JP2006077182A - 粘着タックシート - Google Patents

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Kenzo Ichihara
健三 市原
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SAIKYOSHA KK
Saikyosha Corp
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SAIKYOSHA KK
Saikyosha Corp
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Abstract

【課題】 食べ物や飲み物のガラスやプラスティックの容器の表面にラベルとして貼付しても、容易に剥離することができること。
【解決手段】 粘着タックシート本体1を、商品名、該商品を提供する自社の会社名、住所、内容、取り扱いの説明等を表面に記載したラベルとしてのシート2と、このシート2の裏面に略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤をコーティングした粘着剤層3と、この粘着剤層3に再剥離、再接着自在に貼合されている剥離紙4とで構成する。粘着タックシート本体1の裏面は、裏面の全面が容器8に接着されているのではなく、粘着タックシート本体1の裏面の周縁部には剥離紙4のエッジ部6が浮いた状態で貼付されている。このエッジ部6を利用して粘着タックシート本体1を容器8の表面から容易に剥がすことができる。粘着剤層3は再剥離可能な粘着剤を用いているので、容器8の表面に粘着剤を残すことがない。
【選択図】 図6

Description

本発明は、容器の表面に貼付するラベルの機能や、任意の箇所に再剥離可能に貼付するシールないしシートの機能や、衣服などに付着しているゴミを吸着させるエチケットシートの機能を持たせた粘着タックシートに関するものである。
食べ物や飲み物のガラスやプラスティックの容器の表面には、自社の会社名、住所、商品名、内容、取り扱いの説明を記載したラベルやシールが貼付されている。このラベルあるいはシールは、紙、フィルムなどの粘着タックシートが使用されている。
現在、環境問題、資源リサイクルを踏まえ、企業および各家庭においても各種ビン等の容器に貼付されている粘着タックシートを剥離し、粘着タックシートと容器とを分別して資源ゴミの回収に強力しなければならない状況になっている。ところが、粘着タックシートのラベルなどは、容器に一旦貼り付けてしまうと、非常に剥離しにくいという問題がある。これは、容器に貼り付けてあるラベルの厚みが薄いことと、ラベルの接着剤とで相まって、爪で剥がそうとしても剥がしにくいからであり、また、無理矢理に剥がしても、大半が容器の表面に付着して綺麗に剥離することができないという問題がある。
また、従来より、衣服の表面に付着しているゴミをとるもので、ブラシ状で所謂エチケットブラシと呼ばれている商品があり、自宅から外出する際にこの商品でもって、衣服に付着しているゴミを簡単にとれるので、非常に重宝がられている。
しかしながら、その商品は、一般のブラシと同じくらいの大きさであり、外出の際に持って出るには大きすぎる大きさであり、外出の際には不便である。そして、一旦外出して衣服に付着しているゴミをとる場合には、手では簡単にとれない場合もある。
さらに、デッキブラシくらいの大きさで、先端のローラに粘着テープを着脱自在に巻き付けておき、床面上をローラを回転させることで、床面のゴミを吸着させる掃除用具もすでに販売されている。
しかしながら、この掃除用具もデッキブラシくらいの大きさ故に、掃除の際の収納箇所からの出し入れが不便であり、また、部屋の壁面等にもたれかけておく場合には、部屋内の美観を損ねてしまう。また、一部分のゴミだけを掃除する場合には、いちいち大きな掃除用具を取り出す必要があり、面倒であるという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持った粘着タックシートを提供するものである。
(1)食べ物や飲み物のガラスやプラスティックの容器の表面にラベルとして貼付しても、容易に剥離することができること。
(2)衣服に付着しているゴミなどを容易に吸着でき、しかも、小さなシートで構成し、持ち運びに便利なようにすること。
(3)床面のゴミをとる場合にも、接着剤を利用して簡単にとることができ、しかも、小さなシートで構成し、収納箇所も不要とし、また、どこにでも貼り付けておくことができ、使い勝手の良い粘着タックシートを提供すること。
(4)冊子状のあぶらとり紙やメモ帳の表紙を粘着タックシートで構成し、表紙の有効利用を図ること。
(5)ティッシュペーパーの箱の上ぶたを粘着タックシートで構成し、上ぶたの有効利用を図ること。
そこで、本発明の請求項1に記載の粘着タックシートでは、紙またはフィルムからなるシートと、このシートの裏面の略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされた粘着剤層と、この粘着剤層に貼合されている再剥離可能な剥離紙とで粘着タックシート本体を構成し、
前記粘着タックシート本体の周縁部の一部を残して前記剥離紙が剥離可能に切り込み線を入れていることを特徴としている。
請求項2に記載の粘着タックシートでは、紙またはフィルムからなるシートと、このシートの裏面の略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされた粘着剤層と、この粘着剤層に貼合されている再剥離可能な剥離紙とで粘着タックシート本体を構成し、
前記粘着タックシート本体の周縁を残して前記剥離紙が剥離可能に切り込み線を入れ、この切り込み線の外側の周縁部をエッジ部とし、該エッジ部の幅を3〜5mmとしていることを特徴としている。
請求項3に記載の粘着タックシートでは、前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体1は、シート2、粘着剤層3及び剥離紙4で構成され、
前記剥離紙4の切り込み線5の外側のエッジ部6を残して剥離紙4を剥離した前記粘着タックシート本体1を、容器8の表面に粘着剤層3を介してラベルとして剥離自在に貼付していることを特徴としている。
請求項4に記載の粘着タックシートでは、前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体11は、シート12、粘着剤層13及び剥離紙14とで構成され、
前記剥離紙14の中央線15の両側に該剥離紙14の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線17をそれぞれ入れると共に、前記切り込み線17の端部間をミシン目16にて接続し、
前記両切り込み線17の外側の剥離紙14の周縁部をエッジ部20とし、
前記エッジ部20を残して剥離紙14を切り込み線17より再剥離、再接着可能としていることを特徴としている。
請求項5に記載の粘着タックシートでは、前記粘着タックシート本体11の大きさは手のひらサイズとすると共に、前記中央線15にて折り曲げ自在とし、該粘着タックシート本体11の形状は、略円形あるいは四角形状としていることを特徴としている。
請求項6に記載の粘着タックシートでは、前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体41は、シート42、粘着剤層43及び剥離紙44とで構成され、
前記剥離紙44の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線45を入れると共に、該切り込み線45の端部間をミシン目46にて接続し、
前記切り込み線45の外側の剥離紙44の周縁部をエッジ部47とし、
前記エッジ部47を残して剥離紙44を切り込み線45より再剥離、再接着可能とし、
顔の皮脂を吸収するあぶらとり紙32を多数枚で構成した冊子状のあぶらとり紙本体31の表表紙33あるいは裏表紙34の少なくともいずれか一方に前記粘着タックシート本体41を用いていることを特徴としている。
請求項7に記載の粘着タックシートでは、前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体61は、シート、粘着剤層及び剥離紙64とで構成され、
前記剥離紙64の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線65を入れると共に、該切り込み線65の端部間をミシン目66にて接続し、
前記切り込み線65の外側の剥離紙64の周縁部をエッジ部67とし、
前記エッジ部67を残して剥離紙64を切り込み線65より再剥離、再接着可能とし、
メモ帳51の表表紙52あるいは裏表紙の少なくともいずれか一方に前記粘着タックシート本体61を用いていることを特徴としている。
請求項8に記載の粘着タックシートでは、前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体81は、シート82、粘着剤層83及び剥離紙84とで構成され、
前記剥離紙84の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線85を入れると共に、該切り込み線85の端部間をミシン目86にて接続し、
前記切り込み線85の外側の剥離紙84の周縁部をエッジ部87とし、
前記エッジ部87を残して剥離紙84を切り込み線85より再剥離、再接着可能とし、
ティッシュペーパーを収納した箱71の上面の上ぶた72に前記粘着タックシート本体81を用いていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の粘着タックシートによれば、端部でシートから剥離紙を剥離していて剥離紙の剥離が困難であった従来とは異なり、切り込み線の外側を下方に折り曲げることで、剥離紙の端部が少し浮き、この浮いた端部を持って剥離することで、剥離紙を簡単に剥離することができる。また、剥離紙を剥離した粘着タックシート本体を例えば、容器に貼付するラベルとして用いた場合、シートの裏面に残っている剥離紙は容器の表面に非接着となっているので、この部分を持って剥がすことで、シートを容易に剥がすことができる。したがって、例えば容器のラベルとして用いた場合には、容器からラベルを簡単に剥がすことができ、容器とラベルとを分別して資源ゴミとして回収することができる。
請求項2に記載の粘着タックシートによれば、端部でシートから剥離紙を剥離していて剥離紙の剥離が困難であった従来とは異なり、切り込み線の外側のエッジ部を下方に折り曲げることで、剥離紙の端部が少し浮き、この浮いた端部を持って剥離することで、剥離紙を簡単に剥離することができる。また、剥離紙を剥離した粘着タックシート本体を例えば、容器に貼付するラベルとして用いた場合、シートの裏面に残っている剥離紙の周縁のエッジ部は容器の表面に非接着となっているので、この部分を持って剥がすことで、シートを容易に剥がすことができる。したがって、例えば容器のラベルとして用いた場合には、容器からラベルを簡単に剥がすことができ、容器とラベルとを分別して資源ゴミとして回収することができる。
請求項3に記載の粘着タックシートによれば、シートの裏面に残っている剥離紙の周縁のエッジ部は容器の表面に非接着となっているので、この部分を持って剥がすことで、シートを容易に剥がすことができる。したがって、例えば容器のラベルとして用いた場合には、容器からラベルを簡単に剥がすことができ、容器とラベルとを分別して資源ゴミとして回収することができる。
請求項4に記載の粘着タックシートによれば、粘着タックシート本体11を、衣服や床面のゴミを吸着させるのに使用する場合には、粘着タックシート本体11の一方の右側の右剥離紙14aをミシン目16を軸にして折り曲げる。そして、一方の右剥離紙14aを剥離してミシン目16を軸にして略180度折曲して、右剥離紙14aを他方の左側の左剥離紙14bの上に重ねる。この重ねた右剥離紙14aの部分を手で持って、露出した粘着剤層13でもって衣服に付着しているゴミや床面に落ちているゴミを吸着させる。家庭内でゴミを吸着させた後に粘着タックシート本体11は、ゴミを吸着させていない側の例えば左剥離紙14bを剥離し、この左剥離紙14b側に対応した粘着剤層13を、壁面や冷蔵庫、テレビ、食器棚の側面など、またデスクやロッカーなどの被接着面21に貼り付けておくことで、収納箇所を不要とすることができる。また、ゴミをとる場合には、粘着タックシート本体11が冷蔵庫などの家電製品に身近に貼ってあるので、直ぐに使用することでき、非常に使い勝手が良い。
また、粘着タックシート本体11の一方の例えば右剥離紙14aを剥離し、露出した粘着剤層13の下部にメモ用紙などの紙の上部に貼り付け、前記粘着剤層13の上部を冷蔵庫の扉や側面、食器棚の側面やガラス戸などの被接着面に貼り付ける。これにより、粘着タックシート本体11を留め具としての機能を十分に発揮させることができる。また、被接着面から粘着タックシート本体11を剥がす場合にも、粘着剤層13は再剥離可能な粘着剤を用いているので、容易に被接着面21が剥がすことができる。また、紙から粘着タックシート本体11を剥がす場合にも、粘着剤層13により紙22を破ることなく綺麗に剥がすことができる。さらに、再剥離可能な粘着剤層13により、何回も使用することができ、しかも、低コストな留め具として提供することができる。このように、被接着面がある程度滑らかであれば、金属製、木製、ガラス製等の種類を問わず、どこにでも簡単に貼ることができる留め具の機能を持たせることができるものである。
請求項5に記載の粘着タックシートによれば、前記粘着タックシート本体11の大きさは手のひらサイズとすると共に、前記中央線15にて折り曲げ自在とし、該粘着タックシート本体11の形状は、略円形あるいは四角形状としているので、一方の例えば右剥離紙14aを剥離して露出した粘着剤層13にて衣服に付着しているゴミなどを容易に吸着することができ、しかも、粘着タックシート本体11の大きさも小さいので、持ち運びが便利であり、また、収納箇所もポケットやバッグの中に入れても嵩張ることもない。
請求項6に記載の粘着タックシートによれば、あぶらとり紙本体31の表紙に粘着タックシート本体41を適用し、粘着タックシート本体41の粘着剤層43にて衣服に付着したゴミや床面に落ちているゴミをとることができる。また、粘着タックシート本体41をあぶらとり紙本体31の表紙に設けているので、別途に粘着タックシート本体41のみを持つ必要がなく、さらには、別途に粘着タックシート本体41を収納しておく箇所も不要である。よって、便利性の良いあぶらとり紙を提供することができる。また、今まであぶらとり紙32を使い切った後は捨てていた表紙を粘着タックシート本体41にて有効利用を図ることができる。
請求項7に記載の粘着タックシートによれば、メモ帳51の表紙に粘着タックシート本体61を適用し、粘着タックシート本体61の粘着剤層63にて衣服に付着したゴミや床面に落ちているゴミをとることができる。また、粘着タックシート本体61をメモ帳51の表紙に設けているので、別途に粘着タックシート本体61のみを持つ必要がなく、さらには、別途に粘着タックシート本体61を収納しておく箇所も不要である。よって、便利性の良いメモ帳51を提供することができる。また、今までメモ用紙を使い切った後は捨てていた表紙を粘着タックシート本体61にて有効利用を図ることができる。
請求項8に記載の粘着タックシートによれば、ティッシュペーパーの箱71から上ぶた72を取り除き、この取り除いた上ぶた72にて粘着タックシートとして利用できる。また、特に、今まで直ぐに捨てられていた上ぶた72に粘着タックシート本体81の機能を持たせているので、上ぶた72を有効利用でき、今までにない画期的な箱型のティッシュペーパーを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面(図1〜図8)を参照して詳細に説明する。図1は食べ物や飲み物を入れるガラスやプラスティック等からなる容器8の表面に本発明の粘着タックシート本体1を貼り付けた状態の図を示し、図2は該粘着タックシート本体1の背面図を、図3は粘着タックシート本体1の要部拡大断面図をそれぞれ示している。なお、この第1の実施形態では粘着タックシート本体1をラベルとして用いた場合である。
この粘着タックシート本体1は、図3に示すように、商品名、該商品を提供する自社の会社名、住所、内容、取り扱いの説明等を表面に記載したラベルとしてのシート2と、このシート2の裏面に略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤をコーティングした粘着剤層3と、この粘着剤層3に再剥離、再接着自在に貼合されている剥離紙4とで構成されている。
なお、この粘着タックシート本体1の形状は図示例では四角形状としているが、円形、楕円等任意の形状でも良いのは言うまでもない。
粘着タックシート本体1のシート2は、紙あるいはフィルムで構成されており、また、粘着剤層3は、再剥離強粘性の粘着剤を用いている。さらに、図2に示すように、剥離紙4の周縁部に沿って切り込み線5を入れており、この切り込み線5の外側の周囲のエッジ部6の幅を、例えば3〜5mmとしている。
粘着タックシート本体1を容器8の表面に貼付する場合、先ず、図4に示すように、切り込み線5の箇所の剥離紙4の端部から剥離すると、図5に示すように、粘着タックシート本体1のエッジ部6を残して剥離紙4が剥離され、粘着剤層3が露出する。この粘着剤層3の面を容器8の表面に貼り付けることで、ラベルとしての機能を発揮する。
ここで、厚みの薄い粘着タックシート本体1は、従来では、シート2と剥離紙4とのエッジ部分から剥離する場合、剥離しにくい場合が多かったが、本発明では、切り込み線5の部分を中心にしてエッジ部6を曲げることで、図4に示すように、剥離紙4のコーナー部分が浮き上がり、そのため、剥離紙4の端部を掴み易くなり、エッジ部6を残して剥離紙4を容易に剥離することができる。
また、使用後に容器8を資源ゴミとして回収する場合、容器8からラベル、つまり粘着タックシート本体1を剥がす必要がある。かかる場合、本発明では、粘着タックシート本体1を容器8の表面に貼付した状態において、粘着タックシート本体1の裏面は、裏面の全面が容器8に接着されているのではなく、粘着タックシート本体1の裏面の周縁部には剥離紙4のエッジ部6が浮いた状態で貼付されている。
そのため、容器8から粘着タックシート本体1を剥がす場合には、図6に示すように、粘着タックシート本体1の縁部、例えば、コーナー部分を爪で引っ掻くように剥がすことで、粘着タックシート本体1を剥離することができる。しかも、粘着剤層3は再剥離可能な粘着剤を用いているので、容器8の表面に粘着剤を残すことなく、粘着タックシート本体1を容器8から綺麗に、且つ容易に剥離することができる。
このように、本実施形態では、容器8に貼付されている粘着タックシート本体1の一部を容易に掴むことができ、また、粘着剤層3の粘着剤を容器8の接着面に残すことなく、粘着タックシート本体1を綺麗に剥離することができ、容器8を資源ゴミとして回収する場合には、粘着タックシート本体1と容器8とを分別して回収することができる。
なお、先の実施形態では、剥離紙4のエッジ部6を周囲に設けていたが、これに限られるものではない。例えば、図7に示すように、剥離紙4のコーナー部分に斜めに切り込み線5を入れて、略三角形状のエッジ部6としても良い。この場合、エッジ部6の目印として図8に示すように、表のシート2のコーナー部分にマーク7を付けておくことで、このマーク7の部分が剥離する際の目印となって、粘着タックシート本体1を剥離する場合には、容易に剥離することができる。
また、エッジ部6の形状もこれらに限られるものではなく、粘着タックシート本体1の周縁の一部分に設けても良く、例えば、粘着タックシート本体1の両側だけや、上下の部分だけに設けたり、1辺のみエッジ部6を設けるようにしても良い。さらには、剥離紙4の縁部でエッジ部6を設けるのではなく、エッジ部6に該当する箇所に粘着剤層3を非形成としても良い。
(第2の実施の形態)
本実施形態では、剥離自在なシートや、衣服に付着しているゴミや床面のゴミをとる場合のエチケットシートの機能を持たせた粘着タックシートの場合について説明する。
図9は本実施形態の粘着タックシート本体11の平面図を、図10は粘着タックシート本体11の裏面図を、図11は粘着タックシート本体11の要部拡大断面図をそれぞれ示している。この円形の粘着タックシート本体11の大きさは、例えば、手のひらと略同じ大きさであり、ワイシャツの胸ポケットに入る大きさである。
粘着タックシート本体11の構造は、基本的には先の実施形態と同様であり、図11に示すように、紙またはフィルムからなるシート12と、このシート12の裏面に全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされている粘着剤層13と、この粘着剤層13の裏面に再剥離、再接着可能に貼合されている剥離紙14とで構成されている。
この粘着タックシート本体11のシート12の表面には、該粘着タックシート本体11を販売、配布などの提供を行なう会社名、商品名、使用方法等印刷され、また、図10に示すように、剥離紙14の中央の中央線15にて折り曲げができるようになっている。
この中央線15の両側に該中央線15に平行にミシン目16が剥離紙14に入れてあり、このミシン目16の両端を結ぶようにして円弧状の切り込み線17が入れてある。なお、ミシン目16と切り込み線17とで囲まれた左右の部分を右剥離紙14a、左剥離紙14bと称する。また、剥離紙14の切り込み線17より外側の周縁部分のエッジ部20の幅は、例えば、3〜5mmとしている。
この粘着タックシート本体11は、中央線15の部分で半分に折り曲げずに円形のまま衣服のポケットやバッグの中に収納しても良く、また、図12に示すように中央線15の部分で剥離紙14側を内側にして半分に折り曲げてポケットやバッグの中に収納しても良い。
この粘着タックシート本体11を、衣服や床面のゴミを吸着させるのに使用する場合には、図13に示すように、粘着タックシート本体11の一方、例えば右剥離紙14aをミシン目16を軸にして折り曲げる。ここで、右剥離紙14aを剥離する場合、先の実施形態と同様にエッジ部20の部分を下方に折り曲げると右剥離紙14aの端部が少し浮き、その浮いた端部を持って剥がしていくと右剥離紙14aを容易に剥離することができる。
そして、図14及び図15に示すように、右剥離紙14aを剥離してミシン目16を軸にして略180度折曲して、右剥離紙14aを左剥離紙14bの上に重ねる。この重ねた右剥離紙14aの部分を手で持って、露出した粘着剤層13でもって衣服に付着しているゴミや床面に落ちているゴミを吸着させる。
適当にゴミを吸着させた後は、右剥離紙14aを元に戻して粘着剤層13にくっつけて元の状態に戻す。そして、粘着タックシート本体11を円形、あるいは半分に折り曲げてポケットやバッグの中に収納する。
なお、家庭内でゴミを吸着させた後に粘着タックシート本体11は、図16に示すように、ゴミを吸着させていない側の例えば左剥離紙14bを剥離し、この左剥離紙14b側に対応した粘着剤層13を、壁面や冷蔵庫、テレビ、食器棚の側面など、またデスクやロッカーなどの被接着面21に貼り付けておくことで、収納箇所を不要とすることができる。また、ゴミをとる場合には、粘着タックシート本体11が冷蔵庫などの家電製品に身近に貼ってあるので、直ぐに使用することでき、非常に使い勝手が良い。
また、右剥離紙14aに対応した粘着剤層13で多くのゴミを吸着させた後は、反対側の左剥離紙14bに対応した粘着剤層13でゴミをとるようにする。なお、両方の粘着剤層13でゴミを吸着させた後は、冷蔵庫などに貼り付けておくこは出来ないので、右剥離紙14a、左剥離紙14bを元に戻した状態で、収納するか、デスクの上などにそのまま置いておく。
このように本実施形態では、薄くて手のひらサイズの粘着タックシート本体11とし、一方の例えば右剥離紙14aを剥離して露出した粘着剤層13にて衣服に付着しているゴミなどを容易に吸着することができ、しかも、粘着タックシート本体11の大きさも小さいので、持ち運びが便利であり、また、収納箇所もポケットやバッグの中に入れても嵩張ることもない。
また、床面のゴミをとる場合には、粘着タックシート本体11の粘着剤層13にて簡単にとることができ、しかも、小さいので、従来の掃除用具とは異なり収納箇所を不要にすることができる。さらに、ゴミを吸着させていない側の粘着剤層13を壁面や冷蔵庫などの家電製品に貼り付けておくこともでき、収納箇所が不要で使い勝手の良い粘着タックシート本体11を提供することができる。
なお、先の実施形態では、粘着タックシート本体11を、ゴミをとる所謂エチケットシートのような機能を持たせた使用を行なっていたが、図17では、粘着タックシート本体11に留め具の機能を持たせた場合である。現状の留め具は、磁石(マグネット)を用いて、例えば冷蔵庫の扉や側面にメモ用紙などを磁力を利用して留めている。
しかし、磁石を用いた留め具は、磁性体の金属製でないと吸着できず、非磁性体の壁面や食器棚の壁面、ガラス戸などには吸着させることができない。
そこで、この実施形態では、被接着面がある程度滑らかであれば、金属製、木製、ガラス製等の種類を問わず、どこにでも簡単に貼ることができる留め具の機能を持たせたものである。
すなわち、図17に示すように、粘着タックシート本体11の一方の例えば右剥離紙14aを剥離し、露出した粘着剤層13の下部にメモ用紙などの紙22の上部に貼り付け、前記粘着剤層13の上部を冷蔵庫の扉や側面、食器棚の側面やガラス戸などの被接着面21に貼り付ける。
これにより、粘着タックシート本体11を留め具としての機能を十分に発揮させることができる。また、被接着面21から粘着タックシート本体11を剥がす場合にも、粘着剤層13は再剥離可能な粘着剤を用いているので、容易に被接着面21が剥がすことができる。また、紙22から粘着タックシート本体11を剥がす場合にも、粘着剤層13により紙22を破ることなく綺麗に剥がすことができる。さらに、再剥離可能な粘着剤層13により、何回も使用することができ、しかも、低コストな留め具として提供することができる。
先の例で説明した粘着タックシート本体11は、円形としていたが、図18及び図19に示すように、四角形状の粘着タックシート本体11としても良いのはもちろんである。エッジ部20を形成し、また、両側に右剥離紙14a、左剥離紙14bなどを形成していることも先の粘着タックシート本体11の場合と同様である。
(第3の実施の形態)
次に、図20〜図24により第3の実施形態について説明する。近年、顔の皮脂を吸収するあぶらとり紙が多く販売されており、多数枚のあぶらとり紙をパック詰めしたものや、多数枚のあぶらとり紙を冊子状にしたものなど種々のあぶらとり紙が販売されている。
図20はかかる多数枚のあぶらとり紙32を冊子状にしたあぶらとり紙本体31の斜視図を示し、このあぶらとり紙本体31は、表裏の表紙33、34の少なくともいずれか一方に前記粘着タックシート本体の機能を持たせたものである。この実施形態では、あぶらとり紙本体31の表表紙33を粘着タックシート本体41で構成したものである。
この粘着タックシート本体41の構成は、先の実施形態と同様に図23に示すように、表表紙33の上面側となるシート42と、このシート42の裏面の全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされている粘着剤層43と、この粘着剤層43の裏面に再剥離、再接着可能に貼合されている剥離紙44とで構成されている。
また、この粘着タックシート本体41は、図22に示すように、その剥離紙44の周縁にコ字型の切り込み線45を入れ、両切り込み線45の端部間にミシン目46を入れている。そして、一方を右剥離紙44aとし、他方を左剥離紙44bとし、剥離紙44の周縁部に幅を3〜5mmとしたエッジ部47を形成している。すなわち、基本的には先の実施形態の粘着タックシート本体11と同様な粘着タックシート本体41をあぶらとり紙本体31の表表紙33に適用したものである。
このあぶらとり紙本体31の表表紙33の粘着タックシート本体41を使用する場合は、先の実施形態と同様にエッジ部47を下方に折り曲げることで、例えば左剥離紙44bの端部が少し浮き、この浮いた端部を持って剥離することで、左剥離紙44bを容易に剥離することができる。そして、ミシン目46の部分で左剥離紙44bを右剥離紙44a側に折り曲げ、露出した粘着剤層43にて衣服に付着しているゴミや、床面に落ちているゴミを吸着させることで、エチケットシートの機能を持たせることができる。
なお、あぶらとり紙本体31のあぶらとり紙32を全て使い切った後は、表表紙33を切断し、先の実施形態と同様に粘着タックシート本体41自体として使用することができる。また、この粘着タックシート本体41を裏表紙34側に設けたり、表表紙33と裏表紙34とに粘着タックシート本体41をそれぞれ設けるようにしても良い。
図24は、表表紙33の粘着タックシート本体41の剥離紙44を全体的に剥離できるようにした例であり、基本的にはその機能は図22の場合と同様である。
このように本実施形態では、あぶらとり紙本体31の表紙に粘着タックシート本体41を適用し、粘着タックシート本体41の粘着剤層43にて衣服に付着したゴミや床面に落ちているゴミをとることができる。また、粘着タックシート本体41をあぶらとり紙本体31の表紙に設けているので、別途に粘着タックシート本体41のみを持つ必要がなく、さらには、別途に粘着タックシート本体41を収納しておく箇所も不要である。よって、便利性の良いあぶらとり紙を提供することができる。また、今まであぶらとり紙32を使い切った後は捨てていた表紙を粘着タックシート本体41にて有効利用を図ることができる。
(第4の実施の形態)
先の第3の実施形態では、粘着タックシート本体をあぶらとり紙本体31の表紙に適用した場合であったが、本実施形態では、図25及び図26に示すように、メモ帳51の表表紙52に先の実施形態の粘着タックシート本体41と同様の粘着タックシート本体61を適用したものである。
図26に示すように、メモ帳51の表表紙52の裏面側に剥離紙54が来るように構成され、この粘着タックシート本体61の構成は、図示はしないがメモ帳51の表紙となるシートと、このシートの裏面の全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされている粘着剤層と、この粘着剤層に再剥離、再接着可能に貼合されている剥離紙64とで構成されている。
粘着タックシート本体61の剥離紙64の構成も先の実施形態と同様になっており、コ字型に入れた切り込み線65の周縁を幅が3〜5mmとしたエッジ部67とし、切り込み線65の両端間にミシン目66を入れて、上剥離紙64aと下剥離紙64bを形成している。
なお、この実施形態における機能及び効果は、あぶらとり紙本体31に適用した場合と同様である。すなわち、メモ帳51の表紙に粘着タックシート本体61を適用し、粘着タックシート本体61の粘着剤層63にて衣服に付着したゴミや床面に落ちているゴミをとることができる。また、粘着タックシート本体61をメモ帳51の表紙に設けているので、別途に粘着タックシート本体61のみを持つ必要がなく、さらには、別途に粘着タックシート本体61を収納しておく箇所も不要である。よって、便利性の良いメモ帳51を提供することができる。また、今までメモ用紙を使い切った後は捨てていた表紙を粘着タックシート本体61にて有効利用を図ることができる。
また、図26では、粘着タックシート本体61をメモ帳51の表表紙52に適用した場合を示しているが、もちろん、裏表紙、あるいは表表紙52と裏表紙にそれぞれ適用しても良いものである。
(第5の実施の形態)
次に、図27〜図29を用いて第5の実施形態について説明する。本実施形態では、ティッシュペーパーの箱71に粘着タックシート本体を適用したものであり、特に箱71の内部のティッシュペーパーを取り出すための取り出し穴を塞いでいる上ぶた72に粘着タックシート本体81を適用したものである。
すなわち、ティッシュペーパーの箱71は周知のように、その上面に細帯状の上ぶた72を取り除くようになっており、上ぶた72の一方の切り取り片73を指を突っ込んで上ぶた72を取り除く。この上ぶた72は、箱71から取り除いた後は捨てられ、何らの利用価値も無かったが、本発明者は、この点に着目して、今まで捨てられていた上ぶた72に利用価値を付与したものである。
図28及び図29に示すように、ティッシュペーパーの箱71の上ぶた72自体を粘着タックシート本体81として構成したものであり、この粘着タックシート本体81は、ティッシュペーパーの箱71の紙材と同じ材料で構成したシート82と、このシート82の裏面の全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤をコーティングした粘着剤層83と、この粘着剤層83の裏面に再剥離、再接着可能に貼合されている剥離紙84とで構成されている。
剥離紙84は上ぶた72の大きさ及び形状が同じであり、切り取り片73も剥離紙84を含んでおり、上ぶた72(粘着タックシート本体81)には切り取り片73が容易に切り取り可能なようにミシン目74が設けてある。
そして、上ぶた72の裏面側となる剥離紙84の両側にはコ字型の切り込み線85が入れてあり、両切り込み線85の端部間にミシン目86が入れてある。この両側の一方を右剥離紙84aとし、他方を左剥離紙84bとする。また、切り込み線85の周縁には幅を3〜5mmとしたエッジ部87を形成している。
この実施形態においても、粘着タックシート本体81として使用する場合には、両側の切り取り片73を取り除き、エッジ部87を下方に折り曲げることで、例えば、右剥離紙84aの端部が浮き、この浮いた端部を持って右剥離紙84aを容易に剥離することができる。そして、ミシン目86の部分で左剥離紙84bが右剥離紙84aを折り曲げて、上記第2の実施形態の粘着タックシート本体11の場合と同様に使用することができる。
したがって、この実施形態では、ティッシュペーパーの箱71から上ぶた72を取り除き、この取り除いた上ぶた72にて第2の実施形態の粘着タックシート本体11の場合と同様の効果を奏するものである。また、特に、本実施形態では、今まで直ぐに捨てられていた上ぶた72に粘着タックシート本体81の機能を持たせているので、上ぶた72を有効利用でき、今までにない画期的な箱型のティッシュペーパーを提供することができる。
なお、上記各実施形態において、エッジ部は粘着タックシート本体の周縁部の全周に設けていたが、周縁部の一部に設けるようにしても良いものである。
本発明の第1の実施の形態における容器に粘着タックシート本体を貼り付けた状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における粘着タックシート本体の背面図である。 本発明の第1の実施の形態における粘着タックシート本体の要部拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態における粘着タックシート本体のエッジ部を残して剥離紙を剥離する場合の説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエッジ部を残して剥離紙を剥離した場合の粘着タックシート本体の背面図である。 本発明の第1の実施の形態における容器から粘着タックシート本体を剥離する場合の説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエッジ部の他の例を示す粘着タックシート本体の背面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるエッジ部の他の例を示す粘着タックシート本体の正面図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の平面図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の裏面図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体を半分の折り曲げた状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体を被接着面に貼り付けている状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体を留め具として形成した場合の説明図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の形状を四角形状とした場合の裏面図である。 本発明の第2の実施の形態における粘着タックシート本体の形状を四角形状とした場合の平面図である。 本発明の第3の実施の形態における粘着タックシート本体をあぶらとり紙本体の表紙に適用した場合の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における粘着タックシート本体をあぶらとり紙本体の表紙に適用した場合の正面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるあぶらとり紙の表紙をあけた場合の平面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるあぶらとり紙の表紙の要部拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるあぶらとり紙の表紙に粘着タックシート本体を適用した場合の他の例の平面図である。 本発明の第4の実施の形態における粘着タックシート本体をメモ帳の表紙に適用した場合の平面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるメモ帳の表紙を開けた場合の平面図である。 本発明の第5の実施の形態におけるティッシュペーパーの箱の上ぶたに粘着タックシート本体を適用した場合の斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における上ぶたの裏面図である。 本発明の第5の実施の形態における上ぶた(粘着タックシート本体)の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 粘着タックシート本体
2 シート
3 粘着剤層
4 剥離紙
5 切り込み線
6 エッジ部
8 容器
11 粘着タックシート本体
12 シート
13 粘着剤層
14 剥離紙
15 中央線
16 ミシン目
17 切り込み線
20 エッジ部
31 あぶらとり紙本体
32 あぶらとり紙
33 表表紙
34 裏表紙
41 粘着タックシート本体
42 シート
43 粘着剤層
44 剥離紙
45 切り込み線
46 ミシン目
47 エッジ部
51 メモ帳
52 表表紙
61 粘着タックシート本体
64 剥離紙
65 切り込み線
66 ミシン目
67 エッジ部
71 箱
72 上ぶた
81 粘着タックシート本体
82 シート
83 粘着剤層
84 剥離紙
85 切り込み線
86 ミシン目
87 エッジ部

Claims (8)

  1. 紙またはフィルムからなるシートと、このシートの裏面の略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされた粘着剤層と、この粘着剤層に貼合されている再剥離可能な剥離紙とで粘着タックシート本体を構成し、
    前記粘着タックシート本体の周縁部の一部を残して前記剥離紙が剥離可能に切り込み線を入れていることを特徴とする粘着タックシート。
  2. 紙またはフィルムからなるシートと、このシートの裏面の略全面にわたって再剥離強粘性の粘着剤がコーティングされた粘着剤層と、この粘着剤層に貼合されている再剥離可能な剥離紙とで粘着タックシート本体を構成し、
    前記粘着タックシート本体の周縁を残して前記剥離紙が剥離可能に切り込み線を入れ、この切り込み線の外側の周縁部をエッジ部とし、該エッジ部の幅を3〜5mmとしていることを特徴とする粘着タックシート。
  3. 前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体(1)は、シート(2)、粘着剤層(3)及び剥離紙(4)で構成され、
    前記剥離紙(4)の切り込み線(5)の外側のエッジ部(6)を残して剥離紙(4)を剥離した前記粘着タックシート本体(1)を、容器(8)の表面に粘着剤層(3)を介してラベルとして剥離自在に貼付していることを特徴とする粘着タックシート。
  4. 前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体(11)は、シート(12)、粘着剤層(13)及び剥離紙(14)とで構成され、
    前記剥離紙(14)の中央線(15)の両側に該剥離紙(14)の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線(17)をそれぞれ入れると共に、前記切り込み線(17)の端部間をミシン目(16)にて接続し、
    前記両切り込み線(17)の外側の剥離紙(14)の周縁部をエッジ部(20)とし、
    前記エッジ部(20)を残して剥離紙(14)を切り込み線(17)より再剥離、再接着可能としていることを特徴とする粘着タックシート。
  5. 前記粘着タックシート本体(11)の大きさは手のひらサイズとすると共に、前記中央線(15)にて折り曲げ自在とし、該粘着タックシート本体(11)の形状は、略円形あるいは四角形状としていることを特徴とする請求項4に記載の粘着タックシート。
  6. 前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体(41)は、シート(42)、粘着剤層(43)及び剥離紙(44)とで構成され、
    前記剥離紙(44)の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線(45)を入れると共に、該切り込み線(45)の端部間をミシン目(46)にて接続し、
    前記切り込み線(45)の外側の剥離紙(44)の周縁部をエッジ部(47)とし、
    前記エッジ部(47)を残して剥離紙(44)を切り込み線(45)より再剥離、再接着可能とし、
    顔の皮脂を吸収するあぶらとり紙(32)を多数枚で構成した冊子状のあぶらとり紙本体(31)の表表紙(33)あるいは裏表紙(34)の少なくともいずれか一方に前記粘着タックシート本体(41)を用いていることを特徴とする粘着タックシート。
  7. 前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体(61)は、シート、粘着剤層及び剥離紙(64)とで構成され、
    前記剥離紙(64)の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線(65)を入れると共に、該切り込み線(65)の端部間をミシン目(66)にて接続し、
    前記切り込み線(65)の外側の剥離紙(64)の周縁部をエッジ部(67)とし、
    前記エッジ部(67)を残して剥離紙(64)を切り込み線(65)より再剥離、再接着可能とし、
    メモ帳(51)の表表紙(52)あるいは裏表紙の少なくともいずれか一方に前記粘着タックシート本体(61)を用いていることを特徴とする粘着タックシート。
  8. 前記請求項1または請求項2で形成された粘着タックシート本体(81)は、シート(82)、粘着剤層(83)及び剥離紙(84)とで構成され、
    前記剥離紙(84)の周縁部より内側に該周縁部に沿って切り込み線(85)を入れると共に、該切り込み線(85)の端部間をミシン目(86)にて接続し、
    前記切り込み線(85)の外側の剥離紙(84)の周縁部をエッジ部(87)とし、
    前記エッジ部(87)を残して剥離紙(84)を切り込み線(85)より再剥離、再接着可能とし、
    ティッシュペーパーを収納した箱(71)の上面の上ぶた(72)に前記粘着タックシート本体(81)を用いていることを特徴とする粘着タックシート。
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