JP2006075196A - 業務用の料理盛付ユニット - Google Patents

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徹 田中
Yoshihito Tsujinaga
義仁 辻永
Tomomi Nagai
智美 長井
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Abstract

【課題】 ホテルやレストランのバイキング等で使われる業務用の料理盛付ユニットについて、厨房等との通信機能を設けて残量や温度の管理を行うようにする。
【解決手段】 料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を保温する保温手段とを備え、所望料理の料理を所望の温度に保持する業務用の料理盛付ユニットにおいて、上記料理収容容器内の料理の量を検出する料理収容量検出手段と、該料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量を厨房側の所定の受信報知手段に送信する送信手段とを設け、厨房側の受信報知手段は、例えば上記料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量が、予じめ設定された基準量以下に減少したような時には、所定のアラームを発生して厨房側の料理補充担当者に知らせるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、業務用の料理盛付ユニットに関し、さらに詳しくは料理残量や保温温度のコントロールを可能にしてなる業務用の料理盛付ユニットに関するものである。
従来、例えばホテルやレストランのパーティー会場等では、大きな皿や鍋等に出来上がった料理を盛ってパーティー出席者に提供しており、出来上がった料理の旨みを長時間に亘って持続するために、保温ヒータによる料理保温機能をもった料理盛付ユニットが用いられている(特許文献1参照)。
特開平8−215071号公報(明細書第1−5頁、図1)
ところが、その場合、例えば大皿や鍋等の料理盛付器具が、保温台に適切にセットされていない場合、また適切にセットされていてもヒータ等保温手段の故障や電源回路、制御回路の異常がある場合には、電源スイッチを入れたにも拘わらず、料理盛付器具内の料理の温度を上記所望の温度に保持することができない。
また、料理盛付器具が適切にセットされていても、電源回路や制御回路の異常で、それらの温度が異常に上昇するこということも起こり得る。
また、同様に料理盛付器具が適切にセットされ、電源回路、制御回路等が正常で所望の温度に保持されている場合であっても、食事が始まると、料理盛付器具内の料理は次第に減って行く。したがって、適切なタイミングで必要な量を補充して行くことが必要である。
このような場合、従来は専属のウォッチング担当者を置いて、監視しながら料理の補充を行うようにしていた。そのため、多くの人手を要していた。
また、料理の量が減ったにも拘わらず、保温のための加熱量が同じであると、料理が煮つまったり、焦げついたりして、美味しく保温することかできない。
これらの各々の問題に対して適切な対応を採らないと、料理盛付器具内の料理を適切な量で、所望の温度に保持することができない。
本願発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、料理盛付ユニット側と厨房側とを送受信手段を介して接続することによって、必要な情報の自動的なやり取りを可能にし、同問題を解決した業務用の料理盛付ユニットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を保温する保温手段とを備え、所望の料理を所望の温度に保持する業務用の料理盛付ユニットにおいて、上記料理収容容器内の料理の量を検出する料理収容量検出手段と、該料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量を厨房側の所定の受信報知手段に送信する送信手段とを設けたことを特徴としている。
このような構成によると、料理収容容器内の料理量が所定量の基準量以上に減少したような場合には、それが厨房側の所定の受信報知手段に伝達されて料理を補充するすべき旨が報知される。
それに応じて、厨房の担当者は、該当する料理を適切なタイミングで必要量補充することができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、厨房側の受信報知手段は、料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量が、予じめ設定された基準量以下に減少した時には所定のアラームを発生するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、料理収容容器内の料理量が所定量の基準量以上に減少したような場合には、それが厨房側の所定の受信報知手段に表示される一方、さらに料理を補充するすべき旨がアラームにより報知される。
その結果、厨房の担当者は、該当する料理を、より適切なタイミングで、より迅速に必要量補充することができる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、料理収容量検出手段は、料理収容容器の荷重を検出する重量センサにより構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、重量センサによって料理収容容器内の料理の量が正確に検出される。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を保温する保温手段とを備え、所望の料理を所望の温度に保持する業務用の料理盛付ユニットにおいて、上記料理収容容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度を厨房側の所定の受信報知手段に送信する送信手段とを設けたことを特徴としている。
このような構成によると、温度検出手段によって検出される料理収容容器の温度が、適宜厨房側の受信報知手段に表示されるようになる。
そして、同受信報知手段に表示される料理収容容器の温度は、厨房側の担当者(例えば厨房調理人、ウエイター、パーティ主催者、管理者等)が監視する。そして、同表示されている温度が、厨房側で適切な目標温度から測定れていると判断すると、厨房側からの逆送信コントロールにより保温温度を適切な値に変更するように指令することも可能となる。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第4の課題解決手段の構成において、厨房側の受信報知手段は、保温手段に通電したにも拘わらず、温度検出手段によって検出された温度が予じめ設定された所定の温度以上に上昇しない時には、その旨を報知するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、ヒータ等保温手段の故障による加熱不能状態である旨を、自動的に所定のアラーム装置を作動させて警告報知することができる。
その結果、厨房側の担当者は、料理盛付ユニット各部の点検と修理を行ない、正常な状態に復帰させる。この結果、ユーザーに冷めた料理を提供してしまうミスが確実に防止される。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第4又は第5の課題解決手段の構成において、温度検出手段は、料理収容容器底部の温度を検出する温度センサにより構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、温度センサによって料理収容容器内の料理の温度が正確に検出される。
(7) 第7の課題解決手段
この発明の第7の課題解決手段は、上記第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、温度検出手段は、その検出温度の温度上昇勾配の変化に基いて料理収容容器内の料理の残量を検出する料理残量検出手段としても機能するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、温度検出手段が、料理収容容器内の料理量の残量を検出する料理残量検出手段として機能することから、上述のような重量センサが不要となり、その分低コストに構成することができる。
(8) 第8の課題解決手段
この発明の第8の課題解決手段は、上記第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、厨房側の受信報知手段は、温度検出手段によって検出された温度が、予じめ設定された基準温度よりも高くなった異常加熱時には、所定のアラームを発生するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、温度検出手段によって検出された温度が、予じめ設定された基準温度よりも高くなった異常加熱時には、所定のアラームが発生されて確実に厨房側の担当者に報知せしめられ、安全性が確保される。
(9) 第9の課題解決手段
この発明の第9の課題解決手段は、上記第8の課題解決手段の構成において、異常加熱時には、料理盛付ユニット側でも所定のアラームを発生するアラーム発生手段を設けたことを特徴としている。
このような構成によると、料理盛付ユニット側でも異常加熱状態であることが報知されるので、ユーザー(客)が異常加熱状態にある料理盛付ユニットの料理量を取るのを確実に回避することができる。
(10) 第10の課題解決手段
この発明の第10の課題解決手段は、上記第8又は第9の課題解決手段の構成において、アラームの発生に対応して所定の措置を講じた場合には、その後所定時間内は、次の異常加熱状態が検出されても、新たなアラームは発生させないように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、一旦異常加熱状態の修理が完了しても、当該料理盛付ユニットの皿部等の温度が下がるには、所定の時間がかかることから、それを待って新たな監視状態に移行させる。
以上の結果、本願発明によると、前述した従来の問題を適切に解決することができる。
(最良の実施の形態1)
先ず図1〜図3は、本願発明の最良の実施の形態1に係る料理盛付ユニットの具体的な構成を示している。
この料理盛付ユニット10は、全体として矩形筒状の枠台11と、該枠台11の全周に設けられる加熱源としてのヒータ31からなっている。また枠台11は、上部側矩形筒状の天板12と、該天板12の天面部の四隅に垂下して設けられる4本の脚部13,13・・とからなり、天板12には、被加熱容器としての大皿20嵌合用の矩形開口14Aと鍋20嵌合用の円形開口14Bとが設けられている。また、天板12の左右両側壁部12a,12aの外面には、把手15,15が、その縦壁部15a,1a側を介してビス16,16により取り付けられている。なお15bは、把手15の把手部である。
前記大皿用の矩形開口14Aには、大皿20が嵌合状態で載置されるようになっている。前記大皿20は、矩形形状の底の浅い有底筒状の容器であり、本体部20aと、該本体部20aの側壁部20bの上端側外周に設けられるフランジ部20c及び蓋23(蓋板23a、フランジ部23b、把手22)とからなり、有底筒状の本体部20aを矩形開口14A内に挿入し、その外周のフランジ部20cを上記天板12の支持プレート部(矩形開口14Aの開口縁部)12cの上面に載せることにより、その全体を天板12の天面部上に載置するようになっている。
また、前記鍋24は、円形つぼ状の容器であり、本体部24aと、該本体部24aの側壁部24bの上端側に連続する状態で設けられる大径部24cと、その下部側の係合部25及び上部側の蓋27、蓋27の把手部28等とからなり、本体部24aを円形の開口14B内に挿入し、大径部24cの下部側係合部25を天板12の支持プレート部(円形開口14Bの開口縁部)12bの上面に載せることにより、その全体を天板12の天面部上に載置するようになっている。
なお、この鍋24の場合は、例えば上記大径部24cの下部側係合部(段部)25の下方部分にスリーブ状の枠体26を介して、天板12の円形の開口14Bに嵌合されるようになっている。図中符号26aは同枠体26の天板12の支持プレート12bに対応する下縁部、26bは鍋24の大径部24cの下部側係合部25を支持する係合縁部である。
また符号31は、加熱源としてのヒータであり、該ヒータ31は、大皿嵌合用の開口14A及び鍋嵌合用の開口15の内側を包囲するようにして、天板12の下面側で、かつ大皿20,鍋24の側壁部20b,24bに対向する箇所に設けられている。このヒータ31は、例えば図示しない複数のヒータ保持部材によって上記天板12の下面に取り付けられ、所定の温度センサTS1,TS2によって上記大皿20,鍋24それぞれの本体部20a,24aの温度を間接的に検出しながら、図示しないマイコン制御ユニット(図3の符号MUを参照)により所定の設定温度になるように通電制御される。
このヒータ31は、図1に示すように、所定のヒータ保持部材によって露出状態で支持されており、その輻射熱により上記開口14A、14B内に入れられる大皿20,鍋24の側壁部20b,24bを効率良く加熱する。また同側壁部20b,24bからの輻射熱が、上記所定の温度センサTS1,TS2の方向に放射されるため、それら各温度センサTS1,TS2は、上記大皿20,鍋24の温度を正確に検出することができる。
次に、その動作について説明する。先ず上記大皿20,鍋24内に出来上がった所望の料理を入れ、それぞれ枠台11の開口14A、14B内に嵌合して載置し、上記ヒータ31に通電する。すると、ヒータ31の熱は、大皿20,鍋24の本体部20a,24aに放射され、これら本体部20a,24a内に収容された料理の温度が、当該料理の種類に応じて予じめ設定されている所望の設定温度になるように、マイコン制御ユニットMU(図3参照)がヒータ31の発熱量を適切にコントロールして保温する。
ところが、この場合、例えば大皿20や鍋24の本体部20a,24aが、天板12の各開口14A、14B内に適切にセットされていない場合、また適切にセットされていてもヒータ31の切断や電源回路、制御回路の異常がある場合には、電源スイッチを入れたにも拘わらず、大皿20,鍋24内の料理の温度を上記所望の温度に保持することができない。
また、大皿20,鍋24が適切にセットされていても、電源回路や制御回路の異常で、逆に大皿20,鍋24の温度が異常に上昇するこということも起こり得る。
また、同様に大皿20,鍋24が適切にセットされ、電源回路、制御回路等が正常で所望の温度に保持されている場合であっても、食事が始まると、大皿20,鍋24内の料理は次第に減って行く。したがって、適切なタイミングで必要な量を補充して行くことが必要となる。
このような場合、従来は、ウォッチング担当者を置いて、状況を監視しながら料理の補充を行うようにしていた。そのため、多くの人手を要していた。
また、料理の量が減ったにも拘わらず、保温のための加熱量が同じであると、料理が煮つまったり、焦げついたりして、美味しく保温することかできない。
これらの各々の問題に対して適切な対応を採らないと、大皿20,鍋24内の料理を適切な量で、所望の温度に保持することができない。
そこで、本実施の形態では、これらの問題に対して、次のような対応策を採用している。
(1) 料理の量に応じた適切な加熱量制御について
すなわち、図1および図2に示すように本実施の形態では、上記天板12の支持プレート部12b,12c上部には、それぞれ重量センサWS1,WS2が設けられており、大皿20のフランジ部20c、鍋24の大径部24cの下部側係合部25を介して大皿20、鍋24の荷重が適正に負荷されるようになっている。
なお、この場合、前述のように、上記鍋24の場合は、上記大径部24cの下部側係合部(段部)25の下方部分に枠体26を介して、天板12の開口14Bに嵌合されるようになっている。
したがって、天板12の支持プレート部12bの重量センサWS2には、同枠体26を介して、その重量が作用せしめられる。
したがって、大皿20、鍋24内の料理の量の減少は、それら重量センサWS1,WS1の検出値の低下から容易に判断することができる。
そこで、そのように重量センサWS1,WS2の検出値が低下すると、マイコン制御ユニットMUは、その低下量に応じて上記ヒータ31の発熱量を低減して少しづつ保温温度を下げ、煮つまりや焦げ付きの発生を抑制する。
また同料理盛付ユニット10側の重量センサWS1,WS2による検出値、それに応じた温度センサTS1,TS2による保温温度の検出値は、例えば図3に示すようにパーティー会場A側の送受信ユニット5を介して有線又は無線方式で同じ施設内の厨房B側の送受信ユニット6に送信され、受信報知手段としての所定のモニター装置7に時々刻々に表示される。このモニター装置7には、それ自体として画像、文字等による各種の情報表示が可能なモニター機能が設けられている一方、さらに別途音声ガイド装置8および音声報知および発光報知機能を備えたアラーム装置9Aが併設されており、各々状況に応じて適切に作動される。
モニター装置7に表示される各種の情報は、厨房側の担当者(例えば厨房調理人、ウエイター、パーティ主催者、管理者等)が監視する。そして、同表示されている温度が、厨房B側で適切な温度から外れていると判断すると、厨房B側の操作部7aからの逆送信コントロールによってヒータ31への通電量を可変制御して大皿20、鍋24の温度を、それぞれ適切な値に調節する。
また、その料理量が所定の基準量以下に減少したような場合には、それが大皿20、鍋24の何れであるかが分かる状態で同モニター装置7に表示されるとともに、音声ガイド8によって料理を補充するすべき旨が報知される。
それに応じて、厨房Bの担当者は、該当する料理を必要量補充し、マイコン制御ユニットMUは、同補充後の全量を重量センサWS1,WS2で検知し、同検知量に応じて所望の温度を実現するようにヒータ31の発熱量(出力)をコントロールする。
(2) 大皿20、鍋24のミスセット状態の検知について
大皿20や鍋24が、上記天板12の開口14A、14B部分に適切にセットされていないと、ヒータ31に通電したとしても、適切な加熱が行われず、それらの中の料理を上述した所望の温度に加熱することは困難である。
また、ヒータ31が切断されていたり、電源回路や制御回路が故障しているような場合には、全く加熱がなされない。
これらの場合には、何れの場合にも、ヒータ31への電源スイッチをONにしても前記大皿20,鍋24の各々に対向して設けられている温度センサTS1,TS2により検出される温度値の上昇がなくなり、必要な基準温度以上まで本体20a,24aの温度が上昇しない。
そこで、このような場合、図3の料理盛付ユニット10側の送受信ユニット5は、同ヒータ31等の故障による加熱不能状態である旨を併設のアラーム装置9Bを作動させて会場の客に警告報知するとともに、厨房B側の送受信ユニット6に送信し、上記モニター装置7を介して同様のアラーム装置9Aを作動させる。
その結果、厨房B側の担当者は、料理盛付ユニット10各部の点検と修理を行ない、正常な状態に復帰させる。この結果、会場Aのユーザーに冷めた料理を提供してしまうミスが確実に防止される。
(3) 大皿20、鍋24の異常加熱状態の検知について
他方、上記大皿20や鍋24が、上記天板12の開口14A,14B部分に適切にセットされていたとしても、制御回路の異常等でヒータ31の発熱量が異常に大きくなるケースも生じ得る。そのような時もやはり適切な加熱が行われず、それらの中の料理を上述した所望の温度に加熱することは困難である。
このような場合には、前記大皿20,鍋24の各々に対向して設けられている温度センサTS1,TS2により検出される温度値が異常に上昇し、所定の基準温度を超えて本体20a,24aの温度が上昇し、料理が焦げ付いてしまう。
そこで、このような場合、図3の料理盛付ユニット10側の送受信ユニット5は、同制御回路等の故障による異常加熱状態である旨を併設のアラーム装置9Bを作動させて警告報知するとともに、厨房B側の送受信ユニット6に送信し、モニター装置7を介して上述のアラーム装置9Aを作動させる。
その結果、厨房B側の担当者は、速やかに料理盛付ユニット10各部の点検と修理を行ない、正常な状態に復帰させる。この結果、会場Aのユーザーに焦げ付いた料理を提供してしまうミスが確実に防止される。
なお、このようにアラームの発生に対応して所定の修理措置を講じた場合には、その後所定時間内に、次の同様な異常加熱状態が検出されたとしても、新たなアラームは発生させないように構成する。
これは、本体部20a,24aの温度が低下するまで、ある程度の時間が必要であり、その低下を待つためである。また、同様にヒータ31への通電開始後所定時間の間は、異常を検知しても送信を行わないようにする。
(最良の実施の形態2)
次に図4は、本願発明の最良の実施の形態2に係る料理盛付ユニットの構成を示している。
この実施の形態は、例えば上述の最良の実施の形態1の料理盛付ユニット10の構成において、さらに上記枠台11の脚部13,13・・下方に第2のヒータ31bを配設し、図示仮想線で示すような底の深い一層大型の深皿40をも掛けられるようにしたことを特徴とするものである。
このような深皿40の場合、もちろん天板12の開口部も開口径の大きなものに交換される。
このような深皿40を上記大皿20,鍋24の代わりに使用するようにした場合にも、上記重量センサWS1,WS2、温度センサTS1,TS2、図3の厨房Bとパ々ティー会場Aとの間の情報送受信システムを採用して、上記最良の実施の形態1と全く同様の目的を達成することができる。
そして、その場合、例えば上記上方側第1のヒータ31a、下方側第2のヒータ31bは、相互に同時にONの状態又は上方側第1のヒータ31aがOFFで下方側第2のヒータ31bのみがONの状態に、任意に切り換えることができるようになっている。
したがって、例えば料理が充満している盛付初期状態では、第1,第2のヒータ31a,31bを共にONにして深皿40の全体を加熱加温するが、料理が減ってくると上方側第1のヒータ31aをOFFにして下方側第2のヒータ31bのみで、深皿40の下部のみを加熱加温することによって、電気代の節約と少量となった料理の加熱しすぎを防止する。
(変形例)
なお、上記下方側第2のヒータ31bは、例えば同じ図5中の下方に示すように、それぞれ左右の脚部13,13、13,13間に設けた横棒を介して架設したヒータ支持パネル2上に平板構造の第2のヒータ32を設ける構成に変更してもよい。
このような構成の方が、底面が深くて、広い当該深皿40全体への加熱効率が良くなる。
(最良の実施の形態3)
次に図5は、本願発明の最良の実施の形態3に係る料理盛付ユニットの温度検出部の構成を示している。
この最良の実施の形態3のものでは、上述の最良の実施の形態2の料理盛付ユニット10の深皿40の構成における例えば放射温度検出型の温度センサTS1,TS2を、図5に示すような伝熱感知型の接触式温度センサに変更したことを特徴とするものである。
その他の構成は、全く同様である。
この実施の形態の構成の場合、天板12の深皿支持プレート部12bの一部を深皿40の本体部40aのフランジ部40c部分から側壁部40bに沿って下方に折り曲げ、同折り曲げ部に形成した穴42内に温度センサTS1(TS2)の棒状の感熱部43aを遊嵌させ、そのベース部43bを支持プレート44、取付ブラケット45を介して上記折り曲げ部の背面側に固定して取り付けている。そして、同状態において、上記感熱部43aは、深皿40の本体部側壁40b面に当接するように付勢スプリングを介してベース部43bに支持されている。
このような構成によると、感熱部43aが付勢スプリングで深皿40側に所定寸法突出するようになっているので、使用する深皿40の大きさ、形状に関係なく適正に温度を検出できるとともに、接触している分だけ、温度の検出精度も高い。
(最良の実施の形態4)
なお、以上の各最良の実施の形態では、その何れの場合にも料理の残量を検出するのに、皿、鍋の各々専用の重量センサWS1,WS2を設けるようにした。
しかし、このような方法以外にも、例えば上述の温度センサTS1,TS2を使用して残量を検出するように構成することもできる。
すなわち、温度センサTS1,TS2は、その検出温度の温度上昇勾配が重量によって変わる。したがって、同温度上昇勾配の変化又は単位時間当りのヒータ31のON/OFF回数等に基いて、料理収容容器内の料理の残量を検出する料理残量検出手段として使用するようにしてもよい。
本願発明の最良の実施の形態1に係る料理盛付ユニットの全体的な構成を示す断面図である。 同ユニットの要部の構成を示す拡大断面図である。 同ユニットの厨房との間の情報送受信システムの構成を示すブロック図である。 本願発明の最良の実施の形態2に係る料理盛付ユニットの全体的な構成を示す断面図である。 本願発明の最良の実施の形態3に係る料理盛付ユニットの要部の構成を示す断面図である。
符号の説明
5,6は送受信ユニット、7はモニター装置、9A,9Bはアラーム装置、10は料理盛付ユニット、11は枠台、12は天板、13は脚部、20は大皿、24は鍋、31,31a,31bはヒータ、WS1,WS2は重量センサ、TS1,TS2は温度センサである。

Claims (10)

  1. 料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を保温する保温手段とを備え、所望の料理を所望の温度に保持する業務用の料理盛付ユニットにおいて、上記料理収容容器内の料理の量を検出する料理収容量検出手段と、該料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量を厨房側の所定の受信報知手段に送信する送信手段とを設けたことを特徴とする業務用の料理盛付ユニット。
  2. 厨房側の受信報知手段は、料理収容量検出手段によって検出された料理の収容量が、予じめ設定された基準量以下に減少した時には所定のアラームを発生するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の業務用の料理盛付ユニット。
  3. 料理収容量検出手段は、料理収容容器の荷重を検出する重量センサにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の業務用の料理盛付ユニット。
  4. 料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を保温する保温手段とを備え、所望の料理を所望の温度に保持する業務用の料理盛付ユニットにおいて、上記料理収容容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された温度を厨房側の所定の受信報知手段に送信する送信手段とを設けたことを特徴とする業務用の料理盛付ユニット。
  5. 厨房側の受信報知手段は、保温手段に通電したにも拘わらず、温度検出手段によって検出された温度が予じめ設定された所定の温度以上に上昇しない時には、その旨を報知するように構成されていることを特徴とする請求項4記載の業務用の料理盛付ユニット。
  6. 温度検出手段は、料理収容容器本体の温度を直接的又は間接的に検出する温度センサにより構成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の業務用の料理盛付ユニット。
  7. 温度検出手段は、その検出温度の温度上昇勾配の変化に基いて料理収容容器内の料理の残量を検出する料理残量検出手段としても機能するように構成されていることを特徴とする請求項4,5又は6記載の業務用の料理盛付ユニット。
  8. 厨房側の受信報知手段は、温度検出手段によって検出された温度が、予じめ設定された基準温度よりも高くなった異常加熱時には、所定のアラームを発生するように構成されていることを特徴とする請求項4,5,6又は7記載の業務用の料理盛付ユニット。
  9. 異常加熱時には、料理盛付ユニット側でも所定のアラームを発生するアラーム発生手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の業務用の料理盛付ユニット。
  10. アラームの発生に対応して所定の措置を講じた場合には、その後所定時間内は、次の異常加熱状態が検出されても、新たなアラームは発生させないように構成されていることを特徴とする請求項8又は9記載の業務用の料理盛付ユニット。
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