JP2006078323A - フライングキャパシタ式電池電圧検出装置 - Google Patents

フライングキャパシタ式電池電圧検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通常は同時にオンしない入力側サンプリングスイッチ、出力側サンプリングスイッチがともにオンすることで発生する短絡電流を簡素な回路構成で防止し、信頼性を向上することができるフライングキャパシタ式電圧検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置は、入力及び出力側サンプリングスイッチと、フライングキャパシタと、差動電圧検出回路とから構成されている。入力及び出力側サンプリングスイッチはフォトモスリレーとトランジスタとから構成されている。フォトモスリレーの一端は電流制御回路の抵抗を介して回路用電源に接続され、他端はトランジスタを介して接地されている。通常は同時にオンしない2つのトランジスタがともにオンしても、フォトモスリレーの入力電流がオン電流閾値未満になり、出力端子間はオフする。これにより短絡が防止され、信頼性を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、フライングキャパシタ方式の絶縁回路を備え、電池の電圧を電気的に絶縁して検出するフライングキャパシタ式電池電圧検出装置に関する。
従来、電池の電圧を絶縁するとともに最適な大きさに変換して出力する装置として、例えば、特開平11−272981号公報に開示されているフライングキャパシタ方式絶縁回路や、特開2002−289263号公報に開示されているフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置がある。
フライングキャパシタ方式絶縁回路は、回路の入力側と出力側を絶縁して、直流信号を伝達する回路である。フライングキャパシタ方式絶縁回路は、入力側のスイッチ素子と、コンデンサと、増幅器と、出力側のスイッチ素子とを備えている。
入力側のスイッチ素子がオンすると、コンデンサは直流信号の入力される入力端子に接続され、コンデンサの電圧は直流信号と同電圧になる。その後、入力側のスイッチ素子がオフするとともに、出力側のスイッチ素子がオンする。出力側のスイッチ素子がオンすると、コンデンサは増幅器を介して出力端子に接続される。増幅器は、入力端子の直流信号と同電圧であるコンデンサの電圧を増幅して出力する。
フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置は、組電池を構成する複数の電池モジュールの電圧を、順次、絶縁するとともに増幅して出力する装置である。フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置は、入力側サンプリングスイッチと、フライングキャパシタと、出力側サンプリングスイッチと、差動電圧検出回路と、コントローラとを備えている。
コントローラは、入力側サンプリングスイッチをオンする。入力側サンプリングスイッチがオンすると、フライングキャパシタは電池モジュールに接続され充電される。フライングキャパシタの電圧は電池モジュールと同電圧になる。その後、コントローラは、入力側サンプリングスイッチをオフするとともに、出力側サンプリングスイッチをオンする。出力側サンプリングスイッチがオンすると、フライングキャパシタは差動電圧検出回路に接続される。差動電圧検出回路は、電池モジュールと同電圧であるフライングキャパシタの電圧を増幅して出力する。
ここで、スイッチ素子、入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチとして、例えば、光絶縁素子であるフォトモスリレーが用いられている。
特開平11−272981号公報 特開2002−289263号公報
ところで、前述したフライングキャパシタ方式絶縁回路では、故障等により、入力側のスイッチ素子と出力側のスイッチ素子とが同時にオンすると、回路の入力側と出力側が短絡される。短絡された入力側と出力側との間の電位差が大きい場合、短絡電流により、出力端子に接続された回路が焼損する可能性がある。
また、前述したフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置では、故障等により、電池モジュール毎に設けられた入力側サンプリングスイッチと出力側サンプリングスイッチとが同時にオンすると、電池モジュールと差動電圧検出回路が短絡される。短絡された電池モジュールと差動電圧検出回路との間の電位差が大きい場合、短絡電流により、電池モジュール、差動電圧検出回路及びそれらを接続する配線が焼損する可能性がある。さらに、通常は同時にオンしない入力側サンプリングスイッチ同士が同時にオンすると、電池モジュール間が短絡される。短絡された電池モジュール間の電位差が大きい場合、短絡電流により、電池モジュール、入力側サンプリングスイッチ及びそれらを接続する配線が焼損する可能性がある。
このような短絡電流による焼損を防止するため、通常は同時にオンしないスイッチ素子、サンプリングスイッチを同時にオンさせない論理回路や、ヒューズを追加する方法が考えられるが、構成が非常に複雑になり、回路を簡素化することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、通常は同時にオンしない入力側サンプリングスイッチ、出力側サンプリングスイッチがともにオンすることで発生する短絡電流を簡素な回路構成で防止し、信頼性を向上することができるフライングキャパシタ式電圧検出装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、フライングキャパシタに共通接続されている入力側サンプリングスイッチ、出力側サンプリングスイッチのうち、少なくとも2つがともにオンしようとするとき、対応するサンプリングスイッチを構成する光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御することで、短絡を防止できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、両端に電圧を印加され充電されることで前記電圧を保持するフライングキャパシタと、入力端子に入力される電圧を増幅して出力端子から出力する電圧増幅回路と、入力端子間に入力電流を流されることで、前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と、前記発光部の発する前記光を受光し、前記入力電流がオン電流閾値以上のとき、前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え、電池の両端を前記フライングキャパシタの両端にそれぞれ接続する入力側サンプリングスイッチと、入力端子間に入力電流を流されることで、前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と、前記発光部の発する前記光を受光し、前記入力電流がオン電流閾値以上のとき、前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え、前記入力側サンプリングスイッチがオフしたあと、前記フライングキャパシタの両端を前記電圧増幅回路の入力端子にそれぞれ接続する出力側サンプリングスイッチとを備えたフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、前記フライングキャパシタの両端のいずれかに一端が共通接続されている前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチがともにオンしようとするとき、前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御する電流制御回路を有することを特徴とする。
請求項2に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、両端に電圧を印加され充電されることで前記電圧を保持するフライングキャパシタと、入力端子に入力される電圧を増幅して出力端子から出力する電圧増幅回路と、入力端子間に入力電流を流されることで、前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と、前記発光部の発する前記光を受光し、前記入力電流がオン電流閾値以上のとき、前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え、組電池を構成する直列接続された複数の電池モジュール毎に設けられ、前記電池モジュールの両端を前記フライングキャパシタの両端に順次それぞれ接続する入力側サンプリングスイッチと、入力端子間に入力電流を流されることで、前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と、前記発光部の発する前記光を受光し、前記入力電流がオン電流閾値以上のとき、前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え、前記入力側サンプリングスイッチがオフしたあと、前記フライングキャパシタの両端を前記電圧増幅回路の入力端子にそれぞれ接続する出力側サンプリングスイッチとを備えたフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、前記フライングキャパシタの両端のいずれかに一端が共通接続されている前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチ毎に設けられ、前記入力側サンプリングスイッチの少なくとも1つと前記出力側サンプリングスイッチとがともにオンしようとするとき、オンしようとする前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御する電流制御回路を有することを特徴とする。
請求項3に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、請求項2に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、前記電流制御回路は、前記入力側サンプリングスイッチのうち少なくとも2つがともにオンしようとするとき、オンしようとする前記入力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御することを特徴とする。
請求項4に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、請求項1乃至3に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、前記電流制御回路は、一端が電源に、他端が前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力端子にそれぞれ接続されている抵抗からなることを特徴とする。
請求項5に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、請求項1乃至3に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、前記電流制御回路は、前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力端子の一端を他の前記光絶縁素子の入力端子の他端にそれぞれ接続することを特徴とする。
請求項6に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、請求項1乃至5に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、さらに、車両に搭載された電池の電圧を検出することを特徴とする。
請求項1に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、一端が共通接続されている入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチがともにオンしようとするとき、入力側サンプリングスイッチと出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満にすることで、これらの光絶縁素子をともにオフすることができる。
そのため、電池と電圧検出回路との間で発生する短絡を防止して、短絡電流による電池、入力側サンプリングスイッチ、出力側サンプリングスイッチ、電圧増幅回路及びそれらを接続する配線の焼損を防ぐことができる。これにより、フライングキャパシタ式電池電圧検出装置の信頼性を向上することができる。
請求項2に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、一端が共通接続されている、電池モジュール毎に設けられた入力側サンプリングスイッチの少なくとも1つと前記出力側サンプリングスイッチとがともにオンしようとするとき、オンしようとする入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満にすることで、これらの光絶縁素子をともにオフすることができる。
そのため、電池モジュールと電圧検出回路との間で発生する短絡を防止して、短絡電流による電池モジュール、入力側サンプリングスイッチ、出力側サンプリングスイッチ、電圧増幅回路及びそれらを接続する配線の焼損を防ぐことができる。これにより、フライングキャパシタ式電池電圧検出装置の信頼性を向上することができる。
請求項3に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、一端が共通接続されている、電池モジュール毎に設けられた入力側サンプリングスイッチの少なくとも2つがともにオンしようとするとき、オンしようとする入力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満にすることで、これらの光絶縁素子をともにオフすることができる。
そのため、電池モジュール間で発生する短絡を防止して、短絡電流による電池モジュール、入力側サンプリングスイッチ及びそれらを接続する配線の焼損を防ぐことができる。これにより、フライングキャパシタ式電池電圧検出装置の信頼性をより向上することができる。
請求項4に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、1つの抵抗を介して、入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子に入力電流を供給することで、必要に応じて、入力電流を確実にオン電流閾値未満にすることができる。
ところで、抵抗には、電源の電圧と抵抗の抵抗値とで決まる一定電流が流れる。しかし、抵抗に接続されている入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチのうち、少なくとも2つがともにオンすると、抵抗を流れる一定電流はこれらのサンプリングスイッチによって分流される。そのため、入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチのうち、少なくとも2つがオンしようとするとき、光絶縁素子の入力電流を確実にオン電流閾値未満にすることができる。
請求項5に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力端子の一端を他の光絶縁素子の入力端子の他端にそれぞれ接続することで、必要に応じて、光絶縁素子の入力端子間の電圧をほぼ0Vにして、入力電流を確実にオン電流閾値未満であるほぼ0Aにすることができる。
請求項6に記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置によれば、車両に搭載された電池の電圧を検出するフライングキャパシタ式電池電圧検出装置の信頼性を向上させることができる。これにより、車両の信頼性を向上させることができる。
本実施形態は、本発明に係るフライングキャパシタ式電池電圧検出装置を、ハイブリッド電気自動車の走行用モータに電力を供給する組電池に対して適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態におけるフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置の回路図を図1に、サンプリングスイッチの回路図を図2に示す。そして、図1及び図2を参照して、構成、動作、効果の順で具体的に説明する。
まず、具体的構成について説明する。図1に示すように、フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置1(フライングキャパシタ式電池電圧検出装置)は、入力側電流制限抵抗R1〜R9と、入力側サンプリングスイッチS1〜S9と、フライングキャパシタC1、C2と、出力側サンプリングスイッチS10〜S12と、出力側電流制限抵抗R10〜R12と、差動電圧検出回路1a(電圧増幅回路)と、コントローラ1bとから構成され、組電池2に接続されている。
ここで、組電池2は、充放電可能な複数の単電池からなる電池モジュールVB1〜VB8を直列接続して構成される直流電源である。組電池2の正極端子及び負極端子は、ハイブリッド電気自動車の走行用モータを制御するインバータ(図略)にそれぞれ接続されている。
入力側電流制限抵抗R1〜R9は、入力側サンプリングスイッチS1〜S9を介してフライングキャパシタC1、C2を充電するときに、電池モジュールVB1〜VB8に流れる電流を制限するための素子である。入力側電流制限抵抗R1の一端は電池モジュールVB1の正極端子に、他端は入力側サンプリングスイッチS1にそれぞれ接続されている。また、入力側電流制限抵抗R2〜R8の一端は直列接続された電池モジュールVB1〜VB8間の接続点に、他端は入力側サンプリングスイッチS2〜S8にそれぞれ接続されている。さらに、入力側電流制限抵抗R9の一端は電池モジュールVB8の負極端子に、他端は入力側サンプリングスイッチS9にそれぞれ接続されている。
入力側サンプリングスイッチS1〜S9は、入力側電流制限抵抗R1〜R9を介して、電池モジュールVB1〜VB8をフライングキャパシタC1、C2に接続するためのスイッチング回路である。入力側サンプリングスイッチS1、S5、S9の一端は入力側電流制限抵抗R1、R5、R9の他端に、他端はともにフライングキャパシタC1にそれぞれ接続されている。また、入力側サンプリングスイッチS2、S4、S6、S8の一端は入力側電流制限抵抗R2、R4、R6、R8の他端に、他端はともにフライングキャパシタC1、C2にそれぞれ接続されている。さらに、入力側サンプリングスイッチS3、S7の一端は入力側電流制限抵抗R3、R7の他端に、他端はともにフライングキャパシタC2にそれぞれ接続されている。
フライングキャパシタC1、C2は、入力側サンプリングスイッチS1〜S9を介して、電池モジュールVB1〜VB8が接続されることで、電池モジュールVB1〜VB8の電圧を充電して保持するためのコンデンサである。フライングキャパシタC1、C2は直列接続され、フライングキャパシタC1の一端は入力側サンプリングスイッチS1、S5、S9の他端に、フライングキャパシタC2の一端は入力側サンプリングスイッチS3、S7の他端にそれぞれ接続されている。また、フライングキャパシタC1、C2の接続点は入力側サンプリングスイッチS2、S4、S6、S8の他端にそれぞれ接続されている。
出力側サンプリングスイッチS10〜S12は、出力側電流制限抵抗R10〜R12を介して、フライングキャパシタC1、C2を差動電圧検出回路1aに接続するためのスイッチング回路である。出力側サンプリングスイッチS10の一端はフライングキャパシタC1の一端に、他端は出力側電流制限抵抗R10にそれぞれ接続されている。また、出力側サンプリングスイッチS11の一端はフライングキャパシタC1、C2の接続点に、他端は出力側電流制限抵抗R11にそれぞれ接続されている。さらに、出力側サンプリングスイッチS12の一端はフライングキャパシタC2の一端に、他端は出力側電流制限抵抗R12にそれぞれ接続されている。
出力側電流制限抵抗R10〜R12は、出力側サンプリングスイッチS10〜S12を介して、フライングキャパシタC1、C2を差動電圧検出回路1aに接続したときに、フライングキャパシタC1、C2に流れる電流を制限するための素子ある。出力側電流制限抵抗R10、R12の一端は出力側サンプリングスイッチS10、S12の他端に、他端はともに差動電圧検出回路1aにそれぞれ接続されている。また、出力側電流制限抵抗R11の一端は出力側サンプリングスイッチS11の他端に、他端は差動電圧検出回路1aにそれぞれ接続されている。
差動電圧検出回路1aは、出力側サンプリングスイッチS10〜S12を介して入力されるフライングキャパシタC1、C2の電圧を増幅する回路である。差動電圧検出回路1aは、オペアンプOP1、OP2から構成されている。オペアンプOP1、OP2の一方の入力端子は、出力側電流制限抵抗R10、R12の他端にそれぞれ接続されている。また、オペアンプOP1、OP2の他方の入力端子は、ともに出力側電流制限抵抗R11の他端に接続されている。
コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS1〜S9及び出力側サンプリングスイッチS10〜S12をオン/オフするための信号を出力する回路である。コントローラ1bの出力端子は、入力側サンプリングスイッチS1〜S9及び出力側サンプリングスイッチS10〜S12にそれぞれ接続されている。
次に、入力側サンプリングスイッチS1〜S9、出力側サンプリングスイッチS10〜S12の具体的構成について詳細に説明する。ここでは、互いに共通接続されている入力側サンプリングスイッチS3、S7、出力側サンプリングスイッチS12について、図2を参照して、より詳細に説明する。互いに共通接続されている入力側サンプリングスイッチS1、S5、S9、出力側サンプリングスイッチS10と、入力側サンプリングスイッチS2、S4、S6、S8、出力側サンプリングスイッチS11については、同様の構成であるため説明は省略する。
図2に示すように、入力側サンプリングスイッチS3は、フォトモスリレー30(光絶縁素子)と、トランジスタ31とから構成されている。
フォトモスリレー30は、入力端子間に電流を流すことで発光する発光部と、発光部の発した光を受光し、光の強さに基づいて出力端子間をオン/オフする受光部とからなる光絶縁素子である。フォトモスリレー30は、入力端子間にオン電流閾値以上の電流を流すことで出力端子間をオンする。フォトモスリレー30の入力端子の一端は電流制御回路I1に、他端はトランジスタ31にそれぞれ接続されている。また、出力端子の一端は入力側電流制限抵抗R3の他端に接続されている。さらに、出力端子の他端は、前述したように、フライングキャパシタC2の他端に接続されるとともに、出力側サンプリングスイッチS12にも接続されている。
トランジスタ31は、コントローラ1bの出力に基づいて、フォトモスリレー30に流れる電流をオン/オフするためのスイッチング素子である。トランジスタ31のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー30の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。
入力側サンプリングスイッチS7は、フォトモスリレー70(光絶縁素子)と、トランジスタ71とから構成されている。
フォトモスリレー70は、入力端子間に電流を流すことで発光する発光部と、発光部の発した光を受光し、光の強さに基づいて出力端子間をオン/オフする受光部とからなる光絶縁素子である。フォトモスリレー70は、入力端子間にオン電流閾値以上の電流を流すことで出力端子間をオンする。フォトモスリレー70の入力端子の一端は電流制御回路I1に、他端はトランジスタ71にそれぞれ接続されている。また、出力端子の一端は入力側電流制限抵抗R7の他端に接続されている。さらに、出力端子の他端は、フォトモスリレー30の出力端子の他端と同様に、フライングキャパシタC2の他端に接続されるとともに、出力側サンプリングスイッチS12にも接続されている。
トランジスタ71は、コントローラ1bの出力に基づいて、フォトモスリレー70に流れる電流をオン/オフするためのスイッチング素子である。トランジスタ71のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー70の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。
出力側サンプリングスイッチS12は、フォトモスリレー120(光絶縁素子)と、トランジスタ121とから構成されている。
フォトモスリレー120は、入力端子間に電流を流すことで発光する発光部と、発光部の発した光を受光し、光の強さに基づいて出力端子間をオン/オフする受光部とからなる光絶縁素子である。フォトモスリレー120は、入力端子間にオン電流閾値以上の電流を流すことで出力端子間をオンする。フォトモスリレー120の入力端子の一端は電流制御回路I1に、他端はトランジスタ121にそれぞれ接続されている。また、出力端子の一端はフォトモスリレー30、70の出力端子の他端に、他端は出力側電流制限抵抗R12の一端にそれぞれ接続されている。
トランジスタ121は、コントローラ1bの出力に基づいて、フォトモスリレー120に流れる電流をオン/オフするためのスイッチング素子である。トランジスタ121のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー120の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。
電流制御回路I1は、トランジスタ31、71、121がオンしたときに、フォトモスリレー30、70、120の入力端子間に流れる電流を制御するための回路である。電流制御回路I1は、トランジスタ31、71、121のうち1つがオンすると、フォトモスリレー30、70、120のうち対応するフォトモスリレーの入力端子間にオン電流閾値以上の電流を供給する。また、トランジスタ31、71、121のうち少なくとも2つがオンすると、フォトモスリレー30、70、120のうち対応するフォトモスリレーの入力端子間に供給する電流をオン電流閾値未満にする。電流制御回路I1は、抵抗R100で構成されている。抵抗R100の一端はフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置1を駆動するための回路用電源Vccに、他端はフォトモスリレー30、70、120の入力端子の一端にそれぞれ接続されている。
次に、図1及び図2を参照して具体的動作について説明する。まず、フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置1の具体的動作について説明する。図1に示すように、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS1〜S3をオンする。入力側サンプリングスイッチS1、S2がオンすると、フライングキャパシタC1は、入力側電流制限抵抗R1、R2を介して、電池モジュールVB1に接続され充電される。また、入力側サンプリングスイッチS2、S3がオンすると、フライングキャパシタC2は、入力側電流制限抵抗R2、R3を介して、電池モジュールVB2に接続され充電される。これにより、フライングキャパシタC1、C2の電圧は、それぞれ電池モジュールVB1、VB2と同電圧になる。
その後、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS1〜S3をオフするとともに、出力側サンプリングスイッチS10〜S12を所定時間オンする。出力側サンプリングスイッチS10、S11がオンすると、フライングキャパシタC1は、出力側電流制限抵抗R10、R11を介して、差動電圧検出回路1aのオペアンプOP1に接続される。オペアンプOP1は、電池モジュールVB1と同電圧であるフライングキャパシタC1の電圧を増幅して出力する。また、出力側サンプリングスイッチS11、S12がオンすると、フライングキャパシタC2は、出力側電流制限抵抗R11、R12を介して、差動電圧検出回路1aのオペアンプOP2に接続される。オペアンプOP2は、電池モジュールVB2と同電圧であるフライングキャパシタC2の電圧を増幅して出力する。
次に、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS3〜S5をオンする。入力側サンプリングスイッチS3、S4がオンすると、フライングキャパシタC2は、入力側電流制限抵抗R3、R4を介して、電池モジュールVB3に接続され充電される。また、入力側サンプリングスイッチS4、S5がオンすると、フライングキャパシタC1は、入力側電流制限抵抗R4、R5を介して、電池モジュールVB4に接続され充電される。これにより、フライングキャパシタC1、C2の電圧は、それぞれ電池モジュールVB4、VB3と同電圧になる。
その後、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS3〜S5をオフするとともに、出力側サンプリングスイッチS10〜S12を所定時間オンする。出力側サンプリングスイッチS10、S11がオンすると、フライングキャパシタC1は、出力側電流制限抵抗R10、R11を介して、差動電圧検出回路1aのオペアンプOP1に接続される。オペアンプOP1は、電池モジュールVB4と同電圧であるフライングキャパシタC1の電圧を増幅して出力する。また、出力側サンプリングスイッチS11、S12がオンすると、フライングキャパシタC2は、出力側電流制限抵抗R11、R12を介して、差動電圧検出回路1aのオペアンプOP2に接続される。オペアンプOP2は、電池モジュールVB3と同電圧であるフライングキャパシタC2の電圧を増幅して出力する。
以降、コントローラ1bが、入力側サンプリングスイッチS6〜S8及び出力側サンプリングスイッチS10〜S12を同様にオン/オフすることで、オペアンプOP1、OP2は、電池モジュールVB5、VB6の電圧を増幅して出力する。さらに、入力側サンプリングスイッチS7〜S9及び出力側サンプリングスイッチS10〜S12を同様にオン/オフすることで、オペアンプOP1、OP2は、電池モジュールVB8、VB7の電圧を増幅して出力する。
次に、入力側サンプリングスイッチS3、S7及び出力側サンプリングスイッチS12の具体的動作について詳細に説明する。図2に示すように、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS3をオンさせるとき、入力側サンプリングスイッチS3に対してハイレベルを出力する。コントローラ1bがハイレベルを出力すると、トランジスタ31がオンする。トランジスタ31がオンすると、フォトモスリレー30の入力端子には、回路用電源Vccの電圧と電流制御回路I1の抵抗R100の抵抗値とで決まる入力電流が流れる。フォトモスリレー30の入力電流は、回路用電源Vccの電圧に対して抵抗R100の抵抗値を適切に設定することで、オン電流閾値以上にすることができる。フォトモスリレー30にオン電流閾値以上の入力電流が流れると、出力端子間がオンして出力電流が流れる。
このとき、故障等により、コントローラ1bが、入力側サンプリングスイッチS12に対して、通常は出力するはずのないハイレベルを出力すると、トランジスタ121がオンする。トランジスタ121がオンすると、フォトモスリレー30に流れていた入力電流は、フォトモスリレー120及びトランジスタ121を介して分流される。分流されることで、フォトモスリレー30の入力電流はほぼ1/2に低下する。また、フォトモスリレー120の入力端子には、フォトモスリレー30に流れていた入力電流のぼぼ1/2の電流が入力電流として流れる。フォトモスリレー30、120の入力電流は、回路用電源Vccの電圧に対して抵抗R100の抵抗値を適切に設定することで、オン電流閾値未満にすることができる。フォトモスリレー30、120にオン電流閾値未満の入力電流が流れることで、出力端子間がともにオフして出力電流が遮断される。これにより、電池モジュールVB3の正極端子とオペアンプOP2の入力端子との間の短絡を防止できる。
同様に、トランジスタ31とトランジスタ71がともにオンしても、フォトモスリレー30とフォトモスリレー70の出力端子間はともにオフして出力電流が遮断される。これにより、電池モジュールVB3の正極端子と電池モジュールVB6の負極端子との間の短絡を防止できる。つまり、トランジスタ31、71、121の少なくとも2つがオンしても、対応するフォトモスリレーの出力端子間はともにオフして出力電流を遮断する。
互いに共通接続されている、入力側サンプリングスイッチS1、S5、S9及び出力側サンプリングスイッチS10と、入力側サンプリングスイッチS2、S4、S6、S8及び出力側サンプリングスイッチS11を同様の構成にすることで、電池モジュールVB1〜VB8と差動電圧検出回路1aの間又は電池モジュールVB1〜VB8の間における短絡を防止できる。
最後に具体的効果について説明する。第1実施形態によれば、トランジスタ31、121がともにオンしても、フォトモスリレー30、120の入力電流をオン電流閾値未満にすることで、フォトモスリレー30、120の出力端子間をオフすることができる。そのため、電池モジュールVB3とオペアンプOP2との間で発生する短絡を防止して、短絡電流による電池モジュールVB3、入力側電流制限抵抗R3、入力側サンプリングスイッチS3、出力側サンプリングスイッチS12、出力側電流制限抵抗R12、オペアンプOP2及びそれらを接続する配線の焼損を防ぐことができる。これにより、フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置1の信頼性を向上することができる。
また、トランジスタ31、71がともにオンしても、フォトモスリレー30、70の入力電流をオン電流閾値未満にすることで、フォトモスリレー30、70の出力端子間をオフすることができる。そのため、電池モジュールVB3の正極端子とVB6の負極端子との間で発生する短絡を防止して、短絡電流による電池モジュールVB3〜VB6、入力側電流制限抵抗R3、R7、入力側サンプリングスイッチS3、S7及びそれらを接続する配線の焼損を防ぐことができる。これにより、フライングキャパシタ式電池電圧検出組装置1の信頼性をより向上することができる。
また、抵抗R100を介して、入力側サンプリングスイッチS3、S7及び出力サンプリングスイッチS12のフォトモスリレー30、70、120に入力電流を供給することで、トランジスタ31、71、121のうち、少なくとも2つがともにオンしても、対応するフォトモスリレーの入力電流を確実にオン電流閾値未満にすることができる。
さらに、ハイブリッド電気自動車に搭載された組電池2の電池モジュールVB1〜VB8の電圧を検出するフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置1の信頼性を向上させることができる。これにより、ハイブリッド電気自動車の信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態におけるサンプリングスイッチの回路図を図3に示す。ここでは、第1実施形態におけるフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置との相違部分である入力側サンプリングスイッチ及び出力側サンプリングスイッチについて説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、入力側サンプリングスイッチS1〜S9、出力側サンプリングスイッチS10〜S12の具体的構成について説明する。ここでは、第1実施形態と同様に、互いに共通接続されている入力側サンプリングスイッチS3、S7、出力側サンプリングスイッチS12について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、入力側サンプリングスイッチS3は、フォトモスリレー30と、トランジスタ31と、抵抗32とから構成されている。フォトモスリレー30の入力端子の一端は抵抗32を介して回路用電源Vccに、他端はトランジスタ31にそれぞれ接続されている。トランジスタ31のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー30の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。また、フォトモスリレー30と抵抗32の接続点及びフォトモスリレー30とトランジスタ31の接続点は、電流制御回路I2にそれぞれ接続されている。
入力側サンプリングスイッチS7は、フォトモスリレー70と、トランジスタ71と、抵抗72とから構成されている。フォトモスリレー70の入力端子の一端は抵抗72を介して回路用電源Vccに、他端はトランジスタ71にそれぞれ接続されている。トランジスタ71のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー70の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。また、フォトモスリレー70と抵抗72の接続点及びフォトモスリレー70とトランジスタ71の接続点は、電流制御回路I2にそれぞれ接続されている。
出力側サンプリングスイッチS12は、フォトモスリレー120と、トランジスタ121と、抵抗122とから構成されている。フォトモスリレー120の入力端子の一端は抵抗122を介して回路用電源Vccに、他端はトランジスタ121にそれぞれ接続されている。 トランジスタ121のベースはコントローラ1bに、コレクタはフォトモスリレー120の入力端子の他端にそれぞれ接続され、エミッタは接地されている。 また、フォトモスリレー120と抵抗122の接続点及びフォトモスリレー120とトランジスタ121の接続点は、電流制御回路I2にそれぞれ接続されている。
電流制御回路I2は、トランジスタ31、71、121がオンしたときに、フォトモスリレー30、70、120の入力端子間に流れる電流を制御するための回路である。電流制御回路I2は、トランジスタ31、71、121のうち1つがオンすると、フォトモスリレー30、70、120のうち対応するフォトモスリレーの入力端子間にオン電流閾値以上の電流を供給する。また、トランジスタ31、71、121のうち少なくとも2つがオンすると、フォトモスリレー30、70、120のうち対応するフォトモスリレーの入力端子間に供給する電流をオン電流閾値未満であるほぼ0Aにする。電流制御回路I2は、フォトモスリレー30とトランジスタ31の接続点を、フォトモスリレー70と抵抗72の接続点及びフォトモスリレー120と抵抗122の接続点に接続している。また、フォトモスリレー70とトランジスタ71の接続点を、フォトモスリレー30と抵抗32の接続点及びフォトモスリレー120と抵抗122の接続点に接続している。さらに、フォトモスリレー120とトランジスタ121の接続点を、フォトモスリレー30と抵抗32の接続点及びフォトモスリレー70と抵抗72の接続点に接続している。
次に、入力側サンプリングスイッチS3、S7及び出力側サンプリングスイッチS12の具体的動作について詳細に説明する。図3に示すように、コントローラ1bは、入力側サンプリングスイッチS3をオンさせるとき、入力側サンプリングスイッチS3に対してハイレベルを出力する。コントローラ1bがハイレベルを出力すると、トランジスタ31がオンする。トランジスタ31がオンすると、フォトモスリレー30の入力端子には、回路用電源Vccの電圧と抵抗32の抵抗値とで決まる入力電流が流れる。また、フォトモスリレー70と抵抗72の接続点及びフォトモスリレー120と抵抗122の接続点が、ともに接地される。フォトモスリレー30の入力電流は、回路用電源Vccの電圧に対して抵抗32の抵抗値を適切に設定することで、オン電流閾値以上にすることができる。フォトモスリレー30にオン電流閾値以上の入力電流が流れると、出力端子間がオンして出力電流が流れる。
このとき、故障等により、コントローラ1bが、入力側サンプリングスイッチS7に対して、通常は出力するはずのないハイレベルを出力すると、トランジスタ71がオンする。トランジスタ71がオンすると、フォトモスリレー30と抵抗32の接続点及びフォトモスリレー120と抵抗122の接続点が、ともに接地される。フォトモスリレー30と抵抗32の接続点が接地されることで、フォトモスリレー30の入力電流が遮断されほぼ0Aになる。また、トランジスタ71がオンしても、トランジスタ31によってフォトモスリレー70と抵抗72の接続点が接地されることで、フォトモスリレー70の入力電流が遮断されほぼ0Aになる。フォトモスリレー30、70の入力電流が遮断され、オン電流閾値未満であるほぼ0Aになることで、出力端子間がともにオフして出力電流が遮断される。これにより、電池モジュールVB3の正極端子と電池モジュールVB6の負極端子との間の短絡を防止できる。
同様に、トランジスタ31とトランジスタ121がともにオンしても、フォトモスリレー30とフォトモスリレー120の出力端子間はともにオフして出力電流が遮断される。これにより、電池モジュールVB3の正極端子とオペアンプOP2の入力端子との間の短絡を防止できる。つまり、トランジスタ31、71、121の少なくとも2つがオンしても、対応するフォトモスリレーの出力端子間はともにオフして出力電流を遮断する。
互いに共通接続されている、入力側サンプリングスイッチS1、S5、S9及び出力側サンプリングスイッチS10と、入力側サンプリングスイッチS2、S4、S6、S8及び出力側サンプリングスイッチS11を同様の構成にすることで、電池モジュールVB1〜VB8と差動電圧検出回路1aの間又は電池モジュールVB1〜VB8の間における短絡を防止できる。
最後に具体的効果について説明する。第2実施形態によれば、入力側サンプリングスイッチS3、S7及び出力側サンプリングスイッチS120のフォトモスリレー30、70、120の入力端子の一端を、他のフォトモスリレーの入力端子の他端にそれぞれ接続することで、トランジスタ31、71、121のうち、少なくとも2つがともにオンしても、対応するフォトモスリレーの入力端子間の電圧をほぼ0Vにして、入力電流を確実にオン電流閾値未満であるほぼ0Vにすることができる。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、フライングキャパシタ式電池電圧検出装置として、組電池2を構成する電池モジュールVB1〜VB8の電圧を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。フライングキャパシタ式電池電圧検出装置は、単一の電池の電圧を検出するものであってもよい。この場合、単一の電池の両端をフライングキャパシタの両端に接続する一対の入力側サンプリングスイッチと、フライングキャパシタの両端を差動電圧検出回路の入力端子に接続する一対の出力側サンプリングスイッチとで、同様にして構成することができる。
第1実施形態におけるフライングキャパシタ式組電池電圧検出装置の回路図を示す。 第1実施形態におけるサンプリングスイッチの回路図を示す。 第2実施形態におけるサンプリングスイッチの回路図を示す。
符号の説明
1・・・フライングキャパシタ式組電池電圧検出装置(フライングキャパシタ式電池電圧検出装置)、R1〜R9・・・入力側電流制限抵抗、S1〜S9・・・入力側サンプリングスイッチ、30、70、120・・・フォトモスリレー(光絶縁素子)、31、71、121・・・トランジスタ、32、72、122・・・抵抗、I1、I2・・・電流制御回路、R100・・・抵抗、C1、C2・・・フライングキャパシタ、S10〜S12・・・出力側サンプリングスイッチ、R10〜R12・・・出力側電流制限抵抗、1a・・・差動電圧検出回路(電圧増幅回路)、OP1、OP2・・・オペアンプ、1b・・・コントローラ、2・・・組電池、VB1〜VB8・・・電池モジュール

Claims (6)

  1. 両端に電圧を印加され充電されることで前記電圧を保持するフライングキャパシタと、入力端子に入力される電圧を増幅して出力端子から出力する電圧増幅回路と、入力端子間に入力電流を流されることで前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と前記発光部の発する前記光を受光し前記入力電流がオン電流閾値以上のとき前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え電池の両端を前記フライングキャパシタの両端にそれぞれ接続する入力側サンプリングスイッチと、入力端子間に入力電流を流されることで前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と前記発光部の発する前記光を受光し前記入力電流がオン電流閾値以上のとき前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え前記入力側サンプリングスイッチがオフしたあと前記フライングキャパシタの両端を前記電圧増幅回路の入力端子にそれぞれ接続する出力側サンプリングスイッチとを備えたフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、
    さらに、前記フライングキャパシタの両端のいずれかに一端が共通接続されている前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチがともにオンしようとするとき、前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御する電流制御回路を有することを特徴とするフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
  2. 両端に電圧を印加され充電されることで前記電圧を保持するフライングキャパシタと、入力端子に入力される電圧を増幅して出力端子から出力する電圧増幅回路と、入力端子間に入力電流を流されることで前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と前記発光部の発する前記光を受光し前記入力電流がオン電流閾値以上のとき前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え組電池を構成する直列接続された複数の電池モジュール毎に設けられ前記電池モジュールの両端を前記フライングキャパシタの両端に順次それぞれ接続する入力側サンプリングスイッチと、入力端子間に入力電流を流されることで前記入力電流の大きさに応じた強さの光を発する発光部と前記発光部の発する前記光を受光し前記入力電流がオン電流閾値以上のとき前記光の強さに基づいて出力端子間をオンする受光部とからなる光絶縁素子を備え前記入力側サンプリングスイッチがオフしたあと前記フライングキャパシタの両端を前記電圧増幅回路の入力端子にそれぞれ接続する出力側サンプリングスイッチとを備えたフライングキャパシタ式電池電圧検出装置において、
    さらに、前記フライングキャパシタの両端のいずれかに一端が共通接続されている前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチ毎に設けられ、前記入力側サンプリングスイッチの少なくとも1つと前記出力側サンプリングスイッチとがともにオンしようとするとき、オンしようとする前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御する電流制御回路を有することを特徴とするフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
  3. 前記電流制御回路は、前記入力側サンプリングスイッチのうち少なくとも2つがともにオンしようとするとき、オンしようとする前記入力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力電流をオン電流閾値未満に制御することを特徴とする請求項2記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
  4. 前記電流制御回路は、一端が電源に、他端が前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの光絶縁素子の入力端子にそれぞれ接続されている抵抗からなることを特徴とする請求項1乃至3記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
  5. 前記電流制御回路は、前記入力側サンプリングスイッチ及び前記出力側サンプリングスイッチの前記光絶縁素子の入力端子の一端を他の前記光絶縁素子の入力端子の他端にそれぞれ接続することを特徴とする請求項1乃至3記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
  6. 車両に搭載された電池の電圧を検出することを特徴とする請求項1乃至5記載のフライングキャパシタ式電池電圧検出装置。
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