JP2006076136A - 濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストで信頼性の高い濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 回復用濾過装置99は、メインフィルタ部108が設けられたメイン流路104と、メイン流路104と並列に形成され、目詰まり検知用フィルタ部110が設けられたバイパス流路106と、を備えている。また、バイパス流路106の外側壁107は透明にされている。目詰まり検知用フィルタ部110は、表面が撥液性にされていると共に前記フィルタ部よりも開口径が小さくされている。この構成により、通常のインク流れでは、バイパス流路106にインクが流れずにメイン流路104にのみインクが流れる。メインフィルタ部108が目詰まりを起こすと、メインフィルタ部108及び目詰まり検知用フィルタ部110の上流側のインク圧が上昇して下流側との差圧が大きくなる。そして、目詰まり検知用フィルタ部110に形成されたメニスカスが壊れた場合、インクはバイパス流路106を流れる。オペレータは、バイパス流路106にインクが流れると目視によりこれを検知することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置に関し、更に詳細には、インクを濾過するのに最適な濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録ヘッドの吐出面から記録媒体へ向けてインク滴を吐出させて記録するインクジェット記録装置が多用されている。このようなインクジェット記録装置では、フィルタを有する濾過装置をインクの供給ラインに設け、インクに含まれる異物によって吐出口(ノズル)が目詰まりすることを防止している(例えば特許文献1参照)。近年、吐出口から吐出されたインクを回収して再利用することが提案されており(例えば特許文献2参照)、この場合には、異物を除去することが不可欠である。
このように、濾過装置を構成するフィルタ部は、インク供給系で重要な構成部品になっている。
しかし、特に長期間にわたって使用した場合、フィルタに異物が堆積して目詰まりを起こす。このため、流路抵抗が大きくなり、インクジェット記録ヘッドへインクが正常に供給されず、インクの吐出不良を起こすという問題があった。
このようなインクの吐出不良を未然に防ぐために、余裕を持って比較的短期間で定期的にフィルタや濾過装置を交換したり、インク流量を検知する検知手段(流量計など)を設置してフィルタや濾過装置の交換時期を知らせるなどの提案がなされている(例えば特許文献3、4参照)。しかし、フィルタや濾過装置を頻繁に交換する必要があったり、検知手段の設置によるコスト高を招いたりするなどの弊害が想定される。
特開平9−141890号公報 特開2001−315359号公報 特開2004−25727号公報 特開平11−320913号公報
本発明は、上記事実を考慮して、低コストで信頼性の高い濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、被濾過液にフィルタ部を通過させて被濾過液中の異物を除去する濾過装置であって、前記フィルタ部が設けられたメイン流路と、前記メイン流路と並列に形成され、目詰まり検知用フィルタ部が設けられたバイパス流路と、前記目詰まり検知用フィルタ部に被濾過液が流れたことを検知可能にする検知可能化手段と、を備え、前記目詰まり検知用フィルタ部は、表面が撥液性にされていると共に前記フィルタ部よりも開口径が小さくされていることを特徴とする。
フィルタ部や目詰まり検知用フィルタ部は、設定径以上の異物を通過させないものであれば良く、例えばメッシュ状の網体で構成されていてもよい。
メイン流路に設けられたフィルタ部が目詰まりしていない状態では、被濾過液圧を所定圧の範囲内にして流すことによって、バイパス流路に被濾過液が流れずにメイン流路にのみ被濾過液が流れる。
フィルタ部が目詰まりを起こすと、フィルタ部及び目詰まり検知用フィルタ部の上流側の被濾過液圧が上昇して下流側との差圧が大きくなる。そして、目詰まり検知用フィルタ部に形成されたメニスカスが壊れた場合、被濾過液はバイパス流路を流れ、検知可能化手段はこれを検知する。従って、オペレータは、適切な時期に濾過装置を交換することができる。
これにより、低コストで信頼性の高い濾過装置を実現させることができる。また、目詰まり検知用フィルタ部の表面が撥液性にされているので、気泡が通過し易い。従って、気泡を抜く上で好適である。
請求項2に記載の発明は、前記目詰まり検知用フィルタ部の表面は、被濾過液の接触角度が90°以上であることを特徴とする。
これにより、フィルタ部を流すのに必要な被濾過液圧と、目詰まり検知用フィルタ部を流すのに必要な被濾過液圧と、の差圧を大きくし易い。
請求項3に記載の発明は、前記フィルタ部と前記目詰まり検知用フィルタ部とが一体的に形成され、装置に一体的に着脱可能にされていることを特徴とする。
これにより、フィルタ部と目詰まり検知用フィルタ部との交換を短時間で効率的に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記検知可能化手段として、前記目詰まり検知用フィルタ部よりも下流側の前記バイパス流路を形成する透明な外側流路壁を設けたことを特徴とする。
これにより、極めて簡素な構成で目視等により検知することができる。
請求項5に記載の発明は、前記検知可能化手段として、前記目詰まり検知用フィルタ部よりも下流側の前記バイパス流路に、被濾過液が流れると通電する電極を配置したことを特徴とする。
これにより、簡易な構成で自動検知することができる。
請求項6に記載の発明は、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドにインクを供給するインク供給ラインと、を備え、請求項1に記載された濾過装置が前記インク供給ラインに設けられていることを特徴とする。
これにより、低コストで信頼性の高いインクジェット記録装置を実現させることができる。
請求項7に記載の発明は、前記インクジェット記録ヘッドからのインクを収容する液体受けと、前記液体受けを介して前記インクジェット記録ヘッドの吐出面からインクを吸い出す吸出手段と、を備え、前記インク供給ラインとして、前記吸出手段で吸い出された一部又は全部のインクを再利用するインクとして流す再利用インクラインを設け、請求項1に記載された濾過装置が前記再利用インクラインに設けられていることを特徴とする。
再利用するインクには異物の含有量が多い。従って、請求項7に記載の発明により、再利用するインクを効率的に濾過でき、更に低コスト化したインクジェット記録装置が実現される。
本発明は上記構成としたので、低コストで信頼性の高い濾過装置及びそれを有するインクジェット記録装置を実現させることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1には、第1実施形態のインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向をいう。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
そして、用紙Pを搬送ベルト28で保持した状態で周回させることで、吐出領域SE内に複数回通過させて、いわゆるマルチパスによる画像記録を行うことができる。したがって、搬送ベルト28の表面が、本発明における用紙Pの周回経路となっている。
なお、搬送ベルト28は、一例として、半導電性ポリイミド材(表面抵抗値1010〜1013Ω/□、体積抵抗値109〜1012Ω・cm)を、厚さ75μm、幅380mm、周長1000mmに成形したものを使用できる。また、駆動ロール24及び従動ロール26としては、一例として、φ50mmのSUSロールを使用できる。
また、搬送ベルト28を設けずに、例えば円筒状あるいは円柱状に形成された搬送ローラの外周に、記録媒体(用紙P)を吸着保持して回転させる構成にしてもよい。ただし、本実施形態のように搬送ベルト28を使用すると平坦部分28Fが構成されるので、この平坦部分28Fに対応させて記録ヘッドアレイ30を配置でき、好ましい。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッドユニット32(以下、単にヘッドユニット32という)が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。なお、それぞれのヘッドユニット32においてインク滴を吐出する方法は特に限定されず、いわゆるサーマル方式や圧電方式等、公知のものを適用できる。
各ヘッドユニット32を構成するインクジェット記録ヘッド33は、ヘッドコントローラ60によって制御されるようになっている。ヘッドコントローラ60は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッド33に送る。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド33の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
ヘッドユニット32には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応したリザーバタンク64が配置されている。
記録ヘッドアレイ30の近傍(本実施形態では搬送方向の両側)には、それぞれのヘッドユニット32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。ヘッドユニット32に対してメンテナンスを行う場合には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、吐出面であるノズル面33N(図3参照)に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(バキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等)を行う。
なお、本実施形態では、4つのメンテナンスユニット34を2つずつの2組に分割し、記録ヘッドアレイ30、画像記録時には記録ヘッドアレイ30の搬送方向上流側及び搬送方向下流側にそれぞれ配置されるようにしている。
図3にも詳細に示すように、記録ヘッドアレイ30の搬送方向上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
帯電ロール36としては、例えば、シリコーンゴムの表面に導電性カーボンを被覆し、体積抵抗値106〜107Ω・cm程度に調整したφ14mmのロールを使用することができる。
また、電源38としては、図3では直流電源を挙げているが、用紙Pを所定電位に帯電させることが可能であれば、交流電源でもよい。
なお、帯電ロール36よりもさらに搬送方向上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト28と帯電ロール36との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ30の搬送方向下流側には、剥離プレート40(図1、2参照)が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離することができる。剥離プレート40としては、たとえば、厚さ0.5mm、幅330mm、長さ100mmのアルミプレートを使用することができる。
剥離された用紙Pは、剥離プレート40の搬送方向下流側で排出経路44を構成する複数の回動可能な排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
剥離プレート40の下方には、駆動ロール24との間で搬送ベルト28を挟持可能はクリーニングロール48が配置されており、搬送ベルト28の表面をクリーニングするようになっている。
給紙トレイ16と搬送ベルト28の間には、反転手段として、複数の反転用ローラ対50で構成された反転経路52が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト28に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト28と排紙トレイ46の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク54が設けられている。インクタンク54のインクは、インク供給ライン62(図5参照)によって、リザーバタンク64を経由して各ヘッドユニット32に供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
図4に示すように、インクジェット記録装置12の全体は、コントローラ56によって制御され、用紙Pの取出しから画像記録、排出、さらにはメンテナンスを含む動作が制御されるようになっている。また、記録画像に関する各種のデータ等は、画像コントローラ58からコントローラ56に送られる。たとえば、後述するように、第1帯電モードや第2帯電モードでの印加電圧等は、記録画像のデータなどに応じて、コントローラ56で制御される。また、インクジェット記録ヘッド33はヘッドコントローラ60によって制御されており、コントローラ56からヘッドコントローラ60へ信号が送信されるようになっている。なお、コントローラ56、ヘッドコントローラ60及び帯電ロール36は、電源38から電力供給を受けるようになっている。
このような全体構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置12では、上記したように、給紙トレイ16から取り出された用紙Pが搬送され、搬送ベルト28に至る。そして、帯電ロール36によって搬送ベルト28に押し付けられると共に、帯電ロール36からの印加電圧によって搬送ベルト28に吸着(密着)して保持される。この状態で、搬送ベルトの循環によって用紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出されて、用紙P上に画像が記録される。1パスのみで画像記録する場合には、剥離プレート40で用紙Pを搬送ベルト28から剥離し、排出ローラ対42で搬送して排紙トレイ46に排出する。これに対し、マルチパスで画像記録を行う場合には、必要な回数に達するまで用紙Pを周回させて吐出領域SEを通過させた後、剥離プレート40で用紙Pを搬送ベルト28から剥離し、排出ローラ対42で搬送して排紙トレイ46に排出する。
(インク流動ライン)
インクジェット記録装置12には、図5に示すように、インクタンク54からヘッドユニット32へインクを供給するためのインク供給ライン62と、メンテナンス時(インクジェット記録ヘッド33の回復動作時)に使用され、流出方向が切り替え可能であるインク流出ライン63と、が各色毎に設けられている。
以下、インク供給ライン62でインクタンク54からヘッドユニット32へインクを供給すること、及び、インクジェット記録ヘッド33の回復動作時にインク流出ライン63からインクを吸引すること、を一色(例えばイエロー)について説明する。他の色については同様であるので、その説明を省略する。
インク供給ライン62には、インクタンク54とリザーバタンク64との間に未使用インク用濾過装置66が設けられている。
インクジェット記録装置12には、この未使用インク用濾過装置66のインク流れ上流側に設けられ、インク供給ライン62へのインク送出し力を与えるリザーバタンク充填用ポンプ68と、リザーバタンク充填用ポンプ68を駆動させる充填用モータ70と、が設けられている。充填用モータ70はコントローラ56によって制御されている。
また、リザーバタンク64内のインクの液量をモニタするために、リザーバタンク64内の低位置L、高位置Hでのインクの有無を検出するセンサ72が設けられている。センサ72で計測したデータはコントローラ56へ送信される。
ヘッドユニット32は、各色毎に設けられたリザーバタンク64と、各リザーバタンク64の下側にそれぞれ設けられた複数のインクジェット記録ヘッド33と、で構成される。また、リザーバタンク64から流出したインクがインクジェット記録ヘッド33にまで到達できるように、リザーバタンク64とインクジェット記録ヘッド33とが配管接続されている。
インクジェット記録ヘッド33の下面側はノズル面33Nとなっており、1024個のノズルが配列されている。
メンテナンスユニット64は、図5に示すように、インクジェット記録ヘッド33の回復動作時、ノズル面33Nに押し付けられてノズル面33Nからのインクを受けるキャップ88と、キャップ88の流出口に接続され、下流端に三方バルブ94が接続されたインク流出管92と、を備えている。三方バルブ94は流出方向が切替可能になっており、流出方向の切り替えはコントローラ56によって制御されている。
また、三方バルブ94に接続され、廃液処理するインクを流す廃インクライン95が設けられている。廃インクライン95の下流端には廃インクタンク96が設けられている。
更に、三方バルブ94に接続され、再利用するインクを流す再利用インクライン97が設けられている。再利用インクライン97には、交換可能なように着脱自在にされた回復用濾過装置99が設けられており、また、再利用インクライン97の下流端はリザーバタンク64に接続されている。
また、インクジェット記録装置12は、キャップ88からインク流出管92へインクを吸い出す回復動作用ポンプ98と、回復動作用ポンプ98を駆動させる回復動作用モータ100と、を備えている。回復動作用モータ100は、充填用モータ70と同様、コントローラ56によって制御されている。
回復動作を開始すると、コントローラ56は、廃インクライン95へ流れるように三方バルブ94を切り替える。そして、キャップ88をインクジェット記録ヘッド33のノズル面33Nに押し付けて装着状態(ON状態)とする。更に、回復動作用ポンプ98を駆動させて、インクジェット記録ヘッド33のノズル面33Nからインクを吸引する。
吸引初期のインクを廃インクライン95へ流した後、コントローラ56は、三方バルブ94の流出方向を再利用インクライン97へ切り替える。この結果、再利用されるインクが回復用濾過装置99を通過し、リザーバタンク64へ収容される。
(未使用インク用濾過装置、及び、回復用濾過装置)
以下、回復用濾過装置99について詳細に説明する。なお、未使用インク用濾過装置66は、回復用濾過装置99と基本的な構成は同じなので、その詳細な説明を省略する。
図6に示すように、回復用濾過装置99には、インクが流れるメイン流路104と、メイン流路104の外側に、メイン流路104と並列に形成されたバイパス流路106と、が形成されている。メイン流路104には、インクが通過するメインフィルタ部108が設けられており、バイパス流路106には目詰まり検知用フィルタ部110が設けられている。また、目詰まり検知用フィルタ部110の下流側を形成しているバイパス流路106の外側壁107は透明部材で構成されており、バイパス流路106にインクが流れると目視で検出できるようになっている。
本実施形態では、メインフィルタ部108と目詰まり検知用フィルタ部110とは一体的に形成されて、しかも、回復用濾過装置99に着脱可能にされている。従って、短時間で効率的にフィルタ交換を行って回復用濾過装置99を再利用することが可能になっている。
目詰まり検知用フィルタ部110は、メインフィルタ部108よりも開口径が小さくされて、すなわち、目が細かくされている。また、目詰まり検知用フィルタ部110の表面は、撥液性にされていると共に、インクの接触角度が90°以上にされている。
ここで、図7に示すように、使用液体(本実施形態ではインク)との接触角度θが90°以下である場合(すなわち使用液体の付着力が凝集力よりも大きい場合)、流入側圧力P1と流出側圧力P2との差圧ΔPが微小な値であっても、表面張力Tと差圧ΔPとによりメニスカスSは紙面下方に移動しインクが流れてしまう。このため、本実施形態では、図8に示すように、検知用フィルタ部110の表面層の材質を撥水性にして、使用液体との接触角度θが90°以上となるようにする(すなわち使用液体の付着力を凝集力よりも小さくする)。
これにより、表面張力TによってメニスカスSは紙面上方へ引っ張られ、差圧ΔPと表面張力Tとの関係により、メニスカスSの維持又は移動が生じる。
ここで、目詰まり検知用フィルタ部110の開口径をDとすると、メニスカスが紙面下方に引っ張られて使用液体がバイパス流路106を流れ出すときの差圧ΔPは、一般に次式で示される。
ΔP=−4Tcosθ/D
従って、使用液体との接触角度θ、及び、目詰まり検知用フィルタ部110の開口径Dを選定することにより、検知する差圧ΔPを所望の値にすることができる。
回復用濾過装置99は、このような原理を利用し、メインフィルタ部108を通過するのに必要なインク圧力よりも、目詰まり検知用フィルタ部110を通過するインク圧力がΔPだけ高いように設定されている。このΔPは通常では小さく設定されている。メインフィルタ部108が目詰まりしていない状態では、目詰まり検知用フィルタ部110の表面の撥液性及びインクの表面張力により、図9に示すように、インクはメイン流路104のみを流れ、バイパス流路106を流れない。
そして、メインフィルタ部108が目詰まりし、回復用濾過装置99の上流側のインク圧力が上昇して下流側との差圧が大きくなり、目詰まり検知用フィルタ部110のメニスカスが壊れると、図10に示すように、インクはバイパス流路106をも流れる。
バイパス流路106をインクが流れると、オペレータは、一目でこれを検出し、回復用濾過装置99の交換時期であることを認識することができる。従って、回復用濾過装置99の交換時期が遅過ぎてインクの吐出不良を起こすことや、交換時期が早すぎてコスト高となることが回避される。また、この回復用濾過装置99の構成は簡素である。
また、回復用濾過装置99に要求される性能に合わせて上記の差圧ΔPを設定圧にすることができる。
更に、回復用濾過装置99や未使用インク用濾過装置66が着脱自在なので、未使用の回復用濾過装置99や未使用インク用濾過装置66に交換することによりインクジェット記録装置12を継続して使用することができる。
また、メインフィルタ部108と目詰まり検知用フィルタ部110とは一体的に形成されて、しかも、回復用濾過装置99に着脱可能にされており、短時間で効率的にフィルタ交換を行って回復用濾過装置99を再利用することが可能になっている。未使用インク用濾過装置66についても同様である。
なお、図11に示すように、外側壁107に代えて、バイパス流路106へ断面V字状に突出する凸部116を形成した外側壁117を設け、凸部116の外側から計測用のレーザ光Bを照射して反射光を検出することにより、バイパス流路106にインクが流れたことを検出する構成にしてもよい。この構成では、凸部116の内側にインクが存在しない場合、すなわちバイパス流路106にインクが流れていない場合、レーザ光Bは凸部116の斜面を通過し、反射光が検出されない(図11の破線参照)。凸部116の内側にインクが存在する場合、すなわちバイパス流路106にインクが流れている場合、レーザ光Bは凸部116の斜面で反射するので、反射光が検出される(図11の実線参照)。なお、凸部116は、円錐状の凸部であってもよい。
これにより、バイパス流路106にインクが流れたことの検出を自動化することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図12、図13に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、回復用濾過装置99及び未使用インク用濾過装置66に代えて、バイパス流路にインクが流れると通電する回復用濾過装置139及び未使用インク用濾過装置136をそれぞれ設けている。更に、回復用濾過装置139の通電を検出するセンサ140と、未使用インク用濾過装置136の通電を検出するセンサ137とが設けられている。
未使用インク用濾過装置136及びセンサ137の構成、作用は、回復用濾過装置139及びセンサ140と同じであるので、以下、バイパス流路126にインクが流れると回復用濾過装置139で通電することを説明し、未使用インク用濾過装置136についてはその説明を省略する。
本実施形態では、回復用濾過装置139のバイパス流路126の外側壁127は透明である必要はない(図13参照)。
この外側壁127には針状の2本の電極130A、130Bが設けられおり、電極130A、130Bの先端は何れもバイパス流路126に露出している。そして、電極130A、130Bはセンサ140に接続されており、センサ140はコントローラ56に接続されている。
なお、外側壁127の材質を通電性材質(例えばSUSなど)にする場合には、電極130A、130Bと外側壁127とを絶縁性部材で電気絶縁とする。
バイパス流路126にインクが流れると、電極130A、130Bで通電し、通電した旨の信号がセンサ140からコントローラ56へ送信される。
コントローラ56は、回復用濾過装置139の交換時期であることを図示しない表示手段(ランプ等)で表示する。
本実施形態により、バイパス流路126にインクが流れたことの検出を、簡易な構成で自動化することができる。また、外側壁127を透明にする必要がない。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態のインクジェット記録装置の構成を画像記録状態で示す正面断面図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置の構成をメンテナンス状態で示す正面断面図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置の搬送ベルト及びその近傍の構成を示す概念的な正面図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置のインク流動ラインを示す模式図である。 第1実施形態のインクジェット記録装置に設けられた回復用濾過装置の側面断面図である。 メニスカスの接触角を説明するための模式的側面断面図である。 メニスカスの接触角を説明するための模式的側面断面図である。 第1実施形態で、回復用濾過装置が目詰まりしていない通常状態におけるインク流れを示す模式的側面断面図である。 第1実施形態で、回復用濾過装置が目詰まりした状態におけるインク流れを示す模式的側面断面図である。 第1実施形態の変形例を示す部分断面図である。 第2実施形態のインクジェット記録装置のインク流動ラインを示す模式図である。 第2実施形態のインクジェット記録装置に設けられた回復用濾過装置の側面断面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置
33 インクジェット記録ヘッド
62 インク供給ライン
66 未使用インク用濾過装置(濾過装置)
88 キャップ(液体受け)
97 再利用インクライン
98 回復動作用ポンプ(吸出手段)
99 回復用濾過装置(濾過装置)
104 メイン流路
106 バイパス流路
107 外側壁(外側流路壁)
108 メインフィルタ部(フィルタ部)
110 目詰まり検知用フィルタ部
126 バイパス流路
139 回復用濾過装置
136 未使用インク用濾過装置
130A、B 電極

Claims (7)

  1. 被濾過液にフィルタ部を通過させて被濾過液中の異物を除去する濾過装置であって、
    前記フィルタ部が設けられたメイン流路と、
    前記メイン流路と並列に形成され、目詰まり検知用フィルタ部が設けられたバイパス流路と、
    前記目詰まり検知用フィルタ部に被濾過液が流れたことを検知可能にする検知可能化手段と、
    を備え、
    前記目詰まり検知用フィルタ部は、表面が撥液性にされていると共に前記フィルタ部よりも開口径が小さくされていることを特徴とする濾過装置。
  2. 前記目詰まり検知用フィルタ部の表面は、被濾過液の接触角度が90°以上であることを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  3. 前記フィルタ部と前記目詰まり検知用フィルタ部とが一体的に形成され、装置に一体的に着脱可能にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の濾過装置。
  4. 前記検知可能化手段として、前記目詰まり検知用フィルタ部よりも下流側の前記バイパス流路を形成する透明な外側流路壁を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載の濾過装置。
  5. 前記検知可能化手段として、前記目詰まり検知用フィルタ部よりも下流側の前記バイパス流路に、被濾過液が流れると通電する電極を配置したことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載の濾過装置。
  6. インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドと、
    前記インクジェット記録ヘッドにインクを供給するインク供給ラインと、
    を備え、
    請求項1に記載された濾過装置が前記インク供給ラインに設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 前記インクジェット記録ヘッドからのインクを収容する液体受けと、
    前記液体受けを介して前記インクジェット記録ヘッドの吐出面からインクを吸い出す吸出手段と、
    を備え、
    前記インク供給ラインとして、前記吸出手段で吸い出された一部又は全部のインクを再利用するインクとして流す再利用インクラインを設け、
    請求項1に記載された濾過装置が前記再利用インクラインに設けられていることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
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