対して垂直である点、ならびに、いずれの胸壁K1,K2も、熱現像記録材料フィルムFMの記録開始位置に位置していることである。上記のとおり、露光工程では、熱現像記録材料フィルムFMの先端がセンサSEにて検出されてから露光が開始されるまでのタイミングが正確に制御されている。このため、トレイに排出された左右の乳房の写真W1,W2を、胸壁が対向するようにシャーカステンにかけた状態(図2の左下)で、左右の乳房12,14の画像の胸壁部K1,K2から熱現像記録材料フィルムFMの端部までの余白は共にSP1となる。したがって、左右のバランスがとれた画像となり、医師の診断に不都合が生じない。
以上のように、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に直交する方向の端部に沿って乳房12,14の胸壁部K1,K2を記録する態様においては、左右のマンモ画像データQ1,Q2に基づくマンモ画像の胸壁部K1,K2が、それぞれ熱現像記録材料フィルムFMの記録開始位置に形成されるように画像処理部204にて回転処理を行っておくことで、現像された写真の胸壁部K1,K2を互いに突き合わせた状態であっても、左右のマンモ画像の比較を容易に行うことができるようになる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に直交する方向の端部に沿って乳房12,14の胸壁部K1,K2を記録する態様を説明したが、本実施形態は、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に平行な端部に沿って乳房12,14の胸壁部K1,K2を記録する態様について説明する。この態様は、切断後の熱現像記録材料フィルムFMのサイズが小さい場合(例えば六ツサイズ)の動作を示すものである。
図3は、第2実施形態での図1に示す熱現像装置の内部で実施される画像処理の内容を説明するための図である。
図3の左上に示されるように、CR装置100内では、乳房12,14の向きが異なるマンモ画像データQ1,Q2が生成される。図中、K1,K2は胸壁部を示す。また、マンモ画像データQ1,Q2の各々には、「A」,「B」という文字データも含まれている。このマンモ画像データQ1,Q2は、熱現像装置200に送信される。マンモ画像データQ1は右の乳房を撮影して得られたものであり、マンモ画像データQ2は左の乳房を撮影して得られたものである。本実施形態では、CR装置100から出力されたマンモ画像データQ1,Q2に基づくマンモ画像を熱現像記録材料フィルムFMに記録する際、露光部206が、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に平行な端部に沿ってマンモ画像データQ1,Q2の胸壁部K1,K2を記録する態様を前提とする。
図3の右上側に示されるように、熱現像装置200内部では、画像処理部204が、CR装置100から受信した左右のマンモ画像データQ1,Q2の乳房が、それぞれ熱現像記録材料フィルムFM上で同じ方向を向いて記録されるように、左右のマンモ画像データQ1,Q2のいずれかに回転処理を施す。図3の例では、画像処理部204は、マンモ画像データQ2を180度回転する処理を行う。そして、画像処理部204は、図3の右上側に示したマンモ画像データQ1,Q2を露光部206に出力する。露光部206は、図3の右上側に示したマンモ画像データQ1,Q2に基づいてレーザ露光による潜像形成を行う。次に、現像工程では、図3の右下に示されるように、熱現像記録材料フィルムFMが図中の矢印の方向(紙面の左から右)に搬送される。
ここで、注目すべき点は、左右のマンモ画像における胸壁K1,K2が搬送方向に対して平行である点、ならびに、いずれの乳房12,14も、熱現像記録材料フィルムFM上の同一方向を向いていることである。トレイに排出された左右の乳房の写真W3,W4は、胸壁が対向するようにシャーカステンにかけられた状態(図3の左下)で、医師が左右の乳房の差異を観察して診断を行う。図3の右下に示すように、左右の乳房12,14の可視像が形成されている写真W3,W4は、共に、胸壁部K1,K2が存在しない上半分の濃度が濃くなる。このため、図3の左下に示すように、写真W3,W4をシャーカステン上で、各乳房の胸壁K1,K2が対向するように突き合わせて配置した場合、写真の濃淡のパターンは左右の画像で同じとなり、左右の画像で差が生じない。よって、医師の診断に支障が生じない。
以上のように、熱現像記録材料フィルムFMの、搬送方向に平行な端部に沿って乳房12,14の胸壁部K1,K2を記録する態様においては、左右のマンモ画像データQ1,Q2の乳房12,14が、それぞれ熱現像記録材料フィルムFM上に同一方向を向いて形成されるように画像処理部204にて回転処理を行っておくことで、胸壁部K1,K2を互いに付き合わせた状態であっても、左右のマンモ画像の比較を容易に行うことができるようになる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々、変形、応用が可能である。
例えば、CR装置内の画像処理部108におけるマンモ画像の180度回転処理を意図的に実施しないようにすることでも、同様の結果を得ることができる。但し、この場合には、熱現像装置内に設けられる画像処理部204において、180度回転処理の必要性を判定しなければならない。この判定は、CR装置から送られる180度回転処理の有無を示すコマンドを参照したり、あるいは、乳房の向きを画像認識により判定したりすることによって行うことができる。
また、図2の例ではマンモ画像データQ2を回転させているが、例えば、図2の例において、CR装置100から熱現像装置200に送信されるマンモ画像データQ1の乳房の向きが右向きで、マンモ画像データQ2の乳房の向きが左向きであった場合、画像処理部204は、マンモ画像データQ1を180度回転させる処理を行えば良い。
また、図3の例ではマンモ画像データQ2を回転させているが、マンモ画像データQ2ではなくマンモ画像データQ1を回転させても良い。
本発明の第1の実施形態を説明するための医療システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態を説明するための医療システムの熱現像装置の内部で実施される画像処理の内容を説明するための図 本発明の第2の実施形態を説明するための医療システムの熱現像装置の内部で実施される画像処理の内容を説明するための図 従来のマンモグラフィ撮影によるマンモ画像形成における余白のばらつきを説明するための図 従来のマンモグラフィ撮影によるマンモ画像形成におけるアンバランスな濃度ムラの発生を説明するための図
符号の説明
100 CR装置
200 熱現像装置
202 通信IF
204 画像処理部
205 制御部
206 露光部
208 ヒータ
210 加熱制御部
212 フィルム搬送制御部
214 フィルム切断部
R1,R2 フィルム搬送ローラ
FM 熱現像記録材料フィルム
SE 位置検出センサ

Claims (3)

  1. 熱現像記録材料を搬送する搬送部と、前記熱現像記録材料を露光して潜像を形成する露光部とを有し、前記露光後の前記熱現像記録材料を加熱して前記潜像を可視像化する熱現像装置であって、
    前記露光部に出力すべきマンモグラフィ撮影により得られる左右の乳房画像データのいずれかに対して180度回転処理を施す画像処理手段を備える熱現像装置。
  2. 請求項1記載の熱現像装置であって、
    前記左右の乳房画像データに基づく左右の乳房画像を、前記左右の乳房画像の胸壁部が前記熱現像記録材料の搬送方向に直交する方向の端部に沿うように前記熱現像記録材料に形成する場合、前記画像処理手段は、前記左右の乳房画像のそれぞれの胸壁部が、前記熱現像記録材料の記録開始位置に形成されるように前記回転処理を施す熱現像装置。
  3. 請求項1記載の熱現像装置であって、
    前記左右の乳房画像データに基づく左右の乳房画像を、前記左右の乳房画像の胸壁部が前記熱現像記録材料の搬送方向と平行の端部に沿うように前記熱現像記録材料に形成する場合、前記画像処理手段は、前記左右の乳房画像のそれぞれが前記熱現像記録材料上で同一方向を向いて形成されるように前記回転処理を施す熱現像装置。
JP2004260947A 2004-09-08 2004-09-08 熱現像装置 Withdrawn JP2006078652A (ja)

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