JP2006073383A - 発光ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制でき、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にできる発光ユニットを提供すること。
【解決手段】発光ユニット1は、発光素子2と、透明材料からなる長尺形状の導光体3とを有している。発光素子2は、導光体3の左右の入射端面31にそれぞれ対向配置してある。導光体3は、幅方向Wにおいて、左右の入射端面31から入射された光線Cを反射させる表面平坦な反射面32を有すると共に、反射面32の反対側に、反射面32によって反射された光線Cを出射する出射面33を有している。反射面32は、長尺方向Lにおける中央部30に向かって、反射面32と出射面33との間の導光幅wが小さくなる左右一対の傾斜面部321を有している。長尺方向Lに対する傾斜面部321の傾斜角度θは1〜10°になっている。導光幅wの最大値に対する最小値の割合は40〜60%になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から発された光線を、透明材料からなる導光体内を通過させて、入射方向に直交する方向へ導く発光ユニットに関する。
従来より、例えば、コピー機の感光ドラムにおいて除電を行う際、又はファクシミリもしくはイメージスキャナにおいて原稿を読み取る際には、発光ダイオード等の光源から発された光線を、透明材料からなる導光体内を通過させ、入射方向に直交する方向から出射させる発光ユニットが使用されている。この発光ユニットとしては、例えば、図12に示すごとく、導光体93における反射面932に複数の発光素子2を配設してなるものや、図13に示すごとく、導光体93における反射面932に多数のプリズムを形成し、導光体93の長尺方向Lにおける左右両端面931に発光素子を配設してなるもの等がある。
また、特許文献1においては、透明な導光体の出射面と対向する裏面に複数の凹部を設け、この凹部における反射面の面積率を、入射端面から離れるに従って順次増大させる技術が開示されている。また、特許文献1においては、出射面に対向する裏面を傾斜形成する旨が記載されている。そして、上記構成の導光体によれば、光源から入射する光を、この入射方向に対して垂直する方向に効率よく出射させ、かつ出射面の輝度分布を均一とすることができる旨が記載されている。
しかしながら、上記特許文献1において、上記出射面と対向する裏面に設けた複数の凹部は、プリズムを構成するものである。そのため、プリズムとしての凹部が設けられた裏面の部分に対向する出射位置から出射される光線の輝度は、凹部が設けられていない裏面の部分に対向する出射位置から出射される光線の輝度に比べて大きくなってしまう。そのため、導光体の出射面における各出射位置の輝度のばらつきを一層小さく抑制するためには十分ではない。また、特に、上記発光ユニットを、光除電を行うために用いる場合には、上記輝度のばらつきを一層小さく抑制することが望まれている。
また、導光体に複数のプリズムを形成する場合には、導光体を成形するための成形型の構造を複雑にしてしまう。
特開平8−292324号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができ、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる発光ユニットを提供しようとするものである。
第1の発明は、光源と、透明材料からなる長尺形状の導光体とを有し、光除電を行うために用いる発光ユニットであって、
上記光源は、上記導光体の長尺方向における左右両端面にそれぞれ対向配置してあり、
上記導光体は、上記長尺方向に直交する幅方向において、上記長尺方向における左右両端面から入射された光線を反射させる表面平坦な反射面を有すると共に、該反射面の反対側に、該反射面によって反射された光線を出射する出射面を有しており、
上記反射面は、上記長尺方向における中央部に向かって、当該反射面と上記出射面との間の導光幅が小さくなる左右一対の傾斜面部を有しており、該傾斜面部は、その上記長尺方向に対する傾斜角度が1〜10°であり、かつ上記導光幅の最大値に対する最小値の割合は20〜60%であることを特徴とする発光ユニットにある(請求項1)。
本発明の発光ユニットは、複数のプリズムを用いずに、各出射位置における輝度分布のばらつきを抑制して、入射方向に対して直交する方向に光線を出射することができるものである。
すなわち、本発明の発光ユニットは、導光体の長尺方向における左右両端面に光源をそれぞれ対向配置してなり、導光体の反射面は、長尺方向における中央部に向かって、上記導光幅が小さくなる左右一対の傾斜面部を有している。
そして、各光源から発せられた光線は、導光体の長尺方向における左右両端面から入射され、導光体内を長尺方向における中央部に向けて通過する。このとき、当該光線は、長尺方向に対して1〜10°の緩やかな傾斜角度を有する傾斜面部によって、広い範囲で出射面の方向に反射される。
また、上記導光幅の最大値に対する最小値の割合が20〜60%になっている。これにより、導光体内を通過する光線が、長尺方向における中央部に向かうにつれて減衰し過ぎてしまうことを防止することができ、当該光線をバランスよく出射面の各出射位置から出射することができる。また、特に、上記発光ユニットを、感光ドラム等の表面における光除電を行うために用いることにより、感光ドラム等の表面にバランスよく光除電を行うことができる。
さらに、上記反射面は、表面平坦に形成されており、複数のプリズムが形成されていない。そのため、導光体の成形が容易になり、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
それ故、本発明の発光ユニットによれば、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができ、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
第2の発明は、光源と、透明材料からなる長尺形状の導光体とを有し、光除電を行うために用いる発光ユニットであって、
上記光源は、上記導光体の長尺方向における左右両端面にそれぞれ対向配置してあり、
上記導光体は、上記長尺方向に直交する幅方向において、上記長尺方向における左右両端面から入射された光線を反射させる表面平坦な反射面を有すると共に、該反射面の反対側に、該反射面によって反射された光線を出射する出射面を有しており、
また、上記導光体は、上記長尺方向及び上記幅方向に直交する厚み方向において、その厚みが上記長尺方向における上記中央部に向かって小さくなる一対の厚み縮小部を有しており、
上記反射面及び上記厚み方向における両側面には、反射層を配設してなることを特徴とする発光ユニットにある(請求項8)。
本発明の発光ユニットも、複数のプリズムを用いずに、各出射位置における輝度分布のばらつきを抑制して、入射方向に対して直交する方向に光線を出射することができるものである。
すなわち、本発明の発光ユニットは、導光体の長尺方向における左右両端面に光源をそれぞれ対向配置してなり、導光体がその厚みを傾斜状に縮小してなる一対の傾斜厚み縮小部を有しており、かつ反射面及び厚み方向における両側面に反射層を配設してなる。
そして、各光源から発せられた光線は、導光体の長尺方向における左右各端面から入射され、導光体内を長尺方向における中央部に向けて通過する。このとき、当該光線は、各反射層によって反射面及び厚み方向における両側面に出射してしまうことが防止され、広い範囲で出射面の方向に反射される。
また、導光体は、厚み縮小部の形成によって、長尺方向の中央部に近づくにつれてその厚みが縮小している。これにより、長尺方向における中央部に向かうにつれて徐々に減衰する光線を、導光体の厚みの縮小によって、バランスよく出射面の各出射位置から出射することができる。また、特に、上記発光ユニットを、感光ドラム等の表面における光除電を行うために用いることにより、感光ドラム等の表面にバランスよく光除電を行うことができる。
さらに、上記反射面は、表面平坦に形成されており、複数のプリズムが形成されていない。そのため、導光体の成形が容易になり、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
それ故、本発明の発光ユニットによっても、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができ、導光体を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、上記傾斜面部の上記長尺方向に対する傾斜角度が1°未満である場合には、傾斜角度が緩やか過ぎて、導光体の長尺方向における左右両端面から入射した光線を、上記出射面へ向けて反射させることが困難になる。一方、傾斜面部の長尺方向に対する傾斜角度が10°を超える場合には、傾斜角度が急になり過ぎて、導光体内を通過する光線が、長尺方向における中央部に向かうにつれて減衰し過ぎてしまうおそれがある。
また、上記導光幅の最大値に対する最小値の割合が20%未満の場合には、長尺方向における中央部の導光幅の割合が小さくなって、導光体内を通過する光線が、長尺方向における中央部に向かうにつれて減衰し過ぎてしまうおそれがある。一方、導光幅の最大値に対する最小値の割合が60%を超える場合には、長尺方向における中央部の導光幅の割合が大きくなって、各出射位置からバランスよく光線を出射できなくなるおそれがある。
なお、上記導光幅の最大値に対する最小値の割合は、30%以上、さらに好ましくは40%以上にすると、光線の出射バランスが良好になる点でさらに好ましい。
また、上記導光体は、透明樹脂材料により構成することができ、透明樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、ポリアリレート樹脂、非晶性ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルペンテン、ポリスチレン樹脂等がある。これらの中でも、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂を用いることがより好ましい。
また、上記光源は発光素子とすることができ、発光素子としては、例えば、発光ダイオード、レーザーダイオード等がある。
上記傾斜面部は、上記長尺方向における左右両端面から上記中央部に向けて連続形成してあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、反射面の全体を利用して、左右一対の傾斜面部を形成することができ、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができる。
上記導光体は、上記一対の傾斜面部の左右に上記導光幅が同一であるストレート面部を有していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、反射面の一部を利用して左右一対の傾斜面部を形成することができ、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができる。
上記導光体の上記長尺方向に直交する断面は、矩形形状を有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、導光体の全体を一定の厚みを有する平板状に形成することができ、その製作が容易である。
上記導光体の上記長尺方向に直交する断面は、上記反射面に対して上記出射面が小さい台形形状を有していることが好ましい(請求項5)。
この場合には、台形形状の断面を有する導光体によって、反射面から反射された光線を導光体の厚み方向に収束させて、出射面から出射することができる。これにより、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができる。
また、上記台形形状の断面は、長尺方向における全長にわたって形成するだけでなく、長尺方向の一部に形成することもできる。例えば、台形形状の断面は、上記一対の傾斜面部に形成し、その左右のストレート面部には、矩形形状の断面を形成することができる。
上記導光体は、上記長尺方向及び上記幅方向に直交する厚み方向において、その厚みが上記長尺方向における上記中央部に向かって小さくなる左右一対の厚み縮小部を有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、一対の厚み縮小部によって、導光体内を通過する光線を、長尺方向における中央部に向かうにつれて導光体の厚み方向に収束させることができる。これにより、出射面の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができる。
上記導光体の上記長尺方向に直交する断面において、上記反射面は直線状に形成してあり、上記出射面は弧状に形成してあることが好ましい(請求項7)。
この場合には、直線断面形状を有する反射面によって、導光体内を通過する光線を効果的に反射させ、弧状断面形状を有する出射面によって、当該光線を導光体の厚み方向にできるだけ収束させた状態で出射することができる。
以下に、本発明の発光ユニットにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例の発光ユニット1は、図1、図2に示すごとく、光源としての発光素子2と、透明材料からなる長尺形状の導光体3とを有しており、光除電を行うために用いるものである。発光素子2は、導光体3の長尺方向Lにおける左右両端面31にそれぞれ対向配置してある。以下に、この左右の端面31のことを入射端面31という。また、導光体3は、長尺方向Lに直交する幅方向Wにおいて、左右の入射端面31から入射された光線Cを反射させる表面平坦な反射面32を有すると共に、この反射面32の反対側に、反射面32によって反射された光線Cを出射する出射面33を有している。
また、反射面32は、長尺方向Lにおける中央部30に向かって、当該反射面32と出射面33との間の導光幅wが小さくなる左右一対の傾斜面部321を有している。この傾斜面部321は、その長尺方向Lに対する傾斜角度θが1〜10°になっている。また、上記導光幅wの最大値w1に対する最小値w2の割合は40〜60%になっている。
以下に、これを詳説する。
図2に示すごとく、本例の導光体3は平板状に形成してあり、その長尺方向Lに直交する断面は、長手方向の全長にわたって矩形形状を有している。また、反射面32における左右一対の傾斜面部321は、反射面32の全体を利用して形成してあり、左右の入射端面31から中央部30に向けて連続形成してある。
また、反射面32は、一対の傾斜面部321によってV型表面に形成されている。
また、図1に示すごとく、反射面32の全体には、反射層としての反射シート4が貼り付けてあり、導光体3の左右の入射端面31から入射された光線Cは、反射面32及び反射シート4によって効率よく出射面33に導かれる。
また、本例の発光素子2は、発光ダイオード(LED)である。この発光ダイオードは、平面状の発光面を有するチップ型のものである。また、発光素子2の側部をケース21で覆っており、このケース21を導光体3の左右の入射端面31に配設している。これにより、発光素子2の発光面から発せられる光線Cのほぼすべてが導光体3に入射されるようにしている。
本例の導光体3は、その全体、すなわち左右の入射端面31、反射面32、厚み方向Tにおける両側面34及び出射面33のすべてが平坦状の表面に形成してある。この平坦状の表面とは、表面に凹凸がほとんどない状態の表面のことをいい、平滑な表面のことをいう。
本例の導光体3は、無色透明のポリカーボネート樹脂により構成してある。また、導光体3の導光幅wは、その左右の入射端面31が最大導光幅w1になっており、その中央部30が最小導光幅w2になっている。
本例の発光ユニット1は、複数のプリズムを用いずに、各出射位置における輝度分布のばらつきを抑制して、入射方向に対して直交する方向に光線Cを出射することができるものである。
すなわち、本例の発光ユニット1は、導光体3の左右の入射端面31に発光素子2をそれぞれ対向配置してなり、導光体3の反射面32は、長尺方向Lにおける中央部30に向かって、上記導光幅wが小さくなる左右一対の傾斜面部321を有している。
そして、各発光素子2から発せられた光線Cは、導光体3の左右の入射端面31から入射され、導光体3内を長尺方向Lにおける中央部30に向けて通過する。このとき、当該光線Cは、長尺方向Lに対して1〜10°の緩やかな傾斜角度θを有する傾斜面部321によって、広い反射範囲で出射面33の方向に反射される。
また、本例の導光体3の左右の入射端面31における最大導光幅w1は、導光体3の中央部30における最小導光幅w2の40〜60%になっている。これにより、導光体3内を通過する光線Cが、長尺方向Lにおける中央部30に向かうにつれて減衰し過ぎてしまうことを防止することができ、当該光線Cをバランスよく出射面33の各出射位置から出射することができる。
さらに、上記反射面32は、表面平坦に形成されており、複数のプリズムが形成されていない。そのため、導光体3の成形が容易になり、導光体3を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
それ故、本例の発光ユニット1によれば、出射面33の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができ、導光体3を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
なお、上記一対の傾斜面部321は、必ずしも反射面32の全体に設ける必要はなく、図3、図4に示すごとく、反射面32の一部に設けることができる。この場合には、導光体3は、一対の傾斜面部321の左右に導光幅wが同一であるストレート面部322を形成してなることができる。
また、図5に示すごとく、導光体3の長尺方向Lに直交する断面において、反射面32は直線表面に形成し、出射面33は弧状凸面に形成することもできる。この場合には、直線断面形状を有する反射面32によって、導光体3内を通過する光線Cを効果的に反射させ、弧状断面形状を有する出射面33によって、当該光線Cを導光体3の厚み方向Tにできるだけ収束させた状態で出射することができる。
また、図6に示すごとく、導光体3の長尺方向Lにおける左右両端部における出射面33側の角部には、切欠き311を形成することができる。この場合には、左右の入射端面31の近傍の出射位置における輝度が極端に大きくなってしまうことを抑制することができ、各出射位置における輝度のばらつきの発生を抑制することができる。
また、図7に示すごとく、本例の発光ユニット1は、複写機の感光ドラム5において光除電を行うために用いる。感光ドラム5においては、帯電、露光、現像、転写及び定着の各工程を行って用紙に印刷を行う。その後、除電工程において、除電及びクリーニングを行って、感光ドラム5におけるトナーの除去を行い、発光ユニット1によって感光ドラム5における光除電を行い、印刷の1サイクルが行われる。
ここで、発光ユニット1を感光ドラム5における光除電を行うために用いる場合には、感光ドラム5の外周表面51の全体に均一に光除電を行うために、感光ドラム5の外周表面51の全体に均一に光線Cが照射されることが好ましい。そして、本例の発光ユニット1は、出射面33の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができるため、感光ドラム5における光除電を行うために適していることがわかる。
(実施例2)
図8、図9に示すごとく、本例の導光体3は、その反射面32に上記一対の傾斜面部321を備えておらず、長尺方向L及び幅方向Wに直交する厚み方向Tにおいて、その厚みtが長尺方向Lにおける中央部30に向かって小さくなる一対の厚み縮小部35を備えている。また、一対の厚み縮小部35の左右には、一定の厚みtを有する一般部36が形成されている。
また、厚み縮小部35は、導光体3の厚み方向Tにおける両側面34から厚み方向Tにおける中心に向けて傾斜して形成されている。また、本例の導光体3は、反射面32及び厚み方向Tにおける両側面34に、反射層としての反射シート4を貼り付けてなる。
本例の発光ユニット1も、複数のプリズムを用いずに、各出射位置における輝度分布のばらつきを抑制して、入射方向に対して直交する方向に光線Cを出射することができるものである。
すなわち、本例の発光ユニット1は、導光体3の左右の入射端面31に発光素子2をそれぞれ対向配置してなり、導光体3がその厚みtを傾斜状に縮小してなる一対の傾斜厚み縮小部35を有しており、かつ反射面32及び厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設してなる。
そして、各発光素子2から発せられた光線Cは、導光体3の左右の入射端面31から入射され、導光体3内を長尺方向Lにおける中央部30に向けて通過する。このとき、当該光線Cは、各反射シート4によって反射面32及び厚み方向Tにおける両側面34に出射してしまうことが防止され、広い反射範囲で出射面33の方向に反射される。
また、導光体3は、厚み縮小部35の形成によって、長尺方向Lの中央部30に近づくにつれてその厚みtが縮小している。これにより、長尺方向Lにおける中央部30に向かうにつれて徐々に減衰する光線Cを、導光体3の厚みtの縮小によって、バランスよく出射面33の各出射位置から出射することができる。
さらに、上記反射面32は、表面平坦に形成されており、複数のプリズムが形成されていない。そのため、導光体3の成形が容易になり、導光体3を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
それ故、本例の発光ユニット1によっても、出射面33の各出射位置における輝度のばらつきを効果的に抑制することができ、導光体3を成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
本例においても、その他の構成は、上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例においては、上記実施例1に示した発光ユニット1(発明品1、2)の発光性能の確認を行った。また、比較のために、従来の発光ユニット(比較品1〜3)についても発光性能の確認を行った。
また、本例では、発光素子2として、平面状又はレンズ状(緩やかな傾斜による曲面状)のランプ面(発光面)を有するチップ型のものと、曲面状(球面状)のランプ面を有する砲弾型のものとを準備し、これらを用いたときの導光体3の出射面33の各出射位置P1〜P11における輝度[cd/m2]の測定を行った。
チップ型の発光素子2としては、発光光度が50[mcd]であるFR1112H(スタンレー電気(株)製)を用い、砲弾型の発光素子2としては、発光光度が640[mcd]であるFR3863X(スタンレー電気(株)製)を用いた。
輝度計としては、BM−7((株)トプコン製)を用い、輝度計のレンズから導光体3の出射面33までの測定距離は、500±3[mm]とした。
また、各出射位置P1〜P11は、導光体3の出射面33を、導光体3の左側端面31から順に長尺方向Lに11等分した各位置とした。
(発明品1)
図2に示すごとく、傾斜面部321の長尺方向Lにおける長さL1=125[mm]、最大導光幅w1=15[mm]、最小導光幅w2=7.5[mm]、厚みt=2[mm]であり、傾斜面部321の傾斜角度θ=3.4[°]である導光体3を用い、上記チップ型の発光素子2を用いたものを発明品1とした。また、発明品1の導光幅比w2/w1は50[%]であり、導光体3は、その長尺方向Lにおける全長にわたって矩形断面形状を有している。
(発明品2)
発明品1と同じ導光体3を用い、上記砲弾型の発光素子2を用いたものを発明品2とした。
また、発明品1、2の導光体3の長尺方向Lにおける全長は、250[mm]である。
(比較品1)
図12に示すごとく、長尺方向Lにおける全長L=250[mm]、導光幅w=15[mm]、厚みt=3[mm]であり、プリズムを備えていない反射面932を有する長方形状の導光体93を用い、反射面932に上記砲弾型の発光素子2を5つ配設したものを比較品1とした。
(比較品2)
図13に示すごとく、長尺方向Lにおける全長L=250[mm]、導光幅w=15[mm]、厚みt=2[mm]であり、多数のプリズムを備えた反射面932を有する長方形状の導光体93を用い、導光体93の長尺方向Lにおける左右両端面931に上記チップ型の発光素子2を配設したものを比較品2とした。
(比較品3)
比較品2と同じ導光体3を用い、導光体3の長尺方向Lにおける左右両端面31に上記砲弾型の発光素子2を配設したものを比較品3とした。
また、発明品1、2の導光体3の反射面32及び比較品1〜3の導光体93の反射面932には、反射層としての反射シート4を配設した。
そして、発明品1、2及び比較品1〜3について、各出射位置P1〜P11における輝度[cd/m2]のうち最大値に対する最小値の割合(最小値/最大値)×100[%]を輝度差(輝度のばらつき)[%]として評価した。この輝度差は、値が大きいほど各出射位置における輝度のばらつきが少ないことを意味する。
表1に、発明品1、2及び比較品1〜3について測定を行った結果を示す。
Figure 2006073383
表1において、チップ型の発光素子2を用いた発明品1は、導光体3の左右の入射端面31の近傍から導光体3の中央部30までの輝度のばらつきが小さく、輝度差は、77.1[%]となった。これに対し、砲弾型の発光素子2を用いた発明品2は、導光体3の左右の入射端面31の近傍から導光体3の中央部30までの輝度のばらつきが大きくなり、輝度差は、24.7[%]となった。これらの結果より、上記一対の傾斜面部321を有する導光体3を用いた発光ユニット1においては、チップ型の発光素子2を用いることが好ましいことがわかった。
また、発明品1において、出射位置P1とP11とを除いたP2〜P10についての輝度差は、85.4[%]となった。そのため、発光ユニット1の構造を工夫し、P2〜P10の範囲を有効出射領域とすれば、輝度のばらつきを一層小さくできることがわかった。
また、発光素子2を5つ用いた比較品1は、輝度差が0.4[%]となり、輝度のばらつきが最も激しいことがわかった。また、プリズムタイプの導光体3を用いた比較品2、3については、輝度差が21.1[%]、46.8[%]となり、チップ型の発光素子2を用いた比較品2に比べて、砲弾型の発光素子2を用いた比較品3の方が輝度のばらつきが小さいことがわかった。しかし、比較品3は、発明品1よりも輝度のばらつきが大きく、また、反射面32に多数のプリズムを形成するために導光体3の製作が容易ではない。
これらのことより、反射面32に一対の傾斜面部321を備えた導光体3を用い、チップ型の発光素子2を用いた発光ユニット1(発明品1)は、輝度のばらつきが最も小さく、物体の表面に光線Cを均一に照射することが好ましい種々の用途に適していることがわかった。
(実施例4)
本例においては、上記発明品1の発光ユニット1を基本構造とし、この基本構造に対して、導光体3の導光幅w1、w2を異ならせたものについて、上記実施例3と同様に輝度[cd/m2]の測定を行った。
また、本例においては、導光体3の出射面33を、導光体3の左側端面31から順に長尺方向Lに9等分した各位置を各出射位置P1〜P9とした。
(発明品3)
導光体3の形状及び発光素子2の種類等の発光ユニット1の構成は上記発明品1と同じである。
(発明品4)
図2に示すごとく、最大導光幅w1=15[mm]、最小導光幅w2=5[mm]、傾斜面部321の傾斜角度θ=4.6[°]、導光幅比w2/w1=33.3[%]とした導光体3を用いたものを発明品4とした。その他の構成は、発明品3と同じである。
(発明品5)
図2に示すごとく、最大導光幅w1=10[mm]、最小導光幅w2=2.5[mm]、傾斜面部321の傾斜角度θ=3.4[°]、導光幅比w2/w1=25[%]とした導光体3を用いたものを発明品5とした。その他の構成は、発明品3と同じである。
(発明品6)
図2に示すごとく、最大導光幅w1=15[mm]、最小導光幅w2=2.5[mm]、傾斜面部321の傾斜角度θ=5.7[°]、導光幅比w2/w1=16.7[%]とした導光体3を用いたものを発明品6とした。その他の構成は、発明品3と同じである。なお、発明品6は、導光幅比が20[%]未満であり、発明品3〜5との比較のために測定を行った。
また、発明品3〜6の導光体3の反射面32には、反射層としての反射シート4を配設した。
そして、発明品3〜6について、各出射位置P1〜P9における輝度[cd/m2]を測定し、輝度差[%]を評価した。
表2に、発明品3〜6について測定を行った結果を示す。
Figure 2006073383
表2において、傾斜面部321の傾斜角度θを大きくすると共に導光幅比w2/w1を小さくした発明品4は、輝度差[%]が31.6となり、発明品3に比べて輝度のばらつきが大きくなった。また、導光幅比w2/w1を発明品4よりも小さくした発明品5は、輝度差[%]が17.7となり、発明品4に比べてさらに輝度のばらつきが大きくなった。また、傾斜面部321の傾斜角度θをさらに大きくすると共に導光幅比w2/w1を発明品5よりも小さくした発明品6は、輝度差[%]が7.6となり、発明品5に比べてさらに輝度のばらつきが大きくなった。
これらのことより、導光幅比w2/w1を小さくすると輝度のばらつきが大きくなってしまうことがわかった。そして、導光体3を感光ドラムにおける光除電を行うために用いるには、輝度差[%]が40以上となることが好ましく、導光幅比は、40〜60[%]とすることが最適であることがわかった。
また、傾斜面部321の傾斜角度θを大きくすると最小導光幅w2が小さくなるが、これに伴って最大導光幅w1も大きくすることにより、輝度のばらつきが大きくなってしまうことを抑制できることがわかった。
(実施例5)
本例においては、一対の傾斜面部321の左右にストレート面部322を形成し、傾斜面部321の長尺方向Lにおける長さL1とストレート面部322の長尺方向Lにおける長さL2との割合を異ならせたものについても、上記実施例3と同様に輝度[cd/m2]の測定を行った。
また、本例においては、導光体3の出射面33を、導光体3の左側端面31から順に長尺方向Lに11等分した各位置を各出射位置P1〜P11とした。
(発明品7)
図4に示すごとく、傾斜面部321の長尺方向Lにおける長さL1=70[mm]、ストレート面部322の長尺方向Lにおける長さL2=90[mm]、最大導光幅w1=15[mm]、最小導光幅w2=7.5[mm]、厚みt=2[mm]であり、傾斜面部321の傾斜角度θ=6.1[°]である導光体3を用いたものを発明品7とした。また、発光素子2には、上記チップ型のものを用いた。
(発明品8)
図4に示すごとく、傾斜面部321の長尺方向Lにおける長さL1=130[mm]、ストレート面部322の長尺方向Lにおける長さL2=30[mm]、傾斜面部321の傾斜角度θ=3.3[°]である導光体3を用いたものを発明品8とした。その他の構成は、発明品7と同じである。
(発明品9)
図4に示すごとく、傾斜面部321の長尺方向Lにおける長さL1=50[mm]、ストレート面部322の長尺方向Lにおける長さL2=110[mm]であり、傾斜面部321の傾斜角度θ=8.5[°]である導光体3を用いたものを発明品9とした。その他の構成は、発明品7と同じである。
そして、発明品7〜9について、各出射位置P1〜P9における輝度[cd/m2]を測定し、輝度差[%]を評価した。
表3に、発明品7〜9について測定を行った結果を示す。
Figure 2006073383
表3において、発明品7は、輝度差が58.2[%]となり、輝度のばらつきが小さく、発光ユニット1として用いるのに適していることがわかった。これに対し、発明品8、9は、輝度差が39.0[%]、36.7[%]となり、発明品7に比べて輝度のばらつきが大きくなってしまうことがわかった。
本例において用いた導光体3は、その長尺方向Lにおける全長が320[mm]であり、実施例3、4で用いた導光体3の全長250[mm]に比べて長くなっている。そのため、発光素子2から発された光線Cを、導光体3の中央部30まで大きく減衰させずに通過させるためには、ストレート面部322を適度な長さに形成することが適切であることがわかった。
(実施例6)
本例においては、導光体3の長尺方向Lに直交する断面の形状を異ならせた場合について、また、導光体3の厚み方向Tにおける両側面34にも、反射シート4を配設した場合について、上記実施例3と同様に輝度[cd/m2]の測定を行った。
また、本例においては、導光体3の出射面33を、導光体3の左側端面31から順に長尺方向Lに11等分した各位置を各出射位置P1〜P11とした。
(発明品10)
上記発明品7の導光体3の厚み方向Tにおける両側面34に、反射シート4を配設したものを発明品10とした。その他の構成は、発明品7と同じである。
(発明品11)
図10に示すごとく、反射面32の厚みt1=2[mm]、出射面33の厚みt2=1[mm]とし、導光体3の長尺方向Lに直交する断面の形状を、反射面32に対して出射面33が小さい台形形状としたものを発明品11とした。その他の構成は、発明品7と同じである。
(発明品12)
上記発明品11の導光体3の厚み方向Tにおける両側面34に、反射シート4を配設したものを発明品12とした。その他の構成は、発明品11と同じである。
(発明品13)
図11に示すごとく、上記発明品7の導光体3における傾斜面部321の厚みt1=2[mm]、傾斜面部321の出射面33の最小厚みt2=1[mm]とし、傾斜面部321の長尺方向Lに直交する断面の形状を、反射面32に対して出射面33が小さい台形形状としたものを発明品13とした。その他の構成は、発明品7と同じである。
また、傾斜面部321の出射面33の厚みtは、長尺方向Lにおける中央部30に向かって小さくなるよう縮小しており、中央部30における出射面33の厚みtが最小厚みt2になっている。
(発明品14)
上記発明品13の導光体3の厚み方向Tにおける両側面34に、反射シート4を配設したものを発明品14とした。その他の構成は、発明品13と同じである。
(発明品15)
図8に示すごとく、上記実施例2に示したように、反射面32に一対の傾斜面部321を備えておらず、長尺方向Lにおける中央部30に向けて導光体3の厚みtが縮小した一対の厚み縮小部35を備えている導光体3を用いたものを発明品15とした。また、厚み縮小部35の厚みtは、中央部30に向けて傾斜状に縮小しており、中央部30の厚みtが最小厚みt2=1[mm]となっており、一般部36の厚みtがt1=2[mm]となっている。また、導光幅wは、w=15[mm]であり、導光体3の全長において同じになっている。
(発明品16)
上記発明品15の導光体3の厚み方向Tにおける両側面34に、反射シート4を配設したものを発明品16とした。その他の構成は、発明品15と同じである。
そして、発明品10〜16について、各出射位置P1〜P11における輝度[cd/m2]を測定し、輝度差[%]を評価した。
表4に、発明品10〜16について測定を行った結果を示す。
Figure 2006073383
表4において、厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設した発明品10は、輝度差が60.8[%]となり、厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設していない発明品7に比べて輝度のばらつきが若干小さくなり、発光ユニット1として適していることがわかった。
また、台形断面を有する発明品11、13は、輝度差がいずれも53.3[%]となり、輝度のばらつきが小さく発光ユニット1に適していることがわかった。また、発明品11、13に対して、厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設した発明品12、14については、輝度差が63.9[%]、65.6[%]となり、輝度のばらつきがさらに小さくなり、発光ユニット1として適していることがわかった。
また、厚み縮小部35を有する発明品15は、輝度差が30.7[%]となり、輝度のばらつきが若干大きくなってしまったが、これに対して厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設した発明品16については、輝度差が63.1[%]となり、輝度のばらつきが小さく発光ユニット1に適していることがわかった。
また、上記実施例5、6の結果より、一対の傾斜面部321の左右にストレート面部322を形成する場合には、導光体3の長尺方向Lにおける全長に対する一対の傾斜面部321の割合は、1/3以上にすることが好ましいことがわかった。
また、上記実施例3〜6において、一対の傾斜面部321の頂点部は、できるだけ丸みをつけないことが好ましいが、R1以下の丸みをつけてもよいことがわかった。
また、厚み方向Tにおける両側面34に反射シート4を配設する場合には、この反射シート4は必ずしも全側面34に配設する必要はなく、部分的に配設して輝度のばらつきの調整を行うことができる。例えば、厚み方向Tにおける両側面34においては、長尺方向Lにおける中央部30の周辺にのみ反射シート4を配設することにより、中央部30周辺の輝度の低下を抑制して、輝度のばらつきを効果的に抑制することができる。
実施例1における、発光ユニットを示す説明図。 実施例1、3、4における、一対の傾斜面部を備えた導光体を示す斜視図。 実施例1における、他の発光ユニットを示す説明図。 実施例1、5における、一対の傾斜面部及びストレート面部を備えた他の導光体を示す斜視図。 実施例1における、出射面の断面が弧状凸面に形成された他の導光体を示す断面図。 実施例1における、切欠きを形成した他の導光体を示す斜視図。 実施例1における、導光体を感光ロールに配設した状態を示す斜視説明図。 実施例2、6における、厚み縮小部を形成した導光体を示す斜視図。 実施例2、6における、厚み縮小部を形成した導光体の断面を示す断面図。 実施例6における、長尺方向の全長にわたって台形断面を有する導光体を示す斜視図。 実施例6における、傾斜面部が台形断面を有する導光体を示す斜視図。 従来例における、5つの発光素子を用いる導光体を示す斜視図。 従来例における、多数のプリズムを備えた導光体を示す斜視図。
符号の説明
1 発光ユニット
2 発光素子
3 導光体
30 中央部
31 入射端面
32 反射面
321 傾斜面部
322 ストレート面部
33 出射面
34 側面
35 厚み縮小部
4 反射シート
w 導光幅
θ 傾斜角度
L 長尺方向
W 幅方向
T 厚み方向
C 光線

Claims (8)

  1. 光源と、透明材料からなる長尺形状の導光体とを有し、光除電を行うために用いる発光ユニットであって、
    上記光源は、上記導光体の長尺方向における左右両端面にそれぞれ対向配置してあり、
    上記導光体は、上記長尺方向に直交する幅方向において、上記長尺方向における左右両端面から入射された光線を反射させる表面平坦な反射面を有すると共に、該反射面の反対側に、該反射面によって反射された光線を出射する出射面を有しており、
    上記反射面は、上記長尺方向における中央部に向かって、当該反射面と上記出射面との間の導光幅が小さくなる左右一対の傾斜面部を有しており、該傾斜面部は、その上記長尺方向に対する傾斜角度が1〜10°であり、かつ上記導光幅の最大値に対する最小値の割合は20〜60%であることを特徴とする発光ユニット。
  2. 請求項1において、上記傾斜面部は、上記長尺方向における左右両端面から上記中央部に向けて連続形成してあることを特徴とする発光ユニット。
  3. 請求項1において、上記導光体は、上記一対の傾斜面部の左右に上記導光幅が同一であるストレート面部を有していることを特徴とする発光ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記導光体の上記長尺方向に直交する断面は、矩形形状を有していることを特徴とする発光ユニット。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記導光体の上記長尺方向に直交する断面は、上記反射面に対して上記出射面が小さい台形形状を有していることを特徴とする発光ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記導光体は、上記長尺方向及び上記幅方向に直交する厚み方向において、その厚みが上記長尺方向における上記中央部に向かって小さくなる左右一対の厚み縮小部を有していることを特徴とする発光ユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記導光体の上記長尺方向に直交する断面において、上記反射面は直線状に形成してあり、上記出射面は弧状に形成してあることを特徴とする発光ユニット。
  8. 光源と、透明材料からなる長尺形状の導光体とを有し、光除電を行うために用いる発光ユニットであって、
    上記光源は、上記導光体の長尺方向における左右両端面にそれぞれ対向配置してあり、
    上記導光体は、上記長尺方向に直交する幅方向において、上記長尺方向における左右両端面から入射された光線を反射させる表面平坦な反射面を有すると共に、該反射面の反対側に、該反射面によって反射された光線を出射する出射面を有しており、
    また、上記導光体は、上記長尺方向及び上記幅方向に直交する厚み方向において、その厚みが上記長尺方向における上記中央部に向かって小さくなる一対の厚み縮小部を有しており、
    上記反射面及び上記厚み方向における両側面には、反射層を配設してなることを特徴とする発光ユニット。
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