JP2006076584A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 調理済或いは半調理済の食品を密封でき、且つ食品を包装体に収納したままで電子レンジによる加熱調理が行え、加熱調理中に発生する蒸気による内部圧力を包装体の一部の自動開口によって逃がし、包装体の破裂や変形を防止すると共に、加熱調理後に収納された食品の液状物が開口部から浸出することによる汚損等の惧れのない包装体を提供する。
【解決手段】 内層が熱接着性樹脂層からなる包装材を熱接着部で密封した包装体において、内側周縁部でいずれかの短辺寄りの長辺側縁辺から前記包装体の内側に張り出し、前記包装体の中心側を剥離角部とする張出部を有し、該張出部内に未接着部が設けられ、該未接着部内で少なくとも前記剥離角部の剥離予定位置より内側に切目もしくは切欠が形成されていることを特徴とする包装体。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液状物、固形物、或いはこれらの混合物からなる食品等の内容物を包装する為の包装体に関し、さらに詳しくは、液状物、固形物、あるいはこれらの混合物からなる食品等の内容物を収納した状態で、電子レンジにより加熱調理できる包装体に関する。
従来から、調理済み或いは半調理済み等の食品を、プラスチック製の包装袋に充填収納し、飲食前に電子レンジにより加熱調理する方式の包装食品が数多く市場化されている。しかし、この種の食品を充填収納する包装袋は、電子レンジで加熱された際、食品から発生する蒸気や内部空気の熱膨張により内圧が上昇し、ついには破袋して収納された食品の飛散や、電子レンジ庫内の汚損を起こしてしまう問題があった。
上記の問題を解決する為、電子レンジでの加熱調理前に、あらかじめ包装袋に小孔を開けたり、包装袋の端部を切り欠いて、加熱による内圧上昇を包装袋外へ逃がし破袋を防止していた。しかし、このような加工は消費者の手間を要するものであり、そのうえ加熱調理によって発生した蒸気は直ちに包装袋外へ放出されて、蒸気による加熱調理効果が低減するとともに、食品の乾燥が進行して食味の劣化を来すものであった。
そこで、上記の不都合を解消すべく、「調理済あるいは半調理済等の食品を完全に密封できると共に、前記食品を包装体に収納したままで電子レンジにより加熱調理でき、さらに加熱調理中に発生する蒸気により包装体に収納された食品を蒸らす効果を奏しつつ包装体内の内部圧力を包装体の一部が自動的に開口して逃がし、包装体の破裂、変形を防止できる包装体」として、「内層に易剥離性を有する熱接着性樹脂層からなる包装材を熱接着部で密封した包装体において、前記包装体の内側周縁部の少なくとも1箇所に前記内側周縁部から前記包装体の内側に張り出して熱接着された張出部を有し、該張出部に切刃もしくは切欠が形成されていることを特徴とする包装体」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−208739号公報
前記特許文献記載の包装体によれば、調理済あるいは半調理済等の食品を完全に密封できると共に、前記食品を包装体に収納したままで電子レンジにより加熱調理でき、さらに加熱調理中に発生する蒸気により包装体に収納された食品を蒸らす効果を奏しつつ包装体内の内部圧力を包装体の一部が自動的に開口して逃がし、包装体の破裂、変形を防止できるが、加熱調理中の蒸気による内部圧力で張出部が剥離して開口部を形成する為、収納される食品が液状物や液状比率の高い混合物の場合、加熱調理後の取り扱いの際、包装体を持ち誤って内容物を開口部方向へ移動させると、開口部から液状物が浸出したり、これによって周囲や衣服等の汚損を来す惧れがあった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになしたものであって、調理済或いは半調理済の食品を密封でき、且つ食品を包装体に収納したままで電子レンジによる加熱調理が行え、加熱調理中に発生する蒸気による内部圧力を包装体の一部の自動開口によって逃がし、包装体の破裂や変形を防止すると共に、加熱調理後に包装体を持ち誤り内容物を開口部方向へ移動させても、収納された食品の液状物が開口部から浸出することによる汚損等の惧れのない包装体を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、内層が熱接着性樹脂層からなる包装材を熱接着部で密封した包装体において、内側周縁部でいずれかの短辺寄りの長辺側縁辺から前記包装体の内側に張り出し、前記包装体の中心側を剥離角部とする張出部を有し、該張出部内に未接着部が設けられ、該未接着部内で少なくとも前記剥離角部の剥離予定位置より内側に切目もしくは切欠が形成されていることを特徴とする包装体である。
請求項2の発明は、前記張出部が縦長略矩形状で、前記張出部内に縦長略矩形状の未接着部が設けられ、該未接着部内で前記剥離角部に対向する短辺側近傍に切目もしくは切欠が形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装体である。
請求項3の発明は、前記剥離角部が包装体の中心側に突出した形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の包装体である。
本発明の包装体は、調理済或いは半調理済の食品を密封でき、且つ食品を包装体に収納したままで電子レンジによる加熱調理が行え、加熱調理中に発生する蒸気や包装体内部の空気膨張による内部圧力を包装体の一部の自動開口によって逃がし、包装体の破裂や変形を防止することが出来るという効果がある。さらに、包装体内の内部圧力を逃がす方向を限定することができ、内容物の吹きこぼれ等を防止できるといった効果を奏するものである。
また、加熱により発生する蒸気や包装体内部の空気膨張による内部圧力の排出後は、包装体を転倒させて内容物を開口部方向へ移動させても、剥離部分における内容物収納部側は内容物の自重によって包装体が拡張方向に作用し、剥離しなかった熱接着部間が線状に折れ曲がり、その反作用として剥離部分における未接着部は前記剥離しなかった熱接着部間で閉鎖方向に作用するので前記開口部は閉塞され、収納された食品の液状物の前記開口部からの浸出を抑え、周囲や衣服の汚損というような不都合が発生することがない。
上記本発明について、以下に詳述する。まず、本発明において内層の熱接着樹脂層に用いる樹脂としては、一般に電子レンジで加熱又は加熱調理される食品包材として使用されているものを使用することができる。具体的には、低密度ポリエチレンフィルム、超低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレンーアクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメタクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーエチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーメチルメタクリレート共重合体フィルムまたはアイオノマーフィルム等を使用できる。シーラント層の厚みは20〜100μm、好ましくは40〜70μmである。
次に、本発明の包装体において、外層として使用するフィルムとしては、包装袋を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いるが、例えばポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系等の樹脂を用いることができるし、またセロファン、合成紙など用いることができる。また、前記外層として使用するフィルムは、該フィルムの内層側に一般的には印刷が施されることが多い為に、印刷適性が求められ、二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。このフィルムの厚さとしては基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持されうる厚さであれば良く、コストを考慮すると12〜30μm程度が適当である。また、前記フィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリデンが塗工されたフィルムや、酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機物の蒸着層が形成されたフィルムとしてバリア性を有する構成としても良い。
さらに、本発明においては、前記内層と前記外層の間に中間層を設けても良く、前記中間層は通常前記内層と前記外層だけでは包装袋としての機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。前記機能としては、気体遮断性、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等であり、包装袋として要求されるこれらの最終的な機能を中間層に設けることで達成するものである。該中間層として用いられる基材としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルム、或いは紙、セロファン、合成紙、不織布などを用いることができる。また、これら基材の一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することできる。尚、上記基材の厚さとしては、包装体として要求される機能を満たすことができれば良いのであって、必要に応じて適宜選ぶことができる。
次に、本発明について、図面に示す実施例を用いて以下に詳述する。図1は本発明に係る包装体の第一実施形態の平面図。図2は図1のX−X線の模式断面図。図3は図1の加熱調理途中の状態を示すX−X線の模式断面図。図4は図1の加熱調理完了の状態を示す一部拡大平面図。図5は同じく図1の加熱調理完了の状態を示すX−X線の模式断面図。図6は図1の加熱調理後の包装体を転倒操作した状態を示す模式断面図。図7は本発明に係る包装体の第二実施形態の平面図。図8は本発明に係る包装体の一実施例を示す平面図である。
図1は本発明に係る包装体の第一実施形態の平面図。図2は図1のX−X線の断面図で、包装袋1は外層52と熱接着性樹脂層である内層51とからなる矩形状の積層体50、50を前記内層51同士が対向するように重ね合わせて四端縁辺を熱接着することにより、前記四端縁辺に熱接着部2を有する四方シールタイプの包装袋であって、前記熱接着部2のうち短辺寄りの長辺側縁辺で前記包装袋1の内側方向に張り出し、領域内に略矩形状の未接着部5と、該未接着部5内に円形状の切欠4を有し、且つ包装体の中心側を剥離角部6とする略矩形状の張出部3を形成している。また、加熱調理終了後、収納されている食品取り出しの為の開封用として、前記熱接着部2の周縁開封予定位置にノッチ7、7が設けられている。尚、実施形態において、前記剥離角部6は包装体の中心側に突出した嘴状に形成されている。
また、実施形態において、切欠4は積層体50、50をそれぞれ貫通する円形状の貫通孔とされているが、特に限定されるものでは無く、一方の積層体に穿設して内部圧力Fの排出方向を限定することもできる。また、切欠の形状は円形状のほか、半円形状、楕円形状、或いは三角形状に代表される多角形状であっても良く、さらに切目の形状としてI字形状、U字形状、V字形状、Y字形状、半円形状など内部圧力の排出可能な形状を使用することができる。
図3は図1の加熱調理途中の状態を示すX−X線の模式断面図。図4は図1の加熱調理完了の状態を示す一部拡大平面図。図5は同じく図1の加熱調理完了の状態を示すX−X線の模式断面図で、図示は省略するが、包装袋1の内部には加熱調理される食品が封入される。食品を収納した包装袋1を電子レンジに入れて加熱調理すると、食品中から発生する蒸気或いは包装袋内の空気が熱膨張して内部圧力Fが高まり、包装袋1は徐々に拡張した状態となる。前記拡張状態は包装袋1の中心を最大拡張部分として起こるので、内部圧力Fの上昇により、包装袋1の短辺寄りの長辺側縁辺から張り出し形成されている略矩形状の張出部3で最も包装袋1の中心に近い剥離角部6の内層51、51間乃至内層51から、層間剥離乃至凝集破壊による剥離が生じ始め、図4及び図5に示すように前記略矩形状の張出部3の剥離角部6が凡そ剥離作用位置を示す線Gすなわち剥離予定位置まで剥離して未接着部5に通じることにより、内部圧力Fは前記剥離角部6から未接着部5を経由し切欠4から外部に排出され、包装袋1の破袋や変形は防止される。また、前記張出部3の剥離角部6に生じる剥離が未接着部5に達し切欠4に到って、内部圧力Fを包装袋1外に排出するまでの間、包装袋1に収納された食品を蒸し調理できる為、より良い食味を得ることができる。尚、図4に示すように前記切欠4から前記張出部3の剥離角部6が剥離する剥離作用位置を示す線Gすなわち剥離予定位置までの間には未接着部5が介在しており、少なくとも5mm以上とすることが望ましい。
加熱調理終了によって、内部圧力Fは包装袋1外に排出され、張出部3の剥離角部6及び未接着部5にかかる内部圧力Fは著しく低下する。通常の操作では、前記張出部3側の熱接着部2の短辺を上方として支えた状態で、ノッチ7を使って包装袋1を横断する方向に開封し、収納した食品を食器等に移し変えるが、例えば収納した食品が液状物或いは液状物と固形物の混合物で、包装袋1が平坦な状態に置かれたり、図6に示すように切欠4の方向に向けて転倒させるような操作がなされた場合、包装袋1の内容物収納部側の積層体50、50それぞれは液状内容物Hの自重によって拡張方向に作用し、剥離作用で剥離が停止した熱接着部3間すなわち図4に示した剥離作用位置を示す線Gで線状に折れ曲がり、その反作用として前記未接着部5部分の積層体50、50それぞれは閉鎖方向に作用するので切欠4、4は閉塞され、液状内容物Hの前記切欠4、4からの浸出或いは排出が抑制され、周囲や衣服の汚損というような不都合が発生することがない。
図7は本発明に係る包装体の第二実施形態の平面図で、包装袋1´は前述した第一実施形態と同様に、外層52と易剥離性を有する熱接着性樹脂層である内層51とからなる矩形状の積層体50を前記内層51同士が対向するように重ね合わせて四端縁辺を熱接着することにより、前記四端縁辺に熱接着部2´を有する四方シールタイプの包装袋であって、前記熱接着部2´のうち短辺寄りの長辺側縁辺で前記包装袋1´の内側方向に張り出し包装袋1´の中心側角部を剥離角部6´とすると共に、領域内に縦長な略矩形状の未接着部4´と、該未接着部4´内の前記剥離角部6´と対向する短辺側近傍に円形状の切欠4´を有する縦長略矩形状の張出部3´を形成している。また、加熱調理終了後、収納されている食品取り出しの為の開封用として、前記熱接着部2の周縁開封予定位置にノッチ7´、7´が設けられている。
図示は省略したが、第一実施形態と同様に、食品を収納した包装袋1´を電子レンジに入れて加熱調理すると、食品中から発生する蒸気或いは包装袋内の空気が熱膨張して内部圧力Fが高まり、包装袋1´は徐々に拡張した状態となる。前記拡張状態は包装袋1´の中心を最大拡張部分として起こるので、内部圧力Fの上昇により、包装袋1´の短辺寄りの長辺側縁辺から張り出し形成されている縦長略矩形状の張出部3´で最も包装袋1´の中心に近い剥離角部6´の内層51、51間乃至内層51から、層間剥離乃至凝集破壊による剥離が生じ始め、前記張出部3´の剥離角部6´が剥離予定位置まで剥離し、未接着部5´に通じることにより、内部圧力Fは前記剥離角部6´から未接着部5´を経由し切欠4´から外部に排出され、包装袋1´の破袋や変形は防止される。
加熱調理後すなわち内部圧力Fの外部排出後は、前述の第一実施形態に関する説明と同様に、収納した食品が液状物或いは液状物と固形物の混合物で、包装袋1´が平坦な状態に置かれたり、包装袋1´を転倒させるような操作がなされた場合、包装袋1´の内容物収納部側の積層体50、50それぞれは、液状内容物の自重によって拡張方向に作用し、図4に示した剥離作用位置を示す線Gで線状に折れ曲がり、その反作用として未接着部5´側の積層体50、50それぞれは閉鎖方向に作用するので切欠4´は閉塞され、液状内容物の前記切欠4´からの浸出或いは排出が抑制される上に、本実施形態のように張出部3´が縦長の略矩形状となり且つ未接着部5´内の剥離角部6´と対向する短辺側に切欠4´が設けられることにより、前記剥離作用位置から切欠4´に到る間の未接着部5´部分の距離が大きくなるので、閉塞部分が顕著に形成され、液状内容物が切欠4´から浸出するのを抑止する効果をさらに高めることができ、周囲や衣服の汚損等を防ぐことができる。
上記の本発明について、以下に実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
実施例1
厚さ12μmの酸化珪素蒸着層を設けた二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着面に15μmの二軸延伸ポリアミドフィルムを、二液反応型ポリウレタン系接着剤を用いて周知のドライラミネーション法で貼り合せ、前記二軸延伸ポリアミドフィルム面に結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体からなる60μmの無延伸フィルムを、二液反応型ポリウレタン系接着剤を用いて周知のドライラミネーション法で貼り合せた積層体を作製し、該積層体の前記無延伸フィルム同士を重ね合わせ、図8に示すように短辺Yが125mm、長辺Tが175mmの矩形状に裁断し、短辺を端縁辺からシール幅SYが10mmで熱接着部を形成し、両長辺を両長辺の端縁辺からシール幅STが10mm幅で熱接着部を形成すると共に、一方の長辺の熱接着部に連接するように、短辺寄りの長辺側縁辺で、短辺の熱接着部の内側辺から離れた寸法Kが5mm、長辺側縁辺寸法Lが40mm、長辺の熱接着部の内側辺からの張り出し幅Mが15mmの縦長略矩形状で、さらに積層体中心側角部が嘴状の剥離角部とされ、前記短辺の熱接着部の内側辺からの寸法Pが47mmで内側に未接着部を有する張出部がシール幅SN3mmで熱接着され、前記張出部内で前記剥離角部に対向する張出部下辺からの寸法Qが30mm、前記長辺の熱接着部の内側辺からの寸法Rが6mmの位置Zを中心とする半径2.5mmの円形状の貫通孔を穿設し、一方の短辺が開口した三方シール袋を作製した。この三方シール袋にレトルトカレー(200g/袋)を充填し、袋内を真空にした後に開口短辺を熱接着して封入したものを50袋作製した。これを電子レンジ(定格高周波出力600W)で90秒加熱を行った。50袋共に加熱を開始して50〜75秒後に蒸気等による内部圧力の高まりにより、いすれも張出部の剥離角部が剥離し、未接着部を経由して貫通孔から蒸気等の内部圧力を排出して、袋は破袋することなく加熱調理が行え、レトルトカレーの食味が損なわれることが無かった。また、50袋共に蒸気等内部圧力の排出後、袋を転倒させ、貫通孔方向に内容物の移動操作を行ったが、剥離角部において収納部側は内容物自体によって袋が拡張方向に作用し、その反作用として剥離角部における未接着部は閉鎖方向に作用して貫通孔は閉塞され、封入されたレトルトカレーの液状物の貫通孔からの浸出は抑えられ、周囲や衣服の汚損というような不都合が起こらなかった。
本発明に係る包装体の第一実施形態の平面図。 図1のX−X線の模式断面図。 図1の加熱調理途中の状態を示すX−X線の模式断面図。 図1の加熱調理完了の状態を示す一部拡大平面図。 同じく図1の加熱調理完了の状態を示すX−X線の模式断面図。 図1の加熱調理後の包装体を転倒操作した状態を示す模式断面図。 本発明に係る包装体の第二実施形態の平面図。 本発明に係る包装体の一実施例を示す平面図。
符号の説明
1、1´ 包装袋
2、2´ 熱接着部
3、3´ 張出部
4、4´ 切欠
5、5´ 未接着部
6、6´ 剥離角部
7、7´ ノッチ
50 積層体
51 内層
52 外層
F 内部圧力
G 剥離作用位置を示す線
H 液状内容物

Claims (3)

  1. 内層が熱接着性樹脂層からなる包装材を熱接着部で密封した包装体において、内側周縁部でいずれかの短辺寄りの長辺側縁辺から前記包装体の内側に張り出し、前記包装体の中心側を剥離角部とする張出部を有し、該張出部内に未接着部が設けられ、該未接着部内で少なくとも前記剥離角部の剥離予定位置より内側に切目もしくは切欠が形成されていることを特徴とする包装体。
  2. 前記張出部が縦長略矩形状で、前記張出部内に縦長略矩形状の未接着部が設けられ、該未接着部内で前記剥離角部に対向する短辺側近傍に切目もしくは切欠が形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 前記剥離角部が包装体の中心側に突出した形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の包装体。
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