JP2006075660A - 液滴吐出ヘッドの駆動方法、液滴吐出装置、デバイスの製造方法、及びデバイス - Google Patents
液滴吐出ヘッドの駆動方法、液滴吐出装置、デバイスの製造方法、及びデバイス Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 着弾後の液体の挙動に起因する液体の溢れを抑制し、液体の塗布によって形成されたパターンの精度向上を実現できる液滴吐出ヘッドの駆動方法及び液滴吐出装置、当該駆動方法又は装置を用いたデバイスの製造方法、並びに当該製造方法を用いて製造されるデバイスを提供する。
【解決手段】 キャビティ121と、圧力発生素子150と、ノズル開口111とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、駆動信号に応じてノズル開口から複数の液滴Dを順次吐出し、当該液滴を被塗布領域に着弾させて塗布液を塗布し、液滴が被塗布領域に着弾した際に、当該塗布液の外側方向の振動と、当該塗布液の内側方向の振動とが生じ、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に、液滴が被塗布領域に着弾するように、圧力発生素子に駆動信号を印加することを特徴とする。
【選択図】 図6
Description
このような用途に液滴吐出装置を用いる場合においては、液体が塗布される被塗布領域に相対的な撥液性及び親液性を有する部位や、バンクと呼ばれる隔壁を予め形成するのが一般的である。このような部位や隔壁を形成することで、撥液部に塗布された液体を親液部に流動させたり、隔壁の内側に液体を留まらせたりすることが可能となっている。
そして、本発明者は、このような被塗布領域における液滴着弾後の液体の挙動に起因して、被塗布領域から液体が溢れてしまうことを見出した。また、例えばカラーフィルタの製造において、このような液体の溢れが生じてしまうと、隣接画素に着色インクの混色が生じ、不良が生じてしまうという問題を見出した。
そこで、本発明者は、上記に基づいて以下の手段を有する本発明を想到した。
この発明によれば、ノズル開口から吐出された液滴は、塗布液として被塗布領域に着弾し、その後に運動エネルギによって濡れ広がり、その後に表面力によって縮まる。即ち、被塗布領域と液体との接触面積が拡大したり縮小したりしながら、塗布液が塗布される。更に、順次にノズル開口から液滴が吐出し、被塗布領域上の塗布液に着弾することで、塗布液の外側方向の振動と、塗布液の内側方向の振動とが生じる。ここで、圧力発生素子に駆動信号が印加されることで、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾する。すると、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。
一方、従来においては、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾するように、圧力発生素子に駆動信号が印加されていないので、当該内側方向の振動により、塗布液が収縮する現象が生じてしまう。これにより、被塗布領域において塗布液が一旦接触するものの、塗布液が塗布されていない部分ができてしまう。このような部分においては、塗布液に含まれる溶媒分子等が残留してしまい、被塗布領域の表面エネルギが変化しているので、液滴の着弾による濡れ広がりが生じてしまい、所望の被塗布領域のみに塗布液を収容させることができない。
本発明は、上記のように、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾するように圧力発生素子に駆動信号が印加されるので、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。従って、従来のような問題を解決することができる。
本発明によれば、駆動信号が、塗布液の内側方向の振動を打ち消すための液滴を吐出する打ち消し波形を有しているので、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。
また、ここで、打ち消し波形は、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾するように、圧力発生素子に印加されることで、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとを相殺することができる。
この発明によれば、キャビティに収容される液体のノズル開口における振動周期にほぼ同期して圧力発生素子に駆動信号が印加されるため、液滴を吐出する度にノズル開口における液体の液面(メニスカス)の振動が抑制されるのを待つことなく、メニスカスの振動に同期して液滴が吐出される。これにより液滴の吐出周波数を高めることができる。従来波形では周波数を高めることができなかったため、1滴目の振動が終わる前に次の液滴を吐出することができなかった。これに対して、本発明では吐出周波数を高めることができ、1滴目の振動にタイミングを合わせて次の液滴を吐出することが可能となった。
また、このような波形が、少なくとも2つの連続している場合には、波形群が液体の振動周期に同期して圧力発生素子に印加されるため、波形群に含まれる波形に応じた加圧及び減圧がキャビティ内においてなされて液滴が吐出される。このため、例えば液体の粘度に応じて波形を変えば、種々の粘度を有する液体を液滴として容易に吐出することができる。特に、粘度が高い液体であっても精確に且つ安定して吐出することができる。
この発明によれば、波形群に含まれる波形が第1波形部〜第4波形部の計4つの波形部から構成されているため、例えば液体の粘度等に応じてその波形形状を自在に変化させることができる。例えば、粘度の高い液体に対しては、第1波形部をキャビティ内に負圧を速やかに発生させる形状にすることで、キャビティ内に十分粘度の高い液体を充填させることができる。また、第3波形部をキャビティ内を速やかに加圧する形状にすることで多くの液体を一度に吐出させることもできる。
この発明によれば、駆動信号がノズル開口における液体の振動を抑制する抑制波形を含んでいるため、上述した波形群を圧力発生素子に印加して連続的に液滴を吐出させた後であってもノズル開口における液体の振動を抑えることができる。
この発明によれば、波形群に含まれる波形は、波高値が徐々に小さくなる波形であるため、液滴が吐出される度にその吐出速度及び液滴の大きさが減少する。これによって、液滴が着弾するときの衝撃を弱めることができ、液滴が出されるべき位置以外の位置への液滴の付着を防止することができる。
この発明によれば、塗布液の振動を撮像し、その撮像画像から塗布液の内側方向の振動が生じる時間を測定して駆動信号を作成することで、実際の測定結果に基づいた駆動信号を作成することができる。そして、この駆動信号を用いてノズル開口から液滴を吐出することにより、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾させることができる。従って、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとを相殺することができ、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。
本発明によれば、隔壁に囲まれた被塗布領域において、当該被塗布領域内の塗布液における内側方向の振動が生じると同時に液滴を被塗布領域に着弾させることができる。従って、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁から塗布液が溢れるのを防止できる。
この発明によれば、ノズル開口から吐出された液滴は、塗布液として被塗布領域に着弾し、その後に運動エネルギによって濡れ広がり、その後に表面力によって縮まる。即ち、被塗布領域と液体との接触面積が拡大したり縮小したりしながら、塗布液が塗布される。更に、順次にノズル開口から液滴が吐出し、被塗布領域上の塗布液に着弾することで、塗布液の外側方向の振動と、塗布液の内側方向の振動とが生じる。ここで、圧力発生素子に駆動信号が印加されることで、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾する。すると、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。
一方、従来においては、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾するように、圧力発生素子に駆動信号が印加されていないので、当該内側方向の振動により、塗布液が収縮する現象が生じてしまう。これにより、被塗布領域において塗布液が一旦接触するものの、塗布液が塗布されていない部分ができてしまう。このような部分においては、塗布液に含まれる溶媒分子等が残留してしまい、被塗布領域の表面エネルギが変化しているので、液滴の着弾による濡れ広がりが生じてしまい、所望の被塗布領域のみに塗布液を収容させることができない。
本発明は、上記のように、塗布液の内側方向の振動が生じると同時に液滴が被塗布領域に着弾するように圧力発生素子に駆動信号が印加されるので、塗布液の内側方向の振動と、液滴の着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液の濡れ広がりを抑制することができ、隔壁や親液部から塗布液が溢れるのを防止できる。従って、従来のような問題を解決することができる。
この発明によれば、上記の何れかに記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法又は液滴吐出装置を用いて液滴吐出ヘッドが備えるノズル開口から所定の液体を高い液滴の吐出周波数で吐出させているため、デバイスを効率よく製造することができ、スループットの向上を図ることができる。
また、本発明のデバイスは、上記のデバイスの製造方法を用いて製造される。
図1は、本発明の一実施形態による液滴吐出装置の概略構成を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、本実施形態では吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)20の移動方向がX方向に設定され、ステージSTの移動方向がY方向に設定されている。
次に、駆動信号COMの基本波形について説明する。図5は、駆動信号COMの基本波形の一例を示す図である。駆動信号COMは連続した複数の波形(波形要素)からなる波形群を含んでいる。なお、以下では、図5(a)に示す通り、1つの波形群に波形w1〜w6の計6個の波形が含まれる場合を例に挙げて説明する。波形群に含まれる波形の各々は、ノズル開口111から液滴を一滴吐出させるための波形である。
なお、制振波形w0の有無の設定は、吐出される液体の粘度によって適宜選択可能である。例えば、粘度が高い場合ではノズル開口における残留振動が低いために、抑制波形w0を省略することが可能となる。一方、粘度が低い場合ではその残留振動が高いために抑制波形w0を設定する必要がある。
次に、ノズル開口111から吐出された液滴Dが基板Pの表面に着弾する際の挙動について、図7を参照して説明する。
図7は、図1の基板Pの一部を拡大した断面図であって、複数の液滴Dが着弾することで塗布液が塗布される被塗布領域PAを示している。
まず、図7(a)に示すように、ノズル開口111から吐出されて液滴Dが被塗布領域PAに着弾する。ここで、液滴Dの容量は、約10pl以下の微量液滴である。
次に、図7(b)に示すように、被塗布領域PAに着弾した液滴Dは、運動エネルギによって数マイクロ秒の間に、被塗布領域PAの両側に向けて液滴Dは濡れ広がる。即ち、被塗布領域と液滴Dとの接触面積が拡大する。
その後、図7(c)に示すように、被塗布領域PAおいて液滴Dは、表面力によって数マイクロ秒の間に縮まり、即ち、被塗布領域と液滴Dとの接触面積が縮小する。
そして、このような振動が生じた後に、図7(d)のように安定して塗布液Lが被塗布領域PAに塗布される。
この場合、図7(a)に示すように1滴目の液滴Dが着弾した後にした後に、図7(b)、(c)に示す挙動が行われている間に、2滴目の液滴Dが着弾するようになっている。更に複数の液滴Dが着弾する場合には、複数の液滴Dによって形成された塗布液Lが被塗布領域PAにおいて外側や内側に振動している状態で順次液滴Dが着弾する。
そして、本実施形態においては、本発明の特徴点に記載したように、塗布液Lの内側方向の振動が生じると同時に、液滴Dが被塗布領域PAに着弾するように(塗布液Lに着弾するように)している。そして、このようなタイミングで塗布液Lを着弾させるために、圧電体素子150に駆動信号COMを印加するようになっている。そして、当該駆動信号COMには、塗布液Lの内側方向の振動を打ち消すための液滴Dを吐出する、打ち消し波形が含まれている。
図8は、上記の打ち消し波形を含む駆動信号COMの一例を示す図である。
本実施形態で吐出する液滴D及び吐出条件は、ρ=1Kg/m3、σ=27mN/m、速度=5m/s、体積10pl*n(n:吐出回数)としている。そして、1滴目の液滴Dを吐出するための周期を約15μ秒とし、2滴目の着弾後が20μ秒、3滴目が25μ秒、4滴目が30μ秒、となるように、駆動信号COMを設定している。
なお、液滴Dが球体である場合においては、振動の固有周期は体積の平方根に比例するようになっている。
なお、打ち消し波形としては、任意の吐出を液滴振動の逆位相のタイミングにしてもよい。
具体的には、予めハイスピードカメラやストロボシステムを用いてこの時間を計測しておく。そして、ちょうど塗布液Lの内側方向の振動が戻るときに、次の液滴Dが落ちるように波形(打ち消し波形)を作成しておく。このようにすることで、着弾時の広がりが相殺されて塗布液Lの広がりを抑えることができ、被塗布領域PAからインクが溢れるのを防ぐことができる。
一方、従来においては、塗布液Lの内側方向の振動が生じると同時に液滴Dが被塗布領域PAに着弾するように、圧電体素子150に駆動信号COMが印加されていないので、当該内側方向の振動により、塗布液Lが収縮する現象が生じてしまう。これにより、被塗布領域PAにおいて塗布液Lが一旦接触するものの、塗布液Lが塗布されていない部分ができてしまう。このような部分においては、塗布液Lに含まれる溶媒分子等が残留してしまい、被塗布領域PAの表面エネルギが変化しているので、液滴Dの着弾による濡れ広がりが生じてしまい、所望の被塗布領域PAのみに塗布液を収容させることができない。
本実施形態においては、塗布液Lの内側方向の振動が生じると同時に液滴Dが被塗布領域PAに着弾するように圧電体素子150に駆動信号COMが印加されるので、塗布液Lの内側方向の振動と、液滴Dの着弾による濡れ広がりとが相殺されて、塗布液Lの濡れ広がりを抑制することができ、塗布液Lが溢れるのを防止できる。従って、従来のような問題を解決することができる。
また、上記の被塗布領域PAは、他の部分よりも相対的な親液性を有していてもよい。この場合、被塗布領域PAを除く部分は撥液性を有していることが好ましい。上記のように、着弾時の塗布液Lの広がりを抑えることができるので、撥液部に塗布液Lが接触することがないので、被塗布領域PAのみに塗布液Lを塗布することができる。
また、このように液滴Dの吐出回数が多い場合、1〜4滴目のような前半の吐出数では多少広がっても被塗布領域の周縁部まで到達しないので、後述する同期波形を用いて高周波の液滴吐出を行うのが好ましい。
次に、同期波形について説明する。
上記のように、打ち消し波形が不要な吐出においては、キャビティ内に収容される液体のノズル開口における振動周期にほぼ同期する同期波形を用いることにより、高粘度の液体であっても高周波で液滴吐出を行うことができる。
具体的には、ノズル開口111におけるメニスカスの周期にほぼ同期させて圧電体素子150に駆動信号COMを印加する。つまり、メニスカスがノズル開口111内に向かう振動の周期でキャビティ121の容積を膨張させてキャビティ121内に液体を引き込み、メニスカスがノズル開口111の外に向かう振動の周期でキャビティ121を収縮させてノズル開口111から液滴を吐出する。このようにすることで、液滴Dの連続吐出が可能となり、吐出不良が生ずることなく、連続して液滴を吐出することができる。
(3/4)×Tc−Tcn≦Thn≦(5/4)×Tc−Tcn ……(1)
(3/4)×Tc−Tdn≦Tin≦(5/4)×Tc−Tdn ……(2)
図10は、駆動信号の第1変形例を示す図である。前述した通り、駆動信号COMの基本波形は、複数の波形からなる波形群と、これに続く抑制波形w0とを含んでいるが、図10に示す第1変形例では、波形群に続いて液滴の尾の発生、及び液滴の吐出後に生ずるサテライト又はミストを防止するための終端波形w11,w12が設けられている点が相違する。
次に、本発明の一実施形態によるデバイスの製造方法について説明する。なお、以下の説明では、前述した液滴吐出装置IJを用いてカラーフィルタ基板を製造する製造方法を例に挙げて説明する。図12は、液滴吐出装置IJを用いてRGBパターンを形成する工程を含めたカラーフィルタ基板の一連の製造工程を示す図である。なお、図1においては、説明を簡略化したが、液滴吐出装置IJは、R(赤)、G(緑)、及びB(青)の液滴をそれぞれ吐出可能に構成されているとする。
また、本実施形態の液滴吐出装置IJは、膜を形成する成膜装置又はマイクロレンズアレイ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマ型表示装置、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)等を製造するためにも用いることができる。図15及び図16は、それぞれ、本発明の実施形態による液滴吐出装置を用いて製造した光インタコネクション装置用のマイクロレンズアレイの説明図である。吐出装置において、図15及び図16に示す透明基板からなる対象物W1の所定の位置に液滴吐出ヘッドから感光性の透明樹脂(液状粘性物)を吐出した後、紫外線硬化させて、透明基板上の所定位置に所定の大きさのマイクロレンズLを形成すれば、光インタコネクション装置用のマイクロレンズアレイ70a,70bを製造することができる。
Claims (11)
- 所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、
前記駆動信号に応じて前記ノズル開口から複数の前記液滴を順次吐出し、当該液滴を被塗布領域に着弾させて塗布液を塗布し、
前記液滴が前記被塗布領域に着弾した際に、当該塗布液の外側方向の振動と、当該塗布液の内側方向の振動とが生じ、
前記塗布液の内側方向の振動が生じると同時に、前記液滴が前記被塗布領域に着弾するように、前記圧力発生素子に前記駆動信号を印加することを特徴とする液滴吐出ヘッドの駆動方法。 - 前記駆動信号は、連続した複数の波形からなる波形群を含み、
当該波形群のうちの少なくとも一つの波形は、前記塗布液の内側方向の振動を打ち消すための液滴を吐出する打ち消し波形であり、
前記圧力発生素子に当該打ち消し波形を印加することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。 - 前記波形群のうち少なくとも一つの波形は、前記キャビティ内に収容される前記液体の前記キャビティにおける振動周期にほぼ同期する同期波形であり、
前記圧力発生素子に当該同期波形を印加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。 - 前記波形は、前記キャビティの容積を増大させて前記キャビティ内に負圧を発生させる第1波形部と、
前記圧力発生素子の駆動を一定時間停止する第2波形部と、
前記キャビティの容積を急激に減少させて前記キャビティ内を加圧する第3波形部と、
前記圧力発生素子の駆動を一定時間停止する第4波形部と、
からなることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。 - 前記駆動信号は、前記ノズル開口における前記液体の振動を抑制する抑制波形を含むことを特徴とする請求項4記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
- 前記波形群に含まれる波形の各々は、波高値が徐々に小さくなる波形であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
- 前記液滴が前記被塗布領域に着弾する際の前記塗布液の振動を撮像し、当該撮像した画像から前記塗布液の内側方向の振動が生じる時間を測定し、当該測定結果に基づいて前記駆動信号を作成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
- 前記被塗布領域の周囲には隔壁が設けられており、当該隔壁の内側の前記被塗布領域に前記塗布液を充填させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
- 所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、
前記駆動信号に応じて前記ノズル開口から複数の前記液滴を順次吐出し、当該液滴を被塗布領域に着弾させて塗布液を塗布し、
前記液滴が前記被塗布領域に着弾した際に、当該塗布液の外側方向の振動と、当該塗布液の内側方向の振動とが生じ、
前記塗布液の内側方向の振動が生じると同時に、前記液滴が前記被塗布領域に着弾するように、前記圧力発生素子に前記駆動信号を印加することを特徴とする液滴吐出装置。 - 所定箇所に機能性を有するパターンが形成されたワークを備えたデバイスの製造方法であって、
請求項1から請求項8の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法、又は、請求項9に記載の液滴吐出装置を用いて、前記液滴吐出ヘッドが備える前記ノズル開口から前記所定の液体を吐出する吐出工程を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。 - 請求項10記載のデバイスの製造方法を用いて製造されたことを特徴とするデバイス。
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