JP2006077912A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハブ輪のハブフランジ側における鍔部付近の応力集中が緩和され、かつハブ輪とは別に設けた別体鍔の締代を増加させることなく、上記別体鍔のクリープを防止することのできる耐久性に優れた車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 内周に複列の軌道面1aを有する外方部材1と、複列の軌道面2aを有する内方部材2と、複列の円すいころ4とを備える。内方部材2は、車輪取付用のハブフランジ10を外周に有するハブ輪3と、このハブ輪3のインボード側端の外周に嵌合した内輪5とを有する。これらハブ輪3および内輪5に上記各列の軌道面2aが形成される。ハブ輪3の軌道面2aに隣接する大鍔を、前記ハブフランジ10に隣接してハブ輪3の外周に締まり嵌め状態に嵌合した別体鍔6とする。この別体鍔6のハブ輪3に対する回転を阻止する回り止め手段20を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハブユニット形式の円すいころ型車輪用軸受装置に関し、特に、車両重量の重い大型トラックや、ワゴン車、あるいは一般乗用車に用いられる車輪用軸受装置に関する。
従来、車輪用軸受装置として、図17に示すように円すいころ軸受型で第3世代形式としたものが用いられている。この軸受装置は、外方部材41と内方部材42の間に複列の円すいころ44を介在させ、内方部材42をハブ輪43と単列の内輪45とで構成したものである。ハブ輪43および内輪45に各列の軌道面42aが形成されている。ハブ輪43は、軌道面42aに続き、円すいころ44の大端に接する大鍔42bが形成されている。軌道面42aと大鍔42bの繋ぎ部には小さな研磨ぬすみ42cが形成される。
なお、特許文献1は、一般の単列の円すいころ軸受において、外輪側の大鍔を分割した例を参考に示したものである。
米国特許第4136916明細書
上記従来の軸受装置を、車両重量の重い大型トラック用に適用した場合、モーメント荷重が負荷されたときに、ハブ輪43における大鍔42bの研磨ぬすみ42cに過大な引張応力が発生する。このため、研磨ぬすみ42cの周辺部分の疲労が生じ易く、耐久性の向上が難しい。
そこで、例えば図17の車輪用軸受装置において、ハブ輪43の外周におけるハブフランジ50に隣接する箇所に、アウトボード側列の円すいころ44に接する大鍔を、ハブ輪43とは分割された別体鍔として設け、この別体鍔を圧入嵌合させるものを先に提案した(特願2003−137078号)。これによると、ハブ輪43のハブフランジ50側における鍔部付近の応力集中を緩和することが考えられる。
しかし、上記のように、別体鍔をハブ輪43の外周に圧入するだけの構成では、大きなモーメント荷重を受けた場合に、別体鍔が周方向に移動し、クリープを生じることが懸念される。このクリープが発生すると、軸受予圧が変化したり摩耗粉が軸受内部に侵入する等して軸受寿命を低下させると言う問題が生じる。
また、このクリープを防止するために、ハブ輪43の外径面と別体鍔の内径面の嵌め合い代を大きくすると、フープ応力による応力過剰が発生する場合があるので、締め代増加には限度がある。
この発明の目的は、ハブ輪のハブフランジ側における鍔部付近の応力集中が緩和され、かつハブ輪とは別に設けた別体鍔の締代を増加させることなく、上記別体鍔のクリープを防止することのできる耐久性に優れた車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に小径側で隣合う複列の円すい面状の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する円すい面状の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の円すいころとを備える。上記内方部材は、車輪取付用のハブフランジを外周に有するハブ輪と、このハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪とでなり、これらハブ輪および内輪に各列の軌道面を形成する。
この構成の車輪用軸受装置において、前記ハブ輪の軌道面に隣接する大鍔を、前記ハブフランジに隣接してハブ輪の外周に締まり嵌め状態に嵌合した別体鍔とし、かつこの別体鍔のハブ輪に対する回転を阻止する回り止め手段を設けたことを特徴とする。
この構成によると、ハブ輪のハブフランジ側の軌道面に隣接して設けられる大鍔として別体鍔を形成し、この別体鍔をハブ輪の外周に嵌合させたため、ハブ輪の軌道面と鍔面との境界部付近でモーメント荷重により生じる応力集中が緩和される。また、ハブ輪に対する別体鍔の回転を阻止する回り止め手段を設けたので、締め代を増加させることなく別体鍔のクリープを防止できる。このため、クリープに起因して軸受予圧が変化したり摩耗粉が軸受内部に侵入すること等に起因して軸受寿命が低下するのを防止できる。また、締代の増加によるフープ応力による応力過大の問題が生じない。これらのため、車両重量の重い車種に適用されても、上記境界部付近での疲労が生じ難く、耐久性に優れた車輪用軸受装置となる。
前記回り止め手段は、前記ハブフランジと別体鍔とを締結するボルトであっても良い。ボルトによると、確実な回り止めが簡単な構成で行える。
前記回り止め手段は、ハブ輪および別体鍔に対応してそれぞれ設けられたキー溝と、両キー溝に係合するキーとでなるものとしても良い。キーとキー溝によると、ボルト止めする場合に比べて、軸受装置の組立が簡単に行え、またハブ輪や別体鍔にはキー溝を形成するだけで良く、回り止めのための加工が簡単である。
前記回り止め手段は、前記ハブ輪および別体鍔のいずれか一方に設けられた凹部と、他方に設けられて前記凹部に係合する凸部とでなるものとしても良い。これら凹部と凸部とで回り止めを行うようにすると、別体のキーやボルトが不要で、部品点数の増加を伴うことなく、回り止めが行える。
前記回り止め手段が、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所を2箇所以上としたことであっても良い。締まり嵌め箇所が複数箇所であると、1箇所の場合に比べて嵌め合い力が増加し、クリープが生じ難くなる。
前記回り止め手段は、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所の断面形状を非円形としたことであっても良い。この非円形の形状は、例えば多角形であっても、またセレーション等を施した形状であっても良い。嵌合箇所が非円形であると、締代を増加させることなく相対回転が生じにくく、さらに嵌め合い部全体で回り止めを行っているので、回り止め部の強度も強い。
前記回り止め手段が、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所の他に設けた別嵌合箇所であって、この別嵌合箇所の断面形状を非円形としたものであっても良い。この構成の場合、締まり嵌め状態に嵌合する箇所で別体鍔を安定して精度良く設置し、別嵌合箇所で回り止め機能を得るようにすることができる。
この発明の車輪用軸受装置は、内周に小径側で隣合う複列の円すい面状の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する円すい面状の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の円すいころとを備え、上記内方部材が、車輪取付用のハブフランジを外周に有するハブ輪と、このハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪とでなり、これらハブ輪および内輪に各列の軌道面を形成した車輪用軸受装置において、前記ハブ輪の軌道面に隣接する大鍔を、前記ハブフランジに隣接してハブ輪の外周に締まり嵌め状態に嵌合した別体鍔とし、この別体鍔のハブ輪に対する回転を阻止する回り止め手段を設けたため、ハブ輪のハブフランジ側における鍔部付近の応力集中が緩和され、また別体鍔の締代を増加させることなく、上記別体鍔のクリープを防止することができ、耐久性に優れたものとなる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図4と共に説明する。この車輪用軸受装置は、ハブユニット形式で、かつ複列の円すいころ軸受形式としたものである。なお、この明細書において、車輪用軸受装置を車両に取付けた状態で車両の車幅方向外側寄りとなる側をアウトボード側と言い、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。図1では、左側がアウトボード側、右側がインボード側となる。
図1において、この車輪用軸受装置は、内周に互いに小径側が隣合う複列の円すい状の軌道面1aを有する外方部材1と、この軌道面1aに対向する複列の円すい状の軌道面2aを外周に有する内方部材2と、これら内外の部材2,1の軌道面2a,1a間に介在した複列の円すいころ4とを備える。円すいころ4は各列毎に保持器7で保持されている。
外方部材1は固定側の部材となるものであって、車体の懸架装置を構成するナックル17に固定するための車体取付フランジ11を外周に有し、全体が一体の部材とされている。車体取付フランジ11は、ナックル17に周方向複数箇所のボルト18により締結される。
内方部材2は回転側の部材となるものであって、アウトボード側の端部付近の外周に車輪取付用のハブフランジ10を有するハブ輪3と、このハブ輪3のインボード側の端部外周に嵌合した内輪5とを有し、これらハブ輪3および内輪5に上記各列の軌道面2aが形成されている。
ハブフランジ10には、その円周方向複数箇所に設けられた各孔を貫通するボルト12により、タイヤホイールが取付けられる。ハブ輪3には軸継手の継手部材である等速ジョイント13の外輪13aが連結されている。ハブ輪3は中央孔16を有し、この中央孔16に等速ジョイント外輪13aに一体に形成されたステム部14が挿通される。ステム部14は先端に雄ねじ部14aを有し、この雄ねじ部14aに螺合されたナット15が、ハブ輪3の中央孔16におけるアウトボード側に形成された段面16aに押し当てられることで、等速ジョイント外輪13aがハブ輪3に対してアウトボード側に押し付けられて連結される。ハブ輪3の中央孔16にはスプライン溝16bが形成されており、このスプライン溝16bにステム部14の外周に形成されたスプライン溝14bが嵌合する。内外の部材2,1間に形成される環状空間のアウトボード側およびインボード側の各開口端部は、接触式のシール8,9で密封されている。
ハブ輪3のインボード側の端部外周には内輪嵌合面3aが形成され、この内輪嵌合面3aに内輪5が嵌合する。内輪5は、そのインボード側端に大鍔5aを有し、この大鍔5aの側面にインボード側列の円すいころ4の大端が接する。大鍔5aの外周面には、外方部材1の内周面に取付けられたシール9の摺接するシール接触リング19が設けられている。シール9は内輪5の大鍔5aの外周面に直接に摺接させても良い。内輪5は、等速ジョイント外輪13aにおけるステム部14の基端の段面13aaが、前記ナット15の締め付けで内輪5のインボード側幅面に押し当てられることにより、ハブ輪3に対して軸方向に締め付け固定される。
ハブ輪3の外周における上記ハブフランジ10に隣接する箇所には、アウトボード側の軌道面2aに隣接する大鍔として、リング状の別体鍔6が締まり嵌め状態に嵌合されている。この別体鍔6は、アウトボード側列の円すいころ4の大端に接するものである。
ハブ輪3のハブフランジ10よりもインボード側の外周には円筒面状の別体鍔嵌合面3bが形成され、この別体鍔嵌合面3bからハブフランジ10の側面に繋がる円弧状断面部3cが形成されている。別体鍔6は、この別体鍔嵌合面3bに嵌合している。別体鍔6は、ハブ輪3の別体鍔嵌合面3bに嵌合する円筒面状内周面部6aと、上記ハブフランジ10の側面に当接する端面6bとを有する。別体鍔6の外周面は、ハブフランジ10側が大径となる大小2つの円筒面状に形成され、その中間部が断面円弧状の部分となっている。この外周面における上記中間部に、外方部材1の内周面に取付けられたシール8が直接に摺接する。
別体鍔6は、回り止め手段20により、ハブ輪3に対する回転を阻止されている。回り止め手段20は、この実施形態では、ハブフランジ10と別体鍔6とを締結する複数のボルトからなる。ハブフランジ10には軸方向に貫通するボルト挿通孔21が周方向に複数設けられ、これらボルト挿通孔21に整合する複数のねじ孔22が、別体鍔6の端面6bに設けられている。回り止め手段20である各ボルトを、ハブフランジ10の上記ボルト挿通孔21に挿通して、対応する別体鍔端面6bのねじ孔22にねじ込むことにより、ハブフランジ10と別体鍔6が締結される。
この構成によると、ハブ輪3のハブフランジ10側の軌道面2aに隣接して設けられる大鍔として別体鍔6を形成し、この別体鍔6をハブ輪3の外周に嵌合させたため、ハブ輪3の軌道面2aと鍔面との境界部付近でモーメント荷重により生じる応力集中が緩和される。
また、ハブ輪3に対する別体鍔6の回転を、ボルトからなる回り止め手段20で阻止しているので、大きなモーメント荷重を受けても別体鍔6がクリープせず、クリープに起因して軸受予圧が変化したり摩耗粉が軸受内部に侵入する等により軸受寿命が低下するのを防止できる。このクリープ防止は、締代の増加によらずにボルトからなる回り止め手段20で行っているため、締代増加に伴うフープ応力による応力過大の問題がなく、かつ確実な回り止めが行える。これらのため、車両重量の重い車種に適用されても、上記境界部付近での疲労が生じ難く、耐久性に優れた車輪用軸受装置となる。
さらに、別体鍔6の外周面が、大小の円筒面状に形成され、この外周面における小径面部分と大径面部分の間に、外方部材1に取付けられたシール8を摺接するようにしているため、別体鍔6を設けながら、外方部材1と内方部材2の間のアウトボード側のシール8を空間効率良く配置できる。そのため、定められた軸受寸法で十分大きな別体鍔6を設けて耐久性に優れたものとでき、かつシール性も確保することができる。
図2〜図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、図2のようにハブ輪3に嵌合する別体鍔6の回り止め手段20が、ハブ輪3および別体鍔6に互いに対応させてそれぞれ設けられたキー溝23,24と、これら両キー溝23,24に跨がって係合するキー25とで構成されている。ハブ輪3のキー溝23は、図3のようにハブフランジ10に軸方向に貫通して形成されている。別体鍔6のキー溝24は、図4のように別体鍔6の外周面の大径面部分に軸方向に向けて形成されている。上記回り止め手段20は、円周方向の互いに180°隔てた2箇所に設けれられている。車輪用軸受装置の他の構成は、図1に示した第1の実施形態の場合と同じである。
図5〜図7は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、図5のように、ハブ輪3に嵌合する別体鍔6の回り止め手段20が、ハブ輪3および別体鍔6のいずれか一方に設けられた凹部26と、他方に設けられて前記凹部26に係合する凸部27とで構成されている。ここでは、図6のように前記凹部26がハブ輪3のハブフランジ10のインボード側に向く側面に形成され、図7のように凸部27が別体鍔6の端面6bに形成されている。上記回り止め手段20は、円周方向の互いに90°隔てた4箇所に設けられている。車輪用軸受装置の他の構成は、図1に示した第1の実施形態の場合と同じである。
図8〜図10は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、図8のようにハブ輪3に嵌合する別体鍔6の回り止め手段20が、ハブ輪3と別体鍔6の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所を2箇所以上としたことである。すなわち、この実施形態では、ハブ輪3の別体鍔嵌合面3bと別体鍔6の円筒状内周面部6aとによる嵌合箇所とは別に、図9のようにハブ輪3のハブフランジ10におけるインボード側に向く側面にハブ輪3と同心に形成されたリング状の嵌合溝28と、図10のように別体鍔6の端面6bに別体鍔6と同心で前記嵌合溝28と同径のリング状の嵌合突条29とを、互いに軸方向に締まり嵌め状態に嵌合させて回り止め手段20としている。車輪用軸受装置の他の構成は、図1に示した第1の実施形態の場合と同じである。
図11〜図13は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、図11のようにハブ輪3に嵌合する別体鍔6の回り止め手段20が、ハブ輪3と別体鍔6の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所の断面形状を非円形としたことである。すなわち、この実施形態では、図12のようにハブ輪3の別体鍔嵌合面3bを歯列状に形成すると共に、図13のように別体鍔6の円筒状内周面部6aを前記別状態鍔嵌合面3bの歯と嵌合する歯列状に形成することで回り止め手段20としている。上記歯列状の別体鍔嵌合面3bおよび円筒状内周面部6aは、スプライン溝またはセレーション溝により歯列状の面としたものであっても良い。車輪用軸受装置の他の構成は、図1に示した第1の実施形態の場合と同じである。
図14〜図16は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、図14のようにハブ輪3に嵌合する別体鍔6の回り止め手段20が、ハブ輪3の別体鍔嵌合面3bと別体鍔6の円筒状内周面部6aとによる嵌合箇所とは別に設けた別嵌合箇所であって、この別嵌合箇所を非円形としたものである。すなわち、この実施形態では、図15のようにハブ輪3のハブフランジ10におけるインボード側に向く側面にハブ輪3と同心に形成された非円形(ここでは6角形)の嵌合筒面部30と、図16のように別体鍔6の端面6bに別体鍔6と同心で非円形(6角形)の嵌合筒部31とを、互いに軸方向に締まり嵌め状態に嵌合させて回り止め手段20としている。車輪用軸受装置の他の構成は、図1に示した第1の実施形態の場合と同じである。
この発明の第1の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる車輪用軸受装置における別体鍔付きハブ輪の半部断面図である。 (A)は同ハブ輪の半部断面図、(B)はその半部側面図である。 (A)は同ハブ輪に組付けられる別体鍔の側面図、(B)はその半部断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置における別体鍔付きハブ輪の半部断面図である。 (A)は同ハブ輪の半部断面図、(B)はその半部側面図である。 (A)は同ハブ輪に組付けられる別体鍔の側面図、(B)はその半部断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置における別体鍔付きハブ輪の半部断面図である。 (A)は同ハブ輪の半部断面図、(B)はその半部側面図である。 (A)は同ハブ輪に組付けられる別体鍔の側面図、(B)はその半部断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置における別体鍔付きハブ輪の半部断面図である。 (A)は同ハブ輪の半部断面図、(B)はその半部側面図である。 (A)は同ハブ輪に組付けられる別体鍔の側面図、(B)はその半部断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる車輪用軸受装置における別体鍔付きハブ輪の半部断面図である。 (A)は同ハブ輪の半部断面図、(B)はその半部側面図である。 (A)は同ハブ輪に組付けられる別体鍔の側面図、(B)はその半部断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1…外方部材
1a…軌道面
2…内方部材
2a…軌道面
3…ハブ輪
4…円すいころ
5…内輪
6…別体鍔
10…ハブフランジ
20…回り止め手段
23,24…キー溝
25…キー
26…凹部
27…凸部
28…嵌合溝
29…嵌合突条
30…嵌合筒面部
31…嵌合筒部

Claims (7)

  1. 内周に小径側で隣合う複列の円すい面状の軌道面を有する外方部材と、これら軌道面に対向する円すい面状の軌道面を有する内方部材と、対向する軌道面間に介在した複列の円すいころとを備え、上記内方部材が、車輪取付用のハブフランジを外周に有するハブ輪と、このハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪とでなり、これらハブ輪および内輪に各列の軌道面を形成した車輪用軸受装置において、
    前記ハブ輪の軌道面に隣接する大鍔を、前記ハブフランジに隣接してハブ輪の外周に締まり嵌め状態に嵌合した別体鍔とし、この別体鍔のハブ輪に対する回転を阻止する回り止め手段を設けたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブフランジと別体鍔とを締結するボルトである車輪用軸受装置。
  3. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブ輪および別体鍔に対応してそれぞれ設けられたキー溝と、両キー溝に係合するキーとでなる車輪用軸受装置。
  4. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブ輪および別体鍔のいずれか一方に設けられた凹部と、他方に設けられて前記凹部に係合する凸部とでなる車輪用軸受装置。
  5. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所を2箇所以上としたことである車輪表軸受装置。
  6. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所の断面形状を非円形としたことである車輪用軸受装置。
  7. 請求項1において、前記回り止め手段が、前記ハブ輪と別体鍔の互いに締まり嵌め状態に嵌合する箇所の他に設けた別嵌合箇所であって、この別嵌合箇所の断面形状を非円形とした車輪用軸受装置。
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